JP4241014B2 - 画像処理装置、画像処理方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージに背景データを添付するための画像処理装置、画像処理方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の発達に伴い、文書や絵画の多くが電子データとして作製又は保存されている。しかしながら、電子データはその複製が容易であり、著作権等の侵害や情報の機密化において深刻な問題を生じつつある。また、このような問題は、コピー機やディジタル複合機等の画像形成装置が広く普及してきたことからも助長された。
【0003】
これら問題を解決し、情報の複製を制限するために現在注目されている技術として、ウォータマーク等の背景イメージを印刷物に添付する方法が存在する(例えば以下に示す特許文献1参照)。
【0004】
このような技術における背景イメージは、階調表現等を変えられている。このため、複製前の印刷物等では識別しにくく、コピー機等による複製物において目で確認できる程度に再現されるように構成されている。
【0005】
また、このような背景イメージは、文字やその他の描画パターンを原稿イメージに対して斜めに出力する場合が存在する。これは背景イメージ上に重畳される原稿イメージとの目視による差別化を容易とするためである。
【0006】
これを実現する技術としては、例えば特許文献2が開示する方法が存在する。この方法では、図1に示すような回転された文字領域102に接するような外接矩形101で囲まれた基本パターン100を単位として、図2に示すようにこれを配列することで背景イメージ100Aを作成していた。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−13764号公報
【特許文献2】
特開平8−69454号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図1に示すような基本パターン100では空白の領域(スペース103)がその大半を占めるため、単位となる基本パターン100が文字領域102に対して非常に大きくなる。従って、これをビットマップで記述するとスペース103に関する画素もデータ化されるため、1単位のデータ容量が大きくなるという問題が存在する。また、この問題は、これを印刷する際に転送すべき及び処理すべきデータ容量が大きくなることに繋がるため、転送や印刷処理に多くの時間を要してしまうという問題も発生させる。更に、このように1単位となる基本パターン100が大きいということは、1つのページに対する繰り返しの回数が少なくなることを意味するため、繰り返しの効果を十分に得ることが困難なだけでなく、印刷物に印字される背景イメージ100Aにおいて繰り返される回数も少ないため、例えばウォータマーク等に適用した場合、オリジナルの印刷物を複写した際に再現されるマークの回数が少なく、十分な視覚的効果を得ることができないという問題が発生する。
【0009】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、基本となる画像パターンを小さくすることで、転送及び処理すべきデータ量を小さくすると共に、ページ内で繰り返される回数が十分に増加された画像処理装置、画像処理方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は、請求項1記載のように、水平に対し所定の角度回転された文字パターン又は水平に対し所定の角度回転されたイメージパターンを含む背景イメージを所定のネットワークを介して接続された出力装置に出力させる画像処理装置において、前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの縦幅とを用いて、対応する基本パターンの縦幅を算出する、若しくは前記所定の角度と前記文字パターン又は前記イメージパターンの横幅とを用いて、対応する基本パターンの横幅を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された基本パターンの縦幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する縦幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも縦幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する、若しくは前記算出手段により算出された基本パターンの横幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する横幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも横幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する基本パターン生成手段と、該基本パターン生成手段で生成された前記基本パターンを前記出力装置へ送信する基本パターン送信手段とを有するように構成される。このように、文字パターン又はイメージパターンの外接矩形よりも縦又は横の少なくとも一方が小さい基本パターンを使用することで、基本となる画像パターンが小さくなり、転送及び処理すべきデータ量が小さくなると共に、ページ内で繰り返される回数を十分に増加することが可能となる。
【0011】
また、請求項1記載の前記画像処理装置は、例えば請求項2記載のように、前記文字パターン又は前記イメージパターンが前記背景イメージの横軸に対して所定の角度を有し、前記基本パターン生成手段が1つの前記文字パターン又は前記イメージパターンを前記外接矩形の辺と平行な辺を有してなる矩形に変換することで前記基本パターンを生成するように構成されても良い。これにより、文字パターン及びイメージパターンが所定の角度回転された場合であっても小さい基本パターンを生成することが可能となり、転送及び処理すべきデータ量が小さくなると共に、ページ内で繰り返される回数を十分に増加することが可能となる。
【0012】
また、請求項1記載の前記画像処理装置は、例えば請求項3記載のように、前記基本パターン生成手段が前記文字パターン又は前記イメージパターンの前記外接矩形が横長である場合、横長の前記基本パターンを生成し、前記外接矩形が縦長である場合、縦長の前記基本パターンを生成するように構成されても良い。このように、外接矩形の形状に応じて縦長又は横長の基本パターンを生成することで、文字領域以外の無駄な領域(スペース)が減少し、効率よく基本パターンのデータ量を削減することが可能となる。
【0013】
また、請求項記載の前記画像処理装置は、例えば請求項4記載のように、前記基本パターン生成手段が前記所定の角度が0°以上45°未満、135°以上225°未満又は315°以上360°未満である場合、横長の前記基本パターン生成し、前記所定の角度が45°以上135°未満又は225°以上315°未満である場合、縦長の前記基本パターンを生成するように構成されても良い。このように、文字パターン又はイメージパターンの回転角度に応じて縦長又は横長の基本パターンを生成することで、文字領域以外の無駄な領域(スペース)が減少し、効率よく基本パターンのデータ量を削減することが可能となる。
【0014】
また、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の前記画像処理装置において、例えば請求項5記載のように、前記基本パターンは、前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素と、その他の矩形領域に含まれる前記各画素に対応する位置の各画素との論理和をとり、その結果で前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素の値を置換したものであってもよい
【0015】
また、請求項1から5の何れか1項に記載の前記画像処理装置は、例えば請求項6記載のように、前記文字パターン又は前記イメージパターンが外縁の少なくとも一辺に行間領域又は白領域を有していてもよい。これにより、背景イメージに含ませる文字パターン又はイメージパターンに所定の間隔(行間等)を持たせることが可能となる。
【0016】
また、請求項1記載の前記画像処理装置は、例えば請求項7記載のように、前記基本パターン生成手段が前記基本パターンの画素を階調表現、パターン,又は前記背景イメージ上に重畳する原稿イメージの画素と異なる色の少なくとも1つで生成するように構成されても良い。これにより、原稿イメージと背景イメージとをデータ的又は視覚的に差別化することが可能となり、目的に応じた背景イメージを生成することが可能となる。
【0017】
また、請求項1から7の何れか1項に記載の前記が像処理装置は、例えば請求項8記載のように、前記基本パターン送信手段で送信した前記基本パターンを前記背景イメージとして繰り返して配列させることを前記出力装置に命令する基本パターン配列命令手段を有するように構成されてもよい。これにより、出力装置へ送信するデータ量が削減される。
【0018】
また、請求項1から8の何れか1項に記載の前記画像処理装置は、例えば請求項9記載のように、前記出力装置が画像形成装置又はディスプレイ装置であってもよい。このように、本発明で生成される背景イメージは転写紙等にハード出力されてもディスプレイ上にソフト出力されても良い。
【0019】
また、本発明は、請求項10記載のように、横軸に対して所定の角度を有する文字パターン又はイメージパターンを含む背景イメージを所定のネットワークを介して接続された出力装置に出力させる画像処理方法であって、前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの縦幅とを用いて、対応する基本パターンの縦幅を算出する、若しくは前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの横幅とを用いて、対応する基本パターンの横幅を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出された基本パターンの縦幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する縦幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも縦幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する、若しくは前記算出ステップにより算出された基本パターンの横幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する横幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも横幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する基本パターン生成ステップと、該基本パターン生成ステップで生成した前記基本パターンを前記出力装置へ送信する基本パターン送信ステップとを有し、該基本パターン送信ステップは前記基本パターンを前記背景イメージとして繰り返して配列させるための命令を前記出力装置に送信するように構成される。このように、文字パターン又はイメージパターンの外接矩形よりも縦又は横の少なくとも一方が小さい基本パターンを使用することで、基本となる画像パターンが小さくなり、転送及び処理すべきデータ量が小さくなると共に、ページ内で繰り返される回数を十分に増加することが可能となる。
【0020】
また、請求項10記載の前記画像処理方法は、例えば請求項11記載のように、前記基本パターン生成ステップが前記文字パターン又は前記イメージパターンの前記外接矩形が横長である場合、横長の前記基本パターンを生成し、前記外接矩形が縦長である場合、縦長の前記基本パターンを生成するように構成されてもよい。このように、外接矩形の形状に応じて縦長又は横長の基本パターンを生成することで、文字領域以外の無駄な領域(スペース)が減少し、効率よく基本パターンのデータ量を削減することが可能となる。
【0021】
また、請求項10記載の前記画像処理方法は、例えば請求項12記載のように、前記基本パターン生成ステップが前記所定の角度が0°以上45°未満、135°以上225°未満又は315°以上360°未満である場合、横長の前記基本パターン生成し、前記所定の角度が45°以上135°未満又は225°以上315°未満である場合、縦長の前記基本パターンを生成するように構成されても良い。このように、文字パターン又はイメージパターンの回転角度に応じて縦長又は横長の基本パターンを生成することで、文字領域以外の無駄な領域(スペース)が減少し、効率よく基本パターンのデータ量を削減することが可能となる。
【0022】
また、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の前記画像処理方法は、例えば請求項13記載のように、前記基本パターンは、前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素と、その他の矩形領域に含まれる前記各画素に対応する位置の各画素との論理和をとり、その結果で前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素の値を置換したものであってもよい
【0023】
また、請求項10記載の前記画像処理方法は、例えば請求項14記載のように、前記基本パターン生成ステップが前記基本パターンの画素を階調表現、パターン,又は前記背景イメージ上に重畳する原稿イメージの画素と異なる色で生成するように構成されても良い。これにより、原稿イメージと背景イメージとをデータ的又は視覚的に差別化することが可能となり、目的に応じた背景イメージを生成することが可能となる。
【0024】
また、本発明は、請求項15記載のように、横軸に対して所定の角度を有する文字パターン又はイメージパターンを含む背景イメージを所定のネットワークを介して接続された出力装置に出力させるコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの縦幅とを用いて、対応する基本パターンの縦幅を算出する、若しくは前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの横幅とを用いて、対応する基本パターンの横幅を算出する算出処理と、前記算出処理により算出された基本パターンの縦幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する縦幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも縦幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する、若しくは前記算出処理により算出された基本パターンの横幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する横幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも横幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する基本パターン生成処理と、前記基本パターン生成処理で生成した前記基本パターンを前記背景イメージとして繰り返して配列させるための命令を生成する基本パターン配列命令生成処理と、前記基本パターン生成処理で生成された前記基本パターンと、前記基本パターン配列命令生成処理で生成された前記命令とを前記出力装置へ送信する基本パターン・命令送信処理とを前記コンピュータに実行させる。このように、文字パターン又はイメージパターンの外接矩形よりも縦又は横の少なくとも一方が小さい基本パターンを使用することで、基本となる画像パターンが小さくなり、転送及び処理すべきデータ量が小さくなると共に、ページ内で繰り返される回数を十分に増加することを可能とするプログラムが提供される。
【0025】
また、請求項15記載の前記プログラムは、例えば請求項16記載のように、前記基本パターン生成処理が前記文字パターン又は前記イメージパターンの前記外接矩形が横長である場合、横長の前記基本パターンを生成し、前記外接矩形が縦長である場合、縦長の前記基本パターンを生成するように前記コンピュータを動作させてもよい。このように、外接矩形の形状に応じて縦長又は横長の基本パターンを生成することで、文字領域以外の無駄な領域(スペース)が減少し、効率よく基本パターンのデータ量を削減することを可能とするプログラムが提供される。
【0026】
また、請求項15記載の前記プログラムは、例えば請求項17記載のように、前記基本パターン生成処理が前記所定の角度が0°以上45°未満、135°以上225°未満又は315°以上360°未満である場合、横長の前記基本パターン生成し、前記所定の角度が45°以上135°未満又は225°以上315°未満である場合、縦長の前記基本パターンを生成するように前記コンピュータを動作させてもよい。このように、文字パターン又はイメージパターンの回転角度に応じて縦長又は横長の基本パターンを生成することで、文字領域以外の無駄な領域(スペース)が減少し、効率よく基本パターンのデータ量を削減することを可能とするプログラムが提供される。
【0027】
また、請求項15乃至17のいずれか1項に記載の前記プログラムは、例えば請求項18記載のように、前記基本パターンは、前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素と、その他の矩形領域に含まれる前記各画素に対応する位置の各画素との論理和をとり、その結果で前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素の値を置換したものであってもよい
【0028】
また、請求項15記載の前記プログラムは、例えば請求項19記載のように、前記基本パターン生成処理が前記基本パターンの画素を階調表現、パターン,又は前記背景イメージ上に重畳する原稿イメージの画素と異なる色の少なくとも1つで生成するように前記コンピュータを動作させてもよい。これにより、原稿イメージと背景イメージとをデータ的又は視覚的に差別化することが可能となり、目的に応じた背景イメージを生成することを可能とするプログラムが提供される。
【0029】
また、本発明は、請求項20記載のように、請求項15から19の何れか1項に記載の前記プログラムが記録された記録媒体である。これにより、上記のような効果を奏するプログラムを記録媒体を介して広く頒布することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0031】
〔第1の実施形態〕
まず、本発明の第1の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図3は、本実施形態において背景パターン10Aの繰り返し単位となる基本パターン10を生成する際の流れを示す図である。尚、以下の説明では横長の基本パターン10を生成する場合で且つモノクロの背景イメージを生成する場合について例を挙げる。
【0032】
図3(a)に示すように、本実施形態では例として、横幅l,縦幅pの横長の長方形領域内に描画された文字をθだけ回転させた文字列が背景パターン10Aに配列される場合について説明する。このように回転させることで得られた文字領域12の外接矩形11は、横幅W,縦幅h1の長方形又は正方形を成している。尚、各幅の長さの単位は画素数であってもセンチメートルであってもインチであってもピクセルであっても構わない。
【0033】
そこで本実施形態では、まず、基本パターン10の縦幅h2を決定する。これは以下の式1に基づいて算出する。
h2=p/cosθ …(式1)
【0034】
また、基本パターン10の横幅は外接矩形11の横幅Wを適用する。これにより、横幅W,縦幅h2の矩形領域Aが定義される。
【0035】
次に、本実施形態では、外接矩形11を上記で定義した矩形領域Aで分割する。これは、図3(b)に示すように、外接矩形11における四隅の何れか(図3(b)では左上)を原点とし、これを基準として矩形領域Aの縦幅h2毎に分割することで実現される。即ち、矩形領域A(=基本パターン10)の縦幅h2を1周期として外接矩形11を分割する。尚、最後尾(原点から最も離れた地点)に位置する領域(図3(b)では矩形領域A4)は縦幅がh2になるとは限らず、h2未満であってもよい。
【0036】
このように矩形領域11を周期h2毎に分割することで、図3(b)に示すように、外接矩形11が1つ以上の矩形領域A(図3(b)では矩形領域A1〜A4)に分割すると、本実施形態では、これらの矩形領域Aを重ね合わせるような処理を行うことで、図3(c)に示す基本パターン10を生成する。
【0037】
これを図3(b)に基づいて説明すると、まず、矩形領域A1に含まれた画素(これをxとする)と矩形領域A2に含まれた画素(これをyとする)とにおいて、縦方向に周期h2だけ離れた画素同士を対応する画素とし、これらの画素値の論理和で矩形領域A1の画素xの画素値を置き換える。この処理を矩形領域A2の全ての画素に対して行うことで、矩形領域A2の画素を矩形領域A1に移動させる。
【0038】
また、矩形領域A3に対しては、上記で画素値が置き換えられた矩形領域A1に含まれた画素xと矩形領域A3に含まれた画素(これをzとする)とにおいて、縦方向に周期(2×h2)だけ離れた画素同士を対応する画素とし、これらの画素値の論理和で矩形領域A1の画素xの画素値を置き換える。この処理を矩形領域A3の全ての画素に対して行うことで、矩形領域A3の画素を矩形領域A1に移動させる。
【0039】
更に、矩形領域A4に対しては、上記と同様に画素値が置き換えられた矩形領域A1に含まれた画素xと矩形領域A4に含まれた画素(これをuとする)とにおいて、縦方向に周期(3×h2)だけ離れた画素同士を対応する画素とし、これらの画素値の論理和で矩形領域A1の画素xの画素値を置き換える。但し、矩形領域A4の縦幅が矩形領域A1の縦幅h2に満たない。本実施形態では、これを解決するために、矩形領域A4の不足した領域に白領域を付加するように構成してもよいし、矩形領域A4の画素全てに対して処理を行った時点で終了するように構成してもよい。
【0040】
以上のように、矩形領域A2〜A4の画素値を全て矩形領域A1に移動させることで、図3(c)に示すような基本パターン10が形成される。尚、図3(c)に示す本実施形態による基本パターン10と、図1に示す従来の技術による基本パターン100とを比較すると明らかなように、本実施形態による基本パターン10は大幅に無駄な領域(スペース103,13)が削減されている。
【0041】
本実施形態では、この基本パターン10を縦方向に隙間無く配列させることで、図4に示すように、元の文字パターン(本説明では『これは例文です』)が再現される。換言すれば、本実施形態では、複数の基本パターン10を用いて元の文字パターンを再現するように構成される。
【0042】
このような基本パターン10を生成する画像処理装置1は、図5に示すような構成を有する一般的なパーソナルコンピュータ(以下、PCという)等で実現される。尚、各ブロックは内部バス50で相互に接続されている。また、このPCにおいて実現される画像処理装置1の機能ブロックを図6に示す。
【0043】
図6に示すように、画像処理装置1は、入力された文字データと回転角度とに基づいて外接矩形11を展開するメモリ領域を図5におけるRAM(Random Access Memory)52に確保する外接矩形領域確保手段61と、この外接矩形領域確保手段61で確保したメモリ領域に上記で入力された回転角度だけ回転された文字パターンを描画する文字パターン描画手段62と、回転角度と文字パターンの縦幅pとを上記式1に代入することで周期(=基本パターン10の縦幅)h2を算出する周期算出手段63と、メモリ領域に描画された文字パターンと上記で算出した周期h2とに基づいて、基本パターン10を生成する基本パターン生成手段64とを有して構成されている。これらの機能ブロックはROM(Read Only Memory)53又は記憶装置(ハードディスク又はその他の外部記憶装置等)54に記憶されたプログラムが読み出され、RAM52上に作業領域を確保しつつCPU(中央演算処理装置)51で実行されることで実現される。尚、文字データと回転角度とは、例えば図5における入力手段(キーボードやマウス等)55等から入力されたものであっても、予め記憶装置(ハードディスクやその他の外部記憶装置等)54に格納されたものであってもよい。また、基本パターン生成手段64で生成された基本パターン10は例えばRAM52又は記憶装置54に一時格納される。
【0044】
次に、図6に示す機能ブロックに基づいた処理の流れを図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0045】
図7において、文字データと回転角度θとが外接矩形領域確保手段61に入力されると、外接矩形領域確保手段61は、まず、文字データの横幅lと縦幅pと回転角度θとに基づいて、外接領域11の横幅Wと縦幅h1とを算出する(ステップS101)。これは以下の式2及び式3にそれぞれの値を代入することで求められる。尚、入力された文字データには、大きさ(ポイント)や色やフォント等のデータも含まれているものとする。
W=lcosθ+psinθ …(式2)
h1=lsinθ+pcosθ …(式3)
【0046】
次に、外接矩形領域確保手段61は、ステップS101で求めたW×h1の画像領域用のRAM52におけるメモリ領域を確保する(ステップS102)。この際、外接矩形領域確保手段61は、確保したメモリ領域におけるデータをクリアする。
【0047】
このように外接矩形11のメモリ領域が確保されると、次に文字パターン描画手段62が、このメモリ領域に文字データ及び回転角度θに基づいて文字パターンを描画する(ステップS103)。但し、ステップS103において文字パターン描画手段62は、外接矩形11のメモリ領域内に丁度収まるように文字パターンを描画する。
【0048】
このようにメモリ領域に文字パターンを描画すると、次に周期算出手段63が上述した式1に基づいて周期(=基本パターン10の縦幅)h2を算出する(ステップS104)。
【0049】
その後、基本パターン生成手段64により上記ステップで得られたメモリ領域上の文字パターン,外接矩形11の横幅W及び縦幅h1,及び周期h2に基づいて以下の流れにより基本パターン10を生成する。
【0050】
この流れにおいて、まず、基本パターン生成手段64は、パラメータとしてnに周期h2を代入する(ステップS105)。また、同じくパラメータとしてjに0を設定する(ステップS106)。尚、jは外接矩形11の左上を原点(0,0)とした場合、矩形領域A1において対象とする画素の縦方向の位置(Y座標)であり、また、nは矩形領域A2,A3,A4,…において対象とする画素をjに基づいて特定するための縦方向の距離(周期h2の倍数)である。
【0051】
その後、基本パターン生成手段64は、jとnとの合計値(j+n)が外形矩形11の縦幅h1より大きいか否かを判定し(ステップS107)、合計値(j+n)が縦幅h1以下であれば(ステップS107のNo)、パラメータとしてiに0を設定する(ステップS108)。尚、iは外形矩形の左上を原点(0,0)とした場合、矩形領域A1において対象とする画素の横方向の位置(X座標)である。
【0052】
これに対して、合計値(j+n)が縦幅h1よりも大きい場合(ステップS107のYes)、基本パターン生成手段64は生成された矩形領域A1を基本パターン10としてRAM52記憶装置54に一時格納し(ステップS115)、処理を終了する。
【0053】
また、ステップS108の後、基本パターン生成手段64は、画素(i,j)と画素(i,j+n)との画素値の論理和を求め、求めた画素値を画素(i,j)の画素値とする(ステップS109)。但し、現段階では(i=0,j=0)であり、n=h2であるため、ここでは矩形領域A1における左上の画素と矩形領域A2における左上の画素とを対象として処理を行っている。
【0054】
次に、基本パターン生成手段64は、iを1インクリメントし(ステップS110)、インクリメント後のiが外接矩形11の横幅h1以下であれば(ステップS111のNo)、ステップS109に帰還して同様の処理を実行する。尚、基本パターン生成手段64は、この処理をiが横幅Wよりも大きくなるまで繰り返すことで、矩形領域A2における横一列の画素値を矩形領域A1へ移動させる。
【0055】
また、iが横幅Wよりも大きくなった場合(ステップS111のYes)、基本パターン生成手段64は、jを1インクリメントし(ステップS112)、インクリメント後のjが周期h2よりも大きいか否かを判定する(ステップS113)。この判定の結果、jが周期h2以下である場合(ステップS113のNo)、基本パターン生成手段64は、ステップS107に帰還し、合計値(j+n)が縦幅h1以下であれば(ステップS107のNo)、次の画素列(インクリメント後のj番目の列)に対して上記と同様の動作を繰り返すことで、矩形領域A2における横一列の画素値を矩形領域A1へ移動させる。
【0056】
これに対し、ステップS113の判定の結果、jが周期h2よりも大きい場合(ステップS113のYes)、基本パターン生成手段64は、nに周期h2を更に加算し(ステップS114)、ステップS106に帰還して、以降の処理を繰り返す。即ち、次の矩形領域(A2であればA3)に対して上記の処理を行うことで、画素値を矩形領域A1へ移動する。基本パターン生成手段64は、これらの処理を矩形領域A2以降の全てに対して行うことで、これらの画素値を周期h2の倍数で対応する矩形領域A1の対応する画素に移動させる。これにより、図3(c)に示すような基本パターン10が生成される。但し、本説明では、合計値(j+n)が外接矩形11の縦幅h1を超えた時点で処理を画素値を移動させる処理を終了し、生成した基本パターン10を一時格納するように構成されている。
【0057】
また、このようにRAM52又は記憶装置54に一時格納された基本パターン10は、例えば図5に示すネットワークI/F57から所定のネットワーク(例えばローカルエリアネットワークやインターネットやパラレル/シリアル回線等)58を介してプリンタやディジタル複合機やファクシミリ装置等の画像形成装置59へ送信される。この際、CPU51は、基本パターン10を背景イメージ10A(図8参照)として画像形成装置59に繰り返し配列させるための命令も送信する。換言すれば、CPU51はROM53や記憶装置54等から読み出したプログラムを読み出して、RAM52に作業領域を確保しつつこれを実行することで、上記のような命令を生成し、これを画像形成装置59へ送信する機能(これを基本パターン送信手段という)も実現する。これにより、画像形成装置59において図8に示すような背景イメージ10Aが添付された印刷物が作成される。尚、本来の目的である原稿イメージは、背景パターン10Aの上に重畳される。
【0058】
また、上記で生成された基本パターン10は、ディスプレイ装置等の表示装置56における背景イメージとしても使用することが可能である。即ち、CPU51において実行されているオペレーティングシステム(以下、OSと略す)の機能(ラスタライザ等)やこの他所定のアプリケーションで実現される機能に対して、基本パターン10とこれを背景に繰り返し配列させるための命令とを入力することで、表示装置56で表示されている画面の背景パターンとして基本パターン10を使用することが可能となる。
【0059】
以上のように構成することで、本実施形態によれば、基本画像である基本パターン10の画像領域を小さくすることが達成されるため、これを再現するためのデータ量も少なく、結果として、印刷や表示の際に転送及び処理されるデータ量が削減される共に、ページ内で繰り返される回数を増加することができる。
【0060】
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。第1の実施形態では文字パターンの回転角度θに無関係に縦方向の周期h2に基づいて横長の基本パターン10を生成していた。これに対し本実施形態では、文字パターンの回転角度θに依存して横長の基本パターン10若しくは縦長の基本パターン20を生成するように構成する。尚、第1の実施形態と同様の構成には同一の符号を付して説明する。
【0061】
図9は本実施形態による基本パターン20を生成する際の流れを説明するための図である。図9(a)に示すように、文字パターンの回転角度θが例えば45°より大きい場合、この文字領域12の外接矩形11は縦長の長方形となる。尚、この時の外接矩形11の縦幅をH,横幅をw1とする。
【0062】
このような場合、本実施形態では、縦長の基本パターン20を生成する。そこで本実施形態では、まず、基本パターン20の横幅w2を決定する。これは以下の式4に基づいて算出する。
w2=p/sinθ …(式4)
【0063】
また、基本パターン20の縦幅は外接矩形11の横幅Hを適用する。これにより、横幅w2縦幅Hの矩形領域Bが定義される。
【0064】
次に、本実施形態では、外接矩形11を上記で定義した矩形領域Bで分割する。これは、図9(b)に示すように、外接矩形11における四隅の何れか(図9(b)では左上)を原点とし、これを基準として矩形領域Bの横幅w2毎に分割することで実現される。即ち、矩形領域B(=基本パターン20)の横幅w2を1周期として外接矩形11を分割する。尚、最後尾(原点から最も離れた地点)に位置する領域(図9(b)では矩形領域B4)は横幅がw2になるとは限らず、w2未満であってもよい。
【0065】
このように矩形領域11を周期w2毎に分割することで、図9(b)に示すように、外接矩形11が1つ以上の矩形領域B(図9(b)では矩形領域B1〜B4)に分割すると、本実施形態では、これらの矩形領域Bを重ね合わせるような処理を行うことで、図9(c)に示す基本パターン20を生成する。
【0066】
これを図9(b)に基づいて説明すると、まず、矩形領域B1に含まれた画素(これをxとする)と矩形領域B2に含まれた画素(これをyとする)とにおいて、横方向に周期w2だけ離れた画素同士を対応する画素とし、これらの画素値の論理和で矩形領域B1の画素xの画素値を置き換える。この処理を矩形領域B2の全ての画素に対して行うことで、矩形領域B2の画素を矩形領域B1に移動させる。
【0067】
また、矩形領域B3に対しては、上記で画素値が置き換えられた矩形領域B1に含まれた画素xと矩形領域B3に含まれた画素(これをzとする)とにおいて、横方向に周期(2×h2)だけ離れた画素同士を対応する画素とし、これらの画素値の論理和で矩形領域B1の画素xの画素値を置き換える。この処理を矩形領域B3の全ての画素に対して行うことで、矩形領域B3の画素を矩形領域B1に移動させる。
【0068】
更に、矩形領域B4に対しては、上記と同様に画素値が置き換えられた矩形領域B1に含まれた画素xと矩形領域B4に含まれた画素(これをuとする)とにおいて、横方向に周期(3×h2)だけ離れた画素同士を対応する画素とし、これらの画素値の論理和で矩形領域B1の画素xの画素値を置き換える。但し、矩形領域B4の横幅が矩形領域B1の横幅w2に満たない。本実施形態では、これを解決するために、矩形領域B4の不足した領域に白領域を付加するように構成してもよいし、矩形領域B4の画素全てに対して処理を行った時点で終了するように構成してもよい。
【0069】
以上のように、矩形領域B2〜B4の画素値を全て矩形領域B1に移動させることで、図9(c)に示すような基本パターン20が形成される。尚、図9(c)に示す本実施形態による基本パターン20と、図1に示す従来の技術による基本パターン100とを比較すると明らかなように、本実施形態による基本パターン20は、図3(c)に示す基本パターン10と同様に、大幅に無駄な領域(スペース103,13)が削減されている。
【0070】
本実施形態では、この基本パターン20を横方向に隙間無く配列させることで、図10に示すように、元の文字パターン(本説明では『これは例文です』)が再現される。換言すれば、本実施形態では、複数の基本パターン20を用いて元の文字パターンを再現するように構成される。尚、このような縦長の基本パターン20を生成する条件としては、文字領域12の外接矩形11が縦長の場合である。換言すれば、文字パターンの回転角度θが45°から135°まで、又は、225°から315°までの範囲内にある場合、縦長の基本パターン20を生成する。この他の場合、即ち、回転角度θが0°から25°まで、又は135°から225°まで、又は315°から360°までの範囲内にある時は、横長の基本パターン10を生成するとよい。但し、回転角度θが45°,135°,225°,315°の何れかである場合、即ち、外接矩形11が正方形である場合は、横長の基本パターン10若しくは縦長の基本パターン20の何れを生成しても良い。
【0071】
尚、文字パターンの回転角度θが45°から135°まで、又は、225°から315°までの範囲内にある場合に横長の基本パターン10を生成するよりも、本実施形態のように縦長の基本パターン20を生成する方がスペース13が削減されることは、図10(縦長の基本パターン20の場合)と図11(横長の基本パターン20の場合)との比較からも明らかである。
【0072】
また、このような画像処理を実行する方法は、図7に示すフローチャートのステップS101の前処理に、外接矩形領域確保手段61が入力された回転角度θが何れの範囲に属しているかを判定し、この判定の結果に基づいて基本パターン10若しくは基本パターン20の何れかを生成するかを選択するように構成することで、成し得ることが可能である。尚、縦長の基本パターン20を生成するためのフローチャートは、図7に示すフローチャートにおける、WをH,cosθをsinθ,sinθをcosθ,h1をw1,h2をw2,jをi,iをj,画素(i,j+n)を画素(i+n、j)に置き換えることで適用することができる。但し、画素(i,j)はそのままである。
【0073】
以上のように生成された基本パターン20は、第1の実施形態と同様に、RAM52又は記憶装置54に一時格納された後、例えば図5に示すネットワークI/F57から所定のネットワーク(例えばローカルエリアネットワークやインターネットやパラレル/シリアル回線等)58を介してプリンタやディジタル複合機やファクシミリ装置等の画像形成装置59へ送信される。この際、CPU51は、基本パターン10を背景イメージ20A(図12参照)として画像形成装置59に繰り返し配列させるための命令も送信する。換言すれば、CPU51はROM53や記憶装置54等から読み出したプログラムを読み出して、RAM52に作業領域を確保しつつこれを実行することで、上記のような命令を生成し、これを画像形成装置59へ送信する機能(これを基本パターン送信手段という)も実現する。これにより、画像形成装置59において図12に示すような背景イメージ20Aが添付された印刷物が作成される。尚、本来の目的である原稿イメージは、背景パターン20Aの上に重畳される。
【0074】
また、上記で生成された基本パターン20は、ディスプレイ装置等の表示装置56における背景イメージとしても使用することが可能である。即ち、CPU51において実行されているオペレーティングシステム(以下、OSと略す)の機能(ラスタライザ等)やこの他所定のアプリケーションで実現される機能に対して、基本パターン10とこれを背景に繰り返し配列させるための命令とを入力することで、表示装置56で表示されている画面の背景パターンとして基本パターン10を使用することが可能となる。
【0075】
以上のように構成することで、本実施形態によれば、回転角度に応じて、基本画像である基本パターン10の画像領域を小さくすることが達成されるため、これを再現するためのデータ量も少なく、結果として、効率的に印刷や表示の際に転送及び処理されるデータ量が削減される共に、ページ内で繰り返される回数を増加することができる。また、他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0076】
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。本実施形態は、第1及び第2の実施形態における文字パターンの上/下部又は左/右部の少なくとも1つに空白の領域を付加することで、背景イメージの文字パターンに行間を持たせる場合の例である。
【0077】
これを実現するにあたり、本実施形態では、回転角度θによる回転の前の文字パターンの上下左右の何れかに所定の幅の白領域(行間領域ともいう)23(図13参照)を付加する。但し、この付加する白領域23は、文字パターンと接する辺が文字パターンと同じ長さであるとする。このように白領域23が付加された文字パターン全体を、図13に示すように回転角度θに基づいて回転させ、第1又は第2の実施形態で示したような画像処理を行うことで、図14に示すような所定幅の行間を持つ基本パターン30が生成される。また、これを背景に繰り返し配列させることで、画像形成装置59又は表示装置56に図14に示すような背景パターン30Aが再現される。また、他の構成は、第1及び第2の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0078】
〔第4の実施形態〕
また、第1の実施形態で示した基本パターン10を横方向にも詰めた場合を以下に第4の実施形態として図面を用いて説明する。
【0079】
図15(a)に示すように、第1の実施形態による基本パターン10を配列させて形成される背景イメージ10Aは、横に配列された文字領域12間のスペース13を十分に削減しきれていない場合が存在する。本実施形態では、このようなスペース13を削減するため、図15(b)に示すような基本パターン40を作成する。
【0080】
また、上記のような基本パターン40のの幅は、以下の式5で表される。尚、式5において、(A)mod(B)はAをBで割ったあまりを示している。
W1=W−(p/cosθ−(lsinθ)mod(p/cosθ)tanθ
…(式5)
【0081】
このような基本パターン40は、第1の実施形態において、式5で求めた値を横方向の周期とし、これに基づいて縦横何れに対しても上記で説明したような画像処理を行うことで作成することが可能である。その詳細については上述した画像処理から容易に推測し得るため、ここでは説明を省略する。また、図15(b)に示すように、本実施形態では第1の実施形態よりも横方向にΔW分小さい基本パターン40が作成され、より効果が向上される。
【0082】
〔他の実施形態〕
以上、説明した実施形態は本発明の好適な一実施形態にすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
【0083】
また、上記した各実施形態では、モノクロの背景イメージ(10A,20A,30A)を作成するための構成及び動作について説明したが、本発明ではこれに限定されず、カラーやグレースケールの背景イメージを作成する際にも同様の構成及び動作で実現することが可能である。
【0084】
また、この他、背景パターン(10,20,30)の各画素を、所定のマトリクスで濃度が希薄になるように変換したり、保護色系の色で表現したり、階調における薄い色合いで表現したりすることで、原稿イメージとのデータ上の差別化や視覚的な差別化を図るように構成するとよい。
【0085】
また、上記各実施形態では、背景イメージに文字パターンを配列させる場合について例を挙げて説明したが、これをイメージパターンに置き換えても良い。即ち、文字パターンに相当する部分がイメージパターンに置き換えられ、これが回転角度θに基づいて回転された領域が文字領域12に相当する。尚、以下の基本パターン10,20,30を生成する構成及び動作は各実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、基本となる画像パターンを小さくすることで、転送及び処理すべきデータ量を小さくすると共に、ページ内で繰り返される回数が十分に増加された画像処理装置、画像処理方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術による基本パターン100の構成を示す図である。
【図2】 従来技術により生成される背景イメージ100Aの構成を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態による基本パターン10を生成する際の流れを説明するための図である。
【図4】 図3による説明を補足するための図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態による画像処理が組み込まれるコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第1の実施形態による画像処理装置の機能ブロックを示す図である。
【図7】 本発明の第1の実施形態における基本パターン10を生成する際の画像処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第1の実施形態で生成される背景イメージ10Aの構成を示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施形態による基本パターン20を生成する際の流れを説明するための図である。
【図10】 図9による説明を補足するための図である(1)。
【図11】 図9による説明を補足するための図である(2)。
【図12】 本発明の第2の実施形態で生成される背景イメージ20Aの構成を示す図である。
【図13】 本発明の第3の実施形態による文字領域22を説明するための図である。
【図14】 本発明の第3の実施形態で生成される背景イメージ30Aの構成を示す図である。
【図15】 本発明の第4の実施形態による基本パターン40の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
10、20、30、40 基本パターン
10A、20A、30A 背景イメージ
11 外接矩形 12、22 文字領域
13 スペース 23 白領域
50 内部バス 51 CPU
52 RAM 53 ROM
54 記憶装置 55 入力装置
56 表示装置 57 ネットワークI/F
58 ネットワーク 59 画像形成装置
61 外接矩形領域確保手段 62 文字パターン描画手段
63 周期算出手段 64 基本パターン生成手段

Claims (20)

  1. 水平に対し所定の角度回転された文字パターン又は水平に対し所定の角度回転されたイメージパターンを含む背景イメージを所定のネットワークを介して接続された出力装置に出力させる画像処理装置において、
    前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの縦幅とを用いて、対応する基本パターンの縦幅を算出する、若しくは前記所定の角度と前記文字パターン又は前記イメージパターンの横幅とを用いて、対応する基本パターンの横幅を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された基本パターンの縦幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する縦幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも縦幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する、若しくは前記算出手段により算出された基本パターンの横幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する横幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも横幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する基本パターン生成手段と、
    該基本パターン生成手段で生成された前記基本パターンを前記出力装置へ送信する基本パターン送信手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記基本パターン生成手段は1つの前記文字パターン又は前記イメージパターンを前記外接矩形の辺と平行な辺を有してなる矩形に変換することで前記基本パターンを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記基本パターン生成手段は前記文字パターン又は前記イメージパターンの前記外接矩形が横長である場合、横長の前記基本パターンを生成し、前記外接矩形が縦長である場合、縦長の前記基本パターンを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記基本パターン生成手段は前記所定の角度が0°以上45°未満、135°以上225°未満又は315°以上360°未満である場合、横長の前記基本パターン生成し、前記所定の角度が45°以上135°未満又は225°以上315°未満である場合、縦長の前記基本パターンを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記基本パターンは、前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素と、その他の矩形領域に含まれる前記各画素に対応する位置の各画素との論理和をとり、その結果で前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素の値を置換したものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記文字パターン又は前記イメージパターンは外縁の少なくとも一辺に行間領域又は白領域を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記基本パターン生成手段は前記基本パターンの画素を階調表現、パターン,又は前記背景イメージ上に重畳する原稿イメージの画素と異なる色の少なくとも1つで生成することを特徴とする特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 前記基本パターン送信手段で送信した前記基本パターンを前記背景イメージとして繰り返して配列させることを前記出力装置に命令する基本パターン配列命令手段を有することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記出力装置は画像形成装置又はディスプレイ装置であることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 横軸に対して所定の角度を有する文字パターン又はイメージパターンを含む背景イメージを所定のネットワークを介して接続された出力装置に出力させる画像処理方法であって、
    前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの縦幅とを用いて、対応する基本パターンの縦幅を算出する、若しくは前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの横幅とを用いて、対応する基本パターンの横幅を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された基本パターンの縦幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する縦幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも縦幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する、若しくは前記算出ステップにより算出された基本パターンの横幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する横幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも横幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する基本パターン生成ステップと、
    該基本パターン生成ステップで生成した前記基本パターンを前記出力装置へ送信する基本パターン送信ステップとを有し、
    該基本パターン送信ステップは前記基本パターンを前記背景イメージとして繰り返して配列させるための命令を前記出力装置に送信することを特徴とする画像処理方法。
  11. 前記基本パターン生成ステップは前記文字パターン又は前記イメージパターンの前記外接矩形が横長である場合、横長の前記基本パターンを生成し、前記外接矩形が縦長である場合、縦長の前記基本パターンを生成することを特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
  12. 前記基本パターン生成ステップは前記所定の角度が0°以上45°未満、135°以上225°未満又は315°以上360°未満である場合、横長の前記基本パターン生成し、前記所定の角度が45°以上135°未満又は225°以上315°未満である場合、縦長の前記基本パターンを生成することを特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
  13. 前記基本パターンは、前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素と、その他の矩形領域に含まれる前記各画素に対応する位置の各画素との論理和をとり、その結果で前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素の値を置換したものであることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  14. 前記基本パターン生成ステップは前記基本パターンの画素を階調表現、パターン,又は前記背景イメージ上に重畳する原稿イメージの画素と異なる色で生成することを特徴とする特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
  15. 横軸に対して所定の角度を有する文字パターン又はイメージパターンを含む背景イメージを所定のネットワークを介して接続された出力装置に出力させるコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの縦幅とを用いて、対応する基本パターンの縦幅を算出する、若しくは前記所定の角度と、前記文字パターン又は前記イメージパターンの横幅とを用いて、対応する基本パターンの横幅を算出する算出処理と、
    前記算出処理により算出された基本パターンの縦幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する縦幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも縦幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する、若しくは前記算出処理により算出された基本パターンの横幅を1周期として、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形の対応する横幅を複数に分割することで、前記文字パターン又は前記イメージパターンの外接矩形よりも横幅が小さい複数の矩形領域を生成し、いずれか1つの矩形領域にその他の矩形領域を重畳することにより基本パターンを生成する基本パターン生成処理と、
    前記基本パターン生成処理で生成した前記基本パターンを前記背景イメージとして繰り返して配列させるための命令を生成する基本パターン配列命令生成処理と、
    前記基本パターン生成処理で生成された前記基本パターンと、前記基本パターン配列命令生成処理で生成された前記命令とを前記出力装置へ送信する基本パターン・命令送信処理と
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 前記基本パターン生成処理は前記文字パターン又は前記イメージパターンの前記外接矩形が横長である場合、横長の前記基本パターンを生成し、前記外接矩形が縦長である場合、縦長の前記基本パターンを生成することを特徴とする請求項15記載のプログラム。
  17. 前記基本パターン生成処理は前記所定の角度が0°以上45°未満、135°以上225°未満又は315°以上360°未満である場合、横長の前記基本パターン生成し、前記所定の角度が45°以上135°未満又は225°以上315°未満である場合、縦長の前記基本パターンを生成することを特徴とする請求項15記載のプログラム。
  18. 前記基本パターンは、前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素と、その他の矩形領域に含まれる前記各画素に対応する位置の各画素との論理和をとり、その結果で前記いずれか1つの矩形領域に含まれる各画素の値を置換したものであることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載のプログラム。
  19. 前記基本パターン生成処理は前記基本パターンの画素を階調表現、パターン、又は前記背景イメージ上に重畳する原稿イメージの画素と異なる色の少なくとも1つで生成することを特徴とする特徴とする請求項15記載のプログラム。
  20. 請求項15から19の何れか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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