JP2009099748A - 電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付部材の着脱が容易であり、支持部材に2種類の孔を形成する必要がなく、取付部材をがたつきなく確実に固定できる電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造を提供する。
【解決手段】電気電子機器収納用キャビネットのマウントレールなどの支持部材11に、水平レールなどの取付部材12を固定する固定構造である。取付部材12の端部に貫通孔13とこれに隣接する引掛片14を形成し、支持部材11に貫通孔13に対応する固定孔部16と、引掛片14が挿入される引掛孔部17とを一体化した取付孔15を形成する。取付部材12の引掛片14を支持部材11の引掛孔部17に挿入後、貫通孔13と固定孔部16とに固定部材20を挿入して固定する。
【選択図】図5
【解決手段】電気電子機器収納用キャビネットのマウントレールなどの支持部材11に、水平レールなどの取付部材12を固定する固定構造である。取付部材12の端部に貫通孔13とこれに隣接する引掛片14を形成し、支持部材11に貫通孔13に対応する固定孔部16と、引掛片14が挿入される引掛孔部17とを一体化した取付孔15を形成する。取付部材12の引掛片14を支持部材11の引掛孔部17に挿入後、貫通孔13と固定孔部16とに固定部材20を挿入して固定する。
【選択図】図5
Description
本発明は、電気電子機器収納用キャビネットのマウントレール等の支持部材に、L型レール等の取付部材を固定するための取付部材固定構造に関するものである。
電気電子機器収納用キャビネットのマウントレール等の支持部材に、L型レール等の取付部材を固定する場合には、図1に示すように、取付部材1の端部に設けたL字型の爪2を支持部材3に設けた孔4に引掛けたうえで、支持部材3のねじ孔5に取付部材1の長孔6からねじを挿入し、ねじ止め固定する構造が一般的であった(特許文献1)。
しかし、図1に示したような一般的なねじ止め構造はねじ止めに手数がかかるため、取付部材1の取付けや取り外しが容易でないという問題があった。また支持部材に爪を引掛けるための孔とねじ止めの固定用の孔とを別に設けなければならず、製造コストが高くなるという問題があった。
実開平7−029892号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、取付部材の着脱が容易であり、支持部材に2種類の孔を形成する必要がなく、しかも取付部材をがたつきなく確実に固定することができる電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、電気電子機器収納用キャビネットの支持部材に取付部材を固定する固定構造であって、取付部材の端部に貫通孔を形成するとともに引掛片を形成し、また支持部材に前記貫通孔に対応する固定孔部と、前記引掛片が挿入される引掛孔部とを一体化した取付孔を連続して形成し、取付部材の引掛片を支持部材の引掛孔部に挿入後、貫通孔と固定孔部とに固定部材を挿入して固定したことを特徴とするものである。
なお請求項2のように、引掛片は水平方向に突設され、2回曲げによってS字状に屈曲された形状であることが好ましく、また請求項3のように、取付部材の引掛片と固定部材とは同一の取付孔に挿入され、取付部材を反転させた場合は取付部材の引掛片と固定部材とは異なる取付孔に挿入される構造であることが好ましい。
本発明の電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造によれば、ねじを使用することなく取付部材を支持部材に固定することができ、取付部材の着脱が容易である。また支持部材に形成する孔は一種類でよく、支持部材に2種類の孔を形成する必要がないので製造コストが安価となる。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図2〜図6は本発明の第1の実施形態を示す図である。図2は固定前の支持部材11と取付部材12とを示す図であり、以下の実施形態では、支持部材11は電気電子機器収納用キャビネットの垂直なマウントレールであり、取付部材12は機器取付用の水平レールである。
図2〜図6は本発明の第1の実施形態を示す図である。図2は固定前の支持部材11と取付部材12とを示す図であり、以下の実施形態では、支持部材11は電気電子機器収納用キャビネットの垂直なマウントレールであり、取付部材12は機器取付用の水平レールである。
取付部材12は断面がL型のレールであり、その垂直面の端部には貫通孔13を形成するとともに、これに隣接させて引掛片14を形成してある。貫通孔13はこの実施形態では四角孔であるが、必ずしも角孔である必要はない。引掛片14は貫通孔13の下方に形成された切欠き部に水平方向に突設されたものであって、図3に拡大して示すように、外側に2回曲げによってS字状に屈曲されている。
一方、支持部材11には図2に示されるように取付孔15が所定間隔で形成されている。取付孔15は上側の固定孔部16と下側の引掛孔部17とを一体化した孔である。固定孔部16は取付部材12の貫通孔13とほぼ同一形状であり、この実施形態では四角孔である。また引掛孔部17は取付部材12の引掛片14が挿入される孔である。引掛片14のS字状の屈曲を支持部材11の板厚に合わせておけば、引掛孔部17に引掛片14を挿入した際の幅方向のがたつきを防止することができる。引掛孔部17に引掛片14を挿入したときに、固定孔部16と貫通孔13とが同一位置に来るようにしておく。
図4に示すのは貫通孔13と固定孔部16とに挿入される固定部材である。この固定部材20は弾性のあるU字状の部材であり、U字状の本体の両先端に操作突起21を備えている。この固定部材20は、指先で操作突起21、21の間隔を狭めながら貫通孔13と固定孔部16に挿入部23を挿入したうえで手を離すと、それ自体の弾性によって操作突起21、21の間隔が広がり、固定部材の両側に形成された突起22と操作突起21の基端部に設けられたフランジ24とによって支持部材11と取付部材12を挟み込んで保持する。なお、突起22はフランジ24から、支持部材11と取付部材12の板厚分離れた位置に設けてあるため、支持部材11と取付部材12は突起24とフランジ24とによりがたつきなく固定される。
支持部材11に取付部材12を固定するには、先ず取付部材12の引掛片14を支持部材11の引掛孔部17に挿入する。取付孔15は上側の固定孔部16の部分が幅広となっているので、その部分から落とし込むように嵌めればよい。そのうえで、固定部材20を貫通孔13と固定孔部16とに挿入する。この状態を図5と図6に示す。この状態では固定部材20によって取付部材12は支持部材11に対してがたつきなく位置決めされ、固定される。また取付部材12に作用する荷重も引掛孔部17の下端と、固定部材20とによって受け止められる。
このように、本発明の電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造によれば、従来のようにねじを使用することなく取付部材12を支持部材11に固定することができるので、取付部材12の取付けや取り外しが容易である。また支持部材11に形成するのは取付孔15だけでよく、支持部材に2種類の孔を形成する必要がないので製造コストが安価となる。しかし本実施形態のように、支持部材11に取付孔15のほかに一定ピッチの孔30を設けて他部材を取付け可能としてもよいことはいうまでもない。
なお、本実施形態では同一の取付孔15に引掛片14と固定部材20とを挿入したものを説明したが、異なる取付孔にそれぞれ挿入してもよい。
また、取付部材12の上下を反転させて取付けたい場合には、引掛片14が上側に来ることとなる。この場合には図7に示すように、引掛片14を挿入した孔と異なる下側の取付孔15に固定部材20を挿入すれば、上記と同様に固定することができる。ただしこのような固定を可能とするためには、取付孔15の上下間隔を適切に設定しておく必要がある。このように、本発明によれば取付部材12の上下を反転させて取付けることも可能である。
1 取付部材
2 爪
3 支持部材
4 孔
5 ねじ孔
6 長孔
11 支持部材
12 取付部材
13 貫通孔
14 引掛片
15 取付孔
16 固定孔部
17 引掛孔部
20 固定部材
21 操作突起
22 突起
23 挿入部
24 フランジ
30 孔
2 爪
3 支持部材
4 孔
5 ねじ孔
6 長孔
11 支持部材
12 取付部材
13 貫通孔
14 引掛片
15 取付孔
16 固定孔部
17 引掛孔部
20 固定部材
21 操作突起
22 突起
23 挿入部
24 フランジ
30 孔
Claims (3)
- 電気電子機器収納用キャビネットの支持部材に取付部材を固定する固定構造であって、取付部材の端部に貫通孔を形成するとともに引掛片を形成し、また支持部材に前記貫通孔に対応する固定孔部と、前記引掛片が挿入される引掛孔部とを一体化した取付孔を連続して形成し、取付部材の引掛片を支持部材の引掛孔部に挿入後、貫通孔と固定孔部とに固定部材を挿入して固定したことを特徴とする電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造。
- 引掛片は水平方向に突設され、2回曲げによってS字状に屈曲された形状であることを特徴とする請求項1に記載の電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造。
- 取付部材の引掛片と固定部材とは同一の取付孔に挿入され、取付部材を反転させた場合は取付部材の引掛片と固定部材とは異なる取付孔に挿入されることを特徴とする請求項2に記載の電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007269621A JP2009099748A (ja) | 2007-10-17 | 2007-10-17 | 電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造 |
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JP2007269621A JP2009099748A (ja) | 2007-10-17 | 2007-10-17 | 電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造 |
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ID=40702471
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JP2007269621A Withdrawn JP2009099748A (ja) | 2007-10-17 | 2007-10-17 | 電気電子機器収納用キャビネットの取付部材固定構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009099748A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017079280A (ja) * | 2015-10-21 | 2017-04-27 | 日東工業株式会社 | 電気電子機器収納用箱 |
JP7463030B2 (ja) | 2020-03-18 | 2024-04-08 | 日東工業株式会社 | L型レールの取付構造 |
-
2007
- 2007-10-17 JP JP2007269621A patent/JP2009099748A/ja not_active Withdrawn
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