JP4670268B2 - 係止フックとこれを用いた板部材保持構造、及び、液晶表示モジュール - Google Patents

係止フックとこれを用いた板部材保持構造、及び、液晶表示モジュール Download PDF

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本発明は、電子回路基板等の薄い板部材を平面に止着するのに好適な係止フックとこれを用いた板部材保持構造、及び、液晶表示モジュールに関する。
従来、電子機器内の所定スペースに電子回路基板等の板部材を、ネジ等の止着部材を用いずに装着する方法として、特許文献1に示されるような方法が用いられている。この方法は、樹脂製の機体シャーシに電子回路基板を挟持するための引っ掛け部(フック部)と弾性リブ(支持部)を備えた突起を一体に成形しておき、装着時には、弾性リブを撓ませて引っ掛け部との間に電子回路基板を挿入して挟持させるものである。これにより、ネジ止め作業が無くなり、少ない工数でミスなく電子回路基板を所定スペースに装着できる。
しかるに、上記方法による場合、引っ掛け部と弾性リブとで基板を挟持するから、挟持される基板がシャーシ平坦面から離れた位置に保持される構造となる。このような保持構造は、シャーシ平坦面と挟持される基板との間に無駄なスペースが生じ、機器の薄型化に極めて不利である。
特開平11−307961号公報
本発明の課題は、ネジ等の止着部材を用いずに板部材を簡単且つ確実に平坦面に沿わせて設置できる係止フックとこれを用いた板部材保持構造、及び、液晶表示モジュールを提供することである。
本発明の係止フックは、可撓性に形成され、自由端側が揺動可能に片持ち支持された支持板部と、第1の側板部と第2の側板部が向かい合うように且つ第3の側板部が前記第1の側板部と前記第2の側板部との間に介在するようにコの字状に形成されて、前記支持板部の自由端側の一方の表面に立設された基体部と、前記第3の側板部に凸設された係合部と、前記第1の側板部に凸設された第1の鍔部と、前記第2の側板部に凸設された第2の鍔部と、を備え、前記第1の鍔部と前記第2の鍔部は、前記係合部よりも前記支持板部表面から長く離隔した位置に凸設されていることを特徴とするものである。
また、本発明の板部材保持構造は、板部材を機体シャーシの平坦面に沿わせて設置するための板部材保持構造であって、前記板部材の異なる縁部に係合し、それら縁部を前記機体シャーシの平坦面とで保持する複数個の係止フックを有し、前記複数個の係止フックのうちの少なくとも1個は、可撓性に形成され、自由端側が可撓状態に片持ち支持された支持板部と、第1の側板部と第2の側板部が向かい合うように且つ第3の側板部が前記第1の側板部と前記第2の側板部との間に介在するようにコの字状に形成されて、前記支持板部の自由端側の一方の表面に立設された基体部と、前記第3の側板部に凸設された係合部と、前記第1の側板部に凸設された第1の鍔部と、前記第2の側板部に凸設された第2の鍔部と、を備え、前記第1の鍔部と前記第2の鍔部は、前記係合部よりも前記支持板部表面から長く離隔した位置に凸設されていることを特徴とするものである。
また、本発明の液晶表示モジュールは、液晶表示パネルと駆動制御回路基板とを収容する機体シャーシを備え、前記駆動制御回路基板が前記機体シャーシの平坦面に沿うように設置されている液晶表示モジュールであって、前記駆動制御回路基板の異なる縁部に係合し、それら縁部を前記機体シャーシの平坦面とで保持する複数個の係止フックを有し、前記複数個の係止フックのうちの少なくとも1個は、可撓性に形成され、自由端側が可撓状態に片持ち支持された支持板部と、第1の側板部と第2の側板部が向かい合うように且つ第3の側板部が前記第1の側板部と前記第2の側板部との間に介在するようにコの字状に形成されて、前記支持板部の自由端側の一方の表面に立設された基体部と、前記第3の側板部に凸設された係合部と、前記第1の側板部に凸設された第1の鍔部と、前記第2の側板部に凸設された第2の鍔部と、を備え、前記第1の鍔部と前記第2の鍔部は、前記係合部よりも前記支持板部表面から長く離隔した位置に凸設されていることを特徴とするものである。
本発明の係止フックによれば、係止フック本体を片持ち支持した支持板部を撓ませることにより係合面の位置を移動させて係合部を目的物に容易に係合させることができるから、係止作業が極めて簡単となる。
本発明の板部材保持構造または液晶表示モジュールによれば、板部材の縁部の複数箇所を複数個の係止フックとシャーシ平坦面とで保持し、複数個の係止フックの少なくとも1個を係合面が移動可能に片持ち支持された係止フックとすることにより、ネジ等の止着部材を用いずに板部材をシャーシ平坦面に簡単な作業で確実に重畳装着できる。
本発明の係止フック及びそれを用いた板部材保持構造においては、係合面が移動可能に片持ち支持された係止フックにおける基体部側面の係合部よりも支持板部表面から長く離隔した位置に、更に鍔部を凸設することが好ましく、これにより、板部材を係止する際に鍔部を摘んで容易に支持板部を撓ませることができ、その結果、係合部を板部材に係合させる係止作業がより一層簡単となる。
また、本発明の板部材保持構造は、板部材が電子回路基板である場合に、より好適に用いられる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールを示す模式的断面図である。
本液晶表示モジュールの筐体は、外形が扁平な直方体をなす箱の天板を除去した形状の収納ケース1に底板を除去した形状のカバーケース2が嵌合状態で被装されてなる。これら両ケース1、2は、共に金属板を加工して形成されている。カバーケース2の天板2aには、表示を観察するための表示窓2cが穿設されている。
収納ケース1にカバーケース2が嵌装されてなる筐体内の最上部には、液晶表示パネル3が収納されている。液晶表示パネル3は、電極(不図示)が形成された一対のガラス基板4、5を、それぞれの電極形成面を対向させて枠状シール材6により所定の間隙を保って接合し、枠状シール材6で囲まれたガラス基板4、5の対向面(以下、内面という)間に液晶7を封入して、構成されている。そして、ガラス基板4、5の各外面には、一対の前、後偏光板8、9がそれぞれ貼着されている。本実施形態の液晶表示パネル3はアクティブマトリックス方式の液晶表示パネルであり、一対のガラス基板4、5のうちの一方のガラス基板の内面には複数の画素電極(不図示)がマトリックス配設され、これに対向する他方のガラス基板の内面には、一枚膜状の対向電極(不図示)が設置されている。
ガラス基板4、5のうちの一方のガラス基板5には、縁部を他方のガラス基板4の対応する端面よりも外側へ延出させて、延出部5aが形成されている。この延出部5aの表面(電極形成面の延長面)には、両基板4、5の各電極に接続されている引回し配線の各接続端子(不図示)が並設されている。
上述の電極配線及び接続端子列が形成された延出部5aには、液晶を駆動する駆動回路素子10がCOG(Chip On Glass)方式により直接搭載されている。そして、この延出部5a縁部の接続端子列には、フレキシブル配線基板11が導通接合されている。
液晶表示パネル3の表示の観察側とは反対側の背面側には、スペーサ12を介してバックライトユニット13が設置されている。本実施形態では、スペーサ12として、両面粘着テープを用いており、これにより、液晶表示パネル3とバックライトユニット13との間に所定の大きさの間隙が確保されるともに両者が固着されている。
本実施形態のバックライトユニット13では、矩形板状をなす導光板14の4個の端面のうちの一端面を光入射面14aとし、この光入射面14aには冷陰極管15が対向配設されている。導光板14は、アクリル樹脂等の透明度の高い樹脂材料を用いて形成され、液晶表示パネル3の有効表示エリアAdを全周にわたり所定幅広げた面積を備えている。そして、その液晶表示パネル3に対向させる前面14bとは反対側の後面14cには、微小な凹凸(不図示)が形成されている。
導光板14の後面14cには、光を散乱反射させる光反射シート16が設置されている。本実施形態における光反射シート16は、白色のPET(ポリエチレンテレフタレート:polyethylene terephthalate)シートからなり、導光板14の光入射面14aを除く3方の端面と背面14cを被い、且つ、冷陰極管15に対応する縁部はコの字に折り曲げられて陰極管15を光入射面4aに対向する側を除き囲繞している。
上述した導光板14、冷陰極管15及び光反射シート16からなる平面発光パネルは、バックライトユニットの筐体を構成するフレーム17内に収納されている。フレーム17は、樹脂材料を用いて、光反射シート16の平面外形に対応した長方形の底板17aとその4辺に立設された側板17bとからなる箱体に、例えば射出成形法等によって形成されている。
そして、フレーム底板17aの後面には、図2に示されるように、その周縁に沿ってリブ17c、17dが立設されている。リブ17cは、隣り合う2辺の縁部に沿って略L字状に立設され、他方のリブ17dは、リブ17cにおけるL字のコーナーに対向するコーナー部に立設されている。これらリブ17c、17dは、フレーム17の強度を補強するとともに、収納ケース1におけるフレーム17の位置を決める脚となる。
リブ17c、17dで囲まれるエリア内には、3個の係止フック17e、17f、17gと5枚の位置規制板17hが立設されている。これら係止フック17e〜17gと5個の位置規制板17hは、本液晶表示モジュール全体の駆動を制御する駆動制御回路基板18をフレーム底板17aにおける後面17cの所定位置に保持するために設けられている。
3個の係止フック17e〜17gのうちの、保持すべき駆動制御回路基板18の短手辺中央部に対応する位置に配設された係止フック17eは、図3に示すように形成されている。フレーム底板17aに穿設された矩形孔17a1の一端面から支持板部17e1が自由端側が揺動可能に片持ち支持状態に延出され、この支持板部17e1の自由端側には基体部17e2が立設されている。基体部17e2は、3枚の側板をコの字に接合した形状をなし、3面の外側面17e3〜17e5を備えている。これら外側面17e3〜17e5のうちの中央の外側面17e4の所定位置に、係合フック部17e6がその係合面17e7を底板17a表面に平行に延在させて凸設されている。この係合フック部17e6における係合面17e7の底板17a表面からの距離dは、係止すべき駆動制御回路基板18の厚さt(図1参照)と同じかそれよりも若干小さく設定されている。
そして、基体部17e2の両側の外側面17e3、17e5の先端部には、鍔部17e8がそれぞれ凸設されている。これら一対の鍔部17e8、17e8は、係止フック17eを摘む際の把手となるもので、作業者はこの一対の鍔部17e8、17e8に指を懸けることにより、容易に基体部17e2を摘むことができる。なお、支持板部17e1のリブ17cから延出させた付け根部には、支持板部17e1を支えるためのリブ17e9が設けられている。
上述の係止フック17eは、フレーム17と同じ樹脂材料で一体に形成されており、作業者が一対の鍔部17e8、17e8に指を懸けて基体部17e2を摘み片持ち支持側に引き寄せることにより、基体部17e2は変形せずに支持板部17e1が湾曲状に撓み、係合面17e6の位置が片持ち支持側に移動するとともに底板17a表面から離隔する構成となっている。
図2に戻って説明すると、係止フック17e以外の2個の係止フック17f、17gは、保持すべき駆動制御回路基板18の上記係止フック17eが配設された側とは反対側の短手辺両コーナー部にそれぞれ配設されている。
そのうちの係止フック17fは、図4に示すように、2枚の壁板を直角に接合してフレーム底板17a表面に立設してなる突当て壁17f1と、その直角コーナー部を被う係合板17f2からなり、保持される駆動制御回路基板18の対応するコーナー部を収容し係止する。なお、底板17aの係合板17f2に対向するエリア穿設されている孔17a2は、成形加工の際に係合板17f2成形用の分割型を進退させるための孔である。
もう一方の係止フック17gは、上記係止フック17fと同一形状に形成され、対応する位置に係止フック17fとは線対称に反転させて配置されている。
5枚の位置規制板17hは、保持すべき駆動制御回路基板18の4辺のうちの一対の長手辺に沿ってそれぞれ2枚つづ配設され、残りの1枚は係止フック17eに係止される短手辺とは反対側の短手辺に沿ってフレキシブル配線基板11を避けた位置に配設され、それぞれ、駆動制御回路基板18の対応する端面の位置を規制している。
上述した3個の係止フック17e〜17gと5枚の位置規制板17hにより、フレーム底板17aの後面に沿ってその所定位置に正確に保持された駆動制御回路基板18には、図1に示されるように、フレキシブル配線基板接続用のコネクタ19が設置されており、一端部を前述した液晶表示パネル3の基板延出部5aに導通接合されたフレキシブル配線基板11の他端部が、コネクタ19を介して導通接続されている。
図1戻って説明すると、導光板14の前側には、光学シート積層体20が設置されている。光学シート積層体20は、導光板14の光出射面14b上に下拡散シート20a、プリズムシート20b、及び上拡散シート20cが、順次積層されてなる。これにより、導光板14の光出射面(前面)14bから面状に出射された光は、上、下拡散シート20a、20cにより輝度分布が大略均一化されると共に、プリズムシート20bにより出射方向を光出射面14bの略法線方向に揃えられる。
導光板14と冷陰極管15、光反射シート16、及び光学シート積層体20が上述のように設置収納されたフレーム17には、金属材料からなるライトカバーケース21が嵌装されている。このライトカバーケース21は、導光板14に対応して外形が長方形をなす天板21aとその4辺に設けられた側板21bからなり、天板21aには導光板14からの出射光を液晶表示パネル3の後面に向けて照射させるための照射窓21cが穿設されている。
ここで、上述のように構成された液晶表示モジュールを組み立てる際の作業手順について説明する。
まず、液晶表示パネル3とバックライトユニット13を上述した構成にそれぞれ組み立てる。液晶表示パネル3には、その基板延出部5aの接続端子部にフレキシブル配線基板11の対応する端部を異方性導電接着材を介して熱圧着接合する。
次に、液晶表示パネル3を、バックライトユニット13のライトカバーケース21の前面に、その有効表示領域Adが照射窓21aに整合するように位置合わせを行いつつ、両面接着テープ(スペーサ)12により固着する。
次いで、バックライトユニット13におけるフレーム底板17aの後面に駆動制御回路基板18を装着する。この装着作業においては、まず、駆動制御回路基板18のフレキシブル配線板11が接合されている端部の両側コーナー部を対応する係止フック17f、17gに係止させる。次いで、駆動制御回路基板18の長手辺端面を対応する位置規制板17hの内面(規制面)に摺接させつつ反対側の短手辺縁部をフレーム底板17aの後面に近づけるとともに、係止フック17eの一対の鍔部17e8、17e8に指を懸けて基体部17e2を摘み片持ち支持側に引き寄せることにより支持板部17e1を撓ませ、係合フック部17e5をフレーム底板17aの後面から離隔させ、駆動制御回路基板18全体を底板17aの後面に沿わせて押し付け、この状態で係止フック17eを離す。これにより、支持板部17e1がそれ自体の弾性により元の平板状に戻り、係合面17e6が元の位置に復帰して、駆動制御回路基板18の対応する縁部が係止フック17eにより係止される。このようにして、駆動制御回路基板18が、フレーム底板17aの後面の所定位置に簡単な作業により確実に保持される。
次いで、フレーム底板17aの後面の所定位置に保持された駆動制御回路基板18のコネクタ19に、一端部を液晶表示パネル3に導通接合されているフレキシブル配線基板11の他端部を挿着し、フレキシブル配線基板11を駆動制御回路基板18に導通接続する。これにより、液晶表示パネル3と駆動制御回路基板18がフレキシブル配線基板11により電気接続される。
次に、上述のように組み立てられた液晶表示パネル3、バックライトユニット13、及び駆動制御回路基板18からなる組立体を、収納ケース1内に落とし込み式に装入する。組立体の収納ケース1内への装入作業が終了した後は、カバーケース2を収納ケース1に嵌装する。これにより、本実施形態の液晶表示モジュールが完成する。この状態においては、図1に示されるように、係止フック17eの鍔部17e8が収納ケース底板1aの内面に当接しており、これにより、支持板部17e1の経時変形による撓みが防止され、係止フック17eが駆動制御回路基板18の対応縁部と充分に係合した所期の係止状態が長期にわたり維持される。
以上のように、本実施形態の液晶表示モジュールにおいては、駆動制御回路基板18を保持するための3個の係止フック17e〜17gのうちの1個の係止フックを、摘む際の把手となる鍔部17e8を備えるとともに片持ち支持された状態に形成したから、ネジ等の止着部材を用いない材料の弾性を利用しただけの簡単な作業により、駆動制御回路基板18をフレーム底板17aの後面に無駄なスペースを生じさせずに重畳設置することができる。その結果、液晶表示モジュールの組立て作業工数が低減されるとともに薄型化が促進される。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において係止フック17eを摘む際の把手として設けた鍔部17e8は、支持板部17e1を厚さを薄くする等の方法により撓み易くするか、或いは係合フック部17e6の突出量を少なくして、係止フック17eを駆動制御回路基板18縁部に係合し易くすることにより、省略することも可能である。
また、本発明の係止フックを用いた板部材保持構造においては、係止フックの支持板部が、上記実施形態のように板部材が設置される平坦面と一体で且つ同一高さに形成されていなくてもよく、平坦面と係止フックの係合面との距離d(図3参照)が必要な大きさに確保されるならば、平坦面と別体で異なる高さに形成してもよい。
加えて、本発明は、電子回路基板を機体シャーシの平坦面に保持する場合に限らず、他の種々の板部材を機体シャーシの平坦面に保持する場合に広く適用できことは、勿論である。
本発明の一実施形態としての液晶表示モジュールを示す模式的断面図である。 上記液晶表示モジュールにおけるフレームの底板後面の構成を示す平面図である。 上記液晶表示モジュールにおける本発明に係わる係止フックを示す拡大斜視図である。 上記液晶表示モジュールにおける他の係止フックを示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 収納ケース
2 カバーケース
3 液晶表示パネル
4、5 ガラス基板
11 フレキシブル配線基板
13 バックライトユニット
14 導光板
15 冷陰極管
16 光反射シート
17 フレーム
17a 底板
17e、17f、17g 係止フック
17e1 支持板部
17e2 基体部
17e6 係合フック部
17e7 係合面
17e8 鍔部
18 駆動制御回路基板
20 光学積層体
21 ライトカバーケース

Claims (10)

  1. 可撓性に形成され、自由端側が揺動可能に片持ち支持された支持板部と、
    第1の側板部と第2の側板部が向かい合うように且つ第3の側板部が前記第1の側板部と前記第2の側板部との間に介在するようにコの字状に形成されて、前記支持板部の自由端側の一方の表面に立設された基体部と、
    前記第3の側板部に凸設された係合部と、
    前記第1の側板部に凸設された第1の鍔部と、
    前記第2の側板部に凸設された第2の鍔部と、
    を備え、
    前記第1の鍔部と前記第2の鍔部は、前記係合部よりも前記支持板部表面から長く離隔した位置に凸設されていることを特徴とする係止フック。
  2. 前記第1の鍔部と前記第2の鍔部は、前記支持板部表面から互いに等しく離隔した位置に凸設されていることを特徴とする請求項1に記載の係止フック。
  3. 前記係合部は、前記第3の側板部から前記第1の側板部と前記第2の側板部と前記第3の側板部とで囲まれた領域の外側に向かって凸設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の係止フック。
  4. 前記第1の鍔部は、前記第1の側板部から前記領域の外側に向かって凸設され、
    前記第2の鍔部は、前記第2の側板部から前記領域の外側に向かって凸設されていることを特徴とする請求項3に記載の係止フック。
  5. 前記基体部は、前記コの字状の開口部が前記支持板部の固定端側に向かって開口するように前記支持板部に立設されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の係止フック。
  6. 前記第1の鍔部の上面と前記第2の鍔部の上面が前記基体部の上面に対して平坦になるように形成されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の係止フック。
  7. 板部材を機体シャーシの平坦面に沿わせて設置するための板部材保持構造であって、
    前記板部材の異なる縁部に係合し、それら縁部を前記機体シャーシの平坦面とで保持する複数個の係止フックを有し、
    前記複数個の係止フックのうちの少なくとも1個は、
    可撓性に形成され、自由端側が可撓状態に片持ち支持された支持板部と、
    第1の側板部と第2の側板部が向かい合うように且つ第3の側板部が前記第1の側板部と前記第2の側板部との間に介在するようにコの字状に形成されて、前記支持板部の自由端側の一方の表面に立設された基体部と、
    前記第3の側板部に凸設された係合部と、
    前記第1の側板部に凸設された第1の鍔部と、
    前記第2の側板部に凸設された第2の鍔部と、
    を備え、
    前記第1の鍔部と前記第2の鍔部は、前記係合部よりも前記支持板部表面から長く離隔した位置に凸設されていることを特徴とする板部材保持構造。
  8. 前記第1の鍔部の上面と前記第2の鍔部の上面と前記基体部の上面は、前記機体シャーシの平坦面に対応するように平坦に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の板部材保持構造。
  9. 前記板部材は、電子回路基板であることを特徴とする請求項7または8に記載の板部材保持構造。
  10. 液晶表示パネルと駆動制御回路基板とを収容する機体シャーシを備え、
    前記駆動制御回路基板が前記機体シャーシの平坦面に沿うように設置されている液晶表示モジュールであって、
    前記駆動制御回路基板の異なる縁部に係合し、それら縁部を前記機体シャーシの平坦面とで保持する複数個の係止フックを有し、
    前記複数個の係止フックのうちの少なくとも1個は、
    可撓性に形成され、自由端側が可撓状態に片持ち支持された支持板部と、
    第1の側板部と第2の側板部が向かい合うように且つ第3の側板部が前記第1の側板部と前記第2の側板部との間に介在するようにコの字状に形成されて、前記支持板部の自由端側の一方の表面に立設された基体部と、
    前記第3の側板部に凸設された係合部と、
    前記第1の側板部に凸設された第1の鍔部と、
    前記第2の側板部に凸設された第2の鍔部と、
    を備え、
    前記第1の鍔部と前記第2の鍔部は、前記係合部よりも前記支持板部表面から長く離隔した位置に凸設されていることを特徴とする液晶表示モジュール。
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