JP6641229B2 - 面格子構造及びインナーバルコニー - Google Patents

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Description

本発明は、建物の略長方形の開口部に設けられる面格子構造、及びそれを備えたインナーバルコニーに関するものである。
特許文献1−3に開示されているように、窓開口部を格子で塞ぐ構造が知られている。例えば特許文献1に開示された格子は、柱と鴨居と敷居とによって囲まれた略長方形の窓開口部に、縦桟と横桟とによって形成される格子を嵌め込む構造となっている。詳細には、格子の上下に配置される横桟の両端部が、柱の側面に固定された受け金具にそれぞれ取り付けられる構造となっている。
また、特許文献2に開示された面格子は、窓サッシの屋外側の面に設けられた吊掛溝と受台に上縁と下縁が固定される構造となっている。さらに、特許文献3の面格子も、窓枠の屋外側に固定された取付桟に、面格子の格子横桟を取り付ける構造となっている。
一方、特許文献4には、窓開口よりも大きな面格子で広く窓を覆うことで、外壁との関連性を高め、面格子を含む外壁の全体的な外観意匠を向上させた面格子構造が開示されている。
実開昭55−101294号公報 実開平6−14396号公報 実開昭58−171493号公報 特開2014−66024号公報
しかしながら、面格子を直接、開口部に嵌め込む構造では、面格子と開口部の形状を正確に一致させなければならない。また、面格子を直接、開口部に嵌め込むと、開口部が変形した際の荷重がそのまま伝達され、面格子が変形したり破損したりしやすくなる。
他方、面格子の取り付け位置が屋外側になる場合、建物の内部側から固定状況を確認することが難しくなる。面格子が建物より外側に飛び出している場合は、確実に固定されている必要がある。
そこで、本発明は、取り付けが容易なうえに建物の内部側から固定状況を確認することが可能な面格子構造、及びそれを備えたインナーバルコニーを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の面格子構造は、建物の略長方形の開口部に設けられる面格子構造であって、間隔を置いて略平行に配列された縦格子と、前記縦格子の前記建物の内部側の上部及び下部に、前記縦格子と略直交する方向に向けて固定された上横格子及び下横格子と、前記開口部の側面間に、前記上横格子及び下横格子の位置にそれぞれ合わせて架け渡された上横桟及び下横桟と、前記上横格子と前記上横桟とを連結させた落下防止金具とを備え、前記上横格子及び下横格子は、前記上横桟及び下横桟にそれぞれ嵌合されているとともに、前記落下防止金具は、前記建物の内部側に露出する位置に固定部が設けられていることを特徴とする。
ここで、前記開口部の側面の少なくとも一方は、柱材である構成とすることができる。また、前記上横格子を前記上横桟に嵌合させた断面は、略長方形に形成されるとともに、前記落下防止金具は略平行な一対の垂下面とそれらの上縁間を繋ぐ水平面とによって形成されており、前記落下防止金具の一対の垂下面は、前記上横格子と前記上横桟の側面にそれぞれ面接触されている構成とすることができる。
さらに、前記上横格子は、長手方向に複数の部材が突き合わされて構成されており、前記落下防止金具は前記上横格子の突き合わせ部の上側を覆うように配置されている構成とすることができる。また、前記上横桟及び下横桟は、前記開口部の側面に固定された取付金具に端部が固定されている構成とすることができる。
また、インナーバルコニーの発明は、上記いずれかに記載の面格子構造が開口部に設けられたことを特徴とする。
このように構成された本発明の面格子構造は、建物の開口部の側面間に架け渡された上横桟及び下横桟に、面格子の上横格子及び下横格子をそれぞれ嵌合させる。
このため、面格子の形状と開口部の形状とを正確に一致させる必要がなく、取り付けを容易に行うことができる。また、開口部が変形しても、直接、面格子に荷重が伝達されないので、変形や破損などを防ぐことができる。
さらに、上横格子と上横桟とを連結させる落下防止金具の固定部が、建物の内部側に露出する位置に設けられている。このため、建物の内部側から固定状況を確認することができる。
また、上横格子を上横桟に嵌合させた断面が略長方形に形成され、略コ字形の落下防止金具をメタルタッチのように面接触させる構成であれば、拘束力が強く、確実に面格子の落下を防ぐことができる。
さらに、上横格子が複数の部材が突き合わされた構成となっていて、落下防止金具によって上横格子の突き合わせ部の上側を覆う構造であれば、継目を補強することができる。
また、上横桟及び下横桟が開口部の側面に固定された取付金具に端部を固定させる構造であれば、上横桟及び下横桟を容易に開口部に架け渡すことができる。
本実施の形態の面格子構造の構成を説明する分解斜視図である。 インナーバルコニーが設けられた住宅の構成を模式的に示した説明図である。 インナーバルコニーを有するバルコニーユニットの構成を説明する斜視図である。 面格子構造の構成を説明する平面図である。 面格子の上横格子を上横桟に取り付ける工程を示した説明図である。 面格子が上横桟に固定された状態を示した説明図である。 落下防止金具を取り付ける工程を説明する斜視図である。 落下防止金具を固定する工程を示した説明図である。 落下防止金具が継目に配置された状態を示した平面図である。 落下防止金具が配置された状態を示した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の面格子構造2の分解斜視図であり、図2,3は、その面格子構造2が設けられる建物1及びバルコニーユニット15の概略構成を説明する図である。
本実施の形態の面格子構造2は、住宅などの建物1の略長方形の開口部11に設けられる。以下では、建物1のインナーバルコニー151の開口部11を面格子構造2によって塞ぐ場合を例に説明する。
図3に示すようなバルコニーユニット15は、ユニット建物の一部として配置される。ここで、ユニット建物とは、工場で製作される複数の建物ユニット及びバルコニーユニット15を建築現場に搬送し、基礎スラブなどの基礎面の上に横方向に並べて1階部を構築するとともに、それらの(下階)建物ユニットの上に別の(上階)建物ユニットとバルコニーユニット15を積み上げることで上層階を構築していく。
建物ユニット及びバルコニーユニット15は、図1に示すように、梁材(13,14)と柱材(12)とによって骨組みが形成される。例えば、四隅に配置される柱材としての柱12,・・・と、その柱12,・・・の下端間に差し渡される梁材としての床梁14,・・・と、柱12,・・・の上端間に架け渡される梁材としての天井梁13,・・・とによってボックス形の骨組構造体に形成される。
一方、バルコニーユニット15は、図2に示すように、建物1の上階において、建物本体部16に隣接して配置される。例えば図3に示したバルコニーユニット15は、屋根を有するインナーバルコニー151を備えており、その2面は、屋外に通じる開口部11,153となっている。
そして、インナーバルコニー151の一方の開口部153には、腰高の手摺部152が設けられる。そして、もう一方の開口部11が面格子構造2によって塞がれる。
本実施の形態の面格子構造2は、図1に示すように、面格子3と、開口部11の側面間に架け渡される上横桟41及び下横桟42と、上横桟41に面格子3を連結させる落下防止金具5とによって主に構成される。
面格子3は、鉛直方向に向けて延伸されるとともに水平方向に間隔を置いて略平行に配列された複数の縦格子31,・・・と、縦格子31と略直交する方向に向けて固定された上横格子32及び下横格子33とによって主に構成される。
上横格子32は、縦格子31の開口部11側(インナーバルコニー151側)の面の上部にリベット324によって固定され、下横格子33は、縦格子31の開口部11側の面の下部にリベット324によって固定される。
また、縦格子31の上端は、上横格子32の上縁よりも上方に突出された高さに位置するとともに、縦格子31の下端は、下横格子33の下縁よりも下方に突出される。
図4,5に示すように、縦格子31は、断面略長方形の筒状の管材によって形成されており、上端は蓋部311によって塞がれている。一方、上横格子32は、図5に示すように、断面視略逆L字形に形成される。なお、下横格子33の構成は、上横格子32と同様であるため詳細な説明は省略する。
上横格子32は、上縁が庇状に張り出されて先端に上爪部321が形成されるとともに、中間部には下爪部322が張り出される。また、下縁には、凸条の下縁部323が設けられる。
面格子3が配置されるインナーバルコニー151の開口部11は、図1に示すように、柱12,12の面によって側面が形成される。そして、柱12,12間には、面格子3の上横格子32及び下横格子33の位置にそれぞれ合わせて、上横桟41及び下横桟42が取り付けられる。
ここで、上横桟41の端部は、L形の取付金具43を介して柱12に固定される。図4,5に示すように、取付金具43は、一片が柱12の外周を覆う化粧材121の側面122に接触されて、タッピンネジ431,431によって柱12の本体に接合される。
また、取付金具43の他片は、上横桟41にボルト432によって固定される。ここで、上横桟41は、断面視略長方形の胴体部411と、面格子3側に設けられる受け部412とによって主に構成される。
受け部412には、階段状に張り出される上支持部412aと、面格子3側に張り出された縁部が壁状に形成される下支持部412bとが形成される。この受け部412は、リベット413によって胴体部411に接合される。
この受け部412は、図5に示すように、開口部11から屋外側に張り出された位置に配置される。そして、この受け部412に、面格子3の上横格子32が上方から引っ掛けられる。
このため、面格子3の縦格子31,・・・は、図4に示すように、開口部11から屋外に張り出された位置に配置される。さらには、図3に示すように、開口部11の縁部は、面格子3に覆われて隠れた状態になる。
すなわち図1及び図4に示すように、上横桟41の胴体部411は、柱12,12間の間隔とほぼ同じ長さに形成されるが、受け部412は、両方の端部412c,412cが柱12,12の正面側(屋外側の側面)に張り出される長さに形成される。
一方、下横桟42は、腰高の手摺(図3の手摺部152参照)を固定するために柱12,12間に取り付けられている胴縁部421と、面格子3側に設けられる受け部422とによって主に構成される。
受け部422は、面格子3側の部分が上横桟41の受け部412と類似する構成であり、階段状に張り出される上支持部(図示省略)と、張り出された縁部が壁状に形成される下支持部(図示省略)とを有している。
また、胴縁部421の端部は、柱12に直接、固定されている。すなわち、柱12,12間に胴縁部421が架け渡されており、その胴縁部421の正面に受け部422が取り付けられる。
面格子3は、図6及び図9に示すように、縦格子31,31間に露出する上横格子32(及び下横格子33)の下部にねじ込まれるドリルネジ34によって、上横桟41(及び下横桟42)に接合される。
詳細には、図6に示すように、上横格子32の側面32aに屋外側からインナーバルコニー151側に向けてねじ込まれたドリルネジ34は、先端が上横桟41の受け部412の下支持部412bを貫通して固定される。
図5,6に示すように、上横格子32の上爪部321は受け部412の上支持部412aの上面に載せられ、上横格子32の下爪部322は受け部412の下支持部412bの先端に載せられる。
また、上横格子32の下縁部323は、受け部412の下支持部412bの下部側面に接触される。このため、ドリルネジ34を締め付けても、面格子3を傾けさせることなく鉛直に取り付けることができる。
このようにして上横桟41に上横格子32を嵌合させて一体化させると、略長方形の断面が形成される。すなわち、略水平な上面41aと、それに対して略直交する面格子3側の側面32a及びインナーバルコニー151側の側面411aが形成される。
それに対して、図7に示すような略コ字形の落下防止金具5を上から嵌めて、上横格子32と上横桟41とを連結させる。詳細には落下防止金具5は、略平行な一対の垂下面5b,5cと、それらの上縁間を繋ぐ水平面5aとによって形成される。
水平面5aの長さは、上横桟41に上横格子32を嵌合させたときの幅とほぼ同じで、垂下面5b,5cは水平面5aに対して略直交される。また、上横桟41側の垂下面5bには、ネジ穴5dが穿孔される。
図8に示すように、落下防止金具5の垂下面5bは、上横桟41の側面411aに対してメタルタッチ(面接触)となる。また、落下防止金具5の垂下面5cは、上横格子32の側面32aに対してメタルタッチ(面接触)となる。
ここで、1つの開口部11を覆う場合に、通常は、図4,9に示すように、複数の面格子3,3の部材が使用される。隣接する面格子3,3の部材間では、それぞれの上横格子32,32の部材の長手方向の端部が突き合わされた状態になり、突き合わせ部320が生じることになる。
落下防止金具5は、この突き合わせ部320の上面及び側面を覆うように取り付けられる。すなわち、突き合わせ部320を挟んだ隣接する縦格子31,31間に、落下防止金具5が取り付けられる。
落下防止金具5は、図7,8,10に示すように、インナーバルコニー151側の垂下面5bのネジ穴5dに、固定部としてドリルネジ51をねじ込むことによって上横桟41に固定される。この固定部となるドリルネジ51のネジ頭は、インナーバルコニー151側に露出している。
次に、本実施の形態の面格子構造2の構築方法、及びその作用について説明する。
まず、図1に示すように、開口部11の柱12,12の側面間に水平に架け渡された胴縁部421に対して、屋外側からインナーバルコニー151側に向けて受け部422を胴縁部421の側面に接触させ、ドリルネジによって胴縁部421に受け部422を接合させる。
一方、上横桟41は、リベット413によって胴体部411と受け部412とが予め接合されており、取付金具43,43を介して胴体部411の両端が柱12,12の側面に固定され、水平に架け渡されることになる。
一方、面格子3は、工場において縦格子31,・・・に上横格子32及び下横格子33が接合された状態に製作されている。ここで、上横桟41と下横桟42との間隔は、面格子3の上横格子32と下横格子33との間隔に合わせて設定されている。
そこで、屋外側からインナーバルコニー151側に向けて面格子3を近付け、図5に示すように、上横格子32が上横桟41の受け部412の上方に来るように位置合わせをする。
この位置関係で面格子3を下方に降ろすと、受け部412の下支持部412bの先端に上横格子32の下爪部322が引っ掛かるとともに、受け部412の上支持部412aの上面に上横格子32の上爪部321が引っ掛かって両者が嵌合される。
同時に下横桟42に対しても、面格子3の下横格子33が嵌合される。そこで、図6に示すように、屋外側から縦格子31,31間に露出された上横格子32及び下横格子33に向けてドリルネジ34をねじ込み、面格子3を上横桟41及び下横桟42に固定する。
さらに、図9に示すように上横格子32,32間の突き合わせ部320に対しては、図7に示すように落下防止金具5を上方から降ろして嵌める。落下防止金具5の固定は、図8に示すように、インナーバルコニー151側からドリルネジ51をねじ込むことによって行う。
このようにして構築された本実施の形態の面格子構造2は、建物1の開口部11の側面を形成する柱12,12間に架け渡された上横桟41及び下横桟42に、面格子3の上横格子32及び下横格子33をそれぞれ嵌合させる。
このため、面格子3の形状と開口部11の形状とを正確に一致させる必要がなく、取り付けを容易に行うことができる。すなわち、面格子3の上横格子32及び下横格子33を直接、柱12,12間に架け渡すためには、柱12,12間の間隔と上横格子32及び下横格子33の長さが正確に一致している必要がある。仮に、一致しない場合は、上横格子32及び下横格子33の長さを調整することになるが、その調整は面格子3全体に影響し、容易に取り付けることができなくなる。
また、柱12を介して地震荷重や風荷重が伝達された場合、本実施の形態の面格子構造2であれば、上横桟41及び下横桟42が荷重を受けることになって、面格子3への荷重の伝達が抑えられて変形や破損などを防ぐことができる。
面格子3は、美観や軽量化のためにアルミなどの軽量な材料で形成されることが多いが、上横桟41及び下横桟42は、作用する荷重の大きさに合わせて自由に選択することができる。
また、上横格子32と上横桟41とを挟持させる落下防止金具5のドリルネジ51が、インナーバルコニー151側に露出する位置にねじ込まれる構成となっている。
このため、インナーバルコニー151から固定状況を、いつでも確認することができる。すなわち、建物の外側に足場を組まなければ確認できないような位置に固定部が存在すると、施工ミスや経年劣化などによって固定されていない状態となっていても、住人は気づくことができない。
これに対してインナーバルコニー151から固定状況が確認できれば、足場解体後や居住開始後でも固定状況を容易に確認することができる。また、落下防止金具5のドリルネジ51に経年劣化などが生じた場合にも、住人はすぐに気が付くことができる。
さらに、上横格子32を上横桟41に嵌合させた断面が略長方形に形成され、略コ字形の落下防止金具5をメタルタッチのように面接触させる構成であれば、拘束力が強く、確実に面格子3の落下を防ぐことができる。
例えば、面格子3の上横格子32を上横桟41の受け部412に引っ掛けただけでドリルネジ34による接合が失念された場合や経年劣化等でドリルネジ34が外れた場合に、落下防止金具5による拘束が無ければ、インナーバルコニー151側からの荷重の作用によって面格子3が持ち上がって外れるおそれがある。
これに対して、落下防止金具5によって上横格子32と上横桟41とが連結されて一体化されていれば、上横格子32のずれが起き難く、面格子3の落下を防ぐことができる。
また、落下防止金具5の一対の平行な垂下面5b,5cを上横桟41の側面411aと上横格子32の側面32aにメタルタッチさせる構成であれば、遊びとなる隙間がないため、一方の垂下面5b側をドリルネジ51で固定するだけで、強固な拘束力を発揮させることができる。
さらに、上横格子32,32が複数の部材が突き合わされた構成となっていて、落下防止金具5によって上横格子32,32の突き合わせ部320の上側を覆う構造であれば、継目を補強することができる。
また、上横桟41及び下横桟42が開口部11の側面を形成する柱12の側面122に固定された取付金具43に端部を固定させる構造であれば、上横桟41及び下横桟42を容易に開口部11に架け渡すことができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、バルコニーユニット15のインナーバルコニー151の開口部11に面格子構造2を設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、在来工法で構築される建物の開口部に対しても、本発明を適用することができる。また、窓などの開口部に対しても、本発明を適用することができる。
1 建物
11 開口部
12 柱(柱材)
122 側面
151 インナーバルコニー
2 面格子構造
3 面格子
31 縦格子
32 上横格子
32a 側面
320 突き合わせ部
33 下横格子
41 上横桟
411a 側面
42 下横桟
43 取付金具
5 落下防止金具
5a 水平面
5b,5c 垂下面
51 ドリルネジ(固定部)

Claims (6)

  1. 建物の略長方形の開口部に設けられる面格子構造であって、
    間隔を置いて略平行に配列された縦格子と、
    前記縦格子の前記建物の内部側の上部及び下部に、前記縦格子と略直交する方向に向けて固定された上横格子及び下横格子と、
    前記開口部の側面間に、前記上横格子及び下横格子の位置にそれぞれ合わせて架け渡された上横桟及び下横桟と、
    前記上横格子と前記上横桟とを連結させた落下防止金具とを備え、
    前記上横格子及び下横格子は、前記上横桟及び下横桟にそれぞれ嵌合されているとともに、
    前記落下防止金具は、前記建物の内部側に露出する位置に固定部が設けられていることを特徴とする面格子構造。
  2. 前記開口部の側面の少なくとも一方は、柱材であることを特徴とする請求項1に記載の面格子構造。
  3. 前記上横格子を前記上横桟に嵌合させた断面は、略長方形に形成されるとともに、前記落下防止金具は略平行な一対の垂下面とそれらの上縁間を繋ぐ水平面とによって形成されており、
    前記落下防止金具の一対の垂下面は、前記上横格子と前記上横桟の側面にそれぞれ面接触されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の面格子構造。
  4. 前記上横格子は、長手方向に複数の部材が突き合わされて構成されており、前記落下防止金具は前記上横格子の突き合わせ部の上側を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面格子構造。
  5. 前記上横桟及び下横桟は、前記開口部の側面に固定された取付金具に端部が固定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の面格子構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の面格子構造が開口部に設けられたことを特徴とするインナーバルコニー。
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