JP2012054476A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護対象の回路ブロックの上に配置された導電パターンに加えられた改変の検出精度を向上するための技術を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体基板に配置された回路ブロックと、回路ブロックのうち保護対象の部分の上層に配置された導電パターンと、導電パターンの第1部分の電位を基準電位にリセットするリセット部と、第1部分を電流供給ラインに接続する接続部と、第1部分の電位を基準電位にリセットした後に第1部分を電流供給ラインに接続してから一定時間経過後の第1部分の電圧が事前に設定された範囲に含まれるか否かを判定し、一定時間経過後の電圧が事前に設定された範囲に含まれない場合に導電パターンに改変が加えられたことを検出する検出回路とを有する半導体集積回路装置が提供される。第1部分の電圧の変化は、導電パターンの回路定数に依存する。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体集積回路装置に関する。
個人情報等の高いセキュリティ性が要求されるデータを保持する半導体集積回路装置において、搭載されている回路を物理的な改変、解析から保護したいという要望が高まっている。特許文献1に記載された半導体集積回路装置では、保護対象の回路の上に配線が配置される。この配線の電位の変化を半導体集積回路装置の検出回路が検出すると、検出回路はこの配線に改変が加えられたと判定する。一方で、近年、集束イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)装置が利用可能になった。FIB装置を用いると、半導体集積回路装置の表面からイオンビームを照射して配線を切断したり、配線金属を堆積したりすることができる。従って、特許文献1に記載された技術を用いて回路を保護したとしても、FIB装置を用いれば、解読したい箇所をバイパスするように配線金属を堆積して所定の電圧を供給することにより、検出回路の判断動作を正常と誤認識させることができてしまう。
特開2006−012159号公報
上述のように、保護対象の回路ブロックの上に導電パターンを配置し、この導電パターンの電位の変化を検出する方法では、導電パターンに加えられた改変を精度よく検出することができない。そこで、本発明の一側面は、保護対象の回路ブロックの上に配置された導電パターンに加えられた改変の検出精度を向上するための技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の一側面に係る半導体集積回路装置は、半導体基板に配置された回路ブロックと、前記回路ブロックのうち保護対象の部分の上層に配置された導電パターンと、前記導電パターンの第1部分の電位を基準電位にリセットするリセット部と、前記第1部分を電流供給ラインに接続する接続部と、前記第1部分の電位を基準電位にリセットした後に前記第1部分を前記電流供給ラインに接続してから一定時間経過後の前記第1部分の電圧が事前に設定された範囲に含まれるか否かを判定し、前記一定時間経過後の電圧が前記事前に設定された範囲に含まれない場合に前記導電パターンに改変が加えられたことを検出する検出回路とを有し、前記第1部分の電圧の変化は、前記導電パターンの回路定数に依存することを特徴とする。
上記手段により、保護対象の回路ブロックの上に配置された導電パターンに加えられた改変の検出精度を向上するための技術が提供される。
実施形態の半導体集積回路装置の構成の一例を説明する図。 実施形態の検出回路の構成例を説明する図。 実施形態のタイミングチャートの一例を説明する図。 実施形態の検出回路の別の構成例を説明する図。 実施形態のタイミングチャートの別の例を説明する図。 実施形態の導電パターン105の形状の変形例を説明する図。 実施形態の複数の導電パターンを備える場合を説明する図。 実施形態の半導体集積回路装置の構成の別の例を説明する図。 実施形態の検出回路の別の構成例を説明する図。 実施形態のタイミングチャートの別の例を説明する図。 実施形態の検出回路の別の構成例を説明する図。 実施形態のタイミングチャートの別の例を説明する図。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。図1を用いて本発明の1つの実施形態に係る半導体集積回路装置100の構成の一例を説明する。半導体集積回路装置100は、半導体基板101に配置されたメモリ回路102、制御回路103、処理回路108及び検出回路104を有しうる。メモリ回路102は例えば不揮発性メモリ及び揮発性メモリの少なくとも一方を含み、データを保持しうる。制御回路103は例えばCMOSロジック回路であり、処理回路108によるメモリ回路102に保持されるデータへのアクセスを制御しうる。すなわち、制御回路103は、処理回路108によるメモリ回路102へのデータの書き込みと、処理回路108によるメモリ回路102からのデータの読み出しを制御しうる。処理回路108はメモリ回路102に保持されているデータを処理して、例えば処理によって生成されたデータを出力装置へ出力するなどの処理を行いうる。メモリ回路102と制御回路103と処理回路108とにより回路ブロック106が構成されうる。回路ブロック106は端子107を介して外部に接続されうる。
回路ブロック106の上には導電パターン105が配置されている。図1に示される例では、導電パターン105は1本の曲折した導電線により構成され、導電パターン105はメモリ回路102、制御回路103及び検出回路104の全面にわたって配置されるように蛇行している。導電パターン105はすべての回路の上に配置される必要はなく、保護対象の部分の上に配置されればよい。例えば、回路ブロック106の一部の上に導電パターン105が配置されてもよい。すなわち、導電パターン105は、メモリ回路102の上だけに配置されてもよいし、制御回路103の上だけに配置されてもよいし、処理回路108の上だけに配置されてもよい。導電パターン105の上から保護対象の回路の構成が解析されないように、導電パターン105を密に形成してもよい。また、導電パターン105の改変前後での回路定数の変化を大きくするために、半導体集積回路装置100の製造プロセスにおける最小加工寸法で導電パターン105を形成してもよい。本実施形態における回路ブロック106の上とは、半導体基板101を基準として回路ブロック106を構成する層よりも上層のことを意味する。
検出回路104は導電パターン105に接続され、導電パターン105に改変が加えられたことを検出しうる。導電パターン105の改変とは、例えば導電パターン105の除去や、切断・再接続などのパターンの変更のことである。検出回路104の詳細な構成及び検出回路104と導電パターン105との接続構成については後述する。検出回路104と制御回路103とは例えば実装配線とワイヤーボンディングとで接続されており、検出回路104の検出結果が制御回路103へ出力されうる。導電パターン105に改変が加えられたことを検出回路104が検出した場合に、制御回路103は処理回路108がメモリ回路102に保持されているデータを使用できないようにしうる。例えば、制御回路103はデータを使用できないようにするために、処理回路108によるメモリ回路102へのアクセスを禁止してもよいし、メモリ回路102に保持されているデータをリセットしてもよい。ここで、データのリセットとは、例えばデータの消去やランダムデータの上書きなどの、メモリ回路102にデータが保持されていない状態に変更する動作のことである。メモリ回路102が揮発性メモリを含む場合に、制御回路103はメモリ回路102への電力供給を停止することによってデータをリセットしてもよい。
次に、図2を用いて検出回路104の詳細な構成について説明する。図2は、検出回路104の一例である検出回路200を示す。検出回路200は2つのスイッチ回路SW1、SW2と判定回路210とを有する。スイッチ回路SW1の一端は導電パターン105のA点(第1部分)に接続され、もう一端は電流供給ラインとして機能する電圧源VDDに接続される。スイッチ回路SW2の一端は導電パターン105のA点に接続され、もう一端は基準電位ラインに接続される。基準電位ラインは例えば接地GNDであるが、他の電位であってもかまわない。導電パターン105のB点(第2部分)は基準電位ラインに接続される。ここで、図2の導電パターン105のA点、B点はそれぞれ、図1の導電パターン105のA点、B点に対応する。判定回路210は導電パターン105のA点に接続され、A点の電圧の変化を検出する。具体的には、A点の電位を基準電位にリセットした後にA点を電圧源VDDに接続して、一定時間経過後のA点の電圧V1が事前に設定された範囲に含まれるか否かを判定する。検出回路200は、電圧V1が事前に設定された範囲に含まれる場合に、導電パターン105に改変が加えられていないことを検出しうる。一方、検出回路200は、電圧V1が事前に設定された範囲に含まれない場合に、導電パターン105に改変が加えられたことを検出しうる。
判定回路210は、2つの電圧比較回路CMP11、CMP12、AND回路AND1及びDフリップフロップ回路DFF11を有する。電圧比較回路CMP11の正入力端子は基準電圧Vref1に接続され、負入力端子は導電パターン105のA点に接続される。電圧比較回路CMP11の出力信号S11はAND回路AND1へ入力される。電圧比較回路CMP12の正入力端子は導電パターン105のA点に接続され、負入力端子は基準電圧Vref2に接続される。電圧比較回路CMP12の出力信号S12はAND回路AND1へ入力される。図2の例では、Vref1がVref2よりも大きいとする。AND回路AND1の出力信号S13はDフリップフロップ回路DFF11のデータ入力端子へ入力される。Dフリップフロップ回路DFF11のクロック入力端子には制御信号S14が入力される。Dフリップフロップ回路DFF11のQの出力信号S15は検出回路200の出力として制御回路103へ入力される。基準電圧Vref1、Vref2は半導体基板101に搭載されたDAコンバータで生成される電圧であってもよいし、半導体基板101の外部から入力される電圧であってもよい。
次に、図3のタイミングチャートを用いて、検出回路200の動作を説明する。図3(A)〜図3(C)のそれぞれにおいて、上側が各信号の状態を表し、下側が時間の経過に伴う導電パターン105のA点の電圧V1の変化を表す。図3(A)は導電パターン105に改変が加えられていない場合の検出回路200の動作を説明するタイミングチャートの一例である。
スイッチ回路SW1とスイッチ回路SW2のオン/オフはそれぞれ、制御信号S0と制御信号S0Bとで制御される。ここで、制御信号S0Bは制御信号S0の反転信号である。そのため、タイミングチャートでは制御信号S0Bを省略する。時刻T0において、制御信号S0がローで、制御信号S0Bがハイである。従って、スイッチ回路SW1はオフとなり、スイッチ回路SW2はオンとなる。その結果、導電パターン105のA点の電圧V1は基準電位にリセットされる。すなわち、スイッチ回路SW2は電圧V1を基準電位にリセットするためのリセット部として機能しうる。導電パターン105のB点が基準電位ラインに接続される場合には、スイッチ回路SW2を省略しうる。この場合に、スイッチ回路SW1がオフになると、導電パターン105は基準電位ラインに接続されているため、一定時間経過後に導電パターン105のA点も基準電位にリセットされる。
時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化すると、スイッチ回路SW1はオンとなり、スイッチ回路SW2はオフとなる。その結果、導電パターン105のA点には電圧源VDDからスイッチ回路SW1を介して電流が供給される。すなわち、スイッチ回路SW1は導電パターン105のA点を電圧源VDDに接続するための接続部として機能しうる。その後、導電パターン105のA点の電圧V1は、導電パターン105の回路定数で決定される時定数に従って、電圧源VDDの供給する電圧値に向かって徐々に増加し始める。導電パターン105の回路定数は導電パターン105の寄生抵抗値と寄生容量値とを含む。
電圧V1が基準電圧Vref2に到達する(この時刻をTaとする)と、電圧比較回路CMP12の出力信号S12はローからハイに変化する。時刻Taの時点では、電圧V1は基準電圧Vref1よりも低いため、電圧比較回路CMP11の出力信号S11はハイのままである。従って、AND回路AND1の出力信号S13はローからハイに変化する。時刻T2において、制御信号S14がローからハイに変化すると、AND回路AND1の出力信号S13がハイであるので、Dフリップフロップ回路DFF11の出力信号S15はローからハイに変化する。電圧V1が基準電圧Vref1に到達する(この時刻をTbとする)と、電圧比較回路CMP11の出力信号S11はハイからローに変化する。その結果、AND回路AND1の出力信号S13はハイからローに変化する。以上のように、時刻T2を過ぎると、検出回路200の出力信号S15はハイとなる。これは、導電パターン105に改変が加えられていないことを検出回路200が検出したことを表す。
時刻T2は、導電パターン105が改変されていない場合の電圧V1が基準電圧Vref2に到達する時刻(Ta)と基準電圧Vref1に到達する時刻(Tb)の間に含まれるように事前に設定される。従って、時刻T2の時点の電圧V1の値が基準電圧Vref2以上かつ基準電圧Vref1以下である場合に、導電パターン105に改変が加えられていないことが検出される。
次に、図3(B)を用いて、導電パターン105に改変が加えられ、導電パターン105の回路定数により定まる時定数が改変前よりも小さくなった場合の検出回路200の動作を説明する。先程と同様に、時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化し、電圧V1が徐々に増加し始める。導電パターン105の時定数が改変前よりも小さいため、電圧V1は導電パターン105の改変前よりも早く増加する。
電圧V1が基準電圧Vref2に到達する(この時刻をTcとする)と、電圧比較回路CMP12の出力信号S12はローからハイに変化する。時刻Tcの時点では、電圧V1は基準電圧Vref1よりも低いため、電圧比較回路CMP11の出力信号S11はハイのままである。従って、AND回路AND1の出力信号S13はローからハイに変化する。次に、時刻T2よりも前に、電圧V1が基準電圧Vref1に到達し(この時刻をTdとする)、電圧比較回路CMP11の出力信号S11はハイからローに変化する。その結果、AND回路AND1の出力信号S13はハイからローに変化する。時刻T2において、制御信号S14がローからハイに変化すると、AND回路AND1の出力信号S13がローであるので、Dフリップフロップ回路DFF11の出力信号S15はローのままである。以上のように、時刻T2を過ぎても、検出回路200の出力信号S15はローのままである。これは、導電パターン105に改変が加えられたことを検出回路200が検出したことを表す。すなわち、時刻T2の時点の電圧V1の値が基準電圧Vref1を超える場合に、導電パターン105に改変が加えられたことが検出される。
次に、図3(C)を用いて、導電パターン105に改変が加えられ、導電パターン105の回路定数により定まる時定数が改変前よりも大きくなった場合の検出回路200の動作を説明する。先程と同様に、時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化し、電圧V1が徐々に増加し始める。導電パターン105の時定数が改変前よりも大きいため、電圧V1は導電パターン105の改変前よりも遅く増加する。
電圧V1が基準電圧Vref2に到達するよりも前に時刻T2になり、制御信号S14がローからハイに変化すると、AND回路AND1の出力信号S13がローであるので、Dフリップフロップ回路DFF11の出力信号S15はローのままである。電圧V1が基準電圧Vref2に到達する(この時刻をTeとする)と、電圧比較回路CMP12の出力信号S12はローからハイに変化する。時刻Teの時点では、電圧V1は基準電圧Vref1よりも低いため、電圧比較回路CMP11の出力信号S11はハイのままである。従って、AND回路AND1の出力信号S13はローからハイに変化する。次に、電圧V1が基準電圧Vref1に到達し(この時刻をTfとする)、電圧比較回路CMP11の出力信号S11はハイからローに変化する。その結果、AND回路AND1の出力信号S13はハイからローに変化する。以上のように、時刻T2を過ぎても、検出回路200の出力信号S15はローのままである。これは、導電パターン105に改変が加えられたことを検出回路200が検出したことを表す。すなわち、時刻T2の時点の電圧V1の値が基準電圧Vref2未満の場合に、導電パターン105に改変が加えられたことが検出される。
検出回路200で用いられる基準電圧Vref1、Vref2及び時刻T1、T2は半導体集積回路装置100の設計時に設定されてもよいし、製造時に設定されてもよいし、出荷後にユーザにより独自に設定されてもよい。これらの設定値は検出回路104に保持されてもよいし、メモリ回路102の不揮発性メモリに保持されてもよい。メモリ回路102に保持される場合には、導電パターン105に改変が加えられると、これらの設定値は利用できなくなる。しかし、導電パターン105に改変が加えられた半導体集積回路装置100はユーザにより破棄されると考えられるため、メモリ回路102に保持しておくことを妨げるものではない。
次に、図4を用いて検出回路104の詳細な構成の別の例について説明する。図4は、検出回路104の別の例である検出回路400を示す。検出回路400は、検出回路200の判定回路210を判定回路410に置き換えたものである。そこで、以下では判定回路410の構成について説明する。
判定回路410は、電圧比較回路CMP21、AND回路AND2及び2つのDフリップフロップ回路DFF21、DFF22を有する。電圧比較回路CMP21の正入力端子は導電パターン105のA点に接続され、負入力端子は基準電圧Vref3に接続される。電圧比較回路CMP21の出力信号S21は、Dフリップフロップ回路DFF21のデータ入力端子と、Dフリップフロップ回路DFF22のデータ入力端子とにそれぞれ入力される。Dフリップフロップ回路DFF21のクロック入力端子には制御信号S22が入力される。Dフリップフロップ回路DFF22のクロック入力端子には制御信号S23が入力される。Dフリップフロップ回路DFF21のQBの出力信号S24と、Dフリップフロップ回路DFF22のQの出力信号S25とはそれぞれAND回路AND2へ入力される。AND回路AND2の出力信号S26は検出回路400の出力として制御回路103へ入力される。基準電圧Vref3は半導体基板101に搭載されたDAコンバータで生成される電圧であってもよいし、半導体基板101の外部から入力される電圧であってもよい。
次に、図5のタイミングチャートを用いて、検出回路400の動作を説明する。図5(A)〜図5(C)のそれぞれにおいて、上側が各信号の状態を表し、下側が時間の経過に伴う導電パターン105のA点の電圧V1の変化を表す。図5(A)は導電パターン105に改変が加えられていない場合の検出回路400の動作を説明するタイミングチャートの一例である。スイッチ回路SW1、SW2の動作は図3と同様のため、説明を省略する。
時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化すると、スイッチ回路SW1はオンとなり、スイッチ回路SW2はオフとなる。その結果、導電パターン105のA点には電圧源VDDからスイッチ回路SW1を介して電流が供給される。その後、導電パターン105のA点の電圧V1は、導電パターン105の回路定数で決定される時定数に従って、電圧源VDDの供給する電圧値に向かって徐々に増加し始める。時刻T1の時点で、電圧比較回路CMP21の出力信号S21はローであり、Dフリップフロップ回路DFF21のQBの出力信号S24はハイであり、Dフリップフロップ回路DFF22のQの出力信号S25はローである。従って、AND回路AND2の出力信号S26はローである。
時刻T3において、制御信号S22がローからハイに変化する。出力信号S21がローであるため、Dフリップフロップ回路DFF21のQBの出力信号S24はハイのままである。電圧V1が基準電圧Vref3に到達する(この時刻をTgとする)と、電圧比較回路CMP21の出力信号S21はローからハイに変化する。時刻T4において、制御信号S23がローからハイに変化する。出力信号S21がハイであるため、Dフリップフロップ回路DFF22のQの出力信号S25はローからハイに変化する。それに伴い、AND回路AND2からの出力信号S26もローからハイに変化する。以上のように、時刻T4を過ぎると、検出回路400の出力信号S26はハイとなる。これは、導電パターン105に改変が加えられていないことを検出回路400が検出したことを表す。
時刻T3、T4は、導電パターン105が改変されていない場合の電圧V1が基準電圧Vref3に到達する時刻(Tg)がT3とT4の間に含まれるように事前に設定される。従って、基準電圧Vref3が、時刻T3における電圧V1の値以上であり、時刻T4における電圧V1の値以下である場合に、導電パターン105に改変が加えられていないことが検出される。
次に、図5(B)を用いて、導電パターン105に改変が加えられ、導電パターン105の回路定数により定まる時定数が改変前よりも小さくなった場合の検出回路400の動作を説明する。先程と同様に、時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化し、電圧V1が徐々に増加し始める。導電パターン105の時定数が改変前よりも小さいため、電圧V1は導電パターン105の改変前よりも早く増加する。
電圧V1が基準電圧Vref3に到達する(この時刻をThとする)と、電圧比較回路CMP21の出力信号S21はローからハイに変化する。時変数が改変前よりも小さいため、時刻Tgは事前に設定された時刻T3よりも早い。時刻T3において、制御信号S22がローからハイに変化する。出力信号S21がハイであるため、Dフリップフロップ回路DFF21のQBの出力信号S24はハイからローに変化する。時刻T4において、制御信号S23がローからハイに変化する。出力信号S21がハイであるため、Dフリップフロップ回路DFF22のQの出力信号S25はローからハイに変化する。以上のように、時刻T4を過ぎても、検出回路400の出力信号S26はローのままである。これは、導電パターン105に改変が加えられたことを検出回路400が検出したことを表す。従って、基準電圧Vref3が、時刻T3における電圧V1の値未満である場合に、導電パターン105に改変が加えられたことが検出される。
次に、図5(C)を用いて、導電パターン105に改変が加えられ、導電パターン105の回路定数により定まる時定数が改変前よりも大きくなった場合の検出回路400の動作を説明する。先程と同様に、時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化し、電圧V1が徐々に増加し始める。導電パターン105の時定数が改変前よりも大きいため、電圧V1は導電パターン105の改変前よりも遅く増加する。
時刻T3において、制御信号S22がローからハイに変化する。出力信号S21がローであるため、Dフリップフロップ回路DFF21のQBの出力信号S24はハイのままである。時刻T4において、制御信号S23がローからハイに変化する。出力信号S21がローであるため、Dフリップフロップ回路DFF22のQの出力信号S25はローのままである。電圧V1が基準電圧Vref3に到達する(この時刻をTiとする)と、電圧比較回路CMP21の出力信号S21はローからハイに変化する。時変数が改変前よりも大きいため、時刻Tiは事前に設定された時刻T4よりも遅い。以上のように、時刻T4を過ぎても、検出回路400の出力信号S26はローのままである。これは、導電パターン105に改変が加えられたことを検出回路400が検出したことを表す。従って、基準電圧Vref3が、時刻T4における電圧V1の値より大きい場合に、導電パターン105に改変が加えられたことが検出される。
検出回路400で用いられる基準電圧Vref3及び時刻T1、T3、T4は半導体集積回路装置100の設計時に設定されてもよいし、製造時に設定されてもよいし、出荷後にユーザにより独自に設定されてもよい。これらの設定値は検出回路104に保持されてもよいし、メモリ回路102の不揮発性メモリに保持されてもよい。
次に、図9を用いて検出回路104の詳細な構成の別の例について説明する。図9は、検出回路104の別の例である検出回路900を示す。検出回路900は、図2に示される検出回路200において、スイッチ回路SW1と電圧源VDDとの間に電流源Irefが接続されたものである。検出回路900では、導電パターン105のA点の電圧V1の収束電圧が、導電パターン105の抵抗値と電流源Irefの出力電流との積で定まる。従って、図2に示された検出回路200に比べて、電圧V1は、電圧源VDDの電圧変動による影響を受けにくい。そのため、基準電圧Vref1と基準電圧Vref2との差を抑制することができ、検出精度を高めることができる。
次に、図10のタイミングチャートを用いて、検出回路900の動作を説明する。図10において、上側が各信号の状態を表し、下側が時間の経過に伴う導電パターン105のA点の電圧V1の変化を表す。図10は導電パターン105に改変が加えられていない場合の検出回路900の動作を説明するタイミングチャートの一例である。導電パターン105に改変が加えられた場合の検出回路900の動作は図3(b)、図3(c)と同様のため、説明を省略する。
図3(A)と同様に、時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化すると、スイッチ回路SW1はオンとなり、スイッチ回路SW2はオフとなる。その結果、導電パターン105のA点には電流供給ラインとして機能する電流源Irefからスイッチ回路SW1を介して電流が供給される。その後、導電パターン105のA点の電圧V1は、導電パターン105の回路定数で決定される時定数に従って、導電パターン105の寄生抵抗値と電流源Irefの電流値とにより定まる電圧に向かって徐々に増加し始める。
電圧V1が基準電圧Vref2に到達する(この時刻をTjとする)と、電圧比較回路CMP12の出力信号S12はローからハイに変化する。時刻Tjの時点では、電圧V1は基準電圧Vref1よりも低いため、電圧比較回路CMP11の出力信号S11はハイのままである。従って、AND回路AND1の出力信号S13はローからハイに変化する。時刻T5において、制御信号S14がローからハイに変化すると、AND回路AND1の出力信号S13がハイであるので、Dフリップフロップ回路DFF11の出力信号S15はローからハイに変化する。以上のように、時刻T5を過ぎると、検出回路900の出力信号S15はハイとなる。これは、導電パターン105に改変が加えられていないことを検出回路900が検出したことを表す。このように、時刻T5の時点の電圧V1の値が基準電圧Vref2以上かつ基準電圧Vref1以下である場合に、導電パターン105に改変が加えられていないことが検出される。ここで、時刻T1からT5までの時間は、電圧V1の値が収束する程度の長さに設定してもよい。
導電パターン105に改変が加えられて導電パターン105の寄生抵抗値が小さくなった場合には、電圧V1の収束電圧は基準電圧Vref2よりも小さくなる。一方で、導電パターン105に改変が加えられて導電パターン105の寄生抵抗値が大きくなった場合には、電圧V1の収束電圧は基準電圧Vref1よりも大きくなる。どちらの場合でも、時刻T5の時点で検出回路900の出力信号S15はローとなるため、導電パターン105に改変が加えられたことが検出される。
次に、図11を用いて検出回路104の詳細な構成の別の例について説明する。図11は、検出回路104の別の例として検出回路1100を示す。検出回路1100は、図4に示される検出回路400において、スイッチ回路SW1と電圧源VDDとを電流源Irefを介して接続し、導電パターン105のB点をフローティングにしたものである。導電パターン105のB点がフローティングであるため、導電パターン105のA点の電圧V1はCV=ITの関係式に従い、時間に対して線形に増加する。ここで、Cは導電パターン105の寄生容量値であり、Iは電流源Irefの電流値であり、Tはスイッチ回路SW1をオンにしてからの経過時間である。電圧V1が時間Tに対して線形に増加することで、検出回路400に比べて、電圧V1が電圧源VDDの変動による影響を受けにくくなる。そのため、Dフリップフロップ回路DFF21、DFF22にパルスを供給する時刻の間隔を狭くすることができ、検出精度を高めることができる。
次に、図12のタイミングチャートを用いて、検出回路1100の動作を説明する。図12において、上側が各信号の状態を表し、下側が時間の経過に伴う導電パターン105のA点の電圧V1の変化を表す。図12は導電パターン105に改変が加えられていない場合の検出回路1100の動作を説明するタイミングチャートの一例である。導電パターン105に改変が加えられた場合の検出回路1100の動作は図5(b)、図5(c)と同様のため、説明を省略する。
時刻T1において、制御信号S0がローからハイに変化すると、スイッチ回路SW1はオンとなり、スイッチ回路SW2はオフとなる。その結果、導電パターン105のA点には電流源Irefからスイッチ回路SW1を介して電流が供給される。その後、導電パターン105のA点の電圧V1は、前述のCV=ITの関係式に従って線形に増加し始める。時刻T1の時点で、電圧比較回路CMP21の出力信号S21はローであり、Dフリップフロップ回路DFF21のQBの出力信号S24はハイであり、Dフリップフロップ回路DFF22のQの出力信号S25はローである。従って、AND回路AND2の出力信号S26はローである。
時刻T6において、制御信号S22がローからハイに変化する。出力信号S21がローであるため、Dフリップフロップ回路DFF21のQBの出力信号S24はハイのままである。電圧V1が基準電圧Vref3に到達する(この時刻をTkとする)と、電圧比較回路CMP21の出力信号S21はローからハイに変化する。時刻T7において、制御信号S23がローからハイに変化する。出力信号S21がハイであるため、Dフリップフロップ回路DFF22のQの出力信号S25はローからハイに変化する。それに伴い、AND回路AND2からの出力信号S26もローからハイに変化する。以上のように、時刻T7を過ぎると、検出回路400の出力信号S26はハイとなる。これは、導電パターン105に改変が加えられていないことを検出回路1100が検出したことを表す。
時刻T6、T7は、導電パターン105が改変されていない場合に、電圧V1が基準電圧Vref3に到達する時刻(Tk)がT6とT7の間に含まれるように事前に設定される。従って、基準電圧Vref3が、時刻T6における電圧V1の値以上であり、時刻T7における電圧V1の値以下である場合に、導電パターン105に改変が加えられていないことが検出される。
導電パターン105に改変が加えられて導電パターン105の寄生容量値が小さくなった場合には、電圧V1の単位時間当たりの増加率(dV1/dt)が大きくなる。一方で、導電パターン105に改変が加えられて導電パターン105の寄生容量値が大きくなった場合には、電圧V1の単位時間当たりの増加率(dV1/dt)が小さくなる。どちらの場合でも、時刻T7の時点で検出回路1100の出力信号S15はローとなるため、導電パターン105に改変が加えられたことが検出される。
続いて、図6を用いて導電パターン105の形状の変形例を説明する。以下に説明されるいずれの導電パターンも、半導体集積回路装置100を製造する半導体プロセスの最小加工寸法で形成することが望ましい。また、それぞれの導電パターンのA点、B点が、図1に示される導電パターン105のA点、B点にそれぞれ対応する。
図6(A)に示される導電パターン610は、複数の矩形パターンがこの矩形パターンの幅よりも細い導電線で接続された形状を有する。この導電パターン610によれば、寄生抵抗の増大を抑制しつつ、寄生容量を増大しうる。複数の矩形のパターンの大きさは異なっていてもよい。図6(B)に示される導電パターン620は、外周部に位置するA点から渦状に中央部に向かった後、中央部から外周部に位置するB点まで渦状に向かうパターンを有する。図6(C)に示される導電パターン630は、櫛葉状のパターンを有する。図6(D)に示される導電パターン640は、1本の導電線が蛇行したパターンを有し、この導電線の中央付近にA点が位置し、両端に2つのB点が位置する。図6(E)に示される導電パターン650は櫛歯状の形状を有し、別の櫛歯状の形状を有する導電パターン651と噛み合うように配置される。導電パターン651のC点は基準電位ライン(例えばGND)に接続される。この構成によれば、導電パターン650の寄生容量を増大しうる。図6(F)に示される導電パターン660は1本の導電線が蛇行したパターンを有し、この導電パターン660に並行して導電パターン661、662が配置される。導電パターン661のC点及び導電パターン662のD点はそれぞれ基準電位ライン(例えばGND)に接続される。この構成によれば、導電パターン650の寄生容量を増大しうる。
図1に示した例では回路ブロック106の上に1つの導電パターン105が配置された構成を説明した。しかし、回路ブロック106の上に配置される導電パターンは複数に分割されていてもよい。図7を用いて導電パターンを複数備える場合の構成図の一例を説明する。図7では4つの導電パターン702a〜702dが半導体基板700上の異なる領域701a〜702dの上に配置される。導電パターン702a〜702dはそれぞれ、図1で説明された導電パターン105に対応し、図6で説明された変形例を適用しうる。導電パターン702a〜702dはそれぞれ、検出回路703a〜703dに接続される。検出回路703a〜703dはそれぞれ、前述の検出回路104に対応する。導電パターン702a〜702dはそれぞれ異なる回路定数を有してもよい。導電パターン702a〜702dはその一部又は全部が重なっていてもかまわない。それにより、導電パターン702a〜702dが多重に配置された回路ブロックの解析は一層困難になりうる。
上述の例では、半導体基板101に配置された回路ブロック106の上に導電パターン105を配置することで、回路ブロック106の解析を困難にする構成を説明した。しかしながら、半導体基板101が実装基板に搭載されて半導体集積回路装置が製造される場合に、半導体基板101の裏側から回路ブロック106が解析される恐れがある。最新の解析技術、例えばLVP(Laser Voltage Probing)法や裏面エミッション顕微鏡を用いることにより、半導体基板101の裏面からトランジスタの動作状態を確認することが可能となってきた。そこで、図8を用いて説明される本発明の別の実施形態では、半導体基板101の裏面についても導電パターンで保護する。
図8に示される半導体集積回路装置800は、半導体基板101を実装基板801に搭載することにより製造される。実装基板801のうち半導体基板101が搭載される領域802の上に導電パターン803が配置される。ここで、図に示されるように導電パターン803が領域802の全面にわたって配置されてもよいし、領域802の一部の上にのみに配置されてもよい。領域802の一部の上のみに配置される場合には、その部分のセキュリティ性が向上する。導電パターン803の構成は導電パターン105の構成と同様であり、詳細な説明は省略する。導電パターン803は半導体基板101に配置された検出回路104に接続されうる。これにより、電圧V1は、導電パターン105の回路定数と導電パターン803の回路定数とに依存する。したがって、導電パターン105と導電パターン803との少なくとも一方に改変が加えられた場合に、検出回路104は改変が加えられたことを検出できる。また、半導体基板101の裏面が領域802に対向するように半導体基板101を実装基板801に搭載することによって、半導体基板101の表側は導電パターン105により保護され、半導体基板101の裏側は導電パターン803により保護されうる。導電パターン105と導電パターン803とは異なる検出回路に接続されてもよい。この場合に、それぞれの検出回路からの出力が制御回路103へ入力され、制御回路103は改変を検出したことが少なくとも一方の検出回路から出力された場合に、制御回路103はメモリ回路102に記憶されているデータを使用できないようにしうる。導電パターン803に接続される検出回路は半導体基板101に位置してもよいし、実装基板801に位置してもよい。また、本実施例では、導電パターン803は実装基板801の表面に形成されてもよいし、多層配線基板の中間層に形成されてもよい。
以上のように、本発明の様々な実施形態によれば、回路ブロックの上に配置された導電パターンに改変が加えられたことを検出できる。回路ブロックを解析するためには、導電パターンを改変する必要があるが、たとえFIB装置などの加工装置を用いたとしても、導電パターンの回路定数を維持したまま導電パターンを改変するのは非常に困難である。従って、本発明では導電パターンの回路定数に依存する導電パターンの電圧の変化を検出するため、導電パターンの改変をより精度よく検出でき、その結果として半導体集積回路装置に保持されたデータのセキュリティ性を向上することができる。

Claims (7)

  1. 半導体基板に配置された回路ブロックと、
    前記回路ブロックのうち保護対象の部分の上層に配置された導電パターンと、
    前記導電パターンの第1部分の電位を基準電位にリセットするリセット部と、
    前記第1部分を電流供給ラインに接続する接続部と、
    前記第1部分の電位を基準電位にリセットした後に前記第1部分を前記電流供給ラインに接続してから一定時間経過後の前記第1部分の電圧が事前に設定された範囲に含まれるか否かを判定し、前記一定時間経過後の電圧が前記事前に設定された範囲に含まれない場合に前記導電パターンに改変が加えられたことを検出する検出回路と
    を有し、
    前記第1部分の電圧の変化は、前記導電パターンの回路定数に依存する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記回路ブロックは、
    データを保持するためのメモリ回路と、
    前記メモリ回路に保持されるデータへのアクセスを制御する制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、前記導電パターンに改変が加えられたことが検出された場合に、前記メモリ回路に保持されているデータをリセットするか、前記メモリ回路に保持されているデータへのアクセスを禁止するかの何れかを行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記電流供給ラインは電圧源であり、前記導電パターンの第2部分が基準電位ラインに接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記電流供給ラインは電流源であり、前記導電パターンの第2部分が基準電位ラインに接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記電流供給ラインは電流源であり、前記第1部分の電位が基準電位にリセットされた後に前記導電パターンがフローティングにされることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記回路定数は、前記導電パターンの寄生抵抗と寄生容量とを含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記半導体基板を搭載する実装基板と、
    前記実装基板のうち前記半導体基板を搭載するための領域の少なくとも一部を覆う更なる導電パターンと
    を更に有し、
    前記検出回路は前記更なる導電パターンに改変が加えられたことを更に検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の半導体集積回路装置。
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