JP2016122141A - 画像形成装置、画像形成方法、プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザーの目視による色ずれ量の補正を好適に行う。【解決手段】 主走査方向の複数位置それぞれに対応する複数の調整値のユーザー入力を可能とするチャートを印刷する。【選択図】 図5

Description

本発明は、画像の歪みを軽減するための歪み補正技術に関する。
電子写真方式のプリンタエンジンを備える画像形成装置の長期間の使用やトナーカートリッジ等の部品の交換などにより、プリンタエンジンの光学系(レーザービーム走査に関わるポリゴンミラーやfθレンズなどの光学系)の特性が変化することがある。光学系の特性が変化すると、プロセスカラーごとに異なる光学系を用いている場合には、プロセスカラー間での印刷位置のずれが発生する。プロセスカラー間の印刷位置のずれが生じると、色ずれが目立ち、印刷された画像の画質が低下してしまう。
そこで特許文献1ではプロセスカラー間の印刷位置のずれを補正し、色ずれを抑制する技術を開示する。特許文献1の画像形成装置は、複数プロセスカラーのうち、基準色からなる複数の平行線の画像と、調整色からなる複数の階段状の画像とが重なった画像を含むチャートを印刷する。そしてユーザーは、印刷されたチャートを目視して、基準色と調整色との間の印刷位置ずれの程度を示す1つの調整値を入力する。そして、画像形成装置は入力された調整値に基づいて調整色の画像の印刷位置を一律でシフトすることで、色ずれの発生を抑制する。
特開2014−021357号公報
電子写真方式のプリンタエンジンが有する光学系によっては、感光体を走査するレーザービームは、副走査方向に湾曲したり、主走査方向に伸縮したりする。この湾曲や伸縮の程度(すなわち副走査方向および主走査方向の印刷位置ずれの程度)は、主走査方向における位置に応じて異なる。それ故に、主走査方向における一つの位置に対応した調整値を入力したとしても、その調整値のみによって、主走査方向における他の位置に対応した基準色および調整色間の色ずれを好適に補正することは難しい。
本発明の画像形成装置は、それぞれが第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、主走査方向における複数の位置それぞれに配置されたチャートを印刷する印刷手段と、印刷されたチャートに配置される各パターンに基づく、前記複数の位置それぞれに対応する前記第1プロセスカラーおよび前記第2プロセスカラーの間の色ずれ補正に関する複数の情報を、ユーザーから受け付ける受け付け手段と、受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーおよび第2プロセスカラーの間の色ずれ補正を行う補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、主走査方向における位置に応じて程度が異なるプロセスカラー間の印刷位置ずれを好適に補正するための機能をユーザーに提供する。
画像形成装置のシステムブロック図。 副走査方向の歪み補正の概念図。 副走査方向の歪み補正の説明図。 プリンタエンジンの構成図。 副走査方向の歪み情報を修正するためのパターン画像を含む画像データを示す図。 副走査方向の歪み情報の修正情報を算出するためのフローチャート。 目視色ずれ量の入力画面。 走査線の歪みの概念図。 主走査方向の歪み情報を修正するためのパターン画像を含む画像データを示す図。 主走査方向の歪み情報の修正情報を算出するためのフローチャート。
(実施例1)
図1(a)は、本実施例の画像形成装置として用いられるMFP(Multi Function Peripharal)100のシステムブロック図である。本実施例のMFP100では、4色のプロセスカラー(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)を用いたカラー印刷が可能である。
MFP100は、LAN(Local Area Network)160を介して、ホストPC(Personal Computer)170と接続する。ホストPC170は、印刷データであるPDL(Page Description Language)データを、LAN160を介して、MFP100へ送信する。MFP100は、受信した印刷データをラスタライズすることで、プロセスカラーごとの画像データ(ビットマップ)を生成する。生成された画像データは、ハーフトーン処理がなされていても良い。そしてMFP100は、生成されたプロセスカラーごとの画像データに対して後述の歪み補正(図3)を行い、歪み補正後の画像データに基づいて、プロセスカラーごとの画像を重ね合わせて形成する。そしてMFP100は、重ね合わされた最終的な画像をシートに印刷する。
また本実施例のMFP100は、チャートの画像データ(所定のビットマップ)を予め記憶している。MFP100は、チャートの画像データに対して歪み補正を行う。そしてMFP100は、歪み補正後のチャート画像データに基づいて、プロセスカラーごとの画像を重ね合わせて形成する。そしてMFP100は、重ね合わされた最終的な画像をシートに印刷する。このように印刷されたシートがチャートである。このチャートは、歪み補正に用いられるレーザー歪み情報(単に歪み情報とも呼ぶ)を修正(更新)するために用いられる。この修正の処理については図5等を用いて後述する。
MFP100は、制御部110、プリンタ130、操作部140を備える。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、RAM(Random Access Memory)112、ROM(Read Only Memory)113、操作部I/F(Interface)114、HDD(Hard Disk Drive)115、メモリ116、デバイスI/F117、画像処理部118、LANI/F119を備える。
LAN I/F119は、LAN160と制御部110とを接続するインタフェースであり、LAN160を介して、外部のホストPC170とデータの送受信を行う。ホストPC170はLAN160を介してMFP100と接続されており、印刷データをMFP100に送信する。
HDD(ハードディスクドライブ)115は、システムソフトウェア、画像データ、MFP100の動作を制御するためのプログラム等が記憶されている。HDD115は、印刷データをラスタライズしてプロセスカラーごとのビットマップの画像データを生成するためのプログラム(ラスタライズプログラム)を記憶している。またHDD115は、後述のチャートを印刷するためのプロセスカラーごとのビットマップの画像データを記憶している。またHDD115は、後述の図6に示すフローチャートの処理を実現するためのプログラムを記憶している。
CPU111は、MFP100の動作を統括的に制御するものであり、RAM112あるいはHDD115に記憶されたプログラムに基づいて処理を実行する。ROM113はブートROMであり、MFP100のシステムのブートプログラムが記憶されている。
CPU111は、HDD115に記憶されているラスタライズプログラムを実行することで、LAN I/F119を介して受信された印刷データを、プロセスカラーごとのビットマップの画像データに変換する。プロセスカラーごとのビットマップは後述の画像処理部118に送信され、各画像処理が行われる。
メモリ116は、HDD115と同様に画像データやその他のデータを記憶する。後述するように、画像処理前のプロセスカラーごとのビットマップ、および、画像処理後のプロセスカラーごとのビットマップも、メモリ116に記憶される。画像処理後のビットマップは、後述のデバイスI/F117を介して、プリンタ130へ送信される。
画像処理部118は、メモリ116から入力されたプロセスカラーごとのビットマップに対して、画像処理を行い、画像処理後のビットマップをメモリ116に出力する。画像処理として、印刷される画像の歪み(色ずれ)を補正(軽減)するためのプロセスカラーごとの歪み補正が行われる。なお色ずれは、プロセスカラー間の画像の印刷位置ずれが大きくなるほど、顕著になる。画像処理部118の構成については、図1(c)を用いて別途、説明する。
デバイスI/F117は、プリンタ130と制御部110とを接続し、制御部110からプリンタ130へ画像データを送信する。このときデバイスI/F117は、メモリ116に記憶されているプロセスカラーごとのビットマップをシリアライズし、シリアライズされた画像データをプリンタ130へ送信する。また、デバイスI/F117は、制御部110とプリンタ130との間で後述の歪み情報の送受信を行う。
操作部I/F114は、操作部140と制御部110とを接続するインタフェースであり、操作部140に表示される画面(例えば図7)の画像データを操作部140に出力する。また、操作部I/F114は、操作部140に表示された図7の画面を介してユーザーが入力した情報(例えば歪み情報を修正するために用いられる情報)をCPU111に送信する。
図1(b)は、プリンタ130の構成を示す。プリンタ130は、デバイスI/F117を介して、制御部110とデータ(歪み情報や、プロセスカラーごとの画像データ)の送受信を行う。
プリンタ130は、プリンタ制御部210とプリンタエンジン220を備える。プリンタ制御部210は、プリンタエンジン220と接続し、プリンタエンジン220の制御を司る。
プリンタ制御部210は、CPU211、RAM212、ROM213、制御部I/F214、記憶部215、エンジンI/F216を備える。CPU211は、プリンタ130の動作を統括的に制御するものであり、RAM212に記憶されたプログラムに基づいて動作する。ROM113はブートROMであり、プリンタ制御部210のブートプログラムが記憶されている。制御部I/F214は、制御部110と接続し、プリンタ制御部210と制御部110との間の画像データの送受信や様々な情報の送受信を行う。
CPU211は、制御部I/F214を介して、後述の歪み情報の送受信を、制御部110との間で行う。
記憶部215は、プリンタ制御部210の動作を制御するためのプログラム等が記憶されている。また記憶部215は、後述の修正情報を記憶する。プリンタ制御部210は、制御部110が歪み補正を行う際に、この修正情報を、プリンタエンジンの不図示のROMから取得した歪み情報と合成(加算)して、制御部110へ送信する。制御部110は、送信された歪み情報を用いてプロセスカラーごとの画像データに対して歪み補正を行う。説明の便宜上、プリンタエンジンに備わる不図示のROMが記憶している歪み情報を第1の歪み情報と呼び、プリンタ制御部210が制御部110に送信する合成後の歪み情報を第2の歪み情報と呼ぶ。
エンジンI/F216は、プリンタエンジン220に接続され、CPU211は、エンジンI/F216を介して、プリンタエンジン220を制御する。
本実施例のプリンタエンジン220は、電子写真方式のプリンタエンジンであり、複数(4つ)のプロセスカラーそれぞれに対応した複数(4つ)のレーザースキャナユニットを備える。図4は、プリンタエンジン220が備える複数のレーザースキャナユニットのうちの1つのレーザースキャナユニットの構成の一部を示すものである。図4において、符号601はレーザービーム照射口、符号602は回転多面鏡(以下、ポリゴンミラーと称する)、符号603はfθレンズ、符号604は感光体を示す。
レーザービーム照射口601は、デバイスI/F117およびエンジンI/F216を介して制御部110から受信された対応するプロセスカラーの画像データに基づいて、レーザービームを照射する。レーザービーム照射口601から照射されたレーザービームは、ポリゴンミラー602によって反射され、fθレンズ603を介して感光体604を走査する。fθレンズ603は、ポリゴンミラー602で等角速度で走査されたレーザービームを、感光体604上を(理想的には)等速度で走査するように偏向する。本実施例のプリンタエンジン220は、後述するようにレーザービームの走査に、副走査方向の歪み(図8の湾曲1102)、および、主走査方向の歪み(図4の伸縮607〜610)を持つ。この歪みは、レーザースキャナユニットごと(プロセスカラーごと)に異なる。その結果、プロセスカラー間で印刷位置にズレが生じてしまって色ずれが目立つ。
なお、このプリンタエンジン220は、不図示のROMを備えており、この不図示のROMには、上述の第1の歪み情報が記憶されている。この第1の歪み情報は、MFP100の出荷時に工場で測定されたプリンタエンジン220のレーザースキャナユニットごとの副走査方向および主走査方向の歪みを表すレーザースキャナユニットに固有の情報である。プリンタ制御部210のCPU211は、エンジンI/F216を介して、プリンタエンジン220内のこの不図示のROMに記憶されている第1の歪み情報を取得する。プリンタ制御部210のCPU211は、前述のように、取得された第1の歪み情報と、記憶部215に記憶されている修正情報とを合成して第2の歪み情報を生成し、その第2の歪み情報を制御部I/F214を介して制御部110へ送信する。
図1(c)は、制御部110の備える画像処理部118の構成を示す。図1(c)に示される各部はハードウェアで構成されている。画像処理部118は、取得部301、算出部302、補正部303、出力部304を備える。
取得部301は、第2の歪み情報を、プリンタ130から、デバイスI/F117を介して取得する。
算出部302は、取得された第2の歪み情報に基づいて、後述の歪み補正で用いられる設定値をプロセスカラーごとに算出する。
補正部303は、算出された設定値に基づいてプロセスカラーごとの画像データに対して後述の歪み補正を行う。
出力部304は、歪み補正が行われた画像データを、デバイスI/F117を介してプリンタ130へ出力する。
<副走査方向の歪み補正の概念>
前述の通り、本実施例のプリンタエンジン220は、レーザービームの走査において主走査方向および副走査方向に歪みを持つ。この歪みは、ポリゴンミラーやfθレンズ等の光学系の取り付け誤差等の特性変化によって生じる。そこで、本実施例のMFP100は、走査の副走査方向の歪みとは逆方向に、画像データの画素を副走査方向に画素単位でシフトすることで、歪みを相殺する歪み補正を行う。例えば走査の副走査方向の歪みが上方向(副走査方向で負の方向)に凸となる湾曲であれば、下方向(副走査方向で正の方向)に凸となるように、画像データの湾曲(実際には画素の副走査方向へのシフト)が行われる。
図2(a)、(b)は、画像データに対して行われる副走査方向の歪み補正の概念を示す。図2(a)は、歪み補正を行わない場合(スルー設定時)の、補正部303への入出力画像データと印刷された画像を示す。図2(b)は、歪み補正を行う場合(歪み補正時)の、補正部303への入出力画像データと印刷された画像を示す。図2(a)、(b)のいずれも、左から順に補正部303に入力される画像データ、補正部303から出力された画像データ、この出力後の画像データに基づいてプリンタエンジン220が印刷した画像を示す。
図2(a)では、補正部303に入力される画像データが長方形のビットマップである。図2(a)では、この長方形の画像データに対して歪み補正が行われないので、補正部303から出力された画像データは、入力と同じく長方形のビットマップである。この出力データが、例えば上に凸の湾曲歪みの特性を持つプリンタエンジン220によって印刷されると、印刷された画像は、上に凸の湾曲歪みを持った長方形の画像となる。
しかし、歪み補正を行うと、図2(b)に示されるように、歪みが軽減された画像が印刷される。図2(b)では、補正部303に入力されるデータは図2(a)と同じく長方形のビットマップである。図2(b)では、この長方形の画像データに対して歪み補正が行われる。すなわち、長方形のビットマップに対して、下に凸となるような湾曲(画素のシフト)が行われる。図2(b)の縦線パターンで示された領域401は、この湾曲の結果、元の画像データが存在しない領域に対して付与される無効画像データ(白画素群)である。この無効画像データについては、レーザービームの露光が行われないので、印刷結果に影響を与えない。このように歪み補正が行われた画像データが、図2(a)と同じプリンタエンジン220で印刷されると、予め画像データに予め施された湾曲と、プリンタエンジン220の持つ歪みが相殺し合い、印刷された画像は、歪みの軽減されたものとなる。このとき無効画像データの領域401は、印刷結果に影響を与えない領域402に対応する。
以上が、本実施例のMFP100によって行われる歪み補正の概念である。
<副走査方向の歪み補正>
図3を用いて、歪み補正の詳細について説明する。なお、ここでは、説明の簡略化のため、プリンタエンジンの4色のプロセスカラー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のうち、マゼンタのプロセスカラーの画像データに対する歪み補正について説明する。なお、他のプロセスカラーについても同様であることに注意されたい。
図3(a)は、補正部303に入力される画像データの一例である。この画像データは、印刷データがラスタライズされたことで生成されるビットマップ500である。このビットマップ500は1画素あたり2ビットである。なお本実施例では、1画素あたり2ビットであるが1画素あたり1ビットでも4ビットでも良い。生成されたビットマップ500は、メモリ116に、アドレス0x10000000から順に記憶されており、ビットマップ500の主走査方向に伸びる1ラインは640画素を含む。またビットマップ500は、1画素あたり2ビットで表現するため、ビットマップ500の1ライン目はアドレス0x10000000〜0x1000009F(160byte分)に記憶され、1ライン目から副走査方向に1ライン下の2ライン目は、アドレス0x100000A0〜0x1000013F(160byte分)に記憶される。3〜5ライン目も同様に、640画素、すなわち、160バイトごとにメモリ116のアドレスに記憶される。また、図3(a)は、連続する64画素(すなわち16byte分)が1つのセグメントを形成している。以下で説明するように、本実施例の歪み補正では、1セグメント64画素に対する副走査方向のシフト量は同一である。
まず、取得部301は、前述のとおり、プリンタ130から第2の歪み情報を取得する。そして、算出部302は、取得された第2の歪み情報に基づいて、歪み補正の設定値を算出する。この算出の仕方について説明する。
本実施例の第1の歪み情報も、第2の歪み情報も、3点の情報である。前述のように第1の歪み情報は、MFP100の出荷時に工場で測定されたレーザービーム走査線の湾曲特性を表す固定の情報である。また第2の歪み情報は、第1の歪み情報に修正情報が合成された情報であって、工場で測定された走査線の湾曲特性を後述の修正情報で修正したものである。この3点情報は、例えば図8に示される3点PL、PC、PRそれぞれの主走査方向における位置(X座標値)および副走査方向における位置(Y座標値)である。位置を表す単位は例えばマイクロメートル[μm]である。図8では、点PLの主走査方向における位置および副走査方向における位置はそれぞれ、XLおよびYLである。点PCの座標は、XCおよびYCである。点PRの座標は、XR、YRである。
算出部302は、以上の3点の座標から、3点を通る2次曲線y=ax^2+bx+cを求める。図8には、2次曲線1101で示される。この2次曲線1101が、MFP100が現在時点で正しいとみなしているレーザービームの走査線の湾曲特性である。なお計算を簡略化するために、点PCを、X座標XC=0の位置(つまり中央)に設けても良い。
なお、ここでの第2の歪み情報は、マゼンタのプロセスカラーの画像の、基準色のプロセスカラーの画像に対する相対的な副走査方向の位置ずれを示す。本実施例では、基準色はイエローのプロセスカラーとする。すなわち、曲線1101は、主走査方向における各位置での、マゼンタのプロセスカラーの画像の、基準色のプロセスカラーの画像に対する相対的な副走査方向の位置ずれをμm単位で示す。
そして算出部302は、2次曲線(y=ax^2+bx+c)1101の変数xに各セグメントに対応するX座標値を代入してy(Y座標値)を計算する。計算されたyは、μm単位であるので、算出部302は、副走査方向の印刷解像度を考慮して、yを画素単位に換算する。副走査方向の印刷解像度が例えば600dpiであれば、1画素の大きさ(高さ)は約42μmであるので、yを42で割りって四捨五入したものが、マゼンタのプロセスカラーのそのセグメントについての、基準色に対する画素単位の相対的な位置ずれとなる。算出部302は、このようにして求めた各セグメントに対する画素単位の相対的な位置ずれを、設定値として、メモリ116の設けたレジスタに記憶する。算出された設定値の例は図3(b)に示される。この例では、セグメント2からは1画素分(1ライン分)上方向のセグメントを読み出し、セグメント4からはさらに1画素分(1ライン分)上方向のセグメントを読み出す、という設定値501を示している。
次に補正部303が、算出された設定値501に基づいて、歪み補正を行う動作について説明する。補正部303は、メモリ116に記憶されているビットマップ500を、設定値501に従って読み出されるラインを切り替えながら読み出して、1ライン分の補正後のビットマップをメモリ116のアドレス0x20000000から続くアドレスに書き戻す。この読み出しにおいて、補正部303は、セグメントごとに算出部302が算出した設定値を参照し、その設定値に応じた画素数分だけ副走査方向にシフトした位置のセグメントの読み出しを行う。
図3(b)の設定値501を用いてビットマップ500がメモリ116から読み出された結果(歪み補正結果)は、図3(d)のビットマップ540である。ビットマップ540は、メモリ116のアドレス0x20000000から順に書き込まれている。このビットマップ540は、ビットマップ500がセグメント2の位置から1画素(1ライン)分、下方向にシフトされ、セグメント4の位置からはさらに1画素(1ライン)分、下方向にシフトされる。
なお、図3(b)に示される設定値501に従うと、例えば1ライン目に対応するビットマップ500の読み出しは次のようになる。セグメント2以降のセグメントについては、元々ビットマップ500内に存在していないアドレスのセグメントが読み出されるのではなく、無効画像(白画素群)のセグメント531が読み出される。すなわち、ビットマップ500の上方向(あるいは下方向)の境界を越えて読み出すべきセグメントが存在しない場合は、無効画像(白画素群)のセグメント531を読み出し結果として扱う。この無効画像については、図2で説明したとおりである。
以上のように補正部303が歪み補正を行うことで、ビットマップ500に含まれるセグメント(画素)が設定値にしたがって副走査方向にシフトされたビットマップ540がメモリ116に書き込まれる。
そして出力部304は、この補正後のビットマップ540を、デバイスI/F117を介してプリンタ130へ送信する。
以上の歪み補正は、上記したとおり、プロセスカラーごとに算出される設定値に基づいて、プロセスカラーごとのビットマップに対して行われる。
<チャートの印刷>
図5(a)は、HDD115に記憶されている所定のビットマップ(画像データ)700である。この所定のビットマップ700は、4つのプロセスカラーの画像データである。この画像データ700に基づいて、副走査方向のプロセスカラー間の印刷位置のずれの程度を主走査方向における3か所においてユーザーが目視確認するために用いられるチャートが印刷される。
ビットマップ700は、領域701〜709までの9つの領域を含む。各領域は、参照色であるシアンで構成される複数の主走査方向の線(横線)と、その参照色に対する相対位置が補正されるプロセスカラーで構成される複数の主走査方向の線(横線)を含む。領域701〜703のそれぞれには、シアンの複数の横線と、イエローの複数の横線とが含まれる。領域704〜706のそれぞれには、シアンの複数の横線と、マゼンタの複数の横線とが含まれる。領域707〜709のそれぞれには、シアンの複数の横線と、ブラックの複数の横線とが含まれる。
すなわち、参照色であるシアンの横線は、全ての領域に含まれ、各領域では参照色であるシアンの横線と他のプロセスカラーの横線との副走査方向(縦方向)のずれ(一致)の程度がユーザーによって目視確認される。他のプロセスカラーとの印刷位置ずれを目視確認する際の基準として用いられる参照色(シアン)は、上記の歪み補正で用いられる基準色(イエロー)とは異なる色である。これは、輝度が他の色より比較的高いイエローを参照色とするとユーザーにとって目視確認を行いにくくなってしまうことを防ぐためである。
また、領域701、702、703は、主走査方向において3つの異なる位置に設けられる。すなわち、左、中央、右の3か所である。この3つの異なる位置を示す情報(図5(a)の文字「左」「中央」「右」)もビットマップ700に含まれており、チャートとして印刷される。領域704〜706についても同様であり、また領域707〜709についても同様である。この3つの異なる位置のそれぞれは、第2の歪み情報に含まれる3点の主走査方向における位置のそれぞれに対応している。図8の点PLの主走査方向における位置(XL)に、領域701、704、707の各横線を配置するのが好ましい。また、点PCの主走査方向における位置(XC)に、領域702、705、708の各横線を配置するのが好ましい。また点PLの主走査方向における位置(XR)に、領域703、706、709の各横線を配置するのが好ましい。なぜなら、歪み情報の修正においてユーザーが目視確認すべきそれぞれ位置が3点の位置に近ければ近いほど、修正情報による色ずれ補正の精度が向上するからである。
そのうち、領域702について、図5(b)を用いて説明する。
領域702には、シアンの線とイエローの線の対からなるパターンが5パターン含まれる。図5(b)において、ベタ塗りで表される横線710が参照色であるシアンの線を示し、斜線で表される横線711がイエローの線を示す。破線712で囲まれた領域内の数字は各パターンの識別番号を示す。各パターンでは、シアンの線とイエローの線との距離(副走査方向の距離)がそれぞれ異なる。また各パターンにはパターンの識別番号712がパターンの左に付与されており、この識別願号もチャートに印刷される。この識別番号が、後述の目視色ずれ量として、ユーザーによって操作部140から入力される。
領域702における識別番号「−2」に対応するパターンでは、参照色であるシアンの線710に対してイエローの線711が2画素分、上(副走査方向で負の方向)にずれて配置されている。識別番号「−1」に対応するパターンでは、シアンの線710に対してイエローの線710が1画素分、上にずれて配置されている。識別番号「0」に対応するパターンでは、シアンの線710と重なる位置にイエローの線711がずれ無く配置されている。識別番号「+1」に対応するパターンでは、シアンの線710に対してイエローの線711が1画素分、下(副走査方向で正の方向)にずれて配置されている。識別番号「+2」に対応するパターンでは、シアンの線710に対してイエローの線711が2画素分、下にずれて配置されている。
後述するように、この領域702を含むビットマップ700の印刷を行う際に、シアンおよびイエローの第2の歪み情報を用いて副走査方向の歪み補正が画像処理部118(補正部303)によってプロセスカラーごとに行われる。したがって、シアンの第2の歪み情報によって表される湾曲特性が現在の走査線の湾曲特性とほぼ一致していれば、歪み補正は適切であるので、印刷されるチャートにおける領域702の画像は、ビットマップ700に含まれる領域702の画像と一致する。すなわち、識別番号「0」に対応するパターンが、他の識別番号に対応するパターンよりも、参照色であるシアンの線と、イエローの線とが最もずれ無く重なって印刷される。
一方で、シアンの第2の歪み情報によって表される湾曲特性(例えば図8の曲線1101)が現在のシアンの走査線の湾曲特性(例えば図8の曲線1102)と一致していない場合がある。この場合は、識別番号「0」とは異なる識別番号(例えば「−2」)に対応するパターンにおいて、シアンの線と、イエローの線とが最もずれ無く重なって印刷される。図8のように、湾曲特性1101および1102間に中央位置について+2画素分のずれ1103が生じている場合、中央位置において実際の走査線が装置の想定している走査線の位置よりも副走査方向に2画素分上を通過することになる。すなわち、シアンの湾曲特性が図8のような状況であれば、印刷されたチャートにおける中央位置のシアンの線は、歪み情報の基準であるイエローの線よりも2画素分上に印刷される。この印刷されたチャートにおける領域702の様子を図5(c)に示す。この場合、図5(c)からもわかる通り、識別番号「−2」に対応するパターンが2つの線が最もずれ無く重なって印刷されたものとなる。この場合、図6(a)で後述するフローチャートの処理において、ユーザーは、領域702に対応する目視色ずれ量として、識別番号「−2」を操作部140に入力することになる。
他の領域701、703〜709のそれぞれについても、領域702と同様に、参照色の線と他のプロセスカラーの線との距離が異なる5つのパターンが配置されている。また、その他の領域を含むビットマップ700の印刷が行われる際に、それぞれのプロセスカラーに対応した第2の歪み情報に従った歪み補正が行われたビットマップに基づいてチャートが印刷される。そして各領域についても領域702と同様に、参照色と他の色の線が最もずれ無く重なっているパターンの識別番号を、ユーザーによって操作部140に入力される。
なお本実施例のビットマップ700では、識別番号「−2」〜「+2」までの5パターンを示しているが、必要に応じて増減させてもよい。
また本実施例のビットマップ700では、主走査方向の異なる3つの位置それぞれに各パターンが配置されているが、必要に応じて2つの位置や4つの位置など増減させても良い。数を増やせばより後述の修正情報の精度が上がるし、数を減らせば修正情報の算出にかかる計算量を減らすことができる。
<副走査方向の歪み情報の修正>
図6は、副走査方向の歪み情報の修正の処理フローを表したものである。本フローは、制御部110とプリンタ制御部210のフローとが連携することで成り立つ。制御部110は、HDD115に記憶されたプログラムに従った処理を実行する。また、プリンタ制御部210は、記憶部215に記憶されたプログラムに従った処理を実行する。
ステップS801において、制御部110およびプリンタ制御部210は、HDD115に記憶されている所定のビットマップ700に基づいて、副走査方向のプロセスカラー間の印刷位置のずれの程度を目視確認するためのチャートを印刷する。
このステップS801の処理の詳細を説明する。制御部110のCPU111は、所定のビットマップ700をHDD115から取得し、取得されたビットマップ700をメモリ116に記憶する。次に、画像処理部118は、メモリ116に記憶されたビットマップ700に対して副走査方向の歪み補正を行い、補正後のビットマップをプリンタ制御部210へ送信する。画像処理部118によるこの処理は具体的に次のフローで行われる。
まず取得部301が、プリンタ制御部210に対して歪み情報(第2の歪み情報)を要求する。すると、プリンタ制御部210は、プリンタエンジン220から第1の歪み情報を取得し、記憶部215に記憶されている現在の修正情報と合成(加算)することで、第2の歪み情報を生成する。この生成はプロセスカラーごとに行われる。ここで修正情報は、第1の歪み情報に含まれる3点の座標位置のそれぞれを修正するために用いられる情報であって、例えば3点それぞれに対応する3つの座標情報である。例えば第1の歪み情報における点PL、PC、PRそれぞれの座標位置を修正するための座標情報は、副走査方向にΔL[μm]、ΔC[μm]、ΔR[μm]という内容である。すなわち、第1の歪み情報がYL[μm]、YC[μm]、YR[μm]であれば、第2の歪み情報は、(YL+ΔL)[μm]、(YC+ΔC)[μm]、(YR+ΔR)[μm]となる。なおプリンタエンジン220の電源投入時の修正情報(ΔL、ΔC、ΔR)は、0[μm]で初期化されている。また基準色の修正情報(ΔL、ΔC、ΔR)も0[μm]である。生成された第2の歪み情報は、プリンタ制御部210によって取得部301に送信される。
算出部302は、上述したとおり、取得部301によって取得されたプロセスカラーごとの第2の歪み情報に基づいて、プロセスカラーごとの設定値を算出する。そして補正部303は、算出された設定値に基づいて、メモリ116に記憶されているビットマップ700に対してプロセスカラーごとの副走査方向の歪み補正を行い、歪み補正後のビットマップをメモリ116に書き戻す。そして出力部304は、デバイスI/F117を介して、歪み補正後のビットマップをプリンタ制御部210に送信する。
プリンタ制御部210は、制御部110から送信された歪み補正後のビットマップに基づいて、プリンタエンジン220で、チャートの印刷を行う。
以上がビットマップ700に基づくチャートの印刷である。
続いてステップS802において、操作部140は、目視色ずれ量のユーザーによる入力を受け付ける。目視色ずれ量のユーザー入力の方法について、図7を用いて説明する。
図7は操作部140に表示される画面を表したものである。ユーザーは、ステップS801で印刷されたチャートにおける各領域701〜709それぞれについて、参照色(シアン)の線と他のプロセスカラーの線(イエロー、マゼンタ、ブラック)との重なり方を目視で確認する。そしてユーザーは各領域について、2色の線が最もずれ無く重なっている(一致している)パターンの識別番号を図7に示される入力画面に対して入力する。図7の参照色(シアン)とイエローの目視色ずれ量の入力に関して言えば、領域701での条件に該当する識別番号は「0」なので、入力欄1001に目視色ずれ量「0」がユーザーによって入力される。また、領域702での条件に該当する識別番号は「−2」なので、入力欄1002に目視色ずれ量「−2」がユーザーによって入力される。そして領域703での条件に該当する識別番号は「0」なので、入力欄1003に目視色ずれ量「0」がユーザーによって入力される。他の領域についても同様に、ユーザー入力が行われる。
各領域について目視色ずれ量の入力が完了し、ユーザーによって「OKボタン」が押下されると、操作部140は、入力された各領域の目視色ずれ量を制御部110に送信し、本ステップS802は終了する。
ステップS803において、制御部110は、目視色ずれ量入力完了通知をプリンタ制御部210へ送信する。このとき制御部110は、操作部140から受信した各領域の目視色ずれ量を、プリンタ制御部210に送信しても良いし、制御部110およびプリンタ制御部210が共有する不図示の共有メモリに記憶しても良い。
ステップS804において、目視色ずれ量完了通知を受信したプリンタ制御部210は、制御部110から直接あるいは、共有メモリを介して、各領域の目視色ずれ量を取得する。
ステップS805において、プリンタ制御部210は、取得された目視色ずれ量を記憶部215に記憶する。
ステップS806において、プリンタ制御部210は、記憶部215に記憶された目視色ずれ量から各プロセスカラーの修正情報を算出する。この算出方法について、領域702に対応する入力欄1002に入力された目視色ずれ量について説明する。
プリンタ制御部210は、入力欄1002に入力された領域702の目視色ずれ量「−2」を取得する。この目視色ずれ量「−2」は、参照色(シアン)に対するイエローの印刷位置の副走査方向のずれを示しているので、基準色(イエロー)に対するシアンの印刷位置の副走査方向のずれは「+2」である。また、この目視色ずれ量は画素単位で表現されているので、プリンタ制御部210は、目視色ずれ量を修正情報の単位であるμm単位に換算する。印刷解像度が副走査方向で600dpiである場合には、1画素は42μmに換算される。
したがって、プリンタ制御部210は、シアンプロセスカラーについての中央位置XCに対応する修正情報として、(+2×42)=+84[μm]を求める。そしてプリンタ制御部210は、求められた修正情報を、記憶部215に記憶する。他の領域および他のプロセスカラーについても同様に修正情報が求められる。
なお他のプロセスカラーについても入力される目視色ずれ量は、参照色(シアン)に対する他のプロセスカラーの色ずれの情報(識別番号)である。そのため、他のプロセスカラーの修正情報を求める際には、領域701〜703についての入力(参照色(シアン)に対する基準色(イエロー)の色ずれ情報)も用いる。例えば、領域705についての目視色ずれ量として入力欄1004に「−1」がユーザーによって入力されたとする。この場合、イエローに対して+2画素分ずれているシアンに対し、マゼンタがさらに−1画素分ずれていることになるので、マゼンタの基準色(イエロー)に対する色ずれは、+2−1=1画素となる。したがって、領域705に対応する中央位置XCについてのマゼンタの修正情報として、「+42μm」が求められる。
修正情報を求める際のこのような煩雑な計算を回避するために、参照色を基準色と同じ色としても良い。
ステップS807において、プリンタ制御部210は、第1の歪み情報をプリンタエンジン220から取得する。
ステップS808において、プリンタ制御部210は、ステップS806で算出した修正情報およびステップS807で第1の歪み情報から第2の歪み情報を算出する。この算出は上述しているように、算出対象のプロセスカラーの第1の歪み情報と、そのプロセスカラーに対応する修正情報とを合成することで算出される。
ステップS809において、プリンタ制御部210は、デバイスI/F117を介して、算出されたプロセスカラーごとの第2の歪み情報を、制御部110に送信する。
ステップS810において、制御部110の取得部301および算出部302は、ステップS809で取得された第2の歪み情報に基づいてプロセスカラーごとの設定値を算出し、最新の設定値としてメモリ116に記憶する。メモリ116の記憶された最新の設定値は、以降に行われる副走査方向の歪み補正に用いられても良い。
ステップS811において、制御部110は、S810で算出された設定値を、プリンタ制御部210に送信する。プリンタ制御部210は、受信したプロセスカラーごとの設定値を記憶部215に記憶しておき、制御部110に要求されて際に送信するようにしても良い。
以上をまとめると、本処理フローでは、プリンタ制御部210が目視色ずれ量から修正情報への算出、および、第1の歪み情報および修正情報からの第2の歪み情報の算出を行う。また、制御部110は、第2の歪み情報から歪み補正で用いられる設定値を算出する。
以上のフローによって得られた第2の歪み情報から求められた設定値は、以降の印刷データに基づく印刷における副走査方向の歪み補正に用いられる。
以上が実施例1のMFP100によって実行される歪み情報の修正処理である。本実施例のMFP100は、チャートを目視したユーザー入力によって、主走査方向の異なる3つの位置それぞれにおける、参照色と他のプロセスカラーとの色ずれの補正に関する情報(識別番号)を取得する。そしてMFP100は、その取得された情報で、歪み情報を修正するための修正情報を算出する。
なお、本実施例では、主走査方向において異なる3つの位置それぞれについて補正に関する情報をユーザー入力するようにした。しかし、主走査方向において異なる2つ以上の位置それぞれについて補正に関する情報をユーザー入力する構成としても良い。2つの位置それぞれに対応する情報の入力が行われれば、歪み情報の傾き成分(1次関数)を修正できるし、3つ以上(例えば4つ)の位置それぞれに対応する情報の入力が行われれば、より精度高く歪み情報を修正できる。
(実施例2)
実施例1では、各プロセスカラーのレーザービームの走査線の湾曲特性(副走査方向のずれの特性)の修正情報を、主走査方向における異なる複数位置で求めた。レーザービームの走査線の歪みの種類としては、主走査方向での伸縮もあり、MFP110は、主走査方向の伸縮の歪みを、画素片(1画素の16分の1の大きさ)の挿入および間引きによって補正する。この補正も主走査方向の伸縮に関するプロセスカラーごとの歪み情報に基づいて行われている。本実施例では、主走査方向の伸縮に関するプロセスカラーごとの歪み情報を、実施例1と同様にチャートを用いてユーザー入力から修正する。すなわち、主走査方向に関わる色ずれを目視確認するためのチャートを印刷し、そのチャートに基づいてユーザーから入力された目視色ずれ量に基づいて修正する。
以下の説明では、特に断りがなければ、実施例1のMFP100の構成と同様である。
<主走査方向の歪み補正>
まずは主走査方向の歪み補正について説明する。
図4は上述の通り、プリンタエンジン220の構成の一部を示すものである。プリンタエンジン220のfθレンズ603によっては、レーザービームが、厳密には、感光体604上を等速度で走査しない。すなわち、レーザービームの1走査における1画素データ分の走査長さ(露光長さ)は、走査位置(画素データの主走査方向の位置)によって異なる。
これを説明する。主走査方向の区間605は、画像の端から端までの1ライン分の画像データの露光を行う際の、レーザービームの1走査によって露光がなされる理想的な区間(1ラインの画像の理想的な長さ)である。この区間605を例えば4等分した4つの区間606を考える。理想的には、各区間606の長さは、区間605の長さの4分の1となる。また、画像の端から端までの1ライン分の画像データを4等分した各部分の画像データの露光を行うことを考えると、4等分された各部分の画像データの露光がなされる区間は、理想的には区間606と一致するはずである。
しかし、fθレンズ603によっては、レーザービームが厳密に等速度で感光体604上を走査しないため、4等分された各部分の画像データの露光がなされる区間の長さは、部分毎に異なる。例えば図4では、4等分された画像データの露光がなされる区間は、順に区間607、608、609、610となる。図4では、区間607、608の長さは、区間606の長さよりも短くなり、区間609、610の長さは、区間606の長さよりも長くなる。
そこで、本実施例のプリンタエンジン220は、各区間の長さが区間606と等しくなるように、区間ごとに異なる変倍値で、画素片データ(1画素未満の大きさのデータ)を、画像データに対して挿入、あるいは、間引きを行う。
画素片データの挿入とは、画素片を挿入すべき位置に対応する画素を特定し、画素値をその画素の画素値として画素片データを、特定された画素とその隣接画素の間に挿入することである。画素片を挿入すると、プリンタエンジン220は、その特定された画素に基づくレーザービームの走査時間を16分の1画素分、より長くする。
また画素片データの間引きとは、画素片を間引くべき位置に対応する画素を特定し、その画素から画素片の大きさ分を間引くことである。画素片を間引くと、プリンタエンジン220は、その特定された画素に基づくレーザービームの走査時間を16分の1画素分、より短くする。
例えば、プリンタエンジン220は、区間607に対応する画像データに対しては、合計3画素分の画素片データの挿入を行い、区間608に対応する画像データに対しては、合計1画素分の画素片データの挿入を行う。また、プリンタエンジン220は、区間609に対応する画像データに対しては、合計1画素分の画素片データの間引きを行い、区間610に対応する画像データに対しては、合計3画素分の画素片データの間引きを行う。区間毎に設定される画素片の挿入あるいは間引きの量を変倍値と呼び、実施例1の副走査方向の第1の歪み情報と同様に、プリンタエンジン220に記憶されている。この変倍値が、主走査方向の第1の歪み情報として、プロセスカラーごとに記憶されている。なお後述するように画素片挿抜における修正情報は、微小変倍値と呼ばれ区別される。微小変倍値は、初期値として全プロセスカラーおよび全区間について「0」が設定されて、実施例1の修正情報と同様に記憶部215に記憶されている。この修正情報が本実施例で更新される。
以上の処理(画素片挿抜)によって、各区間の長さを理想的な区間606の長さに一致させる。なお、各区間の変倍率は主走査方向の色ずれを補正するために用いられる歪み情報の一種であり、後述する図10のフローチャートによって設定・修正される。
<チャートの印刷>
図9(a)は、HDD115に記憶されている所定のビットマップ(画像データ)900である。この所定のビットマップ900は、4つのプロセスカラーの画像データである。この画像データ720に基づいて、主走査方向のプロセスカラー間の印刷位置のずれの程度を主走査方向における3か所(左、中央、右)においてユーザーが目視確認するために用いられるチャートが印刷される。ビットマップ900は、各プロセスカラーからなる線が副走査方向に平行な方向に配置されていること以外は、図5(a)のビットマップ700と同様である。すなわち、参照色はシアンである。また、ビットマップ900の上段に配置される3つの領域のそれぞれは、シアンの縦線およびイエローの縦線のペアを複数含む。ペアを構成する縦線間の距離はペアごとに異なる。また、ビットマップ900の中段に配置される3つの領域のそれぞれは、シアンの縦線およびマゼンタの縦線のペアを複数含む。ペアを構成する縦線間の距離はペアごとに異なる。そして、また、ビットマップ900の下段に配置される3つの領域のそれぞれは、シアンの縦線およびブラックの縦線のペアを複数含む。ペアを構成する縦線間の距離はペアごとに異なる。
そして図9(b)は、ビットマップ900の上段のうちの中央に配置される領域に含まれる複数の縦線ペアを示す。線オブジェクト910はシアンの縦線オブジェクトであり、線オブジェクト911はイエローの縦線オブジェクトである。破線922内の数字は、各ペアそれぞれに対応する識別番号であり、チャートにも印刷される。識別番号「−2」は、シアンの縦線に対して、イエローの縦線が主走査方向で−2画素分ずらされた縦線ペアに対応する。つまり、識別番号「N」は、シアンの縦線に対して、イエローの縦線が主走査方向でN画素分ずらされた縦線ペアに対応している。
そしてこのビットマップ900に基づいて、複数の縦線を含むチャートが印刷される。なおチャート印刷の際に、実施例1のビットマップ700と同様に、ビットマップ900についても、各プロセスカラーの主走査方向の歪み情報(実施例1の第2の歪み情報に相当)に基づく、主走査方向の歪み補正が行われた上で印刷される。印刷されたチャートにおいて、図9(b)に示した領域は、図9(c)のような配置となっている。この場合、識別番号「−2」に対応する縦線ペアが他のペアよりも最もずれ無く重なっている。つまり、中央位置におけるイエローの印刷位置ずれは、装置が想定するシアンの印刷位置よりも、主走査方向で2画素分右にずれている。つまり中央位置におけるイエローの印刷位置は、シアンの印刷位置に対して2画素分、現状よりも左にずらすように修正すべきである。
このような修正を行うべく、実施例1と同じく、ユーザーは、印刷されたチャートを目視し、複数の縦線ペアのなかで最もずれ無く重なっているペアを特定し、そのペアの識別番号を目視色ずれ量として操作部140に入力する。本実施例においても、識別番号の入力は、各領域について行われる。操作部140における識別番号の入力画面例を、図7に示す。なお実施例1で説明した図7の画面は、走査線の湾曲による副走査方向のずれを補正するための識別番号の入力画面であり、本実施例での説明における走査線の伸縮による主走査方向のずれを補正するための識別番号の入力画面とは別の画面である。重要なのは、実施例1においても本実施例においても、主走査方向の異なる複数位置における色ずれを補正するための情報を、その複数位置のそれぞれに対応させてユーザーが入力することである。
図9(c)の印刷されたチャートにおける中央位置については、識別番号「−2」がユーザーによって操作部140に入力される。入力された識別番号(目視色ずれ量)から主走査方向の歪みを示す歪み情報を修正する修正情報の算出方法については、図10を用いて後述する。
<主走査方向の歪み情報の修正>
図10は、主走査方向の歪み情報の修正の処理フローを表したものである。本処理フローはMFP100において、制御部110とプリンタ制御部210のフローとが連携することで成り立つ。制御部110はHDD115に記憶されたプログラムがRAM112に展開されてCPU111に実行されることで実現され、プリンタ制御部210は記憶部215に記憶されたプログラムがRAM212に展開されてCPU211に実行されることで実現される。
ステップS901において、MFP100はビットマップ900に基づいてチャートの印刷を行う。この印刷の際にはMFP100は、実施例1と同様に、プリンタエンジン220が記憶している第1の歪み情報と修正情報を用いてビットマップ900に対して歪み補正(画素片挿抜)を行ったうえで、チャートを印刷する。実施例1との違いは、用いられる歪み情報が、第2の歪み情報とは異なる主走査方向の歪み情報であること、歪み補正が副走査方向の画素のシフトではなくて画素片挿抜であることである。また、歪み情報(変倍値)を用いた画素片挿抜を行うのが制御部110でなく、プリンタ制御部210であることも実施例1と異なる。お画素片挿抜による歪み補正において用いられる主走査方向の歪み情報は、プリンタエンジン220に記憶される変倍値および記憶部215に記憶される微小変倍値の合計値である。ここでは、説明の便宜上、微小変倍値は全てのプロセスカラーおよび区間について「0」が設定されている。
ステップS902において、操作部140は、印刷されたチャートを目視確認したユーザーから、目視色ずれ量(識別番号)の入力を受け付ける。ここでは、図7に示される識別番号の入力が行われる。
ステップS903において、制御部110は、操作部140から目視色ずれ量を受信し、目視色ずれ量入力完了通知をプリンタ制御部210へ送信する。
ステップS904において、プリンタ制御部210は、制御部110からの通知を受信したことに応じ、目視色ずれ量を制御部110から取得する。
ステップS905において、プリンタ制御部210は、目視色ずれ量を記憶部215に記憶する。
ステップS906において、プリンタ制御部210は、記憶された目視色ずれ量から、各プロセスカラーの微小変倍値を算出する。この算出について、シアンの微小変倍値の算出を例に説明する。
シアンの微小変倍値の算出に関わる目視色ずれ量は、ビットマップ900の上段の3つの領域についてのものである。図7によれば、左の領域から順に「0」、「−2」、「0」がシアン−イエロー間の目視色ずれ量が入力される。つまり、主走査方向の画像両端においてはシアンとイエロー簡に色ずれは生じていないが、中央において、イエローの印刷位置がシアンの印刷位置よりも右(主走査方向で正の方向)に2画素分ずれている。つまり、シアンの印刷位置をイエローの印刷位置に比べて2画素分だけ主走査方向(右)にずらすと色ずれの無い画像を印刷できるようになる。ここで基準色は実施例1と同様にイエローである。したがって、両端ではずれの無いシアンの印刷位置をイエローの印刷位置に対して中央位置で2画素分だけ右にずらすシアンの画像データに対する画素片挿抜のために、図4の各区間607〜610に対応する修正変倍値を算出する。すなわち、図4の区間607、608に対応するシアンの画像データに合計1画素分の画素片データを挿入し、区間609、610に対応するシアンの画像データから合計1画素分の画素片データを間引くような微小変倍値が算出される。例えば、区間607、608、609、610それぞれに対応するシアンの微小変倍値は、+4分の3画素、+4分の1画素、−4分の1画素、−4分の3画素と算出される。しかしこの値に限定されない。プリンタ制御部210は、このような微小変倍値を基準色に対する他のプロセスカラーそれぞれについて行う。
ステップS907において、プリンタ制御部210は、S906で算出された微小変倍値を、プリンタエンジン220に記憶されている変倍値に加算することで、最終的な微小変倍値を算出する。そしてプリンタ制御部210は、記憶部215に最終的な変倍値を設定する。このようにして設定された変倍値は、以降の印刷の際に、主走査方向の歪み補正を行う際に用いられる。
本フローではプリンタ制御部210が微小変倍値を算出する責務を負うが、これに限定するものではない。
(実施例3)
本実施例のMFP100は、実施例1の修正情報(3点情報の修正情報)の算出フローと実施例2の修正情報(微小変倍値)の算出フローとを組み合わせて実行する。
MFP100は、まず、実施例2で説明した微小変倍値の算出を行う。次に、MFP100は、その算出された微小変倍値と予め記憶されている変倍値とを合算した最終的な微小変倍値を用いてビットマップ900のチャートを印刷する。そして、ユーザーは、このチャートを目視し、全ての領域についてプロセスカラー間の色ずれが発生していないとユーザーが判断した場合に、MFP100の操作部140に、主走査方向の歪み情報の修正(修正情報の算出)が完了したことを示す情報を入力する。この入力は例えば、操作部140に表示されるOKボタンのタッチによって行われる。
OKボタンがタッチされない場合には、MFP100は、再度、実施例2の修正情報の算出フローを行う。もし操作部140がキャンセルボタンを表示しておりそれをユーザーがタッチしたならば、主走査方向の修正情報の更新は行われずに処理は終了する。この場合、MFP100は、実施例1の修正情報の算出フローを実行しても、しなくても良い。
OKボタンがタッチされた場合には、MFP100は、実施例1の修正情報の算出フローを実行する。
このように、実施例1の修正情報の算出フローの前に実施例2の修正情報の算出フローをMFP100が実行するので、主走査方向の画像の伸縮歪みの影響を取り除いた上で、副走査方向の画像の湾曲歪みの修正情報の算出が行える。その結果、実際の走査線の湾曲特性に近い修正情報を算出することができる。
(その他の実施例)
上記の実施例では、チャート印刷のためのビットマップ700、720に配置されたパターンは、2つのプロセスカラーの線で構成されていた。しかし、線ではなく他の画像オブジェクトでも良い。例えば、画像オブジェクトは十字のオブジェクトでもよく、2つのプロセスカラー間のずれ(あるいは一致)の程度を目視できるものであれば、どのような形状でも良い。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明の画像形成装置は、1プロセスカラー画像オブジェクトおよび第2プロセスカラー画像オブジェクトを含むパターンが、主走査方向における少なくとも3つの位置それぞれに配置されたチャートを印刷する印刷手段と、印刷されたチャートに配置される前記パターンに基づく、前記少なくとも3つの位置それぞれに対応する前記第1プロセスカラーおよび前記第2プロセスカラーの間の色ずれ補正に関する報を、ユーザーから受け付ける受け付け手段と、受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーおよび第2プロセスカラーの間の色ずれ補正を行う補正手段と、を有することを特徴とする。

Claims (15)

  1. それぞれが第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、主走査方向における複数の位置それぞれに配置されたチャートを印刷する印刷手段と、
    印刷されたチャートに配置される各パターンに基づく、前記複数の位置それぞれに対応する前記第1プロセスカラーおよび前記第2プロセスカラーの間の色ずれ補正に関する複数の情報を、ユーザーから受け付ける受け付け手段と、
    受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーおよび第2プロセスカラーの間の色ずれ補正を行う補正手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷手段は、所定のビットマップを印刷することで前記チャートを印刷し、
    前記所定のビットマップは、前記複数の位置それぞれに対応する複数の領域を含み、
    各領域には、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、複数含まれ、
    前記複数の領域のうちの1つの領域に含まれる前記複数のパターンのそれぞれは、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトと前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトとの間の副走査方向の距離が異なるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの特性を算出し、算出された前記特性に基づいて前記第1プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトすることで前記色ずれ補正を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第2プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの特性を算出し、算出された前記特性に基づいて前記第2プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトすることで前記色ずれ補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの第1の特性および前記第2プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの第2の特性を記憶する第1の記憶手段と、
    前記チャートに対応する所定のビットマップを記憶する第2の記憶手段と、
    を有し、
    前記補正手段は、
    前記記憶された第1の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第1プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
    前記記憶された第2の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第2プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
    前記印刷手段は、前記補正手段によって画素のシフトが行われた前記所定のビットマップに基づく印刷を行うことで前記チャートを印刷することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1プロセスカラーは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうちの4色の何れか1つのプロセスカラーであって、
    前記第2のプロセスカラーは、前記第1のプロセスカラーとは異なる前記4色の何れか1つのプロセスカラーであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 主走査方向における前記複数の位置は、主走査方向における異なる3つの位置であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. それぞれが第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、主走査方向における複数の位置それぞれに配置されたチャートを印刷する印刷工程と、
    印刷されたチャートに配置される各パターンに基づく、前記複数の位置それぞれに対応する前記第1プロセスカラーおよび前記第2プロセスカラーの間の色ずれ補正に関する複数の情報を、ユーザーから受け付ける受け付け工程と、
    受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーおよび第2プロセスカラーの間の色ずれ補正を行う補正工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  9. 前記印刷工程は、所定のビットマップを印刷することで前記チャートを印刷し、
    前記所定のビットマップは、前記複数の位置それぞれに対応する複数の領域を含み、
    各領域には、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトおよび前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトを含むパターンが、複数含まれ、
    前記複数の領域のうちの1つの領域に含まれる前記複数のパターンのそれぞれは、前記第1プロセスカラーからなる画像オブジェクトと前記第2プロセスカラーからなる画像オブジェクトとの間の副走査方向の距離が異なるように配置されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  10. 前記補正工程は、受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第1プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの特性を算出し、算出された前記特性に基づいて前記第1プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトすることで前記色ずれ補正を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成方法。
  11. 前記補正工程は、受け付けられた前記複数の情報に基づいて、前記第2プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの特性を算出し、算出された前記特性に基づいて前記第2プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトすることで前記色ずれ補正を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 前記第1プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの第1の特性および前記第2プロセスカラーの副走査方向の印刷位置ずれの第2の特性を記憶する第1の記憶工程、
    前記チャートに対応する所定のビットマップを記憶する第2の記憶工程と、
    を有し、
    前記補正工程は、
    前記記憶された第1の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第1プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
    前記記憶された第2の特性に基づいて、前記記憶された所定のビットマップにおける前記第2プロセスカラーのビットマップに含まれる画素を副走査方向にシフトし、
    前記印刷工程は、前記補正手段によって画素のシフトが行われた前記所定のビットマップに基づく印刷を行うことで前記チャートを印刷することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成方法。
  13. 前記第1プロセスカラーは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうちの4色の何れか1つのプロセスカラーであって、
    前記第2のプロセスカラーは、前記第1のプロセスカラーとは異なる前記4色の何れか1つのプロセスカラーであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成方法。
  14. 主走査方向における前記複数の位置は、主走査方向における異なる3つの位置であることを特徴とする請求項8乃至13の何れか1項に記載の画像形成方法。
  15. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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