JP4234048B2 - 車両用昇降装置 - Google Patents

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本発明は、被載置体の載置部における横幅方向の両端部それぞれに対して支持作用して、その載置部を地面上またはその近くの下降位置と車両の床面と同高さまたは略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降させる一対の昇降用リンク機構と、それら一対の昇降用リンク機構をそれぞれ操作する一対の昇降用アクチュエータとが備えられている車両用昇降装置に関するものである。
かかる車両用昇降装置は、載置部を車両の床面と同じ高さ又は略同じ高さの上昇位置や地面上に接地する下降位置に昇降させて、車椅子等の被載置体を地面上から車両内に移載させる場合や車両内から地面上に移載させる場合に用いられるものである。
そして、従来の車両用昇降装置では、横幅方向の中央部に車椅子搭乗者を載置させるように載置部を構成し、一対のアクチュエータを同出力に構成して、一対のアクチュエータにて一対の昇降用リンク機構をそれぞれ操作することにより前記載置部を上昇位置と下降位置とに昇降させるように構成されるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−238571号公報
載置台に被載置体として車椅子搭乗者を載置させるように構成した場合、車椅子搭乗者に対して介護が行いやすいように、車椅子搭乗者に対して介護を行う介護者を載置部に車椅子搭乗者とともに載置可能に構成することが望まれている。
そこで、近年の載置部の大型化により載置部の横幅を大きく構成することができるので、載置部の横幅方向の一方側に車椅子搭乗者を載置し、載置部の横幅方向の他方側に介護者を載置するように、車椅子搭乗者の横側方に介護者が位置するように車椅子搭乗者と介護者とを横幅方向に並べて載置部に載置可能に構成することが考えられる。
しかし、上記のように構成した場合では、載置部の一方側には車椅子搭乗者つまりは車椅子とそれに搭乗する車椅子搭乗者とが載置されるのに対して、他方側には介護者のみが載置されており、載置部にかかる加重が一方側に偏るため、横幅方向における介護者を載置させる側の昇降用アクチュエータよりも、横幅方向における車椅子搭乗者を載置させる側の昇降用アクチュエータの負担が大きくなり、載置部を昇降させる際に車椅子搭乗者を載置させた一方側に載置部が傾いてしまうものであった。
また、載置部の他方側に介護者を載置させない場合や、介護者が車椅子搭乗者を一方側に案内したままその介護者も一方側に止まる場合では載置部の傾きが顕著なものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、簡単な構成で載置部の傾きを抑えることができる車両用昇降装置を提供する点にある。
本願発明の車両用昇降装置は、被載置体の載置部における横幅方向の両端部それぞれに対して支持作用して、その載置部を地面上またはその近くの下降位置と車両の床面と同高さまたは略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降させる一対の昇降用リンク機構と、それら一対の昇降用リンク機構をそれぞれ操作する一対の昇降用アクチュエータとが備えられている車両用昇降装置であって、
第1特徴構成は、前記載置部が、前記被載置体としての車椅子搭乗者を前記横幅方向の一方側に載置し、前記被載置体としての介護者を前記横幅方向の他方側に載置して、前記車椅子搭乗者と前記介護者とを前記横幅方向に並べて載置可能に構成され、前記一対の昇降用アクチュエータのうち、前記横幅方向における前記介護者を載置させる側の昇降用アクチュエータよりも、前記横幅方向における前記車椅子搭乗者を載置させる側の昇降用アクチュエータが高出力に構成されている点を特徴とする。
すなわち、載置台に車椅子搭乗者と介護者とを横幅方向に並べて載置させることにより、横幅方向の一方側には車椅子搭乗者、つまりは車椅子とそれに搭乗する搭乗者とが載置されるのに対して、横幅方向の他方側には介護者のみが載置されるため、載置台の他方側に荷重が偏るものであるが、一対の昇降用アクチュエータのうち、横幅方向における介護者を載置させる側の昇降用アクチュエータよりも、横幅方向における車椅子搭乗者を載置させる側の昇降用アクチュエータを高出力に構成することにより、横幅方向の他方側に荷重が偏る載置台をバランスよく昇降させて載置台の傾きを抑えることができ、簡単な構成で載置部を適切に昇降させることができる車両用昇降装置を提供できるに至った。
第2特徴構成は、前記載置部が、前記横幅方向における車椅子搭乗者を載置させる側にシートベルトを備えて構成されている点を特徴とする。
すなわち、載置台の横幅方向における車椅子搭乗者を載置させる側に車椅子搭乗者用のシートベルトを設けることによって、載置台にかかる荷重が車椅子搭乗者を載置させる側により偏るが、上記したようにシートベルトを設ける車椅子搭乗者を載置させる側の昇降用アクチュエータの出力を他方側に比べて高出力に構成しているので、載置台を昇降させる際の載置台の傾きを抑えることができる。
第3特徴構成は、前記一対の昇降用アクチュエータがそれぞれ油圧シリンダにて構成され、前記横幅方向における前記介護者を載置させる側の油圧シリンダよりも、前記横幅方向における前記車椅子搭乗者を載置させる側の油圧シリンダが大径に形成され、高出力に構成されている点を特徴とする。
すなわち、昇降用アクチュエータを油圧シリンダにて構成することにより、簡素な構成で安価に高出力が出しやすい昇降用アクチュエータを構成することができる。
以下、本発明にかかる車両用昇降装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この車両用昇降装置は、図1および図2に示すように、例えば、上下方向へ開閉する開閉扉Dを後部に備えたワゴン車のような車両Vにおいて、後部に搭載して用いられているものである。
そして、車両用昇降装置は、被載置体を載置して昇降する載置部としての昇降台1、その昇降台1を支持する昇降枠2、昇降枠2を下端部に支持する左右一対の昇降アーム3、左右一対の昇降アーム3を車両V側に連結して昇降台1における横幅方向の両端部それぞれに対して支持作用する左右一対の昇降用リンク機構としての平行四連リンク機構4、その左右一対の平行四連リンク機構4をそれぞれ操作して昇降台1を昇降操作する左右一対の昇降用アクチュエータとしての油圧シリンダ5、その油圧シリンダ5に作動油を供給する油圧ポンプ6などを備え、平行四連リンク機構4を支持する基枠7を介して車両Vの後部に固着可能に構成されている。尚、昇降台1には、被載置体としての車椅子搭乗者Aやその車椅子搭乗者Aを介護する介護者Bを載置可能に構成されている。
つぎに、各装置や部材の詳細について説明するが、本明細書においては、便宜上、車両Vの前進方向を前方、後進方向を後方と称し、後方から前方を見た状態で、左右方向を特定して説明する。
また、左右に位置する部材については、左右の勝手違いはあるものの、略同じ構成なので、左右いずれか一方のみについて説明し、左右で構成の異なる部材については、その都度説明を加える。
図3に示すように、前記基枠7は、その左右両端部に上方へ突出する基枠側ブラケット8を備え、平行四連リンク機構4を構成する上リンク9と下リンク10の一端部が、ピン11a,12aを介して夫々基枠側ブラケット8に枢支連結されている。
また、上リンク9と下リンク10の他端部が、昇降アーム3の上端に設けられたアーム側ブラケット13に対し、夫々ピン11b,12bを介して枢支連結されている。
これら上リンク9と下リンク10との両リンク並びに基枠側ブラケット8とアーム側ブラケットとにより平行四連リンク機構4が構成され、その平行四連リンク機構4が図2に示すようにリンク用カバー14によって覆われている。
なお、図3は、リンク用カバー14を取り外した状態での左側の平行四連リンク機構4を示し、この左側の平行四連リンク機構4では、下リンク10を基枠側ブラケット8に枢支連結するピン12aが、下リンク10側に固着されて、下リンク10と一体的に回動するように構成されている。
左右に一対設けられたリンク用カバー14のうち、左側のリンク用カバー14の左壁面には貫通孔が設けられ、その貫通孔を貫通して、基枠側ブラケット8に対する下リンク10の枢支用のピン12aがリンク用カバー14の外側まで延設されている。
そして、図5に示すように、基枠7には左側の機枠側ブラケット8より左外方に支持板が立設されており、その支持板に前記リンク用カバー14から延設されたピン12aの回転に応じてパルスを出力するロータリエンコーダ15が備えられている。
図4、図7、図8に示すように、前記昇降枠2は、後方側から見て上方が開放されたコの字形に形成されていて、その左右の壁面から内方に向けて、横軸心周りに回転する複数のスライド用遊転ローラ17が突設され、かつ、右側の壁面には、上下軸心周りに回転する複数のガイド用遊転ローラ20とピニオン18を備えたスライド用電動モータ19とが取付けられている。
この昇降枠2に保持される昇降台1は、平面視において長方形に形成され、その左の側面には左レール部材21が設けられ、右の側面には右レール部材22が設けられており、左レール部分21と右レール部分22とは若干形状が異なっている。そして、左右の側面には外方に向けて横軸心周りに回転するレール用遊転ローラ23がそれぞれ突設されている。
前記昇降台1に設けられた左レール部材21には、昇降枠2の左側に設けられたスライド用遊転ローラ17が内嵌され、右側のレール部材22には、昇降枠2の右側に設けられたスライド用遊転ローラ17とガイド用遊転ローラ20とが内嵌されている。
そして、この昇降枠2に設けられた複数のスライド用遊転ローラ17によって、前記昇降台1が昇降枠2に対して前後方向にスライド可能に保持され、かつ、前記ガイド用遊転ローラ20によって、昇降枠2に対する昇降台1の横揺れが防止されるように構成されている。
前記右レール部材22にはラック24が内嵌する状態で固着され、そのラック24に前記ピニオン18が噛合されており、スライド用電動モータ19の正逆回転駆動により、昇降台1に設けられたレール用遊転ローラ23が車両V側に設けられた左右一対のレール25上を転動して、前記昇降台1が、昇降枠2に対して前後方向にスライド移動するように構成されている。
つまり、図8に示すようにレール25の最前方に設けられた振動防止部材26とレール25との間にレール用遊転ローラ23が嵌入して、図12(ハ)に示すような、昇降台1の上下方向への振動が防止される車両V内方への格納位置A3と、図12(ロ)に示すような、車両Vから外方に突出する上述の上昇位置A2とにわたって、昇降台1がスライド可能に構成されている。
図4に示すように、前記昇降枠2の前端部には、板状の前受け止め体27が回動可能に枢着されており、この前受け止め体27は、昇降台1の昇降枠2に対する相対移動により、ほぼ水平になる収納姿勢と上方へ揺動した起立姿勢とに切り換えられるように構成されている。
前記昇降台1の後端部には、後受け止め体28が回動可能に枢着されており、この後ろ受け止め体28は、上方側に揺動させて起立させた阻止姿勢と、後方側に向けて下方側に揺動させて倒伏させた許容姿勢とに手動操作および後受け止め体用電動モータ36による電動操作によって切り換え操作可能に構成されている。
図12に示すように、前記昇降台1は、前記車椅子搭乗者Aを横幅方向の一方側となる右側に載置し、前記介護者Bを横幅方向の他方側となる左側に載置して、車椅子搭乗者Aと介護者Bとを横幅方向に並べて載置可能に構成されている。つまり、車椅子Cを昇降台1に固定する固定装置55が昇降台1の右側に寄せて設けられ、その昇降台1に固定された車椅子Aの左側に介護者Bを載置させるスペースが形成されるように構成されており、昇降台1に固定させた車椅子Cに車椅子搭乗者Aを搭乗させ、その左側方のスペースに介護者Bを載置させるようにして、昇降台1上に車椅子搭乗者Aと介護者Bとを横幅方向に並べて載置可能に構成されている。
そして、昇降台1の横幅方向における車椅子搭乗者Aを載置させる側となる昇降台1の右側の後端部には車椅子搭乗者A用のシートベルト51と手摺り29とを備えた支柱52が立設されており、左側の後端部にはシートベルト51用の止め具53が設けられている。
前記油圧シリンダ5は、復動式のシリンダに構成されており、図3に示すように、そのシリンダ側が、前記基枠側ブラケット8に対して下リンク10を枢支するピン12aに相対回動可能に枢支連結され、ロッド側が、アーム側ブラケット13に対して上リンク9を枢支するピン11bに枢支連結されている。
そして、左右一対の油圧シリンダ5のうち、左側の小径油圧シリンダ5Aよりも、右側の大径油圧シリンダ5Bが大径に形成されて高出力に構成されている。左側の小径油圧シリンダ5Aと右側の大径油圧シリンダ5Bとを具体的な数値を例にあげて補足説明すると、小径油圧シリンダ5Aは、ボア径を40mm、ロッド径を20mmに設定されているのに対して、大径油圧シリンダ5Bは、ボア径を44mm、ロッド径を22mmに設定されており、ボア断面積とこのボア断面積からロッド断面積を引いた有効断面積との比率が小径油圧シリンダ5Aと大径油圧シリンダ5Bとで同じで且つ小径油圧シリンダ5Aよりも大径油圧シリンダ5Bが高出力に構成されている。
従って、左右一対の油圧シリンダ5を伸縮させることにより、平行四連リンク機構4の作用によって、昇降台1と支持枠2とを昇降移動並びに前後移動する昇降操作が行われるように構成されており、この昇降操作の際に荷重が右側に偏る昇降台1に対して出力が異なる左右一対の油圧シリンダ5にてバランスをとることにより、昇降台1の左右方向での傾きを抑えた状態で昇降移動並びに前後移動するように構成されている。そして、昇降操作により、図13(イ)に示すように、昇降台1と昇降枠2とを車両Vの後方から外側へと車両Vから遠ざかる方向へ移動させながら地面G上に接地又は地面G近くにまで下降させる下降位置A1と、昇降台1と昇降枠2とを上昇させながら車両Vに近接する方向へ移動させて、図13(ロ)に示すように、車両Vの床面Fと略同高さにまで上昇させる上昇位置A2とにわたって昇降台1と昇降枠2とを昇降するように構成されている。
左右一対の油圧シリンダ5を伸縮操作するための油圧回路について説明する。図9に示すように、油圧ポンプ6と油圧シリンダ5の短縮側シリンダ室5aとが順方向油路31にて連通され、油圧ポンプ6と油圧シリンダ5における伸長側シリンダ室5bとが逆方向用油路32にて連通されている。順方向油路31と逆方向油路32とのそれぞれに、油圧シリンダ5側への作動油の流通を許容し且つパイロット圧によって逆流を許容するパイロット式逆止弁33と、絞り機構と逆止弁とからなる流量制御弁34とが設けられている。尚、順方向油路31及び逆方向油路32と油タンクとを連通する油路にはリリーフ弁35が備えられている。
そして、油圧ポンプ6は両回転式のポンプにて構成されており、この油圧ポンプ6には正逆駆動可能なポンプ用電動モータMが連動連結されている。従って、ポンプ用電動モータMを正転駆動させると、油圧ポンプ6にて順方向油路31を介して油圧シリンダ5の短縮側シリンダ室5aに作動油が供給されて油圧シリンダ5が短縮し、ポンプ用電動モータMを逆転駆動させると、油圧ポンプ6にて逆方向油路32を介して油圧シリンダ5の伸長側シリンダ室5bに作動油が供給されて油圧シリンダ5が伸長するように構成されている。
このような構成からなる車両用昇降装置は、図10に示すように、制御装置Hによって、前記ポンプ用電動モータM、スライド用電動モータ19、後受け止め体用電動モータ36などの作動が全て制御されるように構成され、その制御装置Hには、ロータリエンコーダ15からのパルス信号や、手動式のペンダント式操作具54からの作動信号が入力されるように構成されている。尚、ペンダント式操作具54は、左側の昇降アーム3に設けられている。
前記制御装置Hによる車両用昇降装置の作動について説明する。まず、車椅子Cを車両V内から地面G上に移載する場合について説明すると、図13(ハ)に示すように、昇降台1が格納位置A3に位置する状態で、ペンダント式操作具47の下降ボタン47aを押し操作すると、スライド用電動モータ19が回転駆動されてピニオン18が回転することにより、このピニオン18とラック24との作用で、昇降台1が昇降枠2側に引き寄せられ、昇降台1は、図13(ハ)に示すような車両内方側に格納した格納位置A3から、図13(ロ)に示すような車両外方側の上昇位置A2までスライド移動して停止する。
その後、ポンプ用電動モータMが回転駆動されて、作動油の供給により左右一対の油圧シリンダ5が短縮することにより、平行四連リンク機構4の作用で、昇降枠2に保持された昇降台1は、図13(ロ)に示すような上昇位置A2から、ほぼ水平姿勢のままで後方へ移動しながら図13(イ)に示すような地面上又はその近くの下降位置A1に向けて下降させ、下降位置A1近くの予め設定された設定下降高さまで下降するとポンプ用電動モータMの回転駆動速度を減速させて緩やかに下降位置A1まで下降させて停止させる。
この昇降台1が下降位置A1に位置する状態でペンダント式操作具47の開きボタン47aを押し操作することにより、後受け止め体用電動モータ36が作動されて後受け止め体28が阻止姿勢から許容姿勢に切り換えられるように構成されている。
つぎに、車椅子Cを地面G上から車両V内に移載する場合について説明すると、図13(イ)に示すように、昇降台1が下降位置A1に位置する状態で、ペンダント式操作具41の上昇ボタン54bを押し操作すると、後受け止め体28が阻止姿勢に切り換えられ他状態では後受け止め体用電動モータ36が作動されて後受け止め体28が許容姿勢から阻止姿勢に切り換えられた後、ポンプ用電動モータMが回転駆動されて、作動油の供給により左右一対の油圧シリンダ5が伸長することにより、平行四連リンク機構4の作用で、昇降枠2に保持された昇降台1は、図13(イ)に示すような上昇位置A1から、ほぼ水平姿勢のままで前方へ移動させながら図13(ロ)に示すような床面と同高さ又は略同高さの上昇位置A2に向けて下降させ、上昇位置A2近くの予め設定された設定上昇高さまで下降するとポンプ用電動モータMの回転駆動速度を減速させて緩やかに上昇位置A2まで下降させて停止させる。
その後、スライド用電動モータ19が回転駆動されてピニオン18が回転することにより、このピニオン18とラック24との作用で、昇降台1が車両内方側に押し出されて、昇降台1は、図13(ロ)に示すような車両外方側の上昇位置A2から、図13(ハ)に示すような車両内方側の退避位置A1までスライド移動して停止する。
〔別実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、車椅子搭乗者用のシートベルト51を昇降台1における右側の後端部に立設した支柱52に備えたが、シートベルトを車両Vの右側の側壁に備えてもよい。
(2) 左右一対のアクチュエータを油圧シリンダにて構成したが、電動モータ等の他のアクチュエータにて構成してもよい。
(3) 上記実施の形態では、車両Vの一例としてワゴン車を示し、そのワゴン車の後部に車両用昇降装置を装着した例を示したが、車両Vとしては、ワゴン車以外にも、普通乗用車、バス、トラックなど、種々の車両に適用することができ、また、その搭載箇所についても、車両Vの後部に限ることなく、車両Vの前後方向の中間部などに装着して、昇降台1を車両の横側外方に下降させるように構成することもできる。
車両用昇降装置の斜視図 車両用昇降装置の平面図 平行四連リンク機構の斜視図 昇降台と昇降枠との斜視図 ロータリエンコーダを示す斜視図 ロータリエンコーダを示す背面図 昇降枠と昇降台との断面背面図 昇降枠と昇降台との断面背面図 油圧回路図 制御ブロック図 車両用昇降装置の斜視図 被載置体の載置状態を示す図 車両用昇降装置の作用図
符号の説明
1 載置部
4 昇降用リンク機構
5 昇降用アクチュエータ(油圧シリンダ)
51 シートベルト
A 被載置体(車椅子搭乗者)
B 被載置体(介護者)
F 床面
G 地面
V 車両

Claims (3)

  1. 被載置体の載置部における横幅方向の両端部それぞれに対して支持作用して、その載置部を地面上またはその近くの下降位置と車両の床面と同高さまたは略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降させる一対の昇降用リンク機構と、それら一対の昇降用リンク機構をそれぞれ操作する一対の昇降用アクチュエータとが備えられている車両用昇降装置であって、
    前記載置部が、前記被載置体としての車椅子搭乗者を前記横幅方向の一方側に載置し、前記被載置体としての介護者を前記横幅方向の他方側に載置して、前記車椅子搭乗者と前記介護者とを前記横幅方向に並べて載置可能に構成され、
    前記一対の昇降用アクチュエータのうち、前記横幅方向における前記介護者を載置させる側の昇降用アクチュエータよりも、前記横幅方向における前記車椅子搭乗者を載置させる側の昇降用アクチュエータが高出力に構成されている車両用昇降装置。
  2. 前記載置部が、前記横幅方向における車椅子搭乗者を載置させる側にシートベルトを備えて構成されている請求項1記載の車両用昇降装置。
  3. 前記一対の昇降用アクチュエータがそれぞれ油圧シリンダにて構成され、前記横幅方向における前記介護者を載置させる側の油圧シリンダよりも、前記横幅方向における前記車椅子搭乗者を載置させる側の油圧シリンダが大径に形成され、高出力に構成されている請求項1又は2記載の車両用昇降装置。
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