JP2010130769A - 電設用取付体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 器具取付け用ネジ孔同士の間隔寸法を変えることなく、パネル材の所定個所に確り固定できる電設用取付体を提供する。
【解決手段】 電設用取付体は枠本体(1)と、枠本体(1)の一端寄り部分に摺動可能に組み付けられている摺動体(2)とで構成されている。枠本体(1)は対向する一対のアーム板(3)と、このアーム板(3)の端部同士を連結する連結体(4)とで、中央部に窓孔(5)を有する長方形状に形成してある。一方のアーム板(3a)及び連結体(4)の該アーム板(3)との連結部近傍部を段落ち状に形成する。各アーム板(3)の窓孔(5)に面する内周縁にそれぞれネジ孔(7)を位置させるとともに、段落ち形成されていないアーム板(3b)に突刺し体(9)を突設してある。枠本体(1)に組付けられた状態での摺動体(2)の表面は枠本体(1)での段落ち形成されていないアーム板(3b)の表面と同一平面内に位置しており、摺動体(2)の表面にも突刺し体(9)が突設してある。
【選択図】 図1
【解決手段】 電設用取付体は枠本体(1)と、枠本体(1)の一端寄り部分に摺動可能に組み付けられている摺動体(2)とで構成されている。枠本体(1)は対向する一対のアーム板(3)と、このアーム板(3)の端部同士を連結する連結体(4)とで、中央部に窓孔(5)を有する長方形状に形成してある。一方のアーム板(3a)及び連結体(4)の該アーム板(3)との連結部近傍部を段落ち状に形成する。各アーム板(3)の窓孔(5)に面する内周縁にそれぞれネジ孔(7)を位置させるとともに、段落ち形成されていないアーム板(3b)に突刺し体(9)を突設してある。枠本体(1)に組付けられた状態での摺動体(2)の表面は枠本体(1)での段落ち形成されていないアーム板(3b)の表面と同一平面内に位置しており、摺動体(2)の表面にも突刺し体(9)が突設してある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、間仕切り壁や床板等を構成するパネル材に、スイッチやコンセントなどの配線器具を後付可能にする電設用取付体に関するものである。
この種の電設用取付体として、従来、平板上に形成した枠体に締め付け用ネジ孔と、枠体の内周縁から止付け爪を立設したものが提案されている(特許文献1)。この電設用取付体の場合、間仕切り壁や床板等を構成しているパネル材に開設した開口部分にこの電設用取付体を装着して、開口部の内周面に止め付け爪を打ち込む等の操作でパネル材に電設用取付体を固定することになる。ところが、パネル材に開設する開口部の加工精度が悪いと、止付け爪が開口部の内周面に充分に係合できないという問題があった。
実開昭63−24918号公報
そこで、本出願人は、先に、対向する内周縁部分に器具取付け用ネジ孔(51)を配置した枠体(52)を該ネジ孔(51)同士が接離移動可能となるように相対移動可能に構成し、そのネジ孔(51)を有する枠体(52)の側壁にパネル材に開設した開口部の内周面に食い込み可能な突刺し部材(53)を装備したものを提案した(図4参照)。このものでは、パネル材に開設する開口部の加工精度が悪くても、枠体(52)の接離移動でその寸法誤差を吸収することができ、電設用取付体をパネル材の所定個所に確りと保持することができるという利点を有している。
ところが、先に提案したものでは、器具取付け用ネジ孔を配置した枠体を該ネジ孔同士が接離移動可能となるように相対移動可能に構成していたことから、器具取付け用ネジ孔同士の間隔寸法が取り付け孔の加工精度に起因して、変動することがあり、器具の取付け作業に支障をきたす場合があることが判明した。
本発明は、かかる点に着目してなされたもので、器具取付け用ネジ孔同士の間隔寸法を変えることなく、パネル材の所定個所にしっかりと固定できる電設用取付体を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために請求項1に記載の本発明は、壁パネル又は床パネルに形成された開口内に後付けされる電設用取付体であって、
この電設用取付体は枠本体と、この枠本体の一端寄り部分に摺動可能に組み付けられている摺動体とからなり、
枠本体は互いに対向する一対のアーム板と、このアーム板の端部同士を連結する連結体とで、中央部に窓孔を有する長方形状に形成してあり、一方のアーム板及び連結体のこのアーム板への連結部近傍部を段落ち状に形成するとともに、各アーム板の窓孔に面する内周縁にそれぞれネジ孔を位置させ、壁パネル又は床パネルに形成された開口の内周面と係止する突刺し体を他方の段落ち形成されていないアーム板に突設し、
摺動体は枠本体の段落ち状部分に摺動可能に組み付けられており、組み付けられた状態での摺動体の表面は枠本体での他方の段落ち形成されていないアーム板の表面と同一平面内に位置しており、壁パネル又は床パネルに形成された開口の内周面と係止する突刺し体をこの摺動体の表面に突設し、
てあることを特徴としている。
この電設用取付体は枠本体と、この枠本体の一端寄り部分に摺動可能に組み付けられている摺動体とからなり、
枠本体は互いに対向する一対のアーム板と、このアーム板の端部同士を連結する連結体とで、中央部に窓孔を有する長方形状に形成してあり、一方のアーム板及び連結体のこのアーム板への連結部近傍部を段落ち状に形成するとともに、各アーム板の窓孔に面する内周縁にそれぞれネジ孔を位置させ、壁パネル又は床パネルに形成された開口の内周面と係止する突刺し体を他方の段落ち形成されていないアーム板に突設し、
摺動体は枠本体の段落ち状部分に摺動可能に組み付けられており、組み付けられた状態での摺動体の表面は枠本体での他方の段落ち形成されていないアーム板の表面と同一平面内に位置しており、壁パネル又は床パネルに形成された開口の内周面と係止する突刺し体をこの摺動体の表面に突設し、
てあることを特徴としている。
本発明は、枠本体の窓穴内周面における対向部分にネジ孔を位置させるとともに、枠本体を構成している一方のアーム板の表面と、枠本体に対して摺動可能に組みつけられている摺動板の表面とに、それぞれパネル材に開設されている開口部の側面部分に突き刺し固定される突刺し体を突設していることから、器具取付け用のネジ間隔は維持したまま、電設用取付体をパネル材の開口部に確りと固定することができる。
図は本発明の一実施形態を示し、図1は右半分を切除した状態の縦断斜視図、図2は枠本体と摺動板とを分離した状態での正面図である。
この電設用取付体は、枠本体(1)と、この枠本体(1)に摺動可能な状態で組み付けられている摺動体(2)とで構成されている。
この電設用取付体は、枠本体(1)と、この枠本体(1)に摺動可能な状態で組み付けられている摺動体(2)とで構成されている。
枠本体(1)は、上下に位置するアーム板(3)と、このアーム板(3)の端部同士を連結する連結体(4)とで、中央に窓孔(5)を有する長方形の枠体に形成してある。各アーム板(3)の窓孔(5)と面する部分に筒体(6)が形成してあり、この筒体(6)にスイッチやコンセントなどの配線器具類を固定するためのネジ孔(7)が設けてある。
また、枠本体(1)は、一方のアーム板(3a)(図上上側)及び前記連結体(4)のこのアーム板(3a)との連結近傍の所定範囲を段落ち状に形成してあり、この段落ち形状になっている部分に前述の摺動体(2)が摺動可能に組み付けてある。
そして、摺動体(2)を枠本体(1)に組み付けた状態で段落ち形成されていない他方のアーム板(3b)の表面と摺動体(2)の表面とは同一平面内に位置するようにしてある。さらに、摺動体(2)の摺動作動時にアーム板(3)に形成した筒体(6)と対応する範囲となる摺動体(2)の窓孔側での端縁部に円弧状の切欠き(8)が形成してある。
さらにまた、枠本体(1)の段落ち形成されていない他方のアーム板(3b)の表面での筒体(6)を挟む位置と、摺動体(2)の前記円弧状切欠き(8)を挟む位置とに、尖端部が窓孔(5)とは反対側に向く姿勢で突刺し体(9)がそれぞれ突設してある。
なお、段落ち形成されている枠本体(1)の一方のアーム板(3a)での摺動体(2)と対向する面(表面)には、摺動体(2)の摺動方向と直交する状態で係合突条(10)が突出形成してあり、摺動体(2)の前記アーム板(3a)と対向する面(裏面)には、該係合突条(10)が係合する係合溝(11)が多数平行に刻設してある。そして、この係合突条(10)と複数の係合溝(11)とで摺動体(2)の自由移動を規制する摺動摩擦機構を構成している。
上述の構成からなる電設用取付体は、図示を省略した間仕切り壁等のパネル材に所定寸法で開設した開口部にその対角線部分から挿入し、段落ち形成されていない他方のアーム板(3b)の表面部分をパネル材の裏面に当接させた状態で該アーム板(3b)の表面に突設した突刺し体(9)をパネル材の開口部周側面に突刺す。
ついで、摺動体(2)の表面部分をパネル材の裏面に当接させた状態で該摺動体(2)を枠本体(1)に対して摺動させ、摺動体(2)の表面に突設した突刺し体(9)をパネル材の開口部周側面に突刺す。
上述の操作により、電設用取付体はパネル材に形成した開口部内に確りと保持されるが、枠本体(1)を構成している一対のアーム板(3a)(3b)は移動しないことから、このアーム板(3a)(3b)の窓孔(5)と面する個所に形成されているネジ孔(7)同士の間隔は変化することがなく不変であって、スイッチやコンセントなどの配線器具類の取り付けを正確に素早く行うことができることになる。そして、このネジ孔(7)への配線器具類のネジ止め固定により、電設用取付体のアーム板(3)及び連結枠(4)並びに摺動体(2)と配線器具類の基板とでパネル材をしっかりと挟持することになるから、スイッチやコンセントなどの配線器具を確りとパネル材に固定することができる。
しかも、上器構成からなる電設用取付体は、枠本体(1)の一部に摺動体(2)を摺動可能に組み付けた構成であることから、枠体が伸縮する構造のものに比して、電設用取付体の奥行き寸法を薄く構成することができるから壁厚に余裕のない取付場所にでも応用することができる。
また、摺動体(2)と枠本体(1)でのアーム板(3a)の対向面部分に係合突条(10)と多数の係合溝(11)とで構成した摺動摩擦機構が設けてあることから、電設用取付体をパネル材に装着し、配線器具類の基板を配置してネジ止めすることにより、摺動体(2)が枠本体(1)のアーム板(3a)に押付けられることになり、係合突条(10)と係合溝(11)との噛合いが強固になることから、摺動体(2)と枠本体(1)とが相対移動可能に組付けてあっても、摺動体(2)がずれ動いて、突き刺し体(9)がパネル材から外れだすことはない。
さらに、枠本体(1)に形成されている窓孔の周縁寸法がを推奨開口寸法に一致させておくことにより、この窓孔を罫書きガイドとして使用することにより、パネル材での開口部形成作業の作業効率を高めることができる。
図中符号(12)は摺動体(2)を組み付けるアーム板(3)に形成した摺動体ガイド突条(2)である。
本発明は、間仕切り壁や床板等を構成するパネル材に、スイッチやコンセントなどの配線器具を後付する場合に利用することができる。
1…枠本体、2…摺動体、3・3a・3b…アーム板、4…連結体、5…窓孔、7…ネジ孔、9…突刺し体、10…係合突条、11…係合溝。
Claims (2)
- 壁パネル又は床パネルに形成された開口内に後付けされる電設用取付体であって、
この電設用取付体は枠本体(1)と、この枠本体(1)の一端寄り部分に摺動可能に組み付けられている摺動体(2)とからなり、
枠本体(1)は互いに対向する一対のアーム板(3)と、このアーム板(3)の端部同士を連結する連結体(4)とで、中央部に窓孔(5)を有する長方形状に形成してあり、一方のアーム板(3a)及び連結体(4)のこのアーム板(3a)への連結部近傍部を段落ち状に形成するとともに、各アーム板(3)の窓孔(5)に面する内周縁にそれぞれネジ孔(7)を位置させ、壁パネル又は床パネルに形成された開口の内周面と係止する突刺し体(9)を段落ち形成されていない他方のアーム板(3b)に突設し、
摺動体(2)は枠本体(1)の段落ち状部分に摺動可能に組み付けられており、組み付けられた状態での摺動体(2)の表面は枠本体(1)での他方の段落ち形成されていないアーム板(3b)の表面と同一平面内に位置しており、壁パネル又は床パネルに形成された開口の内周面と係止する突刺し体(9)をこの摺動体(2)の表面に突設し、
てあることを特徴とする電設用取付体。 - 段落ち形成されているアーム板(3a)の表面と、このアーム板(3a)の表面と対面している摺動体(2)の裏面とに、係合突条(10)と、複数の係合溝(11)とで構成した摺動摩擦機構が設けてある請求項1に記載した電設用取付体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008301781A JP2010130769A (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 電設用取付体 |
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JP2008301781A JP2010130769A (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 電設用取付体 |
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JP2010130769A true JP2010130769A (ja) | 2010-06-10 |
Family
ID=42330737
Family Applications (1)
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JP2008301781A Pending JP2010130769A (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 電設用取付体 |
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JP (1) | JP2010130769A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011154790A1 (en) | 2010-06-08 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle battery pack housing structure |
JP2012029546A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-02-09 | Mirai Ind Co Ltd | 器具取付部材及び器具取付装置 |
-
2008
- 2008-11-27 JP JP2008301781A patent/JP2010130769A/ja active Pending
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WO2011154790A1 (en) | 2010-06-08 | 2011-12-15 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle battery pack housing structure |
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