JP2007166218A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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寛 林
Tsutomu Kimura
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Abstract

【課題】 禁止情報などが埋め込まれた所定のパターンを精度良く検出できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像読み取り手段4で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する複合機1であって、前記画像データの地肌濃度を検出する地肌検知手段6と、前記地肌検知手段6が検出した画像データの地肌濃度を前記画像データから除去する地肌除去手段7と、前記地肌除去手段7により地肌が除去された画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出手段8とを有する。これにより、地肌を除去した画像データから所定のパターンを検出するようにしたので、禁止情報などが埋め込まれた所定のパターンを精度良く検出できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機密文書の情報漏洩を防止することができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
近年、パーソナルコンピュータやプリンタ、複写機の普及によって、プリントアウトされた機密文書の不正コピーによる情報漏洩の問題が出てきている。機密文書の不正コピーの防止・抑制のための従来技術として、機密文書のプリント時に、画像中にコピー禁止情報を埋め込んでからプリント出力し、コピー時には原稿を読み取った画像中から画像中に埋め込まれているコピー禁止情報を検知し、コピー禁止情報が含まれている場合には正常なコピー動作を中止する、といった不正コピー禁止機能を持った複合機が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
また、その不正コピー禁止機能を発展させ、機密文書のプリント時には画像中にコピー禁止情報、および特定の条件のもとではコピーを許可するためのコピー許可条件情報(例えば、暗証番号)の2種類の情報を埋め込んでプリント出力し、コピー時には読み取った画像中から画像中に埋め込まれているコピー禁止情報およびコピー許可条件情報の2種類の情報を検知し、コピー許可条件に合致しているか判断し、コピー許可条件に合致していない場合にはコピー動作を中止するが、合致している場合にはコピー動作を行う、という高度な不正コピー禁止機能を持った複合機も検討されている。ここで、コピー禁止情報・コピー許可条件情報の埋込み方法としては、例えば次のような方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
すなわち、文書画像の背景全面に微小なパターンで比較低濃度の背景地紋画像を合成する。背景地紋画像は潜像文字領域と背景領域の2つの領域で構成されており、それぞれの領域は異なる微小パターンで構成されている。潜像文字領域は、比較的小さいドットパターンで構成され、背景領域は、2種類の微小な斜線パターンの配列で構成されている。この2種類の斜線パターンがそれぞれビット0、ビット1を表現し、その2種類の斜線パターンを所定サイズの2次元配列とした2次元コード画像が背景部に互いに隣接して繰り返し配置されるようになっている。コピー許可条件情報としては、この2次元コードに埋め込む。
コピー禁止情報としては、2次元配列の内部が全てビット0に対応する斜線パターンで構成する特殊コード、もしくは2次元配列の内部が全てビット1に対応する斜線パターンで構成する特殊コードによって埋め込む。機密文書の不正コピー抑制のための他の従来例として、機機密文書のプリント時に、プリントを行ったユーザに関する情報や日時情報等を埋め込んでからプリント出力し、プリント出力された原稿をスキャナ等で読み込み、読み取られた画像中に埋め込まれたユーザ・クライアントPC・プリンタ・日時を解析して、情報漏洩元を特定する画像処理装置が検討されている。この機能は、前記従来例の複合機の追加機能として構成することも可能である。
また、情報漏洩の防止を目的に無断複製の禁止が要求される情報をプリントするときに禁止情報を埋め込み、そのプリント原稿を複写装置などで読み取ったときにその画像から禁止情報を検出し、その検出結果に応じて出力を制御する方法が提案されている(特許文献3参照)。画像データから原稿に埋め込まれた禁止情報である特定パターンを精度よく検出する方法として特許文献3の技術では入力画像に対し画素を近傍の画素の最大値に置き換える最大値フィルタ処理を施し、この最大値フィルタ処理を施こされた画像に対し特定パターンとその特定パターン以外の画素との境界を強調するエッジ検出処理を行ない、このエッジ検出処理を行なった画像に基づき特定パターンを検出する方法が提案されている。
特開2003−280469号公報 特開2003−283790号公報 特開2002−33912号公報
しかしながら、カラーペーパーなど原稿全面の濃度が高い原稿では地肌と特定パターンの濃度の差が小さいためエッジが検出できない場合がある。そこで原稿の地肌濃度を検出し、その地肌濃度をもとに画像から特定パターンを検出する方法があるが、その場合、特定パターンが細かいピッチで全面に埋め込まれた原稿では特定パターンの影響で地肌の濃度が正確に検出できないため、特定パターンを精度良く検出できないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、禁止情報などが埋め込まれた所定のパターンを精度良く検出できる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理装置であって、前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知手段と、前記地肌検知手段が検知した画像データの地肌濃度を前記画像データから除去する地肌除去手段と、前記地肌除去手段により地肌が除去された画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出手段とを有する。本発明によれば、地肌を除去した画像データから所定のパターンを検出するようにしたので、禁止情報などが埋め込まれた所定のパターンを精度良く検出できる。
本発明は、読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理装置であって、前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知手段と、前記地肌検知手段により検知された地肌濃度の値に基づいて前記所定のパターンを検出する基準を変更して前記画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出手段とを有する。本発明によれば、地肌濃度を考慮した所定のパターンを検出が可能となるため、地肌の影響を受けることなく、所定のパターンを検出できる。
本発明の画像処理装置は、前記地肌検知手段により検知された地肌濃度が所定の値より大さいときは前記読み取り手段による読み取り動作及び前記画像データの出力のうち少なくとも一方を停止する制御手段をさらに有する。本発明によれば、地肌の影響によって所定のパターンが検出できない場合にサービスの提供を禁止できる。
前記地肌検知手段は、所定のブロック単位で分割した複数の画像の平均濃度を算出し、そのうち最大のものを地肌濃度と判定する。これにより、読み取り画像データ上のノイズや濃度ムラなどの影響を少なくし、精度良く地肌濃度を検出できる。
前記地肌検知手段は、前記所定のブロック単位で分割した画像のうち所定の閾値を超える画素は除いて算出する。これにより、特定パターンが細かいピッチで全面に埋め込まれた原稿でも特定パターンの影響の無くし、精度良く地肌濃度を検出できる。前記所定のパターン画像は、複写禁止コードが埋め込まれたパターン画像であるとよい。
本発明は、読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理方法であって、前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知ステップと、前記画像データの地肌濃度を前記画像データから除去する地肌除去ステップと、前記地肌除去ステップで地肌が除去された画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出ステップとを有する。本発明によれば、地肌を除去した画像データから所定のパターンを検出するようにしたので、禁止情報などが埋め込まれた所定のパターンを精度良く検出できる。
本発明は、読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理方法であって、前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知ステップと、前記地肌検知ステップで検知された地肌濃度の値に基づいて前記所定のパターンを検出する基準を変更して前記画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出ステップとを有する。本発明によれば、地肌濃度を考慮した所定のパターンを検出が可能となるため、地肌の影響を受けることなく、所定のパターンを検出できる。
本発明は、前記地肌検知ステップにより検知された地肌濃度が所定の値より大さいときは前記読み取り手段による読み取り動作及び前記画像データの出力のうち少なくとも一方を停止するステップをさらに有する。本発明によれば、地肌の影響によって所定のパターンが検出できない場合にサービスの提供を禁止できる。前記地肌検知ステップは、所定のブロック単位で分割した複数の画像の平均濃度を算出し、そのうち最大のものを地肌濃度と判定する。
また、本発明のプログラムは、上記画像処理方法をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、禁止情報などが埋め込まれた所定のパターンを精度良く検出できる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の第1実施例に係る複合機1について説明する。画像処理装置としての複合機1は、プリント機能、コピー機能及びスキャン機能等の複数機能を持つ。この複合機1は、LAN(Local Area Network)などのネットワークに接続されたクラインアントPC(パーソナルコンピュータ)に接続されている。図1は本発明の第1実施例に係る複合機1のブロック図である。図1に示すように、複合機1は、画像展開手段2、画像蓄積手段3、読み取り手段4、スキャン画像処理手段5、地肌検知手段6、地肌除去手段7、パターン検出手段8、ユーザインタフェース手段9、制御手段10、コード画像生成手段11、画像合成手段12及び印字手段13を有する。複合機1は、読み取り手段4で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する。ここで、所定のパターン画像は、複写禁止コードが埋め込まれたパターン画像である。
画像展開手段2は、LANを介して入力されるプリント記述言語(PDL)で記述されたプリントデータ(以下、「PDLデータ」と言う。)の描画処理を行って文書画像データを生成し、描画した文書画像データを画像蓄積手段3に蓄積する。画像蓄積手段3は、文書画像およびコード画像をページ番号に対応付けて蓄積する。読み取り手段4は、プラテンに置かれた原稿を読み取り、読み取った画像データをスキャン画像処理手段5へ出力する。画像展開手段2又は読み取り手段4から文書画像が入力される。スキャン画像処理手段5は、読み取られた画像に対して画像補正、色変換、拡大縮小等の画像処理を行い、画像蓄積手段3へ蓄積する。
地肌検知手段6は、読み取り手段4が読み取った画像データに基づいて画像データの地肌濃度を検知するものである。このとき、地肌検知手段6は、所定のブロック単位で分割した複数の画像の平均濃度を算出し、そのうち最大のものを地肌濃度と判定する。このとき、地肌検知手段6は、所定のブロック単位で分割した画像のうち所定の閾値を超える画素は除いて算出する。地肌除去手段7は、地肌検知手段6が検知した画像データの地肌濃度を画像データから除去する。
パターン検出手段8は、地肌除去手段7により地肌が除去された画像データから所定のパターン画像を検出するものである。このパターン検出手段8は、禁止コード検知手段81とデジタルコードデコード手段82とを有する。禁止コード検知手段81は、地肌除去手段7により地肌が除去された画像データ内に禁止コードを含むかどうかを検知する。デジタルコードデコード手段82は、地肌除去手段7により地肌が除去された画像データ内に含まれるデジタルコードをデコードする。ユーザインタフェース手段9は、タッチパネルディスプレイ等の入出力デバイスを有しており、ユーザから各種操作や埋め込み情報の入力を受け付ける部分である。
制御手段10は、複合機1全体を制御するものである。制御手段10は、固定情報、ジョブ情報及びページ単位情報をそれぞれ固定情報コード、ジョブ情報コード及びページ情報コードとしてコード化する。制御手段10は、地肌検知手段6により検知された地肌濃度が所定の値より大さいときは読み取り手段4による読み取り動作又は印字手段13による画像データの出力を停止するよう指示を行う。
コード画像生成手段11は、制御手段10がコード化したそれぞれのコードを画像の所定の領域に配置してコード画像を生成し、画像蓄積手段3に蓄積する。画像合成手段12は、文書画像とコード画像生成手段11が生成したコード画像を合成する。このとき、画像合成手段12は、画像蓄積手段3に蓄積された各ページの文書画像とコード画像を読み出して合成する。印字手段13は、画像合成手段12が合成した合成画像データを用紙上に印字記録して出力する。
次に、背景地紋画像生成処理について説明する。図2はコードを説明する模式図である。図3はパターン番号配列を説明する模式図である。コード画像生成手段11には、制御手段10から付加情報(複写禁止情報、条件情報、潜像情報)が入力される。コード画像生成手段11は、入力された潜像情報を元に潜像画像を生成する。潜像情報とは、パターン画像の中にどのような潜像文字を埋め込むかを示す情報であり、具体的には、潜像の文字列、フォント種類、フォントサイズ、潜像文字列の方向(角度)等の情報からなっている。コード画像生成手段11は、潜像情報を、指定されたフォント種類、フォントサイズで、指定された方向に潜像文字列の描画を行い、2値の潜像画像として生成する。
ここで、潜像画像の解像度はプリンタの解像度を後述するパターンのサイズで割った解像度となる。例えば、プリンタ解像度が600dpi、パターンのサイズが12画素×12画素の場合、潜像画像の解像度は50dpiとなる。コード画像生成手段11は、入力された複写禁止情報および条件情報の符号化を行う。
先ず、複写禁止情報がプリント出力を行った文書を複写機1で複写させないようにすることを示す場合、図2(A)、(B)に示す2種類の複写禁止コードを生成する。ここで、図2(A)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット0となっており、図2(B)の複写禁止コードは、コード内部が全てビット1となっていることが特徴である。複写禁止情報が入力されない場合、もしくはプリント出力を行った文書を複写機1で複写させないようにすることを示すものではない場合、図2(A)および(B)に示す2種類のコードの生成は行われない。
次に、条件情報が入力されている場合、その条件情報に対して誤り訂正符号を行い、図2(C)に示すようなデジタルコードを生成する。図2(C)のコードは、ビット0およびビット1の配列によって、符号化された条件情報のビット列を表している。コードの外周は、コードの位置決めを容易にするために特殊なビットパターンとなっている。 次に、生成したコードを図3(A)に示すように複数個繰り返し配置し、潜像画像の大きさと同じ大きさのパターン番号配列を生成する。ここで、図の斜線ハッチングされた矩形が図2(A)の複写禁止コード、縦線ハッチングされた矩形が図2(B)の複写禁止コード、ドットハチングされた矩形が図2(C)のデジタルコードとなっている。
もし、複写禁止コードが生成されなかった場合には、図中の複写禁止コードの部分にはデジタルコードを配置する。また、もしデジタルコードが生成されなかった場合には、図中のデジタルコードの部分には複写禁止コードを配置する。この時点で、パターン番号配列の各要素の値は0または1になっている。次に、潜像画像を参照し、潜像画像中の黒画素の座標に対応するパターン番号配列の要素のパターン番号を2に変更する。これを潜像画像中の全ての黒画素について行うと、パターン番号配列は、複写禁止コード、デジタルコードが並べて配置された背景にパターン番号2で潜像文字が描かれた状態となる。この状態を図3(B)に示す。図中の黒色の「COPY」の部分が、パターン配列番号を2に変更された部分を示す。このパターン番号配列をコード画像生成手段11へ出力する。
コード画像生成手段11は、入力されたパターン番号配列の各要素を参照し、そのパターン番号に対応したパターンをパターン格納部から読み出してパターン画像に変換することで、背景地紋画像を生成する。生成された背景地紋画像は、画像蓄積手段3へ格納される。
図4は、パターン格納部に格納されるパターンの例を示す模式図で、(A)はパターン番号0に対応するパターン、(B)はパターン番号1に対応するパターン、(C)はパターン番号2に対応するパターンである。ここで、パターン番号配列はプリンタ解像度をパターンサイズで割った画像の解像度に相当し、それをもとに生成されるパターン画像は、パターン番号配列の一要素を1つのパターンに置き換えて生成するので、生成されたパターン画像はプリンタの解像度に一致する。また、パターン画像は、複写禁止コード、条件コードのビット値に応じた斜線パターンに変換され、潜像文字が孤立ドットパターンに変換された画像になっている。
このようにして生成されたパターン画像が背景地紋画像として、画像蓄積手段3へ格納され、文書画像データに合成されて、用紙上にプリント出力される。図5はプリント出力及びコピー出力の例を示す模式図である。プリント出力された画像の例を図5(A)に示す(説明の都合上、文書画像は画像要素が何も無い真っ白な画像の場合の例を示している)。図5(A)中の矩形で囲まれた領域を拡大したものが図5(C)である。図5(B)は、図5(A)をコピー機でコピーした場合のコピー出力画像を示す。
図6は、本発明の実施例に係る複合機1の動作フローチャートである。
まず、地肌検知手段6は、読み取り手段4が読み取った画像データに基づいて画像データの地肌濃度を検知する(ステップS101)。制御手段10は、地肌検知手段6で検知した地肌濃度が所定の閾値以上の場合(ステップS102で「Y」)、原稿画像の読み取り動作を停止し(ステップS103)、地肌検知手段6で検知した地肌濃度が所定の閾値以下の場合(ステップS102で「N」)、読み取り手段4で原稿画像を読み取る(ステップS104)。禁止コード検知手段81は、複写禁止コードを検出する(ステップS105)。制御手段10は、原稿が禁複写原稿であると判断した場合(ステップS106で「Y」)、読取画像データ出力を停止する(ステップS107)。制御手段10は、原稿が禁複写原稿でないと判断した場合(ステップS106で「N」)、読取画像データを出力する(ステップS108)。
図7は、地肌検知手段6の処理フローチャートである。地肌検知手段6は、9×9ウィンド内の画素値を順次読み込む(ステップS201)。次に、地肌検知手段6は、読込み画素の濃度が閾値より小さいと判断した場合(ステップS202で「Y」)、画素を加算、及びカウントする(ステップS203)。地肌検知手段6は、読込み画素の濃度が閾値より大きいと判断した場合(ステップS202で「N」)、画素を加算しないようにする(ステップS204)。地肌検知手段6は、全ての画素が終了した場合(ステップS205で「Y」)、加算画素値/カウント数を計算することにより所定のブロック単位で分割した複数の画像の平均濃度を算出し(ステップS206)、そのうちの最大のものを地肌濃度と判定し、ウィンド内の地肌濃度を決定する(ステップS207)。このとき、地肌検知手段6は、ブロック単位で分割した画像のうち所定の閾値を超える画素は除いて算出する。
以上のように、地肌を除去した画像データから所定のパターンを検出することで、禁止情報などが埋め込まれた所定のパターンを精度良く検出できる。
次に本発明の第2実施例に係る複合機について説明する。図8は、本発明の第2実施例に係る複合機のブロック図である。図8に示すように、複合機101は、第1実施例の複合機1のうち地肌検知手段6及び地肌除去手段7に代えて地肌検知手段106を設けたものである。地肌検知手段106は、画像データの地肌濃度を検知し、検知した画像データの地肌濃度をパターン検出手段8へ出力する。パターン検出手段8は、地肌検知手段106により検知された地肌濃度の値に基づいて前記所定のパターンを検出する基準を変更して読み取り手段4で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出する。また、制御手段10は、地肌濃度が所定の値より大さいときは読み取り手段4による読み取り動作又は印字手段13による画像データの出力を停止する。
以上のように、地肌濃度を考慮した所定のパターンを検出が可能となるため、地肌の影響を受けることなく、所定のパターンを検出できる。
なお、本発明の画像処理方法は、複合機1により実現される。複合機1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。本発明の画像処理方法は、コンピュータを制御して実行するプログラムとして実現することができる。このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより、提供することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の第1実施例に係る画像処理装置のブロック図である。 コードを説明する模式図である。 パターン番号配列を説明する模式図である。 パターンの例を示す模式図である。 プリント出力およびコピー出力の例を示す模式図である。 本発明の実施例に係る複合機の動作フローチャートである。 地肌検知手段の処理フローチャートである。 本発明の第2実施例に係る複合機のブロック図である。
符号の説明
1、101 複合機
2 画像展開手段
3 画像蓄積手段
4 読み取り手段
5 スキャン画像処理手段
6 地肌検知手段
7 地肌除去手段
8 パターン検出手段
81 禁止コード検知手段
82 デジタルコードデコード手段
9 ユーザインタフェース
10 制御手段
11 コード画像生成手段
12 画像合成手段
13 印字手段

Claims (11)

  1. 読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理装置であって、
    前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知手段と、
    前記地肌検知手段が検知した画像データの地肌濃度を前記画像データから除去する地肌除去手段と、
    前記地肌除去手段により地肌が除去された画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理装置であって、
    前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知手段と、
    前記地肌検知手段により検知された地肌濃度の値に基づいて前記所定のパターンを検出する基準を変更して前記画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記地肌検知手段により検知された地肌濃度が所定の値より大さいときは前記読み取り手段による読み取り動作及び前記画像データの出力のうち少なくとも一方を停止する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記地肌検知手段は、所定のブロック単位で分割した複数の画像の平均濃度を算出し、そのうち最大のものを地肌濃度と判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記地肌検知手段は、前記所定のブロック単位で分割した画像のうち所定の閾値を超える画素は除いて算出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記所定のパターン画像は、複写禁止コードが埋め込まれたパターン画像であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理方法であって、
    前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知ステップと、
    前記画像データの地肌濃度を前記画像データから除去する地肌除去ステップと、
    前記地肌除去ステップで地肌が除去された画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 読み取り手段で読み取った画像データから所定のパターン画像を検出して前記画像データの出力を制御する画像処理方法であって、
    前記画像データの地肌濃度を検知する地肌検知ステップと、
    前記地肌検知ステップで検出した地肌濃度の値に基づいて前記所定のパターンを検出する基準を変更して前記画像データから前記所定のパターン画像を検出するパターン検出ステップと
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記地肌検知ステップにより検知された地肌濃度が所定の値より大さいときは前記読み取り手段による読み取り動作及び前記画像データの出力のうち少なくとも一方を停止するステップをさらに有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記地肌検知ステップは、所定のブロック単位で分割した複数の画像の平均濃度を算出し、そのうち最大のものを地肌濃度と判定することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の画像処理方法。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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