JP2005135945A - 電気機器の取付構造 - Google Patents

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康博 杉浦
Yoshiyuki Kanai
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Abstract

【課題】筐体に取付けられる1つの取付部品を取付レールへの取付時とねじ止めによる取付時の両方に共通に使用することにより部品点数の削減を可能にし、また筐体の内部スペースを犠牲にするようなことがなく小型化を可能にした電気機器の取付構造を提供する。
【解決手段】筐体4の背面4bに取付レール10が係合する凹溝20を形成するとともに、取付レール10を凹溝20に係止するレールホルダ11を取付ける。レールホルダ11は筐体4の背面4bに上下方向にスライド自在に取付けられ、上端部表面側に取付レール10の下側係止片10Cを係止するレール係止部30が形成され、下端側のねじ取付部43にはねじ取付孔41が形成されている。取付レール10の代わりに止めねじによって筐体4を取付面3に取付ける場合は、レールホルダ11を引き下げてねじ取付孔41を筐体4の下方に引出し、このねじ取付孔41に止めねじを挿入して取付面3にねじ込む。筐体4の上端側については適宜な取付金具を取付けて止めねじによって取付面3に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、各種電気機器、例えばビルの管理、空調装置等に用いられるコントローラ等の電気機器の取付構造に関するものである。
ビルの管理、空調装置等に用いられるコントローラのような電気機器を、例えば配電盤、制御盤等の取付面に取付ける取付構造としては、既設の取付レールに取付ける場合と、取付レールを用いず止めねじまたは適宜な係止手段によって直に取付ける場合とがある(例えば、特許文献1〜7参照)。このため、電気機器筐体の設計に当たっては、筐体の共通化を図り、いずれの取付方法でも対処できるようにしている。なお、出願人は本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見つけ出すことはできなかった。
特開平9−311710号公報 実開平1−148618号公報 実開平1−148638号公報 実開平1−153683号公報 実開平1−153684号公報 実開平1−153685号公報 実開平1−153686号公報
前記特開平9−311710号公報に記載された発明は、数値制御装置におけるI/Oユニット構造として、I/Oユニットのケーシングの一方の面にDINレール(ドイツ工業規格のレール)と係合するアリ溝状の貫通溝を形成するとともに、この貫通溝とDINレールを固定する係止爪をケーシングと一体または別個に形成し、ケーシングの外周にねじ締結用穴を有するフランジ部を一体に突設し、さらに、前記一方の面とは反対側の面に延長ケーブルの末端に装備されたコネクタが接続される端子と、該コネクタを筐体に固定する一対の係合片を設けることにより、筐体自体は単一構造で複数種の取付方法に対処し得るようにしたものである。
前記実開平1−148618号公報に記載された電気機器は、筐体をDINレールに取付ける場合、筐体に設けた凹溝にDINレールを嵌合して操作杆によりDINレールを保持することにより筐体をDINレールに係止し、ねじ止めによって固定する場合は、別部材からなる取付足を筐体に取付け、この取付足を止めねじによって取付面に固定するようにしている。
前記実開平1−148638号公報、実開平1−153683号公報、実開平1−153684号公報、実開平1−153685号公報および実開平1−153686号公報に記載された発明は、いずれも前記実開平1−148618号公報と基本的に略同様な構造であり、取付足の形状、筐体への取付構造が若干異なるだけである。
しかしながら、前記特開平9−311710号公報に記載された数値制御装置におけるI/Oユニット構造は、筐体の側面にねじ取付部を構成するフランジ部を一体に突設しているので、筐体全体が大型化し、配電盤内に複数個の電気機器を並設して収納する場合広い収納スペースを取り、配電盤の大型化を招くという問題があった。また、フランジ部の突出寸法が大きいと、DINレールに対して筐体を傾斜させたときフランジ部が取付面に当たって筐体を装着し難くなりフランジ部の形成位置に制約を受ける。そこで、筐体側面にフランジ部の代わりにねじ取付用の凹部を設けると、DINレールへの装着は容易になるが、筐体内部側の基板や電気部品を収納する有効なスペースが減少するという問題が生じる。
前記実開平1−148638号公報に記載された電気機器は、DINレールに取付ける場合に用いられる操作杆をねじ止めする場合には用いることができないため、複数個の取付足を用意する必要があり、部品点数が増加するという問題があった。
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、筐体に取付けられる1つの取付部品を取付レールへの取付時とねじ止めによる取付時の両方に共通に使用することができるようにすることにより部品点数の削減を可能にし、また機器筐体の内部スペースを犠牲にするようなことがなく小型化を可能にした電気機器の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために第1の発明は、電気部品を収納する筐体を取付面に対して止めねじまたは取付レールを介して取付けるようにした電気機器の取付構造において、前記筐体の背面に前記取付レールが嵌合し得る凹溝を形成するとともに、前記取付レールを前記凹溝に係止するレールホルダを設けてなり、前記レールホルダは、一端にレール係止部を有し、他端側に前記止めねじが取付けられるねじ取付部を有して前記筐体の背面に前記凹溝に対して進退自在に取付けられ、前記取付レールへの取付時においては前進してレール係止位置に保持されることにより前記レール係止部が前記取付レールを前記凹溝に係止し、前記止めねじによる取付時においては後退してねじ取付位置に保持されることにより前記ねじ取付部が筐体背面から突出して前記止めねじによるレールホルダーの前記取付面への固定を可能にしたものである。
第2の発明は、前記第1の発明において、前記レールホルダがレール係止位置に移動すると、該レールホルダを前記取付レールに係合する方向に付勢し、ねじ取付位置に移動すると前記レールホルダを該ねじ取付位置に係止するホルダ付勢、係止手段を設けたものである。
第3の発明は、前記第1または第2の発明において、前記筐体の背面に前記凹溝と直交して連通し前記レールホルダがスライド自在に取付けられるスライド溝を形成するとともに、前記レールホルダを前記レール係止位置と前記ねじ取付位置との間で移動を可能にする移動量規制手段を設けたものである。
第1の発明においては、取付面に筐体を取付レールを介して取付ける場合と、止めねじによって直接ねじ止めする場合の両方にレールホルダを共通部品として用いるようにしているため、部品点数を削減することができる。また、取付レールに取付ける場合は、レールホルダをレール係止位置に移動させているので、筐体背面からのレールホルダーの突出寸法を少なくすることができる。
第2の発明においては、レールホルダによる取付レールの係止状態において、ホルダ付勢、係止手段がレールホルダを前記取付レールに係合する方向に付勢しているので、取付レールとレールホルダとの係合状態が外れたりすることが少なく、筐体を取付レールに対して確実に取付けることができる。一方、レールホルダをねじ取付位置に移動させると、ねじ取付部が筐体背面から突出し、止めねじのねじ取付部への取付けを可能にする。
第3の発明においては、移動量規制手段がレールホルダの移動量を規制し、レール係止位置とねじ取付位置の2位置に位置決めすることができる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る電気機器の取付構造を示す図で、取付レールに取付けた状態を示す背面側から見た外観斜視図、図2は同取付レールに取付けた状態を示す断面図、図3は同取付レールに筐体を掛けた状態を示す断面図、図4は止めねじによって取付ける場合の外観斜視図、図5は同止めねじによって取付ける直前の要部の断面図、図6はレールホルダの斜視図である。
本発明の実施の形態は、電気機器としてビルの空調設備に用いられるコントローラ1を配電盤2内の取付面3に取付ける例について説明する。
前記コントローラ1は、前面4a、背面4b、上面4c、底面4dおよび左右両側面4e,4fの全ての面が閉じた縦長矩形の筐体4を備えている。筐体4は合成樹脂製で、内部には基板5、各種の電気部品6、リード線7等が収納され、上下面4c,4dおよび左右両側面4e,4fには内部の発熱部品が発熱した熱を外部に放出する放熱用スリット8が多数形成されている。
このようなコントローラ1の筐体4は、図1〜図3に示すように前記取付面3に取付レール10が取り付けられている場合、この取付レール10に対してレールホルダ11を介して取付けられ、取付レール10がない場合は、図4および図5に示すように前記レールホルダ11と取付金具12を介して2本の止めねじ13,13により取付面3に取付けられる。
前記取付レール10は、本実施の形態では電気機器の取付けに広く用いられているDINレールを用いた例を示す。この取付レール10は、アルミニウムの押出形材によって形成されるもので、細長い板状の本体10Aと、この本体10Aの幅方向両端にそれぞれ延設された一対の係止片10B,10Cとで構成され、前記本体10Aが前記取付面3に裏面側を密接させて複数個の止めねじ14によって水平になるように固定されている。本体10Aの幅方向中央には、複数個の長孔15が形成され、この長孔15に前記止めねじ14が挿通される。前記一対の係止片10B,10Cは、側面視L字状で先端が反対方向を指向するように本体10Aの表面側に一体に延設されている。このため、上側の係止片10Bは先端が上方を指向し、下側の係止片10Cは、先端が下方を指向している。なお、取付レール10はコントローラ1を横向きに取付ける場合、垂直になるように取付けられる。
前記筐体4の背面4bの高さ方向中央には前記取付レール10が嵌め込まれる凹溝20(図4)が形成されている。この凹溝20は、前記レールホルダ11とともに取付レール10を保持し筐体4を取付レール10に固定するもので、取付レール10の一対の係止片10B,10Cが嵌入し得る溝幅をもって筐体4の背面4bの全幅にわたって形成されることにより両端が左右両側面4e,4fに開放し、上側溝壁21(図2)の両端部には、凹溝20の底面と近接して対向し前記取付レール10の上側係止片10Bの先端部が凹溝20から抜けないように係止する一対の係止爪22が下方に向かって一体に突設されている。
また、前記背面4bの下部で幅方向中央にはスライド溝24が形成されている。このスライド溝24は前記レールホルダ11の取付部を構成するもので、前記凹溝20と直交するように高さ方向に形成されて上端が凹溝20に連通し、下端が前記底面4dに開放している。また、スライド溝24の下端側両側縁には、前記レールホルダ11の上方への移動を制限する凹部25(図4)が形成され、溝底面の幅方向中央には突起26と長孔27(図2)が形成されている。突起26は正面視形状が略楕円形に形成されている。長孔27は上下方向に長い孔で、突起26の下方に所要の間隔をおいて形成されている。
図1および図6において、前記レールホルダ11は、合成樹脂によって前記スライド溝24より長い板状に形成され、前記スライド溝24の深さと略等しい板厚さを有し、表面上端部に前記取付レール10の下側係止片10Cの先端部に後方から係合し前記凹溝20に係止するレール係止部30(図3、図4、図6)が形成されている。このレール係止部30は、レールホルダ11の幅方向全長にわたって形成された凹部で構成されている。一方、レールホルダ11の裏面上端部は、上端に向かって板厚が徐々に減少するように表面側に向かって傾斜するテーパ面31に形成されている。このテーパ面31は、取付レール10を凹溝20に嵌め込み筐体4を取付レール10に取付けるとき、前記下側係止片10Cの先端部に押し付けられる部分である。
前記レールホルダ11の幅方向中央には、それぞれ左右方向の弾性変形可能な左右一対の挟持片32と、前後方向に弾性変形可能な係合片33が形成されている。一対の挟持片32は、下端がレールホルダに連設され、上端がレールホルダから切り離された左右対称な「へ」の字型で、基端部(下端部)側が「ハ」の字状(逆V字状)になるように内側に傾き、上端部がV字状になるように外側にそれぞれ折り曲げられ、その折曲部が自然状態において互いに接触または近接して対向するように形成されている。このため、一対の挟持片32,32の間には前記突起26が入り込み得る三角形の空間35(図1)が形成されている。また、一対の挟持片32は、前記突起26が空間35に入ると開方向に弾性変形され、その復元力によって突起26を両側から挟持するように構成されている。これにより、一対の挟持片32と前記突起26は、前記レールホルダ11が最上位置のレール係止位置に移動すると、レールホルダ11を前記取付レール10の下側係止片10Cに係合する方向に付勢し、最下位置のねじ取付位置に移動すると前記レールホルダ11を該ねじ取付位置に係止するホルダ付勢、係止手段34を構成している。
前記係合片33は、下端側がレールホルダ11に連設されて上端が切り離されており、上端部表面に前記長孔27に挿入される突起部37(図2、図3、図6)が一体に突設されている。また、係合片33はレールホルダ11の表面側に小角度折り曲げ形成されている。このような係合片33と前記長孔27は、レールホルダ11の上下方向の移動量を規制し、レールホルダ11を最上位置(レール係止位置)と最下位置(ねじ取付位置)との二位置間で移動を可能にする移動量規制手段36を構成している。なお、前記一対の挟持片32と係合片33の周囲には、抜き孔38,39がそれぞれ形成されている。
さらに前記レールホルダ11の下端部は、ねじ取付孔41を有するねじ取付部43を形成している。ねじ取付孔41は、縦方向の長い長孔に限らずレールホルダ11の下端に開放するU字状の溝であってもよい。また、ねじ取付部43の上端側両側部には、前記スライド溝24の下端両側部に形成した前記凹部25に下方から嵌合する突起部42(図4)がそれぞれ一体に突設されている。さらに、レールホルダ11の表面上端部で幅方向中央には、前記レール係止部30と抜き孔38とを連通させる溝45(図6)が形成されている。この溝45は、前記突起26の幅より大きな溝幅を有し、レールホルダ11をスライド溝24に取付けるとき、突起26が前記一対の挟持片32,32間の空間35内に進入するのを容易にしている。
このようなレールホルダ11は、スライド溝24に下方から上方に向けて挿入され、所定量挿入されると係合片33の突起部37が長孔27に入り込んでこれらによりレールホルダ11の移動量規制手段36を形成し、さらに挿入し続けると、一対の挟持片32の上端が突起26に当たって外側に押し広げられることにより突起26が図1に示すように一対の挟持片32の空間35に入り込んでこれらによりホルダ付勢、係止手段34を形成する。また、図2に示すように係合片33の上端が長孔27の上側終端壁に当接し、図1に示すように左右の突起部42が凹部25に当接することにより、レール係止位置に保持される。この状態において、レールホルダ11の上端部は凹溝20の一部を覆い、ねじ取付部43は筐体4の下方に突出し、ねじ取付孔41の一部は筐体4の背面によって覆われ、止めねじ13の挿入を不能にしている。
図4および図5において、前記取付金具12は、金属板の折り曲げ加工によって側面視L字状に形成されることにより水平な基部12Aと、この基部12Aの後端より上方に向かって延在する垂直な足部12Bとで構成され、基部12Aの表面中央には舌片状の係止片50が上方に向かって折り曲げ形成され、足部12Bの先端部寄りに前記止めねじ13が挿通されるねじ取付孔51が形成されている。このような取付金具12は、2本の止めねじ13によって筐体4を前記取付面3にねじ止め固定する場合に前記レールホルダ11とともに用いられるもので、基部12Aが筐体4の背面4bの上部に形成した取付孔52に挿入され、係止片50が上面4cに形成した係止穴53に係入することにより、筐体4に対して着脱可能にかつ脱落を防止されて取付けられる。
次に、コントローラ1の取付面3への取付手順について説明する。
取付レール10にレールホルダ11を介して取付ける場合は、レールホルダ11を上方に最大限押し上げてレール係止位置に移動させておく。この状態において、突起26は一対の挟持片32,32の空間35内に位置する。
次に、図3に示すように示すように筐体4を取付レール10に掛ける。すなわち、筐体4を後方に所要角度傾斜させて背面4bの上端を取付面3に接触させ、この状態で下降させることにより、取付レール10の上側係止片10Bの先端部に凹溝20の上側溝部を係合させる。したがって、上側係止片10Bは筐体4を吊り下げるフックを構成し、筐体4の落下を防止する。上側係止片10Bが凹溝20の上側溝部に係入すると、下側係止片10Cの先端部はレールホルダ11のテーパ面31と対向する。
次に、筐体4を上側係止片10Bの先端を回動支点として図3において時計方向に回動させてレールホルダ11のテーパ面31を下側係止片10Cの先端に押し付ける。テーパ面31を下側係止片10Cに押し付けると、レールホルダ11は鉛直下方への分力を受けるため押し下げられ、レール係止部30が凹溝20の下方に一次退避する。このとき、左右一対の挟持片32はレールホルダ11と一体に下降するため突起26によって外側に弾性変形する。そして、下側係止片10Cの先端部が凹溝20の下側溝部に係入すると、筐体4が取付面3と略平行になり、テーパ面31が下側係止片10Cによる押圧状態から解放される。このため、レールホルダ11は、一対の挟持片32,32が閉じ方向に弾性復帰しようとする形状復元力により上昇復帰し、レール係止部30を下側係止片10Cの先端部に後方から係合させる。これにより、凹溝20とレールホルダ11とによって取付レール10の上側係止片10Bと下側係止片10Cを保持し、筐体4が取付レール10に対して取付けられる。図1および図2はこの状態を示す。
取付レール10から筐体4を外す場合は、レールホルダ11のねじ取付部43を適宜な工具または手で下方に引き下げてレール係止部30による下側係止片10Cの係止状態を解除する。そして、この状態で筐体4の下端部を取付時とは反対方向に所要角度回動させて上方に持ち上げ、上側係止片10Bと凹溝20との係合状態を解除すればよい。
次に、2本の止めねじ13によって筐体4を取付面3に取付ける場合は、レールホルダ11を引き下げて図4および図5に示すねじ取付位置に移動させる。レールホルダ11をねじ取付位置に移動させると、突起26は空間35から上方に抜け出して一対の挟持片32,32の逆ハの字状(V字状)に屈曲した先端部間に移動する。係合片33の突起部37は長孔27の下側終端壁に当接する。ねじ取付孔41は、筐体4の下方に引き出される。
次に、同じく図4に示すように取付金具12の水平な基部12Aを筐体背面に形成した取付孔52に後方から差し込み、係止片50を筐体上面に形成した係止穴53(図5)に係入させる。そして、取付金具12の足部12Bとレールホルダ11を取付面3の所定の取付位置に密接させて取付面3側に予め形成している図示を省略したねじ孔とねじ取付孔51,41を一致させ、止めねじ13を各ねじ取付孔51,41に挿入して取付面3のねじ孔にねじ込むことにより、取付金具12とレールホルダ11を取付面3に固定し、もって2本の止めねじ13による筐体4の取付面3への取付けを終了する。
このように、本発明においては、筐体4を取付レール10に取付ける場合と、2本の止めねじ13によって取付ける場合の双方に対して1つのレールホルダ11を共通使用するように構成したので、取付部材の数を削減することができ、また止めねじ13によって取付ける場合にレールホルダ11を取り外す必要がなく、筐体4の取付作業性に優れている。
また、取付レール10に筐体4を取付ける時は、突起部となる取付金具12を必要としないので、筐体4を小型化することができる。
また、筐体4の外面にねじ取付部を凹設する必要がないので、筐体内部のスペースを犠牲にすることもない。
なお、上記した実施の形態は空調設備のコントローラ1に適用した例について説明したが、本発明はこれに何ら限定されるものではなく、各種の電気機器に適用することができることはいうまでもない。
また、ホルダ付勢、係止手段34と、移動量規制手段36は、実施例構造のものに限らず、種々の変更、変形が可能である。例えば、係合片33を筐体4側に、長孔27をレールホルダ11側に形成することが可能である。
本発明に係る電気機器の取付構造を示す図で、取付レールに取付けた状態を示す背面側から見た外観斜視図である。 同取付レールに取付けた状態を示す断面図である。 同取付レールに筐体を掛けた状態を示す断面図である。 止めねじによって取付ける場合の外観斜視図である。 同止めねじによって取付ける直前の要部の断面図である。 レールホルダの斜視図である。
符号の説明
1…コントローラ、2…配電盤、3…取付面、4…筐体、10…取付レール、11…レールホルダ、13…止めねじ、20…凹溝、24…スライド溝、26…突起、27…長孔、30…レール係止部、32…挟持片、33…係合片、34…ホルダ付勢、係止手段、36…移動量規制手段、43…ねじ取付部。

Claims (3)

  1. 電気部品を収納する筐体を取付面に対して止めねじまたは取付レールを介して取付けるようにした電気機器の取付構造において、
    前記筐体の背面に前記取付レールが嵌合し得る凹溝を形成するとともに、前記取付レールを前記凹溝に係止するレールホルダを設けてなり、
    前記レールホルダは、一端にレール係止部を有し、他端側に前記止めねじが取付けられるねじ取付部を有して前記筐体の背面に前記凹溝に対して進退自在に取付けられ、前記取付レールへの取付時においては前進してレール係止位置に保持されることにより前記レール係止部が前記取付レールを前記凹溝に係止し、前記止めねじによる取付時においては後退してねじ取付位置に保持されることにより前記ねじ取付部が筐体背面から突出して前記止めねじによるレールホルダーの前記取付面への固定を可能にすることを特徴とする電気機器の取付構造。
  2. 請求項1記載の電気機器の取付構造において、
    前記レールホルダがレール係止位置に移動すると、該レールホルダを前記取付レールに係合する方向に付勢し、ねじ取付位置に移動すると前記レールホルダを該ねじ取付位置に係止するホルダ付勢、係止手段を設けたことを特徴とする電気機器の取付構造。
  3. 請求項1または2記載の電気機器の取付構造において、
    前記筐体の背面に前記凹溝と直交して連通し前記レールホルダがスライド自在に取付けられるスライド溝を形成するとともに、前記レールホルダを前記レール係止位置と前記ねじ取付位置との間で移動を可能にする移動量規制手段を設けたことを特徴とする電気機器の取付構造。
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