JP2012050169A - シールドケーブルの端末加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】編組切断から編組反転までの一連の加工を快速に実現するシールドケーブルの端末加工方法を提供すること。
【解決手段】露出された編組Weの内側の端末から所定長さの位置まで内筒6と外筒7からなる編組広げパイプ5をもぐり込ませた状態で内刃4と外刃8によって編組Weの余剰部Whを切断した後、残った編組Weの内側に内筒6の中心孔6bからエア等の流体を吹き込んでその編組We端末を拡開させつつ、編組Weの内側に編組広げパイプ5をもぐり込ませた状態で、内筒6はその位置のままに外筒7だけをスライドさせて残った編組Weを外皮Wf端末上に反転させる。
【選択図】図1

Description

本発明は信号線を複数本有するシールドツイストペアケーブルなどのシールドケーブルの端末加工方法に関し、更に、詳しくはシールドケーブルが備える編組を切断および反転する方法に関するものである。
一般的に、STP(シールド・ツイステッド・ペア)と呼ばれるシールドツイストペアケーブルが備える編組の内側には、2本の信号線を撚り合わせたものが配されている。このシールドツイストペアケーブルは、撚り合わせのツイストにより形成された隣り合う信号線のループで発生する磁界の向きが逆になって、お互いに発生磁界を打ち消し合うことにより、電磁誘導の影響を少なくすることができるのが特徴で、この場合更に外側を金属細線がメッシュ状に編み込まれた編組で覆うことで、より電磁誘導ノイズを外部に輻射し難いとともにノイズを外部から受け難いことが知られており、高速伝送用のLANケーブルとして広く使われている。
通常、このようなシールドツイストペアケーブルはモジュラーコネクタと呼ばれる専用のコネクタに端末加工されて接続されるが、近年、カーナビゲーション等の自動車に搭載される電気機器等を、このようなシールドツイストペアケーブルを用いて車載ネットワークを構成することがある。
このシールドツイストペアケーブルが備える編組と通常自動車等に用いられるシールドコネクタが備える外導体端子との接続構造としては、例えば、図7(a)に示されるようなものがある。図示されるように、シールドツイストペアケーブルWは、2本の信号線Waを撚り合わせてそれらを金属箔Wdで覆い、更にその外周を編組Weと外皮Wfで覆った構成になっている。
このシールドツイストペアケーブルWの端末部分に接続されるシールドコネクタ41は、信号線Waに接続される内導体端子42、この内導体端子42を収容保持するインナーハウジング43、編組Weに接続される外導体端子44を備えている。
この場合、図7(b)にも示されるように、外皮Wfの皮剥ぎにより露出された編組Weを反転させ、外皮Wfの端末外周に装着された円管状のスリーブ45の上に被せて編組反転部Wgを形成し、この編組反転部Wgの上から外導体端子44に設けられた一対の編組バレル44a,44bが圧着されており、これによってシールドツイストペアケーブルWが備える編組Weとシールドコネクタ41が備える外導体端子44との接続が図られている。尚、図7(b)は、圧着前の編組バレル44a,44bを示している。
このような構成を有するシールドコネクタ41にシールドツイストペアケーブルWを端末加工して接続する手順について説明する。先ず、図8(a)に示されるように、シールドツイストペアケーブルWの外皮Wfの端末を所定長さ皮剥して、編組Weを露出させる。
次いで、図8(b)に示されるように、反転に必要な長さを有するように編組Weをその端末から所定長さ切断すると共に、スリーブ7を外皮Wfの端末外周に装着する。このとき信号線Waを2本ずつ内包する金属箔Wdが露出される。そして、図8(c)に示されるように、編組Wfを外皮Wf端末側に折り返して反転させ、スリーブ45の上に被せて編組反転部Wgを形成する。
次に、図9に示されるように、金属箔Wdをその端末から所定長さ切断して、信号線Waを露出させる。そして、信号線Waの端末の絶縁体を皮剥ぎして露出された信号導体Wbに内導体端子42を接続する。次に、内導体端子42をインナーハウジング43に収容保持させ、このインナーハウジング43を外導体端子44内に収容させると共に、外導体端子44の後方に設けられた編組バレル44a,44bの上に編組反転部Wgを載置する(図7(b)参照)。
そして、編組バレル44a,44bに圧着加工を施すことにより、編組反転部Wgに編組44a,44bが圧着されて接続されることになり、図7(a)に示されるようにシールドコネクタ41とシールドツイストペアケーブルWの接続が完了する。
従来、図8(a)に示されるシールドツイストペアケーブルWの状態から、図8(b)に示されるシールドツイストペアケーブルWの状態を経て、図8(c)に示されるシールドツイストペアケーブルWの状態への端末加工においては、二つの加工工程が必要であった。
図8(a)の状態から図8(b)の状態へのシールドツイストペアケーブルWの加工(編組余剰部切断)においては、例えば下記特許文献1に記載されるように、露出された編組の内側に円筒状の編組広げパイプを所定の位置までもぐり込ませると共に、予め編組の外周に装着した円環状の外刃と、編組広げパイプの先端外周に形成された円形の内刃を擦り合わせて、編組の余剰部を輪切り状に切断する方法がある。
また、図8(b)の状態から図8(c)の状態へのシールドツイストペアケーブルWの加工(編組反転部形成)においては、例えば、下記特許文献2に記載されるように、露出された編組の外周にオープンバレルタイプの金属スリーブを締め付けて編組の端末を広げると共に、広げられた編組の内側に円筒状の編組反転治具を挿入して編組を反転させる方法がある。
特開2003−32827号公報 特開2002−216916号公報
しかしながら、上述したように編組の余剰部の切断加工と編組の反転形成は別々に行われていたため、このようなシールドケーブルの端末加工に時間がかかってしまっており、このような編組の余剰部の切断および編組の反転を一度に行うことが可能な加工方法が望まれていた。
そこで本発明が解決する課題は、編組切断から編組反転までの一連の加工を快速に実現するシールドケーブルの端末加工方法を提供することである。
上記課題を解決するため本発明は、電線の外周に編組が被覆されると共に該編組の外周が外皮で覆われてなるシールドケーブルの端末加工方法であって、前記外皮が所定長さ皮剥ぎされて編組が露出された前記シールドケーブルの該外皮端末を保持すると共に露出された前記編組の途中部位に円環状の内刃を装着する工程と、前記電線端末を中心孔に挿入して露出された前記編組と前記電線との間に内筒と外筒からなる編組広げパイプを所定長さもぐり込ませる工程と、前記外筒の外周に設けられてスライドする円環状の外刃と前記内刃の擦り合わせによって前記編組の余剰部を切断して前記内刃上に遊嵌させる工程と、前記外刃を待機位置に待避させると共に前記内刃上の編組切断屑を前記外筒上に移動させる工程と、前記内刃を待避させると共に前記外皮端末の保持を解除する工程と、前記内筒の中心孔より流体を吹き込んで残った前記編組端末を拡開させる工程と、拡開された前記編組の内側に前記編組広げパイプをもぐり込ませる工程と、もぐり込ませた前記編組広げパイプのうち内筒はそのままに外筒だけをスライドさせて残った前記編組を前記外皮端末上に反転させる工程を、備えていることを要旨とするものである。
この場合、更に、前記外筒を待機位置の前記外刃に対して待避する方向にスライドさせて前記外筒上の前記編組切断屑を外す工程を備えている構成にすると良い。
本発明に係るシールドケーブルの端末加工方法によれば、露出された編組の内側の端末から所定長さの位置まで内筒と外筒からなる編組広げパイプをもぐり込ませた状態で内刃と外刃によって編組の余剰部を切断した後、残った編組の内側に内筒から圧縮エア等の流体を吹き込んでその編組端末を拡開させつつ、編組の内側に編組広げパイプを更にもぐり込ませた状態で、内筒はそのままに外筒だけをスライドさせて残った編組を外皮端末上に反転させる構成なので、編組の余剰部の切断加工と編組の反転形成を一度に行うことができる。これにより、編組切断から編組反転までの一連の加工を快速に実現することが可能となり、シールドケーブルの端末加工に要する製造コストを低減することができる。
この場合、更に、外筒を待機位置の外刃に対して待避する方向にスライドさせて外筒上の編組切断屑を外す構成にすれば、簡便に編組切断屑を取り除くことが可能である。
本発明の一実施形態に係るシールドケーブルの端末加工方法に用いられる端末加工装置の概略構成を示した側面図である。 (a)はシールドケーブルの端末加工の第1の工程を説明する図、(b)はシールドケーブルの端末加工の第2の工程を説明する図である。 (a)はシールドケーブルの端末加工の第3の工程を説明する図、(b)はシールドケーブルの端末加工の第4の工程を説明する図である。 (a)はシールドケーブルの端末加工の第5の工程を説明する図、(b)はシールドケーブルの端末加工の第6の工程を説明する図である。 (a)はシールドケーブルの端末加工の第7の工程を説明する図、(b)はシールドケーブルの端末加工の第8の工程を説明する図である。 (a)はシールドケーブルの端末加工の第9の工程を説明する図、(b)はシールドケーブルの端末加工の第10の工程を説明する図である。 (a)は従来用いられてきたシールドコネクタを側方から見た断面図、(b)は(a)の外導体端子が備える編組バレルが圧着される前の状態を示した断面図である。 (a)はシールドツイストペアケーブルの外皮が皮剥されて編組が露出した状態を示した図、(b)は露出された編組が端末から所定長さの位置で切断された状態を示した図、(c)は残った編組を外皮側に反転させた状態を示した図である。 図8(c)の状態のシールドツイストペアケーブルを図7のシールドコネクタに接続する手順を説明する図である。
以下に、本発明に係るシールドケーブルの端末加工方法の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本発明に係る端末加工方法に用いられるシールドケーブル端末加工装置1は、前方から後方にかけて順に、第1ケーブルガイド2、第2ケーブルガイド3、内刃4、編組広げパイプ5、外刃8、およびこれらの部材を駆動する各駆動機構を制御する制御部9を備えている。
第1ケーブルガイド2は、上下に二分割された円環形状を有する部材で、編組Weが露出されたシールドケーブルWの外皮Wfをその端末から所定長さ離れた位置で保持する。この場合、第1ケーブルガイド2は、図示しないクランプ機構によって手動で開閉動可能になっている。
また第2ケーブルガイド3は、上下に二分割された円環形状を有する部材で、編組Weが露出されたシールドケーブルWの外皮Wf端末をスリーブ45が介在した状態で保持する。この場合、第2ケーブルガイド3は、エアチャック等からなるガイド部駆動機構13によって上下に開閉動可能に駆動されるようになっている。
内刃4は、前端に段部4aを有して上下に二分割された円環形状を有した部材で、後部4bの外周面の後端に刃4cが形成されている。この内刃4は、露出された編組Weの途中部位に装着されるようになっており、後述する外刃8の内側に嵌り込んで擦り合わされることで、図3(a),(b)に示されるように編組Weを切断(剪断)することが可能になっている。この場合、内刃4は、内刃駆動機構14によって上下に開閉可能に駆動されるようになっている。
また、下側の内刃4の段部4aの後側には、図3(b)および図4(a)に示されるように、切断されて内刃4の後部4bの外周上に残った編組切断屑Whを、編組広げパイプ5の外周面上に移動させる切断屑送り爪10が配設されている。この切断屑送り爪10は、内刃4の後部4bの外周面に沿った欠円形状を有した部材で、エアシリンダ等からなる送り爪駆動機構11によって、前後に進退動可能に駆動されるようになっている。
編組広げパイプ5は、円筒状の内筒6と同じく円筒状の外筒7が同心円状に配された二重管構造を有しており、図3(a)および図5(b)に示されるように編組Wfの内側にもぐり込ませることが可能になっている。
内筒6の前端には先細状になるようにテーパ面6aが形成されると共に、外筒7の前端には先細状になるようにテーパ面7aが形成されており、編組Weの内側にもぐり込ませる際に、それぞれの前端(先端)が編組Weに引っかからないようにされている。
この場合、内筒6はエアシリンダ等からなる内筒駆動機構15によって前後に進退動可能に駆動されると共に、外筒7は同じくエアシリンダ等からなる外筒駆動機構16によって内筒6とは独立して前後に進退動可能に駆動されるようになっている。
また、外筒7の外径は、上述した内刃4の刃4cが形成された後部4bの外周面の外径よりもやや小さくなるように形成されている。この場合、内筒6の後端は、電磁弁17を介して圧縮エア供給手段18と接続されており、電磁弁17を開栓することで、図5に示されるように内筒6の中心孔6b内において前方に向かってエア(流体)を送り込むことが可能になっている。
外刃8は、円環形状を有した部材で、内周面の前端に刃8aが形成されており、編組広げパイプ5の外周に前後に摺動可能に装着されている。この外刃8の内周面の内径は、上述した内刃4の後部4bが嵌り込むことが可能なように、その内刃4の後部4bの外周面よりもやや大きく形成されている。したがって、これら外刃8と内刃4との擦り合わせによって、両者の刃8a,4cの間に挟み込まれた編組Weを切断(剪断)することが可能になっている。この場合、外刃8は、外刃駆動機構19によって編組広げパイプ5とは独立して前後に進退動可能に駆動されるようになっている。
次に、このような構成を有する端末加工装置1を用いたシールドケーブルWの編組切断および編組反転の手順について説明する。
先ず、図2(a)に示されるように、外皮Wfが所定長さ皮剥ぎされて編組Weが露出されたシールドケーブルWを用意し、そのシールドケーブルWの外皮Wfをその端末から所定長さ離れた位置において第1ケーブルガイド2で保持すると共に、第2ケーブルガイド3を駆動して閉動作させることにより、その第2ケーブルガイド3でシールドケーブルWの外皮Wf端末をスリーブ45が介在した状態で保持する。尚、これら第1ケーブルガイド2および第2ケーブルガイド3によるシールドケーブルWを保持する前において、露出された編組Weの端末は予め広げられている。そして、図2(b)に示されるように、内刃4を駆動して閉動作させることにより、その内刃4を露出された編組Weの途中部位に装着する。
次に、図3(a)に示されるように編組広げパイプ5を駆動して前進させることにより、その編組広げパイプ5を、その中心孔6bに信号線Waを内包する金属箔Wdを挿入させつつ、編組Weと金属箔Wdとの間に所定長さもぐり込ませる。この場合、編組広げパイプ5の前端は、内刃4の刃4cよりも所定長さ後方の位置にまで前進して停止する。これにより、編組Weの端末が所定の長さで編組広げパイプ5の前端の外周上に被せられることになる。
そして、図3(b)に示されるように外刃8を駆動して前進させることにより、編組広げパイプ5の前端の外周上に被せられた編組We端末に当接された外刃8の前端がその編組We端末を前方に押しつつ、外刃8の刃8aと内刃4の刃4cとの間に編組Weを挟み込んで切断(剪断)する。この場合、外刃8の前端は、内刃4の段部4aよりも所定長さ後方の位置にまで前進して停止する。このとき、編組We端末の切断により生じた編組切断屑Whは、外刃8の前端面と内刃4の段部4aの後端面との間において内刃4の後部4bの外周上に遊嵌された状態にされる。
次に、図4(a)に示されるように、外刃8を駆動して待機位置にまで後進(待避)させると共に、切断屑送り爪10を駆動して編組広げパイプ5の外周面の所定の位置にまで後進させることで編組切断屑Whをその編組広げパイプ5の外周面上の所定の位置にまで移動させる。そして、図4(b)に示されるように、編組Weに装着されていた内刃4を駆動して待機位置にまで開動作(待避)させて装着を解除すると共に、スリーブ45を介して外皮Wf端末を保持していた第2ケーブルガイド3を駆動して待機位置にまで開動作(待避)させて保持を解除する。
次に、図5(a)に示されるように、編組広げパイプ5の内筒6に接続された電磁弁17を開栓動作させることにより、内筒6の中心孔6b内において前方に向かってエア(流体)を送り込む。このとき、内筒6の中心孔6bの前端の開口部から前方に向かってエアが噴出し、この噴出したエアの圧力により編組We端末を径方向外側に向かって拡開させる。そして、エアの圧力により編組We端末を拡開させた状態のまま図5(b)に示されるように、編組広げパイプ5を駆動して前進させることにより、その編組広げパイプ5を、編組Weの内側に所定長さもぐり込ませる。この場合、編組広げパイプ5の前端は、外皮Wfの端末のやや手前位置にまで前進して停止する。これにより、編組Weの端末が所定の長さで再び編組広げパイプ5の前端の外周上に被せられることになる。
次に、図6(a)に示されるように、編組広げパイプ5を編組Weに内側にもぐり込ませた状態において、内筒6はその位置のままに外筒7を駆動して前進(スライド)させることにより、編組We端末に当接した外筒7の前端がその編組We端末を前方に押しつつ折り曲げて反転させ、外皮Wf端末に装着されたスリーブ45の外周上に編組We端末を被せる。これにより、編組反転部Wgが形成されることになる。尚、図6(a)に示されるように、外筒7の前端がスリーブ45の前端を超える位置まで前進する間もエアを噴出させておけば、このエアの圧力を編組Weを反転させる方向に加えることができ、外筒7の前進による編組We反転に寄与することができる。
そして、図6(b)に示されるように、編組広げパイプ5を駆動してその前端を待機位置にある外刃8の前端とほぼ一致する位置にまで後進させることで、編組広げパイプ5の外周上に遊嵌されていた編組切断屑Whを外して落下させる。その後、第1ケーブルガイド2による保持を解除することで、シールドケーブルWは図8(c)に示される状態に端末加工されたことになる。
以上説明したシールドケーブルの端末加工方法によれば、露出された編組Weの内側の端末から所定長さの位置まで内筒6と外筒7からなる編組広げパイプ5をもぐり込ませた状態で内刃4と外刃8によって編組Weの余剰部Whを切断した後、残った編組Weの内側に内筒6の中心孔6bからエア等の流体を吹き込んでその編組We端末を拡開させつつ、編組Weの内側に編組広げパイプ5をもぐり込ませた状態で、内筒6はその位置のままに外筒7だけをスライドさせて残った編組Weを外皮Wf端末(スリーブ45)上に反転させる構成なので、編組Weの余剰部Whの切断加工と編組Weの反転部Wg形成を一度に行うことができる。これにより、編組切断から編組反転までの一連の加工を快速に実現することが可能となり、シールドケーブルの端末加工に要する製造コストを低減することができる。
この場合、更に、外筒7を待機位置の外刃8に対して待避する方向にスライドさせて外筒7上の編組切断屑Whを外すようにすれば、簡便に編組切断屑を取り除くことが可能である。
以上、本発明に係るシールドケーブルの端末加工方法の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、実施例ではシールドケーブルは信号線4本を有するシールドツイストペアケーブルを用いて説明したが、信号線を一本有する同軸ケーブルに適用可能なのは言うまでもない。
1:シールドケーブル端末加工装置 2:第1ケーブルガイド
3:第2ケーブルガイド 4:内刃 4a:段部 4b:後部
4c:刃 5:編組広げパイプ 6:内筒 6a:テーパ面
6b:中心孔 7:外筒 7a:テーパ面 8:外刃 8a:刃
9:制御部 10:切断屑送り爪 11:送り爪駆動機構
13:ガイド駆動機構 14:内刃駆動機構 15:内筒駆動機構
16:外筒駆動機構 17:電磁弁 18:圧縮エア供給手段
19:外刃駆動機構 W:シールドツイストペアケーブル
Wa:信号線 Wb:信号導体 Wd:金属箔 We:編組
Wf:外皮 Wg:編組反転部 Wh:編組切断屑(編組余剰部)
41:シールドコネクタ 42:内導体端子 43:インナーハウジング
44:シールドシェル 44a,44b:編組バレル 45:スリーブ

Claims (2)

  1. 電線の外周に編組が被覆されると共に該編組の外周が外皮で覆われてなるシールドケーブルの端末加工方法であって、前記外皮が所定長さ皮剥ぎされて編組が露出された前記シールドケーブルの該外皮端末を保持すると共に露出された前記編組の途中部位に円環状の内刃を装着する工程と、前記電線端末を中心孔に挿入して露出された前記編組と前記電線との間に内筒と外筒からなる編組広げパイプを所定長さもぐり込ませる工程と、前記外筒の外周に設けられてスライドする円環状の外刃と前記内刃の擦り合わせによって前記編組の余剰部を切断して前記内刃上に遊嵌させる工程と、前記外刃を待機位置に待避させると共に前記内刃上の編組切断屑を前記外筒上に移動させる工程と、前記内刃を待避させると共に前記外皮端末の保持を解除する工程と、前記内筒の中心孔より流体を吹き込んで残った前記編組端末を拡開させる工程と、拡開された前記編組の内側に前記編組広げパイプをもぐり込ませる工程と、もぐり込ませた前記編組広げパイプのうち内筒はそのままに外筒だけをスライドさせて残った前記編組を前記外皮端末上に反転させる工程を、備えていることを特徴とするシールドケーブルの端末加工方法。
  2. 更に、前記外筒を待機位置の前記外刃に対して待避する方向にスライドさせて前記外筒上にある前記編組切断屑を除去する工程を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシールドケーブルの端末加工方法。
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