JP2012008479A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが入力した補正値に基づいて画調整を行う画像形成装置において,画質低下の抑制が期待できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】MFP100は,ユーザ入力による補正値を利用して画像形成を行うものである。そして,MFP100は,位置ずれあるいは濃度ずれが生じる要因(例えば,稼働量や温度・湿度の変化)の発生状況に応じて,そのずれを調整する手動補正値の許容範囲を変更することが可能である。具体的には,画像の位置に変化を与える要因の発生状況に応じて,位置ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第1変更処理と,濃度に変化を与える要因の発生状況に応じて,濃度ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第2変更処理との少なくとも一方が実行可能である。
【選択図】 図5

Description

本発明は,ユーザ入力によって得られる補正値に基づいて,画像の位置または濃度の画調整を行う画像形成装置に関する。
従来から,画像形成装置は,画像の位置や濃度にずれが生じないように画調整を行っている。例えば,操作パネルやプリンタドライバを介してユーザによる補正値の入力を受け付け,画像形成の際にその補正値に基づいて位置ずれや濃度ずれ等を行う画像形成装置が知られている。
上記のように補正値をユーザ入力によって取得する技術としては,例えば特許文献1に,位置ずれ補正用のパターン画像を用紙に印刷し,その印刷結果からユーザが補正値を判断して入力する技術が開示されている。
特開2005−234454号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置には,次のような問題があった。すなわち,補正値をユーザの入力によって取得する画像形成装置では,入力された補正値が著しく不適切であった場合,画質が著しく低下してしまうおそれがある。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ユーザが入力した補正値に基づいて画調整を行う画像形成装置において,画質低下の抑制が期待できる画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,ユーザ入力を受け付けることによって補正値を取得する手動取得手段と,補正値に基づいて,位置ずれと濃度ずれとの少なくとも一方を調整して画像形成を行う画像形成手段と,画像の位置に変化を与える要因の発生状況に応じて,位置ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第1変更処理と,濃度に変化を与える要因の発生状況に応じて,濃度ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第2変更処理との少なくとも一方を実行する変更手段とを備えることを特徴としている。
本発明の画像形成装置は,ユーザ入力による補正値(手動補正値)を利用して画像形成を行うものである。そして,本発明の画像形成装置は,位置ずれや濃度ずれが生じる要因の発生状況に応じて,そのずれに対応する手動補正値の許容範囲を変更することが可能である。具体的に変更処理としては,画像の位置に変化を与える要因の発生状況に応じて,位置ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第1変更処理と,濃度に変化を与える要因の発生状況に応じて,濃度ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第2変更処理との少なくとも一方が実行可能である。また,画像の位置や濃度に変化を与える要因としては,例えば,稼働量や,温度・湿度等の環境変化がある。
すなわち,本発明の画像形成装置では,画調整の対象(画像の位置,濃度等)ごとに手動補正値に許容範囲があり,画調整の対象に変化を与える要因の発生状況に応じて,その画調整の対象に対応する手動補正値の許容範囲を変更する。これにより,例えば,補正値の入力時にその許容範囲内の値を受け付けることで,各要因の発生状況に応じた適切な手動補正値を取得できる。あるいは,手動補正値の入力の際に参照するパターン画像を印刷する際,その許容範囲に適したパターン画像を印刷することで,各要因の発生状況に応じた適切な手動補正値の入力が期待できる。その結果,不適切な補正値の取得が回避でき,画質低下の抑制が期待できる。
また,本発明の画像形成装置の変更手段は,現在の補正値を利用して許容範囲を決定するとよい。既に補正値を取得している場合には,補正可能範囲が変化していることがある。そこで,現在の補正値を基準に,許容範囲を決定する方が望ましい。
また,本発明の画像形成装置は,許容範囲に基づいて手動取得手段による補正値の入力範囲を制限する制限手段を備えるとよい。許容範囲に基づいてユーザ入力による数値の入力範囲を制限することで,不適切な補正値の取得を未然に防ぐことができる。
また,本発明の画像形成装置の画像形成手段は,手動取得手段による補正値の入力時に参照するパターン画像を紙に印刷するとよい。この構成により,実際に印刷用紙に生じるずれ量を把握することができ,紙の種類に応じた手動補正値を入力できる。さらに画像形成手段は,許容範囲に応じて,異なるテストパターンを印刷するとよい。変更後の許容範囲に応じて,テストパターンを変化させることで,ユーザに許容範囲が変化していることを把握させるとともに,不適切な値の入力を予防することができる。
また,本発明の画像形成装置は,位置ずれと濃度ずれとの少なくとも一方を検出するためのマークを形成し,そのマークを測定することによってずれ量を取得する自動取得手段を備え,変更手段は,自動取得手段がずれ量を取得したことを契機に,第1変更処理と第2変更処理との少なくとも一方を実行するとよい。自動取得手段によるずれ量を利用する構成では,自動取得手段によってずれ量によって特定される補正値の見直しがなされる。そのため,これに応じて補正値の許容範囲も変更する方が望ましい。
また,本発明の画像形成装置の画像形成手段は,複数色の画像を形成可能であり,変更手段は,色ごとに許容範囲を独立して決定するとよい。色ごとに許容範囲を設定できることで,より適切な許容範囲を設定できる。
本発明によれば,ユーザが入力した補正値に基づいて画調整を行う画像形成装置において,画質低下の抑制が期待できる画像形成装置が実現される。
MFPの電気的構成を示すブロック図である。 図1に示したMFPの画像形成部の概略構成を示す図である。 マークセンサの配置を示す図である。 パターン画像の印刷例を示す図である。 手動取得処理の手順を示すフローチャートである。 印字枚数制限テーブルを示す図である。 温度制限テーブルを示す図である。 現補正値を考慮したパターン画像の印刷例を示す図である。 自動取得処理の手順を示すフローチャートである。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像形成装置および画像形成システムを具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,カラー印刷機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral )に本発明を適用したものである。
[MFPの構成]
実施の形態にかかるMFP100は,図1に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35と,ネットワークインターフェース36と,FAXインターフェース37とを備えた制御部30を備えている。また,制御部30は,用紙に画像を形成する画像形成部10,原稿の画像を読み取る画像読取部20,動作状況の表示やユーザによる入力操作の受付を行う操作パネル40と電気的に接続されている。
CPU31は,MFP100における画像読取機能,画像形成機能,FAXデータ送受信機能,さらには後述する画調整機能等の各種機能を実現するための演算を実行し,制御の中枢となるものである。ROM32には,MFP100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM(Non Volatile RAM)34は,不揮発性を有する記憶手段であって,各種設定ないし画像データ等を保存する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素(例えば,画像形成部10を構成する露光装置の点灯タイミング,用紙の搬送路を構成する各種ローラの駆動モータ,画像読取部20を構成するイメージセンサユニットの移動用モータ)を,ASIC35を介して制御する。
ネットワークインターフェース36は,ネットワークに接続され,他の情報処理装置との接続を可能にしている。FAXインターフェース37は,電話回線に接続され,相手先のFAX装置との接続を可能にしている。そして,ネットワークインターフェース36やFAXインターフェース37を介して外部装置とデータ通信を行うことができる。
[MFPの画像形成部の構成]
続いて,MFP100の画像形成部10の構成について,図2を参照しつつ説明する。画像形成部10は,電子写真方式によってトナー像を形成し,そのトナー像を用紙に転写するプロセス部50と,用紙上の未定着のトナーを定着させる定着装置8と,画像転写前の用紙を載置する給紙トレイ91と,画像転写後の用紙を載置する排紙トレイ92とを備えている。画像形成部10の上方には,画像読取部20が配置されている。
また,画像形成部10は,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kに光を照射する露光装置53と,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kの転写位置に用紙を搬送する搬送ベルト7と,搬送ベルト7上に形成されたパターン画像を検出するマークセンサ61とを備えている。
また,画像形成部10内には,底部に位置する給紙トレイ91に収容された用紙が,給紙ローラ71,レジストローラ72,プロセス部50,定着装置8を通り,排紙ローラ76を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように,略S字形状の搬送路11(図2中の一点鎖線)が設けられている。
プロセス部50は,カラー画像の形成が可能であり,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応するプロセス部を並列に配置している。具体的には,Y色の画像を形成するプロセス部50Yと,M色の画像を形成するプロセス部50Mと,C色の画像を形成するプロセス部50Cと,K色の画像を形成するプロセス部50Kとを備えている。そして,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kは,用紙の搬送方向において互いに一定の距離をおいた状態で配置されている。
プロセス部50では,感光体の表面が帯電装置によって一様に帯電される。その後,露光装置53からの光により露光され,用紙に形成すべき画像の静電潜像が形成される。次いで,現像装置を介して,トナーが感光体に供給される。これにより,感光体上の静電潜像は,トナー像として可視像化される。
搬送ベルト7は,搬送ローラ73,74によって張架された無端状のベルト部材であり,ポリカーボネート等の樹脂材からなる。搬送ベルト7は,搬送ローラ74が回転駆動されることにより紙面反時計回りに循環移動する。これにより,その上面に載置された用紙を,レジストローラ72側から定着装置8側に搬送する。
画像形成部10は,給紙トレイ91に載置されている用紙を1枚ずつ取り出し,その用紙を搬送ベルト7上に搬送する。そして,プロセス部50にて形成されたトナー像をその用紙に転写する。このとき,カラー印刷では,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kにてトナー像が形成され,用紙上で各トナー像が重ね合わせられる。一方,モノクロ印刷では,プロセス部50Kのみでトナー像が形成され,用紙に転写される。その後は,トナー像が転写された用紙を定着装置8に搬送し,トナー像をその用紙に熱定着させる。そして,定着後の用紙を排紙トレイ92に排出する。
また,マークセンサ61は,用紙の搬送方向におけるプロセス部50Y,50M,50C,50Kよりも下流であって定着装置8よりも上流に位置し,搬送ベルト7上に形成された画調整用のパターンを検知する。
具体的に,マークセンサ61は,図3に示すように,搬送ベルト7の幅方向の右側に配置されたセンサ61Rと,左側に配置されたセンサ61Lとの,2つのセンサによって構成される。各センサ61R,61Lは,発光素子62(例えば,LED)と,受光素子63(例えば,フォトトランジスタ)とが一対となる反射型の光学センサである。マークセンサ61は,発光素子62にて搬送ベルト7の表面(図3中の点線枠E)に対して斜め方向から光を照射し,その光を受光素子63が受光する構成になっている。そして,画調整用のマーク66(図3中のマーク66は位置ずれ補正用のマークの一例)が通過する際の受光量と搬送ベルト7から直接受ける受光量との違いによって,画調整用のマークを検知できる。
[MFPの画調整]
続いて,MFP100における画調整について説明する。MFP100では,画調整として,各色の画像の位置調整を行う位置ずれ補正と,各色の濃度調整を行う濃度ずれ補正とを実施する。どちらの画調整も,基準色に対する調整色のずれ量を取得し,さらにそのずれ量を利用して特定される補正値を取得する取得処理と,その補正値を基に画像を補正する補正処理とに分けられる。以下,位置ずれ補正を例に,画調整を説明する。
まず,位置ずれ補正の取得処理について説明する。MFP100では,取得処理の態様として,自動補正と手動補正との2つがある。自動補正は,MFP100自身に設定されている理想的な位置に合わせ込むためのものである。一方,手動補正は,ユーザの好みを反映させたり,自動補正が上手く機能しないときの代役を担わせたりするためのものである。
自動補正では,位置ずれ量検出用のパターン画像であるレジストパターンを形成し,そのレジストパターンをマークセンサ61が検出し,ずれ量を計算する。そしてそのずれ量に基づく補正値を自動で取得する。手動補正では,ユーザが操作パネル40を介して数値入力することで,補正値を手動で取得する。
ここで,自動補正における補正値の取得手順について説明する。まず,あらかじめ規定された実行条件を満たしたことを契機に,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kによって,位置ずれ補正用の画像パターンであるレジストパターンを形成する。実行条件は,例えば,前回の取得処理からの経過時間や,印刷枚数や,温度・湿度等の環境変化や,トナー残量によって定められる。
具体的に,レジストパターンは,図3に示すように,プロセス部50Kによって形成されるマーク66Kと,プロセス部50Cによって形成されるマーク66Cと,プロセス部50Mによって形成されるマーク66Mと,プロセス部50Yによって形成されるマーク66Yとを,副走査方向に並べてなるマーク群(以下,「レジストパターン66」とする)からなる。
このレジストパターン66は,副走査方向(図3に示す搬送ベルト7の移動方向)に一定間隔で形成される。本形態の各マーク66K,66C,66M,66Yは,矩形の棒状をなし,それぞれが主走査方向(副走査方向に直交する方向)に沿って配置される。
次に,マークセンサ61から出力される2値化信号に基づいて,各マーク66K,66Y,66M,66Cのそれぞれの位置を検知する。そして,基準色であるマーク(例えば,マーク66K)に対する各調整色のマーク(例えば,マーク66C,66M,66Y)の副走査方向における間隔をそれぞれ算出する。基準色と調整色とのマーク間の間隔は,副走査方向に位置ずれが生じることによって変化する。そのため,基準色に対する調整色の副走査方向におけるずれ量を特定できる。このずれ量が自動補正による補正値(以下,「自動補正値」とする)となる。自動補正値は,NVRAM34に記憶される。
なお,上述したレジストパターン66の構成は,あくまでも一例であり,これに限るものではない。レジストパターンは,位置ずれ補正に利用される一般的な画像パターンであればよい。例えば,2本で1対の棒状マークからなり,少なくとも一方が,走査方向に沿った直線に対して所定の角度だけ傾いたものであってもよい。このようなレジストパターンであれば,副走査方向に加え,主走査方向の位置ずれ量も特定できる。
一方,手動補正は,ユーザの操作によって実行される。操作パネル40には,補正値の入力を許可する手動補正モードに移行するための移行ボタンが設けられている。ユーザは,移行ボタンの押下後,所望の補正値を入力し,OKボタンを押下する。MFP100は,このOKボタンの押下を契機に,その入力値を取得して手動補正モードを解除する。この入力値が手動補正による補正値(以下,「手動補正値」とする)となる。手動補正値は,NVRAM34に記憶される。
また,MFP100は,ユーザが補正値を決定する際に参考となるパターン画像を用紙に印刷するパターン印刷機能を有している。パターン画像としては,例えば図4(a)や(b)に示すようなマーク群(以下,「パターン画像86」とする)が印刷される。
本形態のパターン画像86は,矩形棒状の同一色のマークが主走査方向(図4(a)中の横方向)に一定間隔で形成される。図4(a)の例では,基準色をK色,調整色をC色とし,調整色のマーク86Cの間隔を基準色のマーク86Kの間隔よりもnドット分(nは自然数。本形態ではn=1とする)だけ狭くする。基準色のマーク86Kは,調整色の手動補正値の許容範囲に対応する本数(図4では25本)形成され,各マークには,その許容範囲に対応する番号(図4では−12〜12)が用紙面左側から昇順に付される。調整色のマーク86Cは,基準色と同数であり,0番目のマークが基準色の0番目のマークと主走査方向の位置が一致するように印刷される。図4(a)は,位置ずれが生じていない場合を示しており,0番目の位置で基準色のマークと調整色のマークが一致する。
図4(b)は,左側に3ドット分の位置ずれが生じている場合の印刷例を示している。この場合,0番目の位置では基準色のマークと調整色のマークとが一致せず,−3番目の位置で一致する。これにより,ユーザは左側に3ドット分の位置ずれが生じていることを視認できる。この場合,ユーザは,補正値として「3」を入力することでC色の位置ずれを調整することができる。仮に,右側に3ドット分の位置ずれが生じている場合,ユーザは補正値として「−3」を入力する。本形態では,K色を基準色としており,C色以外のM色,Y色についても同様に補正値を入力可能である。
なお,上述したパターン画像86の構成は,あくまでも一例であり,これに限るものではなく,位置ずれ補正に利用される一般的な画像パターンであればよい。例えば,パターン画像86を構成するマーク群を副走査方向(図4(a)中の縦方向)に一定間隔で形成することで,ユーザは副走査方向の位置ずれを確認できる。
パターン画像86の印刷は,移行ボタンの押下を契機に実行される。そのため,ユーザは,パターン画像86が印刷された用紙を参照して補正値を決定することができる。なお,操作パネル40にパターン画像の印刷用ボタンを配置し,ユーザの任意のタイミングでパターン画像86を印刷できるように構成してもよい。
補正処理では,NVRAM34に記憶している自動補正値および手動補正値を利用して実補正値を決定する。そして,その実補正値に基づいて,調整色の画像の位置が基準色の画像の位置に一致するように調整色のプロセス条件(例えば,露光位置,搬送ベルト7や感光体の速度)を調整する。
なお,濃度ずれ補正についても,自動補正と手動補正とがある。例えば,自動補正では,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kによって,副走査方向に濃度差が付けられた画像パターンである濃度パターンを形成する。そして,位置ずれ補正と共通のセンサあるいは別の光学センサによって,その濃度パターンからの反射光量を検出する。本形態では,例えば,センサ61Lによって検出する。そして,その反射光量の大小から濃度を特定し,目標濃度との差を自動補正値として算出する。また,手動補正として,ユーザ入力による手動補正値の受け付けを可能にする。一方,補正処理では,それらの補正値に基づいて実補正値を算出し,目標濃度が維持できるように各色のプロセス条件(例えば,露光強度,露光範囲,現像バイアス)を調整する。
[手動補正値の許容範囲の変更手順]
MFP100は,画像の位置や濃度に変化を与える要因の発生状況に応じて,手動補正値の許容範囲を変更する機能を有している。以下,手動補正値の許容範囲の変更手順を,位置ずれ補正の実行手順と併せて説明する。
[手動取得処理]
始めに,手動補正用の取得処理である手動取得処理の手順について,図5のフローチャートを参照しつつ説明する。手動取得処理は,操作パネル40に設けられた移行ボタンの押下を契機にCPU31によって実行される。
まず,NVRAM34から自動補正値および手動補正値を読み出す(S101)。次に,画像の位置ずれの要因の発生状況を示すデータを取得する(S102)。具体的に本形態では,印字枚数および機内温度を取得する。
次に,S102で取得したデータに基づいて,手動補正値の許容範囲を計算する(S103)。本形態では,初期値となる許容範囲をROM32に記憶している。S102では,S102で取得したデータに基づいて位置ずれの想定拡大量を取得し,その想定拡大量を初期値に加算する。
具体的に,MFP100は,図6に示すような,印字枚数について許容範囲の想定拡大量を記憶する印字枚数制限テーブル341と,図7に示すような,機内温度について許容範囲の想定拡大量を記憶する温度制限テーブル342とを有している。ここでいう「印字枚数」は,手動補正値あるいは自動補正値の,前回の更新からの印字枚数である。そのため,前回の更新からの印字枚数は,自動補正値が更新されたことを契機にリセットされる。また,温度制限テーブル342は,前回の更新時の機内温度が基準温度となり,基準温度と機内温度との温度差ごとに想定拡大量を規定している。
そして,現在の印字枚数に対応する想定拡大量と,現在の機内温度に対応する想定拡大量とを取得する。さらに,両想定拡大量を合算する。例えば,印字枚数が1500枚であり,機内温度の基準温度との差が11度であるものとする。この場合,印字枚数制限テーブル341から想定拡大量「2」を,温度制限テーブル342から想定拡大量「1」を,それぞれ取得する。そして,両想定拡大量の合算値である「3」が総位置ずれ拡大量となる。この総位置ずれ拡大量を許容範囲の初期値に反映して,手動補正値の許容範囲が決定される。例えば,−10〜10ドットを許容範囲の初期値とすると,許容範囲は−13〜13ドットとなる。
なお,画像の位置ずれの要因の発生状況を示すパラメータは,印刷枚数や機内温度に限るものではない。例えば,通電時間,機内湿度,トナー残量,カバー開閉回数によって変更量を決定してもよい。
また,総位置ずれ拡大量の取得方法についても,各要因に対応するテーブルを用意し,テーブルを参照することで要因ごとの想定拡大量を取得する方法の他,例えば,総位置ずれ拡大量を求める演算式を用意し,複数の要因に基づいて総位置ずれ拡大量を算出してもよい。例えば,総位置ずれ拡大量は,次の式(1)によって求められる。
総位置ずれ拡大量=(C×カバー開閉回数)+(T×温度変化量)+(B×ベルト駆動ローラ回転数)+(S×最大加速度) (1)
上記C,T,B,Sは,それぞれの要因の個別の拡大量を求めるための係数である。具体的には,Cはカバー開閉1回あたりの位置ずれ量,Tは単位温度あたりの位置ずれ量,Bは搬送ベルト7の駆動ローラ74の1回転あたりの位置ずれ量,Sは単位加速度(単位電圧)あたりの位置ずれ量にそれぞれ相当する。上記C,T,B,Sは,固定値でもよいし,他の変数に応じて変化させてもよい。また,上記式(1)に適用するパラメータは,カバー開閉回数等に限るものではない。
また,手動補正値の許容範囲は,調整色ごとに決定される。すなわち,搬送ベルト7の速度差や装置内の温度差など,一般的に基準色の転写ポイントから離れるほど,ずれ量が大きい傾向にある。そのため,基準色から離れるほど,許容範囲が広くなるように設定する。例えば,本形態では,K色が基準色であり,調整色はC,M,Yの順にK色から離れている(図2参照)。そこで,M色では総位置ずれ拡大量に「1」を加算し,Y色では総位置ずれ拡大量に「2」を加算する。これにより,−10〜10ドットを許容範囲の初期値とし,各テーブルから求められる総位置ずれ拡大量が「3」であった場合には,C色の許容範囲は−13〜13ドットとなり,M色の許容範囲は−14〜14ドットとなり,Y色の許容範囲は−15〜15ドットとなる。
S103にて許容範囲を計算した後,その許容範囲を,S101で取得した現在の自動補正値および手動補正値を利用して調整する(S104)。例えば,自動補正値および手動補正値によって求められる現在の実補正値が「−3」ドットの画調整を行うことになっているものとする。この場合,S103で求めた許容範囲が−12〜12ドットであったとすると,実際の補正可能範囲は−9〜15ドットになる。そのため,例えば−10が入力されると,既に−3ドットずらすことになっていることから,総補正量が−13となって許容範囲外になってしまう。そこで,本形態では,−10以下の値が入力できないことを明確にするため,許容範囲を−9〜15ドットに調整する。
その後,S101で読み出した自動補正値および手動補正値を利用して,用紙にパターン画像86を印刷する(S105)。パターン画像86の各色のマークの数は,S103で決定した許容範囲によって異なる。また,S104によって現在の補正量に基づく調整が行われていることから,プラス側とマイナス側とでマークの数が異なることがある。
なお,S104の調整によって,例えば前述の例では,負数側は−9までに限定され,マークを−9までの印刷とすることで不適切な数値の入力防止が期待できる。しかし,正数側を15まで印刷してしまうと−15〜15ドットまでの範囲で入力可能であるかの誤解を招くおそれがある。そこで,印刷されるマーク数については,S103で決定した範囲(前述の例では−12〜12ドット)に収める。つまり,前述の例では,図8に示すように,−9〜12までのマークを印刷する。S105の後は,ユーザによる補正値の入力待ちとなる。ユーザは,操作パネル40を操作して補正値を入力する。
その後,補正値の入力完了指示が入力されたか否かを判断する(S106)。補正値の入力完了指示が入力されていなければ(S106:NO),キャンセル指示が入力されたか否かを判断する(S111)。キャンセル指示も入力されていない場合には(S111:NO),S106に戻る。キャンセル指示が入力されている場合には(S111:YES),手動取得処理を終了する。
補正値の入力完了指示が入力された場合には(S106:YES),補正値として入力された各調整色の入力値を取得する(S107)。そして,各調整色の手動補正値を更新する(S108)。すなわち,入力値を現在の手動補正値に加算して,新たな手動補正値としてNVRAM34に記憶する。S108の後は,手動取得処理を終了する。
なお,補正値の入力完了指示が入力された際,許容範囲外の数値が入力されていた場合には,入力ミスがあることをメッセージ通知し,再度,補正値の入力待ちとなる。また,許容範囲外の数値が入力されていた場合,その許容範囲外の入力値を,許容範囲内の数値のうち入力値に最も近い値に置き換えてもよい。あるいは,補正値の入力完了指示が入力される前の段階で,許容範囲外の数値を入力できないようにしてもよい。
[自動取得処理]
続いて,自動補正用の取得処理である自動取得処理の手順について,図9のフローチャートを参照しつつ説明する。自動取得処理は,自動補正用にあらかじめ規定された実行条件を満たすことで,CPU31によって実行される。
まず,NVRAM34から自動補正値および手動補正値を読み出す(S201)。なお,MFP100は,工場出荷前からの位置ずれ量を初期ずれ量としてROM32に記憶している。この初期ずれ量は,製造時に装置個々に測定された装置固有の位置ずれ量であり,出荷前にROM32に記憶される。自動補正値の初期値には,この初期ずれ量が設定される。すなわち,自動補正値は,初期ずれ量を加味した値となる。一方,手動補正値の初期値には0が設定される。
次に,S201で読み出した自動補正値および手動補正値を利用して,搬送ベルト7上にレジストパターン66を形成する(S202)。そして,レジストパターン66をマークセンサ61が検出する(S203)。そして,マークセンサ61からの信号に基づいて各調整色の位置ずれ量を計算する(S204)。
次に,S204で取得した各調整色の位置ずれ量が規定範囲内であるか否かを判定する(S205)。規定範囲は,位置ずれ調整可能な範囲としてあらかじめROM32に記憶されている。位置ずれ量が規定範囲外となるケースとしては,例えば,位置ずれ量が大きすぎて隣り合うマークと重なり合ってしまう場合が該当する。この位置ずれ量過大の要因としては,例えば,ユーザが手動補正値の入力によってマークの位置を変更していることが挙げられる。また,搬送ベルト7上に傷があり,マークセンサ61がその傷をマークとして誤検知した場合も適正な位置ずれ量とならないことがある。また,マークセンサ61が故障している場合は,位置ずれ量自体を得ることができないことがある。
位置ずれ量が規定範囲内の調整色については(S205:YES),その調整色に対応する自動補正値を更新する(S206)。すなわち,S204で得られた位置ずれ量を現在の自動補正値に加算して,新たな自動補正値としてNVRAM34に記憶する。なお,自動補正値を更新すると,印刷枚数が0に戻る。そのため,印刷枚数についての想定拡大量が0になり,手動補正値の許容範囲は狭くなる。
一方,位置ずれ量が規定範囲外の調整色については(S205:NO),自動補正値の取得に失敗した旨のエラーを通知する(S211)。通知の手段としては,例えば,操作パネル40の表示部へのメッセージ表示,警告音の発音,エラーログの記録がある。
S206の後あるいはS211の後は,S205の判定が未判定の調整色があるか否かを判断する(S207)。未判定の調整色がある場合には(S207:YES),S205に戻り,未判定の調整色の位置ずれ量を判定する。全ての調整色についてS205の判定が完了している場合には(S207:NO),自動取得処理を終了する。
[印刷処理]
続いて,画像データを印刷する印刷処理の手順について,図10のフローチャートを参照しつつ説明する。印刷処理は,操作パネル40からの印刷指示や,MFP100に接続される情報処理装置からの印刷ジョブを受け付けたことを契機に,CPU31によって実行される。
まず,NVRAM34から自動補正値および手動補正値を読み出す(S301)。そして,印刷対象となる画像データを取得する(S302)。なお,S301とS302の処理は逆順であってもよいし,同時であってもよい。
その後,S301で読み出した自動補正値および手動補正値を利用して実補正値を決定し,調整色の画像の位置が基準色の画像の位置に一致するように調整色のプロセス条件を調整しながら画像形成を行う(S303)。S303後は,印刷処理を終了する。
以上詳細に説明したように本形態のMFP100では,手動補正値に許容範囲があり,画調整の対象に変化を与える要因(印字枚数や機内温度等)に応じて変更する。そして,手動補正値の入力時にその許容範囲内の値を受け付けることで,適切な手動補正値を取得することになる。また,パターン画像86を印刷する際,その許容範囲に適したパターン画像を印刷することで,適切な手動補正値の入力が期待できる。その結果,不適切な補正値の取得が回避でき,画質低下の抑制が期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置は,MFPに限らず,プリンタ,コピー機,FAX装置等,印刷機能を備えるものであれば適用可能である。また,画像形成装置は,電子写真方式に限らず,インクジェット方式であってもよい。また,実施の形態のMFP100は,直接転写タンデム方式であるが,例えば,中間転写方式や4サイクル方式であってもよい。
また,実施の形態では,カラー印刷機能を有するMFPに本発明を適用しているが,画像形成装置はカラー印刷装置に限るものではない。例えばモノクロ印刷装置であっても,位置ずれ補正や濃度ずれ補正等を行うものであれば適用可能である。
また,実施の形態では,手動取得処理の際に,用紙にパターン画像を印刷しているが,このような印刷を行わず,ユーザからの入力を受け付ける構成であってもよい。また,パターン画像を印刷する際,用紙の種類を指定して印刷するものであってもよい。
また,実施の形態の補正処理では,自動補正値と手動補正値との両方を利用して実補正値を決定しているが,これに限るものではない。例えば,自動補正値と手動補正値とのうち,更新日が古い方の補正値を利用せずに実補正値を決定してもよい。この場合,自動補正でのレジストパターン66や手動補正でのパターン画像86は,更新日が古い方の補正値を利用せずに作成する。
また,実施の形態では,手動補正モードに移行する際あるいはパターン画像86を印刷する際に許容範囲を決定しているが,許容範囲の変更タイミングはこれに限るものではない。例えば,画調整の対象(画像の位置,濃度等)ごとに許容範囲を記憶するデータベースを有し,定期的にあるいは各画調整の対象に変化を与える要因の発生状況に応じて,その画調整の対象に対応する許容範囲を変更してもよい。この場合,ユーザの入力値を取得する際,あるいはパターン画像86を印刷する際には,許容範囲を記憶するデータベースを参照し,取得可否を判断してもよい。また,この構成では,S206の自動補正値が更新されたことを契機に,データベースに記憶されている各手動補正値の許容範囲を初期化するとよい。
また,実施の形態では,パターン画像86を用紙に印刷する際,許容範囲に応じて,マーク数が異なるパターン画像を印刷しているが,これに限るものではない。例えば,許容範囲に応じて,マークの間隔を変更してもよい。すなわち,許容範囲が狭い場合は,マークの間隔を狭くし,許容範囲が広い場合は,マークの間隔を広くする。
10 画像形成部
61 マークセンサ
66 レジストパターン
86 パターン画像
100 MFP

Claims (8)

  1. ユーザ入力を受け付けることによって補正値を取得する手動取得手段と,
    前記補正値に基づいて,位置ずれと濃度ずれとの少なくとも一方を調整して画像形成を行う画像形成手段と,
    画像の位置に変化を与える要因の発生状況に応じて,位置ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第1変更処理と,濃度に変化を与える要因の発生状況に応じて,濃度ずれ用の補正値の許容範囲を変更する第2変更処理との少なくとも一方を実行する変更手段と,
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記変更手段は,現在の補正値を利用して許容範囲を決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記許容範囲に基づいて前記手動取得手段による補正値の入力範囲を制限する制限手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記画像形成手段は,前記手動取得手段による補正値の入力時に参照するパターン画像を紙に印刷することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載する画像形成装置において,
    前記画像形成手段は,前記許容範囲に応じて,異なるテストパターンを印刷することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    位置ずれと濃度ずれとの少なくとも一方を検出するためのマークを形成し,そのマークを測定することによってずれ量を取得する自動取得手段を備え,
    前記変更手段は,前記自動取得手段がずれ量を取得したことを契機に,前記第1変更処理と前記第2変更処理との少なくとも一方を実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記画像形成手段は,複数色の画像を形成可能であり,
    前記変更手段は,色ごとに前記許容範囲を独立して決定することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記要因は,少なくとも温度,湿度,稼働量のいずれか1つを用いることを特徴とする画像形成装置。
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