JP2790740B2 - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JP2790740B2
JP2790740B2 JP24178891A JP24178891A JP2790740B2 JP 2790740 B2 JP2790740 B2 JP 2790740B2 JP 24178891 A JP24178891 A JP 24178891A JP 24178891 A JP24178891 A JP 24178891A JP 2790740 B2 JP2790740 B2 JP 2790740B2
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初男 水野
博史 金田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器等に適用
される端子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15ないし図17に従来例を示す。す
なわち、この回路遮断器の端子装置は、ケース70の端
部に設けられた端子板71のねじ孔72に端子ねじ73
をねじ込んだものである。74はケース70のボディ、
75はカバー、76はハンドルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この端子装置
は、電線や他の導体を接続するとき、端子ねじ73を締
め付けることが重要であるが、作業者の熟練度に左右さ
れないようにするとともに、通電・無通電によるヒート
サイクルおよび振動等の環境条件を伴った経年変化によ
るトラブルが発生しないように、初期の十分な締付け強
度に気を付ける必要があった。また定期的な検査により
端子ねじ73の緩みがないか増し締めの必要がないか等
をチェックする必要があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、常に均質
な結線状態を確保することができるとともに作業時間を
短縮することができる端子装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の端子装置は、
鎖錠ばね部を有する鎖錠部と、前記鎖錠ばね部に電線挿
入隙間を介して対向配置した端子板を有するとともに前
記端子板に係止部を設けた端子部と、前記鎖錠ばね部を
押圧する方向に移動自在に配置されて前記鎖錠ばね部を
押圧する解錠部を有するとともにこの解錠部が前記鎖錠
ばね部を押した状態で前記係止部に引っ掛かる電線引掛
兼用の引掛受け部を持った弾性のラッチ板を有して前記
鎖錠ばね部と前記端子板との間に進入させた電線の先端
部で前記ラッチ板を押すことにより前記引掛受け部の引
掛けが外される解錠釦とを備え、解錠時に前記引掛受け
部が前記係止部に引っ掛かる位置を越えるように前記解
錠釦を押して前記引掛受け部を前記電線の先端部に係止
させるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2の端子装置は、請求項1におい
て、前記鎖錠部は前記鎖錠ばね部に隣設する表示用ばね
部を有し、前記解錠釦は前記引掛受け部が前記係止部に
引っ掛かる位置で前記表示用ばね部を押圧する押圧部を
有するものである。請求項3の端子装置は、請求項1に
おいて、前記引掛受け部を前記係止部に引掛けた状態
で、前記電線挿入隙間が前記電線の外径以上となるよう
に前記解錠部が前記鎖錠ばね部を押圧したものである。
【0007】
【作用】請求項1の端子装置によれば、解錠釦を押して
解錠部で鎖錠ばね部を押圧し引掛受け部を係止部に係止
することにより非結線状態となり、電線を端子板と鎖錠
ばね部との間に挿入し先端でラッチ板を押すと、引掛受
け部が係止部から外れ解錠部が鎖錠ばね部に押されて解
錠釦が移動するともに鎖錠ばね部が電線に食い込み鎖錠
される。このとき、解錠釦が係止部に係止した位置と係
止部から離れた位置とに移動することにより結線状態を
表示することとなる。また解錠の際には引掛受け部が係
止部に引っ掛かる位置を越えて解錠釦を押すことにより
引掛受け部を電線の先端部に係止させるので解錠釦を押
し操作することなく電線を引抜くことができるととも
に、電線の引き抜きに伴ってラッチ板の引掛受け部が係
止部に係止する。その結果、鎖錠ばね部により常に均質
な結線状態を確保することができるとともに作業時間を
短縮することができ、省施工につながる。とくに電線を
解錠する際に電線で解錠釦を解錠状態に保持するため電
線の引き抜き作業がきわめて容易になる。
【0008】請求項2の端子装置によれば、請求項1に
おいて、前記鎖錠部は前記鎖錠ばね部に隣設する表示用
ばね部を有し、前記解錠釦は前記引掛受け部が前記係止
部に引っ掛かる位置で前記表示用ばね部を押圧する押圧
部を有するため、結線状態および非結線状態の各状態間
での解錠釦の移動範囲を表示用ばね部により大きくで
き、結線・非結線の表示を目立たせることができる。
【0009】請求項3の端子装置によれば、請求項1に
おいて、前記引掛受け部を前記係止部に引掛けた状態
で、前記電線挿入隙間が前記電線の外径以上となるよう
に前記解錠部が前記鎖錠ばね部を押圧したため、電線を
挿入するとき鎖錠ばね部の抵抗を受けることなくスムー
スに挿入できるとともに、電線の先端でラッチ板を押し
て引掛受け部を係止部から外し解錠釦が移動することに
より鎖錠ばね部が電線に食い込み鎖錠するので、電線の
挿入が不完全になる心配がなく、盤内のふところの浅い
箇所でも容易に作業ができる。
【0010】
【実施例】この発明の第1の実施例を適用した回路遮断
器を図1ないし図14により説明する。すなわち、この
端子装置は、2極型の回路遮断器のケースの両端部にそ
れぞれ一対ずつ設けられるもので、鎖錠部1と、端子部
2と、解錠釦3とを有する。
【0011】鎖錠部1は、鎖錠ばね部4を有しさらに表
示用ばね部5を隣設している。また実施例では鎖錠部1
と一体に接圧部6を形成している。これは板ばねの一端
部を他端部側に折返して鎖錠部1を形成するとともに他
端部を鎖錠部1の内側に進入するように折返し部7で折
返しさらにその先端部を鎖錠部1と同方向に折返し部8
により折返して接圧部6を形成している。また表示用ば
ね部5は板ばねの一端部に切筋35を付けて鎖錠部1に
隣接するように形成している。
【0012】端子部2は、鎖錠ばね部4に電線挿入隙間
δを介して対向配置した端子板10を有するとともに端
子板10に係止部11を設けている。実施例では図2の
ように底板部12と、底板部12の側縁より立設された
一対の支持片13,14と、一対の支持片13,14の
間に設けられたばね支持片15とを有し、支持片13の
先端部に端子板10を底板部12に対してを斜めになる
ように形成している。支持板14はさらにその側縁に側
片16を延出している。端子板10の底板部12に近い
側に係止部11を有し、この係止部11は係止可能とな
るように表示片3の移動方向となる垂直方向に直角な水
平面となるように斜めに形成している。また鎖錠部1お
よび圧接部6を構成する板ばねの中間部17を端子部2
の底板部12に載置し、折返し部8をばね支持片15に
係合し、鎖錠部1の折返し部18を支持片14の側片1
6に支持させた状態に端子部2に装着している。19は
内部電路との接続部であり、端子部2の電源側のものに
は固定接点21を設けている。そして、この端子部2は
ケース22のボディ23の端子収納凹部24に収納さ
れ、カバー25により被覆される。20は孔、26は電
線挿入孔、27は表示片3の表示穴である。電線挿入隙
間δは端子板10と鎖錠部4との間の間隔であるが、電
線9の外径よりも小さくしている。
【0013】解錠釦3は、鎖錠ばね部4を押圧する方向
に移動自在に配置されて鎖錠ばね部4を押圧する解錠部
36を有するとともにこの解錠部36が鎖錠ばね部4を
押した状態で係止部11に引っ掛かる電線引掛兼用の引
掛受け部29を持った弾性のラッチ板30を有して鎖錠
ばね部4と端子板10との間に進入させた電線9の先端
部でラッチ板30を押すことにより引掛受け部29の引
掛けが外される。そして解錠時に引掛受け部29が係止
部11に引っ掛かる位置を越えるように解錠釦3を押し
て引掛受け部29を電線9の先端部に係止させるように
している。また、解錠釦3は係止受け部29が係止部9
に引っ掛かる位置で表示用ばね部5を押圧する押圧部2
8を有する。解錠部36および押圧部28は表示用ばね
部5を押すとともに引掛受け部29が係止部11に引っ
掛かった状態で鎖錠ばね部4を約0.2 〜0.3 mm程度押
している。また解錠釦3はカバー25の表示穴27に出
没自在に挿入されて押圧部28および解錠部36をカバ
ー25の内方に電線9を挿入可能な間隔をおいて垂下す
るとともにラッチ板30を押圧部28と平行に解錠釦3
に同時成形している。ラッチ板30の引掛受け部29は
角孔を実施例としている。33は操作釦部である。
【0014】解錠部36は、表示片3に一体に設けられ
て表示片3の押圧により鎖錠ばね部4を押して鎖錠ばね
部4に鎖錠した電線9を解錠するが、引掛受け部29が
係止部11に引っ掛かった状態で鎖錠ばね部4を約0.2
〜0.3 mm程度押している。実施例では電線9を挿入可
能な間隔をおいて表示片3の押圧部28と平行に垂下し
ている。
【0015】回路遮断器において、図2の符号31は可
動接点32をハンドル33の操作で固定接点21に対し
て開閉するとともに異常電流検出手段に連動するトリッ
プ動作で開極する公知の機構部である。図1は電線9が
挿入されていない状態であり、操作釦部33が表示穴2
7に没入している。この状態は操作釦部33をたとえば
ドライバ等の治具で表示穴27に押し込み、押圧部28
が表示用ばね部5を押し込んだ状態で引掛受け部29を
係止部11に係止することにより行う。このとき、鎖錠
ばね部4は解錠部36で電線9を解錠する程度に押し込
まれている。図6は電線9を鎖錠ばね部4と端子板10
との間に挿入しかけた状態、図7はさらに電線9を挿入
してその先端でラッチ板30を押し引掛受け部29を係
止部11から外しかけた状態である。図8はラッチ板3
0の係止部11からの外れにより解錠釦3が表示用ばね
部5により表示穴27から突出する方向に移動を始めた
状態である。図9は電線9の先端がラッチ板30を押し
たままの最終位置に到達するとともに、解錠釦3の操作
釦部33が最大突出した状態であり、解錠部36は鎖錠
ばね部4から離れているので、鎖錠ばね部4が電線9を
鎖錠している。そして、解錠釦3の突出により電線9が
適正な位置で鎖錠されたことが外部から分かる。
【0016】図10から図14は電線9を抜くときの動
作を示すもので、図10は解錠釦3を表示穴27に押し
込み始めた状態、図11はさらに引掛受け部29が係止
部11を越える程度に解錠釦3を大きく押して、引掛受
け部29を電線9の先端部に係止保持させた状態であ
り、このとき解錠釦3を押す必要がなくなるとともに押
圧部28が表示用ばね部5を押しかつ解錠部36が鎖錠
ばね部4を弾性変形して電線9の鎖錠を大きく解錠す
る。図12,図13は解錠釦3を押し操作することなく
電線9を引き抜いている状態であり、電線9の引き抜き
につれて解錠釦3が図で上方に移動して係止部11に引
掛受け部29が引っ掛った状態でありこの状態でも鎖錠
ばね部4は解錠部36で解錠状態にある。図14は電線
9の抜き終わりの状態で、解錠釦3は引掛受け部29が
係止部11に引っ掛かったままとなる。
【0017】この実施例によれば、解錠釦3を押して解
錠部36で鎖錠ばね部4を押圧し引掛受け部29を係止
部11に係止することにより非結線状態となり、電線9
を端子板10と鎖錠ばね部4との間に挿入し先端でラッ
チ板30を押すと、引掛受け部29が係止部11から外
れ解錠部36が鎖錠ばね部4に押されて解錠釦3が移動
するともに鎖錠ばね部4が電線9に食い込み鎖錠され
る。このとき、解錠釦3が係止部11に係止した位置と
係止部11から離れた位置とに移動することにより結線
状態を表示することとなる。また解錠の際には引掛受け
部29が係止部11に引っ掛かる位置を越えて解錠釦3
を押すことにより引掛受け部29を電線9の先端部に係
止させるので解錠釦3を押し操作することなく電線9を
引抜くことができるとともに、電線9の引き抜きに伴っ
てラッチ板30の引掛受け部29が係止部11に係止す
る。その結果、鎖錠ばね部4により常に均質な結線状態
を確保することができるとともに作業時間を短縮するこ
とができ、省施工につながる。とくに電線9を解錠する
際に電線9で解錠釦3を解錠状態に保持するため電線9
の引き抜き作業がきわめて容易になる。すなわち、端子
装置を有する器具が住宅盤等に固定されていればドライ
バ等を片手で把持しながら解錠釦3を押しつつもう一方
の手で電線9を引き抜くことができるが、固定されてい
ない場合はもう1つの操作手が必要となり作業性が悪か
った。
【0018】また、鎖錠部1は鎖錠ばね部4に隣設する
表示用ばね部5を有し、解錠釦3は引掛受け部29が係
止部11に引っ掛かる位置で表示用ばね部5を押圧する
押圧部28を有するため、結線状態および非結線状態の
各状態間での解錠釦3の移動範囲を表示用ばね部5によ
り大きくでき、結線・非結線の表示を目立たせることが
できる。
【0019】なお、解錠釦3は表示穴27に摩擦係止し
ているが、これが抜け出るのを防止するための抜止め手
段を設けてもよい。この発明の第2の実施例は、第1の
実施例において、引掛受け部29を係止部11に引掛け
た状態で、電線挿入隙間δが電線9の外径以上となるよ
うに解錠部36が鎖錠ばね部4を押圧したものである。
実施例では鎖錠ばね部4を解錠部36および押圧部28
が0.6〜0.7mm 程度押し込んでいる。これによれば、電
線9を挿入するとき鎖錠ばね部4の抵抗を受けることな
くスムースに挿入できるとともに、電線9の先端でラッ
チ板30を押して引掛受け部29を係止部11から外し
解錠釦3が移動することにより鎖錠ばね部4が電線9に
食い込み鎖錠するので、電線9の挿入が不完全になる心
配がなく、盤内のふところの浅い箇所でも容易に作業が
できる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の端子装置によれば、解錠釦を
押して解錠部で鎖錠ばね部を押圧し引掛受け部を係止部
に係止することにより非結線状態となり、電線を端子板
と鎖錠ばね部との間に挿入し先端でラッチ板を押すと、
引掛受け部が係止部から外れ解錠部が鎖錠ばね部に押さ
れて解錠釦が移動するともに鎖錠ばね部が電線に食い込
み鎖錠される。このとき、解錠釦が係止部に係止した位
置と係止部から離れた位置とに移動することにより結線
状態を表示することとなる。また解錠の際には引掛受け
部が係止部に引っ掛かる位置を越えて解錠釦を押すこと
により引掛受け部を電線の先端部に係止させるので解錠
釦を押し操作することなく電線を引抜くことができると
ともに、電線の引き抜きに伴ってラッチ板の引掛受け部
が係止部に係止する。その結果、鎖錠ばね部により常に
均質な結線状態を確保することができるとともに作業時
間を短縮することができ、省施工につながる。とくに電
線を解錠する際に電線で解錠釦を解錠状態に保持するた
め電線の引き抜き作業がきわめて容易になるという効果
がある。
【0021】請求項2の端子装置によれば、請求項1に
おいて、前記鎖錠部は前記鎖錠ばね部に隣設する表示用
ばね部を有し、前記解錠釦は前記引掛受け部が前記係止
部に引っ掛かる位置で前記表示用ばね部を押圧する押圧
部を有するため、結線状態および非結線状態の各状態間
での解錠釦の移動範囲を表示用ばね部により大きくで
き、結線・非結線の表示を目立たせることができる。
【0022】請求項3の端子装置によれば、請求項1に
おいて、前記引掛受け部を前記係止部に引掛けた状態
で、前記電線挿入隙間が前記電線の外径以上となるよう
に前記解錠部が前記鎖錠ばね部を押圧したため、電線を
挿入するとき鎖錠ばね部の抵抗を受けることなくスムー
スに挿入できるとともに、電線の先端でラッチ板を押し
て引掛受け部を係止部から外し解錠釦が移動することに
より鎖錠ばね部が電線に食い込み鎖錠するので、電線の
挿入が不完全になる心配がなく、盤内のふところの浅い
箇所でも容易に作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】回路遮断器の分解斜視図である。
【図3】回路遮断器の一部破断側面図である。
【図4】回路遮断器の平面図である。
【図5】回路遮断器の正面図である。
【図6】電線の挿入途中の断面図である。
【図7】電線をさらに挿入した状態の断面図である。
【図8】電線をさらに挿入した状態の断面図である。
【図9】電線を最大量挿入した状態の断面図である。
【図10】解錠釦を押し込み始めた状態の断面図であ
る。
【図11】解錠釦で鎖錠ばね部を押し込んだ状態の断面
図である。
【図12】電線を抜き始めた状態の断面図である。
【図13】解錠釦の引掛受け部が係止部に引っ掛かった
状態の断面図である。
【図14】電線を抜き終わった状態の断面図である。
【図15】従来例を適用した回路遮断器の一部破断側面
図である。
【図16】その回路遮断器の平面図である。
【図17】その回路遮断器の正面図である。
【符号の説明】
1 鎖錠部 2 端子部 3 解錠釦 4 鎖錠ばね部 9 電線 10 端子板 11 係止部 29 引掛受け部 30 ラッチ板 36 解錠部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鎖錠ばね部を有する鎖錠部と、前記鎖錠
    ばね部に電線挿入隙間を介して対向配置した端子板を有
    するとともに前記端子板に係止部を設けた端子部と、前
    記鎖錠ばね部を押圧する方向に移動自在に配置されて前
    記鎖錠ばね部を押圧する解錠部を有するとともにこの解
    錠部が前記鎖錠ばね部を押した状態で前記係止部に引っ
    掛かる電線引掛兼用の引掛受け部を持った弾性のラッチ
    板を有して前記鎖錠ばね部と前記端子板との間に進入さ
    せた電線の先端部で前記ラッチ板を押すことにより前記
    引掛受け部の引掛けが外される解錠釦とを備え、解錠時
    に前記引掛受け部が前記係止部に引っ掛かる位置を越え
    るように前記解錠釦を押して前記引掛受け部を前記電線
    の先端部に係止させるようにしたことを特徴とする端子
    装置。
  2. 【請求項2】 前記鎖錠部は前記鎖錠ばね部に隣設する
    表示用ばね部を有し、前記解錠釦は前記引掛受け部が前
    記係止部に引っ掛かる位置で前記表示用ばね部を押圧す
    る押圧部を有する請求項1記載の端子装置。
  3. 【請求項3】 前記引掛受け部を前記係止部に引掛けた
    状態で、前記電線挿入隙間が前記電線の外径以上となる
    ように前記解錠部が前記鎖錠ばね部を押圧した請求項1
    記載の端子装置。
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