JP5502642B2 - 電子機器の仮止め構造 - Google Patents

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Description

本発明は、制御盤の縦壁に操作部、表示部等を備えた電子機器を仮止めするための電子機器の仮止め構造に関するものである。
各種工場、プラント或いは建築物等では様々な機械設備が使用されており、これらの機械設備を制御するための制御盤が設置されている。前記制御盤は種々の制御装置(例えば、CPU、インバータ、コンデンサ、インダクタ、パワーモジュール等)を備えており、これら制御装置は埃や塵等の異物や水の付着を嫌う。前記制御盤は天井、床面及び側壁で囲まれた箱体の内部に前記制御装置を格納した構成となっている(例えば、特開2009−246688号公報、特開2007−165793号公報等参照)。
前記制御盤は前記制御装置に対する入力を行うための操作盤や、前記機械設備の温度や動作時間等、前記機械設備の状態や制御の状態を表示するための表示盤を備えていることが多い。前記操作盤及び(又は)前記表示盤は前記制御盤の側壁(縦壁)に形成された貫通孔に嵌め込まれて固定されている。また、近年、前記操作盤と前記表示盤とが一体化された表示ユニットも用いられることが多い。
前記表示ユニットは、前記制御盤の外部から前記貫通孔に嵌め込まれる。そして、鍔状に形成されている部分が前記貫通孔の辺縁部分と接触し、前記制御盤の内部に挿入されている部分に固定部材を取り付けることで、前記表示ユニットは前記縦壁に固定される。前記表示ユニットは、前記鍔状の部分と前記固定部材とで前記貫通孔の辺縁部分を挟み込むことで、固定されている。
特開2009−246688号公報 特開2007−165793号公報
近年、前記機械設備として、複雑な動作を行うものが増えてきており、複雑な制御が必要になってきている。それにともない、前記制御盤も大型化し、前記縦壁も大きくなっている。また、前記表示ユニットで表示する内容も多くなっており、前記表示ユニットも大型化され、重くなっている。それゆえ、1人で縦壁を挟んで表示ユニットの表裏を支持するのが困難になっており、前記表示ユニットを前記制御盤に取り付ける場合、前記表示ユニットを前記制御盤の外部から支持する作業者と、前記制御盤の内部から前記表示ユニットに固定部材を取り付ける作業者の2人の作業者が必要となる場合がある。
また、前記表示ユニットの前記貫通孔から内部に突出した部分がある程度長い場合、前記表示ユニットを前記貫通孔に挿入した状態で、前記突出した部分が前記貫通孔にひっかかるので仮止めすることも可能である。このように、前記表示ユニットを前記制御盤に仮止めできると、1人の作業者で取り付け及び固定を行うことは可能である。しかしながら、このような仮止めは不安定であり、作業者が前記制御盤の内部側から前記表示ユニットに誤って接触した場合、小さな力であっても、前記表示ユニットは前記貫通孔から脱落し、前記表示ユニットの破損や故障の原因となる。
本発明は、上記した点に鑑み、作業者が一人で安全且つ確実に電子機器を縦壁に形成された貫通孔に電子機器の上部が下部よりも正面側に突出するように仮止めすることができる電子機器の仮止め構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、電子機器の筐体を縦壁に形成された貫通孔に仮止めするための仮止め構造であって、前記筐体は前記貫通孔と係合する係合リブを前記筐体の上部及び下部に少なくとも1個ずつ、合計3個以上備えているとともに、前記上部に設けられている前記係合リブが前記下部に設けられている前記係合リブに対し前記筐体の背面側に配置されており、前記複数個の係合リブのうち少なくとも1つの係合リブは、前記筐体を前記貫通孔に挿入するとき、前記貫通孔の辺縁で押され、前記筐体の内部に収納される可動リブであり、少なくとも1つが変形しない不動リブであることを特徴とする。
この構成によると、前記可動リブが備えられているので、着脱が可能であり、1人の作業者であっても、前記電子機器を前記縦壁の前記貫通孔に容易に仮止めすることができる。
上記構成において、前記複数個の係合リブは前記可動リブに加え、変形しない不動リブを含んでいてもよい。この構成によると、前記不動リブが前記貫通孔の辺縁と係合することで、前記電子機器が前記貫通孔から外れにくくなる。これにより、1人の作業者であっても、前記電子機器を安全に且つ確実に前記貫通孔に仮止めすることが可能である。
上記構成において、前記係合リブが、前記筐体の前記縦壁に取り付けたときの下面又は上面の少なくとも一方に備えられているものを挙げることができる。
上記構成において、前記筐体の前記縦壁に取り付けたときの下面又は上面のいずれか一方に前記可動リブが備えられており、前記可動リブが取り付けられているのと反対側の面には前記不動リブが備えられているものを挙げることができる。この構成によると、下面に備えられた係合リブと前記貫通孔の辺縁との係合部分で前記電子機器を支持するので、前記電子機器が脱落しにくい。
上記構成において、前記係合リブが全て可動リブであり、前記係合リブが前記筐体を前記縦壁に取り付けたときの下面及び上面に備えられていてもよい。
上記構成において、前記係合リブは、2個の不動リブと1個の可動リブを備えていてもよく、この場合、前記2個の不動リブが下面に、前記1個の可動リブが上面に備えられているものを挙げることができる。
本発明によると、作業者が一人で安全且つ確実に電子機器を縦壁に形成された貫通孔に仮止めすることができる電子機器の仮止め構造を提供することができる。
本発明にかかる電子機器の仮止め構造の一例を備えた表示ユニットを上側から見た斜視図である。 図1に示す表示ユニットを下側から見た斜視図である。 図1に示す表示ユニットの四角IIIで囲った部分の拡大斜視図である。 図2に示す表示ユニットの四角IVで囲った部分の拡大斜視図である。 図5(A)及び図5(B)は図1に示す表示ユニットを制御盤の縦壁に仮止めする手順を示す側面図である。 表示ユニットが制御盤に仮止めされた状態の上側から見た斜視図である。 表示ユニットが制御盤に仮止めされた状態の下側から見た斜視図である。 図1に示す表示ユニットを縦壁に固定した状態の側面図である。 図1に示す表示ユニットを縦壁に固定した状態の背面図である
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる電子機器の仮止め構造の一例を備えた表示ユニットを上側から見た斜視図であり、図2は図1に示す表示ユニットを下側から見た斜視図である。なお、以下の説明において、特に断りがない場合、図1の状態を基準として、上下又は左右と表現する。また、電子機器の仮止め構造を備えた電子機器として、制御盤や制御盤が制御する機器の状態を表示し、制御盤内の制御装置に指示を送る操作部を備えた表示ユニットを例に説明している。
図示しているように、表示ユニットAは、フロントカバー1と、フロントカバー1の背面に取り付けられたリヤカバー2とを備えている。フロントカバー1及びリヤカバー2は樹脂で形成されており、フロントカバー1とリヤカバー2とは、表示ユニットAの筐体の外装を構成している。フロントカバー1とリヤカバー2で囲まれた空間の内部には、表示ユニットAを構成する各種機器(例えば、LCD、基板、メモリ、CPU、外部通信用コネクタ等)が格納されている。
フロントカバー1は、4つの壁を筒状に連結した枠体11と、枠体11の正面側の端縁と一体形成されたフランジ部12とを備えている。フランジ部12は枠体11より外側にはみ出した形状を有しており、フランジ部12の背面側、すなわち、枠体11と連結している側の面には、シール部13が備えられている。シール部13は枠体11の外周を囲んでいる。さらに、枠体11には、後述の固定具5を挿入するための固定用孔14が形成されている。なお、図1及び図2に示す表示ユニットAでは、貫通孔14が枠体11の上下に3個ずつ、左右に1個ずつ備えられているが、これに限定されるものではない。
リヤカバー2は正面側に開口を有する箱型の部材である。リヤカバー2の開口の端部は、フロントカバー1の枠体11の端部と接触されており、複数個のねじでフロントカバー1に固定されている。なお、本実施例では、フロントカバー1とリヤカバー2をねじ止めしているが、これに限定されるものではない。例えば、一方に形成された係合爪を他方に形成された係合凹部に係合させて固定してもよい。さらには、フロントカバー1とリヤカバー2をしっかり固定できる公知の方法を用いて固定してもよい。図に示しているように、リヤカバー2の下部は、背面側が凹んだ切り欠き部分が形成されている。この切欠き部分の下向きの面は、外部機器と接続のためのケーブルを接続するコネクタが配置された、入出力コネクタ配置部21になっている。また、切り欠き部分の背面側向きの面は、外部の電源と接続された電源ケーブルが接続される電源接続部22を備えている。また、リヤカバー2は、上面の中央部の近傍に形成された可動リブ3(図1参照)と、下面の左右両端部に形成された不動リブ4(図2参照)とを備えている。
また、リヤカバー2の上面は、フランジ部12と反対側(背面側)に向かって下る面取部23が形成されている。これにより、表示ユニットAを後述する制御盤の縦壁Vwに取り付けるとき、リヤカバー2の背面上部の角が当たりにくく、円滑に取り付けることが可能である。なお、表示ユニットAを縦壁Vwに取り付ける手順については、後述する。
本発明の要部である可動リブ及び不動リブの詳細について図面を参照して説明する。図3は図1に示す表示ユニットを四角IIIで囲った部分の拡大斜視図であり、図4は図2に示す表示ユニットを四角IVで囲った部分の拡大斜視図である。
図1、3に示すように、リヤカバー2の上面には、正面から背面に延びる冷却用のスリットが複数個並んで形成されており、可動リブ3はこれらのスリットと並んで形成されている。可動リブ3は、リヤカバー2の上部と一体的に連結された片持ち梁状の弾性変形部31と、弾性変形部31の自由端に備えられた係止爪部32とを備えている。なお、図3に示す例において、可動リブ3はリヤカバー2の上部中央近傍に形成されている。可動リブ3の弾性変形部31はリヤカバー2の上面の正面側に連結され、リヤカバー2上面に沿って背面側に延びている。また、係止爪部32は弾性変形部31の上部より上に向かって突出した三角形状の部材である。なお、リヤカバー2の上面には、冷却用のスリットが形成されているが、必ずしも、形成されているものではなく、冷却用のスリットはなくてもよい。
係止爪部32は、背面側から正面側に向かって弾性変形部31の上面から遠ざかるように傾斜した傾斜部321と、傾斜部321の正面側と連結され、弾性変形部31と直交する係止部322とを有している。傾斜部321の背面側の先端は、リヤカバー2の面取部23と上下方向に重なるか、或いは、面取部23よりも リヤカバー2の内部に収まるように形成されている。そして、傾斜部321の傾斜角度は面取部23よりも大きく、傾斜部321はリヤカバー2の上面より上側に突出している。以上、示したように、可動リブ3は、いわゆる、スナップフィット構造を有する係止機構であり、弾性変形部31自体或いは係止爪部32に力が作用すると、弾性変形部31が変形する構造となっている。
図4に示すように、不動リブ4はリヤカバー2の下面の左右両端部より突出しており、側面視台形状を有している。なお、不動リブ4が台形状に形成されていることで、正面から背面にむかう方向の強度を確保している。不動リブ4は2個形成されており、いずれも、リヤカバー2と一体に形成されている。不動リブ4は可動リブ3の係合爪部32と同様、傾斜部41と、傾斜部41の正面側と連結された係止部42とを備えている。傾斜部41は、背面側の先端がリヤカバー2の下面と平滑に接続しており、正面側に向けてリヤカバー2の下面から遠ざかるように傾斜している。また、左右の不動リブ4、4で係止部42の正面側の端部の、フランジ部12からの距離は等しくなっている。
表示ユニットAの縦壁への取付について図面を参照して説明する。図5(A)及び図5(B)は図1に示す表示ユニットを制御盤の縦壁に仮止めする手順を示す側面図である。なお、表示ユニットAの制御盤の縦壁への取り付け時、図5(A)から図5(B)の順番で仮止めが行われる。また、図中では、便宜上、表示ユニットAが取り付けられる縦壁を板状の部材で表示しているが、実際の縦壁は表示ユニットAに比べてもっと大きなものである。また、図5(A)、(B)において、図中右側が正面、左側が背面である。また、図6は表示ユニットが制御盤に仮止めされた状態の上側から見た斜視図であり、図7は同じく下側から見た斜視図である。
まず、表示ユニットAのリヤカバー2及びフロントカバー1の枠体11の下部を、縦壁Vw正面側から貫通孔Thに嵌める。不動リブ4の係止部42が貫通孔Thの辺縁の制御盤内部側(背面側)と係合する。不動リブ4の傾斜部41と貫通孔Thの辺縁とを接触させつつ表示ユニットAを移動させることで、表示ユニットAの下部をしっかり持ち上げなくても、貫通孔Thに円滑に係合させることができる。
表示ユニットAの下部の不動リブ4が貫通孔Thの辺縁と係合しているので、表示ユニットAは上向きの力が作用しない限り、貫通孔Thから容易に抜けにくくなっている。この状態で、貫通孔Thと不動リブ4の係止部42とが係合している部分を中心に、表示ユニットAの上部が縦壁Vwに近づくように回転させる。図5(A)に示しているように、リヤカバー2の背面上部は面取部23が形成されているので、表示ユニットAを係止部42と貫通孔Thとの係合部分を中心に回転させても、リヤカバー2の角部が貫通孔Thの辺縁と引っかかりにくい。
そして、表示ユニットAの上部が貫通孔Thに押し込まれると、リヤカバー2に備えられている可動リブ3の係合爪部32の傾斜部321が貫通孔Thと重なる。傾斜部321の先端は面取部23と重なっているので、係合爪部32は傾斜部321が貫通孔Thに抵抗なく挿入される。表示ユニットAの上部がさらに貫通孔Thに押し込まれると、係合爪部32は貫通孔Thの辺縁部から表示ユニットAの移動方向と反対側に力を受ける。表示ユニットAの移動は可動リブ3の延伸方向(正面から背面に向く方向)であるが、傾斜部321が傾斜しているので、係合爪部32が貫通孔Thの辺縁から受ける力は、移動方向と直交する方向に変換される。この力によって、可動リブ3の弾性変形部31はリヤカバー2の内部に向かって(下方に向かって)撓む。
傾斜部321の弾性変形部31の上面から最も離れた部分が貫通孔Thに到達すると、係合爪部32がリヤカバー2の外面よりもリヤカバー2の内部側(下側)に押しやられる。さらに表示ユニットAが回転され、係合爪部32が貫通孔Thの制御盤内部側(背面側)に移動すると、係合爪部32を押していた力が解放される。これにより、弾性変形部31が元の位置に戻り、係合爪部32は取付前と同様にリヤカバー2の上面より突出する。そして、係合爪部32の係止部322が貫通孔Thの背面側と係合する(図5(B)、図6、図7参照)。なお、表示ユニットAでは正面側にあるフランジ部12が貫通孔Thよりも大きいので、表示ユニットAは縦壁Vwの背面側に貫通してしまうことはない。
以上により、表示ユニットAにおいて、2個の不動リブ4が下部で、1個の可動リブ3が上部で、それぞれ、貫通孔Thと係合し、表示ユニットAが貫通孔Thから抜け止めされる。このように、可動リブ3及び不動リブ4を貫通孔Thに係合させることで、表示ユニットAは仮止めなされる。なお、表示ユニットAが仮止めされたとき、表示ユニットAの上部が下部よりも正面側に突出するように、可動リブ3及び不動リブ4の位置を決定している。すなわち、表示ユニットAは、可動リブ3の係止部322が不動リブ4の係止部42よりも背面側になるように、可動リブ3及び不動リブ4が配置されている。
本発明にかかる表示ユニットAの縦壁Vwへの固定について図面を参照して説明する。図8は図1に示す表示ユニットを縦壁に固定した状態の側面図であり、図9は同じく表示ユニットの背面図である。複雑な動作を行う大型の機器を制御する制御盤の場合、制御盤自体が作業者を内部に収納できる程度の大きさになる場合がある。この場合、作業者は図6、図7に示すように、表示ユニットAを縦壁Vwの貫通孔Thに仮止めした後、縦壁Vwの正面側から縦壁Vwの側部を回りこんで背面側にまわって表示ユニットAを固定する。
このとき、表示ユニットAは、可動リブ3と不動リブ4が縦壁Vwの貫通孔Thの辺縁と係合して仮固定されるので、自重だけでは脱落しない。また、作業者が壁に接触したり、誤ってある程度の力(例えば、工具を接触した程度の力)で表示ユニットAの背面を押してしまったりしても、表示ユニットAは脱落しにくい。そして、表示ユニットAの貫通孔Thから背面側に突出している部分を引っ張って、フランジ部12(正確には、フランジ部12に取り付けられているシール部13)を縦壁Vwに接触させる。
さらに、この状態で、リヤカバー2の上面及び下面に形成されている固定用孔14に固定具5を挿入する(図8、図9参照)。この固定具5は、この手の表示ユニットを固定するのに従来良く用いられているものである。図9に示すように固定具5にはねじが取り付けられており、ねじを回して先端を縦壁Vwの背面側に押し付ける。ねじの先端が縦壁Vwを押すとき、固定具5の固定用孔14に挿入されている部分は固定用孔14を背面側に押す。これにより、表示ユニットAは背面側に押されるので、シール部13が縦壁Vwに押し付けられる。また、フランジ部12と固定具5とが縦壁Vwを挟持することで、表示ユニットAは縦壁Vwにしっかり固定される。
次に、表示ユニットAを縦壁Vwから取り外す方法について説明する。まず、表示ユニットAを縦壁Vwに固定している固定具5のねじを緩め、固定具5を固定用孔14から取り外す。これにより、表示ユニットAは正面側に移動可能となる。そして、不動リブ4が貫通孔Thの周縁及び可動リブ3が貫通孔Thの周縁に接触するまで表示ユニットAを正面側に移動させ、図6、図7に示すような、仮止め状態にする。
図3に戻り可動リブ3を見ると、可動リブ3の弾性変形部31は縦壁Vwの幅よりも長い。係止部322が貫通孔Thの辺縁と係合されているとき、可動リブ3の弾性変形部31は、貫通孔Thの外側に露出している。この状態で、作業者は、縦壁Vwの正面側から或いは工具を用いて弾性変形部31を押すことが可能である。作業者によって押された弾性変形部31はリヤカバー2の内部に向かって撓み、係合爪部32がリヤカバー2の内部に収納されると、係止部322が貫通孔Thの辺縁と干渉しなくなる。作業者は可動リブ3の弾性変形部31を押えた状態で、表示ユニットAを不動リブ4と貫通孔Thの周縁の下部との係合部を中心に正面に回転させ、表示ユニットAを貫通孔Th、すなわち、縦壁Vwから離脱させることができる。
以上に示したように、本発明の電子機器の仮止め構造を備えることで、1人の作業者が安全且つ容易に、表示ユニットAを制御盤の縦壁Vwに取り付けることができる。また、誤って作業員が縦壁Vwに衝撃を与えてしまったり、表示ユニットAの背面を押してしまったりしても、表示ユニットAは縦壁Vw(貫通孔Th)から脱落しにくい。また、表示ユニットAの上部は可動リブ3を備えているので、表示ユニットAを縦壁Vwから容易に取り外すことができる。これにより、メンテナンスを安全且つ容易に行うことが可能である。
なお、可動リブ3の係止部322とフランジ部12との距離は、表示ユニットAが上述の仮止め状態となったときに、作業者が貫通孔Thの正面側から弾性変形部31を押すことができる長さとなっている。また、以上に示した表示ユニットAでは、可動リブ3が1個のものを例に説明しているが、これに限定されるものではなく、リヤカバー2の上部に2個の可動リブ3を備えていてもよい。また、リヤカバー2の上部に可動リブ3を3個以上備えることも可能であるが、表示ユニットAを貫通孔Thから取り外すとき、作業者が弾性変形部31を押す必要があるので、1個又は2個であることが好ましい。
なお、仮止め時における可動リブ3による表示ユニットAを支持する力を調整するために、可動リブ3の数を増減させてもよいし、可動リブ3の弾性変形部31の形状(幅或いは断面形状)及び/又は係合爪部32の形状を変更するようにしてもよい。
なお、上記実施形態において、本発明にかかる電子機器の仮止め構造を備えた電子機器として、各種機器の制御を行う制御盤に取り付けられ、前記機器や前記制御盤の動作を表示するとともに、制御盤の内部の制御装置に入力を行う操作部を備えた表示ユニットを例に説明しているが、これに限定されない。縦壁に取り付けられる電子機器であって、上部が下部よりも正面側に突出するように仮止めする電子機器を広く採用することができる。
本発明は、表示装置や操作装置のような電子機器を縦壁に仮止めする仮止め構造として利用することができる。
1 フロントカバー
11 枠体
12 フランジ部
13 シール部
14 貫通孔
2 リヤフレーム
21 入出力コネクタ配置部
22 電源接続部
23 面取部
3 可動リブ
31 弾性変形部
32 係合爪部
321 傾斜部
322 係止部
4 不動リブ
41 傾斜部
42 係止部

Claims (3)

  1. 電子機器の筐体を縦壁に形成された貫通孔に仮止めするための仮止め構造であって、
    前記筐体は前記貫通孔と係合する係合リブを前記筐体の上部及び下部に少なくとも1個ずつ、合計3個以上備えているとともに、前記上部に設けられている前記係合リブが前記下部に設けられている前記係合リブに対し前記筐体の背面側に配置されており、
    前記複数個の係合リブのうち少なくとも1つの係合リブは、前記筐体を前記貫通孔に挿入するとき、前記貫通孔の辺縁で押され、前記筐体の内部に収納される可動リブであり、少なくとも1つが変形しない不動リブであることを特徴とする電子機器の仮止め構造。
  2. 前記筐体の前記縦壁に取り付けたときの下面又は上面のいずれか一方に前記可動リブが設けられており、前記可動リブが取り付けられているのと反対側の面には前記不動リブが設けられている請求項1に記載の電子機器の仮止め構造。
  3. 1個の前記可動リブが上面に設けられている請求項1又は請求項2に記載の電子機器の仮止め構造。
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