JP2008058743A5 - - Google Patents

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部品設置構造
本発明は、筐体に平板状部品を設置するための部品設置構造に関するものである。
液晶モジュールやプリント基板などの平板状の部品を筐体内に設置する構造として、筐体内部に部品の一端を保持する係止爪を形成する構造が従来から用いられている。
図13(a)および(b)は、特許文献1の液晶表示装置100の側面図であり、図13(c)は、図13(b)の円内の拡大図である。図13(a)は、筐体110にパネル121、スペーサ122および回路基板123からなる液晶モジュール120を固定する組立過程を示している。筐体110には、保持部材111が設けられており、保持部材111には傾斜面を有する爪112が取り付けられている。液晶モジュール120は、爪112の抵抗に抗して筐体110に差し込まれることで図13(b)に示すように筐体110に固定される。
図14は、特許文献2の基板取付構造を示しており、図14(a)は、基板210が固定された筐体200の断面図であり、図14(b)は、筐体200の平面図である。筐体200には、下側が平面状の溝201が形成され、溝201の上側には、傾斜面を有する係止爪202が設けられている。基板210を2つの係止爪202の上から押し込むと、空洞部203が設けられているため係止爪202が若干外側に開く。基板210が溝201に入り込むと、係止爪202は再び内側に戻ることにより、基板210は固定される。
図15(a)は、特許文献3の卓上型機器実装用シェルフ300の側断面図であり、卓上型機器実装用シェルフ300は、卓上型機器310を固定するための回動爪301を有している。図15(b)〜(d)は、回動爪301の部分拡大図であり、回動爪301は傾斜面を有している。図15(b)は、卓上型機器310の挿入時を示しており、卓上型機器310が回動爪の傾斜面に接触することにより、図15(c)に示すように、回動爪301は上に押し上げられる。図15(d)は、卓上型機器310の固定状態を示しており、回動爪301は再び下方に回動して卓上型機器310をロックする。なお、回動爪301を指で押し上げることにより、卓上型機器310を引き出すこともできる。
図16(a)は、特許文献4のキャビネット400およびキャビネット400に固定されるシャーシフレーム410の斜視図である。キャビネット400には、溝401、角穴402、ホルダー403が設けられ、シャーシフレーム410には、シャーシフレーム脚411、ロック爪412、リブ413が設けられている。図16(b)は、ロック爪412、リブ413の部分拡大図であり、ロック爪412は強度を持つ小さな突起である。シャーシフレーム410をキャビネット400に挿入する際には、シャーシフレーム脚411はホルダー403に入り、ロック爪412は角穴402に入り、リブ413は溝401に入る。これにより、シャーシフレーム410は前後左右方向にぶれることなく固定される。
特開2002−189214号公報(2002年7月5日公開) 実用新案登録第3112840号公報(2005年7月13日登録) 実開平5−20377号公報(1993年3月12日公開) 実開平5−53288号公報(1993年7月13日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、同一の筐体には、当該筐体に対応する同一の大きさの基板等しか固定できないという問題を生じる。
具体的には、特許文献1の構成では、液晶モジュール120の両端が、爪112と筐体110の裏面との間に挟まれることにより固定されるため、液晶モジュール120の厚さが、爪112と筐体110の裏面との距離と一致する必要がある。すなわち、保持部材111は、特定の厚みを持つ液晶モジュールしか対応していないため、筐体110には、液晶モジュール120と外形仕様の異なる液晶モジュールを固定することはできない。
特許文献2の構成では、基板210の厚さと溝201の大きさとが一致する必要があり、筐体200には、基板210と大きさの異なる基板は固定できない。
特許文献3の構成では、回動爪301の位置が固定されているため、卓上型機器実装用シェルフ300には、卓上型機器310と大きさの異なる卓上型機器等は固定できない。
特許文献4の構成では、キャビネット400上での溝401、角穴402、ホルダー403の位置が固定されているため、シャーシフレーム410は、それに対応するシャーシフレーム脚411、ロック爪412、リブ413を有する必要があり、互換性を持たせることが難しい。
筐体への部品の設置は、上記のように爪を用いる構造の他、ネジ留めによる設置構造もある。このような設置構造では、外形仕様が同一の部品を設置するように構成されている。このため、特定の筐体に対しては、設置可能な部品が特定仕様の部品に限定されてしまう。したがって、生産計画の変更により他の外形仕様の部品を使用する場合、筐体ごと変更する必要がある。そのため、部品に合わせて個別に筐体の在庫を持たなくてはならず、在庫管理が難しいという問題を生じていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、外形仕様の異なる複数種類の部品を同一の筐体に設置することが可能である部品設置構造を実現することにある。
本発明に係る部品設置構造は、上記課題を解決するために、筐体に平板状の部品を設置するための部品設置構造において、上記筐体は、上記部品の一端を保持する保持部材を着脱自在に取り付ける取付部が形成され、当該取付部に上記保持部材が取り付けられ、上記部品の他端を保持する保持部が形成され、上記取付部は凹形状をなす切り欠きであり、上記保持部材は当該切り欠きに摺動自在に挿抜されることを特徴としている。
上記の構成によれば、平板状の部品の一端が保持部材によって保持され、他端が保持部によって保持されることにより、筐体に部品が設置される。ここで、保持部材は取付部に対して着脱自在であり、取付部に種類の異なる保持部材を取り付けると、一端の厚さの異なる部品を同一の筐体に設置することができる。したがって、保持部材の種類を変えることにより、外形仕様の異なる複数種類の部品を同一の筐体に設置することが可能になるという効果を奏する。また、保持部材は凹形状をなす切り欠きに摺動自在に挿抜されるので、筐体から容易に着脱可能となる。
本発明に係る部品設置構造では、上記取付部および上記保持部が互いに対向する位置に設けられていてもよい。
上記の構成によれば、保持部によって保持される部品の一端と、保持部材によって保持される部品の他端とが、互いに対向する位置にあるので、バランスよく部品を設置することができる。
本発明に係る部品設置構造では、上記保持部は、上記部品が設置される上記筐体の内面に接触する状態で、上記部品の一端を上記部品の厚さ方向に保持し、上記保持部材は、上記部品が上記筐体の上記内面に接触する状態で、上記部品の他端を上記部品の厚さ方向に保持することが好ましい。
上記の構成によれば、部品は、筐体の内面に接触し部品の厚さ方向に保持されているので、部品と筐体との接触面が広く、安定した状態で部品が設置される。
発明に係る部品設置構造では、上記保持部材または上記第1および第2保持部材は、基底部と、当該基底部上で上記部品を載置する載置部と、基底部との間で上記切り欠きの周縁部を挟持する隙間を形成する挟持部と、上記載置部上に伸びるように形成され、上記部品における上記載置部に載置される端面と対向する端面に係止する爪が形成されている可動保持部とを有し、上記可動保持部は可撓性を有し、上記爪は上記載置部に向かって傾斜する傾斜面を有することが好ましい。
上記の構成によれば、基底部と挟持部とで形成される隙間が切り欠きの周縁部を挟持する状態で、保持部材または上記第1および第2保持部材は取付部に取り付けられる。ここで、部品における載置部に載置される端面を可動保持部に形成されている爪の傾斜面に押し当てると、可動保持部は可撓性を有するため、載置部と反対側に撓み、当該端面を載置部に向かって押し込むことができる。当該端面と載置部とが当接すると、可動保持部が撓んだ状態から元の状態に復元して、爪が当該端面と対向する端面を係止するので、部品の一端が保持部材によって保持される。このように、部品の端面を可動保持部の傾斜面に押し込むことにより、容易に部品を筐体に設置することができる。
本発明に係る部品設置構造では、上記可動保持部が先端に上記載置部側に突出する突出部を有することが好ましい。
上記の構成によれば、突出部に指先を引っ掛けることにより、容易に可動保持部を載置部と反対側に撓ませることができる。したがって、突出部を形成しない場合に比べて、一旦筐体に設置された部品を容易に取り外すことができる。
本発明に係る部品設置構造では、上記突出部は、突出する方向に0.3mm〜1mmの高さ、上記可動保持部が伸びる方向に0.5mm〜1mmの厚さとを有し、上記傾斜面の上端と上記突出部との距離は2〜5mmであることが好ましい。
上記の構成によれば、突出部が上記の大きさであることにより、さらに容易に指先を突出部に引っ掛けることができる。
本発明に係る部品設置構造では、上記可動保持部が上記載置部と反対側に撓むと、上記挟持部の下面が上記切り欠きの周縁部に当接することが好ましい。
上記の構成によれば、可動保持部が載置部と反対側に撓むと、挟持部の下面が切り欠きの周縁部に当接するので、部品を筐体に設置する際に、切り欠きに取り付けられた保持部材の位置がずれることがなく、安定して部品を筐体に設置することができる。
本発明に係る部品設置構造では、上記切り欠きに凹部が形成され、上記載置部の側面には凸部が形成され、上記保持部材が上記切り欠きに取り付けられた状態において、上記凹部と上記凸部とが嵌合することが好ましい。
上記の構成によれば、凹部と凸部とが嵌合するので、切り欠きに保持部材を取り付けた後、部品を筐体に設置するまでの間、保持部材が切り欠きから外れにくくなり、部品の設置作業が容易になる。
本発明に係る部品設置構造では、上記切り欠きが上記筐体に形成される開口部に面して形成されており、筐体外面側において上記切り欠きの周囲に段差が形成され、上記保持部材が上記切り欠きに取り付けられた状態において、上記基底部の下面と上記筐体外面側の平面とが、連続面を形成することが好ましい。
上記の構成によれば、基底部の下面と筐体外面側の平面とが連続面を形成し、基底部が筐体外面側から突出しない。したがって、保持部材を切り欠きに取り付けた後、指などが基底部に引っ掛かって保持部材の位置をずらしてしまうといった不都合を回避できる。
本発明に係る部品設置構造では、上記基底部の側面と上記段差とによって、上記切り欠きの奥行き方向と垂直方向に伸びる間隙が形成されることが好ましい。
上記の構成によれば、間隙にマイナスドライバーの先端や指の爪先を挿入して、基底部を開口部側に移動させることにより、筐体外面側から容易に保持部材を切り欠きから取り外すことができる。
本発明に係る部品設置構造では、上記保持部材のうち少なくとも上記可動保持部が、樹脂材料からなることが好ましい。
上記の構成によれば、可動保持部を樹脂材料により構成することで可動保持部の可撓性が増すので、可動保持部が撓みやすくなり、容易に部品を筐体に設置することができる。
本発明に係る部品設置構造は、以上のように、筐体に平板状の部品を設置するための部品設置構造において、上記筐体は、上記部品の一端を保持する保持部材を着脱自在に取り付ける取付部が形成され、当該取付部に上記保持部材が取り付けられ、上記部品の他端を保持する保持部が形成されるので、保持部材の種類を変えることにより、外形仕様の異なる複数種類の部品を同一の筐体に設置することが可能になるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図6に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本発明の部品設置構造を有する液晶表示装置用筐体1(以下「筐体1」)の背面側から見た斜視図である。筐体1は、前面側に設けられる額縁部10と、背面側に設けられる枠体部15とを備えている。額縁部10には、開口部10aが設けられるとともに、裏面側に開口部10a取り囲むように枠体部15が配置されている。
開口部10aの一方の長辺には、切り欠き部11および切り欠き部12が設けられている。なお、切り欠き部11・12が設けられている開口部10aの長辺側が筐体1の下側となっている。また、切り欠き部11および12が設けられている長辺に対向する長辺には、切り欠き部13および切り欠き部14が設けられている。
また、切り欠き部11〜14はそれぞれ、凹部11a〜14aを有している。凹部11a〜14aは、切り欠き部11〜14の2つの長辺の中間点付近に2箇所ずつ合計8箇所設けられている。
また、枠体部15の切り欠き部11・12側の内壁には、開口部10a側に突出する突起部16が額縁部10と所定の間隔をおいて設けられている。一方、枠体部15の切り欠き部13・14側の内壁には、開口部10a側に突出する突起部17が額縁部10と所定の間隔をおいて設けられている。
切り欠き部11および12には、保持部材2が取り付けられる。図1では、切り欠き部11は、保持部材2が取り付けられる前の状態であり、切り欠き部12には、保持部材2が取り付けられている。保持部材2が、切り欠き部11および12に取り付けられた後、保持部材2と突起部17とで、後述する液晶モジュール30の端部を保持することにより、液晶モジュール30が筐体1に設置される。したがって、この状態では、切り欠き部13・14には保持部材2が取り付けられていない。
図2(a)は、保持部材2の斜視図であり、直線の矢印は、保持部材2が切り欠き部11〜14に挿入される方向を示している。以下の説明では、直線の矢印方向を保持部材2の背面方向とし、当該矢印の向きと反対方向を保持部材2の正面方向とする。また、当該矢印方向を縦とする。
図2(b)は、保持部材2の正面図であり、図2(c)は、保持部材2の側面図である。保持部材2は、底板21(基底部)、載置板22(載置部)、支持板23(挟持部)、係止板24(可動保持部)から構成されている。底板21は長方形の板であり、底板21の上に載置板22が設けられている。載置板22は、縦に細長い長方形の板であり、載置板22の長辺の長さは、切り欠き部11〜14の奥行きとほぼ等しく、載置板22の短辺の長さは、切り欠き部11〜14の幅とほぼ等しい。これにより、載置板22全体が切り欠き部11〜14に嵌合する。載置板22の上面には、後述する液晶モジュール30が載置され、載置板22の一部は、保持部材2の正面方向に底板21から突出している。
また、載置板22の2つの側面には、凸部22aが設けられている。凸部22aは、横方向に若干突き出しており、図1に示す、切り欠き部11〜14の凹部11a〜14aに嵌合するようになっている。これにより、保持部材2が切り欠き部11〜14に取り付けられた状態で、保持部材2が切り欠き部11〜14から容易に外れないように保持される。また、凸部22aには、矢印方向の両端にテーパー面が形成されている。
載置板22の上面には、支持板23が設けられる。支持板23は、横に長い長方形の板であり、支持板23の一部は、保持部材2の背面方向に載置板22から突き出している。図2(b)に示すように、支持板23と底板21とは平行であり、底板21、載置板22および支持板23で側面にコ字状の括れ部22bを有する基台が形成され、括れ部22bによって、切り欠き部11〜14における額縁部10が挟持される。また、図2(c)に示すように、保持部材2の背面側における支持板23と底板21との間にも、括れ部22bと同じ幅の括れ22cが形成されている。この括れ22cにも額縁部10が挟持される。
支持板23の上面には、係止板24が設けられる。係止板24は、上方に長い長方形の板であり、爪部24aおよび突出部24bを有している。爪部24aは、上部に傾斜面を有しており、下部に載置板22の上面と平行な平面を有している。図2(c)に示すように、爪部24aの傾斜面の上端と係止板24の上端との距離Dは2〜5mmである。また、突出部24bは、突出する方向に高さHが0.3〜1mmであり、係止板24が伸びる方向に幅Wが0.5〜1mmである。
係止板24は可撓性を有しており、樹脂材料等の材料で構成されるのが望ましい。なお、底板21、載置板22、支持板23、係止板24は、それぞれ異なる材料で構成されても良く、同じ材料で一体的に構成されていても良い。
なお、底板21、載置板22、支持板23、係止板24の形状は上記の形状に限定されない。
図3(a)は、筐体1の正面図であり、筐体1の額縁部10の開口部10aに、4箇所に凹状の切り欠き部11〜14が設けられている。切り欠き部11〜14はそれぞれ同じ大きさであってもよく、切り欠き部11および切り欠き部12は、開口部10aの下辺に設けられ、切り欠き部13および切り欠き部14は、開口部10aの上辺に設けられている。
切り欠き部11〜14に設けられいる凹部11a〜14aは、図2に示す保持部材2の凸部22aが嵌合する形状をなしている。凸部22aがテーパー面を有しているため、凹部11a〜14aに対する凸部22aの侵入および離脱が容易になる。また、その侵入および離脱をより容易にするには、凹部11a〜14aの周縁部および凸部22a少なくともいずれか一方がある程度の弾性を有していることが好ましい。
図3(b)は、筐体1の背面図である。額縁部10の開口部10aに沿って枠体部15が長方形の柵状に取り囲んでおり、枠体部15の内壁には、凸状の突起部16および突起部17が設けられている。突起部16は、枠体部15の下辺の2箇所に設けられ、突起部17は、枠体部15の上辺の3箇所に設けられている。切り欠き部11〜14には、保持部材2が取り付けられ、保持部材2、突起部16または突起部17とで、本発明の部品設置構造が構成される。
図4は、額縁部10、保持部材2および液晶モジュール30の端部の拡大側面図であり、図4(a)は液晶モジュール30の保持前の状態を示しており、図4(b)は保持後の状態を示している。図4(a)に示すように、液晶モジュール30を保持部材2によって保持する場合、液晶モジュール30の端部を係止板24の爪部24aの傾斜面に押し当てる。液晶モジュール30の端部に働く矢印方向の押圧力により、係止板24は背面側に反り返り、液晶モジュール30が載置板22の上面に接すると、係止板24は反り返った状態から元の状態に復元して、図4(b)に示す状態となる。図4(b)に示すように、爪部24aの下部平面と載置板22の上面とが液晶モジュール30の端部を保持するので、液晶モジュール30は載置板22の上面に接した状態で保持される。
係止板24が外側に反り返っている状態では、支持板23の下面が額縁部10と当接しているので、保持部材2の位置がずれることはなく、係止板24のみが弾性変形する。
なお、液晶モジュール30を筐体1から取り外す場合は、指で係止板24を外側に反らせた状態で、液晶モジュール30を持ち上げればよい。この時、指先が突出部24bに引っ掛かるのですべりにくく、容易に液晶モジュール30を筐体1から取り外すことができる。
図5(a)は、筐体1に液晶モジュール30を設置した状態を示す斜視図であり、図5(b)は、筐体1に液晶モジュール30を設置した状態を示すA−A線矢視断面図である。液晶モジュール30の一端は、切り欠き部11および12に設けられた保持部材2によって保持されており、液晶モジュール30の他端は、突起部17に嵌められることにより保持されている。
図5(b)に示すように、液晶モジュール30の厚さは、保持部材2によって保持されている側と突起部17によって保持されている側とで異なり、保持部材2によって保持されている側の厚さは、突起部17によって保持されている側の厚さよりも小さい。液晶モジュール30の設置手順は、先に液晶モジュール30の一端を突起部17の下側に嵌めてから、液晶モジュール30の他端を、保持部材2の爪部24aの傾斜面に押し当て、液晶モジュール30を額縁部10側に押し込む。これにより、保持部材2の係止板24が背面側に反り返り、液晶モジュール30と保持部材2の載置板22とが接すると、係止板24が元の位置に戻るので、液晶モジュール30の他端も保持される。
図5(c)は、液晶モジュール30の代わりに、液晶パネル31およびバックライトユニット32を筐体1に設置した状態を示している。液晶パネル31とバックライトユニット32とを重ね合わせた厚さは、上記の液晶モジュール30と等しく、液晶パネル31およびバックライトユニット32の設置手順は、液晶モジュール30の場合と略同様である。
続いて、液晶モジュール30とは縦および横の長さが等しく厚さの異なる液晶モジュール33を筐体1に設置する場合について説明する。なお、以下の説明では、縦を液晶モジュール30等の短辺とし、横を液晶モジュール30等の長辺とする。
図6(a)および(b)は、筐体1の斜視図であり、筐体1は、図1に示す筐体1と同一である。図6(a)は、液晶モジュール33を設置する前の状態を示しており、図1とは対照的に、額縁部10の開口部10aの切り欠き部13および14に、保持部材2が取り付けられる。なお、切り欠き部13・14が設けられている開口部10aの長辺側が筐体1の上側となっている。
図6(b)は、筐体1に液晶モジュール33を設置した状態を示す斜視図であり、図6(c)は、筐体1に液晶モジュール33を設置した状態を示すB−B線矢視断面図である。液晶モジュール33の一端は、切り欠き部13および14に設けられた保持部材2によって保持されており、液晶モジュール33の他端は、突起部16に嵌められることにより保持されている。
図6(c)に示すように、液晶モジュール33の厚さは、保持部材2によって保持されている側と突起部16によって保持されている側とで異なっている。液晶モジュール30と液晶モジュール33とを比較すると、どちらもそれぞれの縦横の長さが等しい平板であり、保持部材2によって保持される側の厚さは等しく、保持部材2によって保持される側と反対側の厚さは、液晶モジュール30と液晶モジュール33とで異なっている。すなわち、突起部16によって保持される側の厚さと図5(c)に示す突起部17によって保持される側の厚さとが異なっている。
なお、液晶モジュール33の設置手順は液晶モジュール30の場合と同様であり、液晶モジュール33の一端を突起部16の下側に嵌めてから、液晶モジュール33の他端を、保持部材2の爪部24aの傾斜面に押し当て、液晶モジュール33を額縁部10側に押し込み、液晶モジュール33の下面と保持部材2の載置板22の上面とが接すると、液晶モジュール33の他端が保持される。
このように、保持部材2を取り付ける位置を変えるだけで、互いに厚さの異なる液晶モジュール30と液晶モジュール33との両方を同一の筐体1に設置することが可能となる。
本発明の他の実施形態について図7および図8に基づいて説明すると以下の通りである。
上記では、額縁部10の一方の長辺に設けられた2つの切り欠き部11・12又は切り欠き部13・14に保持部材2を取り付ける場合について説明したが、これに限るものではなく、額縁部10に設けられた4つの切り欠き部11〜14の全てに保持部材2を取り付けてもよい。
図7(a)は、4つの切り欠き部11〜14に保持部材2を取り付けて、筐体1に液晶モジュール34を取り付けた状態を示す断面図である。液晶モジュール34の両端の厚さD1は等しい。なお、液晶モジュール34の横の長さは液晶モジュール30・33と等しく、縦の長さは液晶モジュール30・33よりも短い。
図7(b)は、4つの切り欠き部11〜14に保持部材25を取り付けて、筐体1に液晶モジュール35を設置した状態を示す断面図である。液晶モジュール35の厚さD2は液晶モジュール34の厚さD1よりも大きく、縦横の長さは液晶モジュール34と同一である。保持部材25は、保持部材2と同様の構造であるが、保持部材25の係止板254は、保持部材2の係止板24よりも長く形成されている。
図7(c)は、4つの切り欠き部11〜14に保持部材26を取り付けて、筐体1に液晶モジュール36を設置した状態を示す断面図である。液晶モジュール36の厚さD3は液晶モジュール34の厚さD1よりも小さく、縦横の長さは液晶モジュール34・35と同一である。保持部材26も、保持部材2・25と同様の構造であり、保持部材26の係止板264は、保持部材2の係止板24よりも短く形成されている。
図7(d)は、切り欠き部11および12に保持部材26を取り付け、切り欠き部13・14に保持部材2を取り付けて、筐体1に液晶モジュール37を設置した状態を示す断面図である。液晶モジュール37の保持部材26によって保持される側の厚さはD3であり、保持部材2によって挟持される側の厚さはD1であり、縦横の長さは液晶モジュール34・35・36と同一である。
このように、大きさの異なる保持部材2・25・26を適宜組み合わせて切り欠き部11〜14に取り付けるだけで、互いに厚さの異なる液晶モジュール34〜37を同一の筐体1に設置することが可能となる。
図8(a)および(b)は、それぞれ本発明の他の実施形態の筐体4および筐体5の背面図である。
図8(a)に示すように、額縁部40の開口部40aの下辺には切り欠き部41および切り欠き部42が設けられており、開口部40aの上辺の外側に位置する枠体部45の内壁に、3つの突起部47が設けられている。すなわち、筐体4の構成は、図3(b)に示す筐体1において、切り欠き部13・14および突起部16が設けられていない構成と同一である。
切り欠き部41および切り欠き部42に保持部材2を取り付けると、図5(a)および(b)に示す液晶モジュール30が筐体4に設置可能となる。ここで、切り欠き部41および切り欠き部42に、保持部材2と大きさの異なる保持部材25を取り付けると、液晶モジュール30とは縦横の長さが等しく厚さの異なる液晶モジュール38(図示せず)を筐体4に設置可能となる。液晶モジュール38は、突起部47によって保持される側の厚さは液晶モジュール30の突起部17によって保持される側の厚さと等しく、保持部材25によって保持される側は、液晶モジュール30の保持部材2によって保持される側よりも厚い。
このように、筐体4の構成において、切り欠き部41・42に取り付けられる保持部材2・25を変更するだけで、互いに厚さの異なる液晶モジュール30・38を同一の筐体4に設置することができる。
また、図8(b)に示すように、額縁部50の開口部50aの上辺には切り欠き部53および切り欠き部54が設けられており、開口部50aの下辺の外側に位置する枠体部55の内壁に、2つの突起部56が設けられている。すなわち、筐体5の構成は、図3(b)に示す筐体1において、切り欠き部11・12および突起部17が設けられていない構成と同一である。
切り欠き部53および切り欠き部54に保持部材2を取り付けると、図6(b)および(c)に示す液晶モジュール33が筐体5に設置可能となる。ここで、切り欠き部53および切り欠き部54に保持部材25を取り付けると、液晶モジュール33とは縦横の長さが等しく厚さの異なる液晶モジュール39(図示せず)を筐体5に設置可能となる。液晶モジュール39は、突起部56によって保持される側の厚さは液晶モジュール33の突起部16によって保持される側の厚さと等しく、保持部材25によって保持される側は、液晶モジュール33の保持部材2によって保持される側よりも厚い。
このように、筐体5の構成において、切り欠き部53・54に取り付けられる保持部材2・25を変更するだけで、互いに厚さの異なる液晶モジュール33・39を同一の筐体5に設置することができる。
本発明のさらに他の実施形態について図9ないし図12に基づいて説明すると以下の通りである。
図9(a)および(b)は、切り欠き部11の保持部材2の挿入方向から見た側面図である。額縁部10の厚さは均一であり、保持部材2の底板21、載置板22および支持板23とで形成される括れ22bの幅と等しい。なお、額縁部10の上側が筐体1の内部側であり、額縁部10の下側が筐体1の外部側である。保持部材2を切り欠き部11に取り付けると、図9(b)に示すように、保持部材2の底板21が、額縁部10の外側に突き出し、保持部材2の支持板23が、額縁部10の内側に突き出した状態となる。
図9(c)および(d)は、切り欠き部11の変形例である切り欠き部61を保持部材2の挿入方向から見た断面図である。切り欠き部61が設けられる額縁部60は、額縁部10よりも厚く、切り欠き部61の厚さは切り欠き部11の厚さと等しい。額縁部60の外側における切り欠き部61の周囲には、段差61bが設けられている。段差61bの高さは、保持部材2の底板21の厚さに等しい。
したがって、図9(d)に示すように、切り欠き部61に保持部材2を取り付けた場合、保持部材2の底板21と額縁部60の外側の面とが連続面を形成する。よって、底板21に指が引っ掛かりにくくなるので、切り欠き部61に保持部材2を安定して取り付けることが可能となる。なお、段差61bの高さを、保持部材2の底板21の厚さよりも高くしてもよい。
図10(a)は、額縁部60を有する筐体6の正面図である。額縁部60の開口部60aには、切り欠き部61の他、切り欠き部61と同一の形状である切り欠き部62〜64が設けられており、切り欠き部61〜64のそれぞれの周囲には、段差61b〜64bが設けられている。切り欠き部61には保持部材2が取り付けられており、保持部材2の底板21と額縁部60の外側の面とが滑らかな連続面となっている。
ここで、組立の手違い等で保持部材2を切り欠き部61から取り外す場合、筐体6の内側は手が届きにくいため、筐体6の外側から保持部材2を取り外せることが望ましい。しかしながら、底板21に指が引っ掛かりにくくなっているため、筐体6の外側からは保持部材2が取り外しにくい。
図10(b)は、筐体6の変形例である筐体7の正面図である。筐体7の額縁部70の開口部70aには、切り欠き部71〜74が設けられており、切り欠き部71には保持部材2が取り付けられている。切り欠き部71〜74の形状は、図10(a)の切り欠き部61〜64と同一である。一方、切り欠き部71〜74の周囲に設けられた段差71b〜74bは、図10(a)の段差61b〜64bよりも奥行きが長くなっている。
そのため、例えば切り欠き部71に保持部材2を取り付けると、保持部材2の底板21の下端と、段差71bとの間に溝71cが形成される。溝71cには、指の爪やマイナスドライバーを差し込むことができ、溝71cに差し込んだ指の爪やマイナスドライバーによって底板21を上方向に移動させることで、筐体7の外側から保持部材2を容易に取り外すことができる。
図11は、額縁部80を有する筐体8の背面図である。額縁部80の開口部80aには、切り欠き部81〜84が設けられており、筐体1と異なり、切り欠き部81および82は、開口部80aの一方の短辺に設けられ、切り欠き部83および84は、開口部80aの他方の短辺に設けられている。また、開口部80aを長方形状に取り囲む枠体部85の内側には、突起部86および突起部87が2箇所づつ設けられている。また、筐体1と異なり、突起部86は、切り欠き部81・82が設けられている側の枠体部85の一方の短辺に設けられ、突起部87は、切り欠き部83・84が設けられている側の枠体部85の他方の短辺に設けられている。
切り欠き部81〜84および突起部86・87の形状は、それぞれ切り欠き部11〜14および突起部16・17の形状と同一である。筐体8に液晶モジュール30等を設置する方法は、筐体1の場合と同様であり、切り欠き部81・82に保持部材2を取り付けて、保持部材2と突起部87とによって液晶モジュール30等を設置するか、又は、切り欠き部83・84に保持部材2を取り付けて、保持部材2と突起部86とによって液晶モジュール30等を設置する。
以上では、切り欠き部11等を額縁部10等に4箇所設ける構成について説明したが、これに限るものではなく、筐体1等の大きさ、保持部材2等の強度に合わせて、必要に応じて切り欠き部11等を5箇所以上設けてもよい。例えば、図12に示すように、筐体9の額縁部90の開口部90aに、6つの切り欠き部91〜96を設けてもよい。また、筐体1等が小型の場合は、切り欠き部11を2箇所又は3箇所だけ設けてもよい。同様に突起部16・17等についても、筐体1等の大きさ、保持部材2等の強度に合わせて、必要に応じて設ける箇所数を適宜変更してもよい。
また、以上の実施形態では、筐体1等に液晶モジュール30等を設置する構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、電子機器の筐体にプリント回路基板を設置したり、時計の筐体に文字盤を設置する場合に、それらの筐体に本発明に係る部品設置構造を設けたりしてもよい。これにより、同一の電子機器の筐体に、厚さの異なるプリント回路基板を設置したり、同一の時計の筐体に、厚さの異なる文字盤を設置したりできる。
また、切り欠き部11は、額縁部10に開口部10aに面して形成されているが、立体的な構造であってもよい。具体的には、箱状の構造体の一面を開放し、当該開放側に面して上面に切り欠き部が形成される構造であってもよい。このような構造は、平面上に切り欠き部を設けることができる。例えば、この切り欠き部は、図16に示すホルダー403のような構造として設けることができる。
また、以上の実施形態では、保持部材2を筐体1に取り付けるための取付部として切り欠き部11を設ける構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、レールのような形状をなす凸条部を切り欠き部11の代わりに設け、その凸条部に摺動自在に嵌合するように保持部材2の底板21に凹条部を設けてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る部品設置構造は、外形仕様の異なる平板状の部品を設置する筐体に適用できる。
本発明の実施形態に係る部品設置構造を有する筐体を一部を切り欠いて示す斜視図である。 (a)は上記筐体に取り付けられる保持部材の斜視図であり、(b)は当該保持部材の正面図であり、(c)は当該保持部材の側面図である。 (a)は上記筐体の正面図であり、(b)は上記筐体の背面図である。 上記筐体に液晶モジュールを設置する過程を示しており、(a)は設置前の状態を示す部分拡大側面図であり、(b)は設置後の状態を示す部分拡大側面図である。 (a)は液晶モジュールが設置された上記筐体の斜視図であり、(b)は当該筐体のA−A線矢視断面図であり、(c)は液晶パネルおよびバックライトユニットが設置された上記筐体の断面図である。 (a)は上記筐体の斜視図であり、(b)は、図5(a)の液晶モジュールとは厚さの異なる液晶モジュールが設置された上記筐体の斜視図であり、(c)は当該筐体のB−B線矢視断面図である。 (a)〜(d)はともに上記筐体の断面図であり、(a)は厚さD1の液晶モジュールが設置された上記筐体の断面図であり、(b)は厚さD2の液晶モジュールが設置された上記筐体の断面図であり、(c)は厚さD3の液晶モジュールが設置された上記筐体の断面図であり、(d)は一端の厚さがD1で他端の厚さがD3の液晶モジュールが設置された上記筐体の断面図である。 (a)(b)ともに、他の実施形態に係る部品設置構造を有する筐体の背面図である。 (a)は図1に示す筐体の切り欠き部の側面図であり、(b)は上記保持部材が取り付けられている当該切り欠き部の側面図であり、(c)は本発明の他の実施形態に係る切り欠き部の側面図であり、(d)は上記保持部材が取り付けられている当該切り欠き部の側面図である。 (a)は図9(c)に示す切り欠き部を有する筐体の正面図であり、(b)は本発明のさらに他の実施形態に係る筐体の正面図である。 本発明の変形例に係る筐体の背面図である。 本発明の他の変形例に係る筐体の正面図である。 (a)、(b)はともに従来の液晶表示装置の側面図であり、(c)は当該液晶表示装置の固定部の部分拡大図である。 (a)は従来の基板取付構造を有する筐体の断面図であり、(b)は当該筐体の平面図である。 (a)は従来の卓上型機器実装用シェルフの側断面図であり、(b)〜(d)はともに、当該卓上型機器実装用シェルフの回動爪の部分拡大図である。 (a)は従来のキャビネットおよびシャーシフレームの斜視図であり、(b)は当該シャーシフレームのロック爪およびリブの部分拡大図である。
符号の説明
1・4・5・6・7・8・9 筐体
10・40・50・60・70・80・90 額縁部
10a・40a・50a・60a・70a・80a・90a 開口部
11・12 切り欠き部(取付部・第1取付部・切り欠き)
13・14 切り欠き部(取付部・第2取付部・切り欠き)
16 突起部(保持部・第2保持部)
17 突起部(保持部・第1保持部)
41・42・53・54 切り欠き部(取付部・切り欠き)
47・56 突起部(保持部)
61〜64・71〜74 切り欠き部(取付部・第1取付部・第2取付部・切り欠き)
81・82 切り欠き部(取付部・第1取付部・切り欠き)
83・84 切り欠き部(取付部・第2取付部・切り欠き)
86 突起部(保持部・第2保持部)
87 突起部(保持部・第1保持部)
91〜96 切り欠き部(取付部・第1取付部・第2取付部・切り欠き)
11a〜14a 凹部
15 枠体部
2・25・26 保持部材(保持部材・第1保持部材・第2保持部材)
21 底板(基底部)
22 載置板(載置部)
22a 凸部
22b 括れ部(隙間)
23 支持板(挟持部)
24 係止板(可動保持部)
24a 爪部(爪)
24b 突出部
30・33〜37 液晶モジュール(部品)
61b〜64b・71b〜74b 段差
71c 溝(間隙)

Claims (11)

  1. 筐体に平板状の部品を設置するための部品設置構造において、
    上記筐体は、上記部品の一端を保持する保持部材を着脱自在に取り付ける取付部が形成され、当該取付部に上記保持部材が取り付けられ、
    上記部品の他端を保持する保持部が形成され
    上記取付部は凹形状をなす切り欠きであり、上記保持部材は当該切り欠きに摺動自在に挿抜されることを特徴とする部品設置構造。
  2. 上記取付部および上記保持部が互いに対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の部品設置構造。
  3. 上記保持部は、上記部品が設置される上記筐体の内面に接触する状態で、上記部品の一端を上記部品の厚さ方向に保持し、
    上記保持部材は、上記部品が上記筐体の上記内面に接触する状態で、上記部品の他端を上記部品の厚さ方向に保持することを特徴とする請求項1または2に記載の部品設置構造。
  4. 上記保持部材は、基底部と、当該基底部上で上記部品を載置する載置部と、基底部との間で上記切り欠きの周縁部を挟持する隙間を形成する挟持部と、上記載置部上に伸びるように形成され、上記部品における上記載置部に載置される端面と対向する端面に係止する爪が形成されている可動保持部とを有し、
    上記可動保持部は可撓性を有し、上記爪は上記載置部に向かって傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載の部品設置構造。
  5. 上記可動保持部が先端に上記載置部側に突出する突出部を有することを特徴とする請求項4に記載の部品設置構造。
  6. 上記突出部は、突出する方向に0.3mm〜1mmの高さ、上記可動保持部が伸びる方向に0.5mm〜1mmの厚さとを有し、上記傾斜面の上端と上記突出部との距離は2〜5mmであることを特徴とする請求項5に記載の部品設置構造。
  7. 上記可動保持部が上記載置部と反対側に撓むと、上記挟持部の下面が上記切り欠きの周縁部に当接することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の部品設置構造。
  8. 上記切り欠きに凹部が形成され、
    上記載置部の側面には凸部が形成され、
    上記保持部材が上記切り欠きに取り付けられた状態において、上記凹部と上記凸部とが嵌合することを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の部品設置構造。
  9. 上記切り欠きが上記筐体に形成される開口部に面して形成されており、筐体外面側において上記切り欠きの周囲に段差が形成され、
    上記保持部材が上記切り欠きに取り付けられた状態において、上記基底部の下面と上記筐体外面側の平面とが、連続面を形成することを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の部品設置構造。
  10. 上記基底部の側面と上記段差とによって、上記切り欠きの奥行き方向と垂直方向に伸びる間隙が形成されることを特徴とする請求項9に記載の部品設置構造。
  11. 上記保持部材のうち少なくとも上記可動保持部が、樹脂材料からなることを特徴とする請求項4〜10のいずれか1項に記載の部品設置構造。
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