JP2512360Y2 - 板状物の係合具 - Google Patents

板状物の係合具

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JP2512360Y2
JP2512360Y2 JP8784290U JP8784290U JP2512360Y2 JP 2512360 Y2 JP2512360 Y2 JP 2512360Y2 JP 8784290 U JP8784290 U JP 8784290U JP 8784290 U JP8784290 U JP 8784290U JP 2512360 Y2 JP2512360 Y2 JP 2512360Y2
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一夫 加藤
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はプリント基板等の板状物を脱着可能に基板
ボックス類に直接組付けるのに用いられる係合具の提供
に関する。
[従来の技術] 一般にプリント基板等を基板ボックス内に組付けた
り、パネルないしはフレーム類に組付ける場合、これら
のボックスを構成するハウジング部品ないしはパネル部
品あるいはフレーム部品に適宜のスペーサーと、このス
ペーサー上に取付けたプリント基板を固定するための適
宜の係止手段とを設け、実開昭61-4482号の係合構造で
示されるようにプリント基板を装脱可能に止着すること
が試みられている。
しかしながらプリント基板を止着する手段をボックス
のハウジング部品に直接設けたり、パネルあるいはフレ
ーム類に直接設ける方法ではハウジング部品ないしはパ
ネル、あるいはフレーム類の構成が複雑となり、これら
のハウジング部品、パネル、フレーム類の成形コストが
著しく割高となる不都合があった。
又、このようにプリント基板の取付け手段をボックス
のハウジング部品、パネルあるいはフレーム類に直接設
けた場合、これらのハウジング部品、パネルあるいはフ
レーム類の汎用性が無くなり、これ又、この種のハウジ
ング部品類の成形コストを割高とする要因となってい
た。
更に、プリント基板の取付け手段が直接ボックスのハ
ウジング部品、パネルあるいはフレーム類に設けられて
いる場合、この取付け手段に不都合ないしは破損が生ず
ることによってプリント基板取付け用のボックス、パネ
ルないしはフレーム自体が不良品となる不都合を有して
いた。
かゝる点から第4図ないしは第5図で示されるような
板状物の取付け具が一般に用いられている。
第4図で示されている取付け具は、中央に設けられて
いるスペーサー部101の両側に鍔102、102を配し、この
鍔102から外向きに弾性変形される係止脚103、103を一
体に突設して構成されており、取付け板P′、P′の穴
h′、h′に該係止脚103、103を挿入係止することで取
付け板P′、P′をスペーサー部101の両側に組付け固
定していた。
次いで第5図で示される取付け具はU字状に屈曲され
た一方の板部104に外向きに突片105が設けてあると共に
他方の板部106に外向きの係止脚107が設けてあり、更
に、この板部106から前記の板部104の側に屈曲されてい
る板部108に、この板部104の側に張り出している係合部
109と、この係合部109に連続した握り部110とが設けら
れている。
そして、この取付け具では一方の取付け板P′の穴
h′に係止脚107を挿入して板部106に接して取付け板
P′を固定すると共に板部106と板部104の間隔を置いて
板部104の突片105を他の取付け板P′の穴h′に挿入す
るようにして板部104上に取付け板P′を取付け板部108
の係合部109で該取付け板P′の側縁を係止、固定して
いる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、かゝる従来の取付け具では一方の取付
け板P′と他方の取付け板P′との間の間隔を狭めるこ
とができず、プリント基板等の取付け空間が特に狭い機
器等での密なプリント基板等の取付けに適していなかっ
た。
又、この種の取付け具を用いてプリント基板等を基板
ボックスやパネルないしはフレーム類に直接取付ける場
合でも、このボックス等の面と取付けられる基板等の面
との間の間隔を狭めることができず、ボックス等の面に
接してプリント基板等を取付けるのに適していなかっ
た。
更に、この種の取付け具では、取付けられるプリント
基板ないしは基板ボックス等の面から取付け具自体の係
止脚部等が突き出されることゝなり、取付けられるプリ
ント基板ないしは基板ボックス等の背面側にもこれらの
突出される係止脚部等の収まる空間を必要としていた。
本考案に係る板状物の係合具は、基板ボックスないし
はフレームあるいはパネルに単なる取付け穴のみを配し
ておき、この取付け穴を利用してプリント基板等の取付
け部を構成するようにしたものであって、プリント基板
等の取付け部の容易且つ廉価な構成と、プリント基板等
の取付け間隔を基板ボックス、フレームないしはパネル
の構成によって自在とすることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案にかゝる板状物の係合具は、かゝる目的を達成
するものとして、係合具Aを断面U字状の屈曲部1aを介
して連設されている長寸板部1bと短寸板部1cからなる可
撓性のプラスチック製板体1で構成し、このプラスチッ
ク製板体1の長寸板部1bの先端部に、先の短寸板部1cと
反対の側に向けて突出している凸部2を設け、しかも、
この凸部2から先の短寸板部1cの側の側に向けて突出し
ている摘み部3を設けると共に、前記短寸板部1cの先端
部に、先の長寸板部1bと反対の向きに突出する鍔4を設
け、しかも該鍔4の下方にある短寸板部1cの面に凸部5
を突設して係合具Aを構成している。
又、請求項2の係合具Aでは、断面U字状の屈曲部1a
を介して短寸板部1cと長寸板部1bとを連続して設けてい
る可撓性の合成樹脂板体1の前記短寸板部1cの先端部
に、前記長寸板部1bの板面に接する弾性片6を一体に設
けて係合具Aを構成している。
[作用] 本考案にかゝる係合具Aは叙上の構成からして、基板
ボックス、パネルないしはフレーム等に設けた取付け穴
に屈曲部1aの側を挿入することで、これらの基板ボック
ス等の取付け穴の穴縁に長寸板部1bの面と、短寸板部1c
の面とが接すると共に、この穴縁の上面に鍔4が接し、
且つ穴縁の下面に凸部5が係当して固定される。
板状物Pは、係合具Aの摘み部3を指先で短寸板部1c
の側に撓ませた状態と取付け、この長寸板部1bの撓み戻
しによって凸部2の下面で板状物Pの上面を係止するよ
うにして固定する。
又、板状物Pは、係合具Aの摘み部3を短寸板部1cの
側に撓ませ、凸部2を板状物Pの上面から外すことで解
放される。
更に、弾性片6を長寸板部1bに接して設けることによ
って、長寸板部1bの短寸板部1cの側に向けた倒れ込みが
弾性的に防止される。
[実施例] 以下本考案に係る典型的な係合具の一実施例を添付の
図面について説明する。
この実施例の係合具はプラスチック製板体1をベース
としており、このプラスチック製板体1は適度の可撓性
を有すると共に長寸板部1bと短寸板部1cとが断面U字状
の屈曲部1aを介して一体且つ対向して連設されている。
又、このプラスチック製板体1の長寸板部1bの先端部
分には、その幅方向に亘って該板部1bを屈曲状として、
前記の短寸板部1cと反対の側に突き出す凸部2を構成す
ると共に、この屈曲状の板部1dを該凸部2と反対の向き
に斜上させて摘み部3を構成している。
尚、操作時に摘み部3が下方に撓み出さないように前
記屈曲状の板部1aに補強のリブ7が設けてある。又、基
板ボックス、パネルないしは、フレーム等の本体Hに設
けてある穴hの穴縁に係当する段部8を屈曲部1aの幅を
長寸板部1bの幅より狭くすることで構成している。
次いで短寸板部1cの先端部分には鍔4が前記の長寸板
部1bと反対の側に突き出すように設けてあると共に、こ
の鍔4の下方の短寸板部1cの面に凸部5が隆起して設け
てあり、穴hに該係合具Aの屈曲部1aを挿入した際に、
この凸部5と鍔4との間で、この穴hの穴縁を挾持でき
るようにしてある。
かゝる点から、この凸部5は屈曲部1aの側で緩かな傾
斜面5aとされていると共に鍔4の側で強い傾斜面5bとさ
れている。
又、この短寸板部1cの上部には、前記長寸板部1bに対
し上端が接するように斜上する弾性片6を一体に設けて
ある。
このように構成された係合具Aは、長寸板部1bと短寸
板部1cの面が本体Hの穴hに弾発状態で摺接するように
して、その屈曲部1aの側を挿入することによって、長寸
板部1bと短寸板部1cの面が穴hの穴縁密着しながら移動
されると共に、凸部5が該穴縁に接した状態で短寸板部
1cに長寸板部1bの側に撓み、更に、この凸部5が穴縁を
通過した時点で該短寸板部1cの撓み戻しを生じ、鍔4
と、この凸部5との間で穴hの穴縁を挾持する。又、こ
の際に長寸板部1bの段部8が穴hの上面に係当されてお
り、長寸板部1bの面と、短寸板部1cの面とが穴hの穴縁
に弾発状態で接し、安定な取付け状態とされる。
次いで摘み部3をもって、長寸板部1bを短寸板部1cの
側に撓ませると共に本体Hに支承されている板状物Pの
側縁の上面を凸部2で係当し、本体Hと、この凸部2と
の間で板状物Pを固定する。
又、摘み部3をもって長寸板部1bを倒し込むことによ
って板状物Pの上面を係止していた凸部2を外すことで
板状物Pの脱装をなす。
[効果] 本考案にかゝる板状物の係合具は叙上における特長あ
る構成からして本体Hの側には単に穴hを設けるのみで
板状物Pの取付けが可能であることから本体Hを構成す
る基板ボックス、フレームあるいはパネル等の形成が容
易、且つ低コストでなすことができると共に、この基板
ボックス等を汎用性の高いものとすることができる。
又、本体1に設けられる穴の構成位置によってこの本
体Hに組付けられる板状物Pとの取付け隙間を任意に設
定することが可能であり、本体Hに密着してプリント基
板等を組み付けるのに都合が良い。
更に、本体Hとは別に係合具Aを構成していることか
ら、板状物Pの取付け部分の破断等に際しても該係合具
Aのみを取換えることで対応することが可能であり、基
板ボックス等の本体Hに不良品を生ずることを効果的に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る係合具の取付け部品を要部で示し
た斜視図、第2図は板状物Pの取付け状態を示す斜視
図、第3図は同断面図、第4図は従来の取付け具の取付
け状態を一部断面で示した側面図、第5図は更に他の従
来例を示した側面図である。 A……係合具、P……板状物、H……本体、1……プラ
スチック製板体、2……凸部、3……摘み部、4……
鍔、5……凸部、6……弾性片、7……リブ、8……段
部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面U字状の屈曲部を介して長寸板部と短
    寸板部とが連続して設けられている可撓性のプラスチッ
    ク製板体であって、 このプラスチック製板体の前記長寸板部の先端部には前
    記短寸板部と反対の側に向けて突出する凸部と、この凸
    部から該短寸板部の側に向けて突出する摘み部とが設け
    られていると共に、 前記短寸板部の先端部には前記長寸板部と反対の向きに
    突出する鍔と、この鍔の下方の該短寸板部の面から突出
    する凸部とが設けられていることを特徴とする板状物の
    係合具。
  2. 【請求項2】断面U字状の屈曲部を介して長寸板部と短
    寸板部とが連続して設けられている可撓性のプラスチッ
    ク製板体であって、 このプラスチック製板体の前記短寸板部の先端部には前
    記長寸板部の板面に接する弾性片が一体に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の板状物の係合具。
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