JP2000022350A - 機器の取付構造 - Google Patents

機器の取付構造

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JP2000022350A
JP2000022350A JP10190780A JP19078098A JP2000022350A JP 2000022350 A JP2000022350 A JP 2000022350A JP 10190780 A JP10190780 A JP 10190780A JP 19078098 A JP19078098 A JP 19078098A JP 2000022350 A JP2000022350 A JP 2000022350A
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hole
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Hiroshi Fukagawa
博 深川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で機器をシャーシに装着できるよ
うにする。また、シャーシの裏側から突出部が必要以上
になく、機器の装着状態でファスナーをシャーシから簡
単に外せないようにする。 【解決手段】 ファスナー2をスライドさせ、スライド
孔22の被嵌合部25で嵌合させる。その後、本体4をファ
スナー2に取付けるだけで、本体4をシャーシ1に装着
できる。また、ファスナー2はスライドしてシャーシ1
に嵌合するので、シャーシ1の裏側にある嵌合部5の底
部を平板形状にできる。さらに、各ファスナー2は、被
嵌合部25からのスライド方向が異なっており、本体4を
装着した状態では、全てのファスナー2がシャーシ1か
ら容易に外れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性を有するファ
スナーを利用して、電源ブロックなどの機器を板状部材
であるシャーシの所定位置に取付ける機器の取付構造に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、電源ブロックな
どの電子機器を、板状部材であるシャーシに取付けるに
は、予め電源ブロックの取付面にネジ孔を形成するとと
もに、このネジ孔の位置に対応して、シャーシにネジ部
材の挿通孔を形成し、シャーシの裏側から各挿通孔にネ
ジ部材を挿入して、電源ブロックに対するネジ止めを行
なっていた。しかし、このような構造では、ネジ止めの
際に大きなシャーシをいちいち反転させて作業を行なわ
なければならず、非常に手間が掛っていた。
【0003】こうした作業上の欠点を解決するために、
例えば図7に示すような機器の取付構造が知られてい
る。同図において、101は例えば電源ブロックの外郭を
形成する本体で、この本体101の底面すなわち取付面102
の適所には、バーリング加工によるネジ孔103が形成さ
れている。一方、104は取付面102の下側に取付けられる
補助金具であり、この補助金具104は前記ネジ孔103の位
置に対応して、ネジ部材105の挿通孔106が形成されてい
るとともに、本体101より外方に形成した水平フランジ
部107に、別のネジ部材108を挿通する挿通孔109が形成
される。補助金具104の水平フランジ部107下面は、板状
部材であるシャーシ110の載置面にもなっており、前記
挿通孔109の位置に対応して、シャーシ110にはバーリン
グ加工によるネジ孔111が形成される。
【0004】そして、本体101の取付けに際しては、予
めネジ部材105により本体101の取付面102に補助金具104
を取付けておく。そして、補助金具104の挿通孔109をシ
ャーシ110のネジ孔111に一致させた後、本体101が取付
けられるシャーシ110の表側から各挿通孔109にネジ部材
108を挿通し、ネジ部材108をネジ孔111に螺着する。こ
れによって、シャーシ110をいちいち裏側に反転させな
くても、本体101をシャーシ110に取付け固定することが
できる。
【0005】しかし、図7に示す取付構造では、シャー
シ110の裏側からネジ部材108のネジ部が突出するため、
本体101をシャーシ110と一体に運搬する際に、この突出
部分が邪魔になるとともに、シャーシ110を他の部品に
取付けることが困難になる。また、ネジ部材108をシャ
ーシの表側から挿通するために、補助金具104に水平フ
ランジ部107を形成せざるを得ず、本体101の取付スペー
スが必要になって、省スペース化を達成することができ
ない。さらに、補助金具104は本体101の形状や重量に合
せて作成されるため、汎用性がなく種類が多くなる。よ
って、補助金具104の標準化が困難で、コスト高の要因
となる。
【0006】こうした問題点に対し、図8に示すよう
に、補助金具104に代わってプラスチックなどの弾性部
材からなるファスナー121を利用したものが知られてい
る。このファスナー121は、水平な基部122の中央上部
に、フランジ部123を有するガイド突起124が設けられる
とともに、基部122の中央下側には、シャーシ125の嵌合
孔126に弾性変形して嵌合可能な笠部127が形成される。
また、基部122の上部一側には、前記ガイド突起124とと
もにシャーシ125の本体取付け部を構成する弾性変形可
能な爪状のレバー部128が形成される。
【0007】そして、図示しない本体をシャーシ125に
取付けるには、シャーシ125の表側からファスナー121の
笠部127を各嵌合孔126に差込んでおく。その後、本体の
適所に形成した挿通孔に、前記ファスナー121のガイド
突起124を差し込むと、本体の側面に形成した孔にレバ
ー部128が弾性変形して係合し、本体がファスナー121に
取付け固定される構造となっている。
【0008】このようなファスナー121は、いちいちネ
ジ止め作業を行なうことなく本体をシャーシ125に装着
でき、大変便利なものである。しかし、シャーシ125の
裏側から笠部127が突出するので、前記ネジ止めによる
取付構造の場合と同様に、笠部127が邪魔になる。ま
た、笠部127は弾性を有するため、指で摘んでシャーシ1
25側に押し込んでしまうと、笠部127と嵌合孔126との嵌
合が、外部から工具を用いることなく簡単に解除され、
本体がシャーシ125から取り外されてしまうという問題
がある。その上、笠部127の嵌合孔126に対する引っ掛り
部が少なく、シャーシ125に対するファスナー121の引き
抜き強度が小さい欠点もある。
【0009】本発明は上記問題点を一挙に解決するもの
であり、その目的は、簡単な作業で機器をシャーシに装
着することができ、しかも、シャーシの裏側からファス
ナーが必要以上に突出せず、機器を装着した状態ではフ
ァスナーをシャーシから簡単に外せない機器の取付構造
を提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、弾性を有する複数のファスナーをシャー
シに取付け、前記各ファスナーの取付け部に機器を着脱
可能に設けた機器の取付構造において、前記シャーシに
嵌合する前記ファスナーの嵌合部の側面に、水平方向に
沿って凹溝を形成するとともに、開放した一側に前記フ
ァスナーの凹溝が挿入する挿入部を形成する一方、閉塞
した他側に前記ファスナーの凹溝が嵌合される被嵌合部
を形成したスライド孔を、前記ファスナーがスライド可
能となるように前記シャーシに複数形成し、前記被嵌合
部からの前記ファスナーのスライド方向が異なるように
前記各スライド孔を形成したものである。
【0011】上記構成により、スライド孔の挿入部から
ファスナーの凹溝を挿入し、ファスナーをスライドさせ
て被嵌合部で嵌合させた後に、機器をファスナーの取付
け部に取付けるだけで、ネジ止め作業を行なうことな
く、簡単に機器をシャーシに装着できる。また、各ファ
スナーはシャーシに対しスライドして嵌合されることか
ら、シャーシの裏側に露出する嵌合部の底部は、外力に
より凹溝が容易にスライド孔から抜け出さないように、
凹凸のない平板形状にすることができる。よって、従来
のファスナーのように、垂直方向の抜け止めのために意
図的に突出した形状にする必要はない。
【0012】さらに、被嵌合部からのファスナーのスラ
イド方向が異なるように、各スライド孔を形成している
ので、ファスナーを介して機器をシャーシに装着した状
態では、機器をどのスライド方向に動かしても、少なく
とも一つの被嵌合部に嵌合したファスナーは、シャーシ
に対する動きを規制される。よって、シャーシに対しス
ライド方向に移動可能な各ファスナーではあっても、機
器を装着した状態では、この機器を取付ける全てのファ
スナーがシャーシから容易に外れなくなる。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明における機器の取付構
造の一実施例を、添付図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例における機器は、電源装置を内蔵した電源
ブロックである。同図において、1は金属製の板状部材
たるシャーシであり、このシャーシ1には後述する同一
形状のファスナー2を各々取付け固定するための複数の
孔3が形成されている。また、4は電源ブロックの外郭
をなす箱状の本体であり、この本体4は金属製の板状部
材を組み合せて構成される。ここでは、便宜上本体4が
取付けられる側をシャーシ1の表側とし、その反対側を
シャーシ1の裏側として説明する。
【0014】ファスナー2は、弾性を有するものであれ
ばどのような材質でも構わないが、特に加工性の容易な
プラスチックが好ましい。このファスナー2は、前記シ
ャーシ1に嵌合する略矩形状の嵌合部5と、嵌合部5の
上部に形成された本体4の取付け部6とにより構成され
る。嵌合部5の側面には、水平方向に沿って凹溝7が形
成されており、嵌合部5は正面から見てH形状を有して
いる。本実施例では、凹溝7が嵌合部5の両側面に形成
されているが、少なくとも片方の側面に形成されていれ
ばよい。また、凹溝7の幅は、嵌合する複数種のシャー
シ1の材厚よりも広く形成することが好ましい。こうす
れば、材厚の薄いシャーシ1の孔3周辺を折り曲げた
り、図示しないスペーサなどを介在させたりして、異な
るシャーシ1に対してファスナー2をガタ付きなく嵌合
することが可能になる。なお、図2において、8は各種
電子部品(図示せず)を実装するプリント基板、9は本
体4から外部に突出した外部との電気的接続を図るため
のコネクタである。また図1では、これらの本体4内部
の構造は省略してある。
【0015】本体4を着脱可能に設ける前記取付け部6
は、嵌合部5の平坦な上部中央に形成された位置決め用
のガイド突起部11と、嵌合部5の上部一側より上方に突
出し、前記ガイド突起部11側に向けて爪状の係止爪12を
有する弾性変形可能な固定片13とにより構成される。そ
して、このガイド突起部11が挿入可能な挿入孔14を、前
記本体4の底面4Aに複数形成するとともに、これらの
各挿入孔14の近傍に位置して、前記ファスナー2の係止
爪12が係脱可能な角孔15を、本体4の側面4Bに形成す
る。また、図5に示すように、ファスナー2に本体4を
装着した状態では、角孔15に向けて傾斜した係止爪12の
傾斜面16の上側すなわち始点側と、本体4の側面4B外
側との間に、指で係止爪12を引掛けられる程度の隙間17
が形成されている。このような隙間17を形成してある
と、指を傾斜面16の上側に引掛けて、固定片13を本体4
の外側に動かせば、本体1の内部に指を差し入れること
なく、角孔15とファスナー2の係止爪12との係合を簡単
に解除することができる。なお、上記ガイド突起部11お
よび固定片13を含むファスナー2の形状は、本実施例に
限定されるものではない。また、ガイド突起部11や固定
片13を複数形成してもよい。さらに、本体4に形成され
る挿入孔14や角孔15などの被取付け孔も、ファスナー2
側の取付け部6の形状に合せて、適宜形状変更すればよ
い。
【0016】一方、前記シャーシ1に形成された各々の
孔3は、ファスナー2の外形よりも若干大きく形成した
角孔21と、この角孔21の一辺から前記ファスナー2の凹
溝7がスライド可能となるように、角孔21よりも幅狭に
形成されたスライド孔22とにより構成される。スライド
孔22の長手方向すなわちスライド方向周辺には、切曲げ
加工による切曲げ部23が形成される。この切曲げ部23
は、シャーシ1の板厚がファスナー2の凹溝7の幅より
も広い場合に、ファスナー2が上下方向にガタつかない
状態で、ファスナー2をシャーシ1のスライド孔22に嵌
合させるためのものである。よって、シャーシ1の板厚
と凹溝7の幅がほぼ同じ場合には、切曲げ部23による切
曲げ加工は不要である。
【0017】スライド孔22は、開放した一側にファスナ
ー2の凹溝7が挿入可能な挿入部24を形成しており、こ
こからファスナー2がシャーシ1の平面上をスライドで
きるようになっている。そして、反対側すなわち他側の
閉塞したスライド孔22の被嵌合部25で、ファスナー2の
嵌合部5側面が当接し、この位置でシャーシ1にファス
ナー2が嵌合される。このとき、図4に示すように、各
々の被嵌合部25からのファスナー2のスライド方向A,
B,Cのうち、少なくとも一つのスライド方向(例えば
AとB)が異なるように、各スライド孔22をシャーシ1
の平面に沿って形成している。
【0018】前記スライド孔22は、丸孔や角孔のような
完全に閉塞された孔ではなく、少なくともファスナー2
の凹溝7が挿入し得る開放した挿入部24を有する。よっ
て、図6に示すように、シャーシ1の端面を利用して、
ここに挿入部24を形成すれば、前記角孔21は不要とな
る。そして、この場合も、各々の被嵌合部25からのファ
スナー2のスライド方向D,E,Fのうち、少なくとも
一つのスライド方向(例えばDとF)が異なるように、
各スライド孔22をシャーシ1の平面に沿って形成する。
【0019】次に、上記構成につき、その作用を説明す
る。一つの本体4をシャーシ1の所定位置に取付けるに
は、まず、該当する各孔3にファスナー2を装着する作
業から開始する。具体的には、シャーシ1の表側から、
ファスナー2の嵌合部5を挿入し、このファスナー2の
凹溝7がシャーシ1の挿入部24に対向したところで、挿
入部24に向けて凹溝7を挿入する。これによりファスナ
ー2は、凹溝7の内面に切曲げ部23が当接した状態で、
スライド孔22の被嵌合部25に向けて、シャーシ1の平面
上をスライド移動する。そして、ファスナー2の嵌合部
5側面が、閉塞した被嵌合部25に当接したところで、フ
ァスナー2はシャーシ1に嵌合装着される。この状態で
も凹溝7の内面に切曲げ部23が当接しているので、ファ
スナー2は上下方向にガタつく虞れはない。
【0020】こうして、本体4の取付けに必要な数のフ
ァスナー2をシャーシ1に嵌合装着した後で、本体4の
端面を各ファスナー2の傾斜面16に載置し、シャーシ1
の表側に本体4を押し付ける。すると、各ファスナー2
の固定部13は弾性変形して、本体4の側面4Bに各々形
成した角孔15に、各ファスナー2の係止爪12が嵌り込む
とともに、ガイド突起部11が本体4の挿入孔14に嵌入さ
れ、シャーシ1に対する本体4の位置決めがなされる。
この一連の作業は、シャーシ1の表面から全て行なえる
ので、大きなシャーシ1をいちいち反転させなくてもよ
い。しかも、ネジ止め作業を行なう必要もない。
【0021】ファスナー2を介して本体4をシャーシ1
に装着した状態では、本体4をどの方向に動かしても、
ファスナー2とシャーシ1との嵌合は外れない。すなわ
ち、仮に図4に示す一つのファスナー2のスライド方向
Aに本体4を動かそうとしても、他のファスナー2のス
ライド方向B,Cには一致せず、その動きを制限されて
しまうため、本体4を自由に動かすことはできず、全て
のファスナー2はシャーシ1から外れない状態となる。
【0022】また、ファスナー2はその嵌合部5に形成
した凹溝7によって、シャーシ1に対し垂直方向ではな
く水平方向(スライド方向)に取付けられる。よって、
シャーシ1の裏側に露出する嵌合部5の底部は、外力に
より凹溝7が容易にスライド孔22から抜け出さないよう
に、凹凸のない平板形状にすればよく、従来のファスナ
ーのように、垂直方向の抜け止めのために意図的に突出
した形状にする必要はない。これにより、工具などを利
用しても、シャーシ1の裏側からファスナー2を外すこ
とはできなくなり、本体4がシャーシから外れる懸念も
生じない。また、シャーシ1の裏側に突起がないので、
取り扱いに際し特別な注意を払う必要がなくなり、ま
た、シャーシ1を他の部品に取付けることも容易にな
る。特に、本実施例のような電源ブロックにあっては、
シャーシ1からの電源ブロックの外れや脱落を防止でき
ることになり、UL規格などの各種安全規格を考慮した
設計を容易に実現することが可能になる。
【0023】一方、本体4をシャーシ1から外すには、
本体4の外側より指を傾斜面16の上側に引掛けて、固定
片13を本体4の外側に動かし、角孔15とファスナー2の
係止爪12との係合を解除する。そして、本体4をシャー
シ1の平面上で回転させるように開けば、全てのファス
ナー2と本体4との係合が解除される。
【0024】以上のように、上記実施例によれば、弾性
を有する複数のファスナー2をシャーシ1に取付け、各
ファスナー2の取付け部6に機器である本体4を着脱可
能に設けたものにおいて、シャーシ1に嵌合するファス
ナー2の嵌合部5の側面に、水平方向に沿って凹溝7を
形成するとともに、開放した一側にファスナー2の凹溝
7が挿入する挿入部24を形成する一方、閉塞した他側に
ファスナー2の凹溝7が嵌合される被嵌合部25を形成し
たスライド孔22を、ファスナー2がスライド可能となる
ようにシャーシ1に複数形成し、被嵌合部25からのファ
スナー2のスライド方向が異なるように各スライド孔22
を形成している。
【0025】このようにすると、スライド孔22の挿入部
24からファスナー2の凹溝7を挿入し、ファスナー2を
スライドさせて被嵌合部25で嵌合させた後に、本体4を
ファスナー2の取付け部6に取付けるだけで、ネジ止め
作業を行なうことなく、簡単に本体4をシャーシ1に装
着することができる。また、各ファスナー2はシャーシ
1に対しスライドして嵌合されることから、シャーシ1
の裏側に露出する嵌合部5の底部は、外力により凹溝7
が容易にスライド孔22から抜け出さないように、凹凸の
ない平板形状にすることができる。よって、従来のファ
スナーのように、垂直方向の抜け止めのために意図的に
突出した形状にする必要はない。
【0026】さらに、被嵌合部25からのファスナー2の
スライド方向が異なるように、各スライド孔22を形成し
ているので、ファスナー2を介して本体4をシャーシ1
に装着した状態では、本体4をどのスライド方向に動か
しても、少なくとも一つの被嵌合部25に嵌合したファス
ナー2は、シャーシ1に対する動きを規制される。よっ
て、シャーシ1に対しスライド方向に移動可能な各ファ
スナー2ではあっても、本体4を装着した状態では、こ
の本体4を取付ける全てのファスナー2がシャーシ1か
ら容易に外れなくなる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、ファスナー2は、本体4の重
量や形状などを考慮して、2個以上の複数個使用するの
が好ましい。また、ファスナー2は形状の異なる複数種
のものを用意してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、弾性を有する複数のファスナ
ーをシャーシに取付け、前記各ファスナーの取付け部に
機器を着脱可能に設けた機器の取付構造において、前記
シャーシに嵌合する前記ファスナーの嵌合部の側面に、
水平方向に沿って凹溝を形成するとともに、開放した一
側に前記ファスナーの凹溝が挿入する挿入部を形成する
一方、閉塞した他側に前記ファスナーの凹溝が嵌合され
る被嵌合部を形成したスライド孔を、前記ファスナーが
スライド可能となるように前記シャーシに複数形成し、
前記被嵌合部からの前記ファスナーのスライド方向が異
なるように前記各スライド孔を形成したものであり、簡
単な作業で機器をシャーシに装着することができ、しか
も、シャーシの裏側からファスナーが必要以上に突出せ
ず、機器を装着した状態ではファスナーをシャーシから
簡単に外せない機器の取付構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体断面図である。
【図2】同上本体内部を表わした断面図である。
【図3】同上ファスナーの斜視図である。
【図4】同上底面図である。
【図5】同上取付状態を示す断面図である。
【図6】同上別の変形例を示すシャーシの平面図であ
る。
【図7】同上従来例を示す全体断面図である。
【図8】同上別の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 ファスナー 4 本体 5 嵌合部 6 取付け部 7 凹溝 22 スライド孔 24 挿入部 25 被嵌合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する複数のファスナーをシャー
    シに取付け、前記各ファスナーの取付け部に機器を着脱
    可能に設けた機器の取付構造において、前記シャーシに
    嵌合する前記ファスナーの嵌合部の側面に、水平方向に
    沿って凹溝を形成するとともに、開放した一側に前記フ
    ァスナーの凹溝が挿入する挿入部を形成する一方、閉塞
    した他側に前記ファスナーの凹溝が嵌合される被嵌合部
    を形成したスライド孔を、前記ファスナーがスライド可
    能となるように前記シャーシに複数形成し、前記被嵌合
    部からの前記ファスナーのスライド方向が異なるように
    前記各スライド孔を形成したことを特徴とする機器の取
    付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006046504A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 保持固定具及び保持固定構造並びにこれらを備えた画像形成装置

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