JP2000059947A - 挟み金具及び埋込型配線器具の取付構造 - Google Patents

挟み金具及び埋込型配線器具の取付構造

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JP2000059947A
JP2000059947A JP10233643A JP23364398A JP2000059947A JP 2000059947 A JP2000059947 A JP 2000059947A JP 10233643 A JP10233643 A JP 10233643A JP 23364398 A JP23364398 A JP 23364398A JP 2000059947 A JP2000059947 A JP 2000059947A
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Shojiro Yanagi
昭二郎 柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線スペースの狭い場合や壁材の厚みが薄い場
合でも取付枠を壁材に取り付けることができる挟み金具
及び埋込型配線器具の取付構造を提供する。 【解決手段】挟み金具1は、略ロ字形の平板状に形成さ
れる。挟み金具1の爪片5の先端を壁材Wの埋込孔H内
周面に突き立てて係止させることで挟み金具1が仮止め
できる。ボックスねじ40を取付枠Wのねじ挿通孔14
に挿通した後、挟み金具1のねじ孔6に螺合させ、挟持
片3,3と取付枠10との間で埋込孔H周縁の壁材Wを
挟持して取付枠10を壁材Wの埋込孔Hの周囲に取り付
けて固定する。挟み金具1は壁材Wの裏側にはほとんど
出っ張りがなく、配線スペースが狭い場合や壁材Wの厚
みが薄い場合でも容易に取付枠10を取り付けることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋込型配線器具が
固着された取付枠を壁材に取り付けるための挟み金具及
び埋込型配線器具を壁材に取り付ける取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】壁に埋込配設されるスイッチやコンセン
トなどの埋込型配線器具としては、日本工業規格で規格
化されている大角形連用配線器具(JIS C 830
4参照)があり、このような埋込型配線器具(以下、単
に「配線器具」という)はJIS C 8375で規定
されている大角形連用配線器具の取付枠(以下、単に
「取付枠」という)に固着されるとともに、壁の内側に
配設されたスイッチボックスに前記取付枠がボックスね
じにより固定されて壁に埋込配設されるのが一般的であ
った。
【0003】ところが近年では、構造壁の前方に石膏ボ
ードなどの壁材が配設され、構造壁と壁材との間で電気
配線を行い、壁材に設けた埋込孔に直に取付枠を取り付
けてスイッチボックスを用いずに配線器具を壁材に埋込
配設することが多くなっている。つまり、構造壁と壁材
との隙間(配線スペース)をあまり大きく取ることがで
きないためにスイッチボックスを用いることができない
のである。
【0004】このようにスイッチボックスなしで配線器
具を埋込配設する場合には、取付枠を壁材に固定する手
段が必要となる。このような固定手段を有するものとし
て、例えば、特開平10−56718号公報に記載され
ている取付枠がある。
【0005】この取付枠50は、図8に示すように合成
樹脂で一体に形成されており、平面部51の中央部にコ
ンセントやスイッチなどの配線器具60のボス部61が
挿入され、このボス部61の前面を壁材の表側に臨ませ
るように矩形の開口が形成され、この開口の左右縁部に
は配線器具60が具備する係止突起(図示せず)を係止
して固着するための係止孔52等から成る保持部が設け
られるとともに、長さ方向に連通する凹部を有する案内
溝53が設けてあり、この案内溝53の内部に平面部5
1の表側から挿通されたねじ54が収容でき、このねじ
54が平面部51のねじ取付孔51aに挿通されるよう
になっている。
【0006】そして、案内溝53に挿通されたねじ54
の先端部に挟み具55が螺着されており、この挟み具5
5の少なくとも平面部51と対向する側の面が平面部5
1と略平行な面に形成されている。なお、案内溝53は
図8における右側周壁の先端が左側周壁の先端より僅か
に底面側に突出しており、ねじ54を螺合したときに挟
み具55がそれに追随して回転するのを前記突出部分に
よって阻止し、平面部51側に螺進するようになってい
る。
【0007】而して、図8に示すように配線器具60を
保持部に固着した状態で壁材Wに設けた埋込孔Hに配線
器具60を埋め込み、ドライバを用いてねじ54を回せ
ば、挟み具55が案内溝53に沿って壁材Wの裏面に近
づく向きに螺進し、埋込孔Hの周縁部において壁材Wの
表面側に当接した平面部51と挟み具55との間で壁材
Wが挟持されて取付枠50が壁材Wに取付固定されるの
である(図9参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記公報に記
載されている従来例では、図10に示すように取付枠5
0を取り付けることが可能な配線スペースの寸法Sが案
内溝53によって規制されてしまうため、配線スペース
が狭い場合や、厚みの薄い壁材に対して取り付けること
ができない場合があった。 本発明は上記事情に鑑みて
為されたものであり、その目的とするところは、配線ス
ペースの狭い場合や壁材の厚みが薄い場合でも取付枠を
壁材に取り付けることができる挟み金具及び埋込型配線
器具の取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、埋込型配線器具が固着される取
付枠を壁材に設けた埋込孔の周縁に取り付けるための挟
み金具であって、壁材の裏側に配置されて取付枠との間
で壁材を挟持する一対の挟持片を連結片により連結して
開口を有する略ロ字形で平板状の金具本体を形成し、取
付枠を固定するためのねじが螺合するねじ孔を金具本体
に設けるとともに、壁材に係止して金具本体を仮止めす
る少なくとも2つの爪片を金具本体の対角位置に設けた
ことを特徴とし、取付枠との間で壁材を挟持する挟持片
を備えた挟み金具が略平板状に形成されているために壁
材の裏側への挟み金具の出っ張りが少なく、壁材の裏側
の配線スペースが狭い場合や壁材の厚みが薄い場合でも
取付枠を容易且つ強固に壁材に取り付けることができ
る。しかも、施工時には金具本体に設けた爪片を壁材の
埋込孔の内周面に係止させることで仮止めが行えるた
め、挟み金具が壁材の裏側に落下するのを防止できると
ともに、埋込孔に対する挟み金具の移動を規制すること
ができて、取付枠をボックスねじで挟み金具に固定する
際の作業性を向上させることができる。さらに、これら
の爪片が金具本体の少なくとも開口を挟んだ対角位置に
設けてあるから、金具本体が壁材にしっかりと仮止めさ
れてボックスねじを回したときにも金具本体が連れ回り
することがなく、これによっても取付枠をボックスねじ
で挟み金具に固定する際の作業性を向上させることがで
きる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、爪片を変形させて壁材へ係止させる冶具の先端部を
支持する支持部を金具本体に設けたことを特徴とし、金
具本体を壁材の裏面側に配置した状態でドライバのよう
な冶具を使い、壁材に係止させるために爪片を変形する
際に、冶具の先端部を支持部に支持させることで先端部
を支点として容易に爪片を変形させることができ、作業
性の向上が図れる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、一対の連結片を挟持片の略法線方向へ折曲形
成したことを特徴とし、連結片の強度を向上させて金具
本体の変形を防止することができる。
【0012】請求項4の発明は、上記目的を達成するた
めに、埋込型配線器具が固着された取付枠を壁材に設け
た埋込孔の表側周縁に配置し、壁材の裏側に配置した挟
み金具と取付枠との間で壁材を挟持して埋込型配線器具
を壁材に取り付ける取付構造であって、開口を有する略
ロ字形の平板状に形成された金具本体の連結片によって
連結された一対の挟持片と取付枠との間で壁材を挟持す
るとともに、金具本体の対角位置に設けた少なくとも2
つの爪片をそれぞれ壁材に係止して金具本体を仮止め
し、且つ金具本体に設けたねじ孔に螺合するねじで取付
枠を挟み金具に固定することを特徴とし、取付枠との間
で壁材を挟持する挟持片を備えた挟み金具が略平板状に
形成されているために壁材の裏側への挟み金具の出っ張
りが少なく、壁材の裏側の配線スペースが狭い場合や壁
材の厚みが薄い場合でも取付枠を容易且つ強固に壁材に
取り付けることができる取付構造が提供できる。しか
も、施工時には金具本体に設けた爪片を壁材の埋込孔の
内周面に係止させることで仮止めが行えるため、挟み金
具が壁材の裏側に落下するのを防止できるとともに、埋
込孔に対する挟み金具の移動を規制することができて、
取付枠をボックスねじで挟み金具に固定する際の作業性
を向上させることができる。さらに、これらの爪片が金
具本体の少なくとも開口を挟んだ対角位置に設けてある
から、金具本体が壁材にしっかりと仮止めされてボック
スねじを回したときにも金具本体が連れ回りすることが
なく、これによっても取付枠をボックスねじで挟み金具
に固定する際の作業性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明を実施形態により詳細に説明する。但し、本実施形態
では大角形連用配線器具の一連の取付枠に対応した挟み
金具及び取付構造について例示するが、これに限定する
主旨ではなく、2連あるいは3連以上の取付枠に対応す
る挟み金具及び取付構造についても、本発明の技術的思
想が適用可能であることはいうまでもない。
【0014】図1に示すように壁を構成する石膏ボード
などの壁材Wの一部を矩形状に切り欠くことによって埋
込孔Hが設けてあり、この壁材Wの裏側であって埋込孔
Hの周縁に本発明に係る挟み金具1が配置される。
【0015】挟み金具1は、例えば金属製の薄板を打ち
抜き加工することによって図5に示すような中央部に開
口2aを有する略ロ字形の平板状に形成されており、上
下で対向する平板状の挟持片3,3及び左右で対向し挟
持片3,3を連結する帯板状の連結片4,4にて金具本
体2が構成されている。なお、各挟持片3,3には曲げ
強度を向上させるために略π形の凹部3aが設けてある
(図2参照)。
【0016】挟持片3の開口2a近傍の略中央には、取
付枠10を固定するためのボックスねじ40が螺合する
ねじ孔6が設けてある。また、金具本体2の対角位置に
はそれぞれ壁材Wに係止して金具本体2を仮止めする爪
片5が左右側方へ一体に突設されている。この爪片5は
略菱形に形成され、尖った先端部を壁材Wに食い込ませ
ることで係止されるものである。
【0017】さらに挟持片3の各爪片5近傍には、後述
するように爪片5を変形させるドライバのような冶具の
先端部を保持する保持部たる略円形の保持孔7が穿孔さ
れている。
【0018】ここで、図2〜図4に示すように一対の連
結片4,4を挟持片3,3の略法線方向へ折曲すること
によって連結片4,4の強度を向上させて金具本体2の
変形を防止している。また、各爪片5を先端が外側へ向
くように略く字形に折曲してある。
【0019】ところで図1に示す取付枠10は、従来例
と同様に大角形連用配線器具の取付枠(JIS C 8
375参照)であって、左右方向に対向する側片12,
12に設けられた固着用爪部13をコンセントのような
配線器具(大角形連用配線器具)20の器体21に設け
られた固着用係止部22に係止することで配線器具20
が固着されるようになっている。また、上下方向に対向
する一対の平面部11,11には長孔状のねじ挿通孔1
4,14が設けてあり、これらねじ挿通孔14,14間
のピッチと挟み金具1の挟持片3,3に穿孔されている
ねじ孔6,6間のピッチと略同一に設定されている。な
お、両平面部11,11には取付枠10の前面を覆うプ
レート30を図示しないねじで取り付けるためのねじ孔
15,15が穿孔してある。
【0020】上述のように構成される挟み金具1を用い
てコンセントなどの配線器具20が以下のようにして壁
材Wの埋込孔Hに埋め込んだ状態で取り付けることがで
きる。
【0021】まず、埋込孔Hから挿入した挟み金具1
を、両挟持片3,3が壁材Wの裏面に当接するとともに
両連結片4,4が埋込孔H内に収まるように壁材Wの裏
側の埋込孔H周縁に配置する。そして、図示しないドラ
イバの先端部を壁材Wの表側から埋込孔Hに挿入し、挟
み金具1の挟持片3,3に設けられた保持孔7に差し込
み、保持孔7に保持された先端部を支点としてドライバ
を爪片5側へ倒すことにより、ドライバの胴部で爪片5
を押圧して変形させ、爪片5の先端を壁材Wの埋込孔H
内周面に突き立てて係止させる。このときに連結片4,
4が壁材Wの埋込孔H内周面に当接しているために、爪
片5を変形させる際に挟み金具1が横方向に移動するの
が規制され、作業がし易いものである。そして、4つ全
部あるいは少なくとも開口2aを挟んだ対角位置にある
2つの爪片5を上述のようにして壁材Wに係止すること
により、挟み金具1を壁材Wに仮止めすることができ
る。
【0022】仮止めされた挟み金具1に対して配線器具
20が固着された取付枠10を取り付けるのであるが、
配線器具20の器体21後部を埋込孔Hを通して挟み金
具1の開口2aに挿通し、壁材Wの埋込孔H周縁表側に
取付枠10を配置する。そして、ボックスねじ40,4
0を取付枠Wのねじ挿通孔14に挿通した後、挟み金具
1の挟持片3,3に穿孔されたねじ孔6に螺合させ、さ
らにこのボックスねじ40を締め付けることで図6に示
すように挟み金具1の挟持片3,3と取付枠10(の平
面部11,11)との間で埋込孔H周縁の壁材Wを挟持
して取付枠10を壁材Wの埋込孔Hの周囲に取り付けて
固定することができる(図6参照)。
【0023】図6からも明らかなように、挟み金具1は
金具本体2が平板状に形成されているために壁材Wの裏
側にはほとんど出っ張りがなく、したがって構造壁(図
示せず)と壁材Wとの間の配線スペースが狭い場合や壁
材Wの厚みが薄い場合でも容易に取付枠10を取り付け
ることができる。しかも挟み金具1は、挟持片3,3に
よって従来の挟み具55よりも広い範囲で壁材Wに当接
しているので、取付枠10を従来よりも強固に取り付け
ることができる。そのため、配線器具20がコンセント
の場合にはプラグの抜き差しの際に挟み金具1に大きな
力が加わっても挟み金具1が変形することがないという
利点がある。
【0024】しかも、施工時には爪片5によって挟み金
具1の仮止めが行えるため、挟み金具1が壁材Wの裏側
に落下するのを防止できるとともに、埋込孔Hに対する
挟み金具1の移動を規制することができて、取付枠10
をボックスねじ40で挟み金具1に固定する際の作業性
を向上させることができる。さらに、これらの爪片5が
金具本体2の少なくとも開口2aを挟んだ対角位置に設
けてあるから、金具本体2が壁材Wにしっかりと仮止め
されてボックスねじ40を回したときにも金具本体2が
連れ回りすることがなく、これによっても取付枠10を
ボックスねじ40で挟み金具1に固定する際の作業性を
向上させることができるという利点がある。ここで、爪
片5は金具本体2の対角位置に全て設ける必要は必ずし
もなく、少なくとも2つの爪片5を上記対角位置に設け
ればよい。
【0025】なお、保持孔7の形状は円形に限定する主
旨ではなく、例えば図7(a)(b)に示すように略十
字形に形成してもよく、この場合には爪片5を変形させ
る工具としてマイナスドライバを用いるときにマイナス
ドライバの先端部の保持が円形の保持孔7よりも保持し
易くなるという利点がある。また、保持部をドライバの
先端部が係止される突起などで構成することも可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、埋込型配線器具が固
着される取付枠を壁材に設けた埋込孔の周縁に取り付け
るための挟み金具であって、壁材の裏側に配置されて取
付枠との間で壁材を挟持する一対の挟持片を連結片によ
り連結して開口を有する略ロ字形で平板状の金具本体を
形成し、取付枠を固定するためのねじが螺合するねじ孔
を金具本体に設けるとともに、壁材に係止して金具本体
を仮止めする少なくとも2つの爪片を金具本体の対角位
置に設けたので、取付枠との間で壁材を挟持する挟持片
を備えた挟み金具が略平板状に形成されているために壁
材の裏側への挟み金具の出っ張りが少なく、壁材の裏側
の配線スペースが狭い場合や壁材の厚みが薄い場合でも
取付枠を容易且つ強固に壁材に取り付けることができる
という効果がある。しかも、施工時には金具本体に設け
た爪片を壁材の埋込孔の内周面に係止させることで仮止
めが行えるため、挟み金具が壁材の裏側に落下するのを
防止できるとともに、埋込孔に対する挟み金具の移動を
規制することができて、取付枠をボックスねじで挟み金
具に固定する際の作業性を向上させることができるとい
う効果がある。さらに、これらの爪片が金具本体の少な
くとも開口を挟んだ対角位置に設けてあるから、金具本
体が壁材にしっかりと仮止めされてボックスねじを回し
たときにも金具本体が連れ回りすることがなく、これに
よっても取付枠をボックスねじで挟み金具に固定する際
の作業性を向上させることができるという効果がある。
【0027】請求項2の発明は、爪片を変形させて壁材
へ係止させる冶具の先端部を支持する支持部を金具本体
に設けたので、金具本体を壁材の裏面側に配置した状態
でドライバのような冶具を使い、壁材に係止させるため
に爪片を変形する際に、冶具の先端部を支持部に支持さ
せることで先端部を支点として容易に爪片を変形させる
ことができ、作業性の向上が図れるという効果がある。
【0028】請求項3の発明は、一対の連結片を挟持片
の略法線方向へ折曲形成したことを特徴とし、連結片の
強度を向上させて金具本体の変形を防止することができ
る。
【0029】請求項4の発明は、埋込型配線器具が固着
された取付枠を壁材に設けた埋込孔の表側周縁に配置
し、壁材の裏側に配置した挟み金具と取付枠との間で壁
材を挟持して埋込型配線器具を壁材に取り付ける取付構
造であって、開口を有する略ロ字形の平板状に形成され
た金具本体の連結片によって連結された一対の挟持片と
取付枠との間で壁材を挟持するとともに、金具本体の対
角位置に設けた少なくとも2つの爪片をそれぞれ壁材に
係止して金具本体を仮止めし、且つ金具本体に設けたね
じ孔に螺合するねじで取付枠を挟み金具に固定するよう
にしたので、取付枠との間で壁材を挟持する挟持片を備
えた挟み金具が略平板状に形成されているために壁材の
裏側への挟み金具の出っ張りが少なく、壁材の裏側の配
線スペースが狭い場合や壁材の厚みが薄い場合でも取付
枠を容易且つ強固に壁材に取り付けることができる取付
構造が提供できるという効果がある。しかも、施工時に
は金具本体に設けた爪片を壁材の埋込孔の内周面に係止
させることで仮止めが行えるため、挟み金具が壁材の裏
側に落下するのを防止できるとともに、埋込孔に対する
挟み金具の移動を規制することができて、取付枠をボッ
クスねじで挟み金具に固定する際の作業性を向上させる
ことができるという効果がある。さらに、これらの爪片
が金具本体の少なくとも開口を挟んだ対角位置に設けて
あるから、金具本体が壁材にしっかりと仮止めされてボ
ックスねじを回したときにも金具本体が連れ回りするこ
とがなく、これによっても取付枠をボックスねじで挟み
金具に固定する際の作業性を向上させることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上の挟み金具を示す正面図である。
【図3】同上の挟み金具を示す背面図である。
【図4】同上の挟み金具を示す側面図である。
【図5】同上の挟み金具を示す展開図である。
【図6】同上の側面断面図である。
【図7】同上の挟み金具の他の構成を示し、(a)は正
面図、(b)は要部平面図である。
【図8】従来例の斜視図である。
【図9】同上の一部破断した要部斜視図である。
【図10】同上の側面断面図である。
【符号の説明】
1 挟み金具 2 金具本体 3 挟持片 4 連結片 5 爪片 6 ねじ孔 10 取付枠 20 配線器具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋込型配線器具が固着される取付枠を壁
    材に設けた埋込孔の周縁に取り付けるための挟み金具で
    あって、壁材の裏側に配置されて取付枠との間で壁材を
    挟持する一対の挟持片を連結片により連結して開口を有
    する略ロ字形で平板状の金具本体を形成し、取付枠を固
    定するためのねじが螺合するねじ孔を金具本体に設ける
    とともに、壁材に係止して金具本体を仮止めする少なく
    とも2つの爪片を金具本体の対角位置に設けたことを特
    徴とする挟み金具。
  2. 【請求項2】 爪片を変形させて壁材へ係止させる冶具
    の先端部を支持する支持部を金具本体に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の挟み金具。
  3. 【請求項3】 一対の連結片を挟持片の略法線方向へ折
    曲形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の挟み
    金具。
  4. 【請求項4】 埋込型配線器具が固着された取付枠を壁
    材に設けた埋込孔の表側周縁に配置し、壁材の裏側に配
    置した挟み金具と取付枠との間で壁材を挟持して埋込型
    配線器具を壁材に取り付ける取付構造であって、開口を
    有する略ロ字形の平板状に形成された金具本体の連結片
    によって連結された一対の挟持片と取付枠との間で壁材
    を挟持するとともに、金具本体の対角位置に設けた少な
    くとも2つの爪片をそれぞれ壁材に係止して金具本体を
    仮止めし、且つ金具本体に設けたねじ孔に螺合するねじ
    で取付枠を挟み金具に固定することを特徴とする埋込型
    配線器具の取付構造。
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JP2002078134A (ja) * 2000-06-16 2002-03-15 Mirai Ind Co Ltd 配線器具取付具

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