JP2000336790A - 住宅の断熱施工法 - Google Patents

住宅の断熱施工法

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JP2000336790A
JP2000336790A JP15344099A JP15344099A JP2000336790A JP 2000336790 A JP2000336790 A JP 2000336790A JP 15344099 A JP15344099 A JP 15344099A JP 15344099 A JP15344099 A JP 15344099A JP 2000336790 A JP2000336790 A JP 2000336790A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 容易かつ確実に施工が可能で、住宅に十分な
気密性を備えさせることができる住宅の断熱施工法を提
供する。 【解決手段】 繊維質断熱材10として繊維マットの少
なくとも室内側に配置させる面が透湿抵抗10m2・h・
mmHg/g以上の合成樹脂フィルム12で被覆されて
いて、かつ、繊維マットの長辺方向に沿った両側面及び
短辺方向に沿った両側面の四側面から合成樹脂フィルム
が延出されて形成されたフランジ状の耳部14を有して
いるものを使用し、繊維質断熱材10の長辺方向に沿っ
た耳部14のそれぞれを柱又は間柱に固定する。そし
て、繊維質断熱材10の短辺方向に沿った耳部14の一
方を、最下階においては壁の室内側から床下地材へ沿わ
せて載置した後、床下地材と床仕上材とで挟んで固定
し、最上階においては壁の室内側から天井下地材へ沿わ
せて配置した後、天井下地材と天井材とで挟んで固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅、特に木造住
宅において容易に気密化を図ることが可能な断熱施工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の高断熱化は、快適な住環境を生み
出すことができ、また省エネルギーにもつながるため、
高断熱住宅の建築を促進する政策が関係省庁から出され
て普及が図られている。この高断熱住宅においては、高
い断熱性及び高い気密性が必要不可欠である。例えば、
高断熱化されていない旧来の住宅においては、壁に充填
される断熱材の厚さは50mmであり、住宅の気密性の
指標である相当隙間面積は20cm2/m2程度であっ
た。これに対して高断熱住宅では、壁に充填される断熱
材の厚さは100mm以上となり、相当隙間面積は5c
2/m2以下とされており、高い断熱性及び高い気密性
を兼ね備えている。この相当隙間面積の基準は、平成1
1年3月30日に告示された通商産業省及び建設省の告
示第二号「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関す
る建築主の判断の基準」(以下、「次世代省エネルギー
基準」と記す)に定められている。
【0003】なお、住宅の気密性の指標となる上記の相
当隙間面積とは、住宅の内部を減圧した場合に外部から
入ってくる空気の量を測定し、これを延べ床面積1m2
あたりの隙間の面積に換算した値である。この相当隙間
面積を測定する方法は、財団法人住宅・建築省エネルギ
ー機構(通称:IBEC)によって制定された「住宅の
気密性能試験マニュアル」にて規定されている。
【0004】高断熱住宅に高い気密性を備えさせるため
に一般に推奨されている断熱施工法においては、壁の柱
と間柱との間及び間柱と間柱との間に表被材で被覆され
ていない繊維質断熱材を充填した後、ポリエチレン樹脂
フィルム等の通気性及び透湿性の低いシート状の材料を
室内側に連続的に貼り、更に、シートのつなぎ目をテー
プなどで塞ぐ方法によって防湿気密層を設け、壁内への
湿気の出入り、及び床下や小屋裏から室内への通気を防
止している。この従来の施工法は、一般的に「別貼り防
湿気密層」と呼ばれている。
【0005】この従来の施工法においては、図5に示す
ように、繊維質断熱材50と内壁材37との間の位置、
すなわち壁の室内側全体に連続的に防湿気密シート51
を貼った後、床用断熱材38と床仕上材36との間の位
置、すなわち床の室内側全体に防湿気密シート51を貼
って、床に貼った防湿気密シートの縁を壁に沿って折り
曲げて、壁に貼った防湿気密シートと重ね合せて固定す
ることによって、住宅の最下階での床下から室内への通
気を止めている。
【0006】また、図6に示すように、繊維質断熱材5
0と内壁材37との間の位置、すなわち壁の室内側全体
に連続的に防湿気密シート51を貼った後、天井材41
と天井下地材42との間の位置、すなわち天井の室内側
全体に防湿気密シート51を貼って、天井に貼った防湿
気密シートの縁を壁に沿って折り曲げて、壁に貼った防
湿気密シートと重ね合せて固定することによって、住宅
の最上階での小屋裏から室内への通気を止めている。な
お、図5及び図6における下地材52は、防湿気密シー
ト51を止めるための下地である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の断熱施工法においては、ロール状に巻き取られた
幅2m程の防湿気密シートを使用するため、人手によっ
て重量物であるロールを壁に沿って引き回しつつ貼るこ
とは容易ではなく、特に、壁に凹凸部がある場合には引
き回しが難しく、施工に長時間を要するという問題を有
していた。
【0008】また、壁の凹凸部及び部屋の隅では、その
形状に沿わせるために床の防湿気密シートに切り込みを
設けてから固定し、切り込み部分にテープを貼って隙間
を塞ぐ必要があるため、手間がかかり施工に長時間を要
し、丁寧に施工しないと気密性が不十分になるという問
題も有していた。
【0009】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的は、容易かつ確実に施
工が可能で、住宅に十分な気密性を備えさせることがで
きる住宅の断熱施工法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1は、住宅の壁へ繊維質断熱材を充填す
る住宅の断熱施工法であって、前記繊維質断熱材として
繊維マットの少なくとも室内側に配置させる面が透湿抵
抗10m2・h・mmHg/g以上の合成樹脂フィルムで
被覆されていて、かつ、前記繊維マットの長辺方向に沿
った両側面及び短辺方向に沿った両側面の四側面から前
記合成樹脂フィルムが延出されて形成されたフランジ状
の耳部を有しているものを使用し、更に住宅の最下階に
おいては繊維質断熱材の長辺方向に沿った耳部のそれぞ
れを柱又は間柱に固定し、かつ、繊維質断熱材の短辺方
向に沿った耳部の一方を壁の室内側から床下地材へ沿わ
せて載置した後、前記床下地材と床仕上材とで挟んで固
定することを特徴とする断熱施工法である。
【0011】本発明の第2は、住宅の壁へ繊維質断熱材
を充填する住宅の断熱施工法であって、前記繊維質断熱
材として繊維マットの少なくとも室内側に配置させる面
が透湿抵抗10m2・h・mmHg/g以上の合成樹脂フ
ィルムで被覆されていて、かつ、前記繊維マットの長辺
方向に沿った両側面及び短辺方向に沿った両側面の四側
面から前記合成樹脂フィルムが延出されて形成されたフ
ランジ状の耳部を有しているものを使用し、更に住宅の
最上階においては繊維質断熱材の長辺方向に沿った耳部
のそれぞれを柱又は間柱に固定し、かつ、繊維質断熱材
の短辺方向に沿った耳部の一方を壁の室内側から天井下
地材へ沿わせて配置した後、前記天井下地材と天井材と
で挟んで固定することを特徴とする断熱施工法である。
【0012】本発明の第3は、最下階においては上記第
1の発明の断熱施工法を適用し、かつ、最上階において
は上記第2の発明の断熱施工法を適用することを特徴と
する、住宅の断熱施工法である。
【0013】本発明の好ましい態様によれば、床下地材
と床仕上材とによって挟まれて固定されている繊維質断
熱材の短辺方向に沿った耳部の長さが30mm以上であ
ることが好ましい。
【0014】また、天井下地材と天井材とによって挟ま
れて固定されている繊維質断熱材の短辺方向に沿った耳
部の長さが30mm以上であることが好ましい。
【0015】更に、隣接して充填された繊維質断熱材の
長辺方向に沿った耳部どうしを、柱及び間柱の上で20
〜100mmの幅で重ねて固定することが好ましい。
【0016】更にまた、前記繊維質断熱材として繊維マ
ットの表面、裏面、長辺方向に沿った両側面及び短辺方
向に沿った両側面の六面の全てが合成樹脂フィルムで被
覆されているものを用いることが好ましい。
【0017】本発明によれば、繊維質断熱材の短辺方向
に沿った耳部を壁の室内側から床下地材又は天井下地材
へ沿わせて配置した後、それらと床仕上材又は天井材と
で挟んで固定するという高断熱住宅ではない旧来の住宅
で従来から行われている断熱施工法に若干の手間を加え
ただけの施工法であるにもかかわらず、壁と床との接合
部分又は壁と天井との接合部分においては、繊維質断熱
材の短辺方向に沿った耳部が壁から床又は壁から天井に
わたって連続した状態で固定されているので、耳部を含
めて合成樹脂フィルム全体が防湿気密層として機能し
て、確実に床下から室内又は小屋裏から室内への通気を
止めることができる。
【0018】また、壁に充填した繊維系断熱材のそれぞ
れの耳部を固定するだけなので施工性も極めて良好であ
り、断熱施工に要する時間の短縮を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1には、本発明において使用す
る繊維質断熱材の一例が示されている。すなわち、この
繊維質断熱材10は、繊維マット11の少なくとも室内
側に配置させる面(図では繊維マットの下側)が、合成
樹脂フィルム12で被覆されている。合成樹脂フィルム
12は、接着剤13によって繊維マット11へ貼り付け
られ、繊維マット11の長辺方向に沿った両側面及び短
辺方向に沿った両側面の四側面から延出されて、フラン
ジ状の耳部14を形成している。
【0020】図2には、本発明において使用する繊維質
断熱材のより好ましい他の例が示されている。この繊維
質断熱材10’は、特許第2854847号公報に示さ
れたものと同じであるが、繊維マット11の表面、裏
面、長辺方向に沿った両側面及び短辺方向に沿った両側
面の六面の全てが合成樹脂フィルム12、12’で被覆
されている。このように六面全てが合成樹脂フィルム1
2、12’で被覆されていると、木材である柱、間柱、
土台及び軒桁と繊維マット11との間に合成樹脂フィル
ム12又は12’が介するため、繊維質断熱材をスムー
ズに挿入することができる。また、繊維質断熱材が曲が
って挿入されても、繊維マット11と木材部分とが合成
樹脂フィルム12又は12’を介して接しているので摩
擦が少なく、容易に曲がりを修正することが可能であ
る。なお、図2においても、繊維マット11の室内側に
配置させる面は、繊維マットの下側としている。
【0021】また、合成樹脂フィルム12を繊維マット
11の長辺方向に沿った両側面から延出させる長さ、す
なわち長辺方向に沿った耳部の幅aは、10〜100m
mが好ましく、30〜90mmがより好ましい。この耳
部の幅aが10mm未満であると断熱施工時に柱又は間
柱へステープル止めしにくくなり、100mmを超える
と幅の広い合成樹脂フィルム12が必要となって経済的
に不利になり、包装時や施工時に邪魔になるため好まし
くない。
【0022】また、合成樹脂フィルム12を、繊維マッ
ト11の短辺方向に沿った両側面から延出させる長さ、
すなわち短辺方向に沿った耳部の幅bは、10〜200
mmが好ましく、70〜170mmがより好ましい。こ
の耳部の幅bが10mm未満であると床下地材と床仕上
材と、又は天井下地材と天井材とで挟んで固定すること
が難しくなり気密性が不十分になりやすく、この耳部の
幅bが200mmを超えると包装時や施工時に邪魔にな
ると共に、合成樹脂フィルム12の必要長さが増え、経
済的に不利になるため好ましくない。
【0023】本発明において、繊維マットの少なくとも
室内側に配置させる面を被覆させる合成樹脂フィルム1
2は、透湿抵抗が10m2・h・mmHg/g以上である
ことが必要であり、50m2・h・mmHg/g以上であ
ることが好ましく、100m2・h・mmHg/g以上で
あることがより好ましい。透湿抵抗が10m2・h・mm
Hg/g未満であると室内から壁内への湿気の流入を防
ぐことができず、冬季における内部結露を防止すること
ができないため好ましくない。
【0024】なお、ここでいう透湿抵抗とは、次のよう
な方法によって求めたものである。すなわち、JIS Z 02
08に規定されている方法(カップ法)に従い、温度25
℃又は40℃において防湿包装材料を境界面とし、一方
の側の空気を相対湿度90%、他の側の空気を吸湿剤に
よって乾燥状態に保ったとき、24時間にこの境界面を
通過する水蒸気の質量(g)を、その材料1m2当たり
に換算した値(透湿度)として求める。この透湿度から
下記数式1によって透湿抵抗を算出する。
【0025】
【数1】R=(24×D)/T
【0026】ただし、R:透湿抵抗(m2・hr・mmHg/
g)、T:透湿度(g/m2・24hr)、D:水蒸気圧差(mmH
g)を意味する。
【0027】上記における水蒸気圧差Dとは、透湿度を
測定した際の合成樹脂フィルムを境界にした二つの空間
のそれぞれの水蒸気圧の差である。なお、透湿度の測定
では一方の空間を乾燥状態に保つため、他方の空間の水
蒸気圧、すなわち透湿度を測定する雰囲気の水蒸気圧を
上記の水蒸気圧差Dとして使用しても差支えない。
【0028】本発明においては、透湿抵抗が所望の値と
なるように、合成樹脂フィルムの厚さ及び材質を適宜選
択する。厚さは、10〜200μmであることが好まし
く、30〜100μmであることがより好ましい。厚さ
が10μm未満であると透湿抵抗や強度が十分ではな
く、200μmを超えると繊維質断熱材を製造、包装す
る際に傷が付きやすく、また、取扱い難くなるため好ま
しくない。
【0029】合成樹脂フィルムの材質としては、繊維質
断熱材の被覆に従来から用いられているものを挙げるこ
とができ、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート等の熱可塑性樹脂のフィルム、これらの積
層品、これらにアルミニウム等の金属を蒸着したもの、
異種の合成樹脂フィルムやアルミニウム箔等をラミネー
トしたもの等を用いるのが好ましく、中でも高密度ポリ
エチレンフィルムがより好ましい。
【0030】本発明において、繊維マット11の室外側
に配置させる面を被覆する合成樹脂フィルム12’に
は、繊維質断熱材の梱包時の圧縮、施工時の復元に必要
な空気の流出、流入を容易にするため、及び不可避的に
流入してしまった内部の湿気を通気によって逃がすため
に、直径1〜5mm程度の小孔を多数設けておくことが
好ましい。なお、合成樹脂フィルム12’としては、上
記合成樹脂フィルム12で例示した材質の中から適宜選
択したものを用いることができる。
【0031】そして、繊維マット11へ合成樹脂フィル
ム12を貼り付ける際に使用する接着剤13は、繊維マ
ット11と合成樹脂フィルム12とを接着できるもので
あればよく、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
等を主成分とするホットメルト系接着剤、クロロプレン
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム等を主成分とするゴム
糊、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール等を主成分と
する水溶性接着剤、アクリル樹脂、ポリビニルアルコー
ル等を主成分とするエマルジョン系接着剤等を用いるこ
とができるが、接着に要する時間が短いことから、ホッ
トメルト系接着剤を用いることが好ましい。
【0032】なお、合成樹脂フィルム12と合成樹脂フ
ィルム12’を貼り付ける際に使用する接着剤も同様で
ある。
【0033】本発明に用いられる繊維マットとしては、
従来から繊維質断熱材として使用されているグラスウー
ル、ロックウール、セルロース等の繊維からなるマット
を使用することができ、不燃性を有することからグラス
ウールマット又はロックウールマットを用いることが好
ましい。
【0034】繊維マットの密度は、性能、施工性及びコ
ストを考慮すると、グラスウールマットでは5〜48k
g/m3であることが、ロックウールマットでは20〜
60kg/m3であることが好ましい。密度が上記の範
囲未満であると断熱性が不十分な場合があり、上記の範
囲を超えるとマットが固くなって施工する部位の形状に
なじみ難い場合がある。
【0035】次に、本発明の一実施形態として、最下階
の壁及び床での施工方法について説明する。図3に示す
ように、住宅の最下階においては、根太31と図示しな
い他方の根太との間へ土台32にかけるように床用断熱
材38を挿入し、その上へ合板製の床下地材33を敷設
した後、壁の部分に木材製の通気止め材34を取付け
る。ここで最下階とは、住宅の階層の中で、その下部に
外気と連通している床下Uを有する階層のことを言う。
なお、上記通気止め材34は、床下Uと壁内との間の通
気を止めることによって、床下Uから壁内への湿気の流
入を防止するとともに、床下Uから壁内を介して室内へ
通気することをも防止し、また、繊維質断熱材10の短
辺方向の耳部14を固定する際の下地としても機能する
ものである。この通気止め材34の取付けは必須ではな
いが、壁内での結露や住宅の気密度の低下をより確実に
防止することができ、繊維質断熱材10の耳部の固定を
より容易にできることから、通気止め材34は取付けた
方が好ましい。
【0036】次に、図示しない柱と間柱35との間、及
び間柱35と図示しない間柱との間へ、透湿抵抗が10
2・h・mmHg/g以上の合成樹脂フィルム12で被
覆された面が室内側に位置するように繊維質断熱材10
を充填する。充填後、繊維質断熱材10の長辺方向に沿
った耳部14を図示しない柱又は間柱35にガンタッカ
ーを用いてステープルで固定する。続いて、繊維質断熱
材10の短辺方向に沿った耳部14を下方へ通気止め材
34の室内側から床下地材33へ沿うように載置し、床
下地材33へガンタッカーを用いてステープルで仮止め
した後、その上へ木質系のフローリング材等の床仕上材
36を敷設する。この際、床下地材33と床仕上材36
とで繊維質断熱材10の短辺方向に沿った耳部14を挟
んで、床仕上材36の上から釘を打って固定する。この
ようにすると、繊維質断熱材10の短辺方向に沿った耳
部14の合成樹脂フィルム12が、壁から床にわたって
連続した状態で固定されているので、壁と床との接合部
分における床下Uから室内への通気を止めることができ
る。なお、図3において、床下地材33と床仕上材36
とによって挟まれて固定されている繊維質断熱材10の
短辺方向に沿った耳部14の長さLは、通気を十分に止
められることや施工時に作業しやすいことから30mm
以上であることが好ましい。
【0037】そして、床仕上材36を敷設した後、化粧
石こうボード等の内壁材37を取付ける。図3では、床
仕上材36の上に内壁材37が位置しているが、床下地
材33と内壁材37の下縁部とが繊維質断熱材10の短
辺方向に沿った耳部14の一部を挟んでいてもよい。
【0038】本発明において床仕上材36としてカーペ
ットを用いる場合には、カーペットの周縁部に設置する
グリッパーと床下地材33とで繊維質断熱材10の短辺
方向に沿った耳部14を挟んで、グリッパーの上から釘
を打って固定する。また、床仕上材36として畳を用い
る場合には、畳の周縁部に設置する畳寄せと床下地材3
3とで繊維質断熱材10の短辺方向に沿った耳部14を
挟んで、畳寄せの上から釘を打って固定する。
【0039】なお、図3には図示されていないが、必要
に応じて、床下地材33の上の全面に防湿気密シートを
貼り、防湿気密層を設けてもよい。
【0040】次に、本発明のもう一つの実施形態とし
て、最上階の壁及び天井での施工方法について説明す
る。図4に示すように、住宅の最上階において、天井下
地受け材43の下に木材製の通気止め材34を取付けた
後、図示しない柱と間柱35との間及び間柱35と図示
しない間柱との間へ、透湿抵抗が10m2・h・mmHg
/g以上の合成樹脂フィルム12で被覆された面が室内
側に位置するように繊維質断熱材10を充填する。充填
後、繊維質断熱材10の長辺方向に沿った耳部14を図
示しない柱又は間柱35にガンタッカーを用いてステー
プルで固定する。なお、上記通気止め材34は、小屋裏
Gと壁内との間の通気を止めることによって、壁内への
湿気の流入を防止するとともに、小屋裏Gから壁内を介
して室内へ通気することをも防止し、また、繊維質断熱
材10の短辺方向の耳部14を固定する際の下地として
も機能するものである。この通気止め材34の取付けは
必須ではないが、壁内での結露や住宅の気密度の低下を
より確実に防止することができ、繊維質断熱材10の耳
部の固定をより容易にでることから、通気止め材34は
取付けた方が好ましい。
【0041】次に、天井下地材(野縁)42と天井下地
材42との間から天井用断熱材40を小屋裏G側へ入れ
て平らにならして断熱層を設ける。次いで、繊維質断熱
材10の短辺方向に沿った耳部14を、上方へ通気止め
材34の室内側から天井下地材42へ沿うように配置
し、天井下地材42へガンタッカーを用いてステープル
で仮止めした後、その下へ化粧石こうボード等の天井材
41を取付ける。この際、天井下地材42と天井材41
とで繊維質断熱材10の短辺方向に沿った耳部14を挟
んで、天井材41の表面から釘を打って固定する。この
ようにすることにより、繊維質断熱材10の短辺方向に
沿った耳部14の合成樹脂フィルム12が壁から天井に
わたって連続した状態で固定されているので、壁と天井
との接合部分における小屋裏Gから室内への通気を止め
ることができる。なお、天井下地材42と天井材41と
によって挟まれて固定されている繊維質断熱材10の短
辺方向に沿った耳部14の長さL’は、通気を十分に止
められることや施工時に作業しやすいことから30mm
以上であることが好ましい。
【0042】なお、図4には図示されていないが、必要
に応じて天井材の小屋裏G側の全面を覆うように、例え
ば天井下地材42と天井材41との間に防湿気密シート
を貼り付けて、防湿気密層を設けてもよい。
【0043】また、本発明の好ましい態様としては、最
下階での床下から室内への通気、及び最上階での小屋裏
から室内への通気の両方を止めて住宅の気密性を容易に
より確実に高くするため、最下階においては図3に示し
たように、壁から床にわたって連続した状態にある繊維
質断熱材10の短辺方向に沿った耳部14を床下地材3
3と床仕上材36とで挟んで固定し、かつ、最上階にお
いては図4に示したように、壁から天井にわたって連続
した状態にある繊維質断熱材10の短辺方向に沿った耳
部14を、天井下地材42と天井材41とで挟んで固定
することが好ましい。
【0044】しかし、住宅の構造や建築する場所等の事
情によっては、最下階又は最上階のどちらか一方に本発
明の断熱施工法を適用し、他方の最上階又は最下階では
本発明の断熱施工法によらず他の断熱施工法(例えば、
従来の別貼り防湿気密層を設ける方法)を適用してもよ
い。
【0045】更に、室内から壁内への湿気の流入を確実
に防止するために、隣接して充填された繊維質断熱材の
長辺方向に沿った耳部どうしを、柱又は間柱の上で20
〜100mmの幅で重ねて固定することが好ましい。こ
のようにするためには、柱(一般的に幅約105mm)
及び間柱(一般的に幅約30mm)のそれぞれの幅寸法
を考慮して、隣接する繊維質断熱材10の耳部14どう
しを重ねることができるように、繊維質断熱材10の長
辺方向に沿った耳部14の幅bを長めに設定すればよ
い。
【0046】なお、上記図3及び図4の実施形態におい
ては、柱と間柱との間及び間柱と間柱との間に繊維質断
熱材を充填した後、その長辺方向に沿った耳部を柱又は
間柱にステープルで固定したが、ステープルで固定しな
くても、内壁材を取付ける際の釘やビスによって、最終
的には耳部が柱又は間柱に固定されていればよい。
【0047】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。 [実施例]図2における繊維マット11として、密度1
6kg/m3、幅430mm、長さ1370mm、厚さ
100mmのグラスウールマットを用い、第1の合成樹
脂フィルム12として表1に示す仕様のポリエチレン樹
脂フィルムを用い、第2の合成樹脂フィルム12’とし
てアルミニウムを蒸着した多数の小孔を設けた厚さ20
μmのポリエチレン樹脂フィルムを用い、接着剤13と
してホットメルト系接着剤を用いて、図2に示す形態の
断熱材Aを作製した。なお、断熱材Aの長辺方向に沿っ
た耳部の幅aは50mm、短辺方向に沿った耳部の幅b
は100mmとした。
【0048】また、繊維マット11として、密度16k
g/m3、幅395mm、長さ1370mm、厚さ10
0mmのグラスウールマットを用い、第1の合成樹脂フ
ィルム12として表1に示す仕様のポリエチレン樹脂フ
ィルムを用い、第2の合成樹脂フィルム12’としてア
ルミニウムを蒸着した多数の小孔を設けた厚さ20μm
のポリエチレン樹脂フィルムを用い、接着剤13として
ホットメルト系接着剤を用いて、図2に示す形態の断熱
材Bを作製した。断熱材Bの長辺方向に沿った耳部の幅
aは85mm、短辺方向に沿った耳部の幅bは100m
mとした。
【0049】上記断熱材A及び断熱材Bを用いて、表1
に示す仕様1〜3の木造住宅の断熱施工を行った。最下
階においては図3に示した要領で断熱施工を行い、か
つ、最上階においては図4に示した要領で断熱施工を行
った。最下階にて床下地材と床仕上材とで挟んで固定す
る断熱材の短辺方向に沿った耳部の長さを約50mmと
し、最上階にて天井下地材と天井材とで挟んで固定する
断熱材の短辺方向に沿った耳部の長さも約50mmとし
た。
【0050】また、断熱材Aは間柱と間柱との間に充填
し、隣接して充填した断熱材Aの長辺方向に沿った耳部
どうしを間柱の上から断熱材にかけて50mmの幅で重
ねてステープルによって固定した。更に、断熱材Bは柱
と間柱との間に充填し、隣接して充填した断熱材Bの長
辺方向に沿った耳部どうしを柱の上で65mmの幅で重
ねてステープルによって固定した。
【0051】なお、床下地材としては厚さ24mmの合
板を、床仕上材としては厚さ12mmの木質系フローリ
ング材を、天井下地材(野縁)としては45mm角の木
材を、天井材及び内壁材としては化粧石こうボードを、
天井用断熱材としては密度10kg/m3、厚さ100
mmのグラスウールマットを2枚重ねて、床用断熱材と
しては密度32kg/m3、厚さ75mmのグラスウー
ルマットを、通気止め材としては45mm×105mm
角の木材を用いた。
【0052】
【表1】
【0053】[比較例]繊維質断熱材として、密度16
kg/m3、長さ1370mm、厚さ100mmの合成
樹脂フィルムで被覆されていないグラスウールマットで
幅430mm及び395mmの2種類を用いて、仕様2
と同じ仕様の木造住宅において、従来の別貼り防湿気密
層による断熱施工を行った。1階においては図5に示し
た要領で断熱施工を行い、かつ、2階においては図6に
示した要領で断熱施工を行った。
【0054】壁、床及び天井に配する防湿気密シートと
しては、厚さ100μm、透湿抵抗500m2・h・mm
Hg/gのポリエチレン樹脂フィルムを用いた。そし
て、床の防湿気密シートの縁を壁に沿って折り曲げて、
壁に貼った防湿気密シートと重ね合せて固定する幅は1
00mmとした。また、天井の防湿気密シートの縁を壁
に沿って折り曲げて、壁に貼った防湿気密シートと重ね
合せて固定する幅も100mmとした。なお、断熱材及
び防湿気密シート以外の材料は、仕様2と同じものを用
いた。
【0055】実施例(仕様1〜3)及び比較例にて断熱
施工に要した時間と所要時間を外壁の延べ長さ1m当り
に換算した時間を表2に示す。また、実施例及び比較例
の住宅が竣工した後、財団法人住宅・建築省エネルギー
機構(通称:IBEC)によって制定された「住宅の気
密性能試験マニュアル」にて規定された減圧法にて相当
隙間面積を測定した結果も合わせて表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】表2から、実施例(仕様2)と比較例とを
比べると、両方とも相当隙間面積(気密性)はほとんど
同じであるにもかかわらず、実施例の方は施工時間が3
/5に短縮されていることが分かる。また、その他の仕
様においても、相当隙間面積は低く、次世代省エネルギ
ー基準におけるIII地区以南の気密度の基準値(相当隙
間面積5cm2/m2以下)を十分に満たしていることが
分かる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
繊維質断熱材の短辺方向に沿った耳部を壁の室内側から
床下地材又は天井下地材へ沿わせて配置した後、それら
と床仕上材又は天井材とで挟んで固定するという高断熱
住宅ではない旧来の住宅で従来から行われている断熱施
工法に若干の手間を加えただけの施工法であるにもかか
わらず、壁と床との接合部分又は壁と天井との接合部分
においては繊維質断熱材の短辺方向に沿った耳部が壁か
ら床又は壁から天井にわたって連続した状態で固定され
ているので、耳部を含めて合成樹脂フィルム全体が防湿
気密層として機能して、確実に床下から室内又は小屋裏
から室内への通気を止めることができる。
【0059】本発明の断熱施工を施した住宅は、相当隙
間面積が従来の気密施工法を施した住宅と同等であり、
次世代省エネルギー基準におけるIII地区以南の気密度
の基準値(相当隙間面積5cm2/m2以下)を十分に満
たしている。
【0060】また、従来の別貼り防湿気密層による断熱
施工法では、ロール状に巻き取られた防湿気密シートを
引き回しつつ貼っていたため施工し難かったが、本発明
では壁に充填した繊維系断熱材のそれぞれの耳部を固定
するだけなので施工性が極めて良好であり、断熱施工に
要する時間が従来の気密施工法の1/2〜3/4で済む
ために工期の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断熱施工法に用いられる繊維質断熱
材を示す斜視図である。
【図2】 本発明の断熱施工法に用いられる繊維質断熱
材の好ましい例を示す斜視図である。
【図3】 本発明による断熱施工を施した壁及び床の一
部分を示す一部切欠き断面図である。
【図4】 本発明による断熱施工を施した壁及び天井の
一部分を示す一部切欠き断面図である。
【図5】 従来の方法による断熱施工を施した壁及び床
の一部分を示す一部切欠き断面図である。
【図6】 従来の方法による断熱施工を施した壁及び天
井の一部分を示す一部切欠き断面図である。
【符号の説明】
10、10’.繊維質断熱材 11.繊維マット 12、12’.合成樹脂フィルム 13.接着剤 14.耳部 30.基礎 31.根太 32.土台 33.床下地材 34.通気止め材 35.間柱 36.床仕上材 37.内壁材 38.床用断熱材 40.天井用断熱材 41.天井材 42.天井下地材 43.天井下地受け材 44.軒桁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の壁へ繊維質断熱材を充填する住宅
    の断熱施工法であって、前記繊維質断熱材として繊維マ
    ットの少なくとも室内側に配置させる面が透湿抵抗10
    2・h・mmHg/g以上の合成樹脂フィルムで被覆さ
    れていて、かつ、前記繊維マットの長辺方向に沿った両
    側面及び短辺方向に沿った両側面の四側面から前記合成
    樹脂フィルムが延出されて形成されたフランジ状の耳部
    を有しているものを使用し、更に住宅の最下階において
    は繊維質断熱材の長辺方向に沿った耳部のそれぞれを柱
    又は間柱に固定し、かつ、繊維質断熱材の短辺方向に沿
    った耳部の一方を壁の室内側から床下地材へ沿わせて載
    置した後、前記床下地材と床仕上材とで挟んで固定する
    ことを特徴とする断熱施工法。
  2. 【請求項2】 住宅の壁へ繊維質断熱材を充填する住宅
    の断熱施工法であって、前記繊維質断熱材として繊維マ
    ットの少なくとも室内側に配置させる面が透湿抵抗10
    2・h・mmHg/g以上の合成樹脂フィルムで被覆さ
    れていて、かつ、前記繊維マットの長辺方向に沿った両
    側面及び短辺方向に沿った両側面の四側面から前記合成
    樹脂フィルムが延出されて形成されたフランジ状の耳部
    を有しているものを使用し、更に住宅の最上階において
    は繊維質断熱材の長辺方向に沿った耳部のそれぞれを柱
    又は間柱に固定し、かつ、繊維質断熱材の短辺方向に沿
    った耳部の一方を壁の室内側から天井下地材へ沿わせて
    配置した後、前記天井下地材と天井材とで挟んで固定す
    ることを特徴とする断熱施工法。
  3. 【請求項3】 最下階においては請求項1記載の断熱施
    工法を適用し、かつ、最上階においては請求項2記載の
    断熱施工法を適用することを特徴とする、住宅の断熱施
    工法。
  4. 【請求項4】 床下地材と床仕上材とによって挟まれて
    固定されている繊維質断熱材の短辺方向に沿った耳部の
    長さが30mm以上である請求項1又は3に記載の住宅
    の断熱施工法。
  5. 【請求項5】 天井下地材と天井材とによって挟まれて
    固定されている繊維質断熱材の短辺方向に沿った耳部の
    長さが30mm以上である請求項2又は3に記載の住宅
    の断熱施工法。
  6. 【請求項6】 隣接して充填された繊維質断熱材の長辺
    方向に沿った耳部どうしを、柱及び間柱の上で20〜1
    00mmの幅で重ねて固定する請求項1〜5のいずれか
    に記載の住宅の断熱施工法。
  7. 【請求項7】 前記繊維質断熱材として、繊維マットの
    表面、裏面、長辺方向に沿った両側面及び短辺方向に沿
    った両側面の六面の全てが合成樹脂フィルムで被覆され
    ているものを用いる、請求項1〜6のいずれかに記載の
    住宅の断熱施工法。
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