JP6758039B2 - 手摺り - Google Patents
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Description
このようなガラス張りの手摺りをバルコニーに対して形成するには、バルコニーに固定された支柱の上下位置に上枠及び下枠を取付ける工事を行った後、上枠及び下枠に対してガラス板を固定し、上枠及び下枠とガラス板との間をシールして養生することを現場で行う必要があった。
これに対して、ガラス板に框体を取り付けて手摺りの支柱に取り付けることが考えられるが、框体を支柱に直接取り付ける際にガラスパネルを支持する必要があり、作業が大変であるし、支柱に対してブラケット等の取付補助手段を介して取付ける場合であっても、支柱に対するブラケットの固定は高さ方向の位置決め作業が難しく、取付位置を調節可能とすることにより、固定が不十分となる場合が生じやすく、ビス等の緩みによりブラケットが落下する可能性もあった。
本発明を、バルコニーの屋外側縁部に立ち上がるパラペットの上面に設置される手摺りの実施形態を用いて説明する。
本発明の実施形態に係る手摺りは、図1に示すように、建物のバルコニーの外周縁部を立ち上げて形成されたパラペットPの上面に設置されており、図2に示すように、建物躯体に固定される支柱1と、支柱1の上方位置に固定されるパネル上支持手段2と、支柱1の下方位置に固定されるブラケット3と、ブラケット3に取り付けられるパネル下支持手段4と、パネル上支持手段2及びパネル下支持手段4により保持される複数枚のパネルユニット5と、パネル上支持手段2及びパネルユニット5の上面を覆う笠木6とを備えている。
支柱1の固定金具11は、支柱1を固定するために十分な厚さを備える板状部材からなり、バルコニーを形成するパラペットP等に対してボルト等により固定される固定部111と、固定部111の上方に延設されてバルコニーのパラペットP上面から上方に立設する支持部112とから構成される。
支柱1の支柱本体13は、例えばアルミ合金による押出形材により形成され、図3(a)に示すように、断面が中空部を有する略矩形状をなして、その外側見付け面には、外側に開口するブラケット取付溝131が設けられている。
支柱本体13の中空部の断面寸法は、補強金具12の断面外周部の寸法と略同一寸法をしており、補強金具12に対して支柱本体13の中空部を装着することにより、支柱本体13がバルコニーを形成するパラペットPの上面に対して強固に立設される。なお、支柱本体13の上端の小口面には、パネル上支持手段2を固定するための4つのビスホール13aが形成されている。
パネル下支持手段4は、ブラケット3の載置部32上面に載置される水平部41と、水平部41の内側が上方に屈曲して延設された垂直部42とにより断面略L字状の長尺部材として形成されており、ブラケット3の脱落防止片32aに対してパネル下支持手段4の外側端が当接もしくは近接した状態でブラケット3の載置部32に対してネジ止め固定されている。
ブラケット3に対してパネル下支持手段4が載置固定された状態で、ブラケット3の固定壁31とパネル下支持手段4の垂直部42との間には、後述するパネルユニット5のパネル下枠53の下係止片532を挿入するのに十分な間隔が設けられている。
パネル下支持手段4の水平部41の上面には、後述するパネルユニット5のパネル下枠53の下面に当接する突条部41aが設けられている。
パネル上枠52は、下方に開口してパネル51の上端縁が挿入されるガラス間口部521とガラス間口部521の内方面から内方に延び、さらに下方に屈曲して垂下する上係止片522とから形成され、ガラス間口部521の内方面の下端には、ビスホール521aが設けられている。
パネル下枠53は、上方に開口してパネル51の下端縁が挿入されるガラス間口部531とガラス間口部531の内方面上端から内方に延び、さらに下方に屈曲して垂下する下係止片532とから形成され、ガラス間口部531の内面上方位置には、ビスホール531aが設けられている。さらに、パネル下枠53のガラス間口部531の外周面の外側端より垂下片533が設けられ、ガラス間口部531の下面には支持脚531bが設けられている。
なお、パネルユニット5にシール剤s2を注入する際には、パネル上枠52及びパネル下枠53のそれぞれに設けられているビスホール521a,531aを利用して縦枠状の治具(図示はない。)によりパネルユニット5の仮止めがなされ、パネルユニット5の縦の小口部分にパネル上枠52とパネル下枠53とを連結する縦枠状の治具が装着されることにより、パネルユニット5を構成する各部材の位置関係を安定させてシール作業を確実、容易なものとすることができ、また、治具を装着した状態でパネルユニット5を搬送することができ、パネルユニット5のパネル51の破損を防ぐことができる。
次に、上記手摺りの施工方法について、図6を参考にして、説明する。
図6(a)は、手摺りを設置する躯体Bに対して、支柱1の立設位置に合わせて複数の固定金具11を固定する行程を示している。
固定金具11は、躯体Bに対して強固に固定され、支柱1にかかる外力に対して十分な強度を有すれば、特にその構成は限定されるものではないが、本実施形態では、製造等の容易性から所定の厚さ寸法を有するスチール等からなる板状部材として構成されており、例えばバルコニーを形成する構造部材である躯体部間に板状部材である固定金具11の固定部111を挟み込んで、ボルト等により固定することで、躯体Bに対して強固に取り付けることができる。
支柱1に対してその幅寸法の小さい固定金具11と支柱本体13との隙間を埋めるように補強金具12を配置することで、固定金具11に対する支柱本体13のがたつきをなくし、支柱1全体の固定強度を向上させることができる。固定金具11に対して補強金具12が完全に装着されて後にビス等の固定手段n(図3)によって両者が強固に一体化される。
支柱本体13を固定するに際して、支柱本体13のブラケット取付溝131にはブラケット3が予め挿入されて固定されており、支柱本体13を固定することによって、ブラケット3は、支柱本体13より外れることが防止される。
支柱本体13に挿入される補強金具12は、アルミ合金により形成され、断面が中空矩形の中空部の四隅に突片を有する形状であるので、支柱本体13にはビスホール13aを形成する空間を形成することができ、また、補強金具12と支柱本体13との製造誤差を突片の変形等によって吸収することができるので、補強金具12と支柱本体13とをネジ等の固定手段により固定しなくても、強固な連結を可能としている。
支柱本体13の上端小口部には、ビスホール13aが形成されており(図3)、上端面に載置されたパネル上支持手段2の上方から長ネジ等の固定手段nで固定することで、支柱本体13上端にパネル上支持手段2を取付けられる。また、図4(b)に示すように、支柱本体13に固定されたブラケット3の載置部32上面には、複数の載置部32間に亘ってパネル下支持手段4が載置され、上方よりネジ等の固定手段により固定されることで、支柱本体13に対してパネル下支持手段4を取り付けることができる。
ブラケット3の載置部32の外方端部の上面には脱落防止片32aが設けられているので、載置部32に載置されたパネル下支持手段4の外方先端を脱落防止片32aに当接又は近接させることにより、見込み方向の位置決めが簡単にでき、また、パネル下支持手段4をブラケット3に固定する固定手段が緩んでも、パネル下支持手段4が外方に落下することを防止することができる。
パネル51に対するパネル上枠52及びパネル下枠53の固定は、予め工場等で行われており、組み立てられたパネルユニット5が現場に搬送される。現場に搬送されたパネルユニット5のパネル上枠52の上係止片522及びパネル下枠53の下係止片532をパネル上支持手段2の係止片部221及びパネル下支持手段4の垂直部42に係止することで、現場でのシール作業等ガラスを扱うための専門の技術を要することなく、比較的簡単に施工することができる。
パネルユニット5のパネル上枠52の上係止片522とパネル上支持手段2の係止片部221とを係止してからビスでしっかりと固定するので、その後に笠木6で覆う際に、笠木6が取り付けやすく、また、笠木6を取り付けた後は、パネル上支持手段2に対するパネル上枠52の係合部が外れることを防止することができる。
以上、本発明の手摺りとして、パネルユニット5のパネル上枠52が支柱1に固定されたパネル上支持手段2に支持される実施形態を説明したが、本発明の手摺りは、パネルユニット5を支持するパネル上支持手段2を所定高さに配置することができればよく、例えば図7に示す、バルコニーの壁面に支持されるものであってもよい。
例えば、パネル上支持手段2の端部が建物の壁面に近接する場合などには、パネル上支持手段2の端部を壁面に固定された壁面ブラケット7を介して所定高さに配置することができる。建物の壁面に固定される壁面ブラケット7は、例えば、壁面に固定するための垂直面部71とパネル上支持手段2を載置固定する載置面部72とから構成されており、壁面ブラケット7の垂直面部71には、壁面に固定するためのネジ孔が垂直方向に長い長孔71aとして形成されている。
これにより、壁面に対して壁面ブラケット7の高さ位置の微調節が可能となり、例えば支柱1と併用する場合などにも、支柱1の高さに合わせてパネル上支持手段2の端部高さ位置を正確に決定することができる。
本件発明の実施形態に係る手摺りは、上記手摺りとしての構成を備えるとともに、以下のブラケット落下防止構造を備えている。以下、図8を参考に説明する。
図8に示すように、支柱本体13の外側見付け面には、外側面の長さ方向両側縁に側壁131a,131bが寸法t1の間隔をもって外方に延設され、両者の先端が互いに近づくように屈曲して係止壁131c,131dが形成されており、それらによって支柱本体13の外側見付け面に開口部の寸法t2が狭く設定されたブラケット取付溝131が形成されている。
そして、支柱本体13の下端部分において、両係止壁131c,131dは下端から所定寸法t3に亘って切欠かれており、係止壁131c,131dが切欠かれた部分は側壁131a,131bだけが残り、ブラケット取付溝131の下端に高さ寸法t3の切欠部132が形成されることとなる。
また、ブラケット3の載置部32は、切欠部132から突出することができるので、載置部32の幅寸法を両側壁131a,131bの間隔の寸法t1とすることができ、パネル下支持手段4を載置するために広い載置幅を確保することができる。
なお、係止壁131c,131d間の開口部の寸法t2により、パネル下支持手段4が安全に支持できる場合には、切欠部132は必ずしも必要なものではなく、切欠部132が無くても支柱1にブラケット3を支持することができ、また、ブラケット3を固定するネジが緩んだとき等には、ブラケット3の外れを防止することができる。
11 :固定金具
111 :固定部
112 :支持部
12 :補強金具
13 :支柱本体
13a :ビスホール
131 :ブラケット取付溝
131a :側壁
131b :側壁
131c :係止壁
131d :係止壁
2 :パネル上支持手段
21 :固定部分
22 :延設部
221 :係止片部
3 :ブラケット
31 :固定壁
32 :載置部
32a :脱落防止片
4 :パネル下支持手段
41 :水平部
41a :突条部
42 :垂直部
43 :パネル下枠
5 :パネルユニット
51 :パネル
52 :パネル上枠
521 :ガラス間口部
521a :ビスホール
522 :上係止片
53 :パネル下枠
531 :ガラス間口部
531a :ビスホール
531b :支持脚
532 :下係止片
533 :垂下片
533a :外方面
533b :載置面
6 :笠木
61 :端部キャップ
7 :壁面ブラケット
71 :垂直面部
71a :長孔
72 :載置面部
Claims (1)
- 建物躯体に立設される複数本の支柱と、支柱に固定されるブラケットと、ブラケットを介して支柱に取付けられるパネルユニットとを備え、
ブラケットは、支柱に取付けるための固定壁と、固定壁から外方に延出されパネルユニットを載置する載置部とを備え、
支柱は、外側面の両側縁が外方に延設してなる側壁と、両側壁の先端が互いに近づくように屈曲してなる係止壁とによってブラケット取付溝が形成されており、ブラケットの固定壁をブラケット取付溝に挿入し、ブラケットの載置部が係止壁の下端に当接する位置で固定壁がブラケット取付溝の底面にネジ固定されていることを特徴とする手摺り
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