JP3202699U - 太陽光発電フイルムの支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単に施工でき、人件費を大幅に削減して施工コストを低減させることができ、更に太陽光発電フイルムは軽量であるので、押え金具を用いて支持強度が低い園芸用ハウスや架台の上に簡単に取付けることができる上、風雨による太陽光発電フイルムのバタツキを防止して確実に支持することができる太陽光発電フイルムの支持構造を提供する。【解決手段】水平板部2の両側に、断面略F形の押え部3を設け、この押え部3の下部水平片4の横幅を、上部水平片5より長く形成し、この開口部6の下部水平片4と、上部水平片5に、互いに対向して突起部7を設けて押え金具1を形成し、この押え部3の開口部6から、挿入した太陽光発電フイルム18の端部を、上部水平片5からねじ込んだドリル付きねじ12で固定したものである。【選択図】図3
Description
本考案は、園芸用ハウスなどに取付ける太陽光発電フイルムの支持構造に関するものである。
近年、二酸化炭素排出を削減するために、太陽光発電が普及し、空き地や農地、ビルや住宅の屋根などに太陽光発電パネルを取付けることが行なわれている。この太陽光発電パネルは重量が20〜30Kgと重い問題があった。このためプラスチックフイルムを張った園芸用ハウスには太陽光発電パネルを取付けることができず、近年はフイルム状の軽量な太陽光発電フイルムが開発されている。これは軽量でハウスの補強工事をする必要がなく、可撓性があり巻き取りもでき運搬も容易な利点がある。
この太陽光発電フイルムを園芸用ハウスに取付けた構造としては、園芸用連棟ハウスの屋根の谷樋に隣接する西側裾部に、プラスチックフイルムの内側とアーチパイプとの間にシート型太陽光発電モジュール(太陽光発電フイルム)を設けた構造が提案されている(特許文献1)。しかしながらこの構造では、シート型太陽光発電モジュールがハウスを構成するプラスチックフイルムの内側に配置されており、発電効率が悪い上、既存の園芸用ハウスに取付けられない問題があった。
また発電素子を透光性シートで封止した太陽電池モジュールを、透明な外装フイルムで被覆し、その両端部にそれぞれ取付代を設けて太陽光発電体を構成し、この取付代に取付けた断面U字形の固着具を園芸用ハウスの支柱に取付けた構造(特許文献2)もある。この構造は両端を固着具で園芸用ハウスの支柱に取付けるので、ハウス被覆フイルムを張り替える時には、これだけを取り替えることができる。また太陽電池モジュールが外装フイルムで被覆されているので、外装フイルムに作用する張力が太陽電池モジュールには及ばず発電素子の損傷を防止することができる利点がある。
しかしながらこの構造は、両端を固着具で園芸用ハウスの支柱に取付けただけなので安定せず、風雨によるバタツキによって太陽電池モジュールが損傷、劣化する恐れがあった。
本考案は上記問題を改善し、押え金具を用いてドライバーで極めて簡単に施工でき、人件費を大幅に削減して施工コストを低減させることができる。更に押え金具は軽量で、しかも太陽光発電フイルムは巻き取れる程度に薄く、軽量であるので支持強度が低い園芸用ハウスのフイルム固定レールや架台の上に簡単に取付けることができ、しかも風雨による太陽光発電フイルムのバタツキを防止して確実に支持することができる支持構造を提供するものである。
本考案の請求項1記載の太陽光発電フイルムの支持構造は、水平板部の片側または両側に、断面略F形の押え部を設け、この押え部の下部水平片の横幅を、上部水平片より長く形成し、この開口部の下部水平片と、上部水平片に、互いに対向して突起部を設けて押え金具を形成し、この押え金具の上部水平片と下部水平片との開口部から、挿入した太陽光発電フイルムの端部を、上部水平片からねじ込んだドリル付きねじで固定したことを特徴とするものである。
本考案の請求項2記載の太陽光発電フイルムの支持構造は、請求項1において、下部水平片と、上部水平片との間隔が2〜5mmに形成されていることを特徴とするものである。
本考案の請求項3記載の太陽光発電フイルムの支持構造は、請求項1において、開口部の下部水平片と、上部水平片に設けられた突起部が断面半円形状に形成されていることを特徴とするものである。
本考案の請求項4記載の太陽光発電フイルムの支持構造は、請求項1において、押え金具がアルミニウムで一体に押出し成形されていることを特徴とするものである。
本考案の請求項5記載の太陽光発電フイルムの支持構造は、請求項1において、押え金具の水平板部が、園芸用ハウスの透明フイルムを止めるフイルム固定レール上または架台上に取付けられていることを特徴とするものである。
本考案に係る請求項1記載の太陽光発電フイルムの支持構造によれば、太陽光発電フイルムの両側を支持する押え金具を用いているので、ドライバーだけで極めて簡単に施工でき、人件費を大幅に削減して施工コストを低減させることができる。また透明フイルムで作成した園芸用ハウスの場合は、強度が低いが、押え金具は軽量で、しかも太陽光発電フイルムは巻き取れる程度に薄く、軽量であるので十分に支持させることができる。更に開口部に対向して設けた突起部によりフイルム端部が波形に曲げられて抜けにくくなり、ねじ止め作業も容易である上、風雨によるバタツキを防止することができる。
また請求項2記載の太陽光発電フイルムの支持構造によれば、下部水平片と、上部水平片との間隔が2〜5mmに形成され、更に開口部に突起部が形成されているので、薄いフイルム端部が抜けにくい。なお間隔が2mm未満ではフイルム端部が挿入しにくく、また5mmを超えると抜け易くなるので、上記範囲に限定した。
また請求項3記載の太陽光発電フイルムの支持構造によれば、突起部が断面半円形状に形成されているので、フイルム端部の挿入が容易であると共に波形に曲げられて抜けにくくなる。
また請求項4記載の太陽光発電フイルムの支持構造によれば、押え金具がアルミニウムの押出し材で形成されているので軽量で且つ安価であり、強度が低い園芸用ハウスや架台に取付けることができる。
また請求項5記載の太陽光発電フイルムの支持構造によれば、押え金具の水平板部を、園芸用ハウスのフイルム固定レールや架台にドリル付きねじで取付けるので、確実に固定することができる。
以下本考案の実施の一形態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。図において1は押え金具を示すもので、これは水平板部2の両側に、断面略F形の押え部3、3を設け、この押え部3の下部水平片4の横幅を、上部水平片5より長く形成し、この開口部6の下部水平片4と、上部水平片5に、互いに対向して断面半円形状の突起部7が形成されている。また下部水平片4と上部水平片5の間隔Dは2〜5mmが好ましく、また水平板部2の横幅は例えば45cmに形成されている。この押え金具1は全体がアルミニウムで一体に押出し成形されている。
また図2において、園芸用ハウスを構成する屋根フレーム10の上にこれと直交してフイルム固定レール11が例えば60cm間隔でドリル付きねじ12で固定されている。このフイルム固定レール11にフッ素樹脂フイルムなどの透明フイルム14を張り渡して、内側に挿入し、波形の押えスプリング15で押えて、園芸用ハウス16を組立てる。
この園芸用ハウス16のフイルム固定レール11の上に、図1に示す押え金具1を載せて、水平板部2の中央にドライバーでドリル付きねじ12をねじ込んでフイルム固定レール11を通して屋根フレーム10に固定する。次に図3に示すように太陽光発電フイルム18のフイルム端部18Aを、断面略F形の押え部3の下部水平片4と上部水平片5の間の開口部6から挿入すると、突起部7によりフイルム端部18Aは波形に曲げられる。
この後、上部水平片5の上からドリル付きねじ12でフイルム端部18Aを貫通して下部水平片4に固定する。このように片側のフイルム端部18Aを固定したら、反対側のフイルム端部18Bを同様に固定する。以下順次、図4に示すように押え金具1を固定しながら太陽光発電フイルム18を取付けて図5に示すように屋根全面に支持する。
従って、この押え金具1を用いた施工方法は、ドライバーでドリル付きねじ12をねじ込むだけで極めて簡単に施工でき、従来の3分の1の作業者で施工でき、人件費を大幅に削減して施工コストを低減させることができる。また透明フイルム14で作成した園芸用ハウス16は、強度が低いが、押え金具1はアルミニウムの押出し材で形成されて軽量であり、しかも太陽光発電フイルム18は巻き取れる2〜3mm程度と薄く、軽量なので園芸用ハウス16に取付けても十分に支持させることができる。更に開口部6に対向して設けた突起部7によりフイルム端部18Aが波形に曲げられて抜けにくくなり、太陽光発電フイルム18を確実に固定することができる。
図6は本考案の他の実施の形態を示すもので、これは水平板部2の片側に、断面略F形の押え部3を設け、この押え部3の下部水平片4の横幅を、上部水平片5より長く形成し、この開口部6の下部水平片4と、上部水平片5に、互いに対向して断面半円形状の突起部7を形成したものである。
これは隣接するフイルム固定レール11に、断面略F形の押え部3を互いに対向して取付け、この間に太陽光発電フイルム18を取付けるもので、園芸用ハウス16の屋根の半分だけ覆って、採光を半分にすることができる。
なお上記説明では、園芸用ハウス16の屋根の全面または半分に太陽光発電フイルム18を設置した場合について示したが、南側の傾斜面にだけ取付ける場合など、その設置箇所は任意に選定することができる。また突起部7は断面半円形状のものについて示したが、断面三角形状などフイルム端部18Aを保持して、抜けにくくした構造であれば他の形状でも良い。
図7および図8は本考案の異なる他の実施の形態を示すもので、地面の上に高さの異なる複数本の支柱20を立設し、この上端に横パイプ21を取付け、更にこれと直交して複数本のチャンネル材22を横方向に間隔をおいて傾斜して取付けて架台23を作製する。この架台23のチャンネル材22の上に、押え金具1を載せて、水平板部2の中央をドリル付きねじ12で固定する。次に太陽光発電フイルム18のフイルム端部18A、18Bを、押え部3の開口部6から挿入し、ドリル付きねじ12で固定する。これは押え金具1の水平板部2の横幅が狭く形成され、左右の断面略F形の押え部3の間隔がチャンネル材22に取付けるだけのスペースがあれば良い。
この架台23に取付けた太陽光発電フイルム18は、両端が押え金具1にドリル付きねじ12で固定されているので、風雨によるバタツキを防止して確実に支持することができる。従って、この構造は従来の太陽光発電パネルのように重量が重くないので、架台23の構造も簡素化でき、しかも太陽光発電フイルム18の取付け作業も容易で、安価に設置することができる。
1 押え金具
2 水平板部
3 押え部
4 下部水平片
5 上部水平片
6 開口部
7 突起部
10 屋根フレーム
11 フイルム固定レール
12 ドリル付きねじ
14 透明フイルム
15 押えスプリング
16 園芸用ハウス
18 太陽光発電フイルム
18A フイルム端部
20 支柱
21 横パイプ
22 チャンネル材
23 架台
2 水平板部
3 押え部
4 下部水平片
5 上部水平片
6 開口部
7 突起部
10 屋根フレーム
11 フイルム固定レール
12 ドリル付きねじ
14 透明フイルム
15 押えスプリング
16 園芸用ハウス
18 太陽光発電フイルム
18A フイルム端部
20 支柱
21 横パイプ
22 チャンネル材
23 架台
Claims (5)
- 水平板部の片側または両側に、断面略F形の押え部を設け、この押え部の下部水平片の横幅を、上部水平片より長く形成し、この開口部の下部水平片と、上部水平片に、互いに対向して突起部を設けて押え金具を形成し、この押え金具の上部水平片と下部水平片との開口部から、挿入した太陽光発電フイルムの端部を、上部水平片からねじ込んだドリル付きねじで固定したことを特徴とする太陽光発電フイルムの支持構造。
- 下部水平片と、上部水平片との間隔が2〜5mmに形成されていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電フイルムの支持構造。
- 開口部の下部水平片と、上部水平片に設けられた突起部が断面半円形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電フイルムの支持構造。
- 押え金具がアルミニウムで一体に押出し成形されていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電フイルムの支持構造。
- 押え金具の水平板部が、園芸用ハウスの透明フイルムを止めるフイルム固定レール上または架台上に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電フイルムの支持構造。
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