JP2015087920A - 給水設備の管理装置および給水設備の管理システム - Google Patents

給水設備の管理装置および給水設備の管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】給水設備の管理システムを容易に構築できるようにした給水設備の管理装置、並びに、この管理装置を用いた給水設備の管理システムを提供する。【解決手段】給水設備は、水タンクにポンプ33で送った水を溜め、水タンクから施設内に設けられた給水栓に給水する。この給水設備の管理装置10Aは、給水設備に接続され、給水設備に関する監視と制御との少なくとも一方を行う要素装置11と、この要素装置11が施工現場への搬入前にあらかじめ収納されているボックスとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、給水設備の管理装置および給水設備の管理システムに関し、より詳細には、水タンクに溜めておいた水を給水する給水設備の管理装置および給水設備の管理システムに関する。
近年、通信技術を用いて設備機器の動作状態を管理する技術が利用されている。この種の技術を採用すると、設備機器の動作状態を監視することと、設備機器の動作状態を制御することとの少なくとも一方を、設備機器から離れた場所で行うことが可能になる。設備機器は、照明設備、空調設備、給排水設備、エレベータ、エスカレータ、自動ドア、防犯設備、防災設備などから選択される。この種の技術は、オフィスビル、商業ビル、ホテルのように、利用する設備機器の台数が比較的多い場合に利用されている。
たとえば、ビル設備である空調装置にローカルコントローラが接続され、複数台のローカルコントローラがセンタ装置に接続され、さらにセンタ装置がインターネットを介して監視用表示装置と通信するシステムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された構成は、監視用表示装置が、インターネットを介してセンタ装置と通信し、センタ装置に接続されたローカルコントローラを介して空調装置の動作状態を取得するように構成されている。
この種の管理システムを構築すれば、設備機器から離れた場所で設備機器を集中して管理を行うことが可能であって、設備機器で使用するエネルギー量の管理が容易になり、結果的に省エネルギーを促進できる可能性がある。
特開2012−186668号公報
特許文献1では、空調装置に接続されるローカルコントローラは、空調装置の動作状態をセンタ装置に取得させるために設けられている。ローカルコントローラは、空調装置の動作状態を管理する制御装置であることが記載されているが、空調装置のような設備機器を設置する場合には、管理用の装置だけではなく、給電用の装置、操作や表示を行うマンマシンインターフェイスが必要である。ローカルコントローラが、管理用の装置だけではなく、給電用の装置およびマンマシンインターフェイスを含むとすれば、設備機器の台数および配置を定める設備設計に応じて、種々の装置を個々に準備しなければならない。
このように、設備設計に応じて種々の装置を準備するには手間がかかる。そのため、施工費用の比較的大きい大規模の管理システムには需要があるものの、中小規模の管理システムは導入が進んでいないのが現状である。
本発明は上記課題に鑑みて為され、給水設備の管理システムを容易に構築できるようにした給水設備の管理装置を提供することを目的とし、さらに、この管理装置を用いた給水設備の管理システムを提供することを目的とする。
本発明の給水設備の管理装置は要素装置とボックスとを備えたことを特徴とする。前記要素装置は、水タンクに給水ポンプで送った水を溜め、前記水タンクから給水する給水設備に接続され、前記給水設備に関する監視と制御との少なくとも一方を行う。前記ボックスには、前記要素装置が施工現場への搬入前にあらかじめ収納されている。
この給水設備の管理装置において、以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記要素装置は、前記水タンクの水位が給水開始水位を下回るか否か、前記水タンクの水位が前記給水開始水位よりも高い給水停止水位を上回るか否かをそれぞれ検出する水位計の検出結果に基づいて、前記給水ポンプの動作を制御するコントローラを備える。前記コントローラは時計部と給水時間計算部とを備える。前記時計部は、前記給水ポンプが前記水タンクに給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水開始水位から前記給水停止水位まで上昇するのに必要な第1時間、及び、前記水タンクから給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水停止水位から前記給水開始水位まで低下するのにかかる第2時間のうちの一方、又は、前記第1時間及び前記第2時間の両方を計測する。前記給水時間計算部は、前記時計部の計測結果をもとに、前記水タンクから所望の使用期間だけ給水するのに必要な量の水を前記水タンクに給水するために前記給水ポンプを駆動する給水時間を算出する。
この給水設備の管理装置において、前記時計部は、前記第1時間及び前記第2時間の両方を計測し、前記給水時間計算部は、前記第1時間に前記使用期間を掛け算して得た値を、前記第2時間で割り算することによって前記給水時間を求めることも好ましい。
この給水設備の管理装置において、前記時計部の計測結果、および、前記給水時間計算部によって算出された前記給水時間を記憶する記憶部を備えることも好ましい。
この給水設備の管理装置において、前記記憶部に、前記給水時間計算部によって算出された前記給水時間を補正するためのパラメータが記憶されることも好ましい。
この給水設備の管理装置において、以下の構成をさらに備えることも好ましい。前記コントローラは、前記給水時間計算部によって算出された前記給水時間を、前記記憶部に記憶された前記パラメータで補正する補正部を備える。前記コントローラは、前記補正部によって補正された補正後の前記給水時間に基づいて前記給水ポンプの動作を制御する。
本発明に係る給水設備の管理システムは、上述した何れかの給水設備の管理装置を備える。前記要素装置は、前記水タンクの水位が給水開始水位を下回るか否か、前記水タンクの水位が前記給水開始水位よりも高い給水停止水位を上回るか否かをそれぞれ検出する水位計の検出結果に基づいて、前記給水ポンプの動作を制御するコントローラを備える。前記コントローラは、時計部と給水時間計算部を備え、前記水タンクの水位が前記給水開始水位を下回ると所定の給水時間だけ前記ポンプを動作させる。前記時計部は、前記給水ポンプが前記水タンクに給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水開始水位から前記給水停止水位まで上昇するのに必要な第1時間を計測する。また前記時計部は、前記水タンクから給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水停止水位から前記給水開始水位まで低下するのにかかる第2時間を計測する。前記給水時間計算部は、前記第1時間に所望の使用期間を掛け算して得た値を、前記第2時間で割り算することによって前記給水時間を求めることを特徴とする。
本発明に係る給水設備の管理システムは、上述した何れかの給水設備の管理装置と、前記管理装置と通信する上位装置とを備えることを特徴とする。前記管理装置は、前記上位装置と通信を開始する際に、前記管理装置の種別を表す識別情報および前記給水設備に応じて設定された属性情報を前記上位装置に伝送する。前記上位装置は、前記管理装置の前記識別情報と構成とを対応付けて記憶しており、前記識別情報に対応する前記構成に応じて設定される記憶領域に、前記識別情報および前記属性情報を格納する。
本発明によれば、給水設備に関する監視と制御との少なくとも一方を行う要素装置が、施工現場への搬入前に予めボックスに収納された管理装置が用いられているから、この管理装置を用いることで、給水設備の管理システムを容易に構築することができる。
本実施形態の管理装置の概略的なブロック図である。 本実施形態の管理装置を適用した給水設備の説明図である。 本実施形態の管理装置による給水時間の算出方法を説明する説明図である。 本実施形態の管理装置を適用した給水設備による水の使用時間と給水時間との関係を示す図である。 本実施形態の管理装置の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態の管理システムの全体構成を示す概略構成図である。 本実施形態の管理装置に記憶される情報の一例を示す図である。 本実施形態の管理システムの動作を説明するシーケンス図である。 本実施形態の管理システムにおいて上位装置に表示される表示例の説明図である。
本発明に係る給水設備の管理装置は、オフィスビルや商業ビルなどの施設に設置される各種の設備機器のうち、給水設備に関する監視及び制御を行うものであり、この管理装置を用いた管理システムの一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図6に管理システムの概略構成図を示す。この管理システムは、設備機器の管理装置10A〜10Dと、上位装置20とを備える。本実施形態の管理システムは、給水設備30Aの管理装置10Aに加えて、排水設備30Bの管理装置10Bと、照明設備30Cの管理装置10Cと、空調設備30Dの管理装置10Dを備えている。なお、管理装置の台数や種類は選択可能であり、上位装置20の構成も図示例に限定されない。また、本実施形態の管理システムは、設備機器の回路数が100〜1000程度である中小規模の施設で利用することを想定しており、この規模の施設としては、延床面積が1〜2万m程度のオフィスビルや商業ビルなどが想定される。
本実施形態の管理システムで管理される設備機器としては、給水設備30A、排水設備30B、照明設備30C、空調設備30Dの4種類がある。4種類の設備機器は、施設の施工時において、配線(先行配線)の敷設に伴って配線に接続され、交換されるまでは継続して配線に接続される。これらの設備機器(給水設備30A、排水設備30B、照明設備30C、空調設備30D)は、配線に対する接続と取り外しとが業者により行われる。なお、設備機器としては少なくとも給水設備30Aがあればよく、給水設備30A以外に備える設備機器の種類に特に制限はない。
図2は本実施形態の管理装置10Aが管理する給水設備30Aの概略構成図である。給水設備30Aは、低位置に配置される水タンク32と、ポンプ33(給水ポンプ)と、高位置に配置される水タンク35とを備える。水タンク32は低位置に設置され、都市水道の水道管31に接続されて、水道管31から供給される水を溜めるバッファタンクである。ポンプ33は、低位置の水タンク32に溜められた水を配管34を介して、建物100の上部に設置された水タンク35に送水する。建物100の各階に設置された給水栓37は、配管36を介して水タンク35に接続されている。給水栓37が開けられると、水タンク35に溜められた水が、その自重によって給水栓37から供給される。高位置に設置された水タンク35には水位計38が取り付けられている。水位計38は、水タンク35の水位が給水開始水位L1を下回るか否か、給水開始水位L1よりも高い給水停止水位H1を上回るか否かを検出する(図3参照)。すなわち、水タンク35の水位が給水開始水位L1を下回ると、水位計38は低水位信号を管理装置10Aに出力しており、管理装置10Aは低水位信号が入力されるとポンプ33の動作を開始させ、水タンク35に水を溜める。また、水タンク35の水位が給水停止水位H1を上回ると、水位計38は高水位信号を管理装置10Aに出力しており、管理装置10Aは高水位信号が入力されるとポンプ33の動作を停止させる。
管理装置10A〜10Dは、それぞれ対応する種類の設備機器に接続される要素装置(コンポーネント)が収納されたボックス19を備える。ボックス19は、金属または合成樹脂を用いて形成され、施設を構成する建物の壁面などに取り付けられる。ボックス19は、壁面などに固定されるボディ(図示せず)と、ボディの前面を覆う扉(図示せず)を備える。
要素装置は、対応する設備機器の動作状態に関する制御と監視との少なくとも一方を行うために用いる装置であり、給電路に設けられる装置、マンマシンインターフェイスとなる装置を含む。以下では、「制御」と「監視」との少なくとも一方を行うことを「管理」を行うという。
給水設備30Aの管理装置10Aを例に要素装置11について説明する。管理装置10Aの要素装置11(図1参照)は、給水設備30Aの動作状態に関する制御と監視との少なくとも一方を行う。要素装置11による給水設備30Aの制御には、給水設備30Aの運転および停止の制御のほか、運転中の動作状態の制御を含む場合もある。運転中の動作状態とは、給水設備30Aの場合は給水ポンプの流量などを意味する。また要素装置11による給水設備30Aの監視とは、制御を指示した給水設備30Aからの応答や、給水設備30Aの異常の有無などの監視を意味する。なお、排水設備30Bの管理装置10Bであれば、排水設備30Bの動作状態として排水ポンプの流量などを制御する。照明設備30Cの管理装置10Cであれば、照明設備30Cの動作状態として調光、調色などを制御する。空調設備30Dの管理装置10Dであれば、空調設備30Dの動作状態として運転モード(例えば冷房、暖房、除湿、送風)、設定温度、設定風量などを制御する。
またボックス19には、他装置を接続するためのインターフェイス部(以下、「I/F部」という)13(図1参照)が収納されている。I/F部13は、上位装置20と他の管理装置10B〜10Dとの少なくとも一方と通信するように構成される。また、I/F部13は、通信線を接続するための接続口(端子またはコネクタ)を備え、ボックス19内に導入されたケーブルのような接続部材が接続口に接続されており、この接続部材を介して、通信データを授受する。
要素装置11は、給水設備30Aの管理を行うためのコントローラ12と、ポンプ33の動作を制御するポンプ制御部14と、給水設備30Aへの給電路に挿入されたブレーカ(図示せず)と、マンマシンインターフェイス(図示せず)とを含む。コントローラ12は、マイコンに代表されるプログラムに従って動作するプロセッサを備えたデバイスを主なハードウェア要素として備える。マンマシンインターフェイス(以下、「MMI」という)は、スイッチと表示灯とを組み合わせた構成、あるいはフラットパネルディスプレイとタッチパネルとを組み合わせた構成が採用される。たとえば、給水設備30Aに対するMMIとしては、給水設備30Aの動作状態を表示するフラットパネルディスプレイと、動作状態を変更するためのタッチパネルとを備えていることが望ましい。
コントローラ12は、中央処理部15と、給水時間計算部16と、時計部17と、記憶部18とを備える。
中央処理部15はコントローラ12の全般的な動作に関わる演算処理を行う。
時計部17は、ポンプ33が水タンク35に給水している状態で水タンク35の水位が給水開始水位L1から給水停止水位H1まで上昇するのに必要な第1時間T1を計測する。また、時計部17は、水タンク35から給水している状態で水タンク35の水位が給水停止水位H1から給水開始水位L1まで低下するのにかかる第2時間D2を計測する。
給水時間計算部16は、時計部17の計測結果をもとに、水タンク35から所望の使用期間D3だけ給水するのに必要な量の水を水タンク35に供給するために、ポンプ33を駆動させる給水時間T2を算出する。例えば、給水時間計算部16は、第1時間T1に所望の使用期間D3を掛け算して得た値を、第2時間D2で割り算することによって給水時間T2を求めており、給水時間T2は以下の式(1)で表される。
Figure 2015087920
式(1)の関係をグラフに表したものが図4である。給水時間計算部16は、水の使用期間D3と、ポンプ33の給水時間T2が比例関係にあると仮定し、実測された第2時間D2及び第1時間T1を用い、所望の使用期間D3に対応する給水時間T2を求めている。
例えば、給水開始水位L1から給水停止水位H1まで水を溜めるのに必要な第1時間T1が1800秒、給水停止位置H1から給水開始水位L1まで水位が低下するのにかかった第2時間D2が72000秒(20時間)であったとする。ここで、使用期間D3が36000秒(10時間)であれば、給水時間T2は、式(1)を用いて900秒と求めることができる。
記憶部18は、時計部17の計測結果および給水時間計算部16の算出結果を記憶する。図7は記憶部18に記憶される情報の一例を示し、時計部17の計測結果として満水使用時間(第2時間D2)と満水給水時間(第1時間T1)が記憶され、給水時間計算部16の算出結果として必要な給水時間T2が記憶される。また記憶部18には、管理装置10Aのアドレス、識別情報、ポンプ33の揚水量や、使用見込み時間(使用期間D3)が記憶される。また、記憶部18には、給水時間T2を補正するためのパラメータとして、夏希望使用時間比率および祝日希望使用時間比率が記憶されている。
給水設備30Aの基本的な動作は、水タンク35の水位が給水開始水位L1よりも低下すると、ポンプ33を駆動して、水タンク35に水を溜める。その後、水タンク35の水位が給水停止水位H1を上回ると、ポンプ33を停止して、水タンク35への給水を停止させる。この基本動作では、水タンク35の水位が給水開始水位L1まで低下すると、満水状態に近い給水停止水位H1まで給水されることになる。そのため、休業日などで水需要が低下する場合には水タンク35に溜められた水がタンク内に長期間貯留されることになり、水質の悪化などの衛生問題が発生する可能性があった。
そこで、本実施形態の給水設備30Aの管理装置10Aでは、水タンク35の水位が給水開始水位L1まで低下すると、所定期間で使い切れると予想される量の水を水タンク35に溜めることで、タンク内の水が所定期間内で消費されるようにしている。すなわち、管理装置10Aは、水タンク35の水位が給水開始水位L1まで低下した際に、満水付近まで水を溜めるのではなく、所定期間に必要となる分だけ水を溜めるようにしており、この制御動作について図5のフローチャートを参照して説明する。
給水設備30Aの稼働開始時には、水タンク35が空の状態であり、コントローラ12はポンプ制御部14に起動信号を出力し、ポンプ制御部14がこの起動信号に応じてポンプ33を駆動させることによって、ポンプ33から水タンク35に給水を開始させる。水タンク35の水位が上昇して給水停止水位H1を上回り、水位計38からコントローラ12に高水位信号が入力されると、コントローラ12は、ポンプ33を停止させる停止信号をポンプ制御部14に出力し、ポンプ制御部14がポンプ33を停止させる。このとき、コントローラ12の時計部17は、給水開始時より水タンク35の水位が給水停止水位H1を上回るまでの満水給水時間(第1時間T1)を測定しており、その測定結果を記憶部18に記憶させる(ステップS1)。また時計部17は、水タンク35の水位が給水停止水位H1を上回り、高水位信号が入力された時点でのカウント値D0を取得する(ステップS2)。
その後、建物100の各階に設けられた給水栓37から給水されると、水タンク35に溜められた水が消費され、水位が徐々に低下する。水タンク35の水位が給水開始水位L1を下回ると、水位計38から低水位信号がコントローラ12に入力される。
コントローラ12に低水位信号が入力されると、中央処理部15が、ポンプ33を起動させる制御信号をポンプ制御部14に出力し、ポンプ制御部14がポンプ33の動作を開始させる。
また、コントローラ12に低水位信号が入力されると、時計部17は、低水位信号が入力された時点でのカウント値D1を取得する(ステップS3)。時計部17は、カウント値D1とカウント値D0の差を求めることで、水タンク35の水位が給水停止水位H1から給水開始水位L1まで低下するのにかかる第2時間D2を求め、記憶部18に記憶させる(ステップS4)。
コントローラ12には、管理装置10Aに設けられたスイッチやタッチパネルなどのマンマシンインターフェイスを用いて、所望の使用期間D3が予め入力されており、この使用期間D3は記憶部18に登録されている。なお、設備機器の管理者は、管理装置10Aや給水設備30Aの設置場所まで行かなくても上位装置20や外部装置24を操作して使用期間D3を設定することができる。例えば管理者が上位装置20を用いて使用期間D3を入力すると、上位装置20から管理装置30Aに使用期間D3のデータが送信され、このデータは管理装置30のI/F部13によって受信される。中央処理部15は、I/F部13が受信した使用期間D3のデータを記憶部18に登録させており、上位装置20を用いて使用期間D3の値を変更することができる。
ステップS4の処理で第2時間D2が求まると、給水時間計算部16は、記憶部18に記憶されている時計部17の計測結果(第1時間T1、第2時間D2)と、使用期間D3とを取り込み(ステップS5)、給水時間T2を演算する。すなわち、給水時間計算部16は、第1時間T1に使用期間D3を掛け算して得た値を、第2時間D2で割り算することによって給水時間T2を求め、給水時間T2の演算結果を記憶部18に登録する(ステップS6)。
そして、ポンプ33を起動してから給水時間T2が経過すると、中央処理部15は、ポンプ33を停止させる制御信号をポンプ制御部14に出力し、ポンプ制御部14によってポンプ33を停止させている。このように、水タンク35の水位が給水開始水位L1まで低下すると、コントローラ12が、ポンプ33を上述の給水時間T2だけ動作させるので、所望の使用期間D3における水需要に相当する量の水を水タンク35に溜めることができる。
また、コントローラ12は、給水時間計算部16がステップS6の演算処理を行って給水時間T2を算出すると、給水時間T2の計算値を第1時間T1として使用し(ステップS7)、ステップS2に戻って以後の処理を実行する。これにより、水タンク35に給水後に水タンク35の水位が給水開始水位L1まで低下するまでの第2時間T2を新たに計測することができ、直近の水需要をもとに給水時間T2の演算を行うことができる。
なお、記憶部18には、給水時間T2の算出結果を補正するためのパラメータとして、夏希望使用時間比率および祝日希望使用時間比率が記憶されており、中央処理部15が、このパラメータを用いて給水時間T2を補正してもよい。夏は水温が高いため、衛生上の観点から水タンク35に溜める水の量を少なくすることが好ましい。また祝日には水需要が減ると予想されるので、水タンク35に溜める水の量を少なくすることが好ましい。したがって、当日が夏の期間、或いは祝日に該当する場合には、補正部たる中央処理部15が、夏希望使用時間比率或いは祝日希望使用時間比率を用いて給水時間T2を補正し、補正後の給水時間に基づいてポンプ33の動作を制御する。これにより、コントローラ12は、夏希望使用時間比率や祝日希望使用時間比率などのパラメータを用いて、水タンク35に溜める水の量を調整することができる。なお、図7の例では夏希望使用時間比率として0.8が登録されており、給水時間T2の演算結果である900秒にこのパラメータ0.8をかけることで、補正後の給水時間T2は720秒となる。
以上のように、本実施形態の給水設備30Aの管理装置10Aは要素装置11とボックス19とを備えたことを特徴とする。要素装置11は、建物100の高所に置かれた水タンク35にポンプ33(給水ポンプ)で送った水を溜め、水タンク35から給水する給水設備30Aに接続され、給水設備30Aに関する監視と制御との少なくとも一方を行う。ボックス19には、要素装置11が施工現場への搬入前にあらかじめ収納されている。
給水設備30Aに関する監視と制御との少なくとも一方を行う要素装置11が、施工現場への搬入前に予めボックス19に収納されているから、この管理装置10Aを用いることで、給水設備30Aの管理システムを容易に構築できる。
本実施形態の管理装置10Aでは、要素装置11がコントローラ12をさらに備えている。コントローラ12は、水タンク35の水位が給水開始水位L1を下回るか否か、水タンク35の水位が給水開始水位L1よりも高い給水停止水位H1を上回るか否かをそれぞれ検出する水位計38の検出結果に基づいて、ポンプ33の動作を制御する。このコントローラ12は時計部17と給水時間計算部16とを備える。時計部17は、第1時間T1及び第2時間D2のうちの一方、又は、第1時間T1及び第2時間D2の両方を計測する。第1時間T1は、ポンプ33が水タンク35に給水している状態で水タンク35の水位が給水開始水位L1から給水停止水位H1まで上昇するのに必要な時間である。第2時間D2は、水タンク35から給水している状態で水タンク35の水位が給水停止水位H1から給水開始水位L1まで低下するのにかかる時間である。給水時間計算部16は、時計部17の計測結果をもとに、水タンク35から所望の使用期間D3だけ給水するのに必要な量の水を水タンク35に供給するためにポンプ33を駆動する給水時間T2を算出する。
給水時間計算部16は、時計部17が計測した時間をもとに、ポンプ33を駆動させる給水時間を算出しているので、ポンプ33や水タンク35の仕様を設定しなくても給水時間を求めることができる。
この給水設備の管理装置において、時計部17は、第1時間T1及び第2時間D2の両方を計測する。給水時間計算部16は、第1時間T1に使用期間D3を掛け算して得た値を、第2時間D2で割り算することによって給水時間T2を求めており、ポンプ33や水タンク35の仕様を設定しなくても、給水時間T2を求めることができる。
この管理装置10Aにおいて、時計部17の計測結果、および、給水時間計算部16によって算出された給水時間T2を記憶する記憶部18を備えることも好ましい。
この管理装置10Aにおいて、記憶部18に、給水時間計算部16によって算出された給水時間T2を補正するためのパラメータが記憶されることも好ましい。管理装置10Aは、記憶部18に登録されたパラメータを用いて、給水時間T2を補正することができる。
この管理装置10Aにおいて、コントローラ12は、給水時間計算部16によって算出された給水時間T2を、記憶部18に記憶されたパラメータで補正する補正部(中央処理部15)を備える。コントローラ12は、補正部によって補正された補正後の給水時間T2に基づいてポンプ33の動作を制御する。これにより、記憶部18に登録されたパラメータを用いて給水時間T2を補正することができる。
管理装置10Aの要素装置11は上記のような機能を備えており、対応する設備機器である給水設備30Aの監視および制御を行う。他の設備機器に対応した管理装置10B〜10Dも、対応する設備機器の監視、制御を行うための要素装置を備えており、その要素装置については説明を省略する。
次に、管理装置10A〜10Dを用いた設備機器の管理システムについて説明する。ボックス19には、施工現場に搬入される前(例えば工場出荷時)に要素装置11やI/F部13などが収納されており、完成品としての管理装置10A〜10Dを用いて施工現場に設置して組み合わせることで管理システムが構築される。管理システムの管理対象である設備機器の種類に応じて、管理装置が備える要素装置の種類が定められ、また管理装置に接続される設備機器の台数に応じて要素装置の台数が定められる。
ボックス19に収納される要素装置11の種類および台数は、施設ごとに定められるのではなく、多くの施設で同じボックス19が共通に使用可能となるように定められる。そのため、ボックス19に収納される要素装置11の個数および種類は、種々の施設において利用されている設備機器の実績に基づいて、種々の施設に適合するように定められている。
さらに、ボックス19は設備機器の種類ごとに個別に設けられている。つまり、設備機器の種類ごとに設けられたボックス19に、対応する要素装置が収納される。また、設備機器の台数が多い場合、同種類の設備機器を管理するために複数個のボックス19を設けることが可能である。
要するに、管理装置10A〜10Dは、個々の施設毎にその施設で使用する設備機器の種類や台数に合わせて、ボックス19に収納する要素装置11を定めるのではなく、あらかじめ標準品として数種類程度が用意されている。そのため、施設で使用する設備機器に適合した標準品の管理装置を選択するだけで、当該施設における設備機器の管理が可能になる。
なお、ボックス19に異なる種類の設備機器に適合した要素装置を収納することは可能であるが、ボックス19が大型化する可能性がある。また、ボックス19に収納される要素装置の種類が予め定められているから、施設で利用される設備機器の組み合わせに柔軟に対応するには多品種が必要になり、管理コストが増加する可能性がある。
これに対し、本実施形態は、設備機器の種類ごとに管理装置が設けられ、同じ種類の設備機器に関して必要に応じて複数種類の管理装置が用意されている。たとえば、給水設備30Aのポンプ台数について、1台用、2台用、4台用の3種類、排水設備30Bのポンプ台数について、1台用、2台用の2種類が用意される。また、給水設備30Aおよび排水設備30Bは、ポンプのモータ容量を用いて区分される。また、照明設備30Cについて、8回路用、16回路用、24回路用の3種類が用意される。
管理装置10A〜10Dがそれぞれ備えるI/F部13は、他装置としての他の管理装置および上位装置20との間で信号線を接続するように構成されている。I/F部13は、たとえばRS485に準じた規格でシリアル通信を行う。I/F部13がRS485に準じた規格でシリアル通信を行うことは必須ではないが、設備機器の制御における実績に基づいてこの規格を採用している。
図6に示すように管理装置10A〜10Dと上位装置20とは第1の通信網NT1を通して接続される。第1の通信網NT1は、ボックス19に設けられたI/F部13に接続される。ボックス19に収納された複数個の要素装置11はボックス19の内部で必要に応じて接続され、管理に必要な情報を授受する要素装置11はI/F部13に接続される。第1の通信網NT1には、照明設備30Cのオン/オフ操作などに用いられるスイッチ群26が接続されている。なお、図6の例では、照明設備30Cに対応した管理装置10Cと、他の管理装置10A,10B,10Dとに別系統の通信線が使用されている。
上位装置20は、施設を構成する建物のような所定の空間領域において利用される設備機器30A〜30Dを一括して管理する。上位装置20が管理する空間領域は、1つの建物、複数の建物、建物内の1フロア、建物内の1室など、利用者にとって利便性がよいように適宜に設定される。
図6に示す構成例では、上位装置20は、統合管理装置21と警報装置22と管理端末23とを含んでいる。さらに、統合管理装置21は、第2の通信網NT2を通して外部装置24と接続されている。外部装置24は、第2の通信網NT2を通して通信を行う装置であって、センタサーバ241、クライアントとなる端末装置242、時刻合わせなどに用いられる外部システム243などを含む。外部システム243は、クラウドコンピューティングシステムを構築していてもよい。このような外部システム243は、管理装置10A〜10Dおよび統合管理装置21に対するプログラムおよびデータ、アップデータ、機能を向上させるプログラムおよびデータなどから選択される情報を提供するために用いられる。第1の通信網NT1は、上述したように、シリアル通信を行う通信網であり、第2の通信網NT2は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いて通信が行われる通信網である。
統合管理装置21は、第1の通信網NT1に接続される第1のI/F部(図示せず)と、第2の通信網NT2に接続される第2のI/F部(図示せず)とを備える。統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dからの情報を外部装置24に提示し、外部装置24からの指示を管理装置10A〜10Dに通知する機能を備える。すなわち、統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dから取得した設備機器に関する情報を集約して外部装置24に提示する機能と、外部装置24から指示された設備機器の動作状態に関する情報を管理装置10A〜10Dに通知する機能とを有する。
統合管理装置21の上記機能により、外部装置24である端末装置242は、統合管理装置21を通して設備機器の動作状態を監視することが可能になり、また、統合管理装置21を通して設備機器に動作状態を指示することが可能になる。センタサーバ241は、設備機器の動作状態の履歴を収集し、また、設備機器の動作状態をスケジュールに従って指示する。
すなわち、上位装置20は、統合管理装置21を通して管理装置10A〜10Dと通信し、管理装置10A〜10Dから統合管理装置21が取得した設備機器に関するデータをセンタサーバ241において集約して管理する。また、センタサーバ241および端末装置242は、統合管理装置21を通して、管理装置10A〜10Dに設備機器の動作を指示するデータを送信する機能も有している。
図6に示す構成例において、上位装置20として統合管理装置21のほかに、警報装置22が示されている。警報装置22は、第1の通信網NT1を通して管理装置10A,10B,10Dと接続される。図示例では、給水設備30Aに対応した管理装置10A、排水設備30Bに対応した管理装置10B、空調設備30Dに対応した管理装置10Dが警報装置22と接続されている。警報装置22は、管理装置10A,10B,10Dに設定されているアドレスにそれぞれ対応付けた警報ランプと、警報音を発生するブザーとを備えている。
警報装置22は、管理装置10A,10B,10Dが第1の通信網NT1に送出した信号を受信することによって、警報ランプおよびブザーを動作させる。警報装置22は、管理装置10A,10B,10Dに対して指示を与えることはなく、管理装置10A,10B,10Dに設定されているアドレスと警報ランプとが対応付けられる。管理装置10A,10B,10Dは、対応する設備機器に異常が生じたときに、異常を報知する異常情報に自らのアドレスを付加して第1の通信網NT1に送出する。警報装置22は、第1の通信網NT1を伝送される信号が異常情報を含む場合に、異常情報に付加されたアドレスを用いて異常を報知する管理装置に対応した警報ランプを点滅させ、同時にブザーを鳴動させる。図示例では、警報装置22から信号を外部に出力し、警報装置22に外部から信号を入力させるために、警報装置22に入出力装置27が接続される。
管理端末23は、ブラウザを搭載したコンピュータであり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートホンなどから選択される。管理端末23は、統合管理装置21に接続され端末装置242と同様に機能する。なお、図示例では、統合管理装置21に外部入出力器25が接続され、統合管理装置21にスイッチやセンサからの接点入力を与えることが可能であり、また、統合管理装置21からの接点出力を取り出すことが可能になっている。したがって、統合管理装置21の動作に接点入力に応じた条件付けを行うことが可能であり、あるいはまた、統合管理装置21の動作を他装置に通知することが可能になっている。ただし、この構成は要旨ではないから説明を省略する。
図6に示す管理システムは、管理装置10A〜10Dにそれぞれ対応する設備機器が接続され、管理装置10A〜10Dに上位装置20が接続されることにより構築される。管理システムが構築されると、統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dと通信することによって、管理装置10A〜10Dにそれぞれ接続された設備機器の監視および制御を行うために必要な情報を収集する。
統合管理装置21は登録モードと通常モードとが選択可能になっている。登録モードは、管理装置10A〜10Dから必要な情報を収集して登録するモードである。通常モードは、登録モードで登録された情報を用いて、管理装置10A〜10Dにそれぞれ接続された設備機器の監視および制御を行うモードである。一方、管理装置10A〜10Dには、管理者、設備機器の設置場所および設置日時、設備機器の管理に用いる設定値などの属性情報が、パーソナルコンピュータのような支援装置を用いて設定される。
管理装置10A〜10Dには、ボックス19に収納された要素装置11および要素装置11に接続されている設備機器に関する構成情報が保持されている。構成情報のうち要素装置11に関する情報は、管理装置の識別情報から知ることができる。これは、管理装置10A〜10Dがそれぞれ備える要素装置11がパッケージ化されており、識別情報ごとに要素装置11の種類が決まっているからである。一方、構成情報のうち設備機器に関する情報は、各々の管理装置10A〜10Dに接続されている設備機器に応じて支援装置を用いて設定される。
統合管理装置21は、登録モードでは、図8に示すように、管理装置に設定可能なすべてのアドレスに対するポーリングを行い、管理装置から返送されるアドレスを受け取る。管理装置に設定可能なアドレスが1〜99であるとすれば、統合管理装置21は、1〜99のアドレスに対して順にポーリングを行う(P11)。管理装置10A〜10nは、自身のアドレスが統合管理装置21がポーリングを行ったアドレスに一致すると、自身を識別するための識別情報を統合管理装置21に返送する(P12)。
この識別情報は、管理装置に接続された設備機器の種類と、アドレスと、管理装置の構成とを含む。設備機器の種類は、給水設備30A、排水設備30B、照明設備30C、空調設備30Dに区分される。アドレスは、統合管理装置21がポーリングに用いたアドレスである。管理装置10A〜10Dの構成は、上述した回路数、ポンプの台数、ポンプ容量などを示す情報である。識別情報は、これらの情報を組み合わせることにより構成されている。
管理装置10A〜10Dの識別情報は、たとえば、「G−1−4−A」という形式で表される。ここでは、Gは高置水槽式の給水設備30Aであることを示し、1はアドレスを示す。また、4はポンプが4台であることを示し、Aは大小のポンプ容量のうちの小容量を示す。識別情報がこの形式であることにより、統合管理装置21は、識別情報の先頭の文字によって設備機器30A〜30Dの種類を識別可能であるが、さらに、アドレスの区分によっても設備機器30A〜30Dの種類を識別する。すなわち、アドレスは設備機器30A〜30Dの種類に応じて区分され、たとえば1〜10が高置水槽式の給水設備30A、11〜20が圧力タンク式の給水設備30A、21〜30が排水設備30Bなどと区分されている。
統合管理装置21は、ポーリングに対して管理装置から応答があると、応答した管理装置の識別情報を用いて、設備機器の種類を認識し(P13)、さらに、管理装置の構成を認識する(P14)。統合管理装置21は、設備機器の種類および管理装置の構成を認識すると、管理装置の属性情報を保持するための記憶領域を確保し(P15)、アドレスを指定して管理装置に属性情報を返送するように要求する(P16)。統合管理装置21は、管理装置が属性情報を返送すると(P17)、確保した記憶領域に受け取った属性情報を保存する(P18)。
統合管理装置21は、手順P13〜P18の処理を、ポーリングに対して応答したすべての管理装置10A〜10nに対して繰り返し行う。なお、管理装置10A〜10nが統合管理装置21にすでに登録されている場合は、手順P13〜P18の処理を行わず、管理装置10A〜10nのうち未登録の装置のみに手順P13〜P18の処理を行うようにしてもよい。統合管理装置21は、登録済みの管理装置10A〜10nを改めて登録するか、登録済みの管理装置10A〜10nを無視するかの選択が可能になっていることが、なお好ましい。
このように、上位装置20である統合管理装置21は、管理装置10A〜10nより上述のような属性情報を受け取ることによって、管理装置10A〜10nに接続された設備機器の運転条件を管理装置ごとに一括して定める。したがって、統合管理装置21は、後述するスケジュール制御および条件制御などの運転条件も、管理装置を単位として一括して設定する。
統合管理装置21は、登録モードにおいて管理装置10A〜10Dが登録されると、通常モードに切り替えられ、登録モードで登録された情報を用いて管理装置にそれぞれ接続された設備機器の監視および制御を行う。統合管理装置21は、通常モードでは、登録されている管理装置10A〜10Dに対するポーリングを行い、それぞれの管理装置に設備機器の動作状態に関する指示を与え、また管理装置から設備機器の動作状態に関する情報を取得する。つまり、統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dを通して設備機器の動作状態について制御および監視を行う。
統合管理装置21は、通常モードにおいて、ポーリングを行ったときに応答が得られない管理装置を第1の通信網NT1から離脱したと判断する。つまり、統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dの何れかが、応答が得られた状態から応答が得られない状態に移行すると、この管理装置が第1の通信網NT1から離脱したと判断する。ただし、統合管理装置21は、離脱の原因が、管理装置の撤去によるのか、通信の不通によるのかを判断することはできない。そのため、利用者には管理装置が第1の通信網NT1から離脱したことのみが通知される。この通知は、具体的には統合管理装置21を通して端末装置242に提示される。
ところで、上位装置20が管理装置10A〜10Dの管理を行うには、端末装置242に管理用の画面を表示することと、管理装置10A〜10Dを通して設備機器を管理することとが必要である。そのため、統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dの種類ごとに、端末装置242に表示する表示内容を定めた表示モジュールと、設備機器を管理するための管理モジュールとを備える。表示モジュールおよび管理モジュールは、機能別に設けられたプログラムおよびデータであって、必要に応じて利用される。
表示モジュールに規定された表示内容を端末装置242に表示させる技術には、端末装置242に表示用のプログラムを提供する技術と、端末装置242で実行される閲覧用プログラム(ブラウザ)で扱うデータを提供する技術とがある。後者の場合、統合管理装置21の表示モジュールは、端末装置242に対してサーバとして機能し、HTML(Hyper Text Markup Language)などマークアップ言語で記載された情報を提供する。したがって、後者の構成は、端末装置242に閲覧用プログラムを実行する機能があれば、端末装置242の構成に依存することなく、端末装置242によって管理装置10A〜10Dに対する管理を対話的に行うことが可能になる。
通常モードにおいて、端末装置242は、設備機器の動作状態を画面上に表示することが可能になる。すなわち、表示モジュールにより端末装置242に提示された画面を用いて、端末装置242から所望の設備機器を指定すると、統合管理装置21は、この設備機器に対応した管理装置に対して属性の送信を要求する。
属性の送信を要求された管理装置10A〜10Dは、要求された時点で保持している設備機器の情報を統合管理装置21に返送する。この情報は、登録モードにおいてポーリングに対して管理装置10A〜10Dより返送された情報と類似した情報であって、アドレス、識別情報、設置場所、設置日時などを含む。
ただし、登録モードでは、属性情報が設定値のような変化しない情報であるが、通常モードでは、属性の送信を要求した時点で管理装置10A〜10Dが保持している情報が属性情報になる。通常モードにおいて統合管理装置21が管理装置10A〜10Dから取得する情報は、時々刻々と更新され、管理装置10A〜10Dに接続された設備機器の動作状態を反映する。したがって、端末装置242が統合管理装置21を通して属性情報を取得することにより、管理装置10A〜10Dに接続された設備機器の動作状態を最新の状態で管理することが可能になる。
通常モードにおいて複数の設備機器の動作状態を最新の状態に管理する場合、端末装置242の画面上にすべての設備機器の情報を表示すると、設備機器の台数によっては画面上の情報量が多くなりすぎ、可読性が低下する可能性がある。たとえば、オフィスビルのような建物において各階の設備機器に関する情報を1つの画面に表示すると、1つの画面に表示された情報量が過剰になり可読性が低下する可能性がある。
そのため、統合管理装置21の表示モジュールは、端末装置242の画面に設備機器の情報を表示する際に、設備機器の種類を最上層にした階層を用いる。たとえば、図9に示すように、設備機器30A〜30Dの種類を最上層とし、次階層を建物の階とし、最下層が設備機器30A〜30Dに関する情報となるように、設備機器30A〜30Dの情報が階層化される。図示例では、設備機器30A〜30Dが3階層に階層化されているが、建物の階の次階層を部屋とするなど、さらに多階層に階層化してもよい。ただし、階層が深くなると設備機器30A〜30Dの動作状態が画面に表示されるまでの操作回数が多くなるから、2〜3階層程度に留めることが望ましい。
設備機器30A〜30Dの情報を階層化することにより、端末装置242の画面には、最初は最上層である設備機器30A〜30Dの種類が選択肢として表示される。図示例では、給水設備30A、排水設備30B、照明設備30C、空調設備30Dの4つの選択肢が表示されている。利用者がいずれかの選択肢を選択すると、次階層の選択肢が画面に表示され、選択肢の選択が促される。このような処理を繰り返すことによって、最終的に最下層に達すると、設備機器30A〜30Dの情報が提示される。
この処理を可能にするために、設備機器30A〜30Dの情報は、階層化された状態で記憶されている。また、端末装置242の画面に表示する表示モジュールは、階層ごとの選択肢を画面に表示する処理と、選択肢が選択されると次階層の選択肢を画面に表示する処理とを繰り返す。表示モジュールが最初に表示する階層は最上層であり、選択肢の選択を繰り返して最下層に達した時点で、設備機器30A〜30Dの情報を表示する。なお、表示モジュールは、画面上に設定された適宜の釦が操作されると、端末装置242の画面に最上層の選択肢が表示される状態に復帰させることが望ましい。
ところで、統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dの動作をそれぞれ規定する管理モジュールを提供する機能を有する。管理モジュールは、必ずしも統合管理装置21が保有している必要はなく、外部装置24が管理モジュールを保有していてもよい。この場合、管理装置10A〜10Dが統合管理装置21に接続されると、統合管理装置21は管理装置10A〜10Dが接続されたことを外部装置24に通知する。外部装置24は、統合管理装置21から管理装置10A〜10Dの接続が通知されると、統合管理装置21を介して管理モジュールを管理装置10A〜10Dに転送する。要するに、外部装置24は管理装置10A〜10Dとの通信を開始した時点で、管理モジュールを管理装置10A〜10Dに転送する。
管理モジュールは、設備機器の管理が可能になるように、対応する管理装置10A〜10Dの機能を定める情報である。この情報は、プログラムおよびデータを含んでいる。管理モジュールは、複数種類から選択可能であり、管理装置10A〜10Dを設置する施設において必要な機能を実現する管理モジュールを選択することによって、管理装置10A〜10Dは該当する機能を自動的に獲得することになる。たとえば、管理モジュールには、設備機器30A〜30Dの監視のみを行う管理モジュール、設備機器30A〜30Dの監視と制御とを行う管理モジュール、設備機器30A〜30Dの種類に合わせた管理モジュールなどがある。
上述したように、管理装置10A〜10Dに必要な管理モジュールは、外部装置24に接続された統合管理装置21に、管理装置10A〜10Dを接続して通信を開始すると、外部装置24から自動的に提供される。ただし、上述したように、管理装置10A〜10Dが利用可能な管理モジュールには複数の種類があるから、利用者にとって必要な管理モジュールだけを選択可能にしておくことが望ましい。管理装置10A〜10Dで利用する管理モジュールを選択する場合、外部装置24と通信可能な通信端末(図示せず)を操作する。通信端末は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末などから選択される。なお、管理装置10A〜10DはMMIを備えているから、管理モジュールの選択をMMIにより行うように構成することも可能である。
管理装置10A〜10Dで利用する管理モジュールを通信端末あるいはMMIで選択する場合、管理モジュールの選択後に、外部装置24から管理装置10A〜10Dへの管理モジュールの転送が開始される。要するに、管理モジュールに選択肢がない場合、管理モジュールは外部装置24から管理装置10A〜10Dに自動的に転送され、管理モジュールに選択肢がある場合、必要な管理モジュールの選択後に外部装置24から管理装置10A〜10Dに必要な管理モジュールのみが転送される。
このように、管理装置10A〜10Dに設定する管理モジュールを通信端末で選択可能であるから、管理装置10A〜10Dを施設に設置する施工業者は、通信端末を用いることにより、利用者の必要とする機能を管理装置10A〜10Dに付与することができる。また、管理装置10A〜10Dが統合管理装置21を介して外部装置24と通信することにより、管理装置10A〜10Dに管理モジュールが提供されるから、管理モジュールのアップデータを管理装置10A〜10Dに遅滞なく提供することができる。同様に、管理装置10A〜10Dの機能の変更が必要になった場合にも、通信端末と併用することによって、所要の管理モジュールを外部装置24から容易に取得することができる。
上述した動作は、管理モジュールについて説明したが、表示モジュールについても同様であり、管理装置10A〜10Dが用いる表示モジュールは、必要に応じて外部装置24から取得される。また、統合管理装置21を接続していない場合に、管理装置10A〜10Dが管理モジュールあるいは表示モジュールを外部装置24から直接取得できるように、管理装置10A〜10DのI/F部13を構成しておいてもよい。
なお、上述したように、外部装置24が外部システム243としてクラウドコンピューティングシステム(以下、「クラウド」と略称する)を含んでいる場合、様々な管理モジュール、表示モジュールをクラウドに持たせることが望ましい。この場合、管理装置10A〜10Dを利用する施設の場所によらず、管理装置10A〜10Dは、クラウドを利用して管理モジュールあるいは表示モジュールを即座に取得することができる。
図6に示す例のように統合管理装置21に複数の管理装置10A〜10Dが接続されている場合、統合管理装置21は、複数の管理装置10A〜10Dを連携させることが可能である。たとえば、管理モジュールが、給水設備30Aに対応する管理装置10Aと、排水設備30Bに対応する管理装置10Bとを連携させる機能を有していれば、給水と排水とに過不足が生じないように、給水設備30Aと排水設備30Bとを動作させることができる。
管理装置10A〜10Dのうちの複数を連携させるには、連携させる管理装置に関する情報を共有する必要がある。そのため、統合管理装置21は、連携させる管理装置から取得した情報を一括して格納する共有メモリを備える。統合管理装置21は、管理装置10A〜10Dのうちの複数を連携させるための管理モジュールを有し、この管理モジュールが実行されると、管理装置から情報を取得するたびに、共有メモリに格納した情報を更新し、共有メモリに格納された情報を用いて管理装置を制御する。
統合管理装置21は、スケジュール制御および条件制御の機能も備える。スケジュール制御は、管理装置10A〜10Dに与える指示の内容と指示を与える日時とを設定した制御である。スケジュール制御が選択されていると、設定された日時に設定された指示の内容が管理装置10A〜10Dに通知される。また、条件制御は、管理装置10A〜10Dが設備機器を監視することにより得られる情報に関する条件と、当該条件の成立時に与える指示の内容とを設定した制御である。条件制御が選択されていると、設備機器30A〜30Dの各々について監視している情報が設定された条件を満たされたときに、設定された指示の内容が対応する管理装置に通知される。
上述した構成例では、複数台の管理装置10A〜10Dが第1の通信網NT1を通して統合管理装置21に接続されている場合について説明した。しかしながら、上述したように、管理装置10A〜10Dにあらかじめ格納されている管理モジュールを用いると、管理装置10A〜10Dの各々が自律して設備機器の動作状態を管理することが可能である。そのため、集中的な管理が不要であれば、統合管理装置21は省略可能である。
以上のように、本実施形態の管理システムは、給水設備30Aの管理装置10Aを備える。要素装置11は、水タンク35の水位が給水開始水位L1を下回るか否か、水タンク35の水位が給水停止水位H1を上回るか否かをそれぞれ検出する水位計38の検出結果に基づいて、ポンプ33の動作を制御するコントローラ12を備える。コントローラ12は、時計部17と給水時間計算部16を備え、水タンク35の水位が給水開始水位L1を下回ると所定の給水時間だけポンプ33を動作させる。時計部17は、ポンプ33が水タンク35に給水している状態で水タンク35の水位が給水開始水位L1から給水停止水位H1まで上昇するのに必要な第1時間を計測する。また時計部17は、水タンク35から給水している状態で水タンク35の水位が給水停止水位H1から給水開始水位L1まで低下するのにかかる第2時間を計測する。給水時間計算部16は、第1時間に所望の使用期間を掛け算して得た値を、第2時間で割り算することによって給水時間を求めることを特徴とする。
このように、給水設備30Aに関する監視と制御との少なくとも一方を行う要素装置11が、施工現場への搬入前に予めボックス19に収納されているから、この管理装置10Aを用いることで、給水設備の管理システムを容易に構築することができる。
また、本実施形態の管理システムは、給水設備30Aの管理装置10Aと、管理装置10Aと通信する上位装置20とを備える。管理装置10Aは、上位装置20と通信を開始する際に、管理装置10Aの種別を表す識別情報および給水設備30Aに応じて設定された属性情報を上位装置20に伝送する。上位装置20は、管理装置10Aの識別情報と構成とを対応付けて記憶しており、識別情報に対応する構成に応じて設定される記憶領域に、識別情報および属性情報を格納する。
これにより、上位装置20に管理装置10Aを接続すると、上位装置20に管理装置10Aの識別情報と構成とが対応付けて記憶されるから、管理システムを簡単に構築することができる。
10A 管理装置
11 要素装置
12 コントローラ
14 ポンプ制御部
15 中央処理部
16 給水時間計算部
17 時計部
18 記憶部
19 ボックス
20 上位装置
30A 給水設備
33 ポンプ
35 水タンク
38 水位計

Claims (8)

  1. 水タンクに給水ポンプで送った水を溜め、前記水タンクから給水する給水設備に接続され、前記給水設備に関する監視と制御との少なくとも一方を行う要素装置と、
    前記要素装置が施工現場への搬入前にあらかじめ収納されているボックス
    とを備えたことを特徴とする給水設備の管理装置。
  2. 前記要素装置は、
    前記水タンクの水位が給水開始水位を下回るか否か、前記水タンクの水位が前記給水開始水位よりも高い給水停止水位を上回るか否かをそれぞれ検出する水位計の検出結果に基づいて、前記給水ポンプの動作を制御するコントローラを備え、

    前記コントローラが、
    前記給水ポンプが前記水タンクに給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水開始水位から前記給水停止水位まで上昇するのに必要な第1時間、及び、前記水タンクから給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水停止水位から前記給水開始水位まで低下するのにかかる第2時間のうちの一方、又は、前記第1時間及び前記第2時間の両方を計測する時計部と、
    前記時計部の計測結果をもとに、前記水タンクから所望の使用期間だけ給水するのに必要な量の水を前記水タンクに供給するために前記給水ポンプを駆動する給水時間を算出する給水時間計算部
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の給水設備の管理装置。
  3. 前記時計部は、前記第1時間及び前記第2時間の両方を計測し、
    前記給水時間計算部は、前記第1時間に前記使用期間を掛け算して得た値を、前記第2時間で割り算することによって前記給水時間を求めることを特徴とする請求項2記載の給水設備の管理装置。
  4. 前記時計部の計測結果、および、前記給水時間計算部によって算出された前記給水時間を記憶する記憶部を備えたことを特徴とする請求項2又は3の何れかに記載の給水設備の管理装置。
  5. 前記記憶部に、前記給水時間計算部によって算出された前記給水時間を補正するためのパラメータが記憶されたことを特徴とする請求項4記載の給水設備の管理装置。
  6. 前記コントローラが、前記給水時間計算部によって算出された前記給水時間を、前記記憶部に記憶された前記パラメータで補正する補正部を備え、
    前記コントローラは、前記補正部によって補正された補正後の前記給水時間に基づいて前記給水ポンプの動作を制御することを特徴とする請求項5記載の給水設備の管理装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の給水設備の管理装置を備え、
    前記要素装置は、前記水タンクの水位が給水開始水位を下回るか否か、前記水タンクの水位が前記給水開始水位よりも高い給水停止水位を上回るか否かをそれぞれ検出する水位計の検出結果に基づいて、前記給水ポンプの動作を制御するコントローラを備え、
    前記コントローラは、時計部と給水時間計算部を備え、前記水タンクの水位が前記給水開始水位を下回ると所定の給水時間だけ前記給水ポンプを動作させており、
    前記時計部は、前記給水ポンプが前記水タンクに給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水開始水位から前記給水停止水位まで上昇するのに必要な第1時間、及び、前記水タンクから給水している状態で前記水タンクの水位が前記給水停止水位から前記給水開始水位まで低下するのにかかる第2時間を計測し、
    前記給水時間計算部は、前記第1時間に所望の使用期間を掛け算して得た値を、前記第2時間で割り算することによって前記給水時間を求めることを特徴とする給水設備の管理システム。
  8. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の給水設備の管理装置と、
    前記管理装置と通信する上位装置とを備え、
    前記管理装置は、前記上位装置と通信を開始する際に、前記管理装置の種別を表す識別情報および前記給水設備に応じて設定された属性情報を前記上位装置に伝送し、
    前記上位装置は、前記管理装置の前記識別情報と構成とを対応付けて記憶しており、前記識別情報に対応する前記構成に応じて設定される記憶領域に、前記識別情報および前記属性情報を格納することを特徴とする給水設備の管理システム。
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