JP3447994B2 - 油圧エレベータ装置 - Google Patents

油圧エレベータ装置

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JP3447994B2 JP35496699A JP35496699A JP3447994B2 JP 3447994 B2 JP3447994 B2 JP 3447994B2 JP 35496699 A JP35496699 A JP 35496699A JP 35496699 A JP35496699 A JP 35496699A JP 3447994 B2 JP3447994 B2 JP 3447994B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータ装
置に係るもので、詳しくは、油圧ポンプを駆動する電動
機の速度制御により油圧ポンプから吐出される圧油の流
量を直接調節するインバータ制御方式の油圧エレベータ
装置におけるエネルギー利用効率を向上し、安定性の向
上を図り得る油圧エレベータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧エレベータ装置において
は、電動機により回転するシーブを利用してエレベータ
かごと連結されたロープを巻いたり、解いたりしてエレ
ベータを昇降させる代わりに、油圧ポンプにより作動さ
れる油圧シリンダを利用してエレベータかごを上昇させ
るようになっている。この場合、前記油圧シリンダは、
通常、単動ラム状に形成され、上昇時に、前記ラムの一
方側を押圧して、エレベータかごを上昇させ、下降時に
は、圧油を回収して前記エレベータの自重によりエレベ
ータかごを下降させるものである。
【0003】このような従来の油圧エレベータ装置をよ
り詳しく説明すると、従来の油圧エレベータ装置におい
ては、電動機により油圧ポンプを駆動して所定量の圧油
を吐出させ、該吐出される圧油を油圧シリンダに送る過
程で流量制御弁を利用していた。そして、圧油の一部を
オイルタンクにバイパスさせて、油圧シリンダに供給さ
れる圧油の流量を調節する、例えば、ブリードオフシス
テムを利用してエレベータの上昇及び下降速度を制御し
ていた。
【0004】一方、近来の省エネルギー化に伴い、油圧
エレベータ装置中の油圧ポンプを駆動する電動機を可変
速度制御する、いわゆる、インバータ制御方式が提案さ
れている。このようなインバータ制御方式を採用した油
圧エレベータ装置に係る従来の技術として、日本公開特
許公報平5−105341号に開示された油圧エレベー
タ装置の構成を、図11を参照して説明すると次のよう
である。
【0005】図11は、従来の油圧エレベータ装置を油
圧回路図に示した図で、図示の符号1は、油圧シリンダ
であり、符号2は、油圧シリンダ1のラム1aの一方側
に支持されたエレベータかごであり、符号3は、逆流防
止弁5を経て前記油圧シリンダ1に圧油をポンピングす
る可逆回動可能な油圧ポンプであり、符号4は、前記油
圧ポンプ3を駆動するための電動機である。
【0006】ここで、前記逆流防止弁5は、その下部が
前記油圧ポンプ3からポンピングされる圧油の油圧を圧
力源とする第1弁室51が設けられ、前記逆流防止弁5
の中間部には、後述する第2圧油管6bにより前記油圧
シリンダ1と、前記逆流防止弁5の第1弁室51と、が
連通される主室52が設けられ、その上部には、前記油
圧シリンダ1のパイロット油圧を圧力源とする第2弁室
53が設けられている。
【0007】且つ、このように設けられた逆流防止弁5
内には、前記第1弁室51と第2弁室53との圧力差に
より主室52を開閉するように動作するピストン状の弁
体54が挿入され、前記逆流防止弁5の上端一側には、
前記弁体54の上昇動作を制限するストッパ56と、該
ストッパ56のストロークを外部から調節できる調節ネ
ジ57が設けられている。
【0008】一方、従来の油圧エレベータ装置の油圧回
路においては、前記油圧ポンプ3と、逆流防止弁5の第
1弁室51を連結する第1油圧管6aと、前記逆流防止
弁5の主室52と油圧シリンダ1とを連結する第2油圧
管6bと、からなる油圧回路6が構成され、前記第2油
圧管6bから分岐されて前記逆流防止弁5が第2弁室5
3と連結されるパイロット圧油の流入管9aと、前記第
2弁室53とオイルタンク8とを連結するパイロット圧
油排出管9bと、からなるパイ路と回路9と、が構成さ
れている。
【0009】このとき、前記パイロット回路9の流入管
9aに、常時開放型電磁弁10が設けられ、その排出管
9bには、常時閉鎖型電磁弁11が設けられている。
又、前記パイロット回路9の流入管9aの入口側及びそ
の排出管9bの出口側には、それら流入管9a及び排出
管9bを通過する圧油の流用をそれぞれ調節する可変絞
り弁12、13がそれぞれ設けられている。
【0010】更に、使用者などの操作により、エレベー
タかご2の昇降、停止及び昇降速度などを調節するよう
に、電動機4及び電磁弁10、11を制御する制御部1
4が構成されている。以下、このように構成された従来
の油圧回路を備えた油圧エレベータ装置テムの動作に対
し説明する。
【0011】先ず、制御部14からエレベータかご2の
上昇運転指令が出力されると、同時に、前記制御部14
からの制御信号に応じて常時開放型及び閉鎖型電磁弁1
0、11のソレノイドコイル(図示されず)が励磁さ
れ、電動機4が回転するようになる。
【0012】次いで、前記電動機4により駆動する油圧
ポンプからポンピングされる圧油の油圧が作用すると共
に、前記常時開放型電磁弁10は閉鎖され、前記常時閉
鎖型電磁弁11は開放されて、前記第1弁室51の圧力
が前記第2弁室53の圧力よりも相対的に大きくなり、
弁体54が上昇して前記第1弁室51及び主室52はお
互いに開放される。従って、前記油圧ポンプ3から吐出
される圧油は、前記逆流防止弁5の第1弁室及び主室5
2を経て油圧シリンダ1に供給され、このときの供給圧
油の流量に対応した速度でエレベータかご2が上昇され
る。
【0013】このようにエレベータかご2の上昇運転が
行われて、エレベータかご2が停止予定階に到達する
と、前記制御部14の信号により電磁弁10、11の励
磁電流が遮断されて、前記常時開放型電磁弁10及び常
時閉鎖型電磁弁11は、再び開放状態及び閉鎖状態にそ
れぞれ復帰し、前記電動機4の駆動も停止される。
【0014】よって、圧油は、パイロット圧油の流入管
9aに設けられた可変絞り弁12を経て逆流防止弁5の
第2弁室53に供給され、このように第2弁室53内に
流入した圧油の流量によって前記逆流防止弁5の弁体5
4が下降しながら、前記主室52の開度が漸次減少し始
め、このため、エレベータかご2の上昇速度が漸次減少
する。このように、前記弁体54が下降して前記逆流防
止弁5の主室52が完全に閉鎖されると、前記エレベー
タかご2は、停止予定階に停止するようになる。
【0015】一方、以上とは逆に、前記制御部14から
エレベータかご2の下降運転指令が出力されると、これ
と同時に、前記制御部14からの制御信号により常時開
放型電磁弁は、閉鎖され、常時閉鎖型電磁弁11は、開
放されると共に、前記電動機4は一時的回転を行うよう
になる。
【0016】このような前記電動機4の一時的回転によ
り油圧ポンプ3が一時的に駆動されると、該油圧ポンプ
3の駆動によってポンピングされる圧油により逆流防止
弁5の第1弁室51の圧力が、第2弁室53の圧力より
も高くなって、前記したエレベータかご2の上昇運転時
と同様に、前記弁体54が上昇して、逆流防止弁5の主
室52が開放される。
【0017】このようにして、前記逆流防止弁5の主室
52が開放されると、前記電動機4の駆動は停止され、
エレベータかご2は、その自重により油圧シリンダ1内
の圧油が前記逆流防止弁5の主室52及び第1弁室51
を経て逆流して油圧ポンプ3を逆回転させながら、オイ
ルタンク8に排出されることにより、前記エレベータか
ご2の下降運転が行われる。
【0018】この場合、前記エレベータかご2は、前記
逆流防止弁5の主室52の開度に相応する速度で下降
し、前記主室52が完全に解放されると、一定の最大速
度で下降するようになる。且つ、前記エレベータかご2
の下降運転時には、逆流する圧油により前記油圧ポンプ
3が油圧モータとして作動し、前記油圧ポンプ3と直結
された電動機4は、発電制動状態に運転して、前記油圧
シリンダ1からオイルタンク8に逆流する圧油の流量を
抑制させることにより、前記エレベータかご2は、比較
的安定した速度で下降されるようになる。
【0019】このように、前記エレベータかご2の下降
運転が行われて、停止予定階に到達すると、前記した上
昇運転の際の停止動作と同様に、前記制御部14の信号
により電磁弁10、11の励磁電流が遮断されて、前記
常時開放型電磁弁10及び常時閉鎖型電磁弁11は、再
び開放状態及び閉鎖状態にそれぞれ復帰する。
【0020】これにより圧油は、パイロット流入管9a
に設けられた可変絞り弁12を経て逆流防止弁5の第2
弁室53に供給され、このように第2弁室53内に流入
した圧油の流量によって前記逆流防止弁5の弁体54が
下降しながら、前記主室52の開度が漸次減少し始め、
このため、エレベータかご2の下降速度が漸次減少す
る。その後、このように下降する弁体54により逆流防
止弁5の主室52が完全に閉鎖されると、前記エレベー
タかご2は、所望の停止予定階で停止される。
【0021】ところが、もし、前記エレベータかご2の
下降運転の際、停電などにより電動機4に供給されてい
た電源が遮断されると、前記電動機4は、発電制動作用
を行えず、前記逆流防止弁5を経てオイルポンプ3に逆
流する圧油の流量が急激に増大する。このため、前記エ
レベータかご2の下降速度は急激に増大するが、これに
対し、前記逆流防止弁5の上端一側に設けられたストッ
パー56と、該ストッパー56を調節する調節ネジ57
により弁体54の上昇を規制して圧油の流量が急激に上
昇することを防止していた。
【0022】即ち、前記調節ネジ57により調節された
ストッパー56で弁本体54の上昇は一定値以下に制限
され、主室52の開度が制限されてエレベータかご2の
下降運転の際、停電時に逆に流れる圧油の流量を一定値
以下に制限してエレベータかご2の下降速度を制限して
いた。これに対し、前記エレベータかご2の上昇運転が
行われるとき、圧油が前記したストッパー56により逆
流防止弁5の開度が規制されて、前記逆流防止弁5を通
過するとき、圧力損失が増大される。
【0023】このような圧力の損失を補償するため、電
動機の容量を適正レベルよりも大きく設計すべきであ
り、且つ、圧力の損失に伴い、油圧回路内の圧油温度が
上昇し、圧油温度を冷却するためには、別途のオイルク
ーラーの容量を増大する必要があった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従
来の油圧エレベータ装置においては、ストッパーにより
弁体の上昇を制限して、オイル流量を調節すると、装置
の全体的な運転効率が低下し、設備費用及びエネルギー
の浪費が上昇するという不都合な点があった。
【0025】一方、前記逆流防止弁の閉鎖動作を一層円
滑にするため、弁体の第2弁室側の油圧作用面積を第1
弁室側の油圧作用面積よりも大きく設定しているが、こ
のような逆流防止弁は、前記二つの弁室間の圧力が同様
な状態でもその面積差により常時閉鎖されるようにな
る。
【0026】しかし、エレベータかごの上昇運転が行わ
れるとき、前記開放型電磁弁及び閉鎖型電磁弁が両方と
もオンになった場合のみに油圧ポンプ側の圧油が油圧シ
リンダ側に流れるが、このとき、弁体の油圧面積の差に
よる不要な圧力損失が発生し、更に、圧力不均衡により
衝撃が発生して、エネルギーの損失が招かれる。
【0027】従って、このような問題点を解決するた
め、エレベータかごの上昇運転の際に、逆流防止弁を完
全に開放すべきであるが、このようにすると、停電など
の発生時に、前記逆流防止弁がチェック弁として作用す
べく復帰する時間が長引いて、場合によっては、エレベ
ータかごが墜落する恐れがあるという不都合な点があっ
た。
【0028】そこで、本発明の主目的は、逆流防止弁の
閉鎖状態が要求される場合、少量の圧力差により逆流防
止弁が開放されないように、逆流防止弁の確実な閉鎖を
保障し、起動時(エレベータかごの上昇、下降の初期)
の衝撃を最小化し得る油圧エレベータ装置を提供するこ
とにある。
【0029】且つ、本発明の他の目的は、エレベータか
ごの上昇及び下降運転過程において、圧油が逆流防止弁
を通過するときに発生する圧力の損失を最小化して、エ
ネルギーの浪費を抑制し得る油圧エレベータ装置を提供
することにある。
【0030】又、本発明の又他の目的は、エレベータの
運転中に停電などにより非常停止が必要になる場合、逆
流防止弁の初期閉鎖速度を迅速化して、エレベータかご
の速度が過速することを防止すると共に、後期停止のた
めの減速時に、エレベータかごの停止により発生する衝
撃を最小化し得る油圧エレベータ装置を提供することに
ある。
【0031】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る油圧エレベータ装置においては、
建物の昇降路内を垂直方向に移動し得るエレベータかご
と、該エレベータかごに接続されてカーを上昇又は下降
させるための油圧シリンダと、該油圧シリンダに油圧を
供給するための油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動する
ためのモータと、前記油圧シリンダと油圧ポンプ間の
圧油回路に設けられ、前記エレベータかごの上昇運転時
には前記油圧シリンダへの圧油供給を許容するために開
放され、前記エレベータかごが停止したときには前記油
圧シリンダからのパイロット圧油により閉鎖されて前記
油圧シリンダから油圧ポンプへのオイルの逆流を防止
し、前記エレベータかごの下降運転時には、前記油圧ポ
ンプからの圧油により開放されて、前記エレベータかご
の下降運転を可能とする逆流防止弁と、前記油圧シリン
ダと前記逆流防止弁間の第2主流路から分岐したパイロ
ット油圧回路に設けられ、前記油圧ポンプからのパイロ
ット油圧により前記逆流防止弁の閉鎖方向への付勢力を
与えるためのパイロット油圧シリンダ手段と、を備えて
構成されている。
【0032】そして、本発明の他の目的を達成するた
め、本発明に係る油圧エレベータ装置においては、エレ
ベータかごの上昇又は下降時の油圧の損失を最小化する
ために、パイロット油圧シリンダ手段の水平方向の断面
積が、前記逆流防止弁の水平方向の断面積よりも小さい
ものに構成されている。
【0033】且つ、本発明の他の目的を達成するため、
本発明に係る油圧エレベータ装置においては、エレベー
タかごの非常停止の初期時に、前記逆流防止弁の迅速な
閉鎖のために、エレベータかごと接続された油圧シリン
ダから前記逆流防止弁内にパイロット圧油供給路を提供
する弁室と、前記逆流防止弁内にパイロット供給路を更
に提供するために、外径部に環状の溝が設けられ、ピス
トン本体を包含するパイロット油圧シリンダと、前記エ
レベータかごの非常停止のための減速時に、前記逆流防
止弁内にパイロット圧油を微少量ずつ徐々に供給するた
めに絞り弁と、を備えて構成されている。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る油圧エ
レベータ装置の油圧回路図で、従来と同様な構成には同
一の符号を付した。
【0035】本発明に係る油圧エレベータ装置において
は、建物の各階の昇降場から乗客又は貨物を内部に積載
して、停止予定階まで移送させるため、垂直方向への移
動が可能なケージとしてのエレベータかご2と、該エレ
ベータかご2の垂直方向への移動時に必要な駆動力を供
給するために圧油として作動する油圧シリンダ1と、一
種のピストンロッドとして、一端が前記エレベータかご
2に接続され、他端は、油圧シリンダ1内に昇降可能に
支持される単動ラム1aと、前記エレベータかご2の駆
動源となる圧油をポンピングするための油圧ポンプ3
と、該油圧ポンプ3を駆動するための電動機4と、を備
えて構成されている。そして、前記電動機4は、交流誘
導電動機を利用することが好ましい。
【0036】且つ、本発明に係る油圧エレベータ装置に
おいては、前記油圧ポンプ3に供給するオイル、又は油
圧ポンプ3や他の装置から回収したオイルを貯蔵するオ
イルタンク8と、該オイルタンク8から油圧ポンプ3に
供給されるオイル又は前記油圧ポンプ3又は他の装置か
ら回収したオイルを濾過するオイルフィルタ7と、建物
の各階昇降場に設けられたエレベータかご2の押しボタ
ン(図示されず)及びエレベータかご2内に設けられた
停止予定階選択ボタン(図示されず)の押圧に応じて、
エレベータかご2を該当階にサービスするために記憶さ
れたプログラムに従い、図3、図5及び図7に示したよ
うに、前記電動機4に運転指令及び速度指令を出力し、
後述する各種の電磁弁に制御信号、即ち、オン/オフ指
令信号を出力する制御器14と、前記油圧シリンダ1と
油圧ポンプ3間の流路に接続される逆流防止弁100
と、該逆流防止弁100に結合されて、該逆流防止弁に
付勢力を与えるパイロット油圧シリンダ200と、を更
に備えて構成されている。
【0037】又、前記逆流防止弁100は、前記油圧ポ
ンプ3からポンピングされる圧油により開放されて、該
圧油を前記油圧シリンダ1に供給されるように許容し、
前記油圧ポンプ3の停止時に、前記油圧シリンダ1から
のパイロット圧油により閉鎖されて、前記油圧シリンダ
1から油圧ポンプ3への逆流を防止する役割を果たすも
ので、前記油圧ポンプ3に連結された第1主流路310
に接続される第1弁室110と、前記油圧シリンダ1に
連結された第2主流路320に接続される第2弁室12
0と、後述するパイロット油圧シリンダ200に接続さ
れる第3弁室130と、前記第1弁室110と、第2弁
室120間の圧油の流れを許容及び遮断する位置に変位
可能な弁体140と、を備えている。
【0038】この場合、前記第1主流路310と第2主
流路320とは、油圧シリンダ1と油圧ポンプ3及び逆
流防止弁100間の圧油の流れを連結する主流路であっ
て、前記第1流路310は、油圧ポンプ3と逆流防止弁
100間を連結し、前記第2主流路320は、逆流防止
弁100と油圧シリンダ1間を連結して構成される主圧
油回路300である。
【0039】そして、前記油圧シリンダ1からのパイロ
ット圧油を前記逆流防止弁100及びパイロット油圧シ
リンダ200に供給するために連結された流路と、前記
逆流防止弁100及びパイロット油圧シリンダ200か
ら排出されるオイルの流路からなる流路回路としてのパ
イロット圧油回路400が備えられている。
【0040】且つ、前記パイロット圧油回路400に
は、前記油圧シリンダ1から逆流防止弁100に連結さ
れる前記パイロット回路400内の流路に電磁バルブが
設けられるが、このような電磁バルブは、前記油圧シリ
ンダ1から逆流防止弁100に供給される圧油の流れを
遮断又は許容するためのバルブであって、前記制御器1
4からのオン/オフ制御信号に応じて動作する常時閉鎖
型電磁弁510と、該常時閉鎖型電子弁510と逆流防
止弁100間のパイロット圧油回路400内の流路に設
けられ、前記制御器14からのオン/オフ制御信号に応
じて、前記常時閉鎖型電磁弁510からのパイロット圧
油、絞り弁550からのパイロット圧油及び/又はパイ
ロット油圧シリンダ200からのパイロット圧油を逆流
防止弁100に供給又は遮断する常時開放型電磁弁52
0と、前記逆流防止弁100の第3弁室130からのオ
イルタンク8への流路に設けられて、前記第3弁室13
0からのオイルタンク8への圧油排出を前記制御器14
の制御信号に応じて許容又は遮断する圧油排出用電磁弁
530と、前記パイロット油圧シリンダ200と、油圧
シリンダ1及びオイルタンク8間をお互いに(流路)接
続又は遮断するために、前記パイロット圧油回路400
と、パイロット油圧シリンダ200及びオイルタンク8
間の流路に接続され、前記制御器14からの制御信号に
より前記パイロット圧油回路400からのパイロット圧
油をパイロット油圧シリンダ200に供給する方向と、
該パイロット油圧シリンダ200からオイルタンク8に
圧油を排出する方向と、前記パイロット圧油回路400
と、パイロット油圧シリンダ200及びオイルタンク8
間の流路連結を遮断する方向と、に流路方向を転換する
ための3方向電磁弁540と、前記油圧シリンダ1と、
電磁弁520間を接続するパイロット圧油回路400内
の流路に接続された絞り弁550と、から構成されてい
る。
【0041】この場合、前記常時閉鎖型電磁弁510か
らの常時開放型電磁弁520への流路には、前記絞り弁
550からの流出路と、パイロット油圧シリンダ200
からの流出路とが接続される。且つ、前記絞り弁550
は、流入口が油圧シリンダ1からのパイロット流路に接
続され、流出口は、流路を経て電磁弁520の流圧口に
接続される。このとき、前記絞り弁550は、エレベー
タかご2の非常停止のための減速時に、油圧シリンダ1
からのパイロット圧油を電磁弁520を経て逆流防止弁
100の第3弁室130に微少量ずつ徐々に供給して、
前記逆流防止弁100の弁体140が閉鎖方向に徐々に
移動される。
【0042】このような前記逆流防止弁100、パイロ
ット油圧シリンダ200、その他の弁及び回路の連結関
係に対し、図2を用いて説明すると次のようである。図
2は、エレベータかご停止の際の本発明に係る油圧エレ
ベータ装置の油圧回路図及び一部詳細断面図で、逆流防
止弁及びパイロット油圧シリンダの主要部分の断面を比
較した図面である。
【0043】図示されたように、前記逆流防止弁100
は、その下部に前記油圧ポンプ3からの第1主流路31
0に連結される第1弁室110と、その上部に前記油圧
シリンダ1のパイロット圧油回路400と接続される第
3弁室130と、前記第1弁室110と第3弁室130
間で前記油圧シリンダ1の一側に連通される第2弁室1
20と、を備えている。
【0044】又、前記第1弁室110、第3弁室130
及び第2弁室120からなる弁室の室内には、前記第1
弁室110及び第3弁室130間の圧力差により前記第
2弁室120と第1弁室110間のオイル流通を許容す
る位置、即ち、開放位置及び第2弁室120と第1弁室
110間のオイル流通を遮断する位置、即ち、閉鎖位置
に変位可能な弁体140を備えている。更に、前記弁体
140は、油圧シリンダ1からの圧油により弁を開放す
る方向から圧力を受けるように第2弁室120向きの外
径面に段差が形成されている。
【0045】一方、前記逆流防止弁100に結合される
パイロット油圧シリンダ200は、油圧シリンダ1から
のパイロット圧油により前記逆流防止弁100の閉鎖方
向又はその反対方向に変位可能なピストン本体210
と、前記逆流防止弁100の弁体140に結合される一
端部と、前記ピストン本体210に結合される他端部と
を有し、前記ピストン本体210の前記逆流防止弁10
0の閉鎖方向への変位を前記逆流防止弁100に伝達す
るためのピストンロッド240と、前記ピストン本体2
10に接触されて、該ピストン本体210を前記逆流防
止弁100の閉鎖方向に付勢するための復元力を有する
スプリング250と、前記スプリング250、ピストン
ロッド240、ピストン本体210を内部に受容するシ
リンダ260と、を備えている。
【0046】そして、前記シリンダ260は、前記スプ
リング250と接触されるピストン本体210面とシリ
ンダ260内壁から形成されて、パイロット圧油を受容
する上部室220と、前記ピストンロッド240と結合
されるピストン本体210面とシリンダ260内壁から
形成されて、パイロット圧油を受容する下部室230
と、を備え、前記逆流防止弁100が開放されたとき、
ピストン本体210の環状溝200aと、シリンダ26
0のほぼ中間部位の内部壁面とからなる中間室225
を、更に備えている。
【0047】この場合、前記ピストン本体210上の環
状溝200aの垂直方向の位置は、前記ピストン本体2
10が上方に最大限に移動した状態、即ち、前記逆流防
止弁100が完全に開放された状態で、後述するパイロ
ット圧油回路400の第4パイロット流路440及び第
6パイロット流路460と連結されるシリンダ260の
二つの中間室225と連通する位置に形成することが好
ましい。且つ、前記ピストンロッド240には、Oリン
グ240aが嵌合されて圧油の漏洩を防止する。
【0048】一方、前記パイロット圧油回路400にお
いては、主圧油回路300の第2主流路320と接続さ
れ、油圧シリンダ1からのパイロット圧油を常時閉鎖型
電磁弁510、絞り弁550、パイロット油圧シリンダ
200の上部室220及び3方向電磁弁540に供給す
るために接続される第1パイロット流路410と、常時
閉鎖型電磁弁520からのパイロット圧油を前記逆流防
止弁100の第3弁室130に供給するため、開放型電
磁弁520と逆流防止弁100の第3弁室130間に接
続される第2パイロット流路420と、前記第1パイロ
ット流路410から分岐されて、絞り弁550を経て閉
鎖型電磁弁510と開放型電磁弁520間の流路に連結
される第3パイロット流路430と、第3パイロット流
路430間に接続され、前記逆流防止弁100が開放さ
れた状態で、エレベータかご2を非常停止させようとす
る場合、油圧シリンダ1からのパイロット圧油を前記逆
流防止弁100の第3弁室130に供給する流路となる
第4パイロット流路440と、前記第1パイロット流路
410から分岐されて、パイロット油圧シリンダ200
の上部室220に接続されて、ピストン本体210を下
方(逆流防止弁100の閉鎖方向)に移動させるため、
油圧シリンダ1からのパイロット圧油を供給する流路と
なる第5パイロット流路450と、前記第1パイロット
流路410から分岐されて、パイロット油圧シリンダ2
00の他側中間室225に接続され、油圧シリンダ1か
らのパイロット圧油を他側中間室225に供給する流路
となる第6パイロット流路460と、前記パイロット圧
油シリンダ200の下部室230と3方向電磁弁540
間に接続されて、該下部室230に油圧シリンダ1のパ
イロット圧油を供給するか、前記下部室230から3方
向電磁弁540にパイロット圧油を排出する流路となる
第7パイロット流路470と、前記逆流防止弁100の
第3弁室130と圧油排出用電磁弁530間に接続され
て、前記第3弁室130から圧油排出用電磁弁530に
パイロット圧油を排出する流出路となる第8パイロット
流路480と、前記3方向電磁弁540とオイルタンク
8間に接続されて、3方向電磁弁540から排出される
パイロット圧油の排出路となる第9パイロット流路49
0と、を備えている。
【0049】図2中の符号Alは、圧油が逆流防止弁1
00の第1弁室110内で弁体140に弁を開放する方
向(上方)に作用する油圧の作用面積であると共に、第
1弁室110の水平方向の断面積であり、A2は、油圧
シリンダ1からの圧油が逆流防止弁100の第2弁室1
20内で弁体140に弁を開放する方向(上方)に作用
する油圧の作用面積であり、A3は、圧油が前記逆流防
止弁100の第3弁室130内で弁体に弁を閉鎖する方
向(下方)に作用する油圧の作用面積であると共に、前
記第3弁室130の水平方向の断面積である。
【0050】又、A4は、第3弁室130内で油圧シリ
ンダ1からのパイロット圧油が、ピストンロッド240
に上方(逆流防止弁100の開放方向)に作用する油圧
の作用面積であると共に、A5は、油圧シリンダ1から
のパイロット圧油がパイロット油圧シリンダ200の下
部弁室230からピストン本体210に上方(逆流防止
弁100を開放する方向)に作用する油圧の作用面積で
あり、A6は、油圧シリンダ1からのパイロット圧油が
パイロット油圧シリンダ200の上部室220からピス
トン本体210に下方(逆流防止弁100を閉鎖する方
向)に作用する作用面積である。
【0051】更に、Pj、Pp、Pc及びPbは、それ
ぞれ油圧シリンダ側の圧力、油圧ポンプ側の圧力、第2
弁室120の圧力及び下部室230の圧力を示したもの
である。以下、このように構成された油圧エレベータ装
置の動作に対し、油圧エレベータの運転状態により区分
して説明する。
【0052】先ず、エレベータかご2を停止させようと
するとき、図2に示したように、各電磁弁510、52
0、530、540は、制御器14からの制御信号に応
じて、全てオフされる。これと同時に、前記制御器14
から電動機4及び油圧ポンプ3からの運転指令信号及び
速度指令信号として、停止及び減速指令信号が出力され
て、油圧ポンプ3からの圧力Ppは、0になる。
【0053】このとき、前記逆流防止弁100の第3弁
室130内には、エレベータかご2が上昇又は下降され
ているとき、図4及び図6に示したように、前記油圧シ
リンダ1からのパイロット流路が開放された状態である
ため、パイロット圧油が充填された状態であり、且つ、
前記油圧シリンダ1からのパイロット圧油が第1パリロ
ット流路410及び第5パイロット流路450を経てパ
イロット油圧シリンダ200の上部室220に供給さ
れ、下部室230内のパイロット圧油は、3方向電磁弁
540を経て第9パイロット流路490を介してオイル
タンク8に排出される。
【0054】一方、ピストンロッド240は、作用面積
A4に対して第3弁室130内の圧力Pcを上方向から
受けるが、このときの圧力Pcは、油圧シリンダ1から
の圧力Pjと同様であり、作用面積A4より作用面積A
6が一層大きいため、前記パイロット油圧シリンダ20
0のピストン本体210及びピストンロッド240は、
逆流防止弁100を閉鎖する方向に動かす。
【0055】そして、前記油圧シリンダ1から弁本体1
40への開放方向に作用する圧力Pjと、第3弁室13
0内の圧油により弁体140への閉鎖方向に作用する圧
力Pcとは、お互いに同様であり、作用面積A3が、作
用面積A2よりも大きいため、逆流防止弁100は、閉
鎖されるようになる。
【0056】又、前記逆流防止弁100は、パイロット
油圧シリンダ200のピストンロッド240によって閉
鎖方向に付加的な圧力を受け、スプリング250も常時
前記パイロット油圧シリンダ200のピストン本体21
0及びピストンロッド240に、下方、即ち、逆流防止
弁100の閉鎖方向に弾性力を付勢する。
【0057】このような本発明に係る装置の動作を数式
に表すと、次のようである。ここで、弁体140の閉鎖
方向を正(+)方向とし、開放方向を負(−)方向とす
ると、本発明に係るエレベータ装置における前記弁体1
40に作用する力Fは、次式(1)のように定義するこ
とができる。
【0058】[数学式1] F=−(Al)(Pj)−(A2)(Pj)+(A3)
(Pc)−(A4)(Pc)−(A5)(Pj)+(A
6)(Pj)+Fs 式中、Fsは、パイロット油圧シリンダ200のピスト
ン本体210を正方向に加圧するスプリング250の弾
性復元力である。各作用面積は、次式(2)のようであ
る。 [数学式2] (Al)+(A2)=(A3),(A4)+(A5)=
(A6)
【0059】このような状態で、エレベータかご2が停
止するときには、Pp=Pb=0,Pc=Pjであるた
め、この条件を数学式(1)に代入すると、エレベータ
かご2が停止するとき弁体140に作用する力Fは、次
の数学式(3)の用に定義される。 [数学式3] F={(A3−A2)(Pj)+(A6−A4)(P
j)+Fs}>0
【0060】即ち、上記[数学式3]に示したように、
エレベータかご2が停止するとき、逆流防止弁100の
弁体140への作用力Fは、正方向に作用して、前記逆
流防止弁100は負方向へ移動されることなく、圧油の
逆流が防止されるため、エレベータかご2は、停止状態
で安全に維持される。
【0061】一方、このように停止された後、エレベー
タかご2が再び上昇する動作に対し、図3及び図4を用
いて説明すると、次のようである。図3は、本発明に係
る油圧エレベータ装置の上昇運転の際の制御器からの出
力制御信号のタイムチャートであり、図4は、本発明に
係る油圧エレベータ装置のエレベータかごの上昇運転の
際の油圧回路図及び一部詳細断面図である。
【0062】先ず、制御器14からエレベータの上昇運
転指令信号が出力すると共に、速度指令信号が電動機4
に出力されると、図3に示したように、上昇運転が開始
される時点t1で電動機4が駆動し、該電動機4に直結
された油圧ポンプ3が駆動するに従い、圧油が吐出され
て、逆流防止弁100の第1弁室110に供給される。
この場合、もし、パイロット油圧シリンダ200が無い
と仮定すると、弁体140への作用力Fは、次の数学式
(4)のように示される。
【0063】[数学式4] F=−(Al)(Pp)−(A2)(Pj)+(A3)
(Pc)+Fs この場合、圧力Pj=圧力Pcであり、油圧ポンプ3側
の圧力Ppが第3弁室130の圧力Pcよりも高いと、
[数学式4]は、次の[数学式5]のようになる。 [数学式5] F=−(Al)(Pp)−(A2)(Pj)+(A3)
(Pc)+Fs=−(Al)(Pp)−(A2)(P
j)+(Al+A2))(Pc)+Fs=(Al)(P
c−Pp)+Fs=(Al)(Pj−Pp)+Fs
【0064】従って、前記油圧ポンプ3からの圧力Pp
が逆流防止弁100の第3弁室130の圧力Pc間の圧
力差よりも大きくて、該圧力差による負方向への作用力
がピストン本体210に作用するスプリング250の付
勢力Fsよりも大きくなると、弁体140に負方向への
作用力が与えられて、前記逆流防止弁100が瞬間的に
開放されると共に、前記油圧ポンプ3側の圧力Ppがそ
のまま油圧シリンダ1に伝達されて、エレベータかご2
が急動作する現象が発生することもある。
【0065】一方、本発明に係るパイロット油圧シリン
ダ200を設けて、エレベータかご2を上昇運転させる
動作を数式に示すと、次のようである。弁体140への
作用力Fは、[数学式1]より、
【0066】[数学式6] F=−(A1)(Pp)−(A2)(Pj)+(A3)
(Pc)−(A4)(Pj)−(A5)(Pb)+(A
6)(Pj)+Fs=−(A1)(Pj−Pp)+(A
6−A4)(Pj)+Fs (ここで、Pb=0、Pj=Pc、A3=A1+A2及
びA6=A4+A5を代入)になって、パイロット油圧
シリンダ200を設けた場合、弁体140に(A6−A
4)(Pj)に該当する正方向への付勢力を与えられ
て、微少な圧力差により逆流防止弁100の第2弁室1
20が瞬間的に開放されて、エレベータの上昇命令の初
期に、エレベータかご2が瞬間的に急動作する起動ショ
ック現象の発生を解消することができる。
【0067】そして、図3において、t2は、前記逆流
防止弁100の第2弁室120と第1弁室110との圧
力が同様になる時点であるが、この時点で、3方向電磁
弁540をオンさせると、パイロット油圧シリンダ20
0の下部室230に油圧シリンダ1からのパイロット圧
油が供給されて、圧力Pbによりピストン体210が負
方向に移動される。従って、弁体140は上昇状態を維
持して、逆流防止弁100は、圧油を油圧ポンプ3から
油圧シリンダ1のみに通過できるチェック弁としての機
能を行うようになる。
【0068】このような状態で、電動機4の速度を増加
させると、第1主流路310の圧油は、図4に示したよ
うに、前記逆流防止弁100を経て第2主流路320に
沿って油圧シリンダ1に供給されて、エレベータかご2
は、供給圧油の流量に対応した速度に上昇するようにな
る。
【0069】且つ、時間t3は、前記上昇するエレベー
タかご2が停止予定階に到達して減速する時点を表し、
この時点t3において、3方向電磁弁540を復帰させ
て、パイロット油圧シリンダ200の下部室230内の
パイロット圧油をオイルタンク8に排出して、その圧力
を“0”に低下させると、前記逆流防止弁100は、
[数学式6]に示されるような作用力Fにより弁体14
0を閉鎖して、前記したチェック弁としての機能を行っ
て、終了時点t4ではエレベータかご2を安全で円滑に
停止させるようになる。
【0070】一方、図5及び図6を参照して、本発明に
係る油圧エレベータ装置の下降運転動作を説明すると、
次のようである。図5は、本発明に係る油圧エレベータ
装置のエレベータかごの下降運転の際の制御器からの出
力制御信号のタイムチャートであり、図6は、本発明に
係る油圧エレベータ装置のエレベータかごの下降運転の
際の油圧回路図及び一部詳細断面図である。
【0071】先ず、制御器14から、図5に示したよう
に、エレベータの下降運転指令信号及び速度指令信号が
出力されると、下降運転の開始時点t1で電動機4が駆
動すると共に、油圧ポンプ3からの吐出圧油が、逆流防
止弁100の第1弁室110に供給される。
【0072】この場合、パイロット油圧シリンダ200
の下部室230への作用圧力Pbは“0”であるため、
前記逆流防止弁100は、パイロット油圧シリンダ20
0により正方向への付加的圧力が与えられて、前記逆流
防止弁100が急激に開放されて、起動ショックを起こ
す現象を防止することができる。
【0073】その後、前記油圧ポンプ3側の圧力Ppが
第3弁室130の圧力Pcと同様になる時点t2で、常
時開放型電磁弁520は、制御器14からの制御信号に
応じて、オン状態、即ち、閉鎖状態になり、電磁弁53
0は、オン状態、即ち、開放状態になる。
【0074】従って、前記逆流防止弁100の第3弁室
130内のパイロット圧油が第8パイロット流路480
を経てオイルタンク8に排出されて、前記第3弁室13
0内の圧力Pcは、“0”になると共に、パイロット油
圧シリンダ200の下部室210の圧油が3方向電磁弁
540を経てオイルタンク8に排出されて、圧力Pbも
“0”になって、弁体140への作用力Fは、
【0075】[数学式7] F=−(Al)(Pp)−(A2)(Pj)+(A6)
(Pj)+Fs になり、このとき、{(A1)(Pp)+(A2)(P
c)}>{(A6)(Pj)+Fs}になるようにパイ
ロット油圧シリンダ200のピストン本体210及びピ
ストンロッド240を設計した場合は、前記弁体140
には、負方向への作用力が与えられて、該弁体140は
強制的に開放される。従って、エレベータかご2の自重
により油圧シリンダ1から排出される圧油は、第2主流
路320、逆流防止弁100及び第1主流路310を順
次経た後、油圧ポンプ3を逆回転させながらオイルタン
ク8に排出されるが、このとき、前記油圧ポンプ3と直
結された電動機4は発電機として作動する。
【0076】この場合、下降運転の際にも、前記逆流防
止弁100の弁体140にはパイロット油圧シリンダ2
00により(A6)(Pj)の作用力が与えられるた
め、スプリング250の作用力Fsが微弱であっても、
エレベータカー2の非常停止の際、弁体140の閉鎖時
間を短縮することができる。
【0077】且つ、前記非常停止の際の動作に対して
は、以下別途に説明することにする。その後、前記エレ
ベータかご2が自重により下降して、停止予定階の付近
に到達する時点t3では、電磁弁520、530が復帰
すると共に、電磁弁510をオンさせる。
【0078】そうすると、パイロット圧油が第1、第2
パイロット流路410、420を経て迅速に逆流防止弁
100の第3弁室130に供給されて、前記逆油防止弁
100の第3弁室130内の弁体140の閉鎖方向への
圧力Pcが増加し、パイロット油圧シリンダ200の上
部室220の圧力(A6)(Pj)による付勢力が付勢
されて、前記逆流防止弁100が閉鎖される。
【0079】従って、エレベータかご2が停止予定階に
到達するt4時点でエレベータかご2を安全に停止する
ことができる。このとき、前記油圧エレベータ装置は、
上昇運転又は下降運転の際、圧力損失が最小化する構造
にしてエネルギーの損失を減らすことができる。
【0080】従って、前記逆流防止弁100の弁体14
0の変位による該逆流防止弁100の開口面積が大きい
ほど、圧力の損失が少なく、且つ、パイロット油圧シリ
ンダ200に設けられるスプリング250の作用力Fs
も微弱であるほど、全体的な損失をその分減らすことが
できる。しかし、前記逆流防止弁100の開口面積が大
きくなると、第3弁室130の体積が大きくなって、全
体的な弁の開閉動作速度が遅くなるという欠点がある。
【0081】そこで、本発明では、正常的な上昇又は下
降運行の際の減速時点で、制御器14により電磁弁52
0を開放させて、パイロット圧油回路400の第1パイ
ロット流路410から供給されるパイロット圧油を第6
パイロット流路460、シリンダの中間室225、第3
パイロット流路430及び第4パイロット流路440を
通じて供給することにより、図9(a)に示したよう
に、前記逆流防止弁100の第3弁室130への供給流
量を増加させて、前記逆流防止弁100がチェック弁と
して作動転換する時間を短縮し、エレベータかご2の減
速時点付近での油圧シリンダ側の圧油の逆流による停止
衝撃を最小化することができる。
【0082】一方、エレベータかご2の上昇又は下降運
転中に停電などにより非常停止が要求される際の本発明
に係る油圧エレベータ装置の動作に対し、図7及び図9
を参照して説明すると次のようである。図7は、本発明
に係る油圧エレベータ装置の非常停止運転の際の制御器
からの出力制御信号のタイムチャートであり、図8は、
本発明に係る油圧エレベータ装置の非常運転の際の油圧
回路図及び一部詳細断面図である。
【0083】本発明では、パイロット油圧シリンダ20
0のピストンロッド240が、逆流防止弁100の弁体
140に常時当接するようになっているため、前記逆流
防止弁100の弁体140の移動に連動して作動するよ
うになって、前記逆流防止弁100の弁体140が負方
向に完全に開放された状態で、停電などの発生により非
常停止すると、初期に前記逆流防止弁100の第3弁室
130に供給される圧油は、油圧シリンダ1から第1パ
イロット流路410を経た後、一部は第6パイロット流
路460、シリンダの中間室225及び環状溝200a
を経て第4パイロット流路440を通じて供給され、絞
り弁550を経て第3パイロット流路430を通じて円
滑に供給されるため、前記逆流防止弁100の弁体14
0の初期弁閉鎖動作が迅速化して、弁動作遅延によるエ
レベータの過速を防止することができる。
【0084】且つ、前記逆流防止弁100の弁体140
が予め設定されただけ閉鎖方向に移動すると、これと同
時に、パイロット圧油が第5パイロット流路450を経
てパイロット油圧シリンダ200の上部室220側にも
供給される。
【0085】従って、前記パイロット油圧シリンダ20
0のピストンロッド240が正方向に移動して中間室2
25、即ち、第4パイロット流路440は、遮断される
ため、このときから、前記逆流防止弁100の第3弁室
130に流入されるパイロット圧油は、第3パイロット
流路430のみを通じて供給され、このような供給圧油
は、絞り弁550により絞縮されて、第3弁室130へ
の流入流量は、微細量が供給されるため、図9(b)及
び図10に示したように、前記逆流防止弁100の弁体
140は、徐々に閉鎖するようになり、エレベータかご
2が円滑に停止するようになる。
【0086】即ち、このように、本発明においては、非
常停止の際、逆流防止弁100の閉鎖時間が速い場合
に、弁体140の急激な閉鎖に伴って大きい停止衝撃が
発生することと、逆に、前記逆流防止弁100の閉鎖時
間を遅くする場合に、初期の弁閉鎖動作が遅延されて、
エレベータかごの初期移動の際に瞬間的に過速される現
象とを最小化している。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る油圧
エレベータ装置においては、エレベータかごの上昇及び
下降運転の際の逆流防止弁の圧力の損失を最小化して、
エネルギーの利用効率の極大化を図り、且つ、逆流防止
弁の閉鎖時に、多少の圧力差が生じても確実に圧油の逆
流を遮断して、エレベータかごを停止予定階に安全に停
止させることが可能となり、エレベータ装置の安全性を
大いに向上し得るという効果がある。
【0088】又、停電などによる非常停止の発生時に
は、逆流防止弁の応答速度を適切に調節することが可能
となって、急停止によるエレベータかごの衝撃を最小化
して乗客の安全を図り得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧エレベータ装置の油圧回路図
である。
【図2】エレベータかご停止の際の本発明に係る油圧エ
レベータ装置の油圧回路図及び一部詳細断面図で、逆流
防止弁及びパイロット油圧シリンダの主要部分の断面を
比較した図面である。
【図3】本発明に係る油圧エレベータ装置の上昇運転の
際の制御器からの出力制御信号のタイムチャートであ
る。
【図4】本発明に係る油圧エレベータ装置のエレベータ
かごの上昇運転の際の油圧回路図及び一部詳細断面図で
ある。
【図5】本発明に係る油圧エレベータ装置のエレベータ
かごの下降運転の際の制御器からの出力制御信号のタイ
ムチャートである。
【図6】本発明に係る油圧エレベータ装置のエレベータ
かごの下降運転の際の油圧回路図及び一部詳細断面図で
ある。
【図7】本発明に係る油圧エレベータ装置の非常停止運
転の際の制御器からの出力制御信号のタイムチャートで
ある。
【図8】本発明に係る油圧エレベータ装置の非常運転の
際の油圧回路図及び一部詳細断面図である。
【図9】(a)(b)、本発明に係る油圧エレベータ装
置の運転時の逆流防弁の弁室の流入流量を示したグラフ
で、(a)は、正常運転の場合、(b)は、非常停止運
転の場合を示す。
【図10】本発明に係る油圧エレベータ装置の非常停止
運転時の展示弁を通過する流量を示したグラフである。
【図11】従来の油圧エレベータ装置の油圧回路図であ
る。
【符号の説明】
1…油圧シリンダ 2…エレベータかご 3…油圧ポンプ 4…電動機 8…オイルタンク 14…制御器 100…逆流防止弁 110…第1弁室 120…第2弁室 130…第3弁室 140…弁体 200…パイロット油圧シリンダ 200a…環状溝 210…ピストン本体 220…上部室 230…下部室 240…ピストンロッド 240a…Oリング 250…スプリング 260…シリンダ 300…主圧油回路 310…第1主流路 320…第2主流路 400…パイロット圧油回路 410〜490…第1〜第9パイロット流路 510…常時閉鎖型電磁弁 520…常時開放型電磁弁 530…圧油排出用電磁弁 540…3方向電磁弁 550…絞り弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 9/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の昇降路内を垂直方向に移動し得る
    エレベータかごと、 該エレベータかごに接続されてカーを上昇又は下降させ
    るための油圧シリンダと、 該油圧シリンダに油圧を供給するための油圧ポンプと、 該油圧ポンプを駆動するためのモータと、 前記油圧シリンダと油圧ポンプ間の主圧油回路に設けら
    れ、前記エレベータかごの上昇運転時には前記油圧シリ
    ンダへの圧油供給を許容するために開放され、前記エレ
    ベータかごが停止したときには前記油圧シリンダからの
    パイロット圧油により閉鎖されて前記油圧シリンダから
    油圧ポンプへのオイルの逆流を防止し、前記エレベータ
    かごの下降運転時には、前記油圧ポンプからの圧油によ
    り開放されて、前記エレベータかごの下降運転を可能と
    する逆流防止弁と、 前記油圧シリンダと前記逆流防止弁間の第2主流路から
    分岐したパイロット油圧回路に設けられ、前記油圧ポン
    プからのパイロット油圧により前記逆流防止弁の閉鎖方
    向への付勢力を与えるためのパイロット油圧シリンダ手
    段と、 を備えて構成されることを特徴とする油圧エレベータ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記エレベータかごの上昇又は下降運転
    時の油圧損失を最小化するため、前記パイロット油圧シ
    リンダ手段の水平方向の断面積は、前記逆流防止弁の水
    平方向の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1
    に記載の油圧エレベータ装置。
  3. 【請求項3】 前記逆流防止弁は、前記油圧ンプへの流
    路に接続される第1弁室と、 前記油圧シリンダへの流路に接続される第2弁室と、 前記油圧シリンダからパイロット流路に接続される第3
    弁室と、 前記第1弁室と第3弁室間の圧力差により前記第1弁室
    と第2弁室間の流路を開放又は閉鎖する位置に移動可能
    であり、前記第2弁室方向の外径面が前記油圧シリンダ
    からの圧油により開放方向への作用力を受けるように段
    差部を有する弁体と、から構成されることを特徴とする
    請求項1に記載の油圧エレベータ装置。
  4. 【請求項4】 前記パイロット油圧シリンダ手段は、前
    記油圧シリンダからのパイロット圧油により前記逆流防
    止弁の閉鎖方向への変位が可能なピストン本体と、 前記逆流防止弁の弁体に接触される一端部と、前記ピス
    トン本体に結合される他端部とを有し、前記ピストン本
    体の前記逆流防止弁の閉鎖方向への変位を前記逆流防止
    弁に伝達するためのピストンロッドと、 前記ピストン本体に接触されて、該ピストン本体を前記
    逆流防止弁の閉鎖方向に弾支するためのスプリングと、 前記スプリング、ピストンロッド、ピストン本体を内部
    に受容するためのシリンダと、から構成されることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の油圧エレベータ装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧シリンダと前記逆流防止弁間の
    パイロット流路に設けられ、 前記油圧シリンダからの前記逆流防止弁への圧油の供給
    を遮断又は許容するための第1電磁弁と、 該第1電子弁と前記逆流防止弁間のパイロット流路に設
    けられ、前記油圧シリンダからの前記逆流防止弁へのパ
    イロット圧油の供給を遮断又は許容するための第2電磁
    弁と、 前記油圧シリンダからの前記逆流防止弁への流路に設け
    られ、エレベータかごの非常停止時に、前記逆流防止弁
    の閉鎖速度を減速するための絞り弁と、 前記油圧シリンダからの前記パイロット油圧シリンダ手
    段への流路に設けられ、前記パイロット油圧シリンダ手
    段が、前記逆流防止弁の閉鎖方向に移動可能に、前記油
    圧シリンダからのパイロット圧油を前記パイロット油圧
    シリンダ手段に供給する方向又は、前記パイロット油圧
    シリンダ手段からの圧油を排出する方向に流路の方向を
    転換するための第3電磁弁と、 オイルを受容するためのオイルタンクと、 前記逆流防止弁とオイルタンク間の流路に設けられ、前
    記逆流防止弁からオイルタンクへの流路を開放又は閉鎖
    するための第4電磁弁と、 前記オイルタンクに流入されるか、該オイルタンクから
    流出されるオイルをフィルタリングするためのオイルフ
    ィルタと、 前記モータの速度を制御し、前記第1〜第4電磁弁を制
    御するために制御器を更に包含して構成されることを特
    徴とする請求項1に記載の油圧エレベータ装置。
  6. 【請求項6】 前記シリンダは、前記スプリングと接触
    されるピストン本体面とシリンダの内壁から形成され
    て、パイロット圧油を受容する第1室と、 前記ピストンロッドと結合されるピストン本体面とシリ
    ンダ内壁から形成されて、パイロット圧油を受容する第
    2室と、 前記逆流防止弁が開放されたとき、エレベータかごを非
    常停止する初期に、前記逆流防止弁の迅速な閉鎖により
    エレベータかごと接続された油圧シリンダから前記逆流
    防止弁内にパイロット圧油供給路になる第3室と、を包
    含して構成されることを特徴とする請求項4に記載の油
    圧エレベータ装置。
  7. 【請求項7】 前記ピストン本体は、前記逆流防止弁が
    開放されたとき、エレベータかごを非常停止する初期
    に、前記逆流防止弁の迅速な閉鎖によりエレベータかご
    と接続された油圧シリンダから前記逆流防止弁内にパイ
    ロット圧油供給路を提供する環状溝が備えられて構成さ
    れることを特徴とする請求項4に記載の油圧エレベータ
    装置。
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