JP2012093330A - ガスセンサ素子及びガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ素子及びガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2012093330A
JP2012093330A JP2010286808A JP2010286808A JP2012093330A JP 2012093330 A JP2012093330 A JP 2012093330A JP 2010286808 A JP2010286808 A JP 2010286808A JP 2010286808 A JP2010286808 A JP 2010286808A JP 2012093330 A JP2012093330 A JP 2012093330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
gas sensor
sensor element
surface protective
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010286808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5387555B2 (ja
Inventor
Masahiro Yamamoto
真宏 山本
Takayuki Ide
崇之 井手
Makoto Nakae
誠 中江
Atsushi Murai
敦司 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010286808A priority Critical patent/JP5387555B2/ja
Publication of JP2012093330A publication Critical patent/JP2012093330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5387555B2 publication Critical patent/JP5387555B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

【課題】耐被水性を向上させ、耐被毒性を十分に確保し、内部に含まれる水分の蒸発に伴う表面保護層の割れ、剥離を防止することができるガスセンサ素子及びそれを用いたガスセンサを提供すること。
【解決手段】ガスセンサ素子1は、酸素イオン伝導性の固体電解質体11と、固体電解質体11に設けた測定電極12及び基準電極13と、被測定ガスを透過させる拡散抵抗層14と、発熱体171を設けたヒータ部170とを有する素子本体部10を備えている。素子本体部10の拡散抵抗層14における被測定ガスを導入するガス導入外表面141上には、被測定ガス中の被毒成分をトラップするための多孔質保護層2と、多孔質保護層2上に形成され、固体電解質体11が活性となる高温時において撥水性を有し、多孔質保護層2よりも気孔率が小さい表面保護層3とが設けられている。表面保護層3は、多孔質保護層2の一部が露出するように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサ素子及びそれを用いたガスセンサに関する。
車両用の内燃機関等の排気系には、排ガス等の被測定ガス中における特定ガス濃度(例えば、酸素濃度)を検出するガスセンサが配設されている。
このようなガスセンサには、例えば、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、その固体電解質体の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた測定電極及び基準電極と、測定電極を覆うと共に被測定ガスを透過させる拡散抵抗層とを有するガスセンサ素子が内蔵されている。
ところが、従来のガスセンサ素子においては、以下のような問題点がある。すなわち、ガスセンサ素子は、その外表面に排ガスが接触するように構成されているが、内燃機関の始動時等において、排ガス中に含まれる水蒸気が凝縮して水滴となり、その水滴が排ガスと共にガスセンサ素子に向かって飛来することがある。ここで、ガスセンサ素子は、固体電解質体が活性となる高温(例えば、500℃以上)に加熱された状態で使用される。そのため、水滴の付着により、ガスセンサ素子に大きな熱衝撃が加わることになり、被水割れが発生することがある。
そこで、特許文献1には、ガスセンサ素子の外側に撥水性を有する表面層を設けた酸素濃度検出器が開示されている。この酸素濃度検出器は、素子表面に付着した水滴を表面層によってはじくことにより、水滴の付着によって発生する熱衝撃を緩和し、被水割れの発生を防止するというものである。
特開平8−240559号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、撥水性を有する表面層によって熱衝撃による被水割れの発生を十分に防止することができないおそれがある。すなわち、ガスセンサ素子の外側に表面層のみを設けただけでは、付着した水滴をはじくことができるものの、その付着した水滴からの熱(冷熱)が表面層を介して素子母材に直接伝わる場合があり、被水割れの発生を十分に防止することができないおそれがある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、耐被水性を向上させ、耐被毒性を十分に確保し、内部に含まれる水分の蒸発に伴う表面保護層の割れ、剥離を防止することができるガスセンサ素子及びそれを用いたガスセンサを提供しようとするものである。
第1の発明は、酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた測定電極及び基準電極と、上記測定電極を覆うと共に被測定ガスを透過させる多孔質の拡散抵抗層と、通電により発熱する発熱体を設けたヒータ部とを有する素子本体部を備えたガスセンサ素子であって、
少なくとも、上記素子本体部の上記拡散抵抗層における上記被測定ガスを導入するガス導入外表面上には、上記被測定ガス中の被毒成分をトラップするための多孔質保護層と、該多孔質保護層上に形成され、上記固体電解質体が活性となる高温時において撥水性を有し、上記多孔質保護層よりも気孔率が小さい表面保護層とが設けられており、
該表面保護層は、上記多孔質保護層の一部が露出するように形成されていることを特徴とするガスセンサ素子にある(請求項1)。
第2の発明は、上記第1の発明のガスセンサ素子を備えていることを特徴とするガスセンサにある(請求項10)。
第1の発明のガスセンサ素子において、少なくとも上記拡散抵抗層の上記ガス導入外表面上には、上記多孔質保護層と該多孔質保護層上に形成された上記表面保護層との二層が設けられている。
そして、外側に設けられた上記表面保護層は、上記固体電解質体が活性となる高温時、すなわち上記ガスセンサ素子の使用時において撥水性を有している。そのため、仮に上記表面保護層に水滴が付着しても、その水滴は上記表面保護層の表面においてはじかれる。これにより、被水部分の温度低下を抑制することができ、熱衝撃を緩和することができる。よって、上記ガスセンサ素子の耐被水性を十分に確保することができ、被水割れを防ぐことができる。
また、上記表面保護層は、上述のごとく、少なくとも上記拡散抵抗層の上記ガス導入外表面を覆うように設けられている。すなわち、多孔質で水滴が浸入し易く、被水による熱衝撃が大きくなり易い上記拡散抵抗層の上記ガス導入外表面を覆うように形成されている。そのため、上記ガスセンサ素子の耐被水性を十分に確保し、被水割れを防ぐという上記の効果をより有効に発揮することができる。
また、上記拡散抵抗層の上記ガス導入外表面と上記表面保護層との間には、上記多孔質保護層が設けられている。そのため、上記表面保護層を通過した上記被測定ガスに含まれる被毒成分を上記多孔質保護層によってトラップすることができる。これにより、上記拡散抵抗層の目詰まり、上記測定電極の被毒劣化等を防ぐことができる。よって、上記ガスセンサ素子の耐被毒性を十分に確保することができ、応答性の悪化、出力精度の低下等を抑制し、出力の安定化を図ることができる。
さらに、上記拡散抵抗層の上記ガス導入外表面と上記表面保護層との間に上記多孔質保護層を設けたことにより、例えば上記表面保護層の表面に付着した水滴からの熱(冷熱)が該表面保護層を介して被水による熱衝撃が大きくなり易い上記拡散抵抗層に直接伝わることを防止することができる。すなわち、上記多孔質保護層が上記表面保護層から上記拡散抵抗層への伝熱を緩衝する機能を果たすことにより、その伝熱を緩和することができる。これにより、上記ガスセンサ素子の耐被水性をさらに向上させることができる。
また、上記表面保護層は、上記多孔質保護層よりも気孔率が小さく、該多孔質保護層の一部が露出するように形成されている。すなわち、上記多孔質保護層全体を該多孔質保護層よりも気孔率の小さい上記表面保護層で覆うと、次のような問題が生じる。例えば、常温において上記多孔質保護層及び上記表面保護層が結露水等の水分を含んだ場合、上記ヒータ部の上記発熱体を通電により発熱させ、上記ガスセンサ素子を昇温する際に、その水分の蒸発が起こる。このとき、外側の層が内側の層よりも気孔率が小さいと、内側の水分が外側へ出て行き難くなるため、内側の上記多孔質保護層に含まれる水分の蒸発に伴う応力が外側の上記表面保護層に発生し、該表面保護層に割れ、剥離が生じるおそれがある(後述する実施例1の図6(b)参照)。
そこで、内側の上記多孔質保護層の一部が露出するように、外側の上記表面保護層を形成する。これにより、上記ガスセンサ素子を昇温する際に、上記多孔質保護層に含まれる水分を上記表面保護層に覆われていない露出した部分から円滑に蒸発させ、外部へ放出することができる。その結果、水分の蒸発に伴う上記表面保護層への応力の発生を抑制することができ、該表面保護層の割れ、剥離を防止することができる(後述する実施例1の図6(a)参照)。
上記第2の発明のガスセンサは、上記第1の発明のガスセンサ素子を備えている。すなわち、耐被水性を向上させ、耐被毒性を十分に確保し、早期活性を図ることができる上記ガスセンサ素子を備えている。そのため、上記ガスセンサは、耐久性能が高く、センサ性能に優れたものとなる。
このように、本発明によれば、耐被水性を向上させ、耐被毒性を十分に確保し、内部に含まれる水分の蒸発に伴う表面保護層の割れ、剥離を防止することができるガスセンサ素子及びそれを用いたガスセンサを提供することができる。
実施例1における、積層型のガスセンサ素子を示す説明図。 実施例1における、拡散抵抗層のガス導入外表面周辺を示す説明図。 実施例1における、多孔質保護層及び表面保護層の形成範囲を示すガスセンサ素子の軸方向断面図 実施例1における、ガスセンサ素子の外表面に多孔質保護層及び表面保護層を形成する工程を示す説明図。 実施例1における、ガスセンサ素子を内蔵したガスセンサを示す説明図。 実施例1における、(a)本発明のガスセンサ素子の作用効果を示す説明図、(b)従来のガスセンサ素子の作用効果を示す説明図。 実施例1における、積層型のガスセンサ素子の別構成例を示す説明図。 実施例2における、積層型のガスセンサ素子を示す説明図。 実施例3における、コップ型のガスセンサ素子を示す説明図。 実施例5における、表面保護層の形成範囲を示すガスセンサ素子の軸方向断面図 実施例5における、表面保護層の形成範囲を示すガスセンサ素子の軸方向断面図 実施例5における、表面保護層の形成範囲を示すガスセンサ素子の軸方向断面図 実施例6における、表面保護層の形成範囲を示す比較としてのガスセンサ素子の軸方向断面図。 実施例7における、(a)本発明のガスセンサ素子の軸方向断面図、(b)比較としてのガスセンサ素子の軸方向断面図。 実施例7における、被水割れ発生確率と基準点からの距離との関係を示すグラフ。
上記第1の発明において、上記ガスセンサ素子は、例えば、車両用の内燃機関等の排気系に配設され、被測定ガス(排ガス)中の特定ガス濃度(酸素濃度)に依存して電極間を流れる限界電流を基に内燃機関に供給される混合気の空燃比(A/F)を検出するA/Fセンサ素子、被測定ガス(排ガス)と基準ガス(大気)との間の特定ガス濃度(酸素濃度)比に依存して電極間に生じる起電力を基に空燃比を検出する酸素センサ素子等に適用される。
また、上記ガスセンサ素子は、例えば、上記固体電解質体、上記拡散抵抗層等を積層して構成された積層型のガスセンサ素子であってもよいし、先端が閉塞されると共に基端が開放されたコップ型の上記固体電解質体を有するコップ型のガスセンサ素子であってもよい。
また、上記多孔質保護層は、少なくとも、上記素子本体部の上記拡散抵抗層における上記ガス導入外表面上に形成されている。したがって、上記多孔質保護層を上記素子本体部の外表面における上記ガス導入外表面上以外の部分に形成することもできる。この場合、多孔質保護層は、拡散抵抗層のガス導入外表面上においては、被毒成分をトラップする機能と伝熱を緩和する機能とを発揮し、それ以外の部分においては、主に伝熱を緩和する機能を発揮することになる。
また、上記表面保護層は、上記固体電解質体が活性となる高温時において撥水性を有する。ここで、上記固体電解質体が活性となる高温時とは、該固体電解質体の活性温度以上、例えば500℃以上である。
また、上記表面保護層の高温時における撥水性は、例えば、ライデンフロスト現象によって得られる。ライデンフロスト現象とは、高温となっている上記表面保護層の表面に水滴が接触した際に、水滴の表面が瞬時に蒸発し、その蒸発した水蒸気によって形成された層が上記表面保護層と水滴の間に断熱層として作用する現象である。このライデンフロスト現象により、仮に上記表面保護層に水滴が付着したとしても、水滴は瞬時に上記表面保護層の表面から離れるため、撥水性が得られる。例えば、上記表面保護層が500℃以上になると、このライデンフロスト現象が発現される。
また、上記表面保護層は、表面粗度Raが3.0μm以下であることが好ましい。
この場合には、高温時において上記表面保護層に水滴が付着した場合に、上述したライデンフロスト現象を確実に発現させ、高温時における上記表面保護層の撥水性を十分に確保することができる。
なお、上記表面粗度Raは、JIS B 0601:2001(ISO 4287:1997)における算術平均高さであり、各基準にしたがって測定するものである。
上記表面保護層の表面粗度Raが3.0μmを超える場合には、高温時において上述したライデンフロスト現象を十分に発現させることができず、高温時における上記表面保護層の撥水性を十分に確保することができないおそれがある。
また、上記表面保護層の表面粗度Raは、該表面保護層を構成する微粒子の粒径との間に相関関係がある。したがって、応答性等の特性を十分に確保できるように微粒子の粒径を設定することを考えると、上記表面保護層の表面粗度Raは、0.6μm以上であることが好ましい。例えば、0.6μm未満の場合には、微粒子間に形成される細孔が被毒物によって閉塞され、センサ性能が低下するおそれがある。
また、上記表面保護層は、上記多孔質保護層上に形成されているが、該多孔質保護層の一部が露出するように形成されている。
例えば、上記表面保護層と上記多孔質保護層との形成範囲をずらし、上記表面保護層の一部を覆わないように上記表面保護層を形成することによって、上記多孔質保護層の一部を露出させることができる(後述する実施例1の図3、実施例5の図10参照)。
また、上記多孔質保護層全体を覆うように上記表面保護層を形成した後、該表面保護層の一部を除去することによって、上記多孔質保護層の一部を露出させることもできる(後述する実施例5の図11参照)。
また、上記多孔質保護層全体を覆うように上記表面保護層を形成した後、該表面保護層に上記多孔質保護層まで届く貫通孔を形成し、上記多孔質保護層の一部を露出させることもできる(後述する実施例5の図12参照)。
また、上記多孔質保護層及び上記表面保護層は、上記拡散抵抗層の上記ガス導入外表面を含む上記素子本体部の全周を覆うように形成されていることが好ましい。
この場合には、上記多孔質保護層が上記素子本体部の全周にわたって上記表面保護層から上記素子本体部への伝熱を緩衝する機能を果たすことになる。そのため、上記ガスセンサ素子の耐被水性をより一層向上させることができる。
また、上記表面保護層は、上記素子本体部の軸方向において上記ヒータ部の上記発熱体の発熱部が配設される加熱領域の少なくとも一部に形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記ガスセンサ素子の使用時において特に高温となり、水滴付着による温度低下が大きく、被水割れが起こり易い上記加熱領域に上記表面保護層を形成することにより、被水割れを防止する効果を高めることができる。
なお、上記発熱部とは、上記ヒータ部の上記発熱体において通電により発熱する部分のことである。
また、上記表面保護層は、上記素子本体部の上記加熱領域全体において、上記素子本体部の全周を覆うように形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記加熱領域全体に上記表面保護層を形成することにより、被水割れを防止する効果をさらに高めることができる。
また、上記表面保護層は、上記素子本体部の上記加熱領域からさらに基端側に少なくとも3mmの位置まで、上記素子本体部の全周を覆うように形成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記加熱領域を含めて該加熱領域からある程度の範囲まで上記表面保護層を形成することにより、被水割れを防止する効果をより一層高めることができる。
また、上記多孔質保護層は、厚みが10〜600μm、気孔率が50〜90%であり、上記表面保護層は、厚みが20〜150μm、気孔率が10〜50%であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記多孔質保護層及び上記表面保護層の厚み及び気孔率を上記特定の範囲とすることにより、上述した上記表面保護層の被水割れ防止効果、上記多孔質保護層による被毒防止効果及び伝熱緩和効果をバランスよく、いずれの効果も十分に発揮することができるようにしている。また、上記ガスセンサ素子全体の熱容量を抑えて早期活性を図ることができると共に、高温時において上記表面保護層の撥水性を十分に得ることができる。
上記多孔質保護層の厚みが10μm未満の場合には、上記多孔質保護層による伝熱緩和効果を十分に得ることができないおそれがある。
一方、上記多孔質保護層の厚みが600μmを超える場合には、熱容量の増大によって早期活性を図ることが困難となるおそれがある。
上記多孔質保護層の気孔率が50%未満の場合には、上記多孔質保護層における伝熱が高くなり、該多孔質保護層による伝熱緩和効果を十分に得ることができないおそれがある。
一方、上記多孔質保護層の気孔率が90%を超える場合には、上記多孔質保護層自体の強度が低下するおそれがある。
上記表面保護層の厚みが20μm未満の場合には、例えば、上記表面保護層の下地となる上記多孔質保護層の影響を受けて上記表面保護層の表面粗度が大きくなり、撥水性を十分に得ることができないおそれがある。
一方、上記表面保護層の厚みが150μmを超える場合には、熱容量の増大によって早期活性を図ることが困難となるおそれがある。また、上記表面保護層のガス透過性を十分に確保することができず、上記ガスセンサ素子の応答性が悪化するおそれがある。
上記表面保護層の気孔率が10%未満の場合には、上記表面保護層のガス透過性を十分に確保することができず、上記ガスセンサ素子の応答性が悪化するおそれがある。
一方、上記表面保護層の気孔率が50%を超える場合には、上記表面保護層自体の強度が低下するおそれがある。
また、上記表面保護層は、常温において親水性を有することが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記ガスセンサ素子に対して超絶縁検査を行う際に、その検査で用いる水あるいは水とアルコールの混合液を上記ガスセンサ素子の微小クラック等に十分に染み込ませることができる。これにより、超絶縁検査を正確に行うことができる。
なお、ここでの常温とは、一般的に20±15℃(5〜35℃)をいう。また、超絶縁検査は、例えば、上記ガスセンサ素子を水あるいは水とアルコールの混合液に所定時間浸漬して微小クラック等に含浸させた後、上記測定電極と上記基準電極との間に所定電圧をかけ、その電極間の抵抗を測定することによって行う。
また、上記表面保護層は、α−アルミナ、チタニア、ジルコニア、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化亜鉛の少なくともいずれか1種を主成分とするセラミックからなることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記の材料を主成分とするセラミックとすることにより、高温時においても酸化反応が起こり難く、安定となるため、リーン雰囲気(酸素が多いような雰囲気)においても正確に被測定ガス中の特定ガス濃度を検出することができる。これにより、活性時間(ガスセンサ素子を作動させてから正確な濃度検出が可能となるまでの時間)の遅延を抑制して早期活性を図ることができる。また、上記の材料は、親水性を有するため、常温における上記表面保護層の親水性を確保したい場合に好適である。
また、上記多孔質保護層は、γ−アルミナ、θ−アルミナ、スピネルの少なくともいずれか1種を主成分とするセラミックからなることが好ましい(請求項8)。
この場合には、上記多孔質保護層が多孔質(粒子自体が多孔質)で比表面積の大きいものとなるため、上記被測定ガス中の被毒成分、例えば、オイル中に含まれるP、Si、Ca、Zn等の成分から生成する化合物等を容易にトラップすることができ、耐被毒性を十分に確保することができる。
また、上記ガスセンサ素子は、積層型のガスセンサ素子であり、上記素子本体部の先端部の外周面の少なくとも一部には、先端に向かって断面積が徐々に小さくなるようにテーパ部が設けられていることが好ましい(請求項9)。
この場合には、例えば、上記素子本体部の外表面に対して上記多孔質保護層及び上記表面保護層をディップ法により形成する際に、上記素子本体部の先端部においても、均一で薄膜の上記多孔質保護層及び上記表面保護層を形成することができる。
すなわち、通常、上記素子本体部の先端部をディップして薄膜を形成する場合には、その先端部における角部の存在により、均一な膜を形成することができず、液溜まりが発生して膜の剥離・脱落が生じ易いという問題があった。そこで、上記素子本体部の先端部の外周面に上記テーパ部を設けることにより、先端部における角部を幾分でも滑らかにして液溜まりの発生を抑制し、均一な膜を形成することができる。
なお、上記テーパ部は、上記素子本体部の先端部の角部に対して切削機等を用いた面取り等を施すことによって設けることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかるガスセンサ素子及びガスセンサについて、図を用いて説明する。
本例のガスセンサ素子1は、図1に示すごとく、酸素イオン伝導性の固体電解質体11と、固体電解質体11の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた測定電極12及び基準電極13と、測定電極12を覆うと共に被測定ガスを透過させる多孔質の拡散抵抗層14と、通電により発熱する発熱体171を設けたヒータ部170とを有する素子本体部10を備えている。
同図に示すごとく、素子本体部10の拡散抵抗層14における被測定ガスを導入するガス導入外表面141上には、被測定ガス中の被毒成分をトラップするための多孔質保護層2と、多孔質保護層2上に形成され、固体電解質体11が活性となる高温時において撥水性を有し、多孔質保護層2よりも気孔率が小さい表面保護層3とが設けられている。そして、表面保護層3は、多孔質保護層2の一部が露出するように形成されている。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、ガスセンサ素子1は、被測定ガス(排ガス)中の特定ガス濃度(酸素濃度)に依存して電極間を流れる限界電流を基にエンジンに供給される混合気の空燃比(A/F)を検出するA/Fセンサ素子である。
ガスセンサ素子1の素子本体部10において、ジルコニアからなる酸素イオン伝導性の固体電解質体11の一方の面には、白金からなる測定電極12が設けられている。また、固体電解質体11の他方の面には、白金からなる基準電極13が設けられている。
同図に示すごとく、固体電解質体11の基準電極13側には、電気的絶縁性を有し、緻密でガスを透過させないアルミナからなる基準ガス室形成層16が積層されている。基準ガス室形成層16には、溝部169が設けられており、この溝部169によって基準ガス室160が形成されている。基準ガス室160は、基準ガス(大気)を導入することができるよう構成されている。
基準ガス室形成層16における固体電解質体11とは反対側の面には、ヒータ部170を有するヒータ基板17が積層されている。ヒータ基板17には、通電により発熱する発熱体171が基準ガス室形成層16と対面するよう設けられている。発熱体171は、通電によって発熱させることにより、ガスセンサ素子1を活性温度まで加熱するためのものである。また、発熱体171は、通電により発熱する部分である発熱部172と、その発熱部172に電気的に接続されたリード部173とを有する(図3参照)。
図1に示すごとく、固体電解質体11の測定電極12側には、開口部149を有する多孔質の拡散抵抗層14が積層されている。拡散抵抗層14は、ガス透過性のアルミナ多孔体からなる。
拡散抵抗層14における固体電解質体11とは反対側の面には、電気的絶縁性を有し、緻密でガスを透過させないアルミナからなる遮蔽層15が積層されている。
また、遮蔽層15と拡散抵抗層14の開口部149と固体電解質体11とにより覆われた場所には、被測定ガス室140が形成されている。被測定ガス室140は、被測定ガス(排ガス)を拡散抵抗層14から導入することができるよう構成されている。
図2に示すごとく、拡散抵抗層14における被測定ガスを導入するガス導入外表面141上には、被測定ガス(排ガス)中の被毒成分をトラップするための多孔質保護層2が形成されている。本例では、多孔質保護層2は、拡散抵抗層14のガス導入外表面141を含む素子本体部10の外表面100を全周にわたって覆うように形成されている。すなわち、多孔質保護層2は、ガス導入外表面141上においては、主に被毒成分をトラップする機能と後述する伝熱を緩和する機能とを発揮し、それ以外の部分においては、主に伝熱を緩和する機能を発揮する。
多孔質保護層2は、γ−アルミナを主成分とするセラミック粒子21からなる多孔質の層である。また、多孔質保護層2は、被測定ガス(排ガス)中の被毒成分、例えば、オイル中に含まれるP、Si、Ca、Zn等の成分から生成する化合物等をトラップすることができるよう構成されている。また、多孔質保護層2は、厚みd2が10〜600μmであり、気孔率が50〜90%である。
また、多孔質保護層2上には、常温において親水性を有し、固体電解質体11が活性となる高温時、すなわちガスセンサ素子1の使用時において撥水性を有する表面保護層3が形成されている。
表面保護層3は、α−アルミナを主成分とするセラミック粒子31からなる緻密な層である。また、表面保護層3は、表面粗度Raが3.0μm以下であり、厚みd3が20〜150μmであり、気孔率が10〜50%である。また、表面保護層3の気孔率は、多孔質保護層2の気孔率よりも小さい。
また、図3に示すごとく、表面保護層3は、多孔質保護層2の一部が露出するように形成されている。
本例では、多孔質保護層2は、素子本体部10の先端面101から所定の距離Aまでの範囲において、素子本体部10の全周を覆うように形成されている。また、表面保護層3は、素子本体部10の先端面101から所定の距離B(B<A)までの範囲において、素子本体部10(多孔質保護層2)の全周を覆うように形成されている。すなわち、表面保護層2の一部を覆わないようにして表面保護層3を形成することにより、多孔質保護層2の一部を露出させている。なお、多孔質保護層2及び表面保護層3は、素子本体部10の先端面101も覆うように形成されている。
また、本例では、同図に示すごとく、表面保護層3は、素子本体部10の軸方向においてヒータ部170の発熱体171の発熱部172が配設される加熱領域S全体において、素子本体部10の全周を覆うように形成されている。また、表面保護層3は、素子本体部10の加熱領域Sからさらに基端側Yに所定の距離C(C=3mm)までの範囲についても、素子本体部10の全周を覆うように形成されている。
次に、本例のガスセンサ素子1の製造方法について簡単に説明する。
まず、図1を参照のごとく、ヒータ基板17、基準ガス室形成層16、固体電解質体11、拡散抵抗層14、遮蔽層15を順に積層し、積層型の素子本体部10を作製する。
このとき、図4(a)に示すごとく、素子本体部10の先端部102の外周面103には、先端に向かって断面積が徐々に小さくなるように複数のテーパ部104を設けておく。テーパ部104は、切削機を用いて面取りを施すことによって設けた。
次いで、図4(b)に示すごとく、素子本体部10をスラリー状の多孔質保護層用材料20に浸漬させ、素子本体部10の外表面100の所定の範囲に多孔質保護層用材料20を塗布する。その後、多孔質保護層用材料20を乾燥させることにより、多孔質保護層2を形成する。
次いで、図4(c)に示すごとく、素子本体部10をスラリー状の表面保護層用材料30に浸漬させ、多孔質保護層2上に表面保護層用材料30を塗布する。このとき、多孔質保護層2の一部を覆わないように、すなわち多孔質保護層2の一部が露出するように表面保護層用材料30を塗布する。その後、表面保護層用材料30を乾燥させることにより、多孔質保護層2上に表面保護層3を形成する。
以上により、ガスセンサ素子1(図1、図2参照)を作製する。
次に、本例のガスセンサ素子1を備えたガスセンサ8について、図5を用いて説明する。
同図に示すごとく、ガスセンサ8は、ガスセンサ素子1と、ガスセンサ素子1を内側に挿通保持する絶縁碍子81と、絶縁碍子81を内側に挿通保持するハウジング82と、ハウジング82の基端側Yに配設された大気側カバー83と、ハウジング82の先端側Xに配設されると共にガスセンサ素子1を保護する素子カバー84とを有する。
同図に示すごとく、素子カバー84は、外側カバー841と内側カバー842とからなる二重構造のカバーにより構成されている。
この外側カバー841及び内側カバー842の側面部や底面部には、被測定ガスを導通させるための導通孔843が設けられている。
本例のガスセンサ素子1及びガスセンサ8における作用効果について説明する。
本例のガスセンサ素子1において、拡散抵抗層14のガス導入外表面141上には、多孔質保護層2と多孔質保護層2上に形成された表面保護層3との二層が設けられている。
そして、外側に設けられた表面保護層3は、固体電解質体11が活性となる高温時、すなわちガスセンサ素子1の使用時において撥水性を有している。そのため、仮に表面保護層3に水滴が付着しても、その水滴は表面保護層3の表面においてはじかれる。これにより、被水部分の温度低下を抑制することができ、熱衝撃を緩和することができる。よって、ガスセンサ素子1の耐被水性を十分に確保することができ、被水割れを防ぐことができる。
また、表面保護層3は、上述のごとく、拡散抵抗層14のガス導入外表面141を覆うように設けられている。すなわち、多孔質で水滴が浸入し易く、被水による熱衝撃が大きくなり易い拡散抵抗層14のガス導入外表面141を覆うように形成されている。そのため、ガスセンサ素子1の耐被水性を十分に確保し、被水割れを防ぐという上記の効果をより有効に発揮することができる。
また、拡散抵抗層14のガス導入外表面141と表面保護層3との間には、多孔質保護層2が設けられている。そのため、表面保護層3を通過した被測定ガスに含まれる被毒成分を多孔質保護層2によってトラップすることができる。これにより、拡散抵抗層14の目詰まり、測定電極12の被毒劣化等を防ぐことができる。よって、ガスセンサ素子1の耐被毒性を十分に確保することができ、応答性の悪化、出力精度の低下等を抑制し、出力の安定化を図ることができる。
さらに、拡散抵抗層14のガス導入外表面141と表面保護層3との間に多孔質保護層2を設けたことにより、例えば表面保護層3の表面に付着した水滴からの熱(冷熱)が表面保護層3を介して被水による熱衝撃が大きくなり易い拡散抵抗層14に直接伝わることを防止することができる。すなわち、多孔質保護層2が表面保護層3から拡散抵抗層14への伝熱を緩衝する機能を果たすことにより、その伝熱を緩和することができる。これにより、ガスセンサ素子1の耐被水性をさらに向上させることができる。
また、表面保護層3は、多孔質保護層2よりも気孔率が小さく、多孔質保護層2の一部が露出するように形成されている。すなわち、多孔質保護層2全体を多孔質保護層2よりも気孔率の小さい表面保護層3で覆うと、次のような問題が生じる。例えば、図6(b)に示すごとく、常温において多孔質保護層2及び表面保護層3が結露水等の水分Wを含んだ場合、ヒータ部170の発熱体171を通電により発熱させ、ガスセンサ素子1を昇温させる際に、その水分Wの蒸発が起こる。このとき、外側の層が内側の層よりも気孔率が小さいと、内側の水分Wが外側へ出て行き難くなるため、内側の多孔質保護層2に含まれる水分Wの蒸発に伴う応力が外側の表面保護層3に発生し、表面保護層3に割れ、剥離が生じるおそれがある。
そこで、内側の多孔質保護層2の一部が露出するように、外側の表面保護層3を形成する。これにより、図6(a)に示すごとく、ガスセンサ素子1を昇温する際に、多孔質保護層2に含まれる水分Wを表面保護層3に覆われていない露出した部分から円滑に蒸発させ、外部へ放出することができる。その結果、水分Wの蒸発に伴う表面保護層3への応力の発生を抑制することができ、表面保護層3の割れ、剥離を防止することができる。
また、本例では、表面保護層3は、素子本体部10の軸方向においてヒータ部170の発熱体171の発熱部172が配設される加熱領域S全体において、素子本体部10の全周を覆うように形成されている。そのため、ガスセンサ素子1の使用時において特に高温となり、水滴付着による温度低下が大きく、被水割れが起こり易い加熱領域Sに表面保護層3を形成することにより、被水割れを防止する効果を高めることができる。
また、表面保護層3は、素子本体部10の加熱領域Sからさらに基端側Yに3mmの位置まで、素子本体部10の全周を覆うように形成されている。そのため、加熱領域Sを含めて加熱領域Sからある程度の範囲まで表面保護層3を形成することにより、被水割れを防止する効果をより一層高めることができる。
また、多孔質保護層2及び表面保護層3の厚み及び気孔率を上記特定の範囲としている。そのため、上述した表面保護層3の被水割れ防止効果、多孔質保護層2による被毒防止効果及び伝熱緩和効果をバランスよく、いずれの効果も十分に発揮することができるようにしている。また、ガスセンサ素子1全体の熱容量を抑えて早期活性を図ることができると共に、高温時において表面保護層3の撥水性を十分に得ることができる。
また、多孔質保護層2及び表面保護層3は、拡散抵抗層14のガス導入外表面141を含む素子本体部10の全周を覆うように形成されている。そのため、多孔質保護層2が素子本体部10の全周にわたって表面保護層3から素子本体部10への伝熱を緩衝する機能を果たすことになる。これにより、ガスセンサ素子1の耐被水性をより一層向上させることができる。
また、表面保護層3は、常温において親水性を有する。そのため、ガスセンサ素子1に対して超絶縁検査を行う際に、その検査で用いる水あるいは水とアルコールの混合液をガスセンサ素子1の微小クラック等に十分に染み込ませることができる。これにより、超絶縁検査を正確に行うことができる。
また、表面保護層3は、α−アルミナを主成分とするセラミック粒子からなる。そのため、高温時においても酸化反応が起こり難く、安定となるため、リーン雰囲気においても正確に被測定ガス中の特定ガス濃度を検出することができる。これにより、活性時間の遅延を抑制して早期活性を図ることができる。また、α−アルミナは、親水性を有するため、常温における表面保護層3の親水性を十分に確保することができる。
また、表面保護層3は、表面粗度Raが3.0μm以下である。そのため、高温時において表面保護層3に水滴が付着した場合に、上述したライデンフロスト現象を確実に発現させ、高温時における表面保護層3の撥水性を十分に確保することができる。
また、多孔質保護層2は、γ−アルミナを主成分とするセラミック粒子からなる。そのため、多孔質保護層2が多孔質で比表面積の大きいものとなるため、被測定ガス中の被毒成分、例えば、オイル中に含まれるP、Si、Ca、Zn等の成分から生成する化合物等を容易にトラップすることができ、耐被毒性を十分に確保することができる。
また、ガスセンサ素子1は、積層型のガスセンサ素子であり、素子本体部10の先端部102の外周面103には、先端に向かって断面積が徐々に小さくなるようにテーパ部102が設けられている。そのため、本例のように、素子本体部10の外表面100に対して多孔質保護層2及び表面保護層3をディップ法により形成する際に、素子本体部10の先端部102においても、均一で薄膜の多孔質保護層2及び表面保護層3を形成することができる。
また、ガスセンサ8は、上述したガスセンサ素子1を備えている。すなわち、耐被水性を向上させ、耐被毒性を十分に確保し、早期活性を図ることができるガスセンサ素子1を備えている。そのため、ガスセンサ8は、耐久性能が高く、センサ性能に優れたものとなる。
このように、本例によれば、耐被水性を向上させ、耐被毒性を十分に確保し、内部に含まれる水分の蒸発に伴う表面保護層3の割れ、剥離を防止することができるガスセンサ素子1及びそれを用いたガスセンサ8を提供することができる。
なお、本例では、図1に示すごとく、多孔質保護層2及び表面保護層3を拡散抵抗層14のガス導入外表面141を含む素子本体部10の全周を覆うように設ける構成としたが、例えば、図7に示すごとく、多孔質保護層2及び表面保護層3を拡散抵抗層14のガス導入外表面141上にのみ設ける構成とすることもできる。
(実施例2)
本例は、図8に示すごとく、ガスセンサ素子1の構成を変更した例である。
同図に示すごとく、ガスセンサ素子1は、実施例1と同様に、固体電解質体11、測定電極12及び基準電極13を有する。測定電極12は、被測定ガス室140に面して配設されている。
また、固体電解質体11の測定電極12側には、開口部149を有する拡散抵抗層14が積層されている。また、固体電解質体11の基準電極13側には、絶縁層18及びヒータ基板17が積層されている。また、ヒータ基板17には、発熱体171を有するヒータ部170が設けられている。
そして、ガスセンサ素子1は、被測定ガス室140内の酸素濃度を調整するポンプセル4を有する。ポンプセル4は、酸素イオン伝導性のポンプ用固体電解質体41と、ポンプ用固体電解質体41の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた一対のポンプ用電極42、43とを有する。一方のポンプ用電極42は、被測定ガス室140に面して配設されている。
また、拡散抵抗層14における固体電解質体11とは反対側の面には、ポンプ用固体電解質体41が積層されている。また、一方のポンプ用電極42は、多孔質層44により覆われている。また、多孔質層44の外周側には、絶縁層19が配設されている。
また、多孔質保護層2及び表面保護層3は、拡散抵抗層14のガス導入外表面141を含む素子本体部10の全周を覆うように形成されている。ただし、多孔質保護層2の一部は露出している。
その他は、実施例1と同様の構成であり、同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図9に示すごとく、有底筒状のコップ型のガスセンサ素子1の例である。
同図に示すごとく、ガスセンサ素子1は、有底筒状の固体電解質体11と、固体電解質体11の外表面に設けた測定電極12と、内表面に設けた基準電極13とを有する。また、固体電解質体11の内側には、基準ガス室160が形成され、その基準ガス室160には、発熱体171を有するヒータ部170が挿入配置されている。
同図に示すごとく、固体電解質体11の外表面には、その外表面全体を覆うように拡散抵抗層14が設けられている。また、拡散抵抗層14のガス導入外表面141には、そのガス導入外表面141全体を覆うように多孔質保護層2及び表面保護層3が順に積層して設けられている。ただし、多孔質保護層2の一部は露出している。
その他は、実施例1と同様の構成であり、同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、表1、表2に示すごとく、本発明のガスセンサ素子の性能について調べたものである。
本例では、同表に示すごとく、多孔質保護層及び表面保護層の厚み及び気孔率が異なるガスセンサ素子(試料A1〜A10、B1〜B9)を準備し、それぞれについて被水後膜状態、被水割れ、活性時間、応答性、被毒耐久性の各項目について評価を行った。
なお、本例のガスセンサ素子の基本的な構成は、実施例1の図1、図2に示したガスセンサ素子と同様である。
また、試料A1〜A8のガスセンサ素子は、表面保護層の厚みを60μm、気孔率を40%とし、多孔質保護層の厚み及び気孔率を表1に示すように変化させたものである。
また、試料A9のガスセンサ素子は、表面保護層の厚みを60μm、気孔率を40%とし、多孔質保護層を設けていないものである。
また、試料A10のガスセンサ素子は、表面保護層の厚みを10μm、気孔率を40%とし、多孔質保護層を設けていないものである。
また、試料B1〜B8のガスセンサ素子は、多孔質保護層の厚みを60μm、気孔率を80%とし、表面保護層の厚み及び気孔率を表2に示すように変化させたものである。
また、試料B9のガスセンサ素子は、多孔質保護層の厚みを60μm、気孔率を80%とし、表面保護層を設けていないものである。
次に、各項目の評価方法について説明する。
「被水後膜状態」については、予め700℃に加熱しておいたガスセンサ素子に所定量(1μL)の水を100回滴下する。その後、多孔質保護層又は表面保護層の状態について目視により観察し、膜の剥離・脱落の有無を確認する。
「被水後膜状態」の判定は、多孔質保護層又は表面保護層について膜の剥離・脱落がない場合には○、一部でも剥離・脱落している場合には×とした。
「被水割れ」については、予め700℃に加熱しておいたガスセンサ素子に所定量の水を滴下する。次いで、A/F値の変化検査及び超絶縁検査を行い、被水割れが生じているかどうかを確認する。被水割れが生じていない場合には、その後、乾燥させる。この作業を滴下する水の量を徐々に増やしていきながら被水割れが生じるまで繰り返し行い、被水割れが生じたときの水の滴下量を割れ被水量として測定する。
ここで、A/F値の変化検査は、ガスセンサが出力する大気のA/F値を水の滴下前から継続的に測定し、滴下後の変化を見ることにより行う。そして、A/F値が5%以上上昇した場合には、被水割れが生じていると判断する。
また、超絶縁検査は、ガスセンサ素子を水:エタノール=4:1の混合溶液に1分間浸漬する。次いで、電極間に500Vの電圧をかけ、電気抵抗を測定する。そして、電気抵抗が10MΩ未満の場合には、被水割れが生じていると判断する。
そして、「被水割れ」の判定は、実使用における被水量を考慮し、割れ被水量が10μL以上の場合には○、10μL未満の場合には×とする。
「活性時間」については、同じガスセンサ素子を内蔵した2つのガスセンサを準備し、一方を基準センサ、もう一方を評価センサとする。次いで、エンジンの排気管に基準センサと評価センサを取り付け、基準センサのヒータのみをONにする。これにより、基準センサが常に真のA/F値を示すようにしておく。次いで、エンジン始動と同時に、評価センサのヒータをONにする。このとき、基準センサのA/F値が16になるように制御する。その後、評価センサが基準センサと同じA/F値(=16)を示すようになるまでの時間を測定し、これを活性時間とする。
「活性時間」の判定は、活性時間が4秒以下の場合には○、4秒を超える場合には×とする。
「応答性」については、エンジンの排気管にセンサを取り付ける。次いで、エンジンの回転数を2000rpm、素子温度を約700℃に保持した状態で、A/F値=14(リッチ)の排ガスとA/F値=15(リーン)の排ガスとを交互に切り替えたときに、これに追従して変化するセンサ出力の変化の遅れを測定し、これを応答時間とする。
「応答性」の判定は、応答時間が200m秒以下の場合には○、200m秒を超える場合には×とする。
「被毒耐久性」については、エンジンの排気管にセンサを取り付ける。次いで、被毒成分であるシリコンの含有量が0.5cm3/Lのガソリン燃料を用い、エンジンの回転数を2000rpm、素子温度を約700℃に保持した状態で、50時間の耐久試験を行う。その後、耐久試験後の応答性及びIL(限界電流)の特性規格の評価を行う。
ここで、耐久試験後の応答性の評価は、上述した「応答性」の評価と同様の評価を行う。そして、応答時間が200m秒以下の場合には、応答性を満足していると判断する。
また、ILの特性規格の評価は、排ガスのA/F値=13(リッチ)とA/F値=18(リーン)のときのILを測定し、そのIL値が耐久試験前に対して5%以内の変化量の場合には、ILの特性規格を満足していると判断する。
そして、「被毒耐久性」の判定は、耐久試験後の応答性及びILの特性規格の評価についていずれも満足する場合には○、いずれか満足しない場合には×とする。
Figure 2012093330
Figure 2012093330
次に、各項目の評価結果を表1、表2に示す。
表1からわかるように、多孔質保護層の厚みが本発明の範囲よりも大きい試料A7、A8は、一部に膜の剥離が生じており、被水後膜状態の項目について×であった。
また、表面保護層のみを設け、多孔質保護層を設けていない試料A9、A10は、多孔質保護層による被毒防止効果を得ることができず、被毒耐久性の項目について×であった。また、表面保護層の厚みが10μmと小さい試料A10は、多孔質保護層による伝熱緩和効果を得ることができず、表面保護層に付着した水滴からの熱が素子母材に直接伝わるため、被水割れの項目について×であった。
一方、同表からわかるように、多孔質保護層及び表面保護層の厚み及び気孔率が本発明の範囲にある試料A1〜A6は、被水後膜状態、被水割れ、活性時間、応答性、被毒耐久性のいずれの項目についても○であった。
表2からわかるように、表面保護層の厚みが本発明の範囲よりも小さい試料B1、B2は、表面保護層の撥水性による被水防止効果を十分に得ることができず、被水後膜状態、被水割れの項目について×であった。
また、表面保護層の厚みが本発明の範囲よりも大きい試料B7、B8は、ガスセンサ素子の熱容量が増大し、早期活性を図ることができず、活性時間の項目について×であった。また、ガス透過性を十分に確保することができず、応答性の項目について×であった。
また、多孔質保護層のみを設け、表面保護層を設けていない試料B9は、表面保護層による被水防止効果を得ることができず、被水後膜状態、被水割れの項目について×であった。
一方、同表からわかるように、多孔質保護層及び表面保護層の厚み及び気孔率が本発明の範囲内にある試料B3〜B6は、被水後膜状態、被水割れ、活性時間、応答性、被毒耐久性のいずれの項目についても○であった。
以上の結果により、本発明のガスセンサ素子は、耐被水性・耐被毒性に優れていることがわかった。また、多孔質保護層及び表面保護層の厚み、気孔率を所定の範囲とすることにより、早期活性を図ることができることがわかった。また、このガスセンサ素子を備えたガスセンサは、耐久性能が高く、センサ性能に優れたものであることがわかった。
(実施例5)
本例は、図10〜図12に示すごとく、多孔質保護層2及び表面保護層3の構成を変更した例である。
図10に示す例は、多孔質保護層2の軸方向中央部分を覆うように表面保護層3を形成し、多孔質保護層2の先端側X及び基端側Yに表面保護層3を形成しないことによって、多孔質保護層2の一部を露出させた例である。本例において、表面保護層3は、表面保護層用材料30(図4(c))をスプレーや溶射等の方法を用いて塗布することによって、所定の範囲に形成することができる。
図11に示す例は、素子本体部10の先端面101において多孔質保護層2の一部を露出させた例である。本例では、多孔質保護層2全体を覆うように表面保護層3を形成した後、素子本体部10の先端面101に形成された表面保護層3を研磨加工等によって除去し、多孔質保護層2の一部を露出させた。なお、研磨加工等は、表面保護層用材料30(図4(c))を塗布して乾燥させた後でもよいし、焼成した後でもよい。
図12に示す例は、表面保護層3に多孔質保護層3まで届く貫通孔39を設けることによって多孔質保護層2の一部を露出させた例である。本例では、多孔質保護層2全体を覆うように表面保護層3を形成した後、表面保護層3に多孔質保護層2まで届く貫通孔39を形成し、多孔質保護層2の一部を露出させた。なお、貫通孔39の加工は、表面保護層用材料30(図4(c))を塗布して乾燥させた後でもよいし、焼成した後でもよい。
いずれも例も、その他は、実施例1と同様の構成であり、同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、表3に示すごとく、本発明のガスセンサ素子の性能について調べたものである。
本例では、同表に示すごとく、多孔質保護層の一部を露出させた、表面保護層の形成範囲が異なる本発明のガスセンサ素子(試料C1〜C4)と、多孔質保護層を露出させていない比較としてのガスセンサ素子(試料C5)を準備し、それぞれについて内部に含まれる水分の蒸発に伴う表面保護層の割れ、剥離の評価を行った。
なお、試料C1のガスセンサ素子は、実施例1の図3に示したガスセンサ素子1と同様の構成である。
また、試料C2、C3、C4のガスセンサ素子は、それぞれ実施例5の図10、図11、図12に示したガスセンサ素子1と同様の構成である。
また、試料C5のガスセンサ素子は、図13に示すごとく、多孔質保護層2全体を覆うように表面保護層3を形成したガスセンサ素子91である。
本例においては、各試料C1〜C5のガスセンサ素子に対して、常温において、10μLの純水を注水し、多孔質保護層及び表面保護層に水分を含ませる。60秒後、ヒータ部の発熱体を通電により発熱させ、ガスセンサ素子の温度を上昇させる。これにより、多孔質保護層及表面保護層に含まれる水分を蒸発させる。その後、表面保護層の割れ、剥離の発生について拡大鏡を用いて観察する。なお、この試験は、実使用に比べて非常に厳しい条件で行っている。
そして、本例では、各試料C1〜C5について、所定の試験数(n=50)に対する不具合(表面保護層の割れ、剥離)の発生確率を求めた。
Figure 2012093330
次に、評価結果を表3に示す。
同表からわかるように、比較としてのガスセンサ素子である試料C5は、不具合発生確率が100%であった。これは、表面保護層が多孔質保護層全体を覆うように形成されていることにより、多孔質保護層に含まれる水分の蒸発に伴う応力が表面保護層に発生し、表面保護層に割れ、剥離が生じると考えられる。
一方、本発明のガスセンサ素子である試料C1、C2は、不具合発生確率が0%であり、試料C3、C4は、不具合発生確率がそれぞれ10%、16%であった。これは、多孔質保護層の一部を露出させていることにより、多孔質保護層に含まれる水分を表面保護層に覆われていない露出した部分から円滑に蒸発させ、外部へ放出することができるため、水分の蒸発に伴う表面保護層への応力の発生を抑制することができ、表面保護層の割れ、剥離を防止することができると考えられる。
以上の結果により、本発明のガスセンサ素子は、多孔質保護層の一部を露出させたことにより、内部に含まれる水分の蒸発に伴う表面保護層の割れ、剥離を防止することができることがわかった。
(実施例7)
本例は、図15に示すごとく、本発明のガスセンサ素子の性能について調べたものである。
本例では、本発明のガスセンサ素子(試料D1)と、比較としてのガスセンサ素子(試料D2)とを準備し、それぞれについて水を滴下する位置を変更させた場合における被水割れの評価を行った。
なお、試料D1のガスセンサ素子は、図14(a)に示すごとく、多孔質保護層2の一部を露出させるようにして表面保護層3を形成したガスセンサ素子1である。表面保護層3は、素子本体部10の加熱領域Sからさらに基端側Yに5mmの位置まで、素子本体部10の全周を覆うように形成されている。
また、試料D2のガスセンサ素子は、図14(b)に示すごとく、多孔質保護層2のみを設け、表面保護層3を設けていないガスセンサ素子92である。
本例においては、各試料D1、D2のガスセンサ素子に対して、予め700℃に加熱しておいたガスセンサ素子の素子本体部の所定の位置に所定量の水(1μL)を滴下する。次いで、A/F値の変化検査及び超絶縁検査を行い、被水割れが生じているかどうかを確認する。なお、この試験は、実使用に比べて非常に厳しい条件で行っている。また、A/F値の変化検査及び超絶縁検査は、実施例4と同様の方法で行う。
そして、本例では、素子本体部10の加熱領域Sの基端を基準点T(距離=0mm)として、水を滴下する位置を先端側X(距離=−1mm)又は基端側Y(距離=1、2、3、4、5mm)に移動させる。このとき、各試料D1、D2について、所定の試験数(n=50)に対する被水割れ発生確率を求めた。
次に、評価結果を図15に示す。同図の縦軸は被水割れ発生確率(%)、基準点からの距離(mm)である。
同図からわかるように、比較としてのガスセンサ素子である試料D2は、水を滴下する位置が加熱領域から離れるにしたがって被水割れ発生確率が低くなっている。そして、基準点からの距離が3mm以上の場合には、被水割れ発生確率が0%となった。
一方、本発明のガスセンサ素子である試料D1は、表面保護層を設けていることにより、水を滴下する位置にかかわらず、被水割れ発生確率が0%であった。
以上の結果により、本発明のガスセンサ素子は、表面保護層を設けることによって被水割れを防ぐことができることがわかった。また、表面保護層は、素子本体部の加熱領域からさらに基端側に少なくとも3mmの位置まで、素子本体部の全周を覆うように形成されていることが好ましいことがわかった。
1 ガスセンサ素子
10 素子本体部
11 固体電解質体
12 測定電極
13 基準電極
14 拡散抵抗層
141 ガス導入外表面
170 ヒータ部
171 発熱体
2 多孔質保護層
3 表面保護層

Claims (10)

  1. 酸素イオン伝導性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の面と他方の面とにそれぞれ設けた測定電極及び基準電極と、上記測定電極を覆うと共に被測定ガスを透過させる多孔質の拡散抵抗層と、通電により発熱する発熱体を設けたヒータ部とを有する素子本体部を備えたガスセンサ素子であって、
    少なくとも、上記素子本体部の上記拡散抵抗層における上記被測定ガスを導入するガス導入外表面上には、上記被測定ガス中の被毒成分をトラップするための多孔質保護層と、該多孔質保護層上に形成され、上記固体電解質体が活性となる高温時において撥水性を有し、上記多孔質保護層よりも気孔率が小さい表面保護層とが設けられており、
    該表面保護層は、上記多孔質保護層の一部が露出するように形成されていることを特徴とするガスセンサ素子。
  2. 請求項1に記載のガスセンサ素子において、上記表面保護層は、上記素子本体部の軸方向において上記ヒータ部の上記発熱体の発熱部が配設される加熱領域の少なくとも一部に形成されていることを特徴とするガスセンサ素子。
  3. 請求項2に記載のガスセンサ素子において、上記表面保護層は、上記素子本体部の上記加熱領域全体において、上記素子本体部の全周を覆うように形成されていることを特徴とするガスセンサ素子。
  4. 請求項3に記載のガスセンサ素子において、上記表面保護層は、上記素子本体部の上記加熱領域からさらに基端側に少なくとも3mmの位置まで、上記素子本体部の全周を覆うように形成されていることを特徴とするガスセンサ素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスセンサ素子において、上記多孔質保護層は、厚みが10〜600μm、気孔率が50〜90%であり、上記表面保護層は、厚みが20〜150μm、気孔率が10〜50%であることを特徴とするガスセンサ素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のガスセンサ素子において、上記表面保護層は、常温において親水性を有することを特徴とするガスセンサ素子。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のガスセンサ素子において、上記表面保護層は、α−アルミナ、チタニア、ジルコニア、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化亜鉛の少なくともいずれか1種を主成分とするセラミックからなることを特徴とするガスセンサ素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のガスセンサ素子において、上記多孔質保護層は、γ−アルミナ、θ−アルミナ、スピネルの少なくともいずれか1種を主成分とするセラミックからなることを特徴とするガスセンサ素子。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のガスセンサ素子において、該ガスセンサ素子は、積層型のガスセンサ素子であり、上記素子本体部の先端部の外周面の少なくとも一部には、先端に向かって断面積が徐々に小さくなるようにテーパ部が設けられていることを特徴とするガスセンサ素子。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のガスセンサ素子を備えていることを特徴とするガスセンサ。
JP2010286808A 2010-09-27 2010-12-23 ガスセンサ素子及びガスセンサ Active JP5387555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010286808A JP5387555B2 (ja) 2010-09-27 2010-12-23 ガスセンサ素子及びガスセンサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010215146 2010-09-27
JP2010215146 2010-09-27
JP2010286808A JP5387555B2 (ja) 2010-09-27 2010-12-23 ガスセンサ素子及びガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012093330A true JP2012093330A (ja) 2012-05-17
JP5387555B2 JP5387555B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=46386802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010286808A Active JP5387555B2 (ja) 2010-09-27 2010-12-23 ガスセンサ素子及びガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5387555B2 (ja)

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242231A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Toyota Motor Corp ガスセンサ素子の保護膜の成膜方法、及び当該方法によって形成された保護膜を備えるガスセンサ素子
WO2014057322A1 (en) 2012-10-09 2014-04-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Solid electrolyte gas sensor element and gas sensor
JP2014089074A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Denso Corp ガスセンサ素子の製造方法及びそれによって得られるガスセンサ素子
JP2015059758A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ素子及びガスセンサ
CN104634846A (zh) * 2013-11-14 2015-05-20 罗伯特·博世有限公司 用于检测测量气体空间中的测量气体的至少一种特性的传感器元件
JP2015184262A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 株式会社デンソー ガスセンサ素子及びその製造方法
DE102015111681A1 (de) 2014-07-18 2016-01-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gassensorelement
JP2016048230A (ja) * 2014-08-25 2016-04-07 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ素子及びガスセンサ
KR20160049088A (ko) * 2014-10-24 2016-05-09 주식회사 아모텍 가스센서용 다공질보호층, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 가스센서
KR20160054704A (ko) * 2014-11-06 2016-05-17 주식회사 아모텍 가스센서용 센싱집합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 가스센서
WO2016080176A1 (ja) * 2014-11-19 2016-05-26 株式会社デンソー ガスセンサ素子
JP2016105071A (ja) * 2014-11-19 2016-06-09 株式会社デンソー ガスセンサ素子
JP2016188854A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 日本碍子株式会社 センサ素子及びガスセンサ
JP2016188856A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 日本碍子株式会社 センサ素子及びガスセンサ
DE102017106612A1 (de) 2016-04-11 2017-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abgassensorsteuerung
DE102017107232A1 (de) 2016-05-09 2017-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuervorrichtung für einen Abgassensor
JP2019002866A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 日本特殊陶業株式会社 センサ素子及びガスセンサ
WO2019039455A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 株式会社デンソー ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP2019086301A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 株式会社Soken ガスセンサ
CN110118813A (zh) * 2018-02-06 2019-08-13 丰田自动车株式会社 气体传感器元件
US10436740B2 (en) 2012-06-25 2019-10-08 Robert Bosch Gmbh Sensor element for detecting at least one property of a measuring gas in a measuring gas space, containing a ground, impregnated slip layer
US10473615B2 (en) 2014-10-24 2019-11-12 Amotech Co., Ltd. Porous protective layer for gas sensor, method for producing same, and gas sensor comprising same
JP2020139760A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 日本碍子株式会社 ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP2020165816A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
JP2020165770A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
CN111751424A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件
US10876994B2 (en) 2015-03-27 2020-12-29 Ngk Insulators, Ltd. Sensor element and gas sensor
WO2020262106A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 株式会社デンソー ガスセンサ及びその製造方法
JP2021092434A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
US20210278363A1 (en) * 2020-03-09 2021-09-09 Ngk Insulators, Ltd. Gas sensor
CN113614523A (zh) * 2019-03-29 2021-11-05 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件
CN113631915A (zh) * 2019-03-28 2021-11-09 株式会社电装 气体传感器
CN114761792A (zh) * 2019-12-17 2022-07-15 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件及朝向传感器元件的保护层形成方法
WO2022196140A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 日本碍子株式会社 センサ素子

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0954064A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Denso Corp 酸素センサ素子及びその製造方法
JP2003232769A (ja) * 2001-12-03 2003-08-22 Denso Corp ガスセンサ素子及びその製造方法
JP2007218893A (ja) * 2006-01-23 2007-08-30 Denso Corp ガスセンサ素子の製造方法
JP2010038600A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Nippon Soken Inc ガスセンサ素子
JP2010169655A (ja) * 2008-12-22 2010-08-05 Nippon Soken Inc ガスセンサ素子及びこれを備えたガスセンサ
JP2011117935A (ja) * 2009-10-28 2011-06-16 Denso Corp ガスセンサ素子

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0954064A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Denso Corp 酸素センサ素子及びその製造方法
JP2003232769A (ja) * 2001-12-03 2003-08-22 Denso Corp ガスセンサ素子及びその製造方法
JP2007218893A (ja) * 2006-01-23 2007-08-30 Denso Corp ガスセンサ素子の製造方法
JP2010038600A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Nippon Soken Inc ガスセンサ素子
JP2010169655A (ja) * 2008-12-22 2010-08-05 Nippon Soken Inc ガスセンサ素子及びこれを備えたガスセンサ
JP2011117935A (ja) * 2009-10-28 2011-06-16 Denso Corp ガスセンサ素子

Cited By (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242231A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Toyota Motor Corp ガスセンサ素子の保護膜の成膜方法、及び当該方法によって形成された保護膜を備えるガスセンサ素子
US10436740B2 (en) 2012-06-25 2019-10-08 Robert Bosch Gmbh Sensor element for detecting at least one property of a measuring gas in a measuring gas space, containing a ground, impregnated slip layer
WO2014057322A1 (en) 2012-10-09 2014-04-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Solid electrolyte gas sensor element and gas sensor
JP2014077655A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Toyota Motor Corp ガスセンサ
US9709522B2 (en) 2012-10-09 2017-07-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Solid electrolyte gas sensor element and gas sensor
US10746690B2 (en) 2012-10-09 2020-08-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Solid electrolyte gas sensor element and gas sensor
DE112013002866B4 (de) 2012-10-09 2021-07-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gassensorelement und Gassensor
JP2014089074A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Denso Corp ガスセンサ素子の製造方法及びそれによって得られるガスセンサ素子
JP2015059758A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ素子及びガスセンサ
CN104634846A (zh) * 2013-11-14 2015-05-20 罗伯特·博世有限公司 用于检测测量气体空间中的测量气体的至少一种特性的传感器元件
JP2015184262A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 株式会社デンソー ガスセンサ素子及びその製造方法
JP2016029360A (ja) * 2014-07-18 2016-03-03 トヨタ自動車株式会社 ガスセンサ素子
US9958412B2 (en) 2014-07-18 2018-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gas sensor element
DE102015111681B4 (de) 2014-07-18 2018-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gassensorelement
CN105277605A (zh) * 2014-07-18 2016-01-27 丰田自动车株式会社 气体传感器元件
DE102015111681A1 (de) 2014-07-18 2016-01-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Gassensorelement
JP2016048230A (ja) * 2014-08-25 2016-04-07 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ素子及びガスセンサ
KR101694845B1 (ko) 2014-10-24 2017-01-11 주식회사 아모텍 가스센서용 다공질보호층, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 가스센서
US10473615B2 (en) 2014-10-24 2019-11-12 Amotech Co., Ltd. Porous protective layer for gas sensor, method for producing same, and gas sensor comprising same
KR20160049088A (ko) * 2014-10-24 2016-05-09 주식회사 아모텍 가스센서용 다공질보호층, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 가스센서
KR101694846B1 (ko) 2014-11-06 2017-01-11 주식회사 아모텍 가스센서용 센싱집합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 가스센서
KR20160054704A (ko) * 2014-11-06 2016-05-17 주식회사 아모텍 가스센서용 센싱집합체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 가스센서
US10379077B2 (en) 2014-11-19 2019-08-13 Denso Corporation Gas sensor element
WO2016080176A1 (ja) * 2014-11-19 2016-05-26 株式会社デンソー ガスセンサ素子
JP2016105071A (ja) * 2014-11-19 2016-06-09 株式会社デンソー ガスセンサ素子
CN107076696A (zh) * 2014-11-19 2017-08-18 株式会社电装 气体传感器元件
CN107076696B (zh) * 2014-11-19 2019-07-12 株式会社电装 气体传感器元件
JP2016188854A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 日本碍子株式会社 センサ素子及びガスセンサ
JP2016188856A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 日本碍子株式会社 センサ素子及びガスセンサ
US10876994B2 (en) 2015-03-27 2020-12-29 Ngk Insulators, Ltd. Sensor element and gas sensor
CN107290414A (zh) * 2016-04-11 2017-10-24 丰田自动车株式会社 排气传感器的控制装置
US10753262B2 (en) 2016-04-11 2020-08-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system of exhaust sensor
DE102017106612A1 (de) 2016-04-11 2017-10-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abgassensorsteuerung
JP2017190678A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 トヨタ自動車株式会社 排気センサの制御装置
CN107290414B (zh) * 2016-04-11 2020-03-20 丰田自动车株式会社 排气传感器的控制装置
DE102017107232B8 (de) * 2016-05-09 2020-06-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuervorrichtung für einen Abgassensor
US10180098B2 (en) 2016-05-09 2019-01-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device of exhaust sensor
DE102017107232B4 (de) * 2016-05-09 2020-04-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuervorrichtung für einen Abgassensor
DE102017107232A1 (de) 2016-05-09 2017-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuervorrichtung für einen Abgassensor
JP2019002866A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 日本特殊陶業株式会社 センサ素子及びガスセンサ
JP2019039692A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 株式会社デンソー ガスセンサ素子及びガスセンサ
CN111051870A (zh) * 2017-08-22 2020-04-21 株式会社电装 气体传感器元件及气体传感器
US11714062B2 (en) 2017-08-22 2023-08-01 Denso Corporation Gas sensor element and gas sensor
CN111051870B (zh) * 2017-08-22 2023-02-17 株式会社电装 气体传感器元件及气体传感器
WO2019039455A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 株式会社デンソー ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP2019086301A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 株式会社Soken ガスセンサ
JP7011923B2 (ja) 2017-11-01 2022-01-27 株式会社Soken ガスセンサ
CN110118813A (zh) * 2018-02-06 2019-08-13 丰田自动车株式会社 气体传感器元件
JP2020139760A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 日本碍子株式会社 ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP7181811B2 (ja) 2019-02-26 2022-12-01 日本碍子株式会社 ガスセンサ素子及びガスセンサ
US11486852B2 (en) 2019-02-26 2022-11-01 Ngk Insulators, Ltd. Gas sensor element and gas sensor
CN113631915A (zh) * 2019-03-28 2021-11-09 株式会社电装 气体传感器
CN111751425A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件
US11592419B2 (en) 2019-03-29 2023-02-28 Ngk Insulators, Ltd. Sensor element for gas sensor
CN111751424B (zh) * 2019-03-29 2023-08-29 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件
CN113614523A (zh) * 2019-03-29 2021-11-05 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件
JP2020165816A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
JP7261640B2 (ja) 2019-03-29 2023-04-20 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
JP2020165770A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
JP7195996B2 (ja) 2019-03-29 2022-12-26 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
CN111751423A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件
CN111751424A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件
CN114026413A (zh) * 2019-06-27 2022-02-08 株式会社电装 气体传感器及其制造方法
WO2020262106A1 (ja) * 2019-06-27 2020-12-30 株式会社デンソー ガスセンサ及びその製造方法
JP2021004826A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 株式会社デンソー ガスセンサ及びその製造方法
JP2021092434A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
JP7360311B2 (ja) 2019-12-10 2023-10-12 日本碍子株式会社 ガスセンサのセンサ素子
CN114761792A (zh) * 2019-12-17 2022-07-15 日本碍子株式会社 气体传感器的传感器元件及朝向传感器元件的保护层形成方法
US20210278363A1 (en) * 2020-03-09 2021-09-09 Ngk Insulators, Ltd. Gas sensor
US11921079B2 (en) * 2020-03-09 2024-03-05 Ngk Insulators, Ltd. Gas sensor
WO2022196140A1 (ja) * 2021-03-18 2022-09-22 日本碍子株式会社 センサ素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP5387555B2 (ja) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5387555B2 (ja) ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP5287807B2 (ja) ガスセンサ素子
EP1321765A2 (en) Oxygen concentration detector
JP5390682B1 (ja) ガスセンサ素子及びガスセンサ
US20100155240A1 (en) Gas sensor element and gas sensor equipped with the same
JP4872565B2 (ja) ガスセンサ素子
WO2013084097A2 (ja) ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP5218602B2 (ja) ガスセンサ素子及びその製造方法、並びにガスセンサ
JP5182321B2 (ja) ガスセンサ素子、及び、これを内蔵したガスセンサ
JP2009080110A (ja) ガスセンサ素子及びその製造方法
JP5218477B2 (ja) ガスセンサ素子及びその製造方法
JP2011089796A (ja) ガスセンサ素子及びその製造方法、並びにガスセンサ
JP2011053158A (ja) 積層型ガスセンサ素子、積層型ガスセンサ素子を備えたガスセンサ、及び、積層型ガスセンサ素子の製造方法
JP2010151575A (ja) ガスセンサ素子、及びこれを内蔵したガスセンサ
JP2009080099A (ja) ガスセンサ素子及びその製造方法
JP2007206082A (ja) セラミックヒータ、積層型ガスセンサ素子及びその製造方法、並びに積層型ガスセンサ素子を備えるガスセンサ
JP2006171013A (ja) セラミックヒータ、積層型ガスセンサ素子及び積層型ガスセンサ素子を備えるガスセンサ
JP2748809B2 (ja) ガス検出器
JP2007121323A (ja) ガスセンサ
US11327043B2 (en) Sensor element for gas sensor
JP6359436B2 (ja) NOxセンサ
JP2009236834A (ja) ガスセンサ
JP2007132954A (ja) セラミックヒータ、積層型ガスセンサ素子及び積層型ガスセンサ素子を備えるガスセンサ
JPH07333191A (ja) 酸素濃度検出器
JP4325386B2 (ja) 積層型ガスセンサ素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130923

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5387555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250