JP2010232739A - 画像処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、赤色とその他の色とを判別しにくい2色覚あるいは異常3色覚の人が、赤色とその他の色とによってもともと区分けされていた画像の内容を見分けやすくなるように、その画像の内容を変更した場合において、その変更後の画像の内容を、変更前の内容に戻せるようにしておくことを目的とする。
【解決手段】情報処理装置は、強調対応処理として赤色で描かれた文字を含む領域に下線文字飾りを施すと共に、文書画像中に下線文字飾りが施されているか否かを利用者に通知したり、文書画像中の下線文字飾りを除去して元の状態に戻せるようにしたりする情報画像を配置した文書画像を生成する。利用者は、この文書画像を画像形成装置の画像読取部に読み込ませることにより、強調対応処理によって装飾を施された文書画像から、その文書画像の原本との相違点を確認することや、原本自体を取得することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
人間の遺伝子のタイプの違いや目の疾患によって色の見え方が異なる場合がある。眼科用語では、赤、青、緑の錐体細胞の異常の有無によって、3色覚(正常3色型色覚)、2色覚(2色型色覚)、異常3色覚(異常3色型色覚)と呼んでいる。特許文献1には、複写機やプリンタなどの画像形成装置において、2色覚あるいは異常3色覚の人(3色覚者でない)であっても色の区別がつくような画像を記録用紙に形成する技術が開示されている。
特開2004−080118号公報
本発明は、赤色とその他の色とを判別しにくい2色覚あるいは異常3色覚の人が、赤色とその他の色とによってもともと区分けされていた画像の内容を見分けやすくなるように、その画像の内容を変更した場合において、その変更後の画像の内容を、変更前の内容に戻せるようにしておくことを目的とする。
請求項1に係る発明は、色空間における赤色の範囲を記憶する赤色記憶手段と、文字を含む文書画像を表す画像データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された画像データが表す文書画像と、当該文書画像内に配置され、前記赤色記憶手段により記憶されている範囲に属する赤色の文字の画像と当該赤色以外の色の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成において、前記情報画像に前記文書画像内に配置された前記区別画像を除去する処理を特定する情報を表す画像が含まれていることを特徴とする画像処理装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の構成において、前記情報画像に前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データが格納されている格納場所を表す画像が含まれていることを特徴とする画像処理装置である。
請求項4に係る発明は、文字を含む文書画像と、当該文書画像内に配置され、予め決められた範囲に属する赤色の文字の画像と当該範囲に属しない色の文字の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを取得する画像データ取得手段と、取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される情報に基づいて、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データを取得する文書画像取得手段とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の構成において、前記情報画像には、前記文書画像内に配置された前記区別画像を除去する処理を特定する情報を表す画像が含まれており、前記画像データ取得手段は、取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される情報に基づいて、当該全体画像から前記区別画像を除去する処理の内容を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された内容の処理を行って、前記全体画像から前記区別画像を除去した画像を表す画像データを生成する生成手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
請求項6に係る発明は、請求項4に記載の構成において、前記情報画像には、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データが格納されている格納場所を表す画像が含まれており、前記文書画像取得手段は、取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される格納場所から、当該格納場所に格納されている前記画像データを取得することを特徴とする画像処理装置である。
請求項7に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された画像処理装置と、前記画像処理装置によって生成された画像データに応じた画像を記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、請求項4〜6のいずれかに記載された画像処理装置と、前記画像処理装置の文書画像取得手段によって取得された画像データに応じた画像を記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、コンピュータを、色空間における赤色の範囲を記憶する赤色記憶手段と、文字を含む文書画像を表す画像データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された画像データが表す文書画像と、当該文書画像内に配置され、前記赤色記憶手段により記憶されている範囲に属する赤色の文字の画像と当該赤色以外の色の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを生成する生成手段として機能させるためのプログラムである。
請求項10に係る発明は、コンピュータを、文字を含む文書画像と、当該文書画像内に配置され、前記赤色記憶手段により記憶されている範囲に属する赤色の文字の画像と当該赤色以外の色の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを取得する画像データ取得手段と、取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される情報に基づいて、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データを取得する文書画像取得手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、赤色とその他の色とを判別しにくい2色覚あるいは異常3色覚の人が、赤色とその他の色とによってもともと区分けされていた画像の内容を見分けやすくなるように、その画像の内容を変更した場合において、その変更後の画像の内容を、変更前の内容に戻せるようにしておける。
請求項2記載の発明によれば、変更後の画像の内容を変更前の内容に戻すための処理の内容を特定する情報を全体画像の中に含ませておける。
請求項3記載の発明によれば、変更前の内容を表す画像データの格納場所を全体画像の中に含ませておける。
請求項4記載の発明によれば、赤色とその他の色とを判別しにくい2色覚あるいは異常3色覚の人が、赤色とその他の色とによってもともと区分けされていた画像の内容を見分けやすくなるように、その画像の内容を変更した場合において、その変更後の画像の内容を、変更前の内容に戻せる。
請求項5記載の発明によれば、全体画像に含まれる情報画像から、変更後の画像の内容を変更前の内容に戻すための処理の内容を特定する。
請求項6記載の発明によれば、全体画像に含まれる情報画像から、変更後の画像の格納場所を特定する。
請求項7記載の発明によれば、変更後の画像の内容を変更前の内容に戻せるようにしておいた全体画像を記録媒体に形成することができる。
請求項8記載の発明によれば、変更前の内容に戻した文書画像を記録媒体に形成することができる。
請求項9記載の発明によれば、赤色とその他の色とを判別しにくい2色覚あるいは異常3色覚の人が、赤色とその他の色とによってもともと区分けされていた画像の内容を見分けやすくなるように、その画像の内容を変更した場合において、その変更後の画像の内容を、変更前の内容に戻せるようにしておける。
請求項10記載の発明によれば、変更後の画像の内容を変更前の内容に戻すための処理の内容を特定する情報を全体画像の中に含ませておける。
本発明の実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 同実施形態に係る画像形成装置1の構成を示したブロック図である。 同実施形態に係る情報処理装置3の構成を示したブロック図である。 同実施形態に係る強調対応処理を説明する図である。 同実施形態に係る情報処理装置3の強調処理の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る強調対応処理を説明する図である。 同実施形態に係る画像形成装置1の複写処理の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る画像形成装置1の復元処理の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 同実施形態に係る画像形成装置1の復元処理の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態の変形例に係る強調対応処理を説明する図である。 同実施形態の変形例に係る強調対応処理を説明する図である。 同実施形態の変形例に係る強調対応処理を説明する図である。
一般色覚者の目の網膜には、光の波長によって感じ方(分光感度)が異なるL錐体、M錐体、S錐体の3種類の錐体がある。一方、2色覚あるいは異常3色覚の人は、錐体の種類や分光感度が一般色覚者と異なり、赤色、黄色、青色というようなそれぞれの色相を区別する情報に乏しいため、彩度差と明度差のみからしか色の判別を行うことができない。2色覚あるいは異常3色覚には多様な特性があるが、例えば赤色の色相を認識できないために、赤色と黒色などの無彩色との判別が難しい場合がある。赤色は、文書などの情報を提示する書類において、重要な内容、強調したい内容、閲覧者に注意を喚起したい内容などを修飾するのに用いられる。そのために利用者が、この赤色をその他の色と判別できないと、文書などを閲覧するうえで支障が生じる場合が多い。以下では、赤色によって修飾された文書を例に挙げて、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明における赤色とは、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混色の一種であるRGB色空間において、それぞれの原色を8ビット(256階調)で表現すると、(R,G,B)=(220〜255,0〜55,0〜55)の範囲で表現される色を想定する。なお、本実施形態において、AとBの範囲を表す為に「A〜B」という表現を用いた場合には、A以上B以下の範囲を表すものと定義する。
(A)第1実施形態
(A−1)構成
図1は、本実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。
画像形成装置1と情報処理装置3とは、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)などの情報を伝達するための通信網であるネットワーク2で接続されている。画像形成装置1は、例えば複写、プリント及びスキャンなどの機能が一つにまとめられた機器であり、記録用紙に画像を形成したり、記録用紙から画像を読み取ったりする。情報処理装置3は、例えばパーソナルコンピュータであり、各種の画像処理を行ったり、画像データをネットワーク2経由で画像形成装置1に供給し、その画像データに応じた画像を形成するよう画像形成装置1に指示したりする。なお、図1において1台の画像形成装置1と3台の情報処理装置3を図示しているが、ネットワーク2に接続される画像形成装置1や情報処理装置3の数はこれに限らない。
図2は、画像形成装置1の構成を示したブロック図である。
画像形成装置1は、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、通信部15、画像読取部16、及び画像形成部17を備えている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備えており、CPUがROMや記憶部12に記憶されているプログラムを実行することによって画像形成装置1の各部を制御する。ROMには、CPUが画像に含まれる情報画像(後述)を解析して、その解析結果を得るための解析プログラムなどが記述されている。記憶部12は、HD(Hard Disk)などの不揮発性の補助記憶装置であり、各種のプログラムやデータが記憶されている。操作部13は、複数のキーを備えており、利用者の操作を受け付けてその操作に応じた信号を制御部11に供給する。表示部14は、VRAM(Video RAM)、液晶ディスプレイ及び液晶駆動回路を備えており、制御部11から供給される情報に基づいて処理の進行状況や利用者に操作を案内する情報などを表示する。通信部15は、通信回路や通信インタフェースを備えており、ネットワーク2を介して情報処理装置3と通信を行う。画像読取部16は、CCD(Charge Coupled Device)により構成される光学系部材を備えており、記録用紙に形成されている画像を光学系部材によって読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する。画像形成部17は、像保持体である感光体ドラム、静電潜像を形成する露光部、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部、そのトナー像を記録用紙へ転写する転写部、及び記録用紙に転写されたトナー像をその記録用紙に定着させる定着部を備えている。この画像形成部17は、画像読取部16によって生成された画像データや、通信部15を介して受信した画像データに応じて、画像を記録用紙に形成する画像形成手段の一例である。
図3は、情報処理装置3の構成を示したブロック図である。
情報処理装置3は、制御部31、記憶部32、操作部33、表示部34及び通信部35を備えている。制御部31は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備えており、CPUがROMや記憶部32に記憶されているプログラムを実行することによって情報処理装置3の各部を制御する。操作部33は、キーボードやマウスなどの操作デバイスを備えており、利用者の操作を受け付けて、その操作に応じた信号を制御部31に供給する。表示部34は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示デバイスを備えており、制御部31から供給される画像データに基づいて各種の情報を表示する。通信部35は、通信回路や通信インタフェースを備えており、ネットワーク2を介して画像形成装置1と通信を行う。
記憶部32は、HD(Hard Disk)などの不揮発性の補助記憶装置であり、各種のプログラムやデータが記憶されている。記憶部32に記憶されているプログラムには、文字や図形あるいは表などを複数色で表現した文書を表す文書画像データを作成したり、保存したり、編集したりする手順が記述された文書作成アプリケーションプログラム321と、その文書画像データを画像形成装置1が解釈可能なページ記述言語で表現された画像データに変換するための処理手順が記述されたプリンタドライバ322とがある。このプリンタドライバ322には、前述したRGB色空間における赤色の範囲(R,G,B)=(220〜255,0〜55,0〜55)が記述されている。つまり、プリンタドライバ322が記憶されている記憶部32は、赤色の範囲を記憶する赤色記憶手段の一例である。
また、このプリンタドライバ322には、利用者が文書作成アプリケーションプログラム321を実行することによって作成した文書画像データにおいて、強調などの目的により赤色で修飾された箇所を、2色覚あるいは異常3色覚の人に対してその箇所が強調などされていることを認識させるための処理(以下、強調対応処理という)の手順が記述されている。強調対応処理は、文書画像データにおいて赤色で描かれた文字(以下、赤色文字列という)に対して修飾を施すことで、強調などの目的で使われる赤色と、その他の色(典型的には、文書において一般に最も多く使われる色である黒色)との判別を容易にする。より具体的に、この修飾は、赤色文字列に外接する矩形領域の下辺のさらにその下方に線分画像を形成する処理である。以下では、この修飾のことを、下線文字飾りという。
このような強調対応処理を実施することによって、原本である文書画像データの内容が一部変更された文書画像データ、つまり、赤色文字列の下に下線文字飾りが施された文書画像を表す文書画像データが生成されることになる。ただし、利用者が、文書画像中にこのような下線文字飾りが施されているか否かを知るためには、文書画像の内容を逐一見て確認しなければ分からず、例えばその文書画像の表紙部分や内容の一部を見ただけでは分からないことがある。さらに、この下線文字飾りは2色覚あるいは異常3色覚の人のために施されたものであるから、例えば一般色覚者がこの文書画像を利用する場合には、文書画像中の下線文字飾りを除去して、元の状態である原本の文書画像の内容に戻したいケースもある。ここで、原本とは、利用者が文書作成アプリケーションプログラム321を実行することによって作成した文書画像データであり、強調対応処理が実施されていない状態のものことを言う。そこで、このプリンタドライバ322には、文書画像中に下線文字飾りが施されているか否かを利用者に通知し、さらに、文書画像中の下線文字飾りを除去して元の状態に戻すための処理が記述されている。
図4は、下線文字飾りを説明する図である。
図4に示した文書画像は、それぞれ同一の文書画像データを基に形成された文書画像であり、赤色で描かれた文字を実線の文字で、赤色以外の例えば黒色で描かれた文字を白抜き線の文字で表現している。また、文書画像B41は、下線文字飾りが施されていない文書画像であり、文書画像B42は、下線文字飾りが施された文書画像である。文書画像B42には、赤色で描かれた文字列(DEF)に対して下線文字飾りが施されている。
(A−2)動作
利用者は、情報処理装置3に文書作成アプリケーションプログラム321を実行させ、表示部34を参照しながら操作部33を操作して文書を作成する。このとき、利用者は、操作部33を操作して文書中で強調などをしたい箇所の文字を赤色とするよう、情報処理装置3に指示することができる。制御部31は、文書作成アプリケーションプログラム321に記述された手順に従い、利用者の操作に応じて文書を表す文書画像データをRAM等のメモリ上に作成する。このように制御部31は文書画像データを作成乃至記憶することでその文書画像データを取得する取得手段の一例である。そして、利用者が、操作部33を操作して、作成した文書をプリントアウトするよう指示すると、制御部31は、プリンタドライバ322を実行して、図5に示す処理を開始する。
図5において、制御部31は、文書画像データを解析して、強調対応処理の対象となる赤色が含まれているか否かを判断する(ステップS51)。文書画像データには、文字や図形あるいは表を画像として表現するために、様々な色を表す色情報が含まれている。制御部31は、これらの色情報と、プリンタドライバ322に記述されている赤色の範囲とを照合することで、文書画像データにおいて強調対応処理の対象となる箇所を特定すればよい。制御部31は、赤色が含まれていると判断した場合には(ステップS51;YES)、強調対応処理を実施するか否かを利用者に確認させるポップアップ画面を表示部34に表示する(ステップS52)。ポップアップ画面には、強調対応処理を実施するか否かを択一的に選択する選択肢であるラジオボタンが設けられており、利用者は、ラジオボタンのいずれか一方を選択することにより、強調対応処理を実施するか否かを選択することが可能である(ステップS53)。ここで、利用者が、強調対応処理の実施を選択するラジオボタンを選択したとする(ステップS53;YES)。すると、制御部31は、強調対応処理として、文書画像データに含まれる赤色文字列に下線文字飾りを施し、さらに、その文書画像中の予め定められた領域に、下線文字飾りを除去するための情報を表す情報画像を配置した文書画像データを生成する(ステップS54)。即ち、このとき生成された文書画像データは、最初に取得した画像データが表す文書画像と、その文書画像内に配置され、その文書画像において赤色文字列とその赤色文字列以外の文字列とを利用者に区別させる区別画像である下線文字飾りの画像と、その下線文字飾りが配置されていない状態の文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データである。つまり、制御部31は、区別画像と情報画像とを含む、全体画像を表す画像データを生成する生成手段の一例である。
そして、制御部31は、強調対応処理後の文書画像データを、画像形成装置1が処理可能なページ記述言語で表現された画像データに変換するための画像処理を行う(ステップS55)。次に、制御部31は、その画像データを通信部35から画像形成装置1に対して送信する(ステップS56)。そして、画像形成装置1の通信部15が情報処理装置3から上記画像データを受信すると、制御部11は、その画像データの内容を解析してビットマップ化し、画像形成部17を制御して画像を記録用紙に形成させる。なお、ステップS51において、制御部31は、赤色で描かれた文字が含まれていないと判断した場合には(ステップS51;NO)、上述したステップS52〜S54の処理をスキップして、ステップS55の画像処理に進む。また、ステップS53において、強調対応処理の実施を中止するラジオボタンを選択したとする(ステップS53;NO)。すると制御部31は、上述したステップS54の処理をスキップして、ステップS55の画像処理に進む。
図6は、強調対応処理を説明する図である。
図6では、文書画像B61に含まれる赤色で描かれた文字を実線の文字で、赤色以外の例えば黒色で描かれた文字を白抜き線の文字で表現している。この文書画像B61中の赤色文字列(DEF)の下方には下線文字飾りMK61が配置され、さらに、文書の最下方には情報画像KG61が配置されている。情報画像KG61は、「赤文字に下線を施した」という情報を符号化した画像である。この文書画像B61には、画像データが表す文書画像と、その文書画像内に配置され、その文書画像において赤色文字列とその赤色文字列以外の文字列とを利用者に区別させる区別画像である下線文字飾りの画像と、その下線文字飾りが配置されていない状態の文書画像を取得するための情報を表す情報画像とが含まれているから、これら全体の画像を意味する全体画像に相当するものである。情報画像の符号化の処理は、情報処理装置3の制御部31が、プリンタドライバ322に記述されている符号化ルーチンを実行することにより行われる。この情報画像KG61は、無色透明である透明トナーや視認性の低いカラートナー(例えばイエローやシアンなど)により形成される網点状の画像の集合であり、各々の網点状の画像の相互の位置関係(配置パターン)によって、上記の符号化された情報が表現されている。また、この網点状の画像の配置パターンの中には、この網点状の画像が情報画像であることを意味する予め定められた画素パターンが含まれている。画像形成装置1の制御部11は、この予め定められた画素パターンを検出することで、これが情報画像であることを認識することができる。
この文書画像B61が複写される場合、情報画像KG61は、画像形成装置1の画像読取部16によって読み取られ、制御部11によりその内容が解析されて、解析結果に応じた処理がなされる。
図7は、画像形成装置1の複写処理の動作を説明するフローチャートである。
まず、利用者は、画像形成装置1の操作部13の操作により「複写処理」を選択してから、記録用紙に形成された図6の文書画像B61を画像読取部16に読み取らせる(ステップS71)。制御部11は、ROMに予め記述されているプログラムを実行することによって、画像読取部16が文書画像B61を走査することで読み取ったビット単位の画素情報から、情報画像KG61を示す画素パターンが含まれているか否かを判定する(ステップS72)。制御部11は、情報画像KG61を示す画素パターンが含まれていると判定した場合には(ステップS72;YES)、その情報画像KG61が表す情報を取り出す。次に、制御部11は、取り出した情報を解析することで、「赤文字に下線を施した」という情報を抽出する(ステップS73)。そして、制御部11は、情報画像KG61から抽出した「赤文字に下線を施した」という情報を文字で表現した画像を予め設定された位置に配置した文書画像データを生成し(ステップS74)、その文書画像データに応じた文書画像を記録用紙に形成する(ステップS75)。図6の文書画像B62が、この複写処理によって形成された文書画像である。利用者は、画像形成装置1の複写処理によって得られた文書画像を閲覧する場合、「赤文字に下線を施した」といった文字列を見ることで、強調対応処理による装飾が施されていることを知る。なお、「赤文字に下線を施した」という画像が配置される位置は、文書画像の視認性を損なわないような位置であれば、どこでもよい。また、ステップS72において制御部11が、情報画像KG61を示す画素パターンが含まれていないと判定した場合には(ステップS72;NO)、上述したステップS73〜S74の処理をスキップして、ステップS75の文書画像を記録用紙に形成する処理に進む。
利用者は、文書画像B62が形成された記録用紙を参照して、この文書において赤色文字列に下線文字飾りが施されていることを知るが、この場合、この文書から下線文字飾りを除去したいケースがある。このようなときには、画像形成装置1の制御部11は、利用者からの指示に従って、強調対応処理が施された文書画像を、強調対応処理前の原本の文書画像に戻す復元処理を実行する。この復元処理は、画像形成装置1の制御部11が、ROMに予め記述されているプログラムを実行することによって実行される。
図8は、画像形成装置1の復元処理の動作を説明するフローチャートである。
ここでは、図6の文書画像B61に対して復元処理を実施する場合を想定する。まず、利用者は、画像形成装置1の操作部13の操作により「復元処理」を選択してから、画像読取部16に記録用紙に形成された図6の文書画像B61を読み取らせる(ステップS81)。制御部11は、画像読取部16に読み取りを行わせることにより、文書画像B61に含まれる文書そのものの画像、区別画像及び情報画像を含む全体画像を表す画像データを取得する画像データ取得手段の一例である。制御部11は、画像読取部16が文書画像B61を走査することで読み取ったビット単位の画素情報から、情報画像KG61を示す画素パターンが含まれているか否かを判定する(ステップS82)。制御部11は、情報画像KG61を示す画素パターンが含まれていると判定した場合には(ステップS82;YES)、その画素パターンに相当する情報画像KG61が表す情報を取り出す。次に、制御部11は、情報画像KG61に該当する情報を解析することで、強調対応処理が「赤文字に下線を施した」という処理であることを特定する。そして、制御部11は、文書画像データを解析して赤色文字列の領域を特定し、その赤色文字列の下方にある下線文字飾りの始点座標、及び終点座標から成る位置情報を抽出する(ステップS83)。制御部11は、強調対応処理が「赤文字に下線を施した」という処理であることを特定し、且つ、赤色文字列の下方にある下線文字飾りの位置情報を特定することにより、その位置情報によって表される位置にある線分画像を除去すればよいことを特定し得るから、下線文字飾りという区別画像を除去する処理の内容を特定することになる。つまり、制御部11は特定手段の一例である。さらに、制御部11は、この位置情報によって特定される下線文字飾りを構成する画素を文書画像データから削除することで、原本に相当する文書画像データを生成する(ステップS84)。つまり、制御部11は、ステップS83で特定された下線文字飾りの位置情報を基に、画像読取部16が取得した全体画像から、区別画像を除去した画像データを生成する生成手段の一例である。そして、制御部11は、その文書画像データに応じた画像を記録用紙に形成する(ステップS85)。図4の文書画像B41が、当該復元処理によって形成された文書画像である。なお、ステップS82において制御部11が、情報画像KG61を示す画素パターンが含まれていないと判定した場合には(ステップS82;NO)、エラー(ステップS86)として復元処理を終了する。
(B)第2実施形態
第2実施形態において、文書画像に配置された情報画像は、原本である文書画像データを格納した格納場所を意味しており、画像形成装置1はその格納場所から原本である文書画像データを取得する。
(B−1)構成
第2実施形態の構成は、第1実施形態と次の点で異なる。
図9は、同実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。
WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)などの情報を伝達するための通信網であるネットワーク2には、第1実施形態で説明した画像形成装置1と情報処理装置3に加えて、情報管理サーバー4が接続されている。前述したように、利用者は、情報処理装置3に文書作成アプリケーションプログラム321を実行させ、表示部34を参照しながら操作部33を操作して文書を作成するが、このとき情報処理装置3により生成された、原本に相当する文書画像データは、その文書画像データに割り当てられた文書IDとともにネットワーク2を介して情報管理サーバー4に送信される。情報管理サーバー4は、このようにして受け取った文書画像データの原本を記憶している。情報管理サーバー4は、文書画像データに対して個別に割り当てられた文書IDを基にして、ツリー状に構成されたフォルダに各文書画像データを割り当てることにより、これらの文書画像データを管理している。以下において、格納アドレスとは、情報管理サーバー4の記憶領域において文書画像データが記憶されている記憶位置を示すものとする。情報管理サーバー4は、その格納アドレスを文書IDとともに情報処理装置3に通知する。図9において1台の画像形成装置1と3台の情報処理装置3と1台の情報管理サーバー4を図示しているが、ネットワーク2に接続される画像形成装置1や情報処理装置3や情報管理サーバー4の数はこれに限らない。
(B−2)動作
第2実施形態の動作は、第1実施形態と次の点で異なる。
まず、図5のステップS54において、情報処理装置3の制御部31は、強調対応処理の対象となる文書画像データの文書ID、及び文書画像データが記憶されている情報管理サーバー4における格納アドレスを符号化して生成した情報画像を文書画像に配置する。これらの文書ID及び格納アドレスは、前述したように情報管理サーバー4から通知されたものである。
次に、画像形成装置1が文書を復元するときに、文書画像に配置された情報画像に基づき、原本である文書画像データを情報管理サーバー4から取得するフローを説明する。
図10は、同実施形態に係る画像形成装置1の復元処理の動作を説明するフローチャートである。まず、利用者は、画像形成装置1の操作部13の操作により「復元処理」を選択してから、画像読取部16に記録用紙に形成された文書画像を読み取らせる(ステップS101)。制御部11は、画像読取部16が文書画像を走査することで読み取ったビット単位の画素情報から、情報画像を示す画素パターンが含まれているか否かを判定する(ステップS102)。制御部11は、情報画像を示す画素パターンが含まれていると判定した場合には(ステップS102;YES)、情報画像を取り出す。次に、制御部11は、取り出した情報画像を解析することで、原本となる文書画像データの文書ID、及びその文書画像の格納アドレスを抽出する(ステップS103)。そして、制御部11は、ステップS103で取得した文書ID及び格納アドレスを含んだ、文書画像データの送信要求を通信部15から情報管理サーバー4に対して送信する(ステップS104)。情報管理サーバー4は、この要求に含まれる文書ID及び格納アドレスから取得した、文書画像データを、画像形成装置1に送信する。制御部11は、この文書画像データを情報管理サーバー4から受信すると、文書画像データに応じた文書画像を記録用紙に形成する(ステップS105)。このようにして、利用者は情報管理サーバー4から原本の文書画像、つまり強調対応処理がなされる前の文書画像を取得する。つまり、画像形成装置1の制御部11は、全体画像に含まれる情報画像によって表される情報に基づいて、区別画像が配置されていない状態の文書画像を表す画像データを取得する文書画像取得手段の一例である。なお、ステップS102において制御部11が、情報画像を示す画素パターンが含まれていないと判定した場合には(ステップS102;NO)、エラー(ステップS106)として文書画像データの原本を情報管理サーバーから取得する処理を終了する。
(C)変形例
(C−1)変形例1
上記実施形態において、情報処理装置3の制御部31がプリンタドライバ322を実行することによって強調対応処理を実施していたが、強調対応処理を実施する主体や、強調対応処理の手順が記述されたプログラムは、これらに限定されるものではない。強調対応処理の手順は、プリンタドライバ322とは別のプログラム、例えば、情報処理装置3が記憶している文書作成アプリケーションプログラムに記述されていてもよいし、また、画像形成装置1が記憶しているコンピュータプログラムに記述されていてもよい。後者の場合、画像形成装置1が強調対応処理を実施するので、例えば、画像読取部16が読み取った画像を表す画像データに対しても強調対応処理を実施することが可能となる。よって、複写を行うときにも、2色覚あるいは異常3色覚の人が赤色とその他の色とを判別しやすい複写物を作成することができる。
また、情報処理装置3の制御部31が、ソフトウェアであるプログラムを実行することによって強調対応処理を実施するのではなく、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの回路がプログラムに拠らずに強調対応処理を実施してもよい。
(C−2)変形例2
赤色の範囲は、RGB色空間以外の任意の色空間で定義することが可能であり、要は、どのような色空間であっても、2色覚あるいは異常3色覚の人がその他の色と判別にしにくい赤色の範囲でありさえすればよい。例えば色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度(Lightness)の3つの要素で色を表現するHLS色空間において定義されていてもよい。HLS色空間の場合、赤色の範囲を例えばH=250〜255及び0〜8、L=220〜255、S=118〜153としてもよい。なお、ここでは、H=0°〜360°を8ビットで表現して、H=0〜255としている(H=0°のとき、H=0,H=360°のときH=255)。同様に、S=0(0%)〜1(100%)を8ビットで表現して、S=0〜255としている(S=0%のとき、S=0,S=100%のときS=255)。また、L=0(0%)〜1(100%)を8ビットで表現して、L=0〜255としている(L=0%のとき、L=0,L=100%のとき、L=255)。
(C−3)変形例3
実施形態において、情報画像は、例えば「赤文字に下線を施した」旨の情報を符号化した画像であり、無色透明である透明トナーや視認性の低いカラートナー(例えばイエローやシアンなど)によって形成された網点状の画像であるとしたが、これに限らない。情報画像は、下線文字飾りのような区別画像が配置されていない状態の文書画像を取得するための情報を表していればよく、例えば「赤文字に下線を施した」などの文字列自体であってもよい。画像形成装置1の制御部11は、この文字列をOCR等の文字認識によって、その文字列の意味を特定し、さらに、文書画像内に配置された区別画像を除去する処理を特定する。
また、情報画像は、画像形成装置1が下線文字飾りのような区別画像の配置されている文書画像をその区別画像の配置されていない状態に変更するための処理の手順(例えば赤色文字列に対して施された下線文字飾りを除去するための処理手順)が符号化されて記述された画像であってもよい。
また、記録用紙上において情報画像が配置される位置は、どこでもよく、以下にいくつかの例を説明する。
(C−3−1)変形例3−1
記録用紙上において情報画像が配置される位置は、どこでもよく、画像形成装置1の製造元が画像を形成する領域として保障している領域に限定されない。具体的に図11の文書画像B11を用いて説明すると、矩形領域K111は、画像形成装置1の製造元が画像の形成を保障している領域(以下、印字保障領域という)である。プリンタドライバ322の初期設定時には、矩形領域K111の範囲内に画像を形成するように設定されている。また、矩形領域K112は、画像形成装置1の製造元が画像の形成を保障していない領域(以下、印字非保障領域という)であるが、画像形成装置1により画像を形成することができる最大の範囲であり、プリンタドライバ322の設定によっては、印字することが可能な領域である。制御部31は、強調対応処理として画像を形成する際に、プリンタドライバ322の設定を変更し、印字が可能な領域を印字非保障領域まで拡張することで、矩形領域K111の範囲よりも外側、且つ矩形領域K112の範囲よりも内側の領域に情報画像を配置してもよい。この方式によれば、文書画像と情報画像とが重なりあって形成される可能性が軽減される。
(C−3−2)変形例3−2
図12に示すように、情報画像が配置される位置は、文書の本文の領域の上に確保された領域であるヘッダーH121や、本文の入力領域の下に確保された領域であるフッターH122であってもよい。
(C−3−3)変形例3−3
図13に示すように、情報画像の長手方向は、文書画像に含まれる文書の文字列の長手方向と一致しなくてもよい。また、情報画像を形成する色材は例えば無色透明であるトナーや有色であるトナーの種類に限定されない。
(C−3−4)変形例3−4
情報画像が配置される位置は、記録用紙の両面に画像を形成することが可能な場合には、文書画像に応じた画像を形成した面とは異なる面であってもよい。
(C−4)変形例4
図6の説明において、「赤文字に下線を施した」というという情報を符号化した情報画像を含む文書画像B61が複写される場合に、制御部11によりその情報画像の内容が解析されて、「赤文字に下線を施した」というメッセージ画像が文書画像B62に形成されたが、複写して初めて、「赤文字に下線を施した」というメッセージ画像が現れるようにするのではなく。文書画像B61に、「赤文字に下線を施した」というという情報を符号化した情報画像と、「赤文字に下線を施した」というメッセージ画像が含まれていてもよい。
1…画像形成装置、2…ネットワーク、3…情報処理装置、4…情報管理サーバー、11…制御部、12…記憶部、13…操作部、14…表示部、15…通信部、16…画像読取部、17…画像形成部、31…制御部、32…記憶部、321…文書作成アプリケーションプログラム、322…プリンタドライバ、33…操作部、34…表示部、35…通信部。

Claims (10)

  1. 色空間における赤色の範囲を記憶する赤色記憶手段と、
    文字を含む文書画像を表す画像データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された画像データが表す文書画像と、当該文書画像内に配置され、前記赤色記憶手段により記憶されている範囲に属する赤色の文字の画像と当該赤色以外の色の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記情報画像には、前記文書画像内に配置された前記区別画像を除去する処理を特定する情報を表す画像が含まれている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記情報画像には、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データが格納されている格納場所を表す画像が含まれている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 文字を含む文書画像と、当該文書画像内に配置され、予め決められた範囲に属する赤色の文字の画像と当該範囲に属しない色の文字の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを取得する画像データ取得手段と、
    取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される情報に基づいて、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データを取得する文書画像取得手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記情報画像には、前記文書画像内に配置された前記区別画像を除去する処理を特定する情報を表す画像が含まれており、
    前記画像データ取得手段は、
    取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される情報に基づいて、当該全体画像から前記区別画像を除去する処理の内容を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された内容の処理を行って、前記全体画像から前記区別画像を除去した画像を表す画像データを生成する生成手段と
    を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記情報画像には、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データが格納されている格納場所を表す画像が含まれており、
    前記文書画像取得手段は、取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される格納場所から、当該格納場所に格納されている前記画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載された画像処理装置と、
    前記画像処理装置によって生成された画像データに応じた画像を記録媒体に画像を形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4〜6のいずれかに記載された画像処理装置と、
    前記画像処理装置の文書画像取得手段によって取得された画像データに応じた画像を記録媒体に画像を形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. コンピュータを、
    色空間における赤色の範囲を記憶する赤色記憶手段と、
    文字を含む文書画像を表す画像データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された画像データが表す文書画像と、当該文書画像内に配置され、前記赤色記憶手段により記憶されている範囲に属する赤色の文字の画像と当該赤色以外の色の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを生成する生成手段と
    して機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、
    文字を含む文書画像と、当該文書画像内に配置され、前記赤色記憶手段により記憶されている範囲に属する赤色の文字の画像と当該赤色以外の色の画像とを利用者に区別させる区別画像と、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を取得するための情報を表す情報画像と、を含む全体画像を表す画像データを取得する画像データ取得手段と、
    取得された前記画像データが表す全体画像に含まれる前記情報画像によって表される情報に基づいて、前記区別画像が配置されていない状態の前記文書画像を表す画像データを取得する文書画像取得手段と
    して機能させるためのプログラム。
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