JP6147036B2 - 壁の耐火構造 - Google Patents

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本発明は、壁の耐火構造に関する。
一般に、建物の壁にコンセント等の機器が取り付けられる場合には、壁面材に形成された開口部に対して機器が取り付けられる。この場合、火災時における開口部を通じた延焼を防止するために、開口部に対して所定の防火処理が施される。
この種の防火処理として、壁面材の裏面側に開口部を覆うようにして金属製のボックスを設けるとともに、そのボックスの外側をさらにグラスウール等の不燃性の断熱材で被覆する処理が行われる場合がある(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、前面が開口されたボックスの各面すなわち上面、下面、各側面及び背面をそれぞれ断熱材で覆った構成が開示されている。
特開2002−209321号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、ボックスの各面をそれぞれ断熱材で覆う必要があるため、その作業に手間がかかることが考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ボックスを断熱材で覆う作業を容易とすることができる壁の耐火構造を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の壁の耐火構造は、壁面材と、その壁面材の裏面側に固定され当該壁面材の下地となる複数の縦材とを有し、前記壁面材には機器を取り付けるための開口部が形成された壁の耐火構造であって、前記複数の縦材は鋼材により形成されており、前記壁面材の裏面側には、前記開口部を覆うようにして四角箱状の金属製ボックスが設けられており、前記ボックスは、その側面を前記縦材の側面に重ね合わせた状態で当該縦材に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、壁面材の裏面側に設けられた縦材が鋼材よりなるため、縦材自体が不燃性を有している。そして、金属製のボックスがその側面を縦材の側面に重ね合わせた状態で固定されているため、ボックスの当該側面側については鋼材換言すると不燃材によって被覆され耐火性能が確保されている。したがって、ボックスを不燃材からなる断熱材で覆うにあたって、当該側面については覆わなくて済むため、ボックスを断熱材で覆う作業を容易とすることができる。
第2の発明の壁の耐火構造は、第1の発明において、前記ボックスの外側には、不燃材よりなる断熱材が設けられており、前記断熱材は、前記ボックスの上面、下面、背面及び一対の各側面のうち、前記縦材が重ね合わせられた側面以外の各面をそれぞれ覆っていることを特徴とする。
本発明によれば、ボックスにおいて縦材が重ね合わせられた側面に鋼材からなる縦材の側面が重ね合わせられ、その側面以外の各面がそれぞれ不燃材よりなる断熱材で覆われているため、ボックスの各面それぞれにおいて耐火性能を確保することができる。なお、断熱材としては、例えばグラスウールやロックウールが挙げられる。
第3の発明の壁の耐火構造は、第1又は第2の発明において、前記壁は、前記壁面材として、壁幅方向に隣り合う第1壁面材及び第2壁面材を備え、前記第1壁面材は、前記第2壁面材に対してそれら壁面材の表面側となる居室側に位置をずらして配置されており、前記開口部は、前記第1壁面材に形成されており、その第1壁面材の裏面側に前記ボックスが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1壁面材が第2壁面材よりも居室側に位置をずらして配置されているため、第1壁面材の壁裏スペースを第2壁面材の壁裏スペースよりも壁厚み方向に広く確保することができる。そして、第1壁面材に対して開口部が形成されているとともに、その第1壁面材の壁裏にボックスが配設されているため、壁裏へのボックスさらには断熱材の配設を好適に行うことができる。また、壁における一部の壁面材(第1壁面材)だけが居室側に位置をずらして配置されているため、全部の壁面材が居室側に位置をずらして配置される場合と比べて、居室が狭くなってしまうのを抑制しながらボックスの設置を好適に行うことができる。
第4の発明の壁の耐火構造は、第3の発明において、前記縦材として、前記第1壁面材の裏面側に設けられた第1縦材と、前記第2壁面材の裏面側に設けられた第2縦材とを備え、これら各縦材はいずれもその横断面の縦寸法と横寸法とのうちいずれか一方が他方よりも長くなっており、前記第1縦材は、その横断面の長手方向を前記第1壁面材の壁厚み方向に向けて配置されており、前記第2縦材は、その横断面の長手方向を前記第2壁面材の壁幅方向に向けて配置されており、前記第1縦材は、前記第2縦材よりも前記居室側に張り出して設けられ、その第1縦材の張り出しによって前記第1壁面材が前記第2壁面材よりも前記居室側に位置をずらして配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、縦材として、その横断面における縦横寸法のうち一方が他方よりも長くなっているもの(例えばその横断面が長方形状となっているもの)が用いられており、その縦材の向きを第1壁面材側と第2壁面材側とで互いに異ならせるといった比較的簡単な構成により第1壁面材を第2壁面材に対して居室側に位置をずらして配置するようにしている。したがって、かかる構成は、上記第3の発明の効果を得る上で実用上好ましい構成といえる。
第5の発明の壁の耐火構造は、第4の発明において、前記第1壁面材と前記第2壁面材との境界側で互いに隣接配置された前記第1縦材と前記第2縦材とのうち、前記第1縦材は、前記第2縦材よりも前記居室側に張り出した張出部を有しており、前記張出部の側面には、前記第1壁面材と前記第2壁面材とを繋ぐとともに石膏ボードよりなる壁繋ぎ材が取り付けられており、前記ボックスは、その側面を前記張出部において前記壁繋ぎ材とは反対側の側面に重ね合わせた状態で前記第1縦材に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1壁面材と第2壁面材との境界部にて隣接配置された第1縦材と第2縦材とのうち、第1縦材において第2縦材よりも居室側に張り出した張出部の側面に第1壁面材と第2壁面材とを繋ぐ壁繋ぎ材が設けられている。この壁繋ぎ材は、石膏ボードにより形成されているため、所定の耐火性能を有している。そして、ボックスがその側面を張出部における壁繋ぎ材とは反対側の側面に重ね合わせた状態で第1縦材に固定されているため、ボックスの当該側面側では耐火性能を有する張出部(第1縦材)と壁繋ぎ材とが重ねて設けられた状態となっている。これにより、ボックスの当該側面側における耐火性能を高めることができる。また、この場合、張出部(及び壁繋ぎ材)を挟んでボックスとは反対側が居室となっているため、ボックスの当該側面の側から壁内への延焼を招くことを抑制する効果も得られる。
第6の発明の壁の耐火構造は、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記縦材は、前記ボックスを挟んだ両側にそれぞれ設けられており、前記ボックスは、互いに対向する各側面をそれぞれ前記各縦材の側面に重ね合わせた状態で設けられ、かつ各々の縦材に対してそれぞれ固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、ボックスを挟んだ両側にそれぞれ縦材が設けられ、それら各縦材の側面にボックスの両側面がそれぞれ重ね合わせられているため、ボックスの両側面それぞれにおいて耐火性能を確保することができる。これにより、ボックスの両側面を断熱材で覆わなくて済むため、ボックスを断熱材で覆う作業をより一層容易とすることができる。
建物の外壁部を示す斜視図。 外壁部の構成を示す横断面図。 外壁部の構成を示す縦断面図。 ボックスを示す斜視図。 他の実施形態における外壁部の構成を示す横断面図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、建物として軸組工法により構築された鉄骨造住宅について具体化している。また、本実施形態の建物は、建築基準法上の準耐火建築物に該当するものとなっている。なお、図1は建物の外壁部を示す斜視図である。図2は外壁部の構成を示す横断面図であり、図1のA−A線断面図に相当する。図3は外壁部の構成を示す縦断面図であり、図1のB−B線断面図に相当する。
図1乃至図3に示すように、住宅等の建物において、屋内空間としての居室Xと屋外とを仕切る外壁部10には、その屋外側に外壁11が設けられ、その屋内側に内壁12が設けられている。外壁11は、屋外面を形成する外壁面材13と、外壁面材13の裏面側(屋内面側)に固定された外壁フレーム14とを備える。外壁面材13は、窯業系サイディングよりなり、外壁フレーム14は、断面コ字状の軽量鉄骨材よりなる。なお、図1では外壁11の図示を省略している。
内壁12は、内壁面材18と、内壁面材18の裏面側(屋外面側)に固定された内壁フレーム19とを備える。内壁面材18は、不燃性能を有する石膏ボードよりなり、その表面(屋内側面)には、居室Xの壁面を仕上げるクロス等の壁仕上げ材(図示略)が貼り付けられている。
内壁フレーム19は、上下一対のランナ21,22と、それら両ランナ21,22間に所定の間隔で設けられた複数のスタッド23とを有している。ここで、ランナ21,22が横材に相当し、スタッド23が縦材に相当する。上下の各ランナ21,22はいずれも軽量溝形鋼よりなり、互いの溝部を上下に向き合わせた状態で配置されている。上側のランナ21は天井部に対してビス等で固定され、下側のランナ22は床部に対してビス等で固定されている。
スタッド23は軽量角形鋼管よりなり、その横断面が長方形状をなしている。スタッド23は、その上端部が上側ランナ21の溝部に挿し入れられた状態で同ランナ21にビス等で固定され、その下端部が下側ランナ22の溝部に挿し入れられた状態で同ランナ22にビス等で固定されている。なお、スタッド23の横断面とは、スタッド23の長手方向に対して直交する方向の断面をいう。
内壁フレーム19は、横並びに複数設けられており、それら内壁フレーム19の屋内側に内壁面材18がビス等で複数取り付けられている。これによって、内壁12が形成されている。また、上述したように、内壁12を構成する内壁面材18が石膏ボードよりなり、内壁フレーム19(詳しくはランナ21,22及びスタッド23)が鋼材よりなるため、内壁12は不燃材の組み合わせによって構築されており、内壁12全体として耐火性能が確保されている。
外壁11と内壁12との間には、壁断熱材25が設けられている。壁断熱材25は、発泡系断熱材(硬質系断熱材)により板状(ボード状)に形成され、例えばイソシアヌレートフォームにより形成されている。壁断熱材25は、内壁フレーム19の高さと略同じ高さ寸法を有しかつ複数の内壁フレーム19に跨がる幅寸法を有している。壁断熱材25は、外壁フレーム14と内壁フレーム19との間に配設され、それら各フレーム14,19にそれぞれ板面を当接させた状態で配置されている。
ここで、本実施形態では、内壁12における幅方向の一部分がそれ以外の壁部分よりも居室X側に張り出して(ふかして)形成されたふかし壁部12aとなっている。以下、このふかし壁部12aの構成について、ふかし壁部12a以外の部分(以下、一般壁部12bという)と対比しながら説明する。また、以下の説明では、便宜上、ふかし壁部12aを構成する部材の符号にaを付し、一般壁部12bを構成する部材の符号にbを付す。
まず一般壁部12bについて説明すると、一般壁部12bでは、内壁フレーム19bのスタッド23bがその横断面の長手方向を内壁12の壁幅方向に向けて配置されている。スタッド23bは、その横断面における短手方向の長さL1が例えば45mm、その長手方向の長さL2が例えば65mmに設定されている。また、各ランナ21b,22bはスタッド23bの上記長さL1に合わせた溝幅を有して形成されている。そして、この内壁フレーム19bに対して内壁面材18bが取り付けられている。
これに対してふかし壁部12aでは、内壁フレーム19aのスタッド23aがその横断面の長手方向を内壁12の壁厚み方向(換言すると屋内外方向)に向けて配置されている。スタッド23aは、その横断面における短手方向の長さL3がスタッド23bの同方向の長さL1と同じ長さに設定されており(L1=L3)、すなわち45mmに設定されている。また、スタッド23bは、その長手方向の長さL4がスタッド23bの同方向の長さL2よりも長くなっており、例えば100mmとなっている。また、各ランナ21a,22aはスタッド23aの上記長さL4に合わせた溝幅を有して形成されている。そして、この内壁フレーム19aに対して内壁面材18aが取り付けられている。
横並びで隣り合う内壁フレーム19aと内壁フレーム19bとは、互いに隣接して配置される各々のスタッド23a,23bが互いの側面同士を当接させて配置されている。スタッド23aは、その屋外側面をスタッド23bの屋外側面と壁厚み方向(屋内外方向)に位置合わせした状態で配置されている。これにより、スタッド23aは、スタッド23bに対して居室X(屋内)側に張り出して設けられており、そのスタッド23aの張出分(L4−L1)だけ(つまり55mmだけ)ふかし壁部12aの内壁面材18aが一般壁部12bの内壁面材18bよりも居室X側に位置をずらして(オフセットさせて)配置されている。
なお、この場合、内壁面材18aが第1壁面材に相当し、内壁面材18bが第2壁面材に相当する。また、スタッド23aが第1縦材に相当し、スタッド23bが第2縦材に相当する。さらに以下では、スタッド23aにおいてスタッド23よりも居室X側に張り出した部分を張出部28という。
内壁面材18aと内壁面材18bとの間には、それら両者18a,18bの間を繋ぐ内壁繋ぎ材26が設けられている。内壁繋ぎ材26は、内壁面材18と同じく、不燃性能を有する石膏ボードよりなる。内壁繋ぎ材26は、内壁面材18と同じ高さ寸法を有し、かつ、張出部28の張出寸法(L4−L1)と同じ幅を有する長尺平板状に形成されている。内壁繋ぎ材26は、スタッド23aの張出部28の側面にビス等で取り付けられており、その表面にはクロス等の壁仕上げ材(図示略)が貼り付けられている。
内壁フレーム19aでは、内壁フレーム19bのスタッド23bと隣接(当接)配置されたフレーム端部のスタッド23a(以下、場合によってスタッド23Xという)と、そのスタッド23Xと隣り合って配置されたスタッド23a(以下、場合によってスタッド23Yという)との間隔P1が、それ以外のスタッド23a間の間隔P2よりも小さく設定されている。具体的には、これらスタッド23X,23Y間は、後述するボックス33が配設される配設スペースとなっており、それ故これらスタッド23X,23Y間の間隔P1はボックス33の横幅に合わせた大きさに設定されている。
ところで、本実施形態の建物には、建物内の電力供給を制御するHEMS(ホームエネルギ管理システム)が導入されており、そのHEMSによる電力供給に関する各種設定や表示を行うためのモニタ31が内壁12のふかし壁部12aに取り付けられている。モニタ31は、液晶ディスプレイを有してなるタッチパネル式の操作パネル部31aと、その操作パネル部31aの背面側に設けられた本体部31bとを有する。モニタ31は、その本体部31bをふかし壁部12aの内壁面材18aに形成された矩形形状の開口部32に挿し入れた状態で配設されている。この開口部32は、隣り合うスタッド23X,23Y間に対応する位置に形成されており、居室Xとスタッド23X,23Y間のスペースとを連通している。
内壁面材18aの裏面側には、開口部32に対する所定の耐火処理が施されている。本実施形態では、内壁12が建築基準法上における延焼のおそれのある部分に含まれており、その部分に要求される所定の耐火処理が施されている。以下、かかる耐火構造について説明する。
内壁面材18aの裏面側には、開口部32を壁裏側から覆うように金属製のボックス33が設けられている。図4には、このボックス33の斜視図が示されている。ボックス33は、鋼板により四角箱状(六面体)に形成されており、具体的には複数の鋼板が溶接やビス等で四角箱状に組まれることにより構成されている。ボックス33は、その横幅(壁幅方向の長さ)が隣り合うスタッド23X,23Y間の間隔P1と同じ大きさに設定されており、それらスタッド23a間に挟み込まれるようにして配設されている。
ボックス33は、内壁面材18aの裏面に当接(対向)して設けられる前板部33aと、その前板部33aと対向する背板部33bと、それら各板部33a,33bを互いに連結する上板部33c、下板部33d及び一対の側板部33eとを有する。前板部33aには、矩形形状の開口部35が形成されており、その開口部35は内壁面材18aの開口部32と同じ形状でかつ同じ大きさを有している。ボックス33は、その開口部35を内壁面材18aの開口部32と位置合わせした状態で配設されている。
モニタ31は、その本体部31bが各開口部32,35を通じてボックス33内に収容された状態で配設されており、その配設状態で操作パネル部31aの周縁部がボックス33の前板部33aに内壁面材18aを介してビス等で固定されている。
下板部33dには、モニタ31に接続される接続配線34を挿通させる挿通孔37が形成されている。接続配線34としては、電源線や信号線、通信線等各種配線があり、図3では便宜上これらの配線をまとめて1つの線で図示している。接続配線34は、外壁部10の内部、詳しくは内壁面材18aと壁断熱材25との間に配設されており、上記の挿通孔37を通じてボックス33内に引き込まれモニタ31と接続されている。
各側板部33eはそれぞれその上下高さが上板部33cと下板部33dとの離間距離よりも大きくなっており、その一部が上板部33cよりも上方に延出し、かつ、その一部が下板部33dよりも下方に延出している。それら各延出部41にはそれぞれ孔部38が形成されている。孔部38は、側板部33eの幅方向(換言すると壁厚み方向)に長い長孔形状で形成されている。但し、孔部38は丸孔形状であってもよい。
ボックス33は、その両側の側板部33e(換言すると両側の側面51)をそれぞれスタッド23X,23Yの側面(詳しくは壁幅方向を向く側面)に重ね合わせた状態で配設されており、その配設状態で各スタッド23X,23Yにビス43で固定されている。より詳しくは、ボックス33は、その側面51全域をスタッド23X,23Yの側面に重ね合わせた状態で固定されている。なお、ビス43は、ボックス33の孔部38に挿通された状態でスタッド23X,23Yにねじ込まれている。
また、ボックス33は、壁厚み方向の長さ(換言すると奥行き寸法)がスタッド23aの同方向の長さL4よりも短くされており、具体的にはスタッド23Xの張出部28の張出寸法(L4−L1)と同じ長さとされている。この場合、各スタッド23X,23Yは、その一部がボックス33よりも屋外側に延出して延出部46となっており、その延出部46の屋外側面が壁断熱材25と当接している。
ボックス33の外側には、不燃材としてのグラスウールからなる断熱材36が設けられている。断熱材36は、所定の厚みを有する板状に形成されており、その(自然状態の)厚み寸法が例えば50mmに設定されている。また、断熱材36は、その幅がボックス33の横幅と略同じとされている。
断熱材36は、コ字状に折り曲げられた状態でボックス33の上板部33c(上面52)、背板部33b(背面53)及び下板部33d(下面54)をそれぞれ覆うように設けられている。より詳しくは、断熱材36は、ボックス33の上面52全域、背面53全域及び下面54全域をそれぞれ覆っている。断熱材36は、両面テープによりボックス33の各面52〜54にそれぞれ貼り付けられて固定されている。但し、断熱材36のボックス33への固定は、接着剤による貼り付け等他の固定方法を採用してもよい。
断熱材36は、各スタッド23X,23Yの間に挟み込まれた状態で配設されており、その幅方向の両端部がそれぞれ各スタッド23X,23Yの側面に密着している。また、断熱材36の背面は壁断熱材25の板面に密着している。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
内壁面材18aにモニタ31を取り付けるための開口部32を形成し、その開口部32を覆うようにしてボックス33を設けた。そして、そのボックス33を、側面51を鋼材よりなるスタッド23aの側面と重ね合わせた状態で当該スタッド23aに固定した。この場合、ボックス33の側面51側については鋼材換言すると不燃材によって被覆されて耐火性能が確保されている。したがって、ボックス33を不燃材からなる断熱材36で覆うにあたって、当該側面51については覆わなくて済むため、ボックス33を断熱材36で覆う作業を容易とすることができる。
具体的には、ボックス33を挟んだ両側にそれぞれスタッド23aを配置し、ボックス33を、その各側面51をそれぞれ各スタッド23aの側面と重ね合わせた状態で各々のスタッド23aに対して固定した。この場合、ボックス33の各側面51それぞれの側で耐火性能を確保することができるため、ボックス33の両側面51を断熱材36で覆わなくて済む。これにより、ボックス33を断熱材36で覆う作業をより一層容易とすることができる。
ボックス33の外側に断熱材36を設け、その断熱材36により各側面51以外の面、すなわち上面52,背面53及び下面54をそれぞれ覆った。これにより、ボックス33の各面51〜54それぞれにおいて耐火性能を確保することができる。
内壁12に、壁幅方向に隣り合う2つの内壁面材18a,18bを設け、内壁面材18aを内壁面材18bに対して居室X側に位置をずらして配置したため、内壁面材18aの壁裏スペースを内壁面材18bの壁裏スペースよりも壁厚み方向に広く確保することができる。そして、開口部32を内壁面材18aに形成し、その内壁面材18aの裏面側にボックス33を配設したため、壁裏へのボックス33さらには断熱材36の配設を好適に行うことができる。また、内壁12における一部の内壁面材18aだけを居室X側に位置をずらして配置したため、全部の内壁面材18a,18bを居室X側に位置をずらして配置する場合と比べて、居室Xが狭くなってしまうのを抑制しながらボックス33の設置を好適に行うことができる。
スタッド23として、その横断面が長方形状をなすもの(すなわち縦横寸法が互いに異なるもの)を用い、内壁面材18aの裏面側ではスタッド23aをその長手方向を壁厚み方向に向けて配置し、内壁面材18bの裏面側ではスタッド23bをその長手方向を壁幅方向に向けて配置することで、スタッド23aをスタッド23bよりも居室X側に張り出させた。そして、その張り出しによって、内壁面材18aを内壁面材18bよりも居室X側に位置をずらして配置した。この場合、スタッド23a,23bの向きを各内壁面材18a,18b間で異ならせるといった比較的簡単な構成で内壁面材18aを内壁面材18bよりも居室X側に位置をずらして配置することができる。そのため、居室Xが狭くなってしまうのを抑制しながらボックス33の設置を好適に行うという上述の効果を得る上で実用上好ましい構成といえる。
また、各スタッド23a,23bとして、短手方向の長さが同じ長さ(L1=L3)のものを用いたため、汎用品(規格品)のスタッド23a,23bを使って上述した内壁構造を構築することが可能となり、コスト的なメリット等を得やすい。
隣り合って配置される内壁フレーム19a,19bにおいて互いに隣接し合う各スタッド23a,23bのうち、スタッド23aにおいてスタッド23bよりも居室X側に張り出した張出部28の側面に各内壁面材18a,18bを繋ぐとともに石膏ボードからなる内壁繋ぎ材26を設けた。そして、ボックス33を、その側面51をスタッド23aの張出部28における内壁繋ぎ材26とは反対側の側面に重ね合わせた状態で配設し、その配設状態で当該スタッド23aに固定した。この場合、ボックス33の当該側面51側では耐火性能を有する張出部28(スタッド23a)と内壁繋ぎ材26とが重ねて設けられた状態となっているため、ボックス33の当該側面51側における耐火性能を高めることができる。また、この場合、張出部28及び内壁繋ぎ材26を挟んでボックス33とは反対側が居室Xとなっているため、ボックス33の当該側面51側から壁内への延焼を招くことを抑制する効果も得られる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、ボックス33を挟んだ両側にそれぞれスタッド23aを配置し、それら各スタッド23aに対してボックス33を固定したが、これを変更し、ボックス33を挟んだ両側のうちいずれか一方側にのみスタッド23aを配置し、そのスタッド23aにのみボックス33を固定するようにしてもよい。その場合も、ボックス33を、その側面51をスタッド23aの側面に重ね合わせた状態で固定することで、当該側面51については断熱材36で覆わなくて済むため、ボックス33を断熱材36で覆う作業を容易とすることができる。
(2)上記実施形態では、不燃材よりなる断熱材36としてグラスウールを用いたが、これに代えてロックウールを用いてもよい。また、断熱材36の厚みは必ずしも50mmとする必要はなく、30mm以上であればその厚みは任意としてよい。
(3)上記実施形態では、内壁12における幅方向の一部をふかし壁部12aとしたが、内壁12の幅方向の全部をふかし壁部12aと同じ厚みで形成してもよい。例えば、図5(a)に示すように、内壁50において各内壁面材18の裏側に設けられる各スタッド23をそれぞれ、横断面の長手方向が壁厚み方向を向くように配置することが考えられる。この場合、内壁50の壁幅方向全域において内壁面材18の壁裏スペースを壁厚み方向に広く確保することができるため、ボックス33を壁裏に好適に配置する上でボックス33ひいてはモニタ31の配置に関する自由度を高めることができる。
(4)上記実施形態では、ふかし壁部12aの張出寸法(L4−L1)を55mmとしたが、図5(b)に示すように、100mm以上としてもよい。図5(b)に示す内壁60では、内壁フレーム61aが、そのスタッド62aの屋外側面を内壁フレーム61bのスタッド62bの屋外側面よりも居室X側に位置をずらして配置されている。このため、その位置ずれ分だけ、スタッド62aの張出部63の張出寸法が上記実施形態の張出寸法(L4−L1)よりも大きくなっている。この場合、ふかし壁60aと一般壁部60bとの段差部(内壁繋ぎ材26)に隣接させて収納棚65(家具)を設置する等、段差部(ふかし壁)の利用を図ることができる。
また、内壁60においてふかし壁部60aを挟んだ両側にそれぞれ一般壁部60bを設けてもよい。例えば図5(b)に示すように、ふかし壁部60aにおいて、内壁フレーム61aを、隣り合う2つのスタッド62aと、それら両スタッド62aを繋ぐ上下一対のランナ(図示略)とを有して構成し、その内壁フレーム61aの屋内側に内壁面材64aを取り付ける。そして、内壁フレーム61aを挟んだ両側にそれぞれ一般壁部60bの内壁フレーム61bを配置し、それら各内壁フレーム61bの屋内側にそれぞれ内壁面材64bを取り付けることが考えられる。この場合、内壁面材64aがその両側の各内壁面材64bに対してそれぞれ居室X側に位置をずらして配置されることとなる。そのため、内壁60において壁裏にボックス33が設置される部分のみをふかすことができ、居室Xが狭くなってしまうのをより一層抑制することができる。
(5)上記実施形態では、スタッド23を軽量角形鋼管により形成したが、リップ付き溝形鋼等、他の鋼材により形成してもよい。いずれにしても、ボックス33を、その側面51をスタッド23の側面と重ね合わせた状態でスタッド23に固定できればよい。
(6)上記実施形態では、内壁12にHEMSのモニタ31(機器に相当)を取り付ける場合を例として本発明の壁耐火構造を説明したが、コンセント等その他の機器を取り付ける場合に本発明の耐火構造を適用してもよい。
(7)上記実施形態では、鉄骨軸組工法の建物への適用例を説明したが、スチールハウスにより構築される建物等、他の構造の建物にも本発明を適用することができる。
10…外壁部、12…壁としての内壁、18…壁面材としての内壁面材、18a…第1壁面材としての内壁面材、18b…第2壁面材としての内壁面材、19…内壁フレーム、23…縦材としてのスタッド、23a…第1縦材としてのスタッド、23b…第2縦材としてのスタッド、26…壁繋ぎ材としての内壁繋ぎ材、28…張出部、31…機器としてのモニタ、32…開口部、33…ボックス、36…断熱材、51…側面、52…上面、53…背面、54…下面、X…居室。

Claims (6)

  1. 壁面材と、その壁面材の裏面側に固定され当該壁面材の下地となる複数の縦材とを有し、前記壁面材には機器を取り付けるための開口部が形成された壁の耐火構造であって、
    前記複数の縦材は鋼材により形成されており、
    前記壁面材の裏面側には、前記開口部を覆うようにして四角箱状の金属製ボックスが設けられており、
    前記複数の縦材には、壁厚み方向の長さが前記ボックスよりも大きくされることで前記壁面材とは反対側に前記ボックスよりも延出した延出部を有する所定の縦材が含まれており、
    前記ボックスは、その側面全域を前記所定の縦材の側面に重ね合わせた状態で当該所定の縦材に固定されており、
    前記ボックスの外側には、不燃材よりなる断熱材が設けられており、
    前記断熱材は、前記ボックスの上面、下面、背面及び一対の各側面のうち、前記縦材が重ね合わせられた側面以外の各面全域をそれぞれ覆っていることを特徴とする壁の耐火構造。
  2. 前記所定の縦材は、前記ボックスを挟んだ両側にそれぞれ設けられており、
    前記ボックスは、互いに対向する各側面をそれぞれ前記各所定の縦材の側面全域に重ね合わせた状態で設けられ、かつそれら各所定の縦材にそれぞれ固定されており、
    前記断熱材は、前記各所定の縦材の前記延出部の間に挟み込まれた状態で配設され、それら各延出部にそれぞれ密着していることを特徴とする請求項1に記載の壁の耐火構造。
  3. 前記壁面材としての内壁面材の屋外側には外壁面材が設けられ、
    それら内壁面材及び外壁面材の間には板状の壁断熱材が設けられ、
    前記壁断熱材は、前記複数の縦材よりも前記外壁面材側に配置され、その板面を前記複数の縦材にそれぞれ当接させており、
    前記断熱材は、その背面が前記壁断熱材の板面に密着していることを特徴とする請求項2に記載の壁の耐火構造。
  4. 壁面材と、その壁面材の裏面側に固定され当該壁面材の下地となる複数の縦材とを有し、前記壁面材には機器を取り付けるための開口部が形成された壁の耐火構造であって、
    前記複数の縦材は鋼材により形成されており、
    前記壁面材の裏面側には、前記開口部を覆うようにして四角箱状の金属製ボックスが設けられており、
    前記ボックスは、その側面を前記縦材の側面に重ね合わせた状態で当該縦材に固定されており、
    前記壁面材として、壁幅方向に隣り合う第1壁面材及び第2壁面材を備え、
    前記第1壁面材は、前記第2壁面材に対してそれら壁面材の表面側となる居室側に位置をずらして配置されており、
    前記開口部は、前記第1壁面材に形成されており、その第1壁面材の裏面側に前記ボックスが設けられていることを特徴とする壁の耐火構造。
  5. 前記縦材として、前記第1壁面材の裏面側に設けられた第1縦材と、前記第2壁面材の裏面側に設けられた第2縦材とを備え、
    これら各縦材はいずれもその横断面の縦寸法と横寸法とのうちいずれか一方が他方よりも長くなっており、
    前記第1縦材は、その横断面の長手方向を前記第1壁面材の壁厚み方向に向けて配置されており、
    前記第2縦材は、その横断面の長手方向を前記第2壁面材の壁幅方向に向けて配置されており、
    前記第1縦材は、前記第2縦材よりも前記居室側に張り出して設けられ、その第1縦材の張り出しによって前記第1壁面材が前記第2壁面材よりも前記居室側に位置をずらして配置されていることを特徴とする請求項に記載の壁の耐火構造。
  6. 前記第1壁面材と前記第2壁面材との境界側で互いに隣接配置された前記第1縦材と前記第2縦材とのうち、前記第1縦材は、前記第2縦材よりも前記居室側に張り出した張出部を有しており、
    前記張出部の側面には、前記第1壁面材と前記第2壁面材とを繋ぐとともに石膏ボードよりなる壁繋ぎ材が取り付けられており、
    前記ボックスは、その側面を前記張出部において前記壁繋ぎ材とは反対側の側面に重ね合わせた状態で前記第1縦材に固定されていることを特徴とする請求項に記載の壁の耐火構造。
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