JP6334949B2 - 瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具 - Google Patents

瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具 Download PDF

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Description

本発明は、各種の瓦屋根上にソーラーパネル(太陽電池パネル/太陽電池モジュール)等の屋根上設置物品を支持し固定する架台等の支持固定部材を支持し固定する瓦型本体部を有する瓦型支持固定金具に関するものである。
従来の技術としては、下記特許文献に記載のものを挙げることができる。
下記特許文献1に記載の「太陽光利用装置の固定構造」は、太陽光利用装置を建造物の瓦屋根上に設置するための固定構造に関し、雨水の浸入を防止でき、かつ低コストで作業性に優れた支持構造を提供すること課題とする。
この従来発明は、屋根下地上に瓦が多数配設された瓦屋根に設置する太陽光利用装置の固定構造であって、屋根下地の所定位置に太陽光利用装置を支える支持部材を設けるとともに、この支持部材を瓦と同一外観をなし貫通孔を備えた金属成型瓦で覆い、支持部材と太陽光利用装置とを金属成型瓦の貫通孔を通じて固定するように構成したことを特徴とするものである。
下記特許文献2に記載の「構造物支持装置、およびその設置方法」は、全ての瓦に対応でき、安価で、加工しやすく、雨漏りしにくい構造物支持装置とその設置方法を提供することを目的とする。
この従来発明に係る構造物支持装置は、ベース固定板、取付ベース、防水カバーから構成される。ベース固定板は、多角形状の穴を有する瓦の下の屋根本体に固定される。取付ベースは、ベース固定板に固定される固定部と、多角形状の穴を貫通し、瓦の屋根本体から最も離れた部分よりも突出し、構造物または構造物を固定する架台を取り付ける取付部とを有する。防水カバーは、多角形状の穴から外部に露出する取付ベースを覆うための取付ベースカバー部と瓦を覆うための瓦カバー部とを有し、瓦カバー部が瓦に沿った形状に変形できる程度に柔軟なものから成る。
特開2004−3132号公報 特開2009−91862号公報
上記従来例においては、貫通孔又は多角形の穴を有する瓦を利用し、瓦の下方の屋根下地材に固定された支持部材又は取付ベースを用いて瓦屋根上構造物(太陽光利用装置)を支持し固定することができる構成である。
本願発明においても、同様の構成を採用しつつ、その瓦屋根上設置物品を支持し固定する架台等の支持固定部材を支持し固定する支持固定金具の改良を図り、とりわけ、この支持固定金具によって支持される架台等の支持固定部材の方向性(流れ方向(縦方向)又はこれと直交する方向(横方向))の微調整が可能なものを提案することをその第一の課題としている。
その他、本願発明においても、従来のものと同様に、防水性の向上、作業性の向上をもその課題としており、また、この構成及び構造の改良によってもその強度が維持されることもその課題となる。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、瓦屋根上設置物品を支持する架台等の支持固定部材を支持し固定できる支持固定金具であって、略中央部に略円形形状の貫通孔を有し、瓦形状を有する本体部と、前記本体部の貫通孔を貫通できる円筒部と当該円筒部の上端部を閉塞する載置部を備える支持部とから成り、前記本体部の貫通孔の内径を支持部の円筒部の外径よりも大きく形成し、前記本体部は、前後左右に隣接する和瓦又は平瓦と共に配列され、支持部はその下端部で屋根下地材上に螺子等の固定手段によって載置部上面から螺着固定され、前記載置部上に屋根上設置物品を支持し固定する支持固定部材を屋根の流れ方向又はこれと略直交する方向を含む何れの方向にも支持固定することができ、前記支持部の載置部の略中央部に螺子孔を設け、この螺子孔の周囲を上方に突出させ、この螺子孔を含む突出部の周りに当該支持部を屋根下地材に螺着固定するための螺子挿通穴を複数設け、これにより支持部を屋根下地材に螺着固定する螺子頭部が、支持部によって支持される屋根上設置物品を支持する支持固定部材の底面と干渉しないように形成したことを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記支持部の載置部に設けた複数の螺子挿通穴から挿通される螺子軸部をガイドする案内穴又は案内溝が支持部の円筒部の内周面に形成されていることを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、前記支持部を屋根下地材に固定する際に、当該屋根下地材の上面に補強板材を介在させて固定することを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
(削除)
本発明の第のものは、上記第1乃至第の発明の何れかにおいて、前記支持部の上端の載置部の外周縁を外方に延長して鍔部を形成し、この鍔部から下方に延長する被覆部を設け、前記本体部の貫通孔の内周縁部には上方に起立する起立縁部を設け、これにより、前記載置部の鍔部と被覆部が本体部の貫通孔の起立縁部を被覆できることを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第のものは、上記第の発明において、前記載置部の鍔部の内面に防水部材を設け、この防水部材が本体部の貫通孔の起立縁部の上端部に当接できることを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第のものは、上記第の発明において、前記防水部材を別体のものとし、張り付け自在と成したことを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第のものは、上記第1乃至第の発明の何れかにおいて、前記支持部の載置部と円筒部とが別体に形成され、前記載置部が円筒部の上方端開口部を封止できる蓋部として機能することを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第のものは、上記第の発明において、前記支持部の載置部と円筒部が別体に形成され、前記載置部とその上に載置される瓦屋根上設置物品を支持する支持部材とが一体的に形成され、当該支持部材は略C型チャンネル材形態を有する適宜長さのレール形状を有することを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第のものは、上記第1乃至第の何れかの発明において、前記支持部の円筒部の下端部に複数の突起を設け、これらの突起が屋根下地材又は補強板材に突き刺さることにより仮止め機能を発揮することを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具である。
本発明の第1のものにおいては、本体部と支持部とからなり、本体部は、その略中央部に略円形形状の貫通孔を有し、支持部は、前記本体部の貫通孔を貫通できる円筒部と当該円筒部の上端部を閉塞する載置部とから成り、本体部は他の屋根瓦と共に配列され、必要個所に配置され、この本体部の貫通孔内に円筒部を挿通して、上端部の載置部の上面から螺子によって屋根下地材に螺着され、固定される。
従って、この支持部は、本体部の貫通孔内で周方向に回転させることができ、これによって載置部をその周方向に回動させて、その取付位置を周方向360度の何れの方向にも設定して固定することができるのである。
即ち、載置部に取付固定される屋根上設置物品用の支持部材、例えばレール状のものを屋根の流れ方向(縦方向)或いはそれと直交する方向(横方向)の何れの方向にもきちんと整列させるべく、微調整を行いつつ整列させることができることとなるのである。
更に、本発明においては、本体部の貫通孔の内径を支持部の円筒部よりも大きく形成しているために、円筒部を屋根下地材に固定する際に、屋根の流れ方向(縦方向)又は流れ方向と直交する横方向においてその固定位置をも微調整することも可能となるのである。
更に、本発明においては、上記支持部の載置部の略中央部に螺子孔を設け、更にこの螺子孔の周囲を上方に突出させ、この螺子孔を含む突出部の周りに当該支持部を屋根下地材に螺着固定するための螺子挿通穴を複数設け、これにより支持部を屋根下地材に螺着固定する螺子頭部が支持部によって支持される屋根上設置物品を支持する支持固定部材の底面と干渉しないように形成したことを特徴とするものである。
即ち、略中央部の螺子孔が上方に突出しているために、その周囲の螺子頭部が支持部に載置され支持される支持固定部材の底面と接触することが防止されるのである。
本発明の第2のものにおいては、支持部を固定する螺子をガイドする案内穴又は案内溝を支持部の円筒部の内周面に形成したことを特徴とし、これにより、支持部は複数の螺子により良好に屋根下地材に螺着され固定される。
本発明の第のものにおいては、支持部を屋根下地材に固定する際には、当該屋根下地材の上面に補強板材を介在させて固定することを特定し、限定したものである。これにより支持部が屋根下地材により堅固に固定されることとなる。
本発明の第のものにおいては、前記支持部の上端の載置部の外周縁を外方に延長して鍔部を形成し、この鍔部から下方に延長する被覆部を設け、前記本体部の貫通孔の内周縁部には上方に起立する起立縁部を設け、これにより、前記載置部の鍔部と被覆部が本体部の貫通孔の起立縁部を被覆でき、前記鍔部及び被覆部が本体部の貫通孔を被覆することとなり、雨水等の侵入を防止できる構造としたものである。
本発明の第のものにおいては、上記第の発明における載置部の鍔部の内面に防水部材を設けることによって、上記第5の発明と同様に、載置部から本体部の貫通孔内に雨水等が侵入しないようにより防水効果・止水効果を向上させたものである。
本発明の第のものにおいては、上記防水部材を別体のものとして、上記載置部の鍔部の内面に張り付け自材としたものであり、実施態様のバリエーションを付加したものである。
本発明の第のものにおいては、支持部の円筒部と載置部を別体として構成し、この載置部を円筒部の上端開口部を封鎖する蓋部として機能するように形成したものである。
この第8の発明は、本願発明の多様化を図るものであり、これにより予めその上に載置され固定される支持固定部材と連結固定させておくこともできるし、載置部の外径を大きくすることにより雨水等の防水効果を発揮させることもできるのである。
本発明の第のものにおいては、上記のように、円筒部と載置部とを別体に形成し、更に載置部とその上に載置され固定される支持固定部材とが一体化されたものを特定したものである。
発明品のバリエーションを図るために、権利請求をしたものである。
本発明の第のものにおいては、前記支持部の円筒部の下端部に複数の突起を設け、これらの突起が屋根下地材又は補強板材に突き刺さることにより仮止め機能を発揮させたものである。
施工の容易化を図る趣旨である。
本発明の瓦型支持固定金具に係る実施形態を図示しており、その(A)が平瓦型の支持固定金具の分解斜視図、その(B)が和瓦型支持固定金具の本体部を示す斜視図である。 図1(A)に図示した平瓦型の本体部を有する瓦型支持固定金具の敷設状態を図示しており、その(A)が分解斜視説明図、その(B)が側面説明図である。 上記実施形態に係る平瓦型支持固定金具を図示しており、その(A)が固定部と支持部が組み付けられた状態の斜視図、その(B)は同じく組み付けられた状態の側面図である。 上記実施形態に係る和瓦型支持固定金具を図示しており、その(A)が固定部と支持部が組み付けられた状態の斜視図、その(B)は同じく組み付けられた状態の側面図である。 本発明に係る瓦型支持固定金具の他の実施形態を示す中央縦断面説明図である。 本発明の他の実施形態に係る支持部を図示しており、その(A)が平面図、その(B)が右側面図、その(C)が(A)図のB−B線断面図、その(D)が底面図である。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の瓦型支持固定金具に係る実施形態を図示しており、その(A)が平瓦型の支持固定金具の分解斜視図、その(B)が和瓦型支持固定金具の本体部を示す斜視図である。
本発明に係る瓦型支持固定金具10は、平瓦形状を有する本体部11と、この本体部11の略中央部に設けられた略円形形状の貫通孔12に挿入される支持部15とから成る。
支持部15は、下方の円筒部16と、その上端面の載置部17とから成る。
載置部17の外径は、下方の円筒部16よりも大きく形成され、その上端外周部には鍔部17fが形成されている。
この鍔部17fの下端縁が本体部11の貫通孔12の周縁部から上方に起立する起立縁部12kと当接するのである。
これにより、支持部15の円筒部16が本体部11の貫通孔12の内部に挿入され、後に説明するが、屋根下地材に複数の螺子18によって支持部15の載置部17に設けられた複数の螺子挿通穴19を介して屋根下地材に螺着固定される。
支持部15の載置部17の略中心部には螺子孔20が穿設されており、この螺子孔20の周囲は上方に膨出するように形成されている。
上方に膨出した螺子孔20が設けられた部分の外周部に複数の、この実施形態では4つの螺子挿通穴19が周方向に同一間隔で設けられている。
このように中心部の螺子孔20の部分を上方に膨出させたのは、螺子挿通穴19を介して螺着される螺子18の頭部が、この載置部17の上に載置される屋根上設置物品の支持固定部材を支持し固定する際に、この支持固定部材の底面部に螺子18の頭部が接触して干渉しないようにしたものである。
勿論、この載置部17の外径が大きく、載置される例えばレール形態の支持固定部材の横幅が狭いものであれば、螺子挿通穴19の間にこの支持固定部材を配置できるために、中心部の螺子孔20を上方に膨出させなくとも実施は可能である。
本体部11は、平瓦と同じ形状を有しており、当該平瓦形状の略中央部に貫通孔12が設けられている点が他の平瓦と異なっている。
この本体部11は、アルミダイカストや鋳物等の金属製であってもよいが、通常の瓦と同じ陶器製のものであってもよい。
図1(B)に示したのは、和瓦形状を有する本体部21である。
この本体部21の略中央部分にも貫通孔12が設けられ、この貫通孔12の周縁部も上方に起立する起立縁部12kが設けられている。
この貫通孔12に図1(A)に図示した同様の構成からなる支持部15の円筒部16が挿入される。
この本体部21は、屋根の流れ方向(縦方向)Yとその直交する方向(横方向)に他の通常の和瓦が順次配列され、屋根上設置物品を支持する個所の瓦の位置に本発明に係る本体部21が葺設されるのである。
これは前記図1(A)に図示した平瓦型の本体部11も全く同じである。
そして、図1(A)に示した支持部15の載置部17の上に、図示はしていないが、例えばレール状(略C型チャンネル材形態)の支持固定部材の底面部を載置して、載置部17の中心部に設けられた螺子孔20を利用して当該支持固定部材を支持し固定することができるのである。
この支持固定部材によって、ソーラーパネル等の屋根上設置物品が設置されるのである。
尚、この図1に示した実施形態においては、本体部11に設けた貫通孔12の内径と支持部15の円筒部16の外径とはほぼ略同一に形成しているが、後の実施形態に示すように、貫通孔12の内径を円筒部16の外径よりも大きく形成することもできるのである。
図2は、図1(A)に図示した平瓦型の本体部を有する瓦型支持固定金具の敷設状態を図示しており、その(A)が分解斜視説明図、その(B)が側面説明図である。
平瓦形態の本体部11は、屋根の流れ方向Yに沿って順次配列され、同様に屋根の流れ方向Yと直交する横方向にも配列される。
そして、屋根上設置物品を支持する位置に対応する瓦の部分に本発明に係る本体部11を敷設する。
当該本体部11の略中央部の貫通孔12に支持部15の円筒部16を挿入する。
屋根下地材Sの上面には木製の補強板材23を固定しておき、この補強板材23を介して支持部15が固定される。
支持部15の固定は、その載置部17の上面から複数の螺子18によって補強板材23を介して螺着固定される。
この際に、支持部15の載置部17の外周の鍔部17fの下面が本体部11の貫通孔12の周縁の起立縁部12kの上端部と当接し密着するのである。
このようにして本発明に係る瓦型支持固定金具10が屋根下地材Sに固定された後に、その載置部17の上面に屋根上設置物品を支持固定する支持固定部材Rを螺子22によって螺着固定できる。
即ち、当該支持固定部材Rは、例えば略C型チャンネル材形態を有するレール形状のものからなり、この底面部には長孔が形成されており、その長孔に螺子22を適合させて、載置部17の中心部に設けた螺子孔20に螺合し固定することができるのである。
このレール形状の支持固定部材Rを利用して、横桟或いは縦桟を設置し、ソーラーパネル等の各種の屋根上設置物品を設置することができることとなるのである。
図2(B)から解る通り、支持部15の載置部17に設けた中央の螺子孔の部分は上方に膨出しており、その外周に螺着される螺子18の頭部が支持固定部材Rの底面と接触せず、干渉しないように形成している。
これにより、支持固定部材Rは、平面視360度何れの方向にも設定することができることとなる。
現実には通常この支持固定部材Rは、屋根の流れ方向(縦方向)Y又はその直交方向の横方向に配設されるのであるが、その際も、その流れ方向Yにきちんと一列に整列する際の微調整を容易に行うことができることとなるのである。
同様に、本発明においては、平面視360度何れの角度にも設定可能なため、その横方向に一列に整列させる際にも、その微調整が極めて容易となるという大きな効果を発揮することとなるのである。
図3は、前記実施形態に係る平瓦型支持固定金具を図示しており、その(A)が固定部と支持部が組み付けられた状態の斜視図、その(B)は同じく組み付けられた状態の側面図である。屋根下地材の図示は省略している。
本体部11は、通常の平瓦の形状を有し、その略中央部には貫通孔が設けられ、この貫通孔内に支持部の円筒部が挿入される。
支持部15は、載置部17の上面から複数の螺子18によって屋根下地材に螺着固定される。
屋根上設置物品を支持固定する支持固定部材は、前記載置部17の中心部に設けられた螺子孔20を用いて螺子によって螺着固定される。
このような構成を採用することによって、支持部15は、螺子18による固定前に、その周方向に適宜回動させて、その固定方向を微調整することができるのである。
図4は、前記実施形態に係る和瓦型支持固定金具を図示しており、その(A)が固定部と支持部が組み付けられた状態の斜視図、その(B)は同じく組み付けられた状態の側面図である。屋根下地材の図示は省略している。
本体部21は、通常の和瓦の形状を有し、その略中央部には貫通孔が設けられ、この貫通孔内に支持部の円筒部が挿入される。
支持部15は、載置部17の上面から複数の螺子18によって屋根下地材に螺着固定される。
屋根上設置物品を支持固定する支持固定部材は、前記載置部17の中心部に設けられた螺子孔20を用いて螺子によって螺着固定される。
このような構成を採用することによって、支持部15は、螺子18による固定前に、その周方向に適宜回動させて、その固定方向を微調整することができるのである。
尚、ここで上記実施形態においては、支持部の円筒部で、周方向に回動することによりその周方向の設定を調整でき、同様に、支持部の載置部の中央部の螺子孔においてその上に載置する支持固定部材を螺着固定でき、この螺着固定位置でも周方向にその回動位置調整も可能となる。つまり、二重に調整が可能となるのである。
ところが、載置部の上に固定する支持固定部材は、上記のように1個の螺子孔によって螺着固定されるばかりでなく、2箇所或いは4箇所にて螺着される場合も多くあり、この場合には、支持固定部材と載置部との間の螺着に際して回動方向の調整が全く効かないのである。
この後者の場合には、周方向の調整及び設定は、支持部の円筒部において行う外に方法はなく、本発明においては、この場合に極めて大きな効果を発揮することとなるのである。
次の図5において説明する実施形態においては、上記のような周方向の設定の外に、屋根の流れ方向及びそれと直交する方向での微調整も可能となるものである。
図5は、本発明に係る瓦型支持固定金具の他の実施形態を示す中央縦断面説明図である。
この実施形態に係る本体部21は、図1(B)に図示した本体部とほぼ同様の和瓦形態を有している。
但し、その本体部21の略中央に設けた貫通孔12の内径は、支持部25の円筒部26の外径よりも大きく形成している。
このため、この実施形態では、支持部25の円筒部26は、流れ方向及びそれと直交する横方向に、本体部21の貫通孔12の内部でその位置を移動調整することができ、その流れ方向及び横方向(縦横方向)に螺着位置を微調整することができることとなるのである。
また、この実施形態においては、支持部25の上端の載置部27の部分の構成も上記実施形態と異なっている。
即ち、その載置部27の外周部が外側に延長する鍔部28が形成されており、その外周から更に下方に折曲延長する被覆部29が形成されている。
この鍔部28及び被覆部29が本体部21の貫通孔12の内周縁から上方に起立する起立縁部12kを囲繞し、被覆する形態を呈している。
このような構成を採用することにより、本体部21の貫通孔12の内部に雨水等が侵入することを防止できることとなる。
尚、この図面には、図示していないが、載置部27の鍔部28の内面に防水部材又は止水部材を内装することによって、更に防水効果・止水効果を向上させることができる。
この防水部材としては、EPDMやブチルシールを使用することができる。
また、この防水部材は、別体のものとして形成し、後から鍔部28の内面に張り付けることができるような形態とすることも可能である。
つまり、種類の異なる防水部材又は止水部材を用意しておき、必要に応じて、それらの内からベストの防水部材を選択して張り付けることが可能となるのである。
図6は、本発明の他の実施形態に係る支持部を図示しており、その(A)が平面図、その(B)が右側面図、その(C)が(A)図のB−B線断面図、その(D)が底面図である。
この実施形態に係る支持部35は、その上に載置され固定される支持固定部材Rと一体的に形成されたものである。
このように本発明に係る支持部においては、その上に載置固定される支持固定部材Rと一体的に形成することもできる。
或いは、下方の円筒部と上端の載置部とを別体にして形成することもできるのである。この場合には、この別体に形成された載置部とその上に固定される支持固定部材Rとを一体的に形成することもできるのである。
図6に図示したものは、その内の一体的に形成された支持部35に支持固定部材Rを一体的に形成したものである。
この実施形態では、載置部27の上面直径方向に支持固定部材Rが一体的に形成されている。
この支持固定部材Rは、略C型チャンネル材形態を有するレール形状のものから成る。
この支持固定部材Rにソーラーパネル等の屋根上設置物品の枠体を固定することができることとなる。
この実施形態においても、前図5に図示した実施形態と同様に、載置部27にはその外周部に鍔部28が形成され、その外周から下方に折曲する被覆部29が形成されている。
これらの鍔部28及び被覆部29が、瓦屋根形態の本体部の貫通孔の内周縁から起立する起立縁部を囲繞し、被覆することができる。防水及び止水のためである。
そして、この実施形態においては、支持固定部材Rが載置部27と一体形成であるために、支持固定部材Rの周方向の角度調整は、本体部35の円筒部26を回動させて行うこととなるのである。
尚、上記した通り、この支持固定部材Rは、載置部27に一体形成せずとも実施可能であり、同様に、載置部を円筒部と別体に形成することも可能であり、更に、別体に形成された載置部と支持固定部材とを一体的に形成して実施することも可能なのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、以下の通りその形態を種々変更することができる。
本体部は、和瓦や平瓦等の各種の屋根瓦形態として実施することができ、その略中央部に貫通孔を設けたものであればよい。
貫通孔の内径は、支持部の円筒部の外径よりも大きいことが極めて好ましい。
この貫通孔内で、支持部の円筒部の固定位置の調整(縦方向及び横方向の位置調整)を行うことができるからである。
支持部の載置部上で支持固定部材を固定する固定位置は、1箇所ばかりでなく、2箇所或いは4箇所の複数箇所での固定でもよい。
支持部の載置部の外周の鍔部及び被覆部も、これらを設けることが極めて好ましい。
防水効果を向上させるためである。
支持部の載置部に設けた螺子挿通穴の個数も自由に設定でき、この螺子挿通穴をガイドする穴部及び溝部を円筒部の内周面に形成することも極めて好ましい。
支持部の円筒部の下端部に複数の突起部を設けることも自由である。
これらの突起部が屋根下地材又は補強板材に喰い込むことにより、支持部の位置決めが容易に行われ、仮止め効果を発揮することができ、施工に際し極めて便利なものとなるのである。
突起部の先端は、尖っているものがよりベストであるが、単なる突起状のものであってもその効果は発揮される。その設ける数も自由に設計することができる。
以上、本発明においては、瓦屋根型本体部とその貫通孔に挿入される支持部により構成され、種々の瓦屋根上の支持固定部材を支持し固定でき、当該支持固定部材の固定位置の角度調整とその縦及び横方向の微調整を可能とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具を提供することができた。
10 瓦型支持固定金具
11、21 本体部
12 貫通孔
12k 起立縁部
15、25、35 支持部
16、26 円筒部
17、27 載置部
18、22 螺子
19 螺子挿通穴
20 螺子孔
23 補強板材
28 鍔部
29 被覆部
R 支持固定部材
S 屋根下地材
Y 流れ方向(屋根の)

Claims (9)

  1. 瓦屋根上設置物品を支持する架台等の支持固定部材を支持し固定できる支持固定金具であって、
    略中央部に略円形形状の貫通孔を有し、瓦形状を有する本体部と、前記本体部の貫通孔を貫通できる円筒部と当該円筒部の上端部を閉塞する載置部を備える支持部とから成り、
    前記本体部の貫通孔の内径を支持部の円筒部の外径よりも大きく形成し、
    前記本体部は、前後左右に隣接する和瓦又は平瓦と共に配列され、支持部はその下端部で屋根下地材上に螺子等の固定手段によって載置部上面から螺着固定され、
    前記載置部上に屋根上設置物品を支持し固定する支持固定部材を屋根の流れ方向又はこれと略直交する方向を含む何れの方向にも支持固定することができ、
    前記支持部の載置部の略中央部に螺子孔を設け、この螺子孔の周囲を上方に突出させ、この螺子孔を含む突出部の周りに当該支持部を屋根下地材に螺着固定するための螺子挿通穴を複数設け、これにより支持部を屋根下地材に螺着固定する螺子頭部が、支持部によって支持される屋根上設置物品を支持する支持固定部材の底面と干渉しないように形成したことを特徴とする瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  2. 前記支持部の載置部に設けた複数の螺子挿通穴から挿通される螺子軸部をガイドする案内穴又は案内溝が支持部の円筒部の内周面に形成されていることを特徴とする請求項に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  3. 前記支持部を屋根下地材に固定する際に、当該屋根下地材の上面に補強板材を介在させて固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  4. 前記支持部の上端の載置部の外周縁を外方に延長して鍔部を形成し、この鍔部から下方に延長する被覆部を設け、
    前記本体部の貫通孔の内周縁部には上方に起立する起立縁部を設け、
    これにより、前記載置部の鍔部と被覆部が本体部の貫通孔の起立縁部を被覆できることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  5. 前記載置部の鍔部の内面に防水部材を設け、この防水部材が本体部の貫通孔の起立縁部の上端部に当接できることを特徴とする請求項に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  6. 前記防水部材を別体のものとし、張り付け自在と成したことを特徴とする請求項に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  7. 前記支持部の載置部と円筒部とが別体に形成され、前記載置部が円筒部の上方端開口部を封止できる蓋部として機能することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  8. 前記支持部の載置部と円筒部が別体に形成され、前記載置部とその上に載置される瓦屋根上設置物品を支持する支持部材とが一体的に形成され、
    当該支持部材は略C型チャンネル材形態を有する適宜長さのレール形状を有することを特徴とする請求項に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
  9. 前記支持部の円筒部の下端部に複数の突起を設け、これらの突起が屋根下地材又は補強板材に突き刺さることにより仮止め機能を発揮することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の瓦屋根上設置物品用の瓦型支持固定金具。
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