JP4536453B2 - 保持固定具及び保持固定構造並びにこれらを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの部材を組付けた状態で保持固定するための保持固定具及び保持固定構造並びにこれらを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置(プリンタ、ファクシミリ、複写機、及び複合機)等において、2つの部材(合成樹脂部材等)を組付けた状態で保持固定するに際して、頭部と該頭部下面に垂設された弾性変形可能形状(例えば、略V字型形状)の脚部とを備えた保持固定具を、重ね合わされた部材の孔に挿入して、それらの部材を重ね合わせたまま保持固定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、一端に頭部を備えた係止部の他端に略矢印状の係止部を設けてなる保持固定具を、重ね合わせた部材の孔に挿入して、それらのパネルを重ね合わせたまま保持固定する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開昭58−200810号公報(第1図、第3図、第4図、第5図) 特開2002−257118号公報(第1図、第5図)
しかし、かかる従来の技術では以下のような問題が生じる。
即ち、従来の保持固定部具を用いて部材を保持固定するに際しては、作業者は、重ね合わせた部材の孔に保持固定具を挿入する必要があるが、このとき、持ちにくい頭部等を持って不安定な作業を強いられることになり、作業効率が非常に悪いという問題がある。
また、交換やリサイクル等の目的で重ね合わされた部材を再び分離したい場合には、保持固定部材を孔から引き抜く必要があるが、上記のような脚部や係止部を一旦孔に挿入した後に、その係止力に抗して孔から引き抜くのは極めて困難であるという問題がある。従って、そのような保持固定部材を孔から引き抜く際には、頭部や係止部を切除する等の処置が必要となり、引き抜き後にそのまま再使用することはできない。
さらに、従来の保持固定部具は、互いに重ね合わされた部材を保持固定するものであるため、2つの部材を略直交させてそれらの端縁部を組付けるような場合には、適用が困難であるという問題もある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、簡易かつ安価な構成により、互いの端縁部が組付けられる2つの部材を確実に保持固定し、しかも比較的簡単な操作で着脱が可能である保持固定具及び保持固定構造並びにこれらを備えた画像形成装置を提供することを主目的とする。
このような課題を解決するために、本発明による保持固定具は、請求項1に示すとおり、少なくとも一方に組付け用の孔を設けた2つの部材の端縁部を互いに組付けた状態で保持固定する保持固定具であって、第1の脚部と、この第1の脚部に対向して当該第1の脚部に比べ薄い厚みで形成された第2の脚部との一端側を基部にて連結してなる略コ字形の断面を有する本体部と、第1の脚部側に突出した状態で第2の脚部の先端に設けられた係合爪と、本体部の外面側に設けられた摘み部とを備え、摘み部を把持して孔に第1の脚部を挿入しつつ、第2の脚部を2つの部材の少なくとも一方の部材の端面側に回り込ませ、係合爪にその一方の部材を係止させることにより2つの部材を保持固定させる構成とする。
これによると、端縁部を組付けた2つの部材を保持固定する際に、作業者が第1の脚部を部材の孔に挿入することにより、第2の脚部が少なくとも一方の部材の端面側に回り込み、先端に設けられた係合爪でその一方の部材を係止するので、2つの部材を簡単な操作で保持固定することが可能となる。
また、作業者は、摘み部を把持して保持固定具を取扱うことができるので、保持固定具を持ちやすくなり作用性も向上する。
上記保持固定具においては、請求項2に示すとおり、本体部は、第1の脚部が孔に挿入された状態で摘み部に付加される操作力により、係合爪を第1の脚部から離間させるように弾性変形させることで、第2の脚部と部材との係合が解除されて、第1の脚部が孔から引き抜かれる構成とすることができる。
これによると、作業者は、係合爪を第1の脚部から離間させるように、摘み部に対して略第1の脚部の方向に操作力を付加すると共に、第1の脚部を孔から引き抜く方向に操作力を付加することで、簡単な操作で第2の脚部と部材との係合を解除して、保持固定具を取外すことが可能となる。このとき、保持固定具は、孔内に挿入された第1の脚部が支点となり、基部及び第2の脚部の少なくとも一方が弾性変形することにより、係合爪を第1の脚部から離間させることができる。
上記保持固定具においては、請求項3に示すとおり、摘み部は、基部及び第2の脚部の少なくとも一方から延出し、第2の脚部の外面側に突出した形状をなす構成とすることができる。
これによると、作業者は、組付けられた2つの部材の少なくとも一方の部材の端面側から摘み部を把持することができるので、保持固定具の取り扱いが容易となり作業性が向上する。
上記保持固定具においては、請求項4に示すとおり、基部、第1の脚部、第2の脚部、係合片、及び摘み部は、合成樹脂材料により一体成形された構成とすることができる。
これによると、所望の弾性変形能を有する保持固定具を容易に形成することができる。特に、基部及び第2の脚部が適切に弾性変形するように形成することができるので、保持固定具の着脱性及び保持固定性能を向上させることができる。また、各構成要素を一体成形することにより、製作精度が向上して信頼性が高まり、また、生産性も向上してコストダウンを図ることができる。
また、本発明による保持固定構造は、請求項5に示すとおり、端縁部に組付け用の孔を設けた第1の部材と、孔に挿入された状態でその周縁に係止される弾発係止片を有する第2の部材と、第1の部材と第2の部材とを互いに組付けた状態で保持固定する保持固定具とからなる保持固定構造であって、保持固定具は、第1の脚部と当該第1の脚部に対向する第2の脚部との一端側を基部にて連結してなる略コ字形の断面を有する本体部と、第1の脚部側に突出した状態で第2の脚部の先端に設けられた係合爪と、本体部の外面側に設けられた摘み部とを備え、摘み部を把持して、弾発係止片が挿入された孔に第1の脚部を挿入しつつ、第2の脚部を第1の部材の端面側に回り込ませ、係合爪に第1の部材を係止させることにより第1の部材及び第2の部材を保持固定させる構成とする。
これによると、第1の部材の孔の周縁に第2の部材の弾発係止片が係止されることで、それらの部材を容易に組付けることができる。
また、第1の部材の孔に弾発係止片が挿入された状態で、作業者が第1の脚部を第1の部材の孔に挿入することにより、第2の脚部が第1の部材の端面側に回り込み、先端に設けられた係合爪で第1の部材を係止するので、組付けられた2つの部材を簡単な操作で保持固定することが可能となる。
さらに、作業者は、摘み部を把持して保持固定具を取扱うことができるので、保持固定具を持ちやすくなり作用性も向上する。
上記保持固定構造においては、請求項6に示すとおり、弾発係止片は、その先端に設けられた鉤状突起の突出方向と逆方向に弾性変形して第1の部材の孔に挿入され、変形が復元することにより鉤状突起が孔の周縁に係止される構成とすることができる。
これによると、第1の部材及び第2の部材を簡単かつ確実に組付けることができ、その組付けた部材を保持固定することが容易となる。一方、第1の部材及び第2の部材を分離する際には、再び鉤状突起の突出方向と逆方向に弾性変形させて、鉤状突起と孔の周縁との係止を解除することで、弾発係止片を孔から引き抜くことができ、部材の分離作業も容易である。
上記保持固定構造においては、請求項7に示すとおり、本体部は、第1の脚部が孔に挿入された状態で摘み部に付加される操作力により、係合爪を第1の脚部から離間させるように弾性変形させることで、第2の脚部と部材との係合が解除されて、第1の脚部が孔から引き抜かれる構成とすることができる。
これによると、作業者は、係合爪を第1の脚部から離間させるように、摘み部に対して略第1の脚部の方向に操作力を付加すると共に、第1の脚部を孔から引き抜く方向に操作力を付加することで、簡単な操作で第2の脚部と部材との係合を解除して、保持固定具を取外すことが可能となる。
また、本発明による画像形成装置は、請求項8に示すとおり、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の保持固定具、或いは請求項5または請求項7に記載の保持固定構造を備えた構成とする。
このように本発明によれば、簡易かつ安価な構成により、互いの端縁部が組付けられる2つの部材を確実に保持固定し、しかも比較的簡単な操作で着脱することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による保持固定具の斜視図である。この保持固定具1は、2つの部材の端縁部を互いに組付けた状態で保持固定するためのものであり、第1の脚部2とその第1の脚部に対向する第2の脚部3との一端側を基部4にて連結してなる略コ字形の断面を有する本体部6と、本体部6の外面側に設けられた摘み部8とにより主として構成されている。保持固定具1は、通常は合成樹脂材料により一体成形されるが、これに限らず比較的弾性変形させることが容易な材料を用いることができ、例えば、金属板を加工して製作することもできる。
第1の脚部2は、その先端にテーパ面2aを有しており、これにより後述するように部材に設けた孔への挿入が容易となる。
第2の脚部3は、その先端が略90度に折り曲げられ、第1の脚部2側に突出した状態で係合爪7が設けられている。この係合爪7は、その先端にテーパ面7aを有しており、後述するように組付けた部材への装着が容易となる。
摘み部8は、第2の脚部3の中央付近から上方の基部3にわたって延出し、作業者が側方(部材の端縁側)から保持固定具1を把持し易いように、第2の脚部3の外面側に突出した形状をなす。この摘み部8は平板状をなすが、これに限らず作業者が把持し易い(指で摘みやすい)ように種々の形状(例えば、棒状)をとることができる。同様に、摘み部8の配置についても種々の変更が可能であり、保持固定具1を着脱する際に適当な操作力を付加することができるように、基部4及び第2の脚部3の少なくとも一方から延出するものであれば足りる。
図2及び図3は、それぞれ図1に示した保持固定具を用いた複合機の斜視図及びその複合機が備える排紙トレイユニットの斜視図である。
複合機(画像形成装置)10は、図2に示すように、受信したファクシミリ画像を出力した記録紙や、原稿画像を複写した記録紙等を積載した状態で保持するための排紙トレイユニット11を本体内部に備えている。
排紙トレイユニット11は、図3に示すように、上面パネル(第1の部材)12、側面パネル(第2の部材)13、14、排出された記録紙が積載される底面パネル15、及び背面パネル16により主として構成されている。これらの各パネル12〜16は、合成樹脂材料で形成されている。ここで、図1に示した保持固定具1は、上面パネル12の左右の端縁部と、側面パネル13、14の上側の端縁部とをそれぞれ組付けて保持固定するのに用いられる。以下では、上面パネル12及び側面パネル13の保持固定構造についてのみ説明するが、上面パネル12及び側面パネル14の保持固定構造についても同様である。
上面パネル12及び側面パネル13は、3つの係合部17〜19により組付けられている。これらの係合部17〜19は、それぞれ上面パネル12の端縁部に設けた組み付け用の孔の周縁に対して側面パネル13の端縁部に設けた弾発係止片が係止された構成をなす。ここでは、保持固定具1を係合部17に用いた場合を示すが、この係合部17は、排紙トレイユニット11の開口側に位置し、他の係合部に比べて組付けの状態を安定的に維持することが難しいため、保持固定具1により組付け状態を保持固定が特に必要となる。
なお、これらの係合部17〜19を含め各パネル12〜16を互いに組付けるための係合部は、図2に示すように、排紙トレイユニット11が複合機10に取付けられた状態では外部に露出されない位置に配置されている。従って、排紙トレイユニット11が複合機に取付けられた後は、突出する摘み部8等が他の部材や作業者等に接触するなどして保持固定具1が脱落してしまうといった問題は生じない。
図4及び図5は、それぞれ図3に示した排紙トレイユニットにおける上面パネル及び側面パネルの保持固定構造を示す拡大斜視図及びその断面図である。この保持固定構造は、図3の係合部17に関するものであり、前述のように、上面パネル12と、上面パネル12と略直交する向きに延在する側面パネル13と、それらを互いに組付けた状態で保持固定する保持固定具1とからなる。
上面パネル12は、その端縁部に略矩形状の組付け用の孔20が設けられており、この孔20は、側面パネル13の弾発係止片21及び保持固定具1の第1の脚部2を挿入可能な大きさに形成されている。また、上面パネル12は、孔20から端面12bにかけて厚みが薄くなるように形成されており、端縁部の下面12aが保持固定具1の係止爪7と係合可能である。
側面パネル13は、上面パネル12の孔20に挿入された状態でその周縁に係止される弾発係止片21を有する。この弾発係止片21は、その先端に鉤状突起21aが設けられており、その鉤状突起21aを支持する支持片21bは、鉤状突起21aの前後方向への弾性変形が比較的容易なように適度な厚みを有している。
保持固定具1は、その第1の脚部2が側面パネル13の弾発係止片21と共に上面パネル12の孔20に嵌め込まれ、その第1の脚部2から基部4及び第2の脚部3が上面パネル12の端面12b側に回り込み、第2の脚部3の先端の係合爪7が上面パネル12の下面12aを上方に押圧した状態で装着される。これにより、上面パネル12及び側面パネル13の水平方向及び上下方向の相対的な移動が規制され、2つのパネルが保持固定される。なお、基部4及び第2の脚部3は、比較的弾性変形が容易なように、第1の脚部2に比べて厚みが薄く形成されている。
図6は、図4及び図5に示した保持固定構造における保持固定具の装着方法を示す図である。まず、図6(a)に示すように、側面パネル13の弾発係止片21をその先端に設けられた鉤状突起21aの突出方向と逆方向に弾性変形させて上面パネル12の孔20に挿入した後、弾発係止片21の変形が復元することにより鉤状突起21aが孔20の周縁に係止される。これにより、上面パネル12及び側面パネル13が組付けられた状態となる。
次に、組付けられた上面パネル12及び側面パネル13を保持固定具1により保持固定するために、図6(b)に示すように、保持固定具1の摘み部8に下向きの操作力を付加することで、既に弾発係止片21が挿入された孔20に第1の脚部2が挿入される。このとき、第1の脚部2の内面を弾発係止片21の背面上で摺動させるようにして第1の脚部2を孔20内に導くことが可能である。
こうして、第1の脚部2が孔20に挿入される一方で、図6(c)に示すように、第2の脚部3の係合爪7のテーパ面7aが上面パネル12の端部に当接し、そこで、さらに下方に摺動することにより、係合爪7を第1の脚部2から離間させるように基部4及び第2の脚部3が弾性変形し、第2の脚部3が上面パネル12の端面12b側に回り込む。
最終的に、図6(d)に示すように、第1の脚部2が孔20に嵌め込まれて弾発係止片21の上端と基部4の内面とが当接し、第2の脚部3の先端に設けられた係合爪7が端面12b側から第1の脚部2側に回り込むようにして下面12aと係合することで、保持固定具1の装着が完了する。
図7は、図4及び図5に示した保持固定構造における保持固定具の取外し方法を示す図である。まず、図7(a)に示すように、保持固定具1が上面パネル12及び側面パネル13を保持固定した状態(即ち、第1の脚部2が孔20に挿入された状態)において、保持固定具1の摘み部7に対して略第1の脚部2の方向(図中、矢印方向)に操作力を付加する。
これにより、図7(b)に示すように、係合爪7を第1の脚部2から離間させるように基部4及び第2の脚部3が弾性変形し、第2の脚部3と上面パネル12との係合が解除され、さらに、第1の脚部2を孔20から引き抜く方向(図中、矢印方向)に摘み部7に対して操作力を付加することで、図7(c)に示すように、第1の脚部2が孔20から引き抜かれて、保持固定具1の取外しが完了する。
最終的に、図7(d)に示すように、鉤状突起21aの突出方向と逆方向に弾発係止片21を弾性変形させて、鉤状突起21aと孔20の周縁との係止を解除し、弾発係止片21を孔20から引き抜く。これにより、上面パネル12及び側面パネル13を分離することが可能となる。
図8は、図1に示した保持固定具による部材の保持固定構造の別の実施形態を示す断面図である。この保持固定構造は、第1のパネル(第1の部材)112と、第1のパネル112と重ね合わされた状態で組付けられる第2のパネル(第2の部材)113と、それらを互いに組付けた状態で保持固定する保持固定具1とからなる。
第1のパネル112及び第2のパネル113は、それぞれの端縁部に略矩形状の組付け用の孔120及び孔130が設けられており、これらの孔が同軸上に重なるように重ね合わされた状態で保持固定具1によって保持固定される。孔120及び孔130は、ともに保持固定具1の第1の脚部2を挿入可能な大きさに形成されている。
保持固定具1は、その第1の脚部2が孔120及び孔130に嵌め込まれ、その第1の脚部2から基部4及び第2の脚部3がパネル112、113の端面112a、113a側に回り込み、第2の脚部3の先端の係合爪7が第2のパネル113の下面113bを上方に押圧した状態で装着される。
図9は、図8に示した保持固定構造における保持固定具の装着方法を示す図である。まず、組付けられた第1のパネル112及び第2のパネル113を保持固定するために、図9(a)に示すように、保持固定具1の摘み部8に下向きの操作力を付加することで、孔120及び孔130に第1の脚部2が挿入される。
こうして、第1の脚部2が孔120、130に挿入される一方で、図9(b)に示すように、第2の脚部3の係合爪7のテーパ面7aが上面パネル12の端部に当接し、そこで、さらに下方に摺動することにより、係合爪7を第1の脚部2から離間させるように基部4及び第2の脚部3が弾性変形し、第2の脚部3が2枚のパネル112、113の端面112a、113a側に回り込む。
最終的に、図9(c)に示すように、第1の脚部2の全体が孔120及び孔130に完全に嵌め込まれて第1のパネル112の上面と基部の内面とが当接し、第2の脚部3の先端に設けられた係合爪7が端面130a側から第1の脚部2側に回り込むようにして下面113bと係合することで、保持固定具1の装着が完了する。
図10は、図8に示した保持固定構造における保持固定具の取外し方法を示す図である。まず、図10(a)に示すように、保持固定具1が第1のパネル112及び第2のパネル113を保持固定した状態(即ち、第1の脚部2が孔120、130に挿入された状態)において、保持固定具1の摘み部7に対して略第1の脚部2の方向(図中、矢印方向)に操作力を付加する。
これにより、図10(b)に示すように、係合爪7を第1の脚部2から離間させるように基部4及び第2の脚部3が弾性変形し、第2の脚部3と上面パネル12との係合が解除され、さらに、第1の脚部2を孔120、130から引き抜く方向(図中、矢印方向)に摘み部7に対して操作力を付加することで、図10(c)に示すように、第1の脚部2が孔120、130から引き抜かれて保持固定具1の取外しが完了する。
本発明にかかる保持固定具及び保持固定構造並びにこれらを備えた画像形成装置によれば、簡易かつ安価な構成により、互いの端縁部が組付けられる2つの部材を確実に保持固定し、しかも比較的簡単な操作で着脱が可能であるので、2つの部材を組付けた状態で保持固定するための保持固定具及び保持固定構造並びにこれらを備えた画像形成装置として有用である。
本発明による保持固定具の斜視図 図1の保持固定具を用いた複合機の斜視図 図1の保持固定具を用いた複合機の排紙トレイユニットの斜視図 図3の排紙トレイユニットにおける保持固定構造を示す拡大斜視図 図3の排紙トレイユニットにおける保持固定構造を示す断面図 図4及び図5の保持固定構造における保持固定具の装着方法を示す図 図4及び図5の保持固定構造における保持固定具の取外し方法を示す図 図1の保持固定具による部材の保持固定構造の別の実施形態を示す断面図 図8の保持固定構造における保持固定具の装着方法を示す図 図8の保持固定構造における保持固定具の取外し方法を示す図
符号の説明
1 保持固定具
2 第1の脚部
3 第2の脚部
4 基部
6 本体部
7 係合爪
8 摘み部
10 複合機(画像形成装置)
11 排紙トレイユニット
12 上面パネル(第1の部材)
13 側面パネル(第2の部材)
21 弾発係合片
21a 鉤状突起

Claims (8)

  1. 少なくとも一方に組付け用の孔を設けた2つの部材の端縁部を互いに組付けた状態で保持固定する保持固定具であって、
    第1の脚部と、この第1の脚部に対向して当該第1の脚部に比べ薄い厚みで形成された第2の脚部との一端側を基部にて連結してなる略コ字形の断面を有する本体部と、
    前記第1の脚部側に突出した状態で前記第2の脚部の先端に設けられた係合爪と、
    前記本体部の外面側に設けられた摘み部とを備え、
    前記摘み部を把持して前記孔に前記第1の脚部を挿入しつつ、前記第2の脚部を前記2つの部材の少なくとも一方の部材の端面側に回り込ませ、前記係合爪にその一方の部材を係止させることにより前記2つの部材を保持固定させることを特徴とする保持固定具。
  2. 前記本体部は、前記第1の脚部が前記孔に挿入された状態で前記摘み部に付加される操作力により、前記係合爪を前記第1の脚部から離間させるように弾性変形させることで、前記第2の脚部と前記部材との係合が解除されて、前記第1の脚部が前記孔から引き抜かれることを特徴とする請求項1に記載の保持固定具。
  3. 前記摘み部は、前記基部及び前記第2の脚部の少なくとも一方から延出し、前記第2の脚部の外面側に突出した形状をなすことを特徴とする請求項1に記載の保持固定具。
  4. 前記基部、前記第1の脚部、前記第2の脚部、前記係合片、及び前記摘み部は、合成樹脂材料により一体成形されたことを特徴とする請求項1に記載の保持固定具。
  5. 端縁部に組付け用の孔を設けた第1の部材と、前記孔に挿入された状態でその周縁に係止される弾発係止片を有する第2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材とを互いに組付けた状態で保持固定する保持固定具とからなる保持固定構造であって、
    前記保持固定具は、第1の脚部と当該第1の脚部に対向する第2の脚部との一端側を基部にて連結してなる略コ字形の断面を有する本体部と、前記第1の脚部側に突出した状態で前記第2の脚部の先端に設けられた係合爪と、前記本体部の外面側に設けられた摘み部とを備え、
    前記摘み部を把持して、前記弾発係止片が挿入された前記孔に前記第1の脚部を挿入しつつ、前記第2の脚部を前記第1の部材の端面側に回り込ませ、前記係合爪に前記第1の部材を係止させることにより前記第1の部材及び前記第2の部材を保持固定させることを特徴とする保持固定構造。
  6. 前記弾発係止片は、その先端に設けられた鉤状突起の突出方向と逆方向に弾性変形して前記第1の部材の孔に挿入され、前記変形が復元することにより前記鉤状突起が前記孔の周縁に係止されることを特徴とする請求項5に記載の保持固定構造。
  7. 前記本体部は、前記第1の脚部が前記孔に挿入された状態で前記摘み部に付加される操作力により、前記係合爪を前記第1の脚部から離間させるように弾性変形させることで、前記第2の脚部と前記部材との係合が解除されて、前記第1の脚部が前記孔から引き抜かれることを特徴とする請求項5に記載の保持固定構造。
  8. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の保持固定具、或いは請求項5または請求項7に記載の保持固定構造を備えた画像形成装置。

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