JP2009196537A - 車両用昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置体に対する車椅子の乗降が行い易く、また、載置体に固定装置を設けた場合にはその操作も行い易い車両用昇降装置を提供する。
【解決手段】車椅子Cに搭乗した搭乗者を載置する平板状の載置体1と、載置体1を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠2と、昇降枠2を昇降操作して載置体1を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位置とに昇降移動させる昇降操作手段とを設け、載置体1上を照射する照明装置51を、載置体1に設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、車椅子に搭乗した搭乗者を載置する平板状の載置体と、前記載置体を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠と、前記昇降枠を平行又は略平行姿勢で昇降操作して前記載置体を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ又は略同じ高さの上昇位置とに平行又は略平行姿勢で昇降移動させる昇降操作手段とが設けられている車両用昇降装置に関する。
かかる車両用昇降装置は、車椅子に搭乗した搭乗者を、車両の内方の床面と車両外方の地面との間で移動するために用いるものであり、昇降操作手段によって昇降枠を平行又は略平行姿勢で昇降させることにより、載置体を平行又は略平行姿勢で上昇位置と下降位置とに昇降移動させることになり、そして、載置体が昇降枠に対して車両内外方向に移動させることができるから、上昇位置に位置する載置体を昇降枠に対して車両内方に向けてスライド移動させることにより、載置体をその全体が車両内部に格納される状態にすることができ、また、上昇位置に位置する載置体を昇降枠に対して車両外方に向けてスライド移動させることにより、載置体が車両から外方に突出させる状態として、その状態で昇降枠を昇降させるようにすることにより、昇降操作手段が昇降枠を車両内外方向に移動させる量を少なくして昇降操作手段の簡素化を図りながら、載置体が車両の床面と接当するのを回避した状態で載置体を昇降移動させることができるようになっている。
このような車両用昇降装置においては、載置体が地面上又はその近くの下降位置に下降された状態において、車椅子の搭乗者が載置体に対して乗降することになり、また、載置体が床面と同高さ又は略同じ高さの上昇位置に上昇され、かつ、昇降枠に対して車両内方にスライド移動されて車両内部に格納された状態において、車椅子の搭乗者が載置体に対して乗降することになり、そのように車椅子の搭乗者が載置体に対して乗降する際には、その乗降を安全に適切に行なうために、夜間等においても載置体の上面等、載置体の上方部分を目視により的確に認識できることが望まれる。
そして、一般には、載置体には、車椅子を載置体に固定する固定装置が装備されて、載置体を昇降させるときや載置体を昇降枠に対してスライド移動するときにおいて車椅子が載置体に対して不測に動くことを固定装置にて防止することが行なわれており、固定装置の固定操作や解除操作が、載置体が地面上又はその近くの下降位置に下降された状態や載置体が車両内部に格納された状態において行なわれることになるから、固定装置の固定操作や解除操作の操作を的確に行なえるようにする面からも、載置体の上方部分を夜間等においても目視により的確に認識できるようにすることが望まれる。
また、近年では、車椅子に搭乗した搭乗者を車椅子に保持するシートベルト装置を載置体に備えさせることも行なわれており、そして、このようにシートベルト装置の着脱操作は、載置体が地面上又はその近くの下降位置に下降された状態や載置体が車両内部に格納された状態において行なわれることになるから、シートベルト装置の着脱操作を的確に行なえるようにする面からも、載置体の上方部分を夜間等においても目視により的確に認識できるようにすることが望まれる。
ちなみに、小型の車両等においては、載置体が車両内部に格納された状態において、その載置体に車椅子を固定したままの形態で車両を走行させることもあるが、大型の車両等において複数人の車椅子の搭乗者を乗せる場合には、載置体が車両内部に格納された状態において、その載置体に対して車椅子の搭乗者が乗降することになる。
従来では、載置体を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠における載置体よりも上方に延びるアーム部分であって、そのアーム部分の車両外方側に向く面部分に、照明装置が設けられ、載置体が地面上又はその近くの下降位置に下降された状態においては、その照明装置によって載置体の上方部分を明るくすることが行なわれ、また、載置体が車両内部に格納された状態においては、車両の側壁の天井側部分や後方に跳ね上げられる開閉扉の装備の車両側の照明装置によって、載置体の上方部分を明るくすることが行なわれていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−326781号公報
上記した従来の車両用昇降装置では、載置体を昇降枠に対して車両外方側にスライド移動させた状態では、昇降枠における上方に延びるアーム部に設けられた照明装置にて載置体上を照射して、載置体の上方部分を明るくすることになるが、照明装置が載置体から上方に離れた箇所に設けられているため、載置体と地面との間で車椅子を乗降させるときに、車椅子やこれに搭乗する搭乗者等によって載置体上に影が生じ易いものであり、載置体を目視により的確に認識し難いものであった。また、載置体が車両内部に格納された状態では、車両側の照明装置によって載置体上を照射して、載置体の上方部分を明るくすることになるが、この場合には、載置体と床面との間で車椅子を乗降させるときに、車椅子やこれに搭乗する搭乗者等によって載置体上に影が生じ易いものであり、載置体を目視により的確に認識し難いものであった。従って、載置体に対する車椅子の乗降が行い難いものであり、また、固定装置にて車椅子を載置体に固定する場合や固定を解除する場合に、上述と同じ理由で手元に影が生じ易く、固定装置の操作が行い難いものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、載置体に対する車椅子の乗降が行い易く、また、載置体に固定装置を設けた場合にはその操作も行い易い車両用昇降装置を提供する点にある。
本発明にかかる車両用昇降装置は、車椅子に搭乗した搭乗者を載置する平板状の載置体と、前記載置体を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠と、前記昇降枠を平行又は略平行姿勢で昇降操作して前記載置体を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位置とに平行又は略平行姿勢で昇降移動させる昇降操作手段とが設けられているものであって、その第1特徴構成は、
前記載置体上を照射する照明装置が、前記載置体に設けられている点にある。
すなわち、載置体上を照射する照明装置が載置体に設けられており、このような照明装置は、載置体が昇降されても、また、載置体が昇降枠に対してスライド移動されても、載置体に対する位置を変えずに載置体上を照射し続けるものとなり、しかも、載置体の上面の上方近くの箇所から、その上面を照射するように設置することが可能となって、載置体に乗降する車椅子やその搭乗者にて遮られることが少なく、載置体上を照射し続けることが可能となる。つまり、載置体が地面上又はその近くの下降位置に下降された状態や載置体が車両内部に格納された状態のいずれにおいても、載置体に設けた照明装置によって載置体の上方部分を明るくすることが可能なる。
このように載置体が地面上又はその近くの下降位置に下降された状態や載置体が車両内部に格納された状態のいずれにおいても、載置体に設けた照明装置によって載置体の上方部分を明るくすることが可能なるから、載置体の上方部分を夜間等においても目視により的確に認識できるようにすることが可能となって、車椅子の搭乗者が載置体に乗降することを安全に適切に行なわせることができるものとなり、また、載置体に車椅子の固定装置が設けられている場合には、その固定操作や解除操作を的確に行なえることになる。
従って、載置体に対する車椅子の乗降が行い易く、また、載置体に固定装置を設けた場合にはその操作も行い易い車両用昇降装置を提供することができるに至った。
本発明にかかる車両用昇降装置の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記載置体が、そのスライド方向と交差する横幅方向の端部に載置面より上方に突出し且つスライド方向に沿う長尺状の突出部を備えて構成され、前記照明装置が、前記突出部の内部に設けられている点にある。
すなわち、載置体には、載置体を補強するため、載置体を車両内外方向に案内するため、又は、載置体に載置させた車椅子の車両横幅方向の移動を規制するために突出部が設けられており、その突出部の内部に照明装置が設けられているから、照明装置を突出部から突出しない状態で設けることができるため、照明装置が邪魔になり難く、また、照明装置が他物に接当することによる照明装置の破損を防ぐことができる。
従って、照明装置が邪魔になり難く、また、照明装置の破損を防ぐことができる車両用昇降装置を提供することができるに至った。
本発明にかかる車両用昇降装置の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、前記載置体に、前記車椅子を前記載置体に固定する固定装置が設けられている点にある。
すなわち、車椅子を載置体に固定する固定装置が載置体に設けられているから、固定装置にて車椅子を載置体に固定することにより、載置体を昇降移動させるときに車椅子を載置体に固定することができ、また、照明装置にて載置体上を照射することができるため、固定装置の車椅子を載置体に固定する操作やそれを解除する操作が行い易いものとなる。
従って、固定装置にて車椅子を載置体に固定することができ、且つ、その固定装置の操作が行い易い車両用昇降装置を提供することができるに至った。
以下、本発明にかかる車両用昇降装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、車両用昇降装置Lは、後部の開口部Oを開閉する開閉扉Dを備えたワゴン車のような車両Vにおいて、その後部に搭載して用いられているものであり、車両Vの床面F上に連結固定された基枠7と、車椅子Cを載置する平板状の載置体1と、前記載置体1を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠2と、前記昇降枠2を平行又は略平行姿勢で昇降案内して前記載置体1を地面G上又はその近くの下降位置と床面Fと同高さ又は略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降自在に支持する昇降案内手段Sと、前記基枠7と前記昇降案内手段Sとの間に設けられて前記昇降案内手段Sを操作する駆動アクチュエータとして油圧シリンダ5と、その油圧シリンダ5に作動油を供給する油圧ポンプ6(図2参照)とを備えて構成されている。
そして、基枠7、昇降案内手段S及び油圧シリンダ5を主要部として、昇降枠2を平行又は略平行姿勢で昇降操作して載置体1を地面G上又はその近くの下降位置と床面Fと同高さ又は略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降操作する昇降操作手段が構成されている。
次に、車両用昇降装置Lについて詳述するが、便宜上、車両Vの車両前後方向を車両内外方向として、車両前方側を車両内方側、車両後方側を車両外方側と称する場合があり、後方(外方)から前方(内方)を見た状態で、車両横幅方向の一方側を左側、他方側を右側として左右方向を特定して説明する。
また、左右に位置する部材については、左右の勝手違いはあるものの、略同じ構成なので、左右いずれか一方のみについて説明し、左右で構成の異なる部材については、その都度説明を加える。
図3に示すように、前記基枠7は、車両横幅方向に沿う姿勢の前後一対の基枠用部材7aと、これら前後一対の基枠用部材7aに亘って立設された左右一対の基枠側ブラケット7bとを備えて構成されている。
そして、車両Vの床面F上に、載置体1を案内支持する左右一対のレール17が設けられており、これら左右一対のレール17の夫々は、後方側端部が基枠7に連結されており、内方側端部が車両横幅方向に沿う姿勢の連結枠18に連結されている。
そして、昇降案内手段Sは、前記車両V側に収納される収納姿勢と前記車両V外方側に突出する突出姿勢とに亘って起伏揺動自在に前記基枠7に連結された左右一対の平行4連リンク式の昇降リンク機構4にて構成されている。
昇降リンク機構4は、上リンク部材9と下リンク部材10とを備えて構成されており、上リンク部材9の基端部が第1ピン11を介して基枠側ブラケット7bに枢支連結され、上リンク機構9の先端部が第3ピン14を介してアーム側ブラケット3aに枢支連結されており、また、下リンク部材10の基端部が第2ピン12を介して基枠側ブラケット7bに枢支連結され、下リンク部材10の先端部が第4ピン15を介してアーム側ブラケット3aに枢支連結されている。
尚、アーム側ブラケット3aは、昇降枠2における上方に延びるアーム部3の上端部に備えられている。また、昇降リンク機構4は、リンク用カバー8にて覆われている。
前記油圧シリンダ5は、復動式のシリンダに構成されており、図3に示すように、そのシリンダ本体側が前記第2ピン12を介して基枠7の基枠側ブラケット7bに枢支連結され、ロッド側が前記第3ピン14を介して昇降枠2のアーム部3に枢支連結されている。
そして、図10(a)に示すように、油圧シリンダ5を短縮させることにより、昇降リンク機構4が車両V外方側に突出する突出姿勢に姿勢変更されて載置体1が地面G上又はその近くの下方位置に下降移動し、図10(b)及び図10(c)に示すように、油圧シリンダ5を伸長させることにより、昇降リンク機構4が車両V側に収納される収納姿勢に姿勢変更されて載置第1が床面F上の上方位置に上昇移動するように構成されている。
図4〜図6に示すように、前記昇降枠2は、車両横幅方向の両端部に立設させた側壁部の上端部にアーム部3の下端部を連結して構成されており、車両前後方向視で上方が開放されたコ字状に形成されている。
そして、昇降枠2の左側の側壁部には、その内面(車両横幅方向における載置体1の中心が位置する側を向く面)に横軸芯周りに回転する前後一対のスライド用遊転ローラ25と横軸芯周りに回転するピニオン26を備えたスライド用電動モータ27とが設けられ、昇降枠2の右側の壁面部には、その内面に横軸芯周りに回転する前後一対のスライド用遊転ローラ25が設けられている。
また、昇降枠2の底壁部には、その上面に上下軸芯周りに回転する前後一対のガイド用遊転ローラ28が車両横幅方向に2列に並べた状態で設けられている。
尚、アーム部3と側壁部との取り付け部分は、支持枠用カバー13にて覆われている。
前記載置体1は、そのスライド移動方向(車両前後方向)と交差する載置体横幅方向(車両横幅方向)の端部に載置面31aより上方に突出し且つスライド移動方向に沿う長尺状の突出部32と、載置面31aを形成する床形成部31とを備えて構成されている。
そして、突出部32は、載置体1の車両横幅方向の両端部に備えられており、左右一対の突出部32の夫々は、載置面31aより上方に突出し且つスライド移動方向に沿う長尺状のレール部33と、そのレール部33を覆うレールカバー34とを備えて構成されている。
右側のレール部33には、上下方向の上端箇所に車両横幅方向の外方側に突出する外方側上端部分33aが備えられ、上下方向の中間箇所である前記載置面31aと同高さの箇所に車両横幅方向の外方側に突出する外方側中間部分33bが備えられている。
また、左側のレール部33には、外方側上端部分33a及び外方側中間部分33bに加えて、上下方向の中間箇所である前記載置面31aと同高さの箇所に車両横幅方向の内方側に突出する内方側中間部分33cが備えられている。
そして、左側のレール部分33における外方側上端部分33aと外方側中間部分33bとの間の空間に、昇降枠2における左側の側壁部に突設された前後一対のスライド用遊転ローラ25が内嵌され、右側のレール部分33における外方側上端部分33aと外方側中間部分33bとの間の空間に、昇降枠2における右側の側壁部に突設された前後一対のスライド用遊転ローラ25が内嵌されており、載置体1は、4つのスライド用遊転ローラ25にて昇降枠2に対して車両前後方向にスライド移動自在に案内支持されている。また、左側のレール部分33における外方側中間部分33bの下方に形成される空間、並びに、内方側中間部分33cの下方に形成される空間の夫々に、前後一対のガイド用遊転ローラ28が内嵌されており、4つのガイド用遊転ローラ28にて昇降枠2に対する横揺れが防止されるように構成されている。
また、左側のレール部分33における外方側中間部分33bの下面には、前記ピニオン26と噛合するラック35が車両前後方向に沿う状態で設けられ、左右一対のレール部分33の夫々における外方側中間部分33bよりも下方側の部分の外面(車両横幅方向における載置体1の中心が位置する側とは反対側を向く面)に、横軸芯周りに回転するレール用遊転ローラ30が設けられている。
そして、載置体1が上昇位置に上昇移動している状態で、スライド用電動モータ27を正逆回転駆動させることにより、載置体1が、図10(c)に示すような車両V内方の格納位置と、図10(b)に示すような車両Vから外方に突出する突出位置とに亘って、昇降枠2に対して車両前後方向にスライド移動操作され、このように載置体1が格納位置と突出位置とに亘ってスライド移動する際に、レール用遊転ローラ30が車両Vの床面F上に設けられた左右一対のレール17上を転動するように構成されている。
図5及び図6に示すように、右側のレールカバー34は、右側のレール部33の外形に沿う形状に形成されて右側のレール部33における載置面31aより上方に位置する部分を覆うように構成されている。
また、左側のレールカバー34は、左側のレール部33における外方側上端部分33aの上方側及び車両横幅方向の外方側に位置する部分は左側のレール部33の外形に沿う形状に形成され且つ外方側上端部分33aより車両横幅方向の内方側に位置する部分は左側のレール部33から車両横幅方向の内方側に膨出する形状に形成されて左側のレール部分33における載置面31aより上方に位置する部分を覆うように構成されている。
つまり、左側のレール部33は、内方側中間部分33cの上方に空間が形成されるように左側のレールカバー34にて覆われている。
図4に示すように、昇降枠2の車両内方側の縁部には、車椅子Cが載置体1の車両内方側の縁部より前方に移動するのを受け止め阻止すべく上方側に起立揺動させた阻止姿勢と車椅子Cが載置体1から前方に移動するのを許容すべく前方側に転倒揺動させた許容姿勢とに起伏揺動自在な状態で平板状の前受け止め体37が備えられている。
この前受け止め体37は、基端部が昇降枠2の車両内方側の縁部に揺動自在に枢着されている。
そして、図10に示すように、載置体1が格納位置にスライド移動するに伴って略水平となる収納位置に切り換えられ、載置体1が突出位置にスライド移動するに伴って略垂直となる起立姿勢に切り換えられるように、載置体1が昇降枠2に対して車両前後方向にスライド移動するに伴って許容姿勢と起立姿勢とに切り換えられるように構成されている。
また、載置体1の車両外方側の縁部(乗降用縁部)には、車椅子Cが載置体1の車両外方側の縁部より後方に移動するのを受け止め阻止すべく上方側に揺動させた阻止姿勢(図10(b)参照)と車椅子Cが載置体1から後方に移動するのを許容すべく後方側に転倒揺動させた許容姿勢(図10(a)参照)と前方側に転倒揺動させた格納姿勢とに起伏揺動自在な状態で受け止め体としての平板状の後受け止め体38が備えられている。
この後受け止め体38は、載置体1の車両外方側の縁部に揺動自在に枢着されている。
そして、後受け止め体38の切り換え操作用の手動操作具39が、保持手段(図示せず)が後受け止め体38を阻止姿勢で保持する保持作用状態となる保持位置と保持手段が保持解除状態となる保持解除位置とに移動操作可能に、前記載置体1に設けられており、手動操作具39が保持位置に移動操作されている状態では、後受け止め体38は阻止姿勢で保持されており、手動操作具39が保持解除位置に移動操作することにより、後受け止め体38は保持手段による保持が解除されて、手動操作で後受け止め体38を阻止姿勢、許容姿勢及び格納姿勢の各姿勢に姿勢変更することができるように構成されている。
載置体1には、前記車椅子Cに着座した搭乗者を前記車椅子Cに保持するシートベルト装置52、前記車椅子Cに着座した搭乗者が把持する手すり46、前記載置体1上を照射する照明装置51、及び、前記車椅子を前記載置体1に固定する固定装置56が設けられている。
図2及び図7に示すように、前記シートベルト装置52は、前記手すり46に支持されたベルト巻き取り部53と、このベルト巻き取り部53に対して巻き取り及び繰り出されるベルト54と、前記載置体1の横幅方向の他端部に設けられ且つ前記ベルト54を接続する接続部55とを備えて構成されている。
図7〜図9に示すように、前記照明装置51は、突出部32の内部である左側のレール部33の内方側中間部分33cの上方で左側のレールカバー34にて覆われる空間に設けられており、左側のレールカバー34(突出部32)における照明装置51と対向する箇所に形成された照射用窓34aから載置体1上を照射することができるように構成されている。
説明を加えると、照明装置51は、左側の突出部32における手すり46が位置する箇所よりも車両前後方向の前方側に位置し且つ車両横幅方向の内方側に向けて照射するように設けられており、照射用窓34aは、左側のレールカバー34に車両横幅方向に開口するように形成されている。
ちなみに、照明装置51は、左側のレール部分33における内方側中間部分33cの上面に固定されている。
図2及び図7に示すように、前記固定装置56は、左右一対の突出部32の間に位置して載置面31aを形成する床形成部31に設けられており、車椅子Cに引掛け自在なフック体57が先端部に設けられた複数のワイヤ58と、その複数のワイヤ58を巻き取り側に付勢された状態で繰り出し及び巻き取り可能で、且つ、複数のワイヤ58の繰り出しを規制する状態に切り換え可能な装置本体59とを備えて構成されている。
図11に示すように、前記載置体1の上昇移動及び下降移動を指令する指令手段としてのペンダント式操作具68が設けられており、このペンダント式操作具68は、載置体1の下降移動を指令する下降ボタン68a及び載置体1の上昇移動を指令する上昇ボタン68bを備えて構成されており、各ボタンが押し操作されるに伴って指令情報を出力するように構成されている。
また、照明装置51を、点灯状態と消灯状態とに切り換えるロッカースイッチにて構成された照明スイッチ50が設けられており、この照明スイッチ50の切り換え操作されるに伴って指令情報を出力するように構成されている。
図11に示すように、制御装置Hは、載置体1の車両Vに対する高さを検出する昇降位置検出手段21からの検出情報、載置体1の昇降枠2に対するスライド位置を検出するスライド位置検出手段22からの検出情報、及び、ペンダント式操作具68指令情報が入力され、これらの情報に基づいて油圧シリンダ5及びスライド用電動モータ27の作動を制御するように構成されている。また、制御装置Hは、照明スイッチ50からの検出情報が入力され、この情報に基づいて照明装置51の作動を制御するように構成されている。
ちなみに、油圧シリンダ5に作動油を供給する油圧ポンプ6にはポンプ用電動モータ20が連動連結されており、制御装置Hは、ポンプ用電動モータ20の作動を制御することにより油圧シリンダ5の作動を制御するように構成されている。
そして、制御装置Hは、図10(a)に示すような載置体1が下降位置に位置し且つ突出位置に位置している状態でペンダント式操作具68の上昇ボタン68bが押し操作されると、図10(b)に示すように載置体1を下降位置から上昇位置に上昇移動させた後、載置体1を突出位置から格納位置にスライド移動させ、また、図10(c)に示すような載置体1が上昇位置に位置し且つ格納位置に位置している状態でペンダント式操作具68の下降ボタン68aが押し操作されると、図10(b)に示すように、載置体1を格納位置から突出位置にスライド移動させた後、載置体1を上昇位置から下降位置に下降移動させるように、油圧シリンダ5及びスライド用電動モータ27の作動を制御するように構成されている。
また、制御装置Hは、照明スイッチ50がオン姿勢に切り操作されると、照明装置51を点灯状態とし、照明スイッチ50がオフ姿勢に切り換え操作されると、照明装置51を消灯状態に作動とするように構成されている。
〔別実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、照明装置を突出部の内部に設けたが、照明装置を突出部の外部に設けてもよく、照明装置を一部が外部に突出する状態で突出部の内部に設けてもよい。
例えば、照明装置を、突出部の外部に設ける場合は、支持板を突出部から上方に突出する状態に設け、その支持板に照明装置を取り付けてもよい。
(2) 上記実施の形態では、照明装置を手すりより車両前後方向の前方側に設けたが、照明装置を、照明装置を手すりより車両前後方向の後方側に設けてもよく、また、照明装置を前後一対の縦枠部分の間に位置させて、照明装置を手すりと車両前後方向で同じ位置に設けてもよい。
車両用昇降装置の斜視図 車両用昇降装置の平面図 基枠と昇降リンク機構を示す斜視図 載置体を示す分解斜視図 載置体を示す縦断背面図 載置体を示す縦断背面図 照明装置を示す縦断側面図 照明装置を示す平面図 照明装置を示す縦断背面図 車両用昇降装置の動きを示す側面図 制御ブロック図
符号の説明
1 載置体
2 昇降枠
32 突出部
51 照明装置
56 固定装置
C 車椅子
F 床面
G 地面

Claims (3)

  1. 車椅子に搭乗した搭乗者を載置する平板状の載置体と、
    前記載置体を車両内外方向にスライド移動自在に支持する昇降枠と、
    前記昇降枠を平行又は略平行姿勢で昇降操作して前記載置体を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位置とに平行又は略平行姿勢で昇降移動させる昇降操作手段とが設けられている車両用昇降装置であって、
    前記載置体上を照射する照明装置が、前記載置体に設けられている車両用昇降装置。
  2. 前記載置体が、そのスライド方向と交差する横幅方向の端部に載置面より上方に突出し且つスライド方向に沿う長尺状の突出部を備えて構成され、
    前記照明装置が、前記突出部の内部に設けられている請求項1記載の車両用昇降装置。
  3. 前記載置体に、前記車椅子を前記載置体に固定する固定装置が設けられている請求項2記載の車両用昇降装置。
JP2008041588A 2008-02-22 2008-02-22 車両用昇降装置 Expired - Fee Related JP4941765B2 (ja)

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