JP2010056672A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
縁取られた部分の画像情報の欠落を最小限に留め、認識される特徴画像の可読性を維持することが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】
画像読取装置による読取対象としての特徴画像を形成する特徴データを画像データから抽出する特徴データ抽出部と、特徴画像の輪郭画像を形成する輪郭データを画像データから抽出する輪郭データ抽出部と、輪郭データ抽出部により抽出された輪郭データに基づき、輪郭画像の画像濃度を変更する画像濃度変更部と、を有することを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は画像データを処理する画像処理装置に関するものである。
従来、例えば、スキャナやバーコードリーダといった画像読取装置による読取対象の特徴画像を含む画像の印刷において、当該画像読取装置が正確に特徴画像を読取ることができるように、特徴画像の輪郭を白色に縁取って印刷する画像処理装置があった。
例えば、特許文献1には、特徴画像としての文字の認識を容易化するモノクロプリンタにおけるカラー画像の2値化方法についての発明が開示されており、認識される文字の周辺を白色で縁取るように印刷することで文字と下地部とが分離されることになり、文字を確実に認識することができる旨が記載されている。
特開2001−28686号公報
しかしながら、上記のように認識される特徴画像の周辺を白色で縁取るように印刷すると、縁取られた部分の画像情報は完全に欠落することになり、可読性を失うといった問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、縁取られた部分の画像情報の欠落を最小限に留め、認識される特徴画像の可読性を維持することが可能な画像処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明にかかる画像処理装置は、画像読取装置による読取対象としての特徴画像を形成する特徴データを画像データから抽出する特徴データ抽出部と、特徴画像の輪郭画像を形成する輪郭データを画像データから抽出する輪郭データ抽出部と、輪郭データ抽出部により抽出された輪郭データに基づき、輪郭画像の画像濃度を変更する画像濃度変更部と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる画像処理装置は、画像読取装置による読取対象としての特徴画像を形成する特徴データを画像データから抽出する特徴データ抽出部と、特徴画像の輪郭画像を形成する輪郭データを画像データから抽出する輪郭データ抽出部と、輪郭画像の色味を変更する色味変更部と、を有することを特徴とする。
本発明の画像処理装置によれば、縁取られた部分の画像情報の欠落を最小限に留め、認識される特徴画像の可読性を維持することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明のプリンタ100を用いて印刷された印刷画像の一例を図示したものである。この印刷画像は、黒単色(K(ブラック))により組成される特徴画像と、プロセスカラー(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン))により組成される背景画像と、目視で確認できる程度の薄い濃度のプロセスカラーで印刷された背景画像からなる外形画像とに分けられる。外形画像は、特徴画像と背景画像との境界画像である。
図1−1は、図1で示した文字「A」の一部分を示す部分拡大図であり、輪郭画像は、「A」の外側部分(白色部分)である。そして、縁取画像は、輪郭画像の外側部分(白色ならびに黒色の網掛け部分)である。さらに、輪郭画像と特徴データに対し1と0との値を反転させた反転特徴画像との論理積をとった画像を外形画像(白色の網掛け部分)とする。
上記のプロセスカラーより組成される画像の濃度を薄める補正方法としては、様々な補正方法が考案されており、これらの補正方法の中で濃度補正、階調補正が一般的である。濃度補正とは、印刷データに含まれる各ドットのサイズ、つまり、プリンタ100が備える露光装置内の光源から感光体ドラムに対して照射される光量を調節することにより、記録媒体の各ドットに付着するトナー量を変更する補正である。これに対して階調補正とは、印刷データに含まれる単位面積あたりのドット数量を調節することにより、記録媒体に付着するトナー密度を変更する補正である。本発明においては、外形画像の色味をできる限り失うことがなく、濃度を薄めて印刷を行う必要があるため、印刷データに含まれる各ドットのサイズを補正する階調補正を行うものとする。
図2は、第1の実施形態にかかる画像処理装置としてのプリンタ100の要部構成を説明する機能ブロック図である。プリンタ100は、感光体ドラム上に形成された画像データに基づく静電潜像にトナーを付着させ、付着したトナーを記録媒体に転写後、熱や圧力等を記録媒体に付与することにより、記録媒体に転写されたトナーを定着させる電子写真方式の画像処理装置である。
図2に示すように、プリンタ100は、入出力I/F部110と、CPU(Central Processing Unit)120と、ROM(Read Only Memory)130と、RAM(Random Access memory)140と、プリンタコントローラ150と、プリンタエンジン160と備え、これらの各部材はデータバス170を介して接続されている。
入出力I/F部110は、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続されたホストコンピュータ200とのデータ通信を行う。
CPU120は、ROM130内に格納された制御プログラムを実行することにより、プリンタ100全体を制御する。
ROM130は、プリンタ100全体を制御するための制御プログラム等が格納される不揮発性のメモリ領域である。
RAM140は、プリンタ100の主記憶部であり、CPU120がROM130に格納された制御プログラムを実行する際にワーキングエリアとして使用されるメモリ領域である。そして、RAM140は、受信データ格納部141、背景データ格納部142、特徴データ格納部143、外形データ格納部144、ドット補正特定テーブル格納部145、ドット補正テーブル格納部146、印刷データ格納部147を形成する。
受信データ格納部141は、プリンタ100が入出力I/F部110を介してホストコンピュータ200から受信した画像データを格納する。
背景データ格納部142は、後述する背景データ抽出部151が抽出した背景データを格納する。背景データは受信した画像データ内において、図1に示す背景画像と外形画像とを合わせた部分の画像をデータ形式にしたものを表し、受信データ全体から後ほど説明する特徴データを除く画素の塊とする。
特徴データ格納部143は、後述する特徴データ抽出部152が抽出した特徴データを格納する。特徴データは受信した画像データ内において、図1に示す特徴画像をデータ形式にしたものを表し、受信データからビデオカウント値がK(黒色)100%となる画素を塊として抽出したものである。
外形データ格納部144は、特徴データの周囲部分に相当するデータを格納する。外形データは受信した画像データ内において、図1に示す外形画像をデータ形式にしたものを表す。外形画像は特徴画像の外形をとり、この外形部分に濃度補正した背景データを付与することによって作成される。
ドット補正特定テーブル格納部145は、ドット補正特定テーブルを格納する。ドット補正特定テーブルは背景データ格納部142に格納された背景データと外形データ格納部144に格納された外形データとに基づいて作成され、外形データの所定ドットが、ドットサイズの変更を伴うドットか否かを2値化してテーブル化したものである。
ドット補正テーブル格納部146は、ドット補正テーブルを格納する。ドット補正テーブルは背景データ格納部142に格納された背景データと外形データ格納部144に格納された外形データとに基づき、外形データの各ドットのドットサイズをテーブル化したものである。
印刷データ格納部147は、プリンタエンジン160に出力される印刷データを格納する。印刷データはドット補正テーブルに基づき、ドットサイズが変更された外形データ、特徴データ、並びに背景データが合成されたものである。
プリンタコントローラ150は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のシステムLSIを使用することができ、プリンタエンジン160を制御する。また、プリンタコントローラ150は受信した画像データから所定データの抽出、当該データの外形抽出等の制御、印刷データ領域の一部の画像の濃度変更処理、抽出された各々のデータの処理、さらには、これらの処理されたデータを印刷データとするべく、データの合成を行う。
そして、プリンタコントローラ150は、図3に示すように、背景データ抽出部151、特徴データ抽出部152、輪郭抽出部153、縁取生成部154、外形生成部155、ドット補正特定部156、ドット補正部157、画像合成部158を備える。
背景データ抽出部151は、ホストコンピュータ200から送信された画像データから背景データを抽出する。
特徴データ抽出部152は、ホストコンピュータ200から送信された画像データから特徴データを抽出する。
輪郭抽出部153は、特徴データより生成される特徴画像の輪郭に相当する輪郭画像を輪郭データとして抽出する。
縁取生成部154は特徴画像の輪郭に基づき、特徴画像の外側に相当する縁取画像を2値化した縁取データとして生成する。
外形生成部155は、背景データと縁取データとを合成したデータであって、特徴画像の外形となる外形画像を2値化した外形データとして生成する。
ドット補正特定部156は、外形生成部155において生成した外形データに基づき、外形画像の所定ドットが、ドットサイズの変更を伴うか否かを2値化することによって表現したものをテーブル形式で作成する。
ドット補正部157は、背景データと外形データとに基づき、外形データの所定ドットのドットサイズをテーブル形式で作成する。
画像合成部158は、ドットサイズを補正した背景データと特徴データとを合成する。合成されたこれらのデータは印刷データとしてプリンタエンジン160の出力される。
プリンタエンジン160は、CPU120の制御により、プリンタコントローラ150において作成された印刷データに基づく画像を記録媒体に形成するユニットである。
データバス170は、画像データをはじめとする各種データを伝送する通信路である。
次に、プリンタ100における画像処理について図4のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS101において、プリンタ100はホストコンピュータ200で作成された画像データを入出力I/F部110を介して受信し、受信した画像データを受信データ格納部141に格納する。
そして、特徴データ抽出部152は受信データ格納部141から画像データを読出し、当該画像データから特徴データを抽出する。同様に、背景データ抽出部151は当該画像データから背景データを抽出する(ステップS102)。なお、特徴データは画像データからビデオカウント値がK100%となる画素の塊を抽出したのであり、また、背景データは画像データの中で特徴データを除く画素の塊とする。この特徴データ及び背景データの抽出順序としては、まず、画像データの各画素のビデオカウント値、すなわち、各色トナーの濃度が読み出される。ビデオカウント値の読出しが完了すると、特徴データ抽出部152は、画像データの中でビデオカウント値がK100%となる画素の塊を特徴データとして抽出する。そして、背景データ抽出部151は、画像データの中で特徴データ抽出部152が抽出した特徴データを除く画素の塊を背景データとして抽出する。
次に、特徴データ抽出部152が抽出した特徴データに基づき、輪郭抽出部153は特徴画像の輪郭を輪郭データとして抽出する(ステップS103)。なお、輪郭抽出部153による輪郭データの抽出処理については後ほど詳細に説明する。
輪郭抽出部153により、特徴画像の輪郭データが抽出されると、縁取生成部154は特徴画像の縁取を行い、外形生成部155は縁取生成部154により生成された縁取データを元に外形データを作成する(ステップS104)。なお、外形生成部155による外形データの作成処理については後ほど詳細に説明する。
次に、濃度補正した背景画像をステップS104の処置にて作成された外形データに付与するため、ドット補正特定部156は濃度補正するドットを特定するためのドット補正対象特定テーブルを作成する(ステップS105)。なお、ドット補正特定部156による濃度補正されるドットの特定処理については後ほど詳細に説明する。
そして、濃度補正した背景画像をステップS104の処理にて作成された外形データに付与するために、ステップS105の処理にて作成したドット補正対象特定テーブルに基づき、ドット補正部157は、外形データの各々のドットをどのようなドットサイズにて印刷するかどうかが設定されたドット補正テーブルを作成する(ステップS106)。なお、ドット補正部157によるドット補正テーブル作成処理については後ほど詳細に説明する。そして、ドット補正部157は、ステップS106の処理において作成されたドット補正テーブルに基づき、外形データ部分にドット補正された背景データを付与する(ステップS107)。
次に、画像合成部158は、ステップS102の処理において抽出された背景データ及び特徴データとステップS107の処理おいてドット補正された外形データとを合成し、印刷データを作成する(ステップS108)。
ステップS108において作成された印刷データはプリンタエンジン160に出力され、プリンタエンジン160はプリンタコントローラ150の制御に基づき印刷データを記録媒体に印刷する(ステップS109)。
ここで、図4中のステップS103にかかる輪郭抽出部153による輪郭データの抽出処理について図5のフローチャートを用いて説明する。まず、輪郭抽出部153は、受信した画像データに対して当該画像データを構成する各点が印刷すべきデータを有する場合には1、印刷すべきデータを有さない場合には0に2値化したテーブル形式の特徴データを作成する。ここで、特徴データは横N行、縦M列から構成される画像データであり、その画像データの各点は横方向をx、縦方向をyとした座標r(x,y)で表現されるものとする。なお、画像データの各点を印刷方向で表現すると、横方向であるxは主走査方向、縦方向であるyは副走査方向と表現することができる(ステップS201)。
ステップS202において、輪郭抽出部153は、座標s(x,y)で表される輪郭データとして新規にN行×M列の2値のデータ領域を作成し、その点の値を全て0にする。
次に、輪郭抽出部153は特徴データの座標r(x,y)を特徴データの開始位置に指定する(ステップS203、ステップS204)。
そして、輪郭抽出部153は任意の位置の座標r(x,y)で表される特徴データの各点の値が0であるか否かを判別する。ここで、特徴データの座標r(x,y)における点の値が1である場合(ステップS205 No)、輪郭抽出部153による処理はステップS208に移行する。一方、特徴データの座標r(x,y)における点の値が0である場合(ステップS205 Yes)、輪郭抽出部153による処理はステップS206に移行する。
特徴データの座標r(x,y)における点の値が0である場合(ステップS205 Yes)、輪郭抽出部153は、特徴データの座標r(x,y)に隣接する4つの座標(x,y−1)、(x−1,y)、(x+1,y)、(x,y+1)における点のうち、何れかの点の値が1であるか否かを判別する。ここで、隣接する4つの全ての点の値が0である場合(ステップS206 No)、輪郭抽出部153による処理はステップS208に移行する。一方、隣接する4つの何れかの点の値が1である場合(ステップS206 Yes)、輪郭抽出部153は輪郭データの座標s(x,y)の値を1に設定する(ステップS207)。
次に、輪郭抽出部153は特徴データのx座標を横方向にインクリメントする(ステップS208)。
そして、輪郭抽出部153は、インクリメントしたx座標の値が行数のNよりも大きくなったか否かを判別する。ここで、x座標の値が行数のN以下である場合(ステップS209 No)、輪郭抽出部153は、ステップS205からステップS208までの処理を繰り返す。一方、x座標の値が行数のNよりも大きくなった場合(ステップS209 Yes)、輪郭抽出部153は特徴データのy座標の値を縦方向にインクリメントする(ステップS210)。
次に、輪郭抽出部153はインクリメントしたy座標の値が列数のMよりも大きくなったか否かを判別する。ここで、y座標の値が列数のMよりも大きくなった場合(ステップS211 Yes)、輪郭抽出部153による処理は終了する。一方、y座標の値が列数のM以下である場合(ステップS211 No)、輪郭抽出部153は、ステップS204からステップS210までの処理を繰り返す。
ここで、図5で説明した輪郭抽出部153による輪郭データの抽出処理について図6を用いてさらに説明する。図6(a)は図1で示した文字「A」の一部分(実線で囲んだ部分)を表す部分拡大図である。なお、ここでの説明においては、理解を容易とするために、模式的に画像データを構成する各点を実際の印刷に用いられる画素よりも大きな画素サイズの画素で表すものとする。
例えば、図6(a)に示すような各画素から構成される画像データにおいて、各画素が印刷すべきデータを有する場合を1、印刷すべきデータを有さない場合を0とした場合、当該画像データに相当する特徴データは、図6(b)に示すような座標r(x,y)で表現することができる。
ここで、図5のステップS204からステップS10で説明した処理を特徴データの座標r(x,y)に対して施すと、図6(c)に示すような輪郭データを得ることができる。図6(d)は、図6(c)に示した輪郭データの座標s(x,y)の値が1の部分を可視化したものである。図6(d)に示すように、輪郭データは、特徴データで表される画像データと後述する外形データとの境界部分に相当する2値化データであり、後述する外形データの生成に用いられる。
次に、図4中のステップS104にかかる縁取生成部154、外形生成部155による外形データの作成処理について図7のフローチャートを用いて説明する。まず、縁取生成部154は前述したN行×M列から構成される輪郭データを輪郭抽出部153から受け取るとともに(ステップS301)、座標t(x,y)で表される縁取データとして新規にN行×M列の2値のデータ領域を作成し、輪郭データの各点の値をコピーする(ステップS302)。
次に、縁取生成部154は輪郭データの座標s(x,y)を輪郭データの開始位置に指定する(ステップS303、ステップS304)。
そして、縁取生成部154は任意の位置の座標s(x,y)で表される輪郭データの各点の値が0であるか否かを判別する。ここで、輪郭データの座標s(x,y)における点の値が1である場合(ステップS305 No)、縁取生成部154による処理はステップS308に移行する。一方、輪郭データの座標s(x,y)における値が0である場合(ステップS305 Yes)、縁取生成部154による処理はステップS306に移行する。
輪郭データの座標s(x,y)における点の値が0である場合(ステップ305 Yes)、縁取生成部154は、輪郭データの座標s(x,y)に隣接する4つの座標(x,y−1)、(x−1,y)、(x+1,y)、(x,y+1)における点のうち、何れかの点の値が1であるか否かを判別する。ここで、隣接する4つの全ての点の値が0である場合(ステップS306 No)、縁取生成部154による処理はステップS308に移行する。一方、隣接する4つの何れかの点の値が1である場合(ステップS306 Yes)、縁取生成部154は縁取データの座標t(x,y)の値を1に設定する(ステップS307)。
次に、縁取生成部154は輪郭データのx座標を横方向にインクリメントする(ステップS308)。
そして、縁取生成部154は、インクリメントしたx座標の値が行数のNよりも大きくなったか否かを判別する。ここで、x座標の値が行数のN以下である場合(ステップS309 No)、縁取生成部154は、ステップS305からステップS308までの処理を繰り返す。一方、x座標の値が行数Nよりも大きくなった場合(ステップS309 Yes)、縁取生成部154は輪郭データのy座標の値を縦方向にインクリメントする(ステップS310)。
次に、縁取生成部154はインクリメントしたy座標の値が列数のMよりも大きくなったか否かを判別する。ここで、y座標の値が列数のM以下である場合(ステップS311 No)、縁取生成部154は、ステップS304からステップS310までの処理を繰り返す。一方、y座標の値が列数のMよりも大きくなった場合(ステップS311 Yes)、縁取生成部154は、生成した縁取データを外形生成部155に渡す。
縁取生成部154から縁取データを受け取った外形生成部155は当該縁取データと、特徴データを構成する各点が保持する1と0との値を反転させた特徴反転データと、の論理積を取り、座標g(x,y)で表される外形データを生成する(ステップS312)。
ここで、図7で説明した縁取生成部154、及び外形生成部155による外形データの作成処理について図8を用いてさらに説明する。なお、ここでの説明においては、図6(c)で示した輪郭データの座標s(x,y)を用いて説明する。
図8(e)は、図6(c)に示した輪郭データの座標s(x,y)に相当する。この輪郭データの座標s(x,y)に対してステップS304からステップS310で説明した処理を施すと、図8(f)に示すような縁取データを得ることができる。そして、外形生成部155は、生成した縁取データと、図8(g)に示す特徴データを構成する各点が保持する1と0との値を反転させた特徴反転データと、の論理積を取り、図8(h)に示す外形データを生成する。図8(i)は、図8(h)に示した外形データの座標g(x,y)の値が1の部分を塗りつぶしたたものである。図8(i)に示すように、外形データは、輪郭データと背景画像を構成する背景データとの間の部分に相当する2値化データであり、後述するドット補正対象特定データの生成に用いられる。
ここで、図4中のステップ105にかかるドット補正特定部156によるドットサイズを小さくした背景画像を外形データからなる外形画像に相当する部分に生成させるために、ドット補正対象を特定するドット補正対象特定データを作成する処理について図9のフローチャートを用いて説明する。まず、ドット補正特定部156はホストコンピュータ200から受信した画像データに対して画像データを構成する各点が印刷すべきプロセスカラー(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン))のデータを有する場合には1、印刷すべきデータを有しない場合には0に2値化したテーブル形式の背景データを作成する。なお、背景データはプロセスカラー毎に作成され、Y(イエロー)はjy(x,y)、M(マゼンタ)はjm(x,y)、C(シアン)はjc(x,y)とする(ステップS401)。
次に、ドット補正特定部156は前述したN行×M列から構成される外形データを外形作成部155から受けとるとともに(ステップS402)、座標h(x,y)で表されるドット補正対象特定データとして新規にN行×M列の2値化のデータ領域を作成する(ステップS403)。
次に、ドット補正特定部156はドット補正対象特定データの座標h(x,y)をドット補正対象特定データの開始位置に指定する(ステップS404、ステップS405)。
そして、ドット補正特定部156は任意の位置の座標jy(x,y)、jm(x,y)、jc(x,y)で表される背景データの各点の値が1であるか否かを判別する。ここで、背景データの座標jy(x,y)、jm(x,y)、jc(x,y)における点の値が0である場合(ステップS406 No)、ドット補正特定部156による処理はステップS409に移行する。一方、背景データの座標jy(x,y)、jm(x,y)、jc(x,y)における点の値が1である場合(ステップS406 Yes)、ドット補正特定部156による処理はステップS407に移行する。
背景データの座標jy(x,y)、jm(x,y)、jc(x,y)における点の値が1である場合(ステップS406 Yes)、ドット補正特定部156は、座標g(x,y)で表される外形データの各点の値が1であるか否かを判別する。ここで、外形データの座標g(x,y)における点の値が0である場合(ステップS407 No)、ドット補正特定部156による処理はステップS409に移行する。一方、外形データの座標g(x,y)における点の値が1である場合(ステップS407 Yse)、ドット補正特定部156はドット補正を行うべく、ドット補正対象特定データの座標h(x,y)の値を1に設定する(ステップS408)。
また、ステップS406、ステップS407において、背景データの座標jy(x,y)、jm(x,y)、jc(x,y)における点の値が0である場合、外形データg(x,y)における点の値が0である場合、ドット補正特定部156はドット補正は行わないものとして、ドット補正対象特定データの座標h(x,y)の値を0に設定する(ステップS409)。
次に、ドット補正特定部156は背景データ及び外形データのx座標を横方向にインクリメントする(ステップS410)。
そして、ドット補正特定部156は、インクリメントしたx座標の値が行数のNよりも大きくなったか否かを判別する。ここで、x座標の値が行数のN以下である場合(ステップS411 No)、ドット補正特定部156は、ステップS406からステップS410までの処理を繰り返す。一方、x座標の値が行数のNよりも大きくなった場合(ステップS411 Yes)、ドット補正特定部156は背景データ及び外形データのy座標を縦方向にインクリメントする(ステップS412)。
次に、ドット補正特定部156はインクリメントしたy座標の値が列数のMよりも大きくなったか否かを判別する。ここで、y座標の値が列数のM以下である場合(ステップS413 No)、ドット補正特定部156は、ステップS405からステップS412までの処理を繰り返す。一方、y座標の値が列数のMよりも大きくなった場合(ステップS413 Yes)、ドット補正特定部156は、ドット補正対象特定データの作成を終了する。
ここで、図4中のステップS106にかかるドット補正部157によるドットサイズを小さくした背景画像を外形データからなる外形画像に相当する部分に生成させるために、ドット補正特定部156が生成したドット補正対象特定データに基づきドット補正データをテーブル形式にて作成する処理について図10のフローチャートを用いて説明する。まず、ドット補正部157はホストコンピュータ200から受信した画像データに対して全座標のドットサイズをテーブル形式にしたドット補正データを作成する。なお、当該補正データはf’(X,Y)とする。また、ドット補正データにおけるドット補正前のドットサイズは均一であり、その値を“600dpi相当”とする(ステップS501)。
次に、ドット補正部157は前述したN行×M列から構成されるドット補正対象特定データをドット補正特定部156から受け取るとともに(ステップS502)f(x,y)で表されるドットデータとして新規にN行×M列のドットサイズデータを作成し、ドット補正データの各点の値をコピーする(ステップS503)。
次に、ドット補正部157はドット補正データの座標f’(x,y)をドット補正データの開始位置に指定する(ステップS504、ステップS505)。
そして、ドット補正部157は座標f’(x,y)で表されるドット補正データの各点の値が0であるか否かを判別する。ここで、ドット補正データの座標f’(x,y)における点が0である場合(ステップS506 Yes)、ドット補正部157による処理はステップS509に移行する。一方、ドット補正データの座標f’(x,y)における点の値が1である場合(ステップS506 No)、ドット補正部157による処理はステップS507に移行する。
ドット補正データの座標f’(x,y)における点の値が1である場合(ステップS506 No)、ドット補正部157は、座標h(x,y)で表されるドット補正対象特定データの各点の値が1であるか否かを判別する。ここで、ドット補正対象特定データの座標h(x,y)における点の値が0である場合(ステップS507 No)、ドット補正部157による処理はステップS510に移行する。一方、ドット補正対象特定データの座標h(x,y)における点の値が1である場合(ステップS507 Yes)、ドット補正部157は、f(x,y)のドットサイズを“600dpi相当”よりもドットサイズが小さい“1200dpi相当”に変更する(ステップS508)。なお、ドットサイズを“600dpi相当”から“1200dpi相当”に変更する場合には、例えば、ドット径自体を小さくする方法や、図示せぬ露光装置の露光エネルギーを小さくする方法等によってドットサイズを変更することができる。
ここで、ドット補正データの座標f’(x,y)における点の値が0である場合(ステップS506 Yes)、ドット補正部157はドットが自体が無いものとして、ドット補正データの値を0とする(ステップS509)。
また、ドット補正対象特定データの座標h(x,y)における点の値が0である場合(ステップS507 No)、ドット補正部157はドットサイズの変更は無いものとして、f(x,y)のドットサイズを“600dpi相当”とする(ステップS510)。
次に、ドット補正部157はドット補正データ及びドット補正対象特定データのx座標を横方向にインクリメントする(ステップS511)。
そして、ドット補正部157は、インクリメントしたx座標の値が行数のNよりも大きくなったか否かを判別する。ここで、x座標の値が行数のN以下である場合(ステップS512 No)、ドット補正部157は、ステップS506からステップS511までの処理を繰り返す。一方、x座標の値が行数のNよりも大きくなった場合(ステップS512 Yes)、ドット補正部157はドット補正データ及びドット補正対象特定データのy座標を縦方向にインクリメントする(ステップS513)。
次に、ドット補正部157はインクリメントしたy座標の値が列数のMよりも大きくなったか否かを判断する。ここで、y座標の値が列数のM以下である場合(ステップS514 No)、ドット補正部157は、ステップS505からステップS513までの処理を繰り返す。一方、y座標の値が列数のMよりも大きくなった場合(ステップS514 Yes)、ドット補正部157は、ドット補正データの作成を終了する。
以上のように、第1の実施形態によれば、画像読取装置により認識される特徴画像の縁取部分を目視にて判別できる程度に薄い濃度で印刷するため、縁取られた部分の画像情報の欠落を最小限に留め、認識される特徴画像の可読性を維持することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態においては、特徴データの周囲に位置する外形データ(縁取部分)には、濃度が薄められた背景画像が印刷されることになるが、第2の実施形態における特徴データの周囲に位置する外形データは、特徴データの補色にて印刷が行われる。なお、補色とは、所定の色に対する色相環で正反対に位置する関係の色と定義する。本実施形態においては、特徴データを構成する色味を分析し、この分析結果に基づいて、数通りの主要な色味に場合分けする。外形データは、場合分けされた主要な色味の補色を用いて印刷される。また、第1の実施形態における特徴データの色味は、黒単色にて印刷する場合に限定して説明したが、第2の実施形態における特徴データの色味は、黒単色若しくはプロセスカラーである。
第2の実施形態にかかるプリンタ1100の要部構成は、第1の実施形態にかかるプリンタ100と略同一である。したがって、同一な箇所には同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について説明する。
図11は、第2の実施形態にかかるプリンタ1100の要部構成を説明する機能ブロック図である。プリンタ1100は、第1の実施形態にかかるプリンタ100が備えるRAM140及びプリンタコントローラ150に代えて、RAM1140及びプリンタコントローラ1150を備える。
RAM1140は、プリンタ1100の主記憶部であり、CPU120がROM130に格納された制御プログラムを実行する際にワーキングエリアとして使用されるメモリ領域である。そして、RAM1140は、受信データ格納部141、背景データ格納部142、特徴データ格納部143、外形データ格納部144、印刷データ格納部147、色味格納部1141を形成する。
色味格納部1141は、後述する色味抽出部1151により抽出された色味並びに後述する色味生成部1152により生成された色味を格納する。
図12は、プリントコントローラ1150の構成を説明する機能ブロック図である。プリントコントローラ1150は、背景データ抽出部151、特徴データ抽出部152、輪郭抽出部153、縁取生成部154、外形生成部155、画像合成部158、色味抽出部1151、色味生成部1152、色味付与部1153を備える。
色味抽出部1151は、特徴データに含まれる色味を抽出する。具体的には色味抽出部1151は、特徴データに含まれるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の使用率を抽出する。
色味生成部1152は、色味抽出部1151により抽出された特徴データに含まれる各色の使用率に基づき、外形生成部155により生成された外形データに付与する色味を生成する。
色味付与部1153は、色味生成部1152により生成された色味を外形生成部155により生成された外形データに付与する。
次に、プリンタ1100における画像処理について図13のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでの説明においては、第1の実施形態のプリンタ100の画像処理で説明した図4のフローチャートと異なる箇所について説明する。
ステップS1101からステップS1104までの処理については、図4のステップS101からステップS104と同様に行うことができる。
ステップS1105において、色味生成部1152は色味抽出部1151により抽出された特徴データに含まれる各色の使用率に基づき、外形生成部155により生成された外形データに付与する色味を生成する。なお、ここで生成される色味は、特徴データを際立たせることができる色味とし、色味生成部1152による処理については後ほど詳細に説明する。
次に、色味付与部1153は色味生成部1152により生成された色味をステップS1102で抽出された背景データに付与する(ステップS1106)。
そして、画像合成部158は、特徴データとステップS1106で色味が付与された背景データとを合成し、印刷データを作成する(ステップS1107)。
ステップS1107において作成された印刷データはプリンタエンジン160に出力され、プリンタエンジン160はプリンタコントローラ150の制御に基づき印刷データを記録媒体に印刷する(ステップS1108)。
ここで、図13中のステップS1105にかかる色味生成部1152による色味の作成処理について図14のフローチャートを用いて説明する。なお、図14中のE、F、Gは、それぞれY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の何れかのトナー使用率を表しており、これらの使用率の関係はE>=F>=Gとする。また、K’はK(ブラック)のトナー使用率を表すものとする。
まず、色味生成部1152は、色味抽出部1151が抽出した特徴データを構成する各色のトナーの使用率を取得し、K(ブラック)の使用率(K’)が20%以上で、かつ、最も高いトナーの使用率(E)が20%以上であるか否かを判別する。ここで、K(ブラック)の使用率(K’)が20%未満で、かつ、最も高いトナーの使用率(E)が20%未満である場合(ステップS1201 Yes)、色味生成部1152による処理はステップS1202に移行し、色味生成部1152は、特徴データは無色若しくは白色に近い色であると判別する。そして、色味生成部1152は、外形生成部155において作成された外形データの補色となるブラック(K)単色の色味を生成する(ステップS1202)。一方、K(ブラック)の使用率(K’)が20%以上で、かつ、最も高いトナーの使用率(E)が20%以上である場合(ステップS1201 No)、色味生成部1152による処理はステップS1203に移行する。
K(ブラック)の使用率(K’)が20%以上で、かつ、最も高いトナーの使用率(E)が20%以上である場合(ステップS1201 No)、色味生成部1152は特徴データを構成するトナーは、主にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色のプロセスカラー若しくはブラック(K)単色から構成されているか、2色のプロセスカラー若しくは単色から構成されているかどうかを判断するため、E>=2G若しくはK’≧20%、かつ、E<20%が成立するか否かを判別する。ここで、E>=2G若しくはK’≧20%、かつ、E<20%が成立しない場合(ステップS1203 No)、色味生成部1152による処理はステップS1204に移行し、色味生成部1152は特徴データは3色のトナーにより満偏なく構成されているものと判別するとともに、特徴データを構成するトナーはブラック(K)であると判別する。そして、色味生成部1152は、外形生成部155において作成された外形データの補色となる白色若しくは無色色味を生成する(ステップS1204)。ただし、本発明においては、白色トナー並びに無色トナーは無いものとして仮定するため、ここでは外形データに付与される色味は生成しない。
E>=2G若しくはK’≧20%、かつ、E<20%が成立する場合(ステップS1203 Yes)、色味生成部1152は特徴データを構成するトナーは、主にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の何れかの2色のプロセスカラーから構成されているか、単色のプロセスカラーから構成されているかどうかを判断するため、E<=1.2Fが成立するか否かを判別する。ここで、E<=1.2Fが成立しない場合(ステップS1205 No)、色味生成部1152は、特徴データを構成するトナーは単色のプロセスカラーから構成されていると判断し、この単色がY(イエロー)であるか否かを判別する(ステップS1206)。ここで、単色はY(イエロー)であると判別した場合(ステップS1206 Yes)、色味生成部1152は外形生成部155において作成された外形データの補色となるC(シアン)トナーとM(マゼンタ)トナーとを混ぜ合わせた色味を生成する(ステップS1207)。なお、C(シアン)トナーとM(マゼンタ)トナーとの配分は同量ずつとする。
一方、単色はY(イエロー)ではないと判別した場合(ステップS1206 No)、色味生成部1152は当該単色はM(マゼンタ)であるか否かを判別する(ステップS1208)。ここで、単色はM(マゼンタ)であると判別した場合(ステップS1208 Yes)、色味生成部1152は外形生成部155において作成された外形データの補色となるC(シアン)トナーとY(イエロー)トナーとを混ぜ合わせた色味を生成する(ステップS1209)。なお、C(シアン)トナーとY(イエロー)トナーとの配分は同量ずつとする。一方、単色はM(マゼンタ)ではないと判別した場合(ステップS1208 No)、色味生成部1152は特徴データを構成するトナーはC(シアン)単色のプロセスカラーであると判別し、外形生成部155において作成された外形データの補色となるM(マゼンタ)トナーとY(イエロー)トナーとを混ぜ合わせた色味を生成する(ステップS1210)。なお、M(マゼンタ)トナーとY(イエロー)トナーとの配分は同量ずつとする。
ここで、E<=1.2Fが成立する場合(ステップS1205 Yes)、色味生成部1152は、特徴データは2色のプロセスカラーから構成されていると判別し、この2色がC(シアン)及びM(マゼンタ)トナーであるか否かを判別する(ステップS1211)。ここで、2色がC(シアン)及びM(マゼンタ)トナーであると判別すると(ステップS1211 Yes)、色味生成部1152は特徴データの補色となるY(イエロー)トナーの色味を生成する(ステップS1212)。一方、2色がC(シアン)及びM(マゼンタ)トナーではないと判別すると(ステップS1211 No)、色味生成部1152は2色がC(シアン)及びY(イエロー)トナーであるか否かを判別する(ステップS1213)。ここで、2色がC(シアン)及びY(イエロー)トナーであると判別すると(ステップS1213 Yes)、色味生成部1152は特徴データの補色となるM(マゼンタ)トナーの色味を生成する(ステップS1214)。一方、2色がC(シアン)及びY(イエロー)トナーではないと判別すると(ステップS1213 No)、色味生成部1152は、特徴データはY(イエロー)及びM(マゼンタ)2色のプロセスカラーから構成されていると判別し、特徴データの補色となるC(シアン)トナーの色味を生成する(ステップS1215)。
また、例えば、特徴データの構成に基づき、特徴データの色味が色相環のどの位置に相当するかを算出することによって、上記で説明した第2の実施形態と同様な効果を得ることができる。具体的には、まず、分析された特徴データの構成に基づき、特徴データの色相環の位置を算出する。そして、この位置から180度回転した位置を補色の位置として算出し、算出された位置に基づいた外形データに付与される色味の構成を算出する。外形データはこの算出された補色の色味の構成に基づき塗りつぶされることになる。この方法によれば、特徴データに対してより補色に近い色で外形データを塗りつぶすことができる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態にかかる効果に加え、画像読取装置により認識される特徴画像の縁取部分を特徴画像とは色味が異なる色、つまり補色を用いて印刷するため、特徴画像と背景画像とが似た色味であったとしても、特徴画像をより際立たせることができる。
本実施形態の説明においては、印刷方式として電子写真方式を一例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インク・ジェット方式等の記録媒体にドットを形成して印刷を行う印刷方式であれば本発明に適用可能である。また、画像処理装置としてプリンタを一例として説明したが、例えば、液晶ディスプレイに画像を表示させるディスプレイ装置やMFP(Multi Functional Printer)等の画像処理装置に本発明が適用可能であることは言うまでもない。
印刷画像の一例である。 印刷画像の一例の拡大図である。 プリンタの要部構成を説明する機能ブロック図である。 プリントコントローラの構成を説明する機能ブロック図である。 プリンタによる画像処理を説明するフローチャートである。 輪郭データの抽出処理を説明するフローチャートである。 輪郭データの抽出処理を説明する図である。 外形データの作成処理を説明フローチャートである。 外形データの作成処理を説明する図である。 ドット補正対象特定データを作成する処理を説明するフローチャートである。 ドット補正データをテーブル形式にて作成する処理を説明するフローチャートである。 プリンタの要部構成を説明するブロック図である。 プリントコントローラの構成を説明する機能ブロック図である。 プリンタによる画像処理を説明するフローチャートである。 色味の作成処理を説明する図である。
符号の説明
100 プリンタ
110 入出力I/F部
120 CPU
130 ROM
140 RAM
141 受信データ格納部
142 背景データ格納部
143 特徴データ格納部
144 外形データ格納部
145 ドット補正特定テーブル格納部
146 ドット補正テーブル格納部
147 印刷データ格納部
150 プリンタコントローラ
151 背景データ抽出部
152 特徴データ抽出部
153 輪郭抽出部
154 縁取生成部
155 外形生成部
156 ドット補正特定部
157 ドット補正部
158 画像合成部
159 画像処理部
160 プリンタエンジン
170 データバス
200 ホストコンピュータ
1100 プリンタ
1140 RAM
1141 色味格納部
1150 プリンタコントローラ
1151 色味抽出部
1152 色味生成部
1153 色味付与部

Claims (6)

  1. 画像読取装置による読取対象としての特徴画像を形成する特徴データを画像データから抽出する特徴データ抽出部と、
    前記特徴画像の輪郭画像を形成する輪郭データを前記画像データから抽出する輪郭データ抽出部と、
    前記輪郭データ抽出部により抽出された前記輪郭データに基づき、前記輪郭画像の画像濃度を変更する画像濃度変更部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像濃度変更部は解像度を変更することにより前記輪郭画像の画像濃度を変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像濃度変更部は前記輪郭画像を構成する印刷ドットのドット径を変更することにより前記輪郭画像の画像濃度を変更することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記ドット径の変更はサブラインで変更されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像処理装置。
  5. 画像読取装置による読取対象としての特徴画像を形成する特徴データを画像データから抽出する特徴データ抽出部と、
    前記特徴画像の輪郭画像を形成する輪郭データを前記画像データから抽出する輪郭データ抽出部と、
    前記輪郭画像の色味を変更する色味変更部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記色味変更部は前記特徴データの色味情報に基づいて前記輪郭に相当する前記画像データの色味を変更することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
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