JP2019100174A - 手摺 - Google Patents

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Mamoru Inasawa
衛 稲沢
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Abstract

【課題】 本発明は、作業負担が軽減されて施工が容易となり、かつ施工の精度を高く行えるとともに、構成部品の部品点数を減らすことのできる手摺を提供することにある。【解決手段】 支柱1とパネル5と上枠3と下枠4と竪枠2とを備えており、支柱1は、躯体Rの上に所定の間隔をあけて複数立設するものであり、竪枠2は、パネル押さえ部13と被係止部10を有しており、パネル押さえ部13は、パネル5の躯体外側面に平行して張り出しており、パネル5を躯体外側から押さえるものであり、被係止部10は、パネル押さえ部13の躯体内側部に設けてあり、係止部9は、支柱1と一体成形してあり、係止部9と被係止部10は、いずれか一方が先端を挟持状に形成し、他方が先端に膨らみを有しており、竪枠2を支柱1の外側見付面Mに押し込んだときに、挟持状をなす一方の先端が膨んだ他方の先端を挟み込んで係止することを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、バルコニーや通路等に設置することで歩行者の転落を防ぎ、さらに、歩行の補助や身体を支える機能を有する手摺に関するものである。
バルコニーや通路に設置される手摺は、躯体に埋設したアンカーで支持する支柱を起立する。そして、支柱に上枠と下枠、及びブラケット等の固定金具を取り付け、さらに、ブラケットの先端に竪枠を取り付けて格子桟やガラスパネルを枠内に嵌まり込ませることで形成される。
特開2012−92619号公報
上記のような手摺では、ガラスパネルは竪枠に取り付けた状態で支柱の躯体外側の見付面にある係止部に取り付けるものであった。このことから、作業者はガラスパネルの重量を支えながら支柱に取り付けなければならず、作業負担が大きいものであった。さらに、支柱の躯体外側または躯体内側の見付面に竪枠を取り付けるときにブラケットで固定する。そのブラケットによる固定については、竪枠を支柱に垂直な状態で取り付けるための精度を要する。このことから、施工を慎重に行わなければならないことで相当な時間を要し、さらに、作業者の熟練も必要なことから、現場の手摺の施工後の仕上げに斑が生じる問題があった。
本発明は以上に述べたような実情に鑑み、作業負担が軽減されて施工が容易となり、かつ施工の精度を高く行えるとともに、構成部品の部品点数を減らすことのできる手摺を提供することにある。
本発明の請求項1記載の発明は、支柱とパネルと上枠と下枠と竪枠とを備えており、
支柱は、躯体の上に所定の間隔をあけて複数立設するものであり、上枠は、各支柱の躯体外側見付面の上部間に架設するとともに、下向きに開口した上側パネル呑み込み溝を有しており、下枠は、各支柱の躯体外側見付け面の下部間に配置するとともに、上向きに開口した下パネル呑み込み溝を有しており、パネルは、上端部を上側パネル呑み込み溝に保持してあるとともに、下端部を下側パネル呑み込み溝に保持しており、竪枠は、パネル押さえ部と被係止部を有しており、パネル押さえ部は、パネルの躯体外側面に平行して張り出しており、パネルを躯体外側から押さえるものであり、被係止部は、パネル押さえ部の躯体内側部に設けてあり、係止部は、支柱と一体成形してあり、係止部と被係止部は、いずれか一方が先端を挟持状に形成し、他方が先端に膨らみを有しており、竪枠を支柱の外側見付面に押し込んだときに、挟持状をなす一方の先端が膨んだ他方の先端を挟み込んで係止することを特徴とする。
本発明の請求項2記載の発明は、支柱の係止部と竪枠の被係止部が係止する両側部に、パネルの躯体内側面を保持する竪枠押縁材がそれぞれ取り付けてあることを特徴とする。
本発明の請求項3記載の発明は、竪枠押縁材は、支柱と竪枠に跨ってそれぞれを取り付けるものであり、竪枠側または支柱側のいずれか一方の取付部位は、躯体の内外方向から取り付けてあるとともに、他方の取付部位を支柱と竪枠の側方から押し込むことで取り付けてあることを特徴とする。
本発明のうち請求項1記載の発明によれば、支柱の係止部と竪枠の被係止部のうちの、いずれか一方の先端が挟持状になっており、他方の先端が膨らんでいる。これにより、竪枠を支柱の係止部の正面側から直線方向に取り付けられるので、ガラスパネルを配置した後でも竪枠を取り付けできて、作業者の荷重負担が軽減される。さらに、係止部と被係止部がスナップ式に取り付けられて、竪枠の取り付けに固定金具が不要であることから、作業効率も上がる。しかも、支柱に竪枠を取り付けるための係止部が支柱と一体的に設けてあることにより、竪枠を支柱に取り付けるための手段として他部品を後付けする必要がない。さらに、取付位置の調整が不要であることから、竪枠を支柱の起立方向に沿って垂直に精度よく取り付けることができる。これにより、支柱にパネルを取り付けるときに、工程が省かれて、作業負担の軽減や施工後の不良が大幅に減少する。
本発明のうち請求項2記載の発明によれば、竪枠の被係止部と支柱の係止部が係止する箇所の両側部に、竪枠押縁材をそれぞれ取り付けてある。これにより、竪枠と支柱の係合部との係合箇所の連結強度が高まる。さらに、竪枠押縁材がパネルの側端部に沿って配置されるので、パネルを安定した姿勢で保持できる。
本発明のうち請求項3記載の発明によれば、竪枠押縁材は、支柱側または竪枠側の一方の取付部位に取り付けた後、てこの要領で一方の取付部位を軸として他方の取付部位に回転して取り付ける構造となる。これにより、支柱と竪枠を係止させるときに、竪枠押縁材を容易に取り付けられるので、竪枠を支柱に取り付ける手間と、竪枠と支柱間の係止してある箇所の強度の確保を効率的に行える。
本発明による手摺のうち、ガラスパネルを配置するパネル手摺の実施形態を示す(a)は、支柱のみを一部を拡大した斜視図であり、(b)は、パネルを取り付けた状態を示す一部を拡大した斜視図である。 本実施による手摺の(a)は全体を示す縦断面図であり、(b)は、(a)の要部を拡大したものである。 図2中A−A線断面図である。 本実施による手摺を構成する各部品の展開図を示す平面視した断面図である。 (a)は、図2中Bを拡大して示す上枠の拡大縦断面図であり、(b)は、パネル押さえ部に笠木部材を取り付ける状態を示す拡大縦断面図である。 (a)は、図2中Cを拡大して示す下枠の拡大縦断面図であり、(b)は、胴縁受け材に胴縁材を取り付ける状態を示す拡大縦断面図である。 (a)〜(c)は、本実施による手摺の施工手順のうち、支柱と下枠の取付手順を示す図である。 (a)〜(d)は、本実施による手摺の施工手順のうち、竪枠とパネルの取付手順を示す平面視線した断面図である。 本発明の手摺の他の実施形態として、竪格子を配置した格子手摺の(a)は、全体縦断面図であり、(b)は、(a)中Dを拡大した断面図である。
以下、本発明の手摺の実施形態を各図面に基づいて説明する。
本発明は、バルコニー躯体Rの屋外側縁部に設置されるものを挙げる。
本実施による手摺は、図2に示すように、建物のバルコニー躯体Rの外周縁部を立ち上げて形成されたパラペットPの上面に設置されている。そして、本実施による手摺は、バルコニー躯体Rに固定される支柱1と、支柱1に沿って取り付けられる竪枠2と、支柱1の上方位置に固定される上枠3と、支柱1の下方位置に固定される下枠4と、上枠3と下枠4により保持されるガラスパネル(パネル)5とから構成される。また、本実施によるガラスパネル5は、図示は省略するが、躯体内側と躯体外側に配置する両面二枚のガラス板の間にフィルムを挟んだ三層構造をなすものを使用している。
支柱1は、図1(a)(b)と図2および図4のように、断面ほぼ矩形状をなす中空で長尺な金属製押出形材からなっている。また、支柱1の下端部にはアンカーUが取り付けてあり、支柱1の内周側壁部に設けてある複数のリブ間に嵌合してある。さらに、支柱1の躯体外側見付面Mには、支柱1の長手方向に沿って係止部9が設けてある。この係止部9は、支柱1の躯体外側見付面Mから躯体外側に向けてほぼ垂直にヒレ状に連続して突出しており、その先端部は、ほぼ矢印型に両側が躯体外側から躯体内側に向けて次第に拡がるように張り出している。さらに、図3(a)(b)を参照すれば、係止部9の躯体内側は、ガラスパネル5の躯体外側面にほぼ平行した返し部9aになっており、後記するが、竪枠2の被係止部10と係止したときに、竪枠2が躯体外側に不意に抜けない構造となっている。また、上記した返し部9aの支柱1寄りに位置する係止部9の両側部には、胴縁係止部9b(取付部位)がそれぞれ設けてある。
竪枠2は、図3(a)(b)と図4を参照すれば、被係止部10とガラスパネル5を押さえる外側押さえ片11とから平面視してほぼT字状をなしており、長尺な押出形材で形成してある。また、被係止部10は、その先端の形状が支柱1の係止部9の先端をキャッチできるほぼU字状をなしており、係止部9に押し込むことでスナップ式に係脱する構造となっている。詳しくは、被係止部10の先端には係止部9と対向する側に返しが設けてあり、この返しが係止部9の返し部9aに係ることで、竪枠2が躯体外側に抜け出し不能となる。さらに、外側押さえ片11は、被係止部10を挟んで両側にほぼ水平に突出しており、その内周面は、ガラスパネル5の表面と緊密に接するように平坦に形成してある。また、竪枠2の外側押さえ片11とガラスパネル5の間には、 シール材12が配置してある。シール材12は、竪枠2の外側押さえ片11とガラスパネル5の間に挟まることにより、竪枠2とガラスパネル5との水密性が確保されるとともに、竪枠2とガラスパネル5の間の緩衝手段としても機能する。
竪枠押縁材25は、図3(a)(b)と図4のように、内側押さえ片26と、押さえ支持部27とから全体がほぼT字状に構成されている。また、竪枠押縁材25は、支柱1の係止部9と竪枠2の被係止部10が係止する箇所の両側に取り付けられる。このうち、内側押さえ片26は、ガラスパネル5の躯体内側面に平行するものであり、その端部には、竪枠2の押縁被係止部2a(取付部位)に係止する竪枠係止部28(取付部位)を有している。また、押さえ支持部27は、支柱1の係止部9および竪枠2の被係止部10と平行して配置するものであり、その端部には、支柱1の係止部9の両側にある胴縁係止部9bに係止する胴縁被係止部29(取付部位)が設けてある。
そして、上記の竪枠押縁材25を支柱1と竪枠2に取り付けるときは、支柱1の係止部9に竪枠2の被係止部10を係止した状態から取り付けを始める。竪枠押縁材25の竪枠係止部28を竪枠2の押縁被係止部2aに躯体外側から差し込んで係止する。さらに、上記の押縁被係止部2aを係止した状態で、これを軸とし、竪枠押縁材25を回転させながら胴縁被係止部29を係止部9側に押し込むことで、胴縁被係止部29が胴縁係止部9bと係止する。これにより、竪枠押縁材25が支柱1と竪枠2に跨って互いが躯体の内外方向に抜け出さないように係止する。
上枠3は、図5(a)(b)のように、パネル押さえ部13と笠木部材14とから構成している。パネル押さえ部13は、下向きコ字型のパネル呑み込み溝(上パネル呑み込み溝)15を有し、さらに、このパネル呑み込み溝15の躯体内側には、支柱1の上部と平行して躯体内側にほぼ水平に突出した支柱取付部13aが設けてある。この支柱取付部13aの上面にネジ24cを複数打ち込んで貫通させることで、下面に当接した支柱1のタッピングホールにネジ込み固定する。また、パネル呑み込み溝15の躯体外側箇所と支柱取付部13aの躯体内側箇所のそれぞれ相反する側にそれぞれ爪部16が設けてある。笠木部材14は、躯体外側にパネル押さえ材13を内周部に取り付けるための空間Sが設けてあり、下端部には、パネル押さえ部13の爪部16と係りあう爪受け部17がそれぞれ設けてある。さらに、パネル押さえ部13のパネル呑み込み溝15の内周壁には躯体内側と躯体外側にそれぞれシール材12を取り付けるスライド溝部18が設けてある。
下枠4は、図6(a)(b)のように、ガラスパネル5を上方から受ける受溝部(下パネル呑み込み溝)7を有する胴縁材8と、支柱1に固定して胴縁材8を受ける胴縁受け材19とから構成している。胴縁材8は、躯体外側にガラスパネル5を受ける上向きほぼコ字型の受溝部7を有している。また、躯体内側壁部には、下向き鉤型の係合片20が躯体内側に向けて設けてあり、さらに、下方に突出した垂直片21を有している。胴縁受け材19は、上部に被係合部22を有し、下部に躯体外側に突出した受け片23を有するほぼL字型をなすものである。そして、胴縁受け材19の被係合部22には、胴縁材8の係合片20が上下方向に係合し、さらに、胴縁受け材19の受け片23には、胴縁材8の垂直片21が載ることで、胴縁材8が胴縁受け材19から脱落不能な状態で係合する。また、胴縁材8と胴縁受け材19は、互いが係合した状態では仮固定の状態であるから、係合片20と被係合部22が係合する箇所をネジ24dで固定することにより不意な離脱を防いでいる。
本実施による手摺を構成する上記の各部位を取り付ける手順を以下に説明する。
第一の手順として、図7(a)のように、バルコニー躯体RのパラペットPの縁部に沿って間隔をあけて立設する。このときに、すべての支柱1は、係止部9を躯体外側に向けた状態で設ける。
第二の手順として、図7(b)のように、各支柱1の躯体外側見付面Mの下部を架け渡すように胴縁受け材19をほぼ水平に固定する。さらに、図6(b)を参照すれば、胴縁受け材19の上方から胴縁材8を落とし込んで係合し、この胴縁材8と胴縁受け材19を上下方向にネジ24dで固定する。
第三の手順として、図5(b)を参照すれば、上枠3のパネル押さえ材13のパネル呑み込み溝15をガラスパネル5の上部に嵌めて載置し、さらに、パネル押さえ材13の支柱取付部13aを支柱1の上部に載せる。そして、パネル押さえ材13を支柱1に対してネジ24aで固定し、さらに、支柱取付部13aのそれぞれの爪部16に合わせて笠木部材14を被せていく。ここで、笠木部材14のそれぞれの爪受け部17に対応する支柱取付部13aの爪部16が嵌り込むことにより、支柱1に上枠3が取り付けられる。
第四の手順として、図7(c)のように、胴縁材8の受溝部7にガラスパネル5を落とし込み、このガラスパネル5を自立させた状態で置く。
第五の手順として、図8(a)(b)のように、支柱1の躯体外側見付面Mに設けてある係止部9に竪枠2の被係止部10を押し込んで係止する。さらに、図8(c)のように、前述した係止部9と被係止部10が係止する箇所の両側に竪枠押縁材25をそれぞれ嵌合する。
このときに、図8(d)のように、竪枠押縁材25のパネル押さえ材13とガラスパネル5の間にシール材12を挟み、さらに、コーキング剤などを注入することにより、本実施による手摺の施工が完了する。
上記のように構成された手摺は、以下に示すような作用・効果を奏することになる。
支柱1の躯体外側見付面Mから一体的に設けてある係止部9により、竪枠2を取り付ける受け金具等を支柱1に別途取り付ける工程が不要となる。そして、本実施による手摺の施工時に、竪枠2の取付位置を調整する作業が省かれることで、支柱1の躯体外側見付面Mにガラスパネル5を取り付けるときに、ガラスパネル5の縦横の配置を精度よく行ってバランスをとることができる。これにより、施工工期が短縮される。さらに、竪枠2と支柱1を係止するための特別な部品や、それを支柱1に固定する固定具等が不要となることから、手摺を構成する部品点数が少なくなり、省コスト化を図ることができる。また、
竪枠2を支柱1の躯体外側から押し込んで係止部9と被係止部10がスナップ式に係止することから、一回の手順で竪枠2を支柱1に取り付けできる。さらに、支柱1の躯体外側から直線方向に竪枠2を取り付けできるので、省スペースで作業ができる。しかも、上枠3と下枠4の間にガラスパネル5を入れた後でも竪枠2を取り付けられることから、施工が効率的に行える。下枠4は、支柱1の躯体外側見付面Mに固定してある胴縁受け材19に対し、胴縁材8を上方から引っ掛けるかたちで取り付けることができる。具体的には、胴縁材8の垂直片21を胴縁受け材19の下部にある受け片23の窪みに落とし込むとともに、胴縁材8の係合片20を胴縁受け材19の上部にある被係合部22に載せて係合する。これにより、下枠4の取り付けについても、比較的小さな胴縁受け材19を支柱1の躯体外側見付面Mに固定するのみで、その胴縁受け材19に胴縁材8を引っ掛ける作業だけでガラスパネル5の支持まで行えるので、効率的な手摺の施工が可能となる。
さらに、下枠4は、ガラスパネル5を上方から受ける受溝部7を有する胴縁材8と、支柱1に固定して胴縁材8を受ける胴縁受け材19とから構成している。胴縁材8は、躯体外側にガラスパネル5を受ける上向きほぼコ字型の受溝部7を有している。また、躯体内側壁部には、下向き鉤型の係合片20が躯体内側に向けて設けてあり、さらに、下方に突出した垂直片21を有している。胴縁受け材19は、上部に被係合部22を有し、下部に躯体外側に突出した受け片23を有するほぼL字型をなすものである。そして、胴縁受け材19の被係合部22には、胴縁材8の係合片20が上下方向に係合し、さらに、胴縁受け材19の受け片23には、胴縁材8の垂直片21が載ることで、胴縁材8が胴縁受け材19から脱落不能な状態で係合する。また、胴縁材8と胴縁受け材19は、互いが係合した状態では仮固定の状態であるから、係合片20と被係合部22が係合する箇所をネジ24dで固定することにより不意な離脱を防いでいる。
図9(a)(b)に示すものは、本発明の手摺の下枠4の他の実施形態である。
本実施による手摺は、ガラスパネル5のかわりに複数の竪格子30を配置したものである。そして、格子手摺は、上枠3の下端面と下枠4の上端面がそれぞれフラットに形成してあり、各竪格子30は上枠3と下枠4の胴縁材8の裏面側からネジ24eで固定してある。このときに、各竪格子30をネジ24eで固定した胴縁材8を支柱1に固定してある胴縁受け材19に係合し、次いで、上枠3の上方からネジ24eで各竪格子30をそれぞれ固定していくことで、各竪格子30を上枠3と下枠4の間に容易に固定できる。これにより、格子手摺であっても部品点数が少なく、施工が容易となる。
本発明では、手摺の各構成部材の形状や大きさについて上記の各実施形態に限定されない。また、上枠3は、本実施のようにパネル押さえ部13と笠木部材14を別部材で構成するものでもよいし、一体成型したものでよい。さらに、ガラスパネル5についても、その他、樹脂パネルや木製パネル等であってもよい。また、本発明による手摺は、上記実施形態ではバルコニーに適用したものについて説明しているが、通路やスロープ、階段、間仕切り等、その適用範囲を限定するものではない。
1 支柱
2 竪枠
2a 押縁被係止部(取付部位)
3 上枠
4 下枠
5 ガラスパネル(パネル)
7 受溝部(下パネル呑み込み溝)
8 胴縁材
9 係止部
9a 返し部
9b 胴縁係止部(取付部位)
10 被係止部
11 外側押さえ片(押さえ部)
12 シール材
13 パネル押さえ部
13a 支柱取付部
14 笠木部材
15 パネル呑み込み溝(上パネル呑み込み溝)
16 爪部
17 爪受け部
18 スライド溝部
19 胴縁受け材
20 係合片
21 垂直片
22 被係合部
23 受け片
24a〜24e ネジ
25 竪枠押縁材
26 内側押さえ片
27 押さえ支持部
28 竪枠係止部(取付部位)
29 胴縁被係止部(取付部位)
30 竪格子
M 躯体外側見付面
P パラペット
R バルコニー躯体
S 空間
U アンカー

Claims (3)

  1. 支柱とパネルと上枠と下枠と竪枠とを備えており、
    支柱は、躯体の上に所定の間隔をあけて複数立設するものであり、上枠は、各支柱の躯体外側見付面の上部間に架設するとともに、下向きに開口した上側パネル呑み込み溝を有しており、下枠は、各支柱の躯体外側見付け面の下部間に配置するとともに、上向きに開口した下パネル呑み込み溝を有しており、パネルは、上端部を上側パネル呑み込み溝に保持してあるとともに、下端部を下側パネル呑み込み溝に保持しており、竪枠は、パネル押さえ部と被係止部を有しており、パネル押さえ部は、パネルの躯体外側面に平行して張り出しており、パネルを躯体外側から押さえるものであり、被係止部は、パネル押さえ部の躯体内側部に設けてあり、係止部は、支柱と一体成形してあり、
    係止部と被係止部は、いずれか一方が先端を挟持状に形成し、他方が先端に膨らみを有しており、竪枠を支柱の外側見付面に押し込んだときに、挟持状をなす一方の先端が膨んだ他方の先端を挟み込んで係止することを特徴とする手摺。
  2. 支柱の係止部と竪枠の被係止部が係止する両側部に、パネルの躯体内側面を保持する竪枠押縁材がそれぞれ取り付けてあることを特徴とする請求項1記載の手摺。
  3. 竪枠押縁材は、支柱と竪枠に跨ってそれぞれを取り付けるものであり、
    竪枠側または支柱側のいずれか一方の取付部位は、躯体の内外方向から取り付けてあるとともに、他方の取付部位を支柱と竪枠の側方から押し込むことで取り付けてあることを特徴とする請求項2記載の手摺。
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