JP4664083B2 - 軸組工法におけるファイヤーストップ構造 - Google Patents

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本発明は、軸組工法における壁のファイヤーストップ構造に関し、特に軸組工法において天井裏の空間と連通する壁の上端開放部分を閉塞するファイヤーストップ構造に関する。
ファイヤーストップは、壁、床、天井等の建築物の構成部分を覆う防火被覆が、火災時に万一突破されたことを想定し、これらの構成部分の部材内部を経由した延焼による火災の拡大を最小限に抑えることを目的とした、部材内部や部材間の空間が連通することによる延焼経路を遮断するための材料や構造であって、例えば、壁体の中空部や、壁と床との接合部、壁と天井裏との接合部等を区画するようにして設けられる。
また、ツーバイフォー工法やツーバイシックス工法等によって代表される枠組壁工法による木造住宅建築物では、一定間隔で組まれている縦枠、横枠等の構造材がファイヤーストップ材として機能して延焼の進行を遮断してくれるので、床下や壁、天井裏等が気密性の高い構造となっており、ファイヤーストップ性能に優れている。したがって、火災保険料に関して安価な設定となっているのが現状である。
さらに、例えば木質系のパネルを主体として建設される住宅建築物において、準耐火構造としての仕様を満たすべく、上下階の壁、床、天井等の接合部の十分な防耐火性能を容易に確保できるように、ファイヤーストップを設ける際の施工性を向上させた技術も開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−13497号公報
一方、軸組工法による一般の木造住宅建築物の場合、例えば壁の中空内部が上方の天井裏の空間と連通するような構造となる場合が多く、また壁の中空内部を横断して天井裏への延焼経路を遮断する枠部材によるファイヤーストップを新たに設ける作業は、手間のかかる面倒な取付け作業となることから、軸組工法の防火構造にはファイヤーストップによる措置は要求されていないのが現状である。したがって、軸組工法による木造住宅建築物は、枠組壁工法による木造住宅建築物と比較して、防耐火性能上の差異が生じており、上述の火災保険料の設定において不利な取り扱いを受けている。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、軸組工法による木造住宅建築物の壁と天井裏との接合部に、ファイヤーストップを簡易な作業によって設けることを可能にして、ファイヤーストップによる防耐火性能を容易に付与することのできる軸組工法における壁のファイヤーストップ構造を提供することを目的とする。
本発明は、軸組工法による木造住宅建築物において天井裏の空間と連通する壁の上端開放部分を閉塞するファイヤーストップ構造であって、不燃性繊維質断熱材からなるファイヤーストップ断熱部材を前記壁の直上部分に配置された横架材から吊り下げて設置し、該ファイヤーストップ断熱部材の下端部分を前記壁の上端開放部分から前記壁の内部に押込んだ状態とすることによって構成され、前記ファイヤーストップ断熱部材は、縦長に配置されるマットレス形状に前記不燃性繊維質断熱材を形成して該不燃性繊維質断熱材の少なくとも前後一対の正面部及び底部を防湿シートにより連続して覆うと共に、前後一対の正面部を覆う該防湿シートを正面部の上縁から各々上方に延設させて一対の取付け用の耳部を設けることによって形成され、該一対の耳部によって前記壁の直上部分に配置された横架材の下端部分を挟み込むようにしながら、該一対の耳部を前記横架材に取り付けて、前記ファイヤーストップ断熱部材を前記横架材から吊り下げた状態で設置する軸組工法におけるファイヤーストップ構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の軸組工法におけるファイヤーストップ構造によれば、前記ファイヤーストップ断熱部材の下端部分は、壁板の内側上端部分に15cm以上の重ね代で密着して前記壁の内部に押込まれることが好ましい。
また、本発明の軸組工法におけるファイヤーストップ構造によれば、前記ファイヤーストップ断熱部材は、壁板が取り付けられる柱又は間柱間の間隔に相当する横幅を有するように形成されることが好ましい。
さらに、本発明の軸組工法におけるファイヤーストップ構造によれば、前記不燃性繊維質断熱材は、グラスウール又はロックウールであることが好ましい。
さらにまた、本発明の軸組工法におけるファイヤーストップ構造によれば、前記防湿シートは、ポリエチレンフィルムであることが好ましい。
そして、本発明の軸組工法におけるファイヤーストップ構造によれば、前記壁を挟んだ両側の天井は異なる高さに設置されており、前記壁を構成する両側の壁板は上端に段差を有していても良い。
本発明の軸組工法におけるファイヤーストップ構造によれば、軸組工法による木造住宅建築物の壁と天井裏との接合部に、ファイヤーストップを簡易な作業によって設けることを可能にして、ファイヤーストップによる防耐火性能を容易に付与することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る軸組工法におけるファイヤーストップ構造は、例えば軸組工法による2階建ての木造住宅建築物において、例えば図1に示すように、1階の居室部分20aに設けられた間仕切壁11aと1階上方の天井裏21aとの接合部、及び2階の居室部分20bに設けられた間仕切壁11bと2階上方の小屋裏としての天井裏21bとの接合部に設けられ、天井裏21a,21bの空間と連通する間仕切壁11a,11bの上端開放部分を閉塞して、間仕切壁11a,11bの中空部分から天井裏21a,21bに至る延焼経路を遮断することにより、木造住宅建築物の間仕切壁11a,11bを経由した延焼による火災の拡大を抑制できるようにするものである。
すなわち、本実施形態のファイヤーストップ構造10は、軸組工法において天井裏21a,21bの空間と連通する間仕切壁11a,11bの上端開放部分を閉塞する構造であって、図2及び図3にも示すように、不燃性繊維質断熱材13からなるファイヤーストップ断熱部材12を間仕切壁11a,11bの直上部分に配置された横架材14から吊り下げて設置し、このファイヤーストップ断熱部材12の下端部分12aを間仕切壁11a,11bの上端開放部分から間仕切壁11a,11bの内部に押込んだ状態とすることによって構成される。そして、ファイヤーストップ断熱部材12は、縦長に配置されるマットレス形状に不燃性繊維質断熱材13を形成してこの不燃性繊維質断熱材13の少なくとも前後一対の正面部13a及び底部13bを防湿シート15により連続して覆うと共に、この防湿シート15を正面部13aの上縁から上方に延設させて取付け用の耳部16を設けることによって形成され、この耳部16を介してファイヤーストップ断熱部材12を横架材14に取り付けるようになっている(図4参照)。
軸組工法による木造住宅建築物は、例えば土台、柱、間柱、梁、桁等からなる骨組に、床パネル、壁ボード、天井ボード等の下地材を取り付けると共に、さらに内装仕上げ材等を取り付けることによって構成される。本実施形態によれば、これらの下地材としてせっこうボード等の耐火性を備える板材を用いると共に、天井ボード17の裏側に耐火性を備える例えばグラルウース18等を敷設することにより、防耐火性能を向上させている。また本実施形態では、間仕切壁11a,11bは、せっこうボードによる壁下地として、一対の壁ボード19を、柱や間柱(以下「柱」とする。)22に支持させて両側に取り付けることにより、これらの一対の壁ボード19の間に、例えば幅100〜120mm程度の中空部分を保持した状態で設けられる。そして、間仕切壁11a,11bのせっこうボード19による防火被覆が、火災時に万一突破された際にも、間仕切壁11a,11bの例えば中空部分を経由した天井裏21a,21bへの延焼による火災の拡大を抑制するために、本実施形態のファイヤーストップ構造10が設けられる。
ファイヤーストップ構造10を構成するファイヤーストップ断熱部材12は、マットレス形状に形成された不燃性繊維質断熱材13と、この不燃性繊維質断熱材13の周囲を覆って取り付けられる防湿シート15とからなる。不燃性繊維質断熱材13は、例えばグラスウールやロックウール等の、不燃性を有する繊維質材料として公知の各種の繊維質断熱材を用いて形成することができる。また不燃性繊維質断熱材13は、グラスウールを用いる場合には、10〜24kg/m3の密度で形成するとすることが好ましく、ロックウールを用いる場合には、30〜50kg/m3の密度で形成するすることが好ましい。さらに、不燃性繊維質断熱材13は、好ましくは間仕切壁11a,11bの中空内部の幅と同じかこれよりも若干大きい100〜120mm程度の厚さのマットレス形状とすることが好ましく、またその正面の形状を横幅が380〜410mm程度、高さが400〜450mm程度の矩形形状となるように形成することが好ましい。
防湿シート15としては、例えば防湿性を有する合成樹脂製のフィルムや防湿処理された紙等の種々のシート材料を用いることができるが、例えば0.05mm程度の厚さのポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。防湿シート15は、縦長に配置されるマットレス形状に形成された、不燃性繊維質断熱材13の前後一対の正面部13a及び底部13bを連続してコの字状に覆った状態で、例えば接着剤を介して不燃性繊維質断熱材13に一体として取り付けられる。また防湿シート15は、その上端部の例えば50〜75mm程度の幅の帯状部分を不燃性繊維質断熱材13の正面部13aの上縁から上方に延設させて、取付け用の耳部16を形成しいている。なお、本実施形態形態では、不燃性繊維質断熱材13の天面部13cを覆って天面防湿シート15aが、取付け用の耳部16の基端部と連続するようにして設けられており、不燃性繊維質断熱材13の側面部13dは、防湿シート15によって覆われることなく露出した状態となっている。
そして、上述のような不燃性繊維質断熱材13と防湿シート15とからなるファイヤーストップ断熱部材12は、不燃性繊維質断熱材13と略同様のマットレス形状を備え、軽量且つ可撓性を有し、取り付け作業を行いやすい防耐火性能断熱部品として、予め工場等において製造されることになる。また、ファイヤーストップ断熱部材12は、例えば380〜410mm程度の予め定められた所定の間隔をおいて配置される柱22の、当該柱22間の間隔に相当する横幅bを備えるように形成することが好ましい。さらに、ファイヤーストップ断熱部材12は、横架材14に取り付けられた際に、その下端部分が壁ボード19による壁板の内側上端部分に15cm以上の重ね代s(図4参照)で密着した状態となるように、当該下端部部分を間仕切壁11a,11bの内部に押込むことが可能な高さhで形成することが好ましい。
ファイヤーストップ断熱部材12を柱22間の間隔に相当する横幅bで形成することにより、所定のモジュールで配置された各柱22間の各設置スペース毎に、一体のファイヤーストップ断熱部材12による一回の取付け作業によって、当該設置スペースを各々隙間無く覆う安定した状態のファイヤーストップ構造10を容易に形成して行くことが可能になる。またファイヤーストップ断熱部材12の下端部分を15cm以上の重ね代sで間仕切壁11a,11bの内部に押込むことにより、強固且つ安定した防耐火性能を発揮させることが可能になる。
本実施形態によれば、上述の構成を備えるファイヤーストップ断熱部材12は、図4に示すように、例えば隣接する一対の柱22間の設置スペースにおいて、間仕切壁11a,11bの直上部分に配置された、梁や桁等からなる横架材14の下端部分に、当該横架材14の下端部分を一対の取付け用の耳部16によって挟み込むようにしながら当該耳部16に例えばタッカー23等を打ち込むことにより、横架材14から吊り下げた状態に容易且つスムーズに設置することができる。またファイヤーストップ断熱部材12は、マットレスの如く圧縮変形が可能な可撓性や弾性を備えているので、例えば先行して設置されている間仕切壁11a,11bの一対の壁ボード19の間に、これの上端開放部分からファイヤーストップ断熱部材12の下端部分を押し込みつつ設置スペースを覆ってファイヤーストップ断熱部材12を配置することが可能であり、これらの簡易な取付け作業によって、多くの手間を要することなくファイヤーストップ構造が容易に設けられることになる。
従って、本実施形態のファイヤーストップ構造10によれば、例えば間仕切壁を構成するせっこうボードを横架材まで上方に延設させたり、間仕切壁の上端開放部分を閉塞するように板材を設けたり、間仕切壁と横架材との間を繋いで塞ぐ板材を設けたりすることによってファイヤーストップ機能を付与する構造と比較して、施工性や施工コスト、或いは設備配管との干渉を回避しやすいといった点で、有効且つ機能の信頼性の高いファイヤーストップ構造を形成することが可能になる。
すなわち、本実施形態のファイヤーストップ構造10によれば、軸組工法による木造住宅建築物の間仕切壁11a,11bと天井裏21a,21bとの接合部に、ファイヤーストップを簡易な作業によって設けることを可能にして、ファイヤーストップによる防耐火性能を容易に付与することが可能になる。
また、本実施形態によれば、ファイヤーストップ断熱部材12の不燃性繊維質断熱材13は、少なくとも前後一対の正面部13a及び底部13bが防湿シート15によって連続して覆われているので、例えば間仕切壁11a,11bの内部に生じる結露水等による水分を不燃性繊維質断熱材13が吸収するのを効果的に回避することが可能になり、不燃性繊維質断熱材13の品質を長期に亘って保持して、ファイヤーストップによる防耐火性能を安定した状態で長期間発揮させることが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、ファイヤーストップ断熱部材12の不燃性繊維質断熱材13は断熱機能をも発揮するので、間仕切壁11a,11bと天井裏21a,21bとの接合部から冷気や暖気を逃がすことなく、木造住宅建築物の断熱性能を向上させることも可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明のファイヤーストップ構造は、2階建ての木造住宅建築物に限定されることなく、3階又は4階建て以上の軸組工法による木造住宅建築物に採用することもでき、間仕切壁と天井裏との接合部のみならず外壁と天井裏との接合部にも適用することができる。また、不燃性繊維質断熱材の全周を覆って防湿シートを取り付けてファイヤーストップ断熱部材とすることもでき、不燃性繊維質断熱材の天面部は、防湿シートによって覆う必要は必ずしもない。さらに、不燃性繊維質断熱材に防湿シートを接着剤等を介して接合一体化する必要は必ずしもなく、例えば防湿シートからなる袋に不燃性繊維質断熱材を単に挿入配置してファイヤーストップ断熱部材とすることもできる。さらにまた、耳部を介して横架材にファイヤーストップ断熱部材を吊り下げた後に、ファイヤーストップ断熱部材の下端部分に上端部分を重ねるようにして壁の壁板を取り付けることによって、本発明のファイヤーストップ構造とすることもできる。
また、図5に示すように、壁24を挟んだ両側の天井25は異なる高さに設置されており、壁24を構成する両側の壁板26は上端に段差を有している場合でも、ファイヤーストップ断熱部材12を取り付けて、本発明のファイヤーストップ構造10’を設けることもできる。このようなファイヤーストップ構造10’では、上端が低い側の壁板26との間に所定の重ね代を確保できるように、ファイヤーストップ断熱部材12の高さを設定するようにすることが好ましい。
本発明の好ましい一実施形態に係るファイヤーストップ構造が設けられる軸組工法による木造住宅建築物の要部を示す略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係るファイヤーストップ構造を示す斜視図である。 ファイヤーストップ断熱部材の斜視図である。 ファイヤーストップ断熱部材の取り付け状況を説明する斜視図である。 ファイヤーストップ構造の他の形態を例示する断面図である。
符号の説明
10,10’ ファイヤーストップ構造
11a,11b,24 間仕切壁(壁)
12 ファイヤーストップ断熱部材
12a ファイヤーストップ断熱部材の下端部分
13 不燃性繊維質断熱材
13a 不燃性繊維質断熱材の正面部
13b 不燃性繊維質断熱材の底部
13c 不燃性繊維質断熱材の天面部
13d 不燃性繊維質断熱材の側面部
14 横架材
15 防湿シート
15a 天面防湿シート
16 取付け用の耳部
17 天井ボード
18 グラルウール
19,26 壁ボード(壁板)
20a 1階の居室部分
20b 2階の居室部分
21a,21b 天井裏
22 柱(柱や間柱)
23 タッカー
25 天井
b ファイヤーストップ断熱部材の横幅
h ファイヤーストップ断熱部材の高さ
s 重ね代

Claims (6)

  1. 軸組工法による木造住宅建築物において天井裏の空間と連通する壁の上端開放部分を閉塞するファイヤーストップ構造であって、
    不燃性繊維質断熱材からなるファイヤーストップ断熱部材を前記壁の直上部分に配置された横架材から吊り下げて設置し、該ファイヤーストップ断熱部材の下端部分を前記壁の上端開放部分から前記壁の内部に押込んだ状態とすることによって構成され、
    前記ファイヤーストップ断熱部材は、縦長に配置されるマットレス形状に前記不燃性繊維質断熱材を形成して該不燃性繊維質断熱材の少なくとも前後一対の正面部及び底部を防湿シートにより連続して覆うと共に、前後一対の正面部を覆う該防湿シートを正面部の上縁から各々上方に延設させて一対の取付け用の耳部を設けることによって形成され、
    該一対の耳部によって前記壁の直上部分に配置された横架材の下端部分を挟み込むようにしながら、該一対の耳部を前記横架材に取り付けて、前記ファイヤーストップ断熱部材を前記横架材から吊り下げた状態で設置する軸組工法におけるファイヤーストップ構造。
  2. 前記ファイヤーストップ断熱部材の下端部分は、壁板の内側上端部分に15cm以上の重ね代で密着して前記壁の内部に押込まれる請求項1に記載の軸組工法におけるファイヤーストップ構造。
  3. 前記ファイヤーストップ断熱部材は、壁板が取り付けられる柱又は間柱間の間隔に相当する横幅を有するように形成される請求項1又は2に記載の軸組工法におけるファイヤーストップ構造。
  4. 前記不燃性繊維質断熱材は、グラスウール又はロックウールである請求項1〜3のいずれか1項に記載の軸組工法におけるファイヤーストップ構造。
  5. 前記防湿シートは、ポリエチレンフィルムである請求項1〜4のいずれか1項に記載の軸組工法におけるファイヤーストップ構造。
  6. 前記壁を挟んだ両側の天井は異なる高さに設置されており、前記壁を構成する両側の壁板は上端に段差を有している請求項1〜5のいずれか1項に記載の軸組工法におけるファイヤーストップ構造。
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