JP6290000B2 - 建物の軒部構造 - Google Patents

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本発明は、建物の軒部構造に関するものである。
住宅等の建物において軒部を備える構成では、軒天材の壁側端部(軒元側の端部)が軒天受け部材により支持されるようになっている。軒天受け部材は、外壁の壁面に例えば数10cm間隔で複数固定され、その複数の軒天受け部材に架け渡すようにして軒天見切り材が取り付けられるようになっている。その具体的構成は、例えば特許文献1等に開示されている。簡単に説明すると、軒天受け部材は、軒天材の壁側端部を支持する略コ字状の支持部と、その支持部から上方に延びる立ち上がり部とを有している。また、立ち上がり部はクランク状に上方に折り曲げ形成されている。そして、軒天受け部材は、クランク状の立ち上がり部の最上部で壁面に重なるとともに、その重なり部を固定部として、ビス等を用いて壁面に締結固定されている。
特開2008−101395号公報
しかしながら、上記のように軒天受け部材において立ち上がり部がクランク状に折り曲げ形成され、その最上部の位置で壁面に締結固定される構成では、軒部の内部に軒フレーム等の構造物が存在する場合に、その軒フレーム等が邪魔になって、軒天受け部材の締結作業に支障が及ぶことが懸念される。例えば、軒部の張出量を比較的大きいものにする場合には、軒部の内部に建物本体から張り出した軒フレームが取り付けられるが、その軒フレームの存在が、軒天受け部材の締結固定の支障になることが考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、軒天受け部材の固定作業を容易化することができる建物の軒部構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成の符号を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の発明は、
建物の軒部(25)において前記軒部の軒先部分と軒元側の外壁(14)との間に軒天材(27)が固定されている建物の軒部構造であって、
前記外壁の壁面に固定され、前記軒天材において前記外壁側の端部である壁側端部を支持する軒天受け部材(28)と、
前記壁面に所定間隔で複数設けられた複数の前記軒天受け部材に架け渡して取り付けられる長尺の軒天見切り材(46)と、
を備え、
前記軒天受け部材は、
前記軒天材の前記壁側端部を上下から挟み込んで支持する支持部(51)と、
前記支持部から上方に延びる立ち上がり部(52)と、
前記壁面に固定される固定部(53)と、
を有し、
前記固定部は、前記立ち上がり部に水平方向に対向するようにして設けられ、その対向部分において固定具(45)の締結により前記壁面に固定されていることを特徴とする。
上記構成では、軒天受け部材において軒天材の上方の立ち上がり部に対向するようにして固定部が設けられ、その固定部がビス等の固定具により壁面に対して固定されている。この場合、軒天受け部材から起立して立ち上がり部が形成されていることで、軒部内の位置で固定部での固定を行わせることができるとともに、軒天受け部材に対して軒天見切り材を取り付ける上で好都合な構成となっている。また、立ち上がり部に対向するようにして固定部が設けられていることで、高さ方向における固定部の固定位置を、軒部内(すなわち軒天材よりも高い位置)にしつつも軒天材に近い位置にすることができ、仮に軒部内に軒フレーム等の構造物が存在していても、その構造物が軒天受け部材の締結固定の邪魔になることを抑制できる。その結果、軒天受け部材の固定作業を容易化することができる。
第2の発明は、前記軒天受け部材は所定幅の板材よりなり、前記軒天受け部材の前記固定部は、前記立ち上がり部の側を正面とした正面視で、前記立ち上がり部に対向していない部位を有しており、その立ち上がり部に対向していない部位に、前記固定具を締結させる締結部(53a)が設けられていることを特徴とする。
軒天受け部材では立ち上がり部に対向して固定部が設けられているが、上記のとおり固定部において立ち上がり部に対向していない部位に締結部を設けることで、立ち上がり部の側からの固定具の締結作業を立ち上がり部が支障になることなく実施できる。
第3の発明は、前記立ち上がり部の横幅は前記固定部の横幅よりも小さく、前記立ち上がり部の側を正面とした正面視で、前記固定部において前記立ち上がり部よりも側方の部位を、前記立ち上がり部に対向していない部位として前記締結部が設けられていることを特徴とする。
上記構成では、軒天受け部材において立ち上がり部の横幅が固定部の横幅よりも小さくなっており、立ち上がり部の正面視で立ち上がり部よりも側方の部位に固定具が締結される。この場合、立ち上がり部と固定部との横幅を相違させるといった簡易な手法を用いて、立ち上がり部の奥側の固定部を好適に締結固定できる。
第4の発明は、前記立ち上がり部と前記固定部との間となる空間部に、前記軒天見切り材の上板部(46a)に対向するように長尺の壁際見切り材(61)が設けられ、前記壁際見切り材は、前記軒天見切り材と前記壁際見切り材との間の隙間を熱膨張により閉塞する熱膨張部材(62)を有し、前記固定部との共締めにより前記壁面に対して固定されていることを特徴とする。
熱膨張部材を有する壁際見切り材が、軒天見切り材に対して所定距離(熱膨張部材の熱膨張に適した所定距離)を隔てて設けられ、立ち上がり部と固定部との間となる空間部を好適な設置位置として配置される。この場合、固定部との共締めにより壁際見切り材を壁面に対して固定するようにしたため、固定具の個数削減や作業性の向上を図ることができる。
第5の発明は、前記軒部に建物本体(11,12)から張り出して設けられ、前記壁面から離間しかつ当該壁面の延びる方向に沿って設けられる梁材(32b)を有する張出フレーム(30)を備える建物に適用され、前記固定部には、前記梁材よりも高さ位置が下となる部位に、前記固定具を締結させる締結部(53a)が設けられていることを特徴とする。
例えば柱付きベランダを有する建物では、建物本体から張り出して張出フレームが設けられ、その張出フレームの存在が軒天受け部材の締結固定の邪魔になることが考えられる。この点、固定部の締結部を、張出フレームの梁材よりも高さ位置が下となる部位に設ける構成としたため、張出フレームの存在に関係なく軒天受け部材の締結固定を容易に実施できる。
第6の発明は、前記張出フレームには、前記軒天材を吊り下げ支持する吊り下げ支持材(35)が取り付けられ、前記軒天材は、前記張出フレームから下方に離間した位置にて前記吊り下げ支持材により吊り下げ支持されており、高さ方向において前記軒天材と前記張出フレームとの間となる位置に前記締結部が設けられていることを特徴とする。
張出フレームから軒天材を吊り下げ支持する構成では、張出フレームから下方に離間して軒天材を設けることが可能となる。この場合に、高さ方向において軒天材と張出フレームとの間となる位置は、立ち上がり部の側から見て、張出フレーム及び軒天受け部材の支持部のいずれかにも邪魔されずにアクセスできる位置となる。したがって、高さ方向において軒天材と張出フレームとの間となる位置に締結部を設けることで、やはり好適に軒天受け部材の固定作業を実施できる。
第7の発明は、前記軒部に建物本体(11,12)から張り出して設けられ、前記壁面から離間しかつ当該壁面の延びる方向に沿って設けられる梁材(32b)を有する張出フレーム(30)を備える建物に適用され、前記軒部には、前記張出フレームが設けられている部位と設けられていない部位とがあり、張出フレームが設けられている部位の壁面には第1軒天受け部材(28)が固定され、前記張出フレームが設けられていない部位の前記壁面には第2軒天受け部材(70)が固定されている建物の軒部構造であって、前記第1軒天受け部材は、前記固定部が前記立ち上がり部に水平方向に対向するようにして設けられている前記軒天見切り材であり、前記第2軒天受け部材は、前記軒天材の前記壁側端部を上下から挟み込んで支持する第2支持部(71)と、前記第2支持部から上方に延びる第2立ち上がり部(72)と、前記壁面に固定され、前記第2立ち上がり部よりも上方に向けて延びるように設けられる第2固定部(73)と、を有していることを特徴とする。
張出フレームが設けられている部位には第1軒天受け部材を用いるとともに、張出フレームが設けられていない部位には第2軒天受け部材を用いることとし、それら軒天受け部材では固定部の延びる方向を上下逆にした。この場合、各軒天受け部材を単純に比べると、固定部が上方に延びる第2軒天受け部材の方が固定作業はし易いとも言えるが、第2軒天受け部材を張出フレームの有無にかかわらず全箇所で用いるのでは、やはり上記のとおり張出フレームが邪魔になることが考えられる。こうしたことからすると、上記のように各軒天受け部材を使い分けることが好都合であると考えられる。
建物においてベランダを斜め下方より見た斜視図。 ベランダの軒部の構成を示す縦断面図。 軒フレームの構成を示す平面図。 軒部の軒元側の構成を拡大して示す縦断面図。 軒元側の主要な構成を示す斜視図。 軒天受け金具を立ち上がり部の側から見た正面図。 軒天受け金具の構成を示す縦断面図。 別の形態において軒天受け金具の構成を示す斜視図。 別の形態において軒天受け金具の構成を示す縦断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、多層階建物において上階部(例えば二階建て建物の二階部)に屋根・柱付きのベランダが設けられている構成を採用しており、建物の屋根部がベランダ上方を覆うようにして設けられている。建物は、例えば鉄骨フレームよりなる複数の建物ユニットにより構築されるユニット式建物である。
図1は建物においてベランダを斜め下方より見た斜視図、図2はベランダの軒部の構成を示す縦断面図である。
図1に示すように、建物10は、下階部としての一階部分11と上階部としての二階部分12とを有しており、二階部分12の上方に屋根部13が設けられている。二階部分12には、外壁14の一部を一階部分11の出隅よりも凹ませるようにしてベランダ15が設けられている。つまり、二階部分12の外壁14に入隅が設けられ、そこにベランダ15が設けられている。ベランダ15は、側面の二方が外壁14に囲まれ、かつ二方が開放されており、開放側の部分には腰壁部16が設けられている。また、ベランダ15には、その上方に張り出した屋根部13を支持するためのベランダ柱17が設けられており、腰壁部16の出隅部分はベランダ柱17に対して固定されている。
なお、建物10のユニット構造において一階部分11の建物ユニットに対して二階部分12の建物ユニットを後退(セットバック)させて配置することで、一階部分11の建物ユニットの上方にベランダ形成の空間が確保されるようになっている。
外壁14において二階屋内空間とベランダ空間とを仕切る部分(ベランダ外壁14a)には開口部としての窓部18が設けられており、その窓部18には開閉体としてのサッシ戸19が設けられている。窓部18は掃出窓であり、窓部18を通じてベランダ15への人の出入りが可能となっている。
屋根部13は、寄棟屋根や切妻屋根などの傾斜屋根を構成するものである。図2に示すように、屋根部13は、屋根傾斜方向に延びる屋根フレームとしての垂木21と、その垂木21の上に設けられた屋根下地材としての野地板22と、野地板22の上に設けられた屋根仕上材としての瓦23とを有している。屋根部13において、外壁14から屋外側へ張り出している部分が軒部25であり、軒部25において垂木21の先端部には鼻先木26が固定されている。図1に示すように、ベランダ15とそれ以外とでは、軒部25において外壁面から軒先までの長さが相違しており、ベランダ15では、それ以外の部位よりも軒長さが大きくなっている。そして、軒部25において、ベランダ15の上方となる部分(軒長さが大きい部分)がベランダ柱17により支持されている。
軒部25の下部(つまり軒裏)には、軒天部を構成する複数の軒天材27が設けられている。軒天材27は、所定の耐火性能を有する平板状の不燃材よりなり、外壁14と鼻先木26との間に架け渡されて設けられている。この場合、軒天材27は、軒先側の端部が鼻先木26に対してビス等により固定され、その反対側の軒元側の端部(壁側端部)が軒天受け金具28により支持されている。
軒部25には張出フレームとしての軒フレーム30が設けられており、次にその軒フレーム30の構成について説明する。図3は、軒フレーム30の構成を示す平面図である。図3において、HLは建物本体の外縁(外壁ライン)を示し、RLは屋根部13の外縁を示している。
軒フレーム30は、水平方向に延びるようにして、軒天材27の上方となる位置に設けられている(図2参照)。軒フレーム30は、一端が建物本体の躯体(建物ユニットの柱又は天井大梁)に対して固定され、外壁面(窓部18が設けられたベランダ外壁14aの外面)からそれに直交する方向に延びる2本の張出梁31と、それら張出梁31に直交する向き、すなわち外壁面に水平な方向に延び、張出梁31の先端部分及び中間部分にそれぞれ連結される一対の連結梁32とを有している。各連結梁32は、外壁面から離間した位置にそれぞれ設けられている。張出梁31及び連結梁32はそれぞれ断面コ字状の溝形鋼よりなる。張出梁31はそれぞれ溝開口がフレーム中心側となる向きで設けられ、連結梁32は溝開口が互いに向き合うようにして設けられている。なお、説明の便宜上、張出梁31の先端部分に連結される連結梁32を「先端連結梁32a」、中間部分に連結される連結梁32を「中間連結梁32b」とも称する。
建物本体の躯体に対する張出梁31の固定について具体的には、例えば建物ユニットの柱に溶接等により固定金具が取り付けられ、その固定金具に張出梁31がボルト等により固定されている。先端連結梁32aは、ベランダ15の出隅側の一端がベランダ柱17により支持され、それとは逆の他端が建物本体に連結されている。
一対の連結梁32の間には、張出梁31に平行となる向きで複数の小梁33が設けられている。小梁33は、張出梁31や連結梁32よりも小さい断面寸法を有する鉄鋼材よりなり、例えば溝形鋼又は角形鋼である。小梁33は、軒天材27を吊り下げ支持するための吊り下げ手段を固定する部材である。
図2に示すように、小梁33にはその下方に延びる吊り下げ支持材35が固定され、その吊り下げ支持材35の下端に、軒天材27の下地材36が固定されている。下地材36は、軒先と同じ方向に延びる長尺材よりなり、軒フレーム30の下方となる部分では吊り下げ支持材35により軒天材27が吊り下げ支持されている。また、軒フレーム30の下方以外の部分(軒先側の部分)では、下地材36が、垂木21から下方に延びる、吊り下げ支持材35とは別の吊り下げ支持材37に固定され、その吊り下げ支持材37により軒天材27が吊り下げ支持されている。
図2において、ベランダ外壁14aは外壁材41と下地フレーム42とを有する外壁ユニット43により構成されており、その外壁ユニット43が、建物ユニットを構成する天井大梁44に対して固定されている。
次に、軒天材27の軒元部における支持構造について詳しく説明する。本実施形態では、軒天材27の軒元側端部を軒天受け金具28により支持する構成としており、軒天受け金具28による支持状態では、軒天材27は外壁面に対して所定の隙間Cを隔てて配置されている。つまり、外壁材41に対する軒天材27の見切り部には隙間Cが形成されており、その隙間Cが、軒天空間の換気を行わせる換気口となっている。
図4は、軒部25の軒元側の構成を拡大して示す縦断面図であり、図5は、軒元側の主要な構成を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、軒天受け金具28は、鋼板材が所定形状に折り曲げられることで形成されており、外壁材41の外面にビス45(又は釘等)により固定されている。軒天受け金具28は、外壁材41において同じ高さ位置に所定間隔(例えば数10cm〜100cm間隔)で複数設けられている。また、軒天受け金具28は、外壁面から離間した状態で軒天見切り材46を保持する役目を有しており、所定間隔で設けられる複数の軒天受け金具28に架け渡して長尺状の軒天見切り材46が取り付けられるようになっている。なお、軒天材27と外壁面との間の隙間Cは、実際には軒天見切り材46と外壁面との間の隙間として形成されている。
より詳しくは、軒天受け金具28は、軒天材27の壁側端部を上下から挟み込んで支持する略コ字状の支持部51と、軒天材27の上方において支持部51から上方に延びる立ち上がり部52と、外壁材41に対してビス固定される固定部53と、立ち上がり部52及び固定部53の上端部同士を繋ぐ繋ぎ部54とを有しており、これら各部が一体に曲げ形成されている。
立ち上がり部52は、支持部51の上下一対の対向板部51a,51bのうち上側の対向板部51aから上方に起立するように設けられており、その立ち上がり位置は、支持部51の壁側の端部位置よりも反壁部側となっている。そのため、上側の対向板部51aには、軒天見切り材46が重ね合わされる重なり面が確保されている。つまり、軒天見切り材46は、支持部51の上側の対向板部51aに対向する上板部46aと、下側の対向板部51bに対向する下板部46bとを有しており、これら各板部46a,46bにより支持部51を外側から挟み込むようにしている。この場合、立ち上がり部52の立ち上がり位置が支持部51の壁側端部よりも反壁部側になっているため、立ち上がり部52が軒天見切り材46の取り付けに邪魔にならないようになっている。またこの場合、軒天見切り材46の長手方向のいずれの位置においても軒天受け金具28の組み付けが可能となっている。
なお、支持部51の上側の対向板部51bには下方に延びる突起55が形成されており、その突起55の先端部が軒天見切り材46の下板部46bに当接している(図4参照)。
また、外壁材41は例えば窯業系サイディング材であり、その表面には細かな凹凸が存在しているが、固定部53が外壁面に対して面当たりした状態で軒天受け金具28が取り付けられるため、外壁面の凹凸による軒天受け金具28の傾きが生じないようになっている。固定部53には、締結部として複数のビス孔53aが形成されており、そのビス孔53aを通じてビス締結がなされるようになっている。
立ち上がり部52、繋ぎ部54及び固定部53の一繋ぎの部分においては、繋ぎ部54は立ち上がり部52の上端から水平方向に折り曲げ形成されるとともに、固定部53は繋ぎ部54の壁側端部から下方に折り曲げ形成されている。そしてその結果、立ち上がり部52と固定部53とは水平方向に互いに対向している。これにより、軒天受け金具28のビス固定位置(締結位置)が、繋ぎ部54よりも下方(すなわち軒天材寄りの位置)となっている。
また、立ち上がり部52は固定部53に比べて横幅寸法が小さくなっており、立ち上がり部52と固定部53とが互いに対向した構成にあっても、立ち上がり部52が固定部53でのビス固定の支障になることが抑制されている。図6は、軒天受け金具28を立ち上がり部52の側から見た正面図である。図6に示すように、固定部53には、立ち上がり部52を挟んで両側となる位置にビス孔53aが形成されている。
ここで、上述したように軒部25には軒フレーム30が設けられており、外壁材41の付近には軒フレーム30の構成部材である中間連結梁32bが存在している。そのため、軒天受け金具28を外壁材41に対してビス固定する際には、中間連結梁32bがビス固定作業の邪魔になることが考えられる。つまり、軒部25に軒フレーム30が先付けされている状態で外壁材41に対して軒天受け金具28を固定する場合に、高さ方向において中間連結梁32bと軒天受け金具28の固定部53とが重複していると、中間連結梁32bがビス固定作業の邪魔になる。
この点、軒天受け金具28において、上記のとおり固定部53を繋ぎ部54の壁側端部から下方に折り曲げ形成し、立ち上がり部52と固定部53とを互いに対向させるようにしたため、軒部25に軒フレーム30の中間連結梁32bが存在していても、その中間連結梁32bがビス固定作業の邪魔になることが抑制されるようになっている。ビス固定を好適に行う上では、図4に示すように、中間連結梁32bよりも高さ位置が下となる部位にビス孔53aが設けられているとよい。
また本実施形態では、支持部51の対向板部51aと繋ぎ部54とを互いに平行にした構成において、立ち上がり部52の高さ寸法よりも固定部53の上下方向の長さ寸法を小さくした。これにより、立ち上がり部52に対向して固定部53が設けられる構成にあっても、固定部53により隙間C(軒天材27の壁側端部に形成される換気口)が狭くなることを抑制できる。
また、本実施形態の軒天構造は防火仕様のものとなっており、軒天受け金具28には防火部材である熱膨張部材を有する壁際見切り材61が一体に設けられている。以下、それを図4及び図5を用いて説明する。
外壁面には軒天見切り材46の上方に壁際見切り材61が設けられている。壁際見切り材61は、断面L字状の長尺材よりなり、軒天受け金具28において支持部51、立ち上がり部52、固定部53及び繋ぎ部54により囲まれた空間部を通すようにして設けられている。壁際見切り材61は、外壁材41に対して固定される固定部61aと、その固定部61aから壁面に直交する方向に延びる平板部61bとを有しており、固定部61aは軒天受け金具28の固定部53と共にビス45により共締めされ、平板部61bは軒天見切り材46の上板部46aに上下に対向するように配置されている。
壁際見切り材61の平板部61bには、その下面側、すなわち軒天見切り材46の上板部46aに対向する側に防火部材としての熱膨張シート62が取り付けられている。熱膨張シート62は、不燃性体積膨張材よりなり、加熱により膨張し、壁際見切り材61の平板部61bと軒天見切り材46の上板部46aとの間の隙間を塞ぐものとなっている。この場合、壁際見切り材61の平板部61bは、軒天見切り材46の上板部46aに対して熱膨張シート62の熱膨張に適した所定距離を隔てて対向配置されている。
通常状態では、外壁材41及び壁際見切り材61と軒天見切り材46との間の隙間C(換気口)を通って外気が軒部25内に入り、それにより軒部25の換気が行われる。また、火災の発生時には、熱膨張シート62の膨張により壁際見切り材61と軒天見切り材46との間の隙間が塞がれ、軒部25内への火炎の侵入が抑制される。
また、建物10の軒部25においては、軒フレーム30が存在する部位と存在しない部位とが存在することが考えられ、それら両者が存在する場合には、2種類の軒天受け部材が使い分けられる。ここでは、これまでに説明した軒天受け金具28と、それとは異なる軒天受け金具70とを使い分ける構成について説明する。
図7は、軒フレーム30が存在しない部位に用いられる軒天受け金具70の構成を示す縦断面図である。
軒天受け金具70は、軒天受け金具28と同様に、鋼板材が所定形状に折り曲げられることで形成され、外壁材41の外面にビス45により固定されるものであるが、その折り曲げ形状が相違している。軒天受け金具70は、軒天受け金具28と同様に、外壁面から離間した状態で軒天見切り材46を保持する役目を有している。
より詳しくは、軒天受け金具70は、軒天材27の壁側端部を上下から挟み込んで支持する略コ字状の支持部71と、軒天材27の上方において支持部71から上方に延びる立ち上がり部72と、外壁材41に対してビス固定される固定部73と、立ち上がり部72の上端部及び固定部73の下端部を繋ぐ繋ぎ部74とを有しており、これら各部が一体に曲げ形成されている。固定部73には、締結部として複数のビス孔73aが形成されており、そのビス孔73aを通じてビス締結がなされるようになっている。
軒天受け金具70では、軒天受け金具28と比べて、固定部73の折り曲げ方向が相違しており、固定部73は繋ぎ部74の壁側端部から上方に折り曲げ形成されている。したがって、軒天受け金具70のビス固定位置(締結位置)が繋ぎ部74よりも上方となっている。
また、外壁材41には、軒天受け金具70との共締めにより壁際見切り材81が設けられている。壁際見切り材81は、上述した壁際見切り材61と同様に、外壁材41に対して固定される固定部81a(ただし延設の向きは逆)と、その固定部81aから壁面に直交する方向に延びる平板部81bとを有しており、平板部81bは軒天見切り材46の上板部46aに上下に対向するように配置されている。また、壁際見切り材81の平板部81bには、その下面側、すなわち軒天見切り材46の上板部46aに対向する側に防火部材としての熱膨張シート82が取り付けられている。
図5には、軒部25において軒フレーム30が存在する部位と存在しない部位とが連続して設けられる場合に、これら各部位に壁際見切り材61,81を連続して設ける構成を示している。この場合、軒フレーム30が存在する部位と存在しない部位とではその境界部を跨いで軒天見切り材46が連続して(すなわち共通の軒天見切り材46が)設けられている。また、各壁際見切り材61,81の平板部61b,81bは水平方向に連続し、熱膨張シート62,82も水平方向に連続して設けられている。
次に、建物施工時におけるベランダ15の施工手順について説明する。
建物10の施工時には、まず建物施工現場において一階部分11及び二階部分12の建物ユニットを設置するとともに、二階部分12のセットバック部分にベランダ15を構築する。このとき、腰壁部16と軒部25とを構築する。その際、一階部分11の建物ユニットの上にベランダ柱17を立設し、次にベランダ柱17の上に軒フレーム30を固定する。このとき、軒フレーム30は、外壁14側の端部が建物ユニットの柱や大梁に対してボルト等により連結されるとともに、張出先端側の角部がベランダ柱17の上端に対してボルト等により固定される。そしてその後、二階部分12の上方に屋根フレーム等を用いて屋根部13を構築する。
その後、外壁材41に所定間隔で複数の軒天受け金具28(必要に応じて軒天受け金具70)を固定する。このとき、軒先の鼻先木26の高さ位置を基準とし、その鼻先木26に対して軒天材27を固定した場合に当該軒天材27が水平となる位置に、軒天受け金具28をビス固定する。要するに、軒天受け金具28は、軒フレーム30が先付けされた状態でその後に取り付けられる。複数の軒天受け金具28は、軒天見切り材46に対して取り付けた状態で外壁材41に対して各々固定されるとよい。またこのとき、軒天受け金具28のビス固定は、ビス打ち工具を用いて行われるが、軒天受け金具28におけるビス固定位置(固定部53のビス孔53a)は軒天材27のすぐ上方となる位置であり、軒フレーム30(中間連結梁32b)が支障になることなく、ビス固定の作業が実施される。
補足すると、本実施形態では、軒フレーム30から軒天材27を吊り下げ支持する構成となっており、軒フレーム30から下方に離間して軒天材27が取り付けられる。この場合に、高さ方向において軒天材27と軒フレーム30との間となる位置で軒天受け金具28のビス固定を行うことで、軒フレーム30及び支持部51の各々に干渉せずに軒天受け金具28のビス固定作業を実施できる。
その後、軒天材27の固定作業を実施する。このとき、軒天材27の中間部においては下地材36により吊り下げ支持材35,37に対する固定を行い、軒先側においては鼻先木26に対する固定を行い、軒元側においては軒天受け金具28に対する固定を行う。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
軒天受け金具28において軒天材27の上方の立ち上がり部52に対向するようにして固定部53を設け、その固定部53をビス45により壁面に固定する構成とした。この場合、軒天受け金具28から起立して立ち上がり部52が形成されていることで、軒部25内の位置で固定部53での固定を行わせることができるとともに、軒天受け金具28に対して軒天見切り材46を取り付ける上で好都合な構成となっている。また、立ち上がり部52に対向するようにして固定部53が設けられていることで、高さ方向における固定部53の固定位置を、軒部25内(すなわち軒天材27よりも高い位置)にしつつも軒天材27に近い位置にすることができ、仮に軒部25内に軒フレーム30が存在していても、その軒フレーム30が軒天受け金具28の締結固定の邪魔になることを抑制できる。その結果、軒天受け金具28の固定作業を容易化することができる。
また、立ち上がり部52に対向させて固定部53を設けることで、軒天受け金具28の全体としてコンパクト化を図ることができる。
軒天受け金具28の固定部53は、立ち上がり部52の側を正面とした正面視で、立ち上がり部52に対向していない部位を有しており、その立ち上がり部52に対向していない部位にビス孔53aを設ける構成とした。これにより、立ち上がり部52の側からのビス45の締結作業を立ち上がり部52が支障になることなく実施できる。
より具体的には、軒天受け金具28において立ち上がり部52の横幅を固定部53の横幅よりも小さくし、立ち上がり部52の正面視で立ち上がり部52よりも側方の部位にてビス45を締結させるようにした。この場合、立ち上がり部52と固定部53との横幅を相違させるといった簡易な手法を用いて、立ち上がり部52の奥側の固定部53を好適に締結固定できる。
壁際見切り材61を、軒天受け金具28の固定部53との共締めにより壁面に対して固定する構成とした。この場合、ビス45の個数削減やビス固定の作業性の向上を図ることができる。
固定部53のビス孔53aを、軒フレーム30の中間連結梁32bよりも高さ位置が下となる部位に設ける構成としたため、軒フレーム30の存在に関係なく軒天受け金具28の締結固定を容易に実施できる。
軒フレーム30から軒天材27を吊り下げ支持する構成では、軒フレーム30から下方に離間して軒天材27を設けることが可能となる。この場合に、高さ方向において軒天材27と軒フレーム30との間となる位置にビス孔53aを設けることで、軒フレーム30及び支持部51が邪魔とならずに好適に軒天受け金具28の固定作業を実施できる。
軒フレーム30が設けられている部位には軒天受け金具28を用いるとともに、軒フレーム30が設けられていない部位には軒天受け金具70を用いることとし、それら軒天受け金具28,70では固定部53,73の延びる方向を上下逆にした。この場合、各軒天受け金具28,70を単純に比べると、固定部73が上方に延びる軒天受け金具70の方がビス固定作業はし易いとも言えるが、軒天受け金具70を軒フレーム30の有無にかかわらず全箇所で用いるのでは、やはり上記のとおり軒フレーム30が邪魔になることが考えられる。こうしたことからすると、上記のように軒天受け金具28,70を使い分けることが好都合であると考えられる。
壁際見切り材61,81を互いに逆向きに折り曲げて形成し、軒天受け金具28に一体化される壁際見切り材61は固定部61aを下方に延ばし、軒天受け金具70に一体化される壁際見切り材81は固定部81aを上方に延ばすようにした。この場合、形状の異なる軒天受け金具28,70に対していずれも共締めが可能になる等、好適な構成を実現できる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、軒天受け金具28において立ち上がり部52を固定部53に比べて幅狭にし、それにより、立ち上がり部52と固定部53とが互いに対向した構成にあっても固定部53でのビス固定を可能としたが、これを変更してもよい。例えば、図8に示すように、軒天受け金具28において立ち上がり部52を固定部53と同じ横幅寸法とし、その立ち上がり部52に、ビス打ち工具を挿通させるための挿通孔52aを形成した構成とする。いずれにしろ、立ち上がり部52と固定部53とが互いに対向した構成にあっても固定部53でのビス固定を可能とする構成であればよい。
・図9に示すように、軒天受け金具28において立ち上がり部52を斜め上方に延びるように形成し、その立ち上がり部52の上端部に固定部53を連結する構成としてもよい。立ち上がり部52は図示のように円弧状に延びていてもよいし、直線状に斜め上方に延びていてもよい。本構成においても、固定部53は、立ち上がり部52に水平方向に対向するようにして設けられている。
・軒天受け金具28,70は、1枚の鋼板材を折り曲げて形成する以外に、複数枚(例えば2枚)の鋼板材を溶接等により接合して形成することが可能である。また、鋼板材を用いて軒天受け部材を構成する以外に、合成樹脂等を用いて軒天受け部材を構成することも可能である。
・上記実施形態では、柱付きベランダに二階部分12の建物ユニットから張り出して軒フレーム30を設けた建物について適用例を説明したが、これ以外の適用も可能である。例えば、ベランダ柱を有しないベランダ(柱無しベランダ)においてその軒部に本発明を適用してもよい。
また、二階部分12にキャンチバルコニーを有する建物において本発明の適用が可能である。具体的には、二階部分12のキャンチバルコニーの下部(底部)が一階の軒部となり、その軒部内に張出フレームとしてのバルコニーフレームが設けられる構成が考えられる。この場合、上記構成の軒天受け金具28を用いることで、軒部内のバルコニーフレームが存在していても、そのバルコニーフレームが軒天受け金具28の締結固定の邪魔になることを抑制できる。
10…建物、14…外壁、25…軒部、27…軒天材、28…軒天受け金具(軒天受け部材)、30…軒フレーム(張出フレーム)、32b…中間連結梁(梁材)、35…吊り下げ支持材、45…ビス(固定具)、46…軒天見切り材、51…支持部、52…立ち上がり部、53…固定部、53a…ビス孔(締結部)、61…壁際見切り材、62…熱膨張シート(熱膨張部材)、70…軒天受け金具(第2軒天受け部材)。

Claims (7)

  1. 建物の軒部において前記軒部の軒先部分と軒元側の外壁との間に軒天材が固定されている建物の軒部構造であって、
    前記外壁の壁面に固定され、前記軒天材において前記外壁側の端部である壁側端部を支持する軒天受け部材と、
    前記壁面に所定間隔で複数設けられた複数の前記軒天受け部材に架け渡して取り付けられる長尺の軒天見切り材と、
    を備え、
    前記軒天受け部材は、
    前記軒天材の前記壁側端部を上下から挟み込んで支持する支持部と、
    前記支持部から上方に延びる立ち上がり部と、
    前記壁面に固定される固定部と、
    を有し、
    前記固定部は、前記立ち上がり部に水平方向に対向するようにして設けられ、固定具の締結により前記壁面に固定されていることを特徴とする建物の軒部構造。
  2. 前記軒天受け部材は所定幅の板材よりなり、
    前記軒天受け部材の前記固定部は、前記立ち上がり部の側を正面とした正面視で、前記立ち上がり部に対向していない部位を有しており、その立ち上がり部に対向していない部位に、前記固定具を締結させる締結部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物の軒部構造。
  3. 前記立ち上がり部の横幅は前記固定部の横幅よりも小さく、前記立ち上がり部の側を正面とした正面視で、前記固定部において前記立ち上がり部よりも側方の部位を、前記立ち上がり部に対向していない部位として前記締結部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の建物の軒部構造。
  4. 前記立ち上がり部と前記固定部との間となる空間部に、前記軒天見切り材の上板部に対向するように長尺の壁際見切り材が設けられ、
    前記壁際見切り材は、前記軒天見切り材と前記壁際見切り材との間の隙間を熱膨張により閉塞する熱膨張部材を有し、前記固定部との共締めにより前記壁面に対して固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建物の軒部構造。
  5. 前記軒部に建物本体から張り出して設けられ、前記壁面から離間しかつ当該壁面の延びる方向に沿って設けられる梁材を有する張出フレームを備える建物に適用され、
    前記固定部には、前記梁材よりも高さ位置が下となる部位に、前記固定具を締結させる締結部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建物の軒部構造。
  6. 前記張出フレームには、前記軒天材を吊り下げ支持する吊り下げ支持材が取り付けられ、
    前記軒天材は、前記張出フレームから下方に離間した位置にて前記吊り下げ支持材により吊り下げ支持されており、
    高さ方向において前記軒天材と前記張出フレームとの間となる位置に前記締結部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の建物の軒部構造。
  7. 前記軒部に建物本体から張り出して設けられ、前記壁面から離間しかつ当該壁面の延びる方向に沿って設けられる梁材を有する張出フレームを備える建物に適用され、
    前記軒部には、前記張出フレームが設けられている部位と設けられていない部位とがあり、張出フレームが設けられている部位の壁面には第1軒天受け部材が固定され、前記張出フレームが設けられていない部位の前記壁面には第2軒天受け部材が固定されている建物の軒部構造であって、
    前記第1軒天受け部材は、
    前記固定部が前記立ち上がり部に水平方向に対向するようにして設けられている前記軒天受け部材であり、
    前記第2軒天受け部材は、
    前記軒天材の前記壁側端部を上下から挟み込んで支持する第2支持部と、
    前記第2支持部から上方に延びる第2立ち上がり部と、
    前記壁面に固定され、前記第2立ち上がり部よりも上方に向けて延びるように設けられる第2固定部と、
    を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建物の軒部構造。
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