JP2008101395A - 軒裏の換気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、軒先裏側に位置する外壁面に固定され外気を軒裏側へと導く換気部材と軒天材支持金具からなる軒裏の換気構造に関する。
【解決手段】本発明の軒裏の換気構造1は、前記軒天材支持金具9の固定部8が、前記軒天材7の他端側が挿入される凹部10を形成し、且つ、該軒天材7の表面を当接支持する角部Eと、前記軒天材7の裏面を当接支持する先端部Oとを有し、前記角部Eと前記先端部Oの高さ方向の垂直間隔Uが軒天材の厚さTと略同等であり、且つ、前記角部Eが前記先端部Oより軒先2側に位置すると共に、前記角部Eと前記先端部Oを結ぶ線Lと水平線Hとが外壁3側に成す角αが100°≦α≦120°となっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、軒先裏側に位置する外壁面に固定され外気を軒裏側へと導く換気部材と軒天材支持金具からなる軒裏の換気構造に関する。
従来、建造物の軒裏部に形成される空間部分においては、日本の気候風土上、夏季には前記空間部分の温度が高温となることから、その周辺を構成する木材の含水率が極端に低下することにより該木材の耐久性をも低下させ、また、冬季には前記空間部分に結露が発生し、その周辺を構成する木材及び金属製の金具等を腐食させるという問題が生じていた。
これらの問題を解決すべく、図10に示すような、軒先裏側に取付けられる軒天材101を外壁102側において支持固定する軒天材支持金具103と、該軒天材支持金具103を建造物の外壁102に固定する取付金具104から構成される軒裏換気構造105であって、軒天材支持金具103が、建物の外壁102側に取付ける側面板部106と、その上端から張り出す上面板部107、及び下面板部108とを有する略コの字型の軒天材支持部109を具備し、取付金具104が、軒天材支持金具103の側面板部106に当接される当接板部110と、その上端から後方斜め上向きに張り出す傾斜板111と、その上端から垂直方向に張り出し外壁102に固定される固定板部112と、当接板部110の下方に形成された案内板113とを具備すると共に、図10に示すように、外壁102に取付けられた取付金具104に軒天材支持金具103が装着されてなる軒裏換気構造105が考案されている。(例えば特許文献1)。
特開2000−204709号公報
しかし、上述したような従来の軒天材を支持するための軒天材支持金具は、該軒天材を支持する際に、例えば図10に示すように水平方向等の一定の方向にしか支持することができない。そのため、軒天材に勾配を設ける際には別の構造の支持金具が必要となり、あらゆる角度に対応した支持金具を作成しなければならないため、施工工程が煩雑となる。また、施工誤差にも対応が困難であり、軒天材の勾配にあわせて作成した支持金具であっても、実際に使用する際にうまく軒天材を該支持金具に取付けることができない等の問題が生じる可能性がある。
この発明は上記のような種々の課題を解決することを目的としてなされたものであって、建造物の軒裏部分の換気を促し、軒先裏側に取付けられた軒天材の勾配に依存することなく該軒天材を外壁面に固定することのできる軒裏の換気構造に関する。
上記目的を達成するために、請求項1記載の軒裏の換気構造は、建造物の軒先裏側に位置する外壁に固定されて外気を軒裏内部へと導く通気孔を形成し、且つ、略コの字型の取付部を有する長尺な換気部材と、該換気部材の取付部に嵌合され、且つ、軒先側に一端側を固定された軒天材の他端側を固定する固定部を有する軒天材支持金具とを具備する軒裏の換気構造において、前記軒天材支持金具の固定部が、前記軒天材の他端側が挿入される凹部を形成し、且つ、該軒天材の表面を当接支持する角部と、前記軒天材の裏面を当接支持する先端部とを有し、前記角部と前記先端部の高さ方向の垂直間隔が軒天材の厚さと略同等であり、且つ、前記角部が前記先端部より軒先側に位置すると共に、前記角部と前記先端部を結ぶ線と水平線とが外壁側に成す角αが100°≦α≦120°であることを特徴としている。
請求項2記載の軒裏の換気構造は、前記軒天材支持金具が、前記外壁を建造物内部で支持する胴縁が設けられた箇所に取付けられることを特徴としている。
請求項1記載の軒裏の換気構造は、前記軒天材支持金具の固定部が、前記軒天材の他端側が挿入される凹部を形成し、且つ、該軒天材の表面を当接支持する角部と、前記軒天材の裏面を当接支持する先端部とを有し、前記角部と前記先端部の高さ方向の垂直間隔が軒天材の厚さと略同等であり、且つ、前記角部が前記先端部より軒先側に位置すると共に、前記角部と前記先端部を結ぶ線と水平線とが成す角αが100°≦α≦120°である。これにより、軒天材を外壁側に固定する際には、軒天材支持金具や軒天材の施工誤差が生じたとしても対応することができ、さらに、該軒天材の勾配に依存することなく同一の軒天材支持金具を使用することができ施工効率が向上する。
請求項2記載の軒裏の換気構造は、前記軒天材支持金具が、前記外壁を建造物内部で支持する胴縁が設けられた箇所に取付けられている。これにより、軒天材を外壁に取付けた際には、外壁に応力が作用するが、軒天材支持金具が胴縁の設けられた箇所に取付けられることによって、前記応力を胴縁と外壁によって軒天材を支持することができるので、外壁が破損する等の問題が生じることなく、また、該軒天材を強固に外壁に取付けることができる。
この発明における軒裏の換気構造の最良の実施形態について、以下図1及び図6に基づいて説明する。この実施形態の軒裏の換気構造1は、建造物の軒先2裏側に位置する外壁3に固定されて外気を軒裏内部へと導く通気孔4を形成し、且つ、略コの字型の取付部5を有する長尺な換気部材6と、該換気部材6の取付部5に嵌合され、且つ、軒先2側に一端側を固定された軒天材7の他端側を固定する固定部8を有する軒天材支持金具9とを具備する軒裏の換気構造1において、前記軒天材支持金具9の固定部8が、前記軒天材7の他端側が挿入される凹部10を形成し、且つ、図6に示すように、該軒天材7の表面を当接支持する角部Eと、前記軒天材7の裏面を当接支持する先端部Oとを有し、前記角部Eと前記先端部Oの高さ方向の垂直間隔Uが軒天材の厚さTと略同等であり、且つ、前記角部Eが前記先端部Oより軒先2側に位置すると共に、前記角部Eと前記先端部Oを結ぶ線Lと水平線Hとが外壁3側に成す角αが100°≦α≦120°となっている。
そして、必要に応じて図4に示すように、前記軒天材支持金具9が、前記外壁3を建造物内部で支持する胴縁11が設けられた箇所に取付けられている。
前記建造物の軒先2は、本発明の実施形態においては、図1に示すように、屋根の頂部に横架された棟木(不図示)から、該棟木と略垂直方向に所定の勾配を付けて設けられた垂木12と、該垂木12の上方に敷設された屋根板13と、該垂木12を下方から支持し外壁3の頂部であって軒下に横架される軒桁14と、該軒桁14を支持する柱15やその下方に設けられた土台(不図示)に取付けられた胴縁11の外側にさらに外壁3が取付けられ、垂木12の先端部分には略鉛直方向に鼻隠し材16が設けられている。
そして、図1に示すように、鼻隠し材16の下端部に一端側が固定され他端側が換気部材6を介して外壁3に取付けられた軒天材支持金具9によって当接支持されるようにして、軒先2が形成されている。しかし、これらの軒先2の構造は、本発明の実施形態の構造に限定されるものではなく適宜各部材の角度や配置等の構造を変更することができる。
前記換気部材6は、図3に示すように、建造物の軒先2裏側に位置する外壁3に固定されて外気を軒裏内部へと導く通気孔4が形成され、且つ、略コの字型の取付部5を有し長尺に形成されてなるものである。そして、本発明の実施形態においては、図5に示すように、換気部材6は、該換気部材6本体を外壁3に取付けるための外壁固定部17を具備し、該外壁固定部17を図3に示すように、外壁3に当接させ軒天材支持金具9と共にネジ等の固定金具18により該外壁3に取付けられるのである。そして、外壁固定部17には予めネジ穴が設けられていてもよく、また、外壁3への取付け方法も本発明の実施形態のように軒天材支持金具9を設置する箇所だけでなく、その他の場所において外壁3に固定してもよい。
また、図5に示すように、外壁固定部17からその下方に連続し、軒先2側に凸部が形成されるように略コの字型に形成された取付部5を具備している。そして、該取付部5を形成する垂直部19と下方水平部20には、建造物の外側の外気を軒裏内部へと導くために、例えば、略楕円形状の通気孔4が幅方向に渡って形成されている。
さらに、図3に示すように、取付部5からその下方に連続し、軒先2側に凹部が形成されるように略コの字型に形成され、前記軒天材支持金具9の固定部8を内包するように内包部21が形成されている。また、内包部21の下面部の軒先2側には、該下面部から若干上方に傾斜するように傾斜部22が形成されるため、軒天材支持金具9の固定部8と内包部21との間に隙間が生じにくいように該固定部8を内包できるのである。
そして、図3に示すように形成された換気部材6は、軒先2裏側に取付けられるため、軒先2部分の施工後には外観は、図1や図2に示すように、該喚起部材6の片面側しか目視することができない。そのため、施工後に外から目視できるその片面側には建造物の他の外観と調和するように、例えば、木目調やメタリック調等の色彩を施してあることが、建造物全体の意匠性の観点から好ましい。
以上のように構成される換気部材6は、図5に示す、本発明の実施形態のような形状に限定されるものではなく、全体の形状、及び各面の大きさ、勾配、通気孔4の形状及び大きさ等は、軒先2部分を形成する他の部材の形状に応じて適宜変更することができる。
前記軒天材支持金具9は、図5に示すように、換気部材6の取付部5に嵌合され、且つ、軒先2側に一端側を固定された軒天材7の他端側を固定する固定部8を有している。そして、本発明の実施形態においては、図8に示すように、軒天材支持金具9本体を換気部材6を介して外壁3に取付けるための固定片23を具備し、該固定片23には適宜ネジ穴24が設けられている。
また、図8に示すように、固定片23からその下方に連続し、軒先2側に凸部が形成されるように略コの字型に形成された嵌合部25を具備している。また、嵌合部25は、換気部材6の取付部5よりも若干大きく形成されているため、図5に示すように、換気部材6に軒天材支持金具9を装着する際には、煩雑な位置合わせを必要とすることがなく、また、ネジ等の固定金具18でこれらを外壁3に取付ける際に、嵌合させた軒天材支持金具9を作業者が手で支えずとも作業を行うことができるため、施工効率を向上することができる。
そして、それらを外壁3に取付ける際には、図4に示すように、建造物内部において外壁3を取付けるための胴縁11に取付けられることが好ましい。このようにすることで、軒天材7を外壁3に取付けた際には、外壁3に応力が作用するが、軒天材支持金具9が胴縁11の設けられた箇所に取付けられることによって、前記応力を胴縁11と外壁3によって軒天材7を支持することができるので、外壁3が破損する等の問題が生じることなく、また、該軒天材7を強固に外壁3に取付けることができる。
そして、図8に示すように、嵌合部25からその下方に連続し、前記軒天材7の他端側が挿入される凹部10を軒先2側に形成する固定部8を具備している。さらに固定部8は、図6に示すように、該軒天材7の表面を当接支持する角部Eと、前記軒天材7の裏面を当接支持する先端部Oとを有している。また、前記角部Eと前記先端部Oの高さ方向の垂直間隔Uが、軒天材7の厚さTと略同等であることから、汎用的に使用される図1に示すような、軒天材7が水平に設けられるような構造の軒先2に常に対応することができる。
また、前記角部Eが前記先端部Oより軒先2側に位置すると共に、前記角部Eと前記先端部Oを結ぶ線Lと水平線Hとが外壁3側に成す角αが100°≦α≦120°となっている。ここで、例えば、α=100°で、軒天材7の厚さTがT=12mmである場合には、図6に示すように、状態Aの軒天材7を先端部Oを中心に矢印S方向に回転させ状態Bとする際には、状態Aの軒天材7表面の点Qはその中心をOとする円C上を反時計回りに移動し、状態Bの軒天材7表面の点P(角部E)に到達する。また、先端部Oから状態Bの軒天材7表面へ垂線Rを引く。このようにすることで、α=100°であり、また、水平線Hと垂線Rが外壁3側に成す角βがβ=90°であることを考慮すると、線Lと垂線Rが角α内に成す角γはγ=10°であることがわかる。さらに三角形POQにおいて角POQを角δとすると、垂線Rは角δの二等分線であることから、2γ=δの関係が成り立つ。
以上の結果を考慮すると、角α〜δの関係は、α−β=γ=δ/2(ただし、β=90°、α>90°)となる。そのため、角δ、すなわち軒天材7が回転することのできる角度は20°ということになる。また、同様にして、例えば、α=110°で軒天材7の厚さTがT=12mmである場合には、角δ、すなわち軒天材7が回転することのできる角度は40°ということになる。さらに、例えば、α=120°で軒天材7の厚さTがT=12mmである場合には、角δ、すなわち軒天材7が回転することのできる角度は60°ということになる。
これにより、角αを100°≦α≦120°とすることで、軒天材7が回転することのできる角度、すなわち角δは、20°≦δ≦60°となり、先端部Oを中心としてこれらの範囲内で自由に軒天材7の角度を変えることができる。また、角α〜δの関係は、軒天材7の厚さTのパラメータを含んでいないことから、該軒天材7の厚さTに依存せず、すなわち、例に挙げたようなT=12mmの場合に限定されることなく成立する。
しかし、角δが、δ=20°(α=100°)よりも小さくなると、軒天材7が回転することのできる範囲が小さくなるため、対応性に乏しくなるため好ましくない。また、図6に示す軒天材7の状態Aと状態Bの中間の状態、ずなわち図7に示すように、固定部8が該軒天材7を当接支持する際には、角部Eと軒天材7の表面には極僅かに隙間Gが生じる。
そして、隙間Gは、軒天材7が線Lと直交する時に最大となることを考慮すると、図7より、線Lと軒天材7の厚さT、及び角αの関係は、L=T/cos(α−90°)(ただし、α>90°)となる。また、線Lと軒天材7の厚さT、及び隙間Gの関係は、G=L−Tであるので、G=T{1/cos(α−90°)−1}となる。そのため、例えば上述の条件と同様に、軒天材7の厚さTがT=12mmで、α=120°の場合には、隙間GはG≒2mmとなり、この程度の隙間であれば、軒天材7や固定部8の形状誤差等を考慮すると該隙間Gは許容範囲内である。しかし、角δが、δ=60°(α=120°)よりも大きくなるにつれて、隙間Gが大きくなるため、固定部8が軒天材7を当接支持する際にガタつきが生じ好ましくない。
また、角αは、105°≦α≦117°とした場合には、隙間Gがより小さくなるためより好ましく、さらに、110°≦α≦115°とした場合には、隙間Gがさらに小さくなるため最も好ましい。
また、軒天材支持金具9は、図8に示す固定部8を、図9に示すように、凹部10の形状を円弧状としてもよく、このようにしても図8に示す軒天材支持金具と同様の効果を得ることができる。しかし、隙間Gは、軒天材7の厚さTと線形関係にあるため、角αの値は、本発明の実施形態の範囲に限定されるものではなく、軒天材7が回転することのできる角度、すなわち角δや、軒天材7に使用される、例えば厚さT=6mm、12mm、15mm等の該軒天材7の厚さTの値等に応じて適宜変更することも可能である。
以上のように構成される軒裏の換気構造1の施工方法及び換気経路について以下に述べる。
上述したように構成される建造物の軒先2に、換気部材6、軒天材支持金具9、軒天材7を取付ける際には、まず、図5に示すように、換気部材6を外壁3に取付ける。その際には、例えばテープ等で仮止めした後に、軒天材支持金具9と共にネジ等の固定手段で外壁3に固定してもよいが、先にネジ等の固定手段により外壁3に固定しておいてもよい。そして、次に軒天材支持金具9の取付部5に、換気部材6の嵌合部25を嵌合させ、換気部材6に該軒天材支持金具9を取付ける。そして、外壁固定部17や固定片23に適宜設けられたネジ穴24を利用して、ネジ等の固定金具18により軒天材支持金具9と換気部材6を一体化するようにして、外壁3にそれらを取付ける。
そして、軒天材7の他端側が軒天材支持金具9の固定部8に挿入されることで、該軒天材7の他端側が当接支持される。その際には、施工計画に基づいて、図2に示すように、先端部Oを中心として軒天材7を回転させ、適宜軒天材7に勾配を設けることができる。この場合にも、その勾配に応じて別部材を用いる必要がなく、同一の部材を使用することができるため、施工性が向上すると共に経済的にも優れている。そして、軒天材7の一端側を鼻隠し材16に取付けられた、取付片26を介して該鼻隠し材16に固定するのである。
そして、上述したように、軒天材支持金具9や換気部材6の幅方向の長さ等の形状は本発明の実施形態に限定されるものではなく、例えば、軒天材支持金具9を換気部材6のように長尺に形成してもよく、また、換気部材6が軒天材支持金具9と一体化され幅方向に長尺に形成されていてもよい。
以上のように施工された軒裏の換気構造1は、図3に示すように、矢印Wの経路で建造物の外部から軒裏の内部へ外気を取入れるのである。その際には、通気孔4が垂直部19と下方水平部20に設けられているため、建造物の外部から軒裏の内部までの距離が長くなり、台風等の横風を伴う雨の際にも軒裏の内部へ雨水が浸入することがない。そして、軒裏の内部から建造物の外部へ空気が移動する際には、図3に示す矢印Wと反対の経路を通ることで、軒裏の換気が行われるのである。
この発明の軒裏の換気構造1において使用される軒天材支持金具9の固定部8の構造は、本発明の実施形態のように軒天材7を支持するだけではなく、建造物の施工過程における、その他の場所にも利用することができる。
水平軒天材を使用する軒裏の換気構造の実施形態を示す断面図 傾斜軒天材を使用する軒裏の換気構造の実施形態を示す断面図 軒裏の換気構造の実施形態を示す拡大断面図 軒裏の換気構造の外壁への取付状態を示す図 換気部材への軒天材支持金具の取付状態を示す斜視図 軒天材の勾配の変化状態を示す図 軒天材と角部との間隔を示す図 軒天材支持金具の実施形態を示す全体斜視図 軒天材支持金具の他の実施形態を示す全体斜視図 従来の軒裏の換気構造を示す断面図
符号の説明
1 軒裏の換気構造
2 軒先
3 外壁
4 通気孔
5 取付部
6 換気部材
7 軒天材
8 固定部
9 軒天材支持金具
E 角部
O 先端部
U 垂直間隔
T 厚さ
L 線
H 水平線

Claims (2)

  1. 建造物の軒先裏側に位置する外壁に固定されて外気を軒裏内部へと導く通気孔を形成し、且つ、略コの字型の取付部を有する長尺な換気部材と、
    該換気部材の取付部に嵌合され、且つ、軒先側に一端側を固定された軒天材の他端側を固定する固定部を有する軒天材支持金具とを具備する軒裏の換気構造において、
    前記軒天材支持金具の固定部が、
    前記軒天材の他端側が挿入される凹部を形成し、且つ、該軒天材の表面を当接支持する角部と、前記軒天材の裏面を当接支持する先端部とを有し、
    前記角部と前記先端部の高さ方向の垂直間隔が軒天材の厚さと略同等であり、且つ、前記角部が前記先端部より軒先側に位置すると共に、
    前記角部と前記先端部を結ぶ線と水平線とが外壁側に成す角αが100°≦α≦120°であることを特徴とする軒裏の換気構造。
  2. 前記軒天材支持金具が、前記外壁を建造物内部で支持する胴縁が設けられた箇所に取付けられることを特徴とする請求項1記載の軒裏の換気構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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