JP2003047124A - 筐体取付構造 - Google Patents

筐体取付構造

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JP2003047124A
JP2003047124A JP2001232610A JP2001232610A JP2003047124A JP 2003047124 A JP2003047124 A JP 2003047124A JP 2001232610 A JP2001232610 A JP 2001232610A JP 2001232610 A JP2001232610 A JP 2001232610A JP 2003047124 A JP2003047124 A JP 2003047124A
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JP
Japan
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housing
casing
opening
mounting structure
fixing means
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JP2001232610A
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Inventor
Keizo Uchida
啓三 内田
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性が良く、筐体内の電気部品等を損傷す
るおそれのない筐体取付構造を提供する。 【解決手段】 開口部10を備えた壁面7に、筐体1を
背面側から開口部10に挿入して取り付けるため、筐体
1の前面側に筐体1と一体に設けられたフランジ部6
と、第1付勢手段3によって筐体1の外周面から外側へ
突出する方向に付勢され、第2付勢手段4によって筐体
1の前面側に摺動可能に付勢される固定手段2と、筐体
1の開口部10への挿入方向に筐体1と相対移動可能
で、筐体1の開口部10への挿入前に固定手段2と係合
する係止手段5とを備え、筐体1が開口部10へ挿入さ
れて係止手段5と相対移動したときに係止手段5と固定
手段2との係合が解かれ、固定手段2が第1付勢手段3
によって筐体1の外周面から外側へ突出する方向に移動
し、さらに、固定手段2が第2付勢手段4によって筐体
1の前面側に摺動し、固定手段2とフランジ部6とで壁
面7を挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体取付構造に関
し、特に、建物の壁面に開口部を設け、その内部に電気
部品を実装するための筐体取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気部品を収容した筐体等を建物
の壁面に穿設した開口部等に収容するにあたって、例え
ば、図5及び図6に示すような筐体取付構造が使用され
ている。
【0003】この筐体取付構造は、建物の壁面29に穿
設した開口部30に、電気部品28を収容した筐体21
を固定するため、ねじ23を有する固定金具22を備
え、図6(a)に示すように、筐体21全体を矢印X方
向に向かって開口部30に挿入した後、図6(b)に示
すように、固定金具22を矢印Y方向に拡開し、図6
(c)に示すように、ねじ23を締め込むことによっ
て、筐体21と固定金具22とで壁面29を挟時して筐
体21を壁面29に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の筐
体取付構造においては、ねじ23を締め付けるための工
具を使用しての現場取付作業であるため、作業性が悪い
という問題があった。また、狭いスペースでの工具によ
る取付作業となるため、筐体内の電気部品を損傷するお
それがあるという問題があった。さらに、壁面が石膏ボ
ード等の場合には、壁面が壊れやすく、ねじ穴がつぶれ
るおそれもあるため、取付作業を慎重に行う必要があ
り、作業性がさらに悪化するという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記従来の筐体取付構
造における問題点に鑑みてなされたものであって、作業
性が良く、筐体内の電気部品等を損傷するおそれのない
筐体取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、開口部を備えた壁面に、筐
体を背面側から前記開口部に挿入して取り付けるための
筐体取付構造であって、前記筐体の前面側に該筐体と一
体に設けられたフランジ部と、第1付勢手段によって前
記筐体の外周面から外側へ突出する方向に付勢されると
ともに、第2付勢手段によって前記筐体の前面側に摺動
可能に付勢される固定手段と、前記筐体の前記開口部へ
の挿入方向に該筐体と相対移動可能に設けられ、該筐体
の該開口部への挿入前に前記固定手段と係合する係止手
段とを備え、前記筐体が前記開口部へ挿入されて前記係
止手段と相対移動したときに前記係止手段と前記固定手
段との係合が解かれ、前記固定手段が前記第1付勢手段
によって前記筐体の外周面から外側へ突出する方向に移
動し、さらに、該固定手段が前記第2付勢手段によって
前記筐体の前面側に摺動し、該固定手段と前記フランジ
部とで前記壁面を挟持することを特徴とする。
【0007】そして、請求項1記載の発明によれば、開
口部を備えた壁面に、筐体を背面側から前記開口部に押
し込むだけで、自動的に、固定手段とフランジ部とで壁
面を挟持することができるため、工具を使用する必要が
なく、容易に取付を行うことができ、作業性が大幅に向
上する。また、筐体の取付にあたって、ねじ止め等の作
業及び工具を必要としないため、筐体内の実装部品の破
損を防止することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の筐
体取付構造の好ましい一形態として、前記第1付勢手段
が、前記筐体と前記固定手段との間に介装された板ばね
であることを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の筐体取付構造の好ましい一形態として、前
記第2付勢手段が、一端が前記筐体に固定され、他端が
前記固定手段に固定されたコイルばねであることを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる筐体取付構
造の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明す
る。
【0011】図1及び図2は、本発明にかかる筐体取付
構造の一実施例を示し、この筐体取付構造は、図3に示
すように、電気部品8を収容した筐体1を建物の壁面7
に穿設した開口部10に筐体1を背面側から挿入して筐
体1を壁面7に取り付けるために使用される。
【0012】この筐体取付構造は、図1及び図2に示す
ように、大別して、筐体1の前面側に一体に設けられた
フランジ部6と、固定手段としての固定金具2と、第1
付勢手段としての板ばね3と、第2付勢手段としてのコ
イルばね4と、係止手段としてのロック金具5とで構成
され、これらで構成されるユニットが上下に1組ずつ設
けられる。
【0013】筐体1は、壁面7の開口部10より若干小
さい寸法に形成され、内部に電気部品8を収容するため
の空間を有し、天井面及び底面の前面側には、フランジ
部6が形成されるとともに、天井面及び底面には、開口
部1aが穿設される。この開口部1aは、前面側が幅の
狭い矩形状開口に、背面側が幅の広い矩形状開口となっ
ている。
【0014】固定金具2は、図2に示すように、平面矩
形状に形成され、筐体1の開口部1a内に収容される。
固定金具2の前面側からは、下方に向かって突出部2b
が延設され、突出部2bの突出端部側は、基部側に比較
して幅狭に形成される。固定金具2は、この固定金具2
と筐体1との間に介装された板ばね3によって、筐体1
の外周面から外側へ突出する方向に付勢されるととも
に、一端が筐体1に固定され、他端が固定金具2に固定
されたコイルばね4によって、筐体1の前面側に摺動可
能に付勢される。また、固定金具2は、図4(a)に示
すように、突出部2bに係合凹部2aが形成され、筐体
1の開口部10への挿入前において、係合凹部2aとロ
ック金具5の先端部5aとが係合し、移動できないよう
に構成される。
【0015】ロック金具5は、図1及び図2に示すよう
に、2箇所で曲折された板状部材であって、図4(a)
に示すように、一端がフランジ部6の開口部6aから筐
体1の背面側に突出し、他端の先端部5aが固定金具2
の係合凹部2aと係合している。
【0016】次に、上記構成を有する筐体取付構造の動
作について図4を参照しながら説明する。
【0017】図4(a)は、筐体1を壁面7の開口部1
0(図3参照)に挿入し、ロック金具5が壁面7の表面
に当接した状態を示す。この状態では、ロック金具5の
先端部5aが固定金具2の係合凹部2aと係合してい
る。
【0018】次に、図4(b)に示すように、筐体1を
さらに開口部10に深く押し込むと、フランジ部6が壁
面7に当接するとともに、固定金具2がロック金具5に
対して相対移動することによって、ロック金具5の先端
部5aと固定金具2の係合凹部2aとの係合状態が解か
れ、板ばね3の反力によって固定金具2が矢印A方向に
回転する。
【0019】固定金具2が一定の角度以上回転すると、
図4(c)に示すように、筐体1の開口部1a(図2参
照)と固定金具2との係合状態が解除され、コイルばね
4の弾性力によって固定金具2が矢印B方向に摺動し、
壁面7の裏面7aに押し付けられ、筐体1が壁面7に固
定される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業性が良く、筐体内の電気部品等を損傷するおそれの
ない筐体取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる筐体取付構造の一実施例を示す
図であって、(a)は正面図、(b)は側断面図、
(c)は上面図である。
【図2】図1の筐体取付構造の上部を示す斜視図であ
る。
【図3】図1の筐体取付構造を使用して電気部品を収容
した筐体を壁面に収容する状態を示す概略斜視図であ
る。
【図4】図1の筐体取付構造の動作を示す図である。
【図5】従来の筐体取付構造の一例を示す全体斜視図で
ある。
【図6】図5の筐体取付構造の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体 1a 開口部 2 固定金具 2a 係合凹部 2b 突出部 3 板ばね 4 コイルばね 5 ロック金具 5a 先端部 6 フランジ部 6a 開口部 7 壁面 7a 裏面 8 電気部品 10 開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備えた壁面に、筐体を背面側か
    ら該開口部に挿入して取り付けるための筐体取付構造で
    あって、 前記筐体の前面側に該筐体と一体に設けられたフランジ
    部と、 第1付勢手段によって前記筐体の外周面から外側へ突出
    する方向に付勢されるとともに、第2付勢手段によって
    前記筐体の前面側に摺動可能に付勢される固定手段と、 前記筐体の前記開口部への挿入方向に該筐体と相対移動
    可能に設けられ、該筐体の該開口部への挿入前に前記固
    定手段と係合する係止手段とを備え、 前記筐体が前記開口部へ挿入されて前記係止手段と相対
    移動したときに前記係止手段と前記固定手段との係合が
    解かれ、前記固定手段が前記第1付勢手段によって前記
    筐体の外周面から外側へ突出する方向に移動し、さら
    に、該固定手段が前記第2付勢手段によって前記筐体の
    前面側に摺動し、該固定手段と前記フランジ部とで前記
    壁面を挟持することを特徴とする筐体取付構造。
  2. 【請求項2】 前記第1付勢手段は、前記筐体と前記固
    定手段との間に介装された板ばねであることを特徴とす
    る請求項1記載の筐体取付構造。
  3. 【請求項3】 前記第2付勢手段は、一端が前記筐体に
    固定され、他端が前記固定手段に固定されたコイルばね
    であることを特徴とする請求項1または2記載の筐体取
    付構造。
JP2001232610A 2001-07-31 2001-07-31 筐体取付構造 Withdrawn JP2003047124A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017077106A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 株式会社デンソーウェーブ 筐体ユニット
CN108988158A (zh) * 2018-06-06 2018-12-11 江苏大印电子科技有限公司 一种消防泵控制配电柜
JP2019534569A (ja) * 2016-10-31 2019-11-28 ピルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーPilz GmbH & Co.KG 電気装置用ハウジング

Cited By (4)

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JP7019690B2 (ja) 2016-10-31 2022-02-15 ピルツ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー 電気装置用ハウジング
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Effective date: 20081007