JP3323291B2 - 車両に装備されるリフト装置 - Google Patents

車両に装備されるリフト装置

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豊吉 平川
健治 玉置
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Araco Corp
Toyooki Kogyo Co Ltd
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Araco Corp
Toyooki Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に装備されて油圧
駆動により昇降作動するリフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、車両に装備されるリフト装置
は、例えば実公昭59−39078号公報に示されてい
るように、車両の開口部に油圧シリンダにより回動駆動
されて左右一対の平行4辺形リンク機構を設け、この各
平行4辺形リンク機構の下端に、車椅子などを載せるプ
ラットホームを支持する左右一対のサイドフレームを設
け、車両に搭載の油圧源装置から吐出される作動油を油
圧シリンダに供給してプラットホームを上昇作動すると
共に、油圧シリンダの油を電磁開閉弁で排出制御してプ
ラットホームを下降作動できるよう有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この構成に
おいて、油圧源装置の油圧ポンプを駆動する電動機及び
油の排出制御を行う電磁開閉弁は、車両に搭載のバッテ
リを電源として作動されており、プラットホームの昇降
作動時に例えばバッテリが突発的に故障した場合、プラ
ットホームが急激に下降作動しないよう油圧シリンダに
接続する油圧回路中に逆止め弁や緊急遮断弁などを配設
して安全性を得ている。このため、かかる故障が発生し
たときには、油圧回路を形成する配管の接続部などをゆ
るめたりして油圧シリンダの作動油を抜き出し、手動に
よりプラットホームを車両内へ収装せしめ修理工場に搬
入するようにしており、取り扱いが不便であると共に、
油圧回路から抜き出した作動油で路面を汚してしまうと
いった問題点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、バッテリの故障発生などによる作動操作不能時に、
簡単な操作によりプラットホームを手動にて車両内へ収
納できるようにした車両に装備されるリフト装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、車両
の開口部に設けた左右一対の平行4辺形リンク機構を駆
動する油圧シリンダと、車両に搭載のバッテリを電源と
して作動され作動油を吐出する油圧源装置の油圧ポンプ
との間を接続する油圧回路の主流路に、油圧ポンプから
吐出される作動油の流れを許容しかつ逆の流れを手動操
作以外阻止するよう設けた手動逆止め弁を配設し、この
手動逆止め弁の前後の主流路から分岐して油圧源装置の
油槽に接続する戻し流路をそれぞれ設け、手動逆止め弁
前の戻し流路には油圧ポンプの吐出油量より小さい油量
設定の流量調整弁を配設すると共に、手動逆止め弁後の
戻し流路には非通電時に油槽への流れを阻止し通電によ
って自由流れに有した電磁開閉弁を配設している。
【0006】
【0007】
【作用】本発明のかかる構成によると、油圧シリンダの
駆動によってプラットホームを昇降作動時、バッテリの
突発的な故障で油圧源装置や電磁開閉弁が作動操作不能
になると、主流路に配設の手動逆止め弁を手動にて開操
作することにより油圧シリンダの油が油圧ポンプ側の主
流路、戻し流路、流量調整弁を経て油槽へ排出され、油
圧シリンダは自由動状態となり、プラットホームは手動
による押上げで車両内へ円滑に収納される。そして、収
納作業が完了した後、手動逆止め弁の開操作を解除する
ことで油圧シリンダの動きが規制され、プラットホーム
は収納状態で固定される。このため、油圧回路中の手動
逆止め弁を手動にて開閉する簡単な操作によりプラット
ホームの収納作業を良好に行うことができる。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示し、リフト装置A
は、車両Bの開口部(例えば、リヤゲートによって開閉
される車両後部の開口部)に設けられた左右一対の平行
4辺形リンク機構1と、この各平行4辺形リンク機構1
によって昇降され下端に車椅子などを載せるプラットホ
ーム3を支持した左右一対のサイドフレーム2と、各平
行4辺形リンク機構1を油圧駆動する昇降駆動装置4
と、各サイドフレーム2に組付けられて仮想線にて示し
たように収納可能な手すり5との主要部材から構成して
いる。
【0010】各平行4辺形リンク機構1は、車体の床面
6に立設したブラケット7と、このブラケット7に基端
をそれぞれ上下方向へ回動可能に組付けたアッパーアー
ム8及びロアーアーム9と、これら両アームの先端にそ
れぞれ回動可能に組付けたスティアーム10とによって
構成されており、スティアーム10はサイドフレーム2
と一体的に形成されている。また、ロアーアーム9はそ
の一部がアッパーアーム8内に収納されるよう構成して
いる。そしてプラットホーム3は、両サイドフレーム2
の下端に軸部材11を介して回動可能に組付けられてお
り、前方のプラットホーム12と後方のプラットホーム
13とから設け、水平状態に広げた両ホームを二つに折
り畳んで両サイドフレーム2間に収納することができる
ようになっている。
【0011】昇降駆動装置4は、基端をブラケット7に
ロアーアーム9の基端とともに回動可能に連結すると共
に先端をアッパーアーム8の先端側の中間部位に回動可
能に連結して両アーム間に収納した油圧シリンダ14
と、この油圧シリンダ14への作動油の給排を制御する
よう油圧回路を形成して有した油圧源装置30とから成
っている。油圧源装置30は、車両Bに装備されるバッ
テリ(図示せず)を電源として作動される電動機16
より油圧ポンプ17を作動して油槽18内の作動油を吸
入吐出するよう設け、油圧ポンプ17と油圧シリンダ1
4間を接続する主流路31に、油圧ポンプ17からの作
動油の流れを許容しかつ逆の流れを手動操作以外阻止す
るよう手動逆止め弁32配設している。そして主流路
31手動逆止め弁32より油圧シリンダ14側には、
主流路31から分岐し油槽18に接続して戻し流路36
を設けており、戻し流路36には非通電時に油槽18へ
の作動油の流れを阻止しかつ通電によって自由流れに有
した電磁開閉弁22を配設している。そして主流路31
の手動逆止め弁32より油圧ポンプ17側には、主流路
31から分岐して圧力制御弁24を配設した流路と、流
量調整弁34を配設した戻し流路35とをそれぞれ油槽
18に接続して設けており、圧力制御弁24は主流路
内の圧力がばね27の設定圧に上昇すると開作動して
主流路31の最大作動圧を規制するように有し、流量調
整弁34は油圧ポンプ17の吐出油量より小さい油量設
定に設けている。26は油圧シリンダ14からのドレン
油を油槽18へ戻すためのドレン流路である。
【0012】次に、かかる構成の作動を説明する。図1
はプラットホーム3を水平状態にして車両Bから最下端
に下降した状態を示し、この作動状態において、プラッ
トホーム3の上昇操作は、電動機16へ通電して油圧ポ
ンプ17を作動することにより油槽18内の作動油が吸
入吐出され、吐出された作動油は手動逆止め弁32を介
し主流路31を流れて油圧シリンダ14に供給され、油
圧シリンダ14の伸長で平行4辺形リンク機構1が図示
上方向へ回動駆動されてプラットホーム3はサイドフレ
ーム2を介し水平状態のまま車両Bの床面6と同一水平
位置まで上昇作動される。このとき、油圧ポンプ17か
ら主流路31に吐出された作動油の一部が戻し流路35
を経て流量調整弁34で流量制御されて油槽18へ短絡
還流しているため、油圧ポンプ17の始動初期に手動逆
止め弁32前の主流路31内の圧力はゆるやかに上昇す
る。そして、油圧ポンプ17を停止操作すると、主流路
31内の作動油は手動逆止め弁32で油圧ポンプ17側
への流れが阻止されると共に、分岐された戻し流路36
の電磁開閉弁22閉状態のため主流路31内に閉じ込
まれ、油圧シリンダ14は停止し、プラットホーム3は
上昇作動の位置で保持される。
【0013】この作動状態よりプラットホーム3の下降
操作は、電磁開閉弁22を通電操作して開状態に作動す
ることで、油圧シリンダ14の油が主流路31、戻し流
36を流れて油槽18に排出され、プラットホーム3
は平行4辺形リンク機構1、サイドフレーム2の重量と
自重とによって下降作動する。
【0014】またプラットホーム3の収納は、かかる上
昇作動の位置で後方のプラットホーム13を手動にて折
り畳み、さらに前方のプラットホーム12を軸部材11
を中心に手動にて図示上方向へ回動することにより車両
B内に収納される。そして図示しないロック手段により
固定する。さらにプラットホーム3の取出しは、手動に
てかかる操作の逆を行うことによりできる。
【0015】この作動において、電動機16及び電磁開
閉弁22を通電操作してプラットホーム3の昇降作動
時、バッテリの突発故障で油圧ポンプ17及び電磁開閉
弁22が作動操作不能になったときは、手動逆止め弁3
2のつまみ部38を押圧して開操作することにより油圧
シリンダ14の油が主流路31、流路35を経て油槽1
8へ排出され、プラットホーム3は流量調整弁34の流
量制御による速度でゆるやかに最下位置へ下降作動す
る。そして油圧シリンダ14は油の排出で自由動状態と
なり、プラットホーム3は手動にて車両B内に収納され
る。収納作業後、手 動逆止め弁32の押圧を解除するこ
とで主流路31内に作動油が閉じ込まれてプラットホー
ム3は収納状態で良好に固定される。この結果、バッテ
リの突発故障により昇降駆動装置が作動不能の緊急時、
女性やお年寄などの格別な技能を有しない者でも手動逆
止め弁32を開閉する簡単な操作で対応することがで
き、また従来の如く作動油を装置外に排出させることが
ないので、油圧源装置30の保守管理を簡素化でき、取
り扱い性の向上を図ることができる。また、主流路31
に吐出される油圧ポンプ17の作動油の一部を流量調整
弁34で絞り制御して油槽18に短絡還流するようにし
ているため、油圧ポンプ17の始動初期及び手動逆止め
弁32の手動による開操作初期に油圧シリンダ14をゆ
るやかに始動することができ、リフト装置の安全性を一
層向上することができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の効果】このように本発明は、平行4辺形リンク
機構を回動する油圧シリンダに接続して構成の油圧回路
中に、油圧シリンダを自由動状態にできるようにして手
動逆止め弁を配設したので、装置の作動不能の緊急時、
女性やお年寄りなどの格別な技能を有しない者でも油圧
回路中の弁を手動にて開閉する簡単な操作によりプラッ
トホームの車両への収納作業が良好にでき、取り扱い性
の向上を図れる。また本発明は、油圧シリンダと油圧ポ
ンプとの間を接続する油圧回路の主流路に手動逆止め弁
を配設し、この手動逆止め弁の油圧ポンプ側の主流路に
吐出された作動油の一部を流量調整弁で絞り制御して油
槽に短絡還流しているため、油圧ポンプの始動初期及び
手動逆止め弁の手動による開操作初期に油圧シリンダす
なわちプラットホームをゆるやかに始動でき、リフト装
置の安全性を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を概略的に示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1平行4辺形リンク機構 2サイドフレーム 3プラットホーム 14油圧シリンダ 0油圧源装置 16電動機 17油圧ポンプ 1主流路 5、36戻し流路 22電磁開閉弁 32手動逆止め弁 34流量調整弁 Aリフト装置 B車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−29425(JP,A) 特開 平3−63426(JP,A) 実願 平1−123678号(実開 平3− 63426号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の開口部に油圧シリンダにより駆動
    される左右一対の平行4辺形リンク機構を設け、この各
    平行4辺形リンク機構の下端にプラットホームを支持す
    る左右一対のサイドフレームを設け、車両に搭載のバッ
    テリを電源として作動され油圧シリンダへの作動油を給
    排制御するよう油圧回路を構成の油圧源装置を備えて車
    両に装備されるリフト装置において、油圧シリンダと油
    圧源装置の油圧ポンプとの間を接続する油圧回路の主流
    路に、油圧ポンプから吐出される作動油の流れを許容し
    かつ逆の流れを手動操作以外阻止するよう設けた手動逆
    止め弁を配設し、この手動逆止め弁の前後の主流路から
    分岐して油圧源装置の油槽に接続する戻し流路をそれぞ
    れ設け、手動逆止め弁前の戻し流路には油圧ポンプの吐
    出油量より小さい油量設定の流量調整弁を配設すると共
    に、手動逆止め弁後の戻し流路には非通電時に油槽への
    流れを阻止し通電によって自由流れに有した電磁開閉弁
    を配設したことを特徴とする車両に装備されるリフト装
    置。
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