JP2012170494A - 車両用昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子の移載時間の短縮化を低コストで行いながら車椅子の移載を適切に行える車両用昇降装置を提供する。
【解決手段】油圧シリンダ5を、伸長により載置部1を上昇移動させ且つ短縮により載置部1を下降移動させる複動型片ロッド式に構成し、作動油ポンプ33からの作動油及び第1シリンダ室34から排出された作動油を第2シリンダ室35に供給して載置部1を増速速度で上昇移動させる状態において、第2シリンダ室35に供給される作動油の圧力を、車椅子が載置支持されていない載置部1を上昇移動させるのに必要な圧力以上で、且つ、車椅子が載置支持されている載置部1を上昇移動させるのに必要な圧力未満に設定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、車椅子を載置支持する載置部が油圧シリンダの伸長により車両の床面に対応して設定された上昇位置に上昇移動され、前記載置部が前記油圧シリンダの短縮により地面に対応して設定された下降位置に下降移動される車両用昇降装置に関する。
かかる車両用昇降装置は、油圧シリンダの伸長により載置部を上昇位置に上昇移動させ、油圧シリンダの短縮により載置部を下降位置に下降移動させて、車椅子を地面上と車両内との間で移載させることができるように構成されているものである。
そして、このような車両用昇降装置において、従来では、油圧シリンダをピストンに対してロッドが片側にのみ設けられた複動型片ロッド式に構成し、油圧シリンダの第1シリンダ室に作動油を供給して第2シリンダ室から作動油を排出することで、油圧シリンダを短縮させて載置部を上昇位置から下降位置に下降移動させ、逆に、油圧シリンダの第2シリンダ室に作動油を供給して第1シリンダ室から作動油を排出することで、油圧シリンダを伸長させて載置部を下降位置から上昇位置に上昇移動させるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−287582号公報
地面上と車両内との間で車椅子を効率よく移載するために、載置部の昇降移動速度を従来の通常速度から増速させて地上側と車両内との間で車椅子を移載するのに要する時間の短縮化が望まれている。
そこで、作動油ポンプよりも高容量の作動油ポンプを用いることにより、載置部を増速速度で昇降移動させて、地面上と車両内との間で車椅子を移載するのに要する時間の短縮化を図ることが考えられるが、高容量の作動油ポンプを用いることで高コストとなる。
そして、車椅子が載置支持されている載置部を増速速度で昇降移動させると、車椅子に着座する搭乗者が安心して搭乗することができない可能性がある。
また、車椅子を載置支持しない載置部を増速速度で下降移動させると、地面側にいる搭乗者や介護者の足等が載置部と地面との間に存在している場合では、その間から足を避けることができず、載置部と地面との間に搭乗者の足が挟まれる可能性がある。
このように、載置部を昇降移動を単純に高速化させると、地面上と車両内との間で車椅子を適切に移載することができなくなる可能性がある。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、車椅子の移載時間の短縮化を低コストで行いながら車椅子の移載を適切に行える車両用昇降装置を提供する点にある。
本発明にかかる車両用昇降装置は、車椅子を載置支持する載置部が油圧シリンダの伸長により車両の床面に対応して設定された上昇位置に上昇移動され、前記載置部が前記油圧シリンダの短縮により地面に対応して設定された下降位置に下降移動されるものであって、その第1特徴構成は、
前記油圧シリンダが、ピストンに対してロッドが片側にのみ設けられて、前記ロッドが存在している側に位置する第1シリンダ室に作動油が供給されることで短縮し、且つ、前記ロッドが存在していない側に位置する第2シリンダ室に作動油が供給されることで伸長する複動型片ロッド式に構成され、前記油圧シリンダに対して作動油を給排する作動油給排機構が、作動油ポンプから吐出された作動油を給排側第1油路に供給し且つ給排側第2油路から作動油を回収する短縮状態と、前記作動油ポンプから吐出された作動油を給排側第2油路に供給し且つ前記給排側第1油路から作動油を回収する伸長状態とに切り換え自在な給排手段と、前記給排側第1油路と前記第1シリンダ室に接続されたシリンダ側第1油路とが互いに接続され且つ前記給排側第2油路と前記第2シリンダ室に接続されたシリンダ側第2油路とが互いに接続された通常用状態と、前記給排用第1油路と前記シリンダ側第1油路と前記シリンダ側第2油路とが互いに接続され且つ前記給排側第2油路が前記シリンダ側第1油路、前記給排側第2油路及び前記シリンダ側第2油路のいずれにも接続されない増速用状態とに切り換え可能な増速用切換手段とを備えて構成され、前記給排手段が前記伸長状態に切り換えられ且つ前記増速用切換手段が前記増速状態に切り換えられている状態において、前記第2シリンダ室に供給される作動油の圧力を、前記車椅子が載置支持されていない前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力以上で、且つ、前記車椅子が載置支持されている前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力未満に設定する圧力設定手段を備えて構成されている点にある。
すなわち、給排手段が短縮状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が通常状態に切り換えられていると、作動油ポンプから吐出された作動油が給排側第1油路及びシリンダ側第1油路を通流して第1シリンダ室に供給され、第2シリンダ室から排出された作動油がシリンダ側第2油路及び給排側第2油路を通流して給排手段に回収されるため、第1シリンダ室には作動油ポンプからの作動油のみが供給されることで油圧シリンダは通常の速度で短縮し、載置部は通常速度で下降移動する。
また、給排手段が伸長状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が通常状態に切り換えられていると、作動油ポンプから吐出された作動油が給排側第2油路及びシリンダ側第2油路を通流して第2シリンダ室に供給され、第1シリンダ室から排出された作動油がシリンダ側第1油路及び給排側第2油路を通流して給排手段に回収されるため、第2シリンダ室には作動油ポンプからの作動油のみが供給されることで油圧シリンダは通常の速度で伸長し、載置部は通常速度で上昇移動する。
そして、給排手段が伸長状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が増速状態に切り換えられていると、給排用第1油路とシリンダ側第1油路とシリンダ側第2油路とが互いに接続されているため、作動油ポンプから吐出された作動油が給排側第1油路及びシリンダ側第1油路を通流して第2シリンダ室に供給され、第1シリンダ室から排出された作動油がシリンダ側第1油路及びシリンダ側第2油路を通流して第2シリンダ室に供給される。第2シリンダ室には作動油ポンプからの作動油に加えて第1シリンダ室からの作動油が供給される。
このように、作動油ポンプから吐出された作動油に加えて第1シリンダ室からの作動油を第2シリンダ室に供給させて、油圧シリンダを通常の速度より増速された速度で伸長させることで、吐出圧力が高い作動油ポンプを用いることなく載置部を増速速度で昇降移動させることができ、吐出圧力が高い作動油ポンプを用いることによる高コスト化を回避することができる。
また、給排手段が伸長状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が増速状態に切り換えられている状態においては、リリーフ弁が作動する圧力の設定や適した吐出容量の作動油ポンプを選択する等により、第2シリンダ室に供給される作動油の圧力が、車椅子が載置支持されていない載置部を上昇移動させるのに必要な圧力以上で、且つ、車椅子が載置支持されている載置部を上昇移動させるのに必要な圧力未満に設定されている。
よって、載置部に車椅子が載置支持されていない場合は、その載置部を増速速度で上昇移動させるのに必要な圧力が得られるため、載置部を増速速度で上昇移動させることができ、載置部に車椅子が載置支持されていない場合は、その載置部を増速速度で上昇移動させるのに必要な圧力が得られないため、載置部を増速速度で上昇移動させることができない。このように、車椅子が載置支持されていない載置部の増速速度での上昇移動は許容しながら、車椅子が載置支持されている載置部の増速速度での上昇移動は防止されている。
また、給排手段が短縮状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が増速状態に切り換えられていると、給排用第2油路は、給排用第1油路、シリンダ側第1油路及びシリンダ側第2油路に接続されていないため、作動油ポンプからの作動油が第2シリンダ室に供給されず、油圧シリンダは短縮しないので、載置部に車椅子が載置支持されているか否かに関らず、載置部の増速速度での下降移動は防止されている。
よって、載置部の増速速度での移動は、載置部が上昇移動するとき、しかも、車椅子を載置支持しない載置部が上昇移動するときのみとなるため、車椅子が載置支持されている載置部を上昇移動及び下降移動するとき、並びに、車椅子が載置支持されていない載置部を下降移動するときは通常速度で昇降移動させて、車椅子の移載を適切に行うことができながら、車椅子を載置支持しない載置部が上昇移動するときに増速速度で上昇移動させて、車椅子の移載時間の短縮化を図ることができる。
従って、車椅子の移載時間の短縮化を低コストで行いながら車椅子の移載を適切に行える車両用昇降装置を提供することができるに至った。
本発明にかかる車両用昇降装置の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記第2シリンダ室に供給される作動油の圧力が、前記車椅子が載置支持されている前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力以上になると作動するリリーフ弁が設けられている点にある。
すなわち、通常、作動油ポンプに対して作動油を給排する作動油給排機構には、配管内の油圧が異常に高くなることを防止するためにリリーフ弁が設けられている。このように通常設けられているリリーフ弁の設定圧力を調整するだけで、車椅子が載置支持されている載置部が増速速度で上昇移動することを規制することができる。
本発明にかかる車両用昇降装置の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、通常指令を指令する通常操作状態と増速指令を指令する増速操作状態とに操作者の手動操作にて切り換え操作可能な手動操作具と、前記手動操作具の前記通常指令に基づいて前記増速用切換手段を前記通常用状態に切り換え且つ前記手動操作具の前記増速指令に基づいて前記増速用切換手段を増速用状態に切り換える切換手段とが設けられている点にある。
すなわち、介護者等の操作者が手動操作具を通常操作状態に切り換え操作することで、増速用切換手段を通常状態に切り換えて載置部が通常速度で昇降移動させることができる。そして、給排手段が伸長状態に切り換えられているときは、操作者が手動操作具を増速操作状態に切り換え操作することで、作動油給排機構の機能により、車椅子が載置支持されていない載置部は増速速度で上昇移動させることができるが、車椅子が載置支持されている載置部を増速速度で上昇移動すること及び下降移動することは防止される。
よって、車椅子が載置支持されていない載置部を上昇移動させる速度を操作者が通常速度と増速速度とに選択することができながら、手動操作具を誤操作しても車椅子が載置支持されている載置部が増速速度で上昇移動することや下降移動することを防止でき、車両用昇降装置を使い勝手のよいものとすることができる。
車両用昇降装置の斜視図 車両用昇降装置の平面図 油圧シリンダと昇降リンク機構とを示す斜視図 載置部と昇降枠とを示す斜視図 車両用昇降装置の動きを示す側面図 増速用切換手段を通常用状態に切り換えたときの作動油の流れを示す油圧回路図 増速用切換手段を増速用状態に切り換えたときの作動油の流れを示す油圧回路図 車椅子が載置されていない載置部を増速速度で上昇移動させるときの作動油の流れを示す油圧回路図 車椅子が載置支持された載置部を増速速度で上昇移動させるときの作動油の流れを示す油圧回路図 制御ブロック図 別実施形態(3)及び別実施形態(4)における油圧回路図
以下、本発明にかかる車両用昇降装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、車両用昇降装置Lは、後部の開口部Oを開閉する開閉扉Dを備えたワゴン車のような車両Vにおいて、その後部に搭載して用いられているものである。
車両用昇降装置Lは、車椅子Cを載置する平板状の載置部1、載置部1を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠2、下端部に昇降枠2が連結された左右一対のアーム3、アーム3を車両V側に連結する左右一対の昇降リンク機構4(図3参照)、この左右一対の昇降リンク機構4を駆動操作して載置部1を昇降移動させる左右一対の油圧シリンダ5(図3参照)を備え、基枠7を介して車両Vの床面F上に固着可能に構成されている。
次に、車両用昇降装置Lについて詳述するが、便宜上、車両Vの車両前後方向を車両内外方向として、車両前方側を車両内方側、車両後方側を車両外方側と称する場合があり、後方(外方)から前方(内方)を見た状態で、車両横幅方向の一方側を左側、他方側を右側として左右方向を特定して説明する。
また、左右に位置する部材については、左右の勝手違いはあるものの、略同じ構成なので、左右いずれか一方のみについて説明し、左右で構成の異なる部材については、その都度説明を加える。
図3に示すように、基枠7には、その左右両端部に上方に突出する基枠側ブラケット8が立設されており、上リンク部材9の基端部が第1ピン11aを介して基枠側ブラケット8に枢支連結され、下リンク部材10の基端部が第2ピン12aを介して基枠側ブラケット8に枢支連結されている。
また、左右一対のアーム3の夫々の上端部には、アーム側ブラケット13が設けられており、上リンク部材9の先端部が第3ピン11bを介してアーム側ブラケット13に枢支連結され、下リンク部材10の先端部が第4ピン12bを介してアーム側ブラケット13に枢支連結されている。
これら上リンク部材9、下リンク部材10、基枠側ブラケット8及びアーム側ブラケット13により平行四連リンク式の昇降リンク機構4が構成されており、その昇降リンク機構4は、リンク用カバー14にて覆われている。
図4に示すように、昇降枠2は、底壁部の車両横幅方向の両端部分に側壁部を立設させて、車両前後方向視での形状が上方が開放されたコ字状に形成されており、側壁部の上端部分にアーム3の下端部が連結されている。載置部1は、平面視での形状が矩形状に形成されている。
そして、載置部1の左右横幅方向の両端部には、車両内外方向に沿うレール部16が設けられており、このレール部16には、昇降枠2に設けられた複数の案内ローラ17が嵌合している。また、載置部1の左右方向の一端部には、前後方向に沿ってラック(図示せず)が設けられており、このラックには、昇降枠2に設けられているスライド用電動モータ19(図10参照)のピニオンが噛合している。
つまり、載置部1は、レール部16が複数の案内ローラ17にて案内支持される形態で昇降枠2にて車両内外方向に移動自在に支持されており、スライド用電動モータ19が正逆に回転駆動されることにより、図5(c)に示すような、昇降枠2に対して車両前後方向の前方側に移動して車両V内に位置する格納位置と、図5(b)に示すような、昇降枠2に対して車両前後方向の後方側に移動して車両Vの外方に突出する突出位置とにスライド移動自在に構成されている。
図4に示すように、昇降枠2の車両内方側の端部には、載置部1が格納位置から突出位置にスライド移動するに伴って起立姿勢に切り換えられ、載置部1が突出位置から格納位置にスライド移動するに伴って車両前方側に転倒させた転倒姿勢に切り換えられる前受け止め体21が設けられている。
また、図1に示すように、載置部1の車両外方側の端部には、起立させた起立姿勢とこの起立姿勢から車両後方側に転倒させた転倒姿勢とに切り換え操作可能な後受け止め体22が設けられており、この後受け止め体22は、手動操作及び後受け止め体用電動モータ23(図10参照)の駆動による電動操作によって切り換え可能に構成されている。
載置部1には、車椅子Cを載置部1に固定する固定装置24、及び、車椅子Cに着座した搭乗者を車椅子Cに保持するシートベルト装置25、車椅子Cに着座した搭乗者が把持する手すり26等が設けられている。シートベルト装置25は、ベルト25aを巻き取り及び繰り出すベルト巻き取り部25bと、ベルト25aの先端部を接続する接続部25cとを備えて構成されている。ベルト巻き取り部25bは、載置部1の車両横幅方向の一端部に立設された手すり26に支持されており、接続部25cは、載置部1の車両横幅方向の他端部に設けられている。
図1及び図10に示すように、載置部1の上昇移動及び下降移動を指令する指令手段としてのペンダント式の操作具28が設けられており、この操作具28には、操作者にて押し操作される上昇スイッチ29、下降スイッチ30及び開きスイッチ27が備えられており、上昇スイッチ29が押し操作されるに伴って載置部1を上昇移動させる上昇指令を指令し、下降スイッチ30が押し操作されるに伴って載置部1を下降移動させる下降指令を指令し、開きスイッチ27が押し操作されるに伴って後受け止め体22を起立姿勢から転倒姿勢に姿勢変更させる開き指令を指令するように構成されている。
また、操作具28には、操作者にて通常用操作姿勢と増速用操作姿勢とに選択的に切り換え操作可能な増速スイッチ31が設けられており、増速スイッチ31が通常用操作姿勢に切り換え操作されるに伴って載置部1を通常速度で昇降移動させる通常指令を指令し、増速スイッチ31が増速用操作姿勢に切り換え操作されるに伴って載置部1を通常速度より増速された増速速度で上昇移動させる増速指令するように構成されている。
つまり、増速スイッチ31は、載置部1を通常速度で上昇移動させる通常指令を指令する通常用操作姿勢(通常操作状態)と載置部1を増速速度で上昇移動させる増速指令を指令する増速用操作姿勢(増速操作状態)とに操作者の手動操作にて切り換え可能な手動操作具に相当する。
次に、油圧シリンダ5について説明を加える。
図6及び図7に示すように、油圧シリンダ5は、ピストン5aに対してロッド5bが片側にのみ設けられて、ロッド5bが存在している側に位置する第1シリンダ室34に作動油が供給されることで短縮し、且つ、ロッド5bが存在していない側に位置する第2シリンダ室35に作動油が供給されることで伸長する複動型片ロッド式に構成されている。ちなみに、本実施形態では、ロッド5bの径は20mm、第1シリンダ室34及び第2シリンダ室35のボア径は40mmに設定されている。
そして、図3に示すように、油圧シリンダ5のチューブ5c側が第2ピン12aを介して基枠7の基枠側ブラケット8に枢支連結され、油圧シリンダ5のロッド5b側が第3ピン11bを介してアーム3のアーム側ブラケット13に枢支連結されている。このように装着された油圧シリンダ5は、図10(a)に示すように、油圧シリンダ5が短縮することにより、昇降リンク機構4が車両V外方側に転倒する姿勢に姿勢変更されて載置部1が地面G上の下降位置に下降移動され、図10(b)及び図10(c)に示すように、油圧シリンダ5が伸長することにより、昇降リンク機構4が車両V内方側に起立する姿勢に姿勢変更されて載置部1が床面F上の上昇位置に上昇移動されるように設けられている。
ちなみに、車両横幅方向視において、油圧シリンダ5は、上リンク部材9と下リンク部材10との間で且つ基枠側ブラケット8とアーム側ブラケット13との間に位置するように設けられており、平面視において、油圧シリンダ5は、上リンク部材9及び下リンク部材10の横幅内に収まるように設けられている。
地面G上の下降位置が、地面Gに対応して設定された下方位置であり、床面F上の上昇位置が、床面Fに対応して設定された上昇位置である。
次に、油圧シリンダ5に対して作動油を給排する作動油給排機構としての油圧回路32について説明する。
図6及び図7に示すように、作動油ポンプ33の第1吐出側と油圧シリンダ5の第1シリンダ室34とが第1油路36にて連通され、作動油ポンプ33の第2吐出側と油圧シリンダ5の第2シリンダ室35とが第2油路37にて連通されており、第1油路36及び第2油路37との夫々には、パイロット圧操作式の逆止弁38と流量制御弁39とが設けられている。
また、ドレンタンク40と第1油路36及び第2油路37とが供給用油路42にて連通されており、この供給用油路42には、ドレンタンク40側への作動油の逆流を防止する供給用逆止弁41を備えている。さらに、ドレンタンク40と第1油路36及び第2油路37とが排出用油路44にて連通されており、この排出用油路44には、第1油路36及び第2油路37側への作動油の逆流を防止する排出用逆止弁43やリリーフ弁45が備えられている。
作動油ポンプ33は、ポンプ用電動モータ46により正逆両方向に回転駆動されて作動油の吐出方向が変更される両回転式のポンプにて構成されている。
そして、図6(b)に示すように、ポンプ用電動モータ46を正転駆動させて作動油ポンプ33を正方向に回転駆動させることで、作動油が供給用油路42及び第1油路36を流通して油圧シリンダ5の第1シリンダ室34に供給されるとともに、第2シリンダ室35の作動油が排出されて、油圧シリンダ5が短縮するようになっている。
第2シリンダ室35から排出された作動油は、第2油路37を通流して作動油ポンプ33の第2吐出側から吸引され、この作動油が作動油ポンプ33から吐出される。また、作動油ポンプ33に吸引されない余剰分の作動油は排出用油路44を流通してドレンタンク40に排出されるようになっている。
また、図6(a)に示すように、ポンプ用電動モータ46を逆転駆動させて作動油ポンプ33を逆方向に回転駆動させることで、ドレンタンク40の作動油が供給用油路42及び第2油路37を流通して油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給されるとともに、第1シリンダ室34の作動油が排出されて、油圧シリンダ5が伸長するようになっている。
第1シリンダ室34から排出された作動油は、第2油路37を通流して作動油ポンプ33の第1吐出側から吸引されるとともに、作動油ポンプ33に吸引される不足分の作動油が排出用油路44を通流して作動油ポンプ33の第1吐出側から吸引され、この作動油が作動油ポンプ33から吐出されるようになっている。
このように、ポンプ用電動モータ46を正逆駆動させて作動油ポンプ33の吐出方向を変更することで、作動油ポンプ33から吐出された作動油を第1油路36(給排側第1油路36a)に供給して作動油を第1シリンダ室34に供給し且つ第2シリンダ室35から排出された作動油を第2油路37(給排側第2油路37a)からドレンタンク40に回収する短縮状態と、作動油ポンプ33から吐出された作動油を第2油路37(給排側第2油路37a)に供給して作動油を第2シリンダ室35に供給し且つ第1シリンダ室34から排出された作動油を第1油路36(給排側第1油路36a)からドレンタンク40に回収する伸長状態とに切り換え可能に構成されている。つまり、ポンプ用電動モータ46、作動油ポンプ33及びドレンタンク40等にて給排手段47が構成されている。
ちなみに、ポンプ用電動モータ46を正方向に駆動させた状態が短縮状態に切り換えた状態であり、ポンプ用電動モータ46を逆方向に駆動させた状態が伸長状態に切り換えた状態である。
油圧回路32には、第1シリンダ室34から排出された作動油をドレンタンク40に流動させる通常状態と、作動油ポンプ33から第2シリンダ室35に供給される作動油に第1シリンダ室34から排出された作動油を合流させる増速状態とに切り換え可能な増速用切換手段としての増速用切換弁49が備えられており、次に、この増速用切換弁49について説明する。
増速用切換弁49は、第1油路36に設けられており、その増速用切換弁49と第2油路37とがバイパス油路50により連通されている。以下、第1油路36におけるバイパス油路50が接続された箇所よりも作動油ポンプ側の油路部分を、作動油ポンプ33の第1吐出側に接続された給排側第1油路36aと称し、第1油路36におけるバイパス油路50が接続された箇所より油圧シリンダ側の油路部分を、第1シリンダ室34に接続されたシリンダ側第1油路36bと称する。また、第2油路37における増速用切換弁49が設けられた箇所よりも作動油ポンプ側の油路部分を、作動油ポンプ33の第2吐出側に接続された給排側第2油路37aと称し、第2油路37におけるバイパス油路50が接続された箇所より油圧シリンダ側の油路部分を、第2シリンダ室35に接続されたシリンダ側第2油路37bと称する。
増速用切換弁49には、給排側第2油路37aとシリンダ側第2油路37bとバイパス油路50とが接続されており、給排側第2油路37aとシリンダ側第2油路37bとを互いに接続し且つ第2油路37とバイパス油路50とを互いに分断させる通常用切換位置(図6参照)と、シリンダ側第2油路37bとバイパス油路50とを互いに接続し且つ給排側第2油路37aとシリンダ側第2油路37b及びバイパス油路50とを互いに分断させる増速用切換位置(図7参照)との2位置に切り換え可能に構成されている。
ちなみに、増速用切換弁49は、通常用切換位置側に付勢され且つソレノイドへの通電により増速用切換位置に切り換え操作される電磁弁にて構成されている。また、増速用切換弁49が通常用切換位置に切り換えられた状態が通常状態であり、増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換えられた状態が増速状態である。
増速用切換弁49が通常用切換位置に切り換えられた状態では、給排側第1油路36aは、シリンダ側第1油路36bと給排側第2油路37aとシリンダ側第2油路37bとのうちのシリンダ側第1油路36bのみに接続され、且つ、給排側第2油路37aは、給排側第1油路36aとシリンダ側第1油路36bとシリンダ側第2油路37bとのうちのシリンダ側第2油路37bのみに接続されており、この状態が通常用状態に相当する。
また、増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換えられた状態では、給排側第1油路36aは、シリンダ側第1油路36bと給排側第2油路37aとシリンダ側第2油路37bとのうちのシリンダ側第1油路36b及びシリンダ側第2油路37bにのみ接続され、且つ、給排側第2油路37aは、給排側第1油路36aとシリンダ側第1油路36bとシリンダ側第2油路37bとのいずれにも接続されておらず、この状態が増速用状態に相当する。
そして、図7(a)に示すように、作動油ポンプ33を逆方向に回転駆動させてドレンタンク40の作動油を油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給させるときに、増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換え操作されていると、作動油ポンプ33からの作動油が第2油路37を通流して油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給されるとともに、第1シリンダ室34の作動油がバイパス油路50を通流して第2油路37を通流する作動油に合流して第2シリンダ室35に供給される。このように作動油ポンプ33を逆方向に回転駆動させ且つ増速用切換弁49を増速用切換位置に切り換え操作させることで、作動油ポンプ33からの作動油に加えて第1シリンダ室34から排出された作動油を第2シリンダ室35に供給することができるため、第2シリンダ室35に供給される単位時間当たりの作動油量が多くなるので、油圧シリンダ5の伸長速度が増速されるようになっている。
また、図7(b)に示すように、作動油ポンプ33を正方向に回転駆動させてドレンタンク40の作動油を油圧シリンダ5の第1シリンダ室34に供給させるときに、増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換え操作されていると、給排側第2油路37aとシリンダ側第2油路37b及び第1油路36とが分断されているため、作動油ポンプ33からの作動油は、油圧シリンダ5に供給されず油圧シリンダ5は短縮されないので、油圧シリンダ5の短縮速度が増速されないようになっている。
このように、作動油ポンプ33を逆方向に回転駆動させてドレンタンク40の作動油を油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給させるときに、増速用切換弁49を通常用切換位置に切り換え操作することで、第1シリンダ室34から排出された作動油をドレンタンク40に流通させる通常状態に切り換えられ、増速用切換弁49を増速用切換位置に切り換え操作することで、第1シリンダ室34から排出された作動油を第2シリンダ室35に流通させる増速状態に切り換えられるように構成されている。
作動油ポンプ33、逆止弁38及び流量制御弁39等は一体的に組み付けられてパワーユニットUにユニット化されており、第1油路36におけるパワーユニットUの外部に位置する油路部分に増速用切換弁49が備えられており、第2油路37におけるパワーユニットUの外部に位置する油路部分にバイパス油路50が接続されている。
図10に示すように、制御手段としての制御装置Hは、載置部1の車両Vに対する高さを検出する昇降位置検出手段51からの検出情報、昇降枠2に対する載置部1のスライド位置を検出するスライド位置検出手段52からの検出情報、及び、操作具28からの指令情報が入力され、これらの情報に基づいてポンプ用電動モータ46、スライド用電動モータ19及び後受け止め体用電動モータ23の作動が制御されるように構成されている。
また、制御装置Hは、操作具28の増速スイッチ31からの指令情報に基づいて増速用切換弁49の作動を制御するように構成されている。説明を加えると、制御装置Hは、増速スイッチ31の通常指令に基づいて増速用切換弁49を通常用切換位置に切り換え操作し、増速スイッチ31の増速指令に基づいて増速用切換弁49を増速用切換位置に切り換え操作するべく、増速用切換弁49のソレノイドに対する通電の切り換え制御を行うように構成されている。
よって、制御装置Hは、増速スイッチ31の通常指令に基づいて増速用切換弁49を通常用切換位置に切り換え且つ増速スイッチ31の増速指令に基づいて増速用切換弁49を増速用切換位置に切り換える切換手段に相当する。
次に、制御装置Hによる載置部1の移動制御について説明する。
載置部1は、通常、上昇位置に上昇移動し且つ突出位置にスライド移動しており、車両V内に格納されている。このような状態で上昇スイッチ29が押し操作されると、スライド用電動モータ19を正方向に回転駆動させて載置部1を格納位置から突出位置側に向けてスライド移動させ、スライド位置検出手段52の検出情報に基づいてスライド用電動モータ19を停止させて載置部1を突出位置に停止させる。その後、ポンプ用電動モータ46を正方向に回転駆動させて油圧シリンダ5を短縮させることにより載置部1を上昇位置から下降位置に向けて下降移動させ、昇降位置検出手段51の検出情報に基づいてポンプ用電動モータ46を停止させて載置部1を下降位置に停止させる。
このように載置部1が下降位置に位置している状態で、下降スイッチ30が押し操作されると、ポンプ用電動モータ46を逆方向に回転駆動させて油圧シリンダ5を伸長させることで載置部1を下降位置から上昇位置に向けて上昇移動させ、昇降位置検出手段51の検出情報に基づいてポンプ用電動モータ46を停止させて載置部1を上昇位置に停止させる。その後、スライド用電動モータ19を逆方向に回転駆動させて載置部1を突出位置から格納位置側に向けてスライド移動させ、スライド位置検出手段52の検出情報に基づいてスライド用電動モータ19を停止させて載置部1を格納位置に停止させる。
そして、載置部1が上昇位置から下降位置に下降移動するときに、増速スイッチ31が通常用操作位置に操作されていると、作動油ポンプ33からの作動油が油圧シリンダ5の第1シリンダ室34に供給され且つ第2シリンダ室35の作動油がドレンタンク40に排出される。このように、作動油ポンプ33からの作動油のみが油圧シリンダ5の第1シリンダ室34に供給されることで、油圧シリンダ5は通常の速度で短縮するため、載置部1は通常速度で下降移動する。
また、載置部1が下降位置から上昇位置に上昇移動するときに、増速スイッチ31が通常用操作位置に操作されていると、作動油ポンプ33からの作動油が油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給され且つ第1シリンダ室34の作動油がドレンタンク40に排出される。このように、作動油ポンプ33からの作動油のみが油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給されることで、油圧シリンダ5は通常の速度で伸長するため、載置部1は通常速度で上昇移動する。
また、載置部1が上昇位置から下降位置に下降移動するときに、増速スイッチ31が増速用操作位置に操作されていると、作動油ポンプ33からの作動油がドレンタンク40に排出される。このように、作動油ポンプ33からの作動油が油圧シリンダ5に供給されないことで、油圧シリンダ5は伸縮しないため、載置部1は上昇位置から下降移動しない。
そして、載置部1が下降位置から上昇位置に上昇移動するときに、増速スイッチ31が増速用操作位置に操作されていると、作動油ポンプ33からの作動油が油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給されるとともに第1シリンダ室34の作動油も第2シリンダ室35に供給される。このように、作動油ポンプ33からの作動油に加えて油圧シリンダ5の第1シリンダ室34の作動油が第2シリンダ室35に供給されることで、油圧シリンダ5は通常の速度より増速された速度で伸長するため、載置部1は増速速度で上昇移動する。
油圧回路32に設けられたリリーフ弁45は、給排手段47が伸縮状態に切り換えられ且つ増速スイッチ31が増速用切換位置に切り換えられている状態において、車椅子Cが載置支持されている載置部1の上昇移動を規制する圧力設定手段として設けられている。次に、このリリーフ弁45について説明を加える。
第1シリンダ室34に供給される作動油の圧力、又は、第2シリンダ室35に供給される作動油の圧力が設定圧力以上となり、リリーフ弁45が設けられている排出用油路44の作動油の圧力が設定圧力以上となると、そのパイロット圧によりリリーフ弁45が作動して開き、排出用油路44におけるドレンタンク側への通流が許容されるように構成されている。
そして、リリーフ弁45の設定圧力は、給排手段47が伸長状態に切り換えられ且つ増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換えられている状態において、車椅子Cが載置支持されていない載置部1の上昇移動に必要な圧力以上で、且つ、車椅子Cが載置支持されている載置部1の上昇移動に必要な圧力以下に設定されている。
説明を加えると、例えば、車椅子Cが載置支持されていない載置部1を増速速度で下降位置から上昇位置に上昇移動させるときに必要な最高圧力が12.3Mpaであり、車椅子Cが載置支持されている載置部1を増速速度で下降位置から上昇位置に向けて上昇移動させるときに必要な圧力が13.9Mpaである場合では、12.3Mpa未満で且つ13.9Mpaを超える圧力、具体的には13Mpaにリリーフ弁45の設定圧力が設定されている。
このようにリリーフ弁45の設定圧力を設定することにより、車椅子Cが載置支持されていない載置部1を増速速度で上昇移動させるときはリリーフ弁45が作動しないため、載置部1を下降位置から上昇位置に増速速度で上昇移動させることができ、車椅子Cが載置支持されている載置部1を上昇移動させるときはリリーフ弁45が作動するため、載置部1を下降位置から上昇位置に向けて上昇移動しないようになっている。
ちなみに、車椅子Cが載置支持されている載置部1を通常速度で昇降移動させるときに必要な最高圧力は、車椅子Cが載置支持されていない載置部1を増速速度で上昇移動させるときに必要な最高圧力より小さく、通常速度では車椅子Cが載置支持されているか否かに関らず載置部1を昇降移動させることができるようになっている。
このように増速用切換弁49を設け、リリーフ弁45の設定圧力を設定することで、高容量の作動油ポンプ33を用いることなく、車椅子Cを載置支持しない載置部1を上昇移動させるときのみ増速速度で上昇移動させることができるため、車椅子Cの移載を適切に行うことができながら車椅子Cの移載時間の短縮化を図ることができるようになっている。
〔別実施形態〕
(1) 上記実施形態では、リリーフ弁45を、車椅子Cが載置支持されている載置部1を増速速度で上昇移動させるのに必要な圧力以上になると作動するように設定圧力を設定して、車椅子Cが載置支持されている載置部1の増速速度での上昇移動を規制するように構成して、圧力設定手段としてリリーフ弁45を設けたが、作動油ポンプ33を、車椅子Cが載置支持されていない載置部1を増速速度で上昇移動させるのに必要な圧力以上で且つ車椅子Cが載置支持されている載置部1を増速速度で上昇移動させるのに必要な圧力未満の最高吐出圧力のものを用いて、車椅子Cが載置支持されている載置部1の増速速度での上昇移動を規制するように構成して、圧力設定手段として作動油ポンプ33を設けてもよい。
(2) 上記実施形態では、通常指令と増速指令とを指令する手動操作具を、上昇指令や下降指令を指令する昇降指令操作具(上昇スイッチ29や下降スイッチ30)及び開き指令を指令する開き指令操作具(開きスイッチ27)とは別に設けたが、昇降指令操作具や開き指令操作具を手動操作具に兼用してもよい。具体的には、上昇スイッチ29と開きスイッチ27とを同時に押し操作することで増速指令とを指令するようにしてもよく、また、上昇スイッチ29を短時間に2回押し操作することで増速指令とを指令するように構成してもよい。
(3) 上記実施形態では、作動油ポンプ33として両回転式のポンプを備えて、作動油ポンプ33を正方向に回転駆動させることで給排手段47を短縮状態に切り換え、作動油ポンプ33を逆方向に回転駆動させることで給排手段47を伸長状態に切り換えるようにしたが、図11に示すように、作動油ポンプ33として一方向回転式のポンプを備え、作動油ポンプ33から吐出された作動油を給排側第1油路36aに供給させる短縮用切換位置と作動油ポンプ33から吐出された作動油を給排側第2油路37aに供給させる伸長用切換位置とに切り換え自在な伸縮用切換弁53を備えて、伸縮用切換弁53を短縮用位置に切り換えることで給排手段47を短縮状態に切り換え、伸縮用切換弁53を伸長用位置に切り換えることで給排手段47を伸長状態に切り換えるように構成してもよい。
(4) 上記実施形態では、増速用切換弁49に、給排側第1油路36a、シリンダ側第1油路36b及びバイパス油路50を接続し、そのバイパス油路50を第2油路37に接続したが、増速用切換弁49に、給排側第2油路37a、シリンダ側第2油路37b及びバイパス油路50を接続し、そのバイパス油路50を第1油路36に接続してもよく、また、図11に示すように、増速用切換弁49に、給排側第1油路36a、シリンダ側第1油路36b、給排側第2油路37a及びシリンダ側第2油路37bを接続して、バイパス油路50を設けないようにしてもよい。
(5) 上記実施形態では、車両Vの一例としてワゴン車を示し、そのワゴン車の後部に車両用昇降装置を装着した例を示したが、車両Vとしては、ワゴン者以外にも、普通乗用車、バス、トラックなど、種々の車両に適用することができ、また、その装着箇所についても、車両Vの後部に限ることなく、車両Vの前後方向の中間部に装着して、載置部1を車両横幅方向に移動させながら昇降移動させるように構成することもできる。
1 載置部
5 油圧シリンダ
5a ピストン
5b ロッド
31 手動操作具
32 作動油給排機構
33 作動油ポンプ(圧力設定手段)
34 第1シリンダ室
35 第2シリンダ室
36a 給排側第1油路
36b シリンダ側第1油路
37a 給排側第2油路
37b シリンダ側第2油路
45 リリーフ弁(圧力設定手段)
47 給排手段
C 車椅子
F 床面
H 切換手段
V 車両
本発明にかかる車両用昇降装置は、車椅子を載置支持する載置部が油圧シリンダの伸長により車両の床面に対応して設定された上昇位置に上昇移動され、前記載置部が前記油圧シリンダの短縮により地面に対応して設定された下降位置に下降移動されるものであって、その第1特徴構成は、
前記油圧シリンダが、ピストンに対してロッドが片側にのみ設けられて、前記ロッドが存在している側に位置する第1シリンダ室に作動油が供給されることで短縮し、且つ、前記ロッドが存在していない側に位置する第2シリンダ室に作動油が供給されることで伸長する複動型片ロッド式に構成され、前記油圧シリンダに対して作動油を給排する作動油給排機構が、作動油ポンプから吐出された作動油を給排側第1油路に供給し且つ給排側第2油路から作動油を回収する短縮状態と、前記作動油ポンプから吐出された作動油を給排側第2油路に供給し且つ前記給排側第1油路から作動油を回収する伸長状態とに切り換え自在な給排手段と、前記給排側第1油路と前記第1シリンダ室に接続されたシリンダ側第1油路とが互いに接続され且つ前記給排側第2油路と前記第2シリンダ室に接続されたシリンダ側第2油路とが互いに接続された通常用状態と、前記給排油路と前記シリンダ側第1油路と前記シリンダ側第2油路とが互いに接続され且つ前記給排側第油路が前記シリンダ側第1油路、前記給排側第2油路及び前記シリンダ側第2油路のいずれにも接続されない増速用状態とに切り換え可能な増速用切換手段とを備えて構成され、前記給排手段が前記伸長状態に切り換えられ且つ前記増速用切換手段が前記増速状態に切り換えられている状態において、前記第2シリンダ室に供給される作動油の圧力を、前記車椅子が載置支持されていない前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力以上で、且つ、前記車椅子が載置支持されている前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力未満に設定する圧力設定手段を備えて構成されている点にある。
すなわち、給排手段が短縮状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が通常状態に切り換えられていると、作動油ポンプから吐出された作動油が給排側第1油路及びシリンダ側第1油路を通流して第1シリンダ室に供給され、第2シリンダ室から排出された作動油がシリンダ側第2油路及び給排側第2油路を通流して給排手段に回収されるため、第1シリンダ室には作動油ポンプからの作動油のみが供給されることで油圧シリンダは通常の速度で短縮し、載置部は通常速度で下降移動する。
また、給排手段が伸長状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が通常状態に切り換えられていると、作動油ポンプから吐出された作動油が給排側第2油路及びシリンダ側第2油路を通流して第2シリンダ室に供給され、第1シリンダ室から排出された作動油がシリンダ側第1油路及び給排側第油路を通流して給排手段に回収されるため、第2シリンダ室には作動油ポンプからの作動油のみが供給されることで油圧シリンダは通常の速度で伸長し、載置部は通常速度で上昇移動する。
そして、給排手段が伸長状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が増速状態に切り換えられていると、給排油路とシリンダ側第1油路とシリンダ側第2油路とが互いに接続されているため、作動油ポンプから吐出された作動油が給排側第油路及びシリンダ側第油路を通流して第2シリンダ室に供給され、第1シリンダ室から排出された作動油がシリンダ側第1油路及びシリンダ側第2油路を通流して第2シリンダ室に供給される。第2シリンダ室には作動油ポンプからの作動油に加えて第1シリンダ室からの作動油が供給される。
また、給排手段が伸長状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が増速状態に切り換えられている状態においては、リリーフ弁が作動する圧力の設定や適した吐出容量の作動油ポンプを選択する等により、第2シリンダ室に供給される作動油の圧力が、車椅子が載置支持されていない載置部を上昇移動させるのに必要な圧力以上で、且つ、車椅子が載置支持されている載置部を上昇移動させるのに必要な圧力未満に設定されている。
よって、載置部に車椅子が載置支持されていない場合は、その載置部を増速速度で上昇移動させるのに必要な圧力が得られるため、載置部を増速速度で上昇移動させることができ、載置部に車椅子が載置支持されていない場合は、その載置部を増速速度で上昇移動させるのに必要な圧力が得られないため、載置部を増速速度で上昇移動させることができない。このように、車椅子が載置支持されていない載置部の増速速度での上昇移動は許容しながら、車椅子が載置支持されている載置部の増速速度での上昇移動は防止されている。
また、給排手段が短縮状態に切り換えられ且つ増速用切換手段が増速状態に切り換えられていると、給排油路は、給排油路、シリンダ側第1油路及びシリンダ側第2油路に接続されていないため、作動油ポンプからの作動油が第2シリンダ室に供給されず、油圧シリンダは短縮しないので、載置部に車椅子が載置支持されているか否かに関らず、載置部の増速速度での下降移動は防止されている。
すなわち、介護者等の操作者が手動操作具を通常操作状態に切り換え操作することで、増速用切換手段を通常状態に切り換えて載置部が通常速度で昇降移動させることができる。そして、給排手段が伸長状態に切り換えられているときは、操作者が手動操作具を増速操作状態に切り換え操作することで、作動油給排機構の機能により、車椅子が載置支持されていない載置部は増速速度で上昇移動させることができるが、車椅子が載置支持されている載置部を増速速度で上昇移動すること及び下降移動することは防止される。
よって、車椅子が載置支持されていない載置部を上昇移動させる速度を操作者が通常速度と増速速度とに選択することができながら、手動操作具を誤操作しても車椅子が載置支持されている載置部が増速速度で上昇移動することや下降移動することを防止でき、車両用昇降装置を使い勝手のよいものとすることができる。
そして、図3に示すように、油圧シリンダ5のチューブ5c側が第2ピン12aを介して基枠7の基枠側ブラケット8に枢支連結され、油圧シリンダ5のロッド5b側が第3ピン11bを介してアーム3のアーム側ブラケット13に枢支連結されている。このように装着された油圧シリンダ5は、図(a)に示すように、油圧シリンダ5が短縮することにより、昇降リンク機構4が車両V外方側に転倒する姿勢に姿勢変更されて載置部1が地面G上の下降位置に下降移動され、図(b)及び図(c)に示すように、油圧シリンダ5が伸長することにより、昇降リンク機構4が車両V内方側に起立する姿勢に姿勢変更されて載置部1が床面F上の上昇位置に上昇移動されるように設けられている。
油圧回路32には、第1シリンダ室34から排出された作動油をドレンタンク40に流動させる通常状態と、作動油ポンプ33から第2シリンダ室35に供給される作動油に第1シリンダ室34から排出された作動油を合流させる増速状態とに切り換え可能な増速用切換手段としての増速用切換弁49が備えられており、次に、この増速用切換弁49について説明する。
増速用切換弁49は、第1油路36に設けられており、その増速用切換弁49と第2油路37とがバイパス油路50により連通されている。以下、第1油路36における増速用切換弁49が設けられた箇所よりも作動油ポンプ側の油路部分を、作動油ポンプ33の第1吐出側に接続された給排側第1油路36aと称し、第1油路36における増速用切換弁49が設けられた箇所より油圧シリンダ側の油路部分を、第1シリンダ室34に接続されたシリンダ側第1油路36bと称する。また、第2油路37におけるバイパス油路50が接続された箇所よりも作動油ポンプ側の油路部分を、作動油ポンプ33の第2吐出側に接続された給排側第2油路37aと称し、第2油路37におけるバイパス油路50が接続された箇所より油圧シリンダ側の油路部分を、第2シリンダ室35に接続されたシリンダ側第2油路37bと称する。
増速用切換弁49には、給排側第油路3aとシリンダ側第油路3bとバイパス油路50とが接続されており、給排側第油路3aとシリンダ側第油路3bとを互いに接続し且つ第油路3とバイパス油路50とを互いに分断させる通常用切換位置(図6参照)と、シリンダ側第油路3bとバイパス油路50とを互いに接続し且つ給排側第油路3aとシリンダ側第油路3b及びバイパス油路50とを互いに分断させる増速用切換位置(図7参照)との2位置に切り換え可能に構成されている。
ちなみに、増速用切換弁49は、通常用切換位置側に付勢され且つソレノイドへの通電により増速用切換位置に切り換え操作される電磁弁にて構成されている。また、増速用切換弁49が通常用切換位置に切り換えられた状態が通常状態であり、増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換えられた状態が増速状態である。
増速用切換弁49が通常用切換位置に切り換えられた状態では、給排側第1油路36aは、シリンダ側第1油路36bと給排側第2油路37aとシリンダ側第2油路37bとのうちのシリンダ側第1油路36bのみに接続され、且つ、給排側第2油路37aは、給排側第1油路36aとシリンダ側第1油路36bとシリンダ側第2油路37bとのうちのシリンダ側第2油路37bのみに接続されており、この状態が通常用状態に相当する。
また、増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換えられた状態では、給排側第油路3aは、シリンダ側第1油路36bと給排側第油路3aとシリンダ側第2油路37bとのうちのシリンダ側第1油路36b及びシリンダ側第2油路37bにのみ接続され、且つ、給排側第油路3aは、給排側第油路3aとシリンダ側第1油路36bとシリンダ側第2油路37bとのいずれにも接続されておらず、この状態が増速用状態に相当する。
また、図7(b)に示すように、作動油ポンプ33を正方向に回転駆動させてドレンタンク40の作動油を油圧シリンダ5の第1シリンダ室34に供給させるときに、増速用切換弁49が増速用切換位置に切り換え操作されていると、給排側第油路3aとシリンダ側第2油路37b及び第油路3とが分断されているため、作動油ポンプ33からの作動油は、油圧シリンダ5に供給されず油圧シリンダ5は短縮されないので、油圧シリンダ5の短縮速度が増速されないようになっている。
このように、作動油ポンプ33を逆方向に回転駆動させてドレンタンク40の作動油を油圧シリンダ5の第2シリンダ室35に供給させるときに、増速用切換弁49を通常用切換位置に切り換え操作することで、第1シリンダ室34から排出された作動油をドレンタンク40に流通させる通常状態に切り換えられ、増速用切換弁49を増速用切換位置に切り換え操作することで、第1シリンダ室34から排出された作動油を第2シリンダ室35に流通させる増速状態に切り換えられるように構成されている。

Claims (3)

  1. 車椅子を載置支持する載置部が油圧シリンダの伸長により車両の床面に対応して設定された上昇位置に上昇移動され、前記載置部が前記油圧シリンダの短縮により地面に対応して設定された下降位置に下降移動される車両用昇降装置であって、
    前記油圧シリンダが、ピストンに対してロッドが片側にのみ設けられて、前記ロッドが存在している側に位置する第1シリンダ室に作動油が供給されることで短縮し、且つ、前記ロッドが存在していない側に位置する第2シリンダ室に作動油が供給されることで伸長する複動型片ロッド式に構成され、
    前記油圧シリンダに対して作動油を給排する作動油給排機構が、
    作動油ポンプから吐出された作動油を給排側第1油路に供給し且つ給排側第2油路から作動油を回収する短縮状態と、前記作動油ポンプから吐出された作動油を給排側第2油路に供給し且つ前記給排側第1油路から作動油を回収する伸長状態とに切り換え自在な給排手段と、
    前記給排側第1油路と前記第1シリンダ室に接続されたシリンダ側第1油路とが互いに接続され且つ前記給排側第2油路と前記第2シリンダ室に接続されたシリンダ側第2油路とが互いに接続された通常用状態と、前記給排用第1油路と前記シリンダ側第1油路と前記シリンダ側第2油路とが互いに接続され且つ前記給排側第2油路が前記シリンダ側第1油路、前記給排側第2油路及び前記シリンダ側第2油路のいずれにも接続されない増速用状態とに切り換え可能な増速用切換手段とを備えて構成され、
    前記給排手段が前記伸長状態に切り換えられ且つ前記増速用切換手段が前記増速状態に切り換えられている状態において、前記第2シリンダ室に供給される作動油の圧力を、前記車椅子が載置支持されていない前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力以上で、且つ、前記車椅子が載置支持されている前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力未満に設定する圧力設定手段を備えて構成されている車両用昇降装置。
  2. 前記圧力設定手段として、前記給排手段が前記伸長状態に切り換えられ且つ前記増速用切換手段が前記増速状態に切り換えられている状態において、前記第2シリンダ室に供給される作動油の圧力が、前記車椅子が載置支持されている前記載置部を上昇移動させるのに必要な圧力以上になると作動するリリーフ弁が設けられている請求項1記載の車両用昇降装置。
  3. 通常指令を指令する通常操作状態と増速指令を指令する増速操作状態とに操作者の手動操作にて切り換え操作可能な手動操作具と、
    前記手動操作具の前記通常指令に基づいて前記増速用切換手段を前記通常用状態に切り換え且つ前記手動操作具の前記増速指令に基づいて前記増速用切換手段を増速用状態に切り換える切換手段とが設けられている請求項1又は2記載の車両用昇降装置。
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