JPH065305U - 盤用機器取付板 - Google Patents
盤用機器取付板Info
- Publication number
- JPH065305U JPH065305U JP4158592U JP4158592U JPH065305U JP H065305 U JPH065305 U JP H065305U JP 4158592 U JP4158592 U JP 4158592U JP 4158592 U JP4158592 U JP 4158592U JP H065305 U JPH065305 U JP H065305U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレーカー、開閉器等の機器の取付け易さを
保ちつつ、該機器を強固且つ確実に固定することが出来
る盤用機器取付板を提供する。 【構成】 盤の函体内部に固定されるベース部5に、係
合爪部3aを有する第1係合部3を突設し、係合爪部4
aを有する第2係合爪部4をスライド自在な状態で設け
て構成した。前記第2係合部4は、付勢ばね6によって
前記第1係合部3の方向に付勢されており、前記ベース
部5には、前記機器2を取り付けたときの前記第2係合
部4の位置より後方の位置に、該第2係合部4を位置止
めする為の掛止ばね7が設けられている。
保ちつつ、該機器を強固且つ確実に固定することが出来
る盤用機器取付板を提供する。 【構成】 盤の函体内部に固定されるベース部5に、係
合爪部3aを有する第1係合部3を突設し、係合爪部4
aを有する第2係合爪部4をスライド自在な状態で設け
て構成した。前記第2係合部4は、付勢ばね6によって
前記第1係合部3の方向に付勢されており、前記ベース
部5には、前記機器2を取り付けたときの前記第2係合
部4の位置より後方の位置に、該第2係合部4を位置止
めする為の掛止ばね7が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、分電盤や動力制御盤等の盤の函体内部に固定され、且つブレーカー 、開閉器等の機器を取り付ける為の盤用機器取付板に関するものである。
【0002】
図6は、盤用機器取付板の従来例を示す側面図である。
【0003】 従来の盤用機器取付板は、分電盤や動力制御盤等、ブレーカー、開閉器等の盤 用機器2(以下、単に「機器2」という)を函体内部に複数個列設固定して構成 される盤(図示せず)に使用されるものである。該盤用機器取付板20は、図6 に示すように、前記機器2を着脱自在に取り付けるものであり、前記盤の函体内 部に複数個列設固定される。但し、前記機器2は、その両端面夫々に第1係合穴 2aと第2係合穴2bとを有して成る機器である。該機器2を取り付ける該盤用 機器取付板20は、前記盤の函体内部に捻子止め固定されるベース部25に、第 1係合部23と第2係合部24とを突設して構成されている。該第1係合部23 は、その係合爪部23aが、前記機器2の第1係合穴2aに挿入嵌合される。又 、前記第2係合部24は、屈曲したばねで構成されており、その一部に設けられ た係合突部24aが前記機器2の第2係合穴2bに挿入嵌合される。
【0004】 該盤用機器取付板20に前記機器2を取り付ける場合、先ず、前記第1係合部 23の係合爪部23aを、前記機器2の第1係合穴2aに挿入係合した後、該機 器2を前記ベース25方向に押し込む。すると、前記第2係合部24の係合突部 24aが、そのばね力により該機器2の第2係合穴2bに係合され、該機器2は 、前記第1係合部23と第2係合部24とに挟持されるような状態で該盤用機器 取付板20に取り付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 前記の従来の構成は、前記機器2の取り付け易くする為に成されているもので あるが、然しながら従来の構成においては、その係合突部24aと前記機器2の 第2係合穴2bとの係合状態が浅い為、前記盤用機器取付板20と該機器2のと 固定状態が弱く、盤の落下等による振動や衝撃等を受けると、該機器2が簡単に 外れてしまうという問題もあった。
【0006】 本考案は係る問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、機 器の取付け易さを保ちつつ、該機器を強固且つ確実に固定することが出来る盤用 機器取付板を提供することにある。
【0007】
本考案は、上記課題を解決するために成されたものであり、盤の函体内部に固 定されるベース部と、該ベース部に設けられた第1係合部及び第2係合部とで構 成され、機器の両端面夫々に設けられた第1係合穴及び第2係合穴に、夫々前記 第1係合部の係合爪部と前記第2係合部の係合爪部とを挿入係合して、該機器を 挟持固定することにより、該機器を取り付ける盤用機器取付板であって、前記第 1係合部の方向に付勢されるよう前記第2係合部をスライド自在な状態に設ける と共に、前記第2係合部に掛止する掛止ばねであって、前記機器を取り付けたと きの前記第2係合部の位置より後方の位置に該第2係合部を位置止めする掛止ば ねを前記ベース部に設け、押圧することにより該掛止ばねの前記第2係合部への 掛止状態を解除する復帰釦を前記第2係合部に設けたことを特徴とするものであ る。
【0008】
前記機器の取付け前の状態においては、前記第2係合部は前記掛止ばねに掛止 された状態で前記機器より後方の位置に位置止めされている。このとき、該第2 係合部には、前記第1係合部の方向に移動しようとする付勢力が作用している。 その状態において前記機器を前記第1係合部のみに係合させて前記ベース部に当 接した状態にした後、該第2係合部の復帰釦を押圧すると、該第2係合部と前記 掛止ばねとの掛止状態が解除され、該第2係合部が前記付勢力により前記第1係 合部の方向に移動復帰し、該第2係合部の係合爪部が前記機器の第2係合穴に挿 入嵌合される。
【0009】
以下に本考案に係る実施例を、図面を参照して説明する。
【0010】 図1は、本考案実施例の盤用機器取付板に機器を取り付けた状態を示す側面図 である。又、図2は、本考案実施例の盤用機器取付板を示す平面図であり、図3 は、本考案実施例の盤用機器取付板に機器を取り付けた状態を示す正面図である 。更に、図4は、本考案実施例の盤用機器取付板と機器との取付け状態を示す要 部側断面図であり、図5は、本考案実施例の盤用機器取付板と機器との取付け前 状態を示す要部側断面図である。
【0011】 図1に示すように、本考案実施例の盤用機器取付板1は、前記盤(図示せず) の函体内部に固定され且つ例えば鋼板等で構成されたベース部5に、係合爪部3 aを有する従来例と同様の第1係合部3を突設し、係合爪部4aを有する第2係 合部4をスライド自在な状態で設けて構成されている。該第1係合部3は、従来 例と同様にその係合爪部3aが前記機器2の第1係合穴2aに挿入嵌合される。 又、前記第2係合部4と前記ベース部5とは、付勢ばね6によって互いに連結さ れており、該第2係合部4が前記第1係合部3の方向に付勢されている。
【0012】 又、前記第2係合部4は、その前記係合爪部4aが前記機器2の第2係合穴2 bに挿入嵌合される。該第2係合部4は、図3に示すようにその溝部12,12 に夫々スライド支持部10,10が挿嵌され、該スライド支持部10,10に挟 持された状態になっており、該スライド支持部10,10に沿ってスライド移動 出来るようになっている。更に該第2係合部4は、前記付勢ばね6によって前記 第1係合部3の方向に付勢される。又、図1乃至図5に示すように、前記ベース 部5には、前記機器2を取り付けたときの前記第2係合部4の位置より後方の位 置に、該第2係合部4を位置止めする為の掛止ばね7が設けられている。該掛止 ばね7は、例えばステンレス製の板状ばね等で構成されており、前記ベース部5 に対して角度を成して後方に向かって突出している。
【0013】 前記第2係合部4は、成形品で構成されている。該第2係合部4は、図4及び 図5に示すように、前記ベース部5に対向した掛止空間部13を有しており、該 第2係合部4の後方へのスライドに伴ってばね挿通溝13aを通じて前記掛止ば ね7を該掛止空間部13に導入するようになっている。このとき、該掛止ばね7 は、図5に示すようにその先端が前記掛止空間部13の内壁に掛止され、これに より該第2係合部4はその位置に位置止めされる。又、該第2係合部4には、復 帰釦8が設けられている。図5の状態においては、該復帰釦8の先端部が前記掛 止ばね7に当接した状態となっており、該図5の状態において該復帰釦8をドラ イバー等により手動押圧すると、それに伴い前記掛止ばね7が押圧変位し、該掛 止ばね7が前記ばね挿通溝13aを通じ得る状態まで変位すると、前記掛止空間 部13の内壁への掛止状態が解除され、それに伴い前記第2係合部4は、前記掛 止ばね7を前記ばね挿通溝13aに挿通させながら、前記付勢ばね6のばね復帰 力により前記第1係合部3の方向に移動し、その係合爪部4aが前記機器2の第 2係合穴2bに挿入嵌合される。無論、前記復帰釦8は指等で直接押圧出来るよ うにしてもよい。又、該第2係合部4には、固定解除溝9が設けられており、図 4に示す取付け状態においてマイナスドライバー等を該固定解除溝9に挿入して 、該ドライバーにより該第2係合部4を後方に移動させるだけで、図5に示す取 付け前状態にすることが出来、前記機器2の取外しも容易に行えるようになって いる。
【0014】 前記構成の盤用機器取付板1は、その前記ベース部5が前記盤の函体内部に捻 子11,11により複数個列設固定される。該盤用機器取付板1に前記機器2を 取り付ける場合、先ず、該盤用機器取付板1を図5に示す取付け前状態にしてか ら、前記第1係合部3の係合爪部3aを前記機器2の第1係合穴2aに挿入係合 して該機器2を前記スライド支持部10,10の表面に当接させた状態にする。 その後、前記復帰釦8をドライバー等で押圧すると、記第2係合部4が前記機器 2の方向に移動して、前記第2係合部4の係合突部4aが、該機器2の第2係合 穴2bに係合され、該機器2は、前記第1係合部3と第2係合部4とに挟持され るような状態で該盤用機器取付板1に取り付けられる。
【0015】
前述の如く構成した本考案によれば、機器の両端面夫々に設けられた第1係合 穴及び第2係合穴に、夫々前記第1係合部の係合爪部と前記第2係合部の係合爪 部とを挿入係合し、該第1係合部と前記第2係合部とにより該機器を挟持固定す る構成としたことにより、機器を強固且つ確実に固定することが出来ると共に、 前記機器を前記第1係合部のみに係合させた状態において、第2係合部の復帰釦 を押圧するだけで第2係合部の係合爪部を前記機器の第2係合穴に挿入嵌合出来 るようにした為、極めて簡単に機器を取り付けることが可能となり、又、盤の落 下等による振動や衝撃により機器が外れてしまうことが無い。故に、本考案の該 盤用機器取付板は、機器が極めて取付け易く且つ該機器を強固且つ確実に固定す ることが出来る。
【図1】本考案実施例に機器を取り付けた状態を示す側
面図。
面図。
【図2】本考案実施例を示す平面図。
【図3】本考案実施例に機器を取り付けた状態を示す正
面図。
面図。
【図4】本考案実施例と機器との取付け状態を示す要部
側断面図。
側断面図。
【図5】本考案実施例と機器との取付け前状態を示す要
部側断面図。
部側断面図。
【図6】従来例の盤用機器取付板20に機器2を取り付
けた状態を示す側面図。
けた状態を示す側面図。
1 盤用機器取付板 2 機器 3 第1係合部 4 第2係合部 5 ベース部 6 付勢ばね 7 掛止ばね 8 復帰釦 9 固定解除溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 7/12 S 7301−4E J 7301−4E
Claims (1)
- 【請求項1】 盤の函体内部に固定されるベース部と、
該ベース部に設けられた第1係合部及び第2係合部とで
構成され、 機器の両端面夫々に設けられた第1係合穴及び第2係合
穴に、夫々前記第1係合部の係合爪部と前記第2係合部
の係合爪部とを挿入係合して、該機器を挟持固定するこ
とにより、該機器を取り付ける盤用機器取付板であっ
て、 前記第1係合部の方向に付勢されるよう前記第2係合部
をスライド自在な状態に設けると共に、 前記第2係合部に掛止する掛止ばねであって、前記機器
を取り付けたときの前記第2係合部の位置より後方の位
置に該第2係合部を位置止めする掛止ばねを前記ベース
部に設け、 押圧することにより該掛止ばねの前記第2係合部への掛
止状態を解除する復帰釦を前記第2係合部に設けたこと
を特徴とする盤用機器取付板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158592U JPH065305U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 盤用機器取付板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158592U JPH065305U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 盤用機器取付板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065305U true JPH065305U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12612514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4158592U Pending JPH065305U (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 盤用機器取付板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065305U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435728U (ja) * | 1977-07-08 | 1979-03-08 | ||
JPS5464136U (ja) * | 1977-09-30 | 1979-05-07 | ||
JPS54102542U (ja) * | 1977-12-28 | 1979-07-19 | ||
JP2012109285A (ja) * | 2000-11-08 | 2012-06-07 | Tempearl Ind Co Ltd | 回路遮断器の取付構造 |
JP2021190271A (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-13 | 三菱電機株式会社 | 遮断器ユニット |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP4158592U patent/JPH065305U/ja active Pending
Cited By (9)
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JP2014167944A (ja) * | 2000-11-08 | 2014-09-11 | Tempearl Ind Co Ltd | 回路遮断器 |
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JP2021190271A (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-13 | 三菱電機株式会社 | 遮断器ユニット |
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