JP2011071661A - 画像形成装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Kunio Yoshihara
邦男 吉原
Etsuko Maeda
恵津子 前田
Rieko Akiba
理恵子 秋庭
Masamizu Kurimoto
雅水 栗本
Hidetoshi Asasaka
豪紀 浅坂
Takashi Oyama
剛史 大山
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Abstract

【課題】従来の学習用出版物や、市販されている色ペン/マーカと色シートは、それぞれ専用の組み合わせが決まっていて、専用のものを使わないと、効果が出ず視認できてしまう場合がある。
【解決手段】色パッチを配置したテストシート(400)を印刷する印刷手段(50、502)と、前記テストシートの色パッチが配置された側に特定波長域の可視光線を透過する色シート(900)を重ねた状態で前記テストシートの画像を読み取る読み取り手段(30、501)と、前記読み取り手段にて読み取った第一のテストシートにおける色パッチの色または濃度に基づいて、ユーザが所望する色または濃度であるか否かを判定する判定手段と、画像を印刷するための色または濃度に対する、インクまたはトナー色材の配分量を演算する演算手段とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定波長域の可視光線を透過する特性を有する色シートを透過して目視した際に、視認し難くなるかまたは所望の濃度に見えるような画像を形成する画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来から行われている人の学習方法の1つに、文書の重要事項部分を、色マーカで塗り、マーカ色と補色関係にある色のシートで覆って、重要事項の文字部分を含むマーカ部分を視認し難くして、覚えたかどうかを確認しながら記憶する方法がある。また、文字と同系色のシートを重ねて、そのシートの色に紛れて文字を視認し難くする方法もある。
例えば、特許文献1では、文字色と同系色のシートを重ねると文字が紛れて隠れ、文字のまわりの地色と補色の関係にある色のシートを重ねると文字を含む地色の部分が黒くなり文字が視認し難くなくなる学習教材が提案されている。また、上記と同様な効果を提供する、色ペン/マーキングペンと色シートがセットになった文房具が市販されている。
一方、画像形成装置を使った学習テキストを作成するものとして、特許文献2が提案されている。暗記すべき重要事項にマーキングすると、そのマーキング部の画像を原稿より抜き取り、原稿画像の複写物と同一ページの別の場所に移動させて印字するものである。
特開平11−202748号公報 特開2006−121205号公報
しかしながら、先行技術では、学習教材は印刷物本体と色シートが組み合わされて提供され、また、市販の文房具も、色ペン/マーカと色シートがセットになっている。これは、視認し難くなる文字色および地色と重ねる色シートの組み合わせ色は決まっていて、専用の組み合わせで使用しなければないからである。組み合わせ以外の印刷色、色ペン/マーカまたは色シートを使用すると、“文字が隠れる”効果が弱くなり、視認できてしまう場合がある。
一方、前述の市販文房具にて、自分で上記テキストを作成するには、黒く隠したい部分は、色シートと補色関係にあるマーカで、隠したい部分を含む下地を塗りつぶさなければならない。また、色シートに紛れて隠れる部分は同系色の文字で書かなければならない。もし文字等が別の色で書かれている場合は、例えば、その文字等を一旦白の修正液で消してから、色シートと同系色のペンで書き直さなければならず、その作業に労力を必要とする。また、特許文献2に記載の画像形成装置では、抜き出した画像はマーキング部から離れて印刷され、マーキング部は穴空き状態となるため、別レイアウトの文書になってしまう。
本発明は上記の課題を解決するために以下の構成を有する。色パッチを配置したテストシートを印刷する印刷手段と、前記テストシートの色パッチが配置された側に特定波長域の可視光線を透過する色シートを重ねた状態で前記テストシートの画像を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段にて読み取った第一のテストシートにおける色パッチの色または濃度に基づいて、前記テストシートに配置したいずれの色パッチが、ユーザが所望する色または濃度であるか否かを判定する判定手段と、画像を印刷するための色または濃度に対する、インクまたはトナー色材の配分量を演算する演算手段とを有し、前記判定手段にて、ユーザが所望する色または濃度であると判定された場合、前記印刷手段は、前記演算手段によって演算した当該色または濃度に対するインクまたはトナー色材の配分量で画像を形成して印刷し、前記判定手段にて、ユーザが所望する色または濃度でないと判定された場合、前記ユーザが所望する色または濃度と、前記読み取り手段にて読み取った色または濃度との差分が所定の閾値以内であれば、前記印刷手段は、前記読み取り手段にて読み取った色または濃度に応じて、色パッチの色または濃度を変更した第二のテストシートを印刷することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが持っている任意の透明色シートを用いて隠れる印字色の画像を作成可能となる。また、従来の“色シートに紛れて隠れる”モードと、“色シートで黒くなり隠れる”モード以外に色シートを重ねて“所望の濃度(隠れ具合)に見える”画像も作成可能となる。さらに、コピーとほぼ同様な操作で、隠れる印字色の画像を作成可能となり、任意の画像形成装置において、精度良く隠れる印字色の画像を作成可能である。
本実施形態に係る画像形成装置の基本動作フロー図。 本実施形態に係る画像形成装置の構成ブロック図。 本実施形態に係るの色演算処理の詳細フロー図。 本実施形態に係るテストシートの例の図。 第二の実施形態に係るシステム構成ブロック図。 第二の実施形態に係るシステム基本動作フロー図。 第三の実施形態に係る色演算処理の詳細フロー図。 第四の実施形態に係る色演算処理の詳細フロー図。 本実施形態に係るテストシート及び色シートを説明するための図。 本実施形態に係る結果画像例の図。 第四の実施形態に係るテストシートと透過シートの印刷例の図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<第一の実施形態>
[システム構成]
まず、紙原稿の指定箇所を、図9にて示している色シート900を重ねて目視した際に“所望の色または濃度に見える印字色”に変換して印刷する場合を説明する。なお、色シート900は特定波長域の可視光線を透過する透明な色シートである。図2は、本発明の第一の実施形態を適用可能な画像形成装置の構成を示すブロック図である。ホストコンピュータ10は、画像形成装置のプリント機能を使用して文書を印刷する場合に、画像データを送信するものである。インタフェースケーブル60は、ホストコンピュータ10と本画像形成装置を接続している。インタフェースケーブル60は、USBケーブル、ネットワークケーブル、無線LAN機器等を使用するがこれに限定されるわけではない。操作手段20は、キ−入力部(不図示)と画像表示部(不図示)とから成り、ユーザからの操作指示を受け付け、画像形成装置の情報をユーザに表示する機能を担う。読み取り手段30は、原稿台(不図示)に積置された原稿の画像を光学的に読み取る。制御手段40は、本画像形成装置における各処理の制御を行う。印刷手段50は、本画像形成装置にて形成された画像を、記録媒体に印字して出力する。ここでの記憶媒体の例として、紙などが挙げられる。
図2の画像形成装置は、ホストコンピュータ10より送信された画像データを、制御手段40で処理し印刷手段50にて出力するプリンタ機能を有する。さらに、読み取り手段30にて読み取った画像を印刷手段50にて複製出力するコピー機能、読み取り手段30にて読み取った画像をホストコンピュータ10に取り込むスキャナ機能を合わせ持つ。次に、制御手段40の細部について説明する。ホストI/F41は、ホストコンピュータ10とのデータインタフェースであり、コネクタ、データバッファから成り立っている。操作手段I/F42は、操作手段20を介してユーザが入力したキー情報、ユーザに提示する情報の出し入れを行うためのインタフェースであり、コネクタ、データバッファから成り立っている。スキャナI/F43は、読み取り手段30より読み取った画像情報の送受信を行うためのインタフェースであり、コネクタ、データバッファから成り立っている。CPU44は、中央演算装置であり、他のブロックとバス48を介して接続され、各ブロック間にデータ、命令を伝達して、本画像形成装置を制御する。ROM45には、CPU44のプログラム、文字フォント等のデータを記憶しておく。RAM46は、各種データ、画像を一時的に記憶しておくワークエリアで、各種の演算を行う。プリンタI/F47は、印刷手段50にて印刷する画像情報を送受信するためのインタフェースであり、コネクタ、データバッファから成り立っている。
[画像形成装置の基本動作]
次に、図2の画像形成装置の基本動作を、図1のフローチャートにて説明する。まず、電源が立ち上がると、制御手段40は、S101にて、装置全体の初期設定を行う。具体的には、制御手段40は、RAM46のクリア、各種I/F41、42、43、47のバッファのクリアを行い、CPU44のプログラムを、ROM45よりロードする。続いて、制御手段40は、読み取り手段30、印刷手段50に、初期化、立ち上げ動作の指示を出す。読み取り手段30、印刷手段50の動作準備が整ったことを検知したら、制御手段40は、次のS102に移る。S102で制御手段40は、ホストI/F41を通じて、ホストコンピュータ10からの入力信号を待つ。入力信号を検知した場合、制御手段40はS103に進む。S103で制御手段40は、入力された信号を解釈して、例えば、画像の印刷等、指示された動作処理を行う。処理後、制御手段40は、再びS102に戻り、ホストコンピュータ10からの次の入力信号を待つ。S102にて入力信号が検知できない場合制御手段40は、S104に移る。S104では操作手段I/F42を通じて、操作手段20からのキー入力信号を待つ。入力信号が無い場合制御手段40は、S102の入力信号待ちに戻る。S104にて入力信号がある場合制御手段40は、S105に進む。
S105で制御手段40は、S104にて入力された操作手段20からの信号の内容を解釈し、本実施形態による動作(以下、便宜上、色シート処理とする)を行う指示か否かを判定する。色シート処理の動作指示でない場合、制御手段40はS106に進み、色シート処理の動作指示の場合はS109に進む。S106に進んだ場合制御手段40は、通常の画像形成装置の動作指示と判定し、本実施形態ではコピー動作かスキャン動作かを判定する。そして、スキャン動作が指示された場合、制御手段40はS107に進み、指示されたスキャン動作を行う。動作後、制御手段40はS102に戻り、次の入力信号を待つ。S106にて、コピー動作が指示された場合制御手段40は、S108に進み、指示されたコピー動作を行う。動作後、制御手段40はS102に戻り、次の入力信号を待つ。
S105にて、色シート処理に対する動作指示と判定した場合、制御手段40はS109に進み、さらに、“色シートを登録する”指示か、“色変換済みのテキストを印刷する”指示か否かを判定する。ここで、色シートを登録する場合、色シート900を読み取り、印字色を決定するために制御手段40はS110に進む。S110において制御手段40は、ユーザに色シート900を準備するように操作手段20に表示し、ユーザと対話形式にて操作方法の指示を行う。次にS111で制御手段40は、印刷手段50にテストシート400を印刷する指示を出し、印刷手段50はテストシート400を印刷する。テストシート400の詳細については図4を用いて後述する。次に、S112において制御手段40は、S111にて印刷したテストシート400と、予めユーザが準備している色シート900とを重ねた状態で、読み取り手段30に積置するように、ユーザに指示する。ここで、操作手段20に操作方法を表示する例を図9に示す。図9(1)は色シート登録のために必要となるものであり、図9(2)は重ね方の指示である。テストシート400はS111にて出力し、色シート900はユーザが利用するものを準備する。そして、制御手段40は、ユーザによって読み取り準備ができたことを検知した後、テストシート400及び色シート900を重ねた画像を読み込み、RAM46に記憶する。次にS113で制御手段40は、RAM46に記憶した画像より、色シート900を重ねて“所望の色または濃度に見える印字色”を演算する。“所望の色または濃度に見える印字色”を演算した後、制御手段40は、読み込んだ色シート900単体の色とともに、“所望の色または濃度に見える印字色”をRAM46に記憶して、S102に戻る。なお、“所望の色または濃度に見える印字色”を演算する動作に関しての詳細は図3を用いて後述する。
S109にて、“色変換済みのテキストを印刷する”指示と判定した場合、制御手段40はS114に進む。S114で制御手段40は、ユーザに対し印字色を変換する箇所を指定した原稿を準備するように操作手段20に表示して、操作方法の指示を行う。ここで、印字色を変換する箇所を指定させる方法は既存の技術を使い、例えば所望の箇所に色マーキングさせる。制御手段40は、次にS115で色変換する印字色は決まっているか、すなわち、重ねて目視する色シート900は登録済みか否かをユーザに指示させる。ここで、色変換する印字色が未登録の場合、制御手段40はユーザに先に色シート900を登録するように指示を操作手段20に表示してS109に戻る。この場合、ユーザは上述したS110乃至S113の処理にて印字色を登録することとなる。S115にて、印字色が登録済みであると判定された場合、制御手段40は、S116に進み、ユーザに印字色を変換する箇所を指定した原稿を、読み取り手段30に積置するようにユーザに指示する。そして、読み取り準備ができたことを検知後、原稿である画像を読み込む。そして、制御手段40は、読み込んだ画像をRAM46に記憶する。次にS117にて、制御手段40はRAM46に記憶した画像より、色変換する箇所を指定したマーキング部分を検出する。マーキング部分を検出する方法は、例えば特許文献の特開平5−122498号公報に開示されている。検出したマーキング部分の画像よりマーキングを取り除いた画像は、S113にて登録した“所望の色または濃度に見える印字色”に変換し、印刷手段50に印字する指示を出す。そして印刷手段50は、指示された箇所を“所望の色または濃度に見える印字色”に変換した画像を印刷する。動作終了検知後、制御手段40は、S102に戻り、次の入力信号を待つ。
[パッチパターン]
ここで、本実施形態によるテストシート400のパッチパターン例を図4にて説明する。本実施形態では、パッチ、もしくは色パッチと記載する。図4は本実施形態によるテストシート400の出力例である。なお、説明のため模式的に単純化している。ここでは、テストシートに各パッチが配置されている。パッチ401Yは、イエロー単色の色パッチであり、濃度を段階的に変えて印字したものである。本実施形態では5段階で表示している。パッチ401Mは、同様なマゼンタ単色の色パッチ、パッチ401Cは、同様なシアン単色の色パッチである。ここで、パッチの色は、色相環を表現するほど多色であっても良いし、また、色シート900の概略の色をユーザに入力させて、RAM46に記憶されたデータから同系色のデータを探して対応できそうな範囲の色を印字しても良い。また一度、色シート900のみを読み取り手段30にて読み取り、同様に対応できそうな範囲の色を印字しても良い。なお、パッチの濃度変化は細かく段数が多いほど精度が上がる。
チャート402A、チャート402B、及びチャート402Cは、一般的な解像度チャートとして、太さと間隔を段階的に変化させた黒線を並べて印字したものである。色シート900を透過してテストシート400を読み取るため、色シート900の透明度、表面の乱反射等により、テストシート400の読み取り解像度、分解能が低下する可能性がある。その程度を調べるためのものである。例えば画像電子学会のファクシミリチャートのように、各種サイズの文字を印字してどのサイズまで判読可能かで解像度を表現することと同様である。そして、前述のS113において、同時に、制御手段40が、本チャート402A、402B、及び402Cを読み取り、ある閾値以下の解像度の場合は、該当の色シート900は使用不可と判定することも可能となる。また、マーキング403は読み取り時に位置合わせを行うために用いられる。なお、ここで示したテストシートの構成は一例であり、配置等をこれに限定するものではない。
[色シート登録処理(詳細)]
次に、“所望の色または濃度に見える印字色”を演算する方法のうち、色シート900に紛れて“隠れる印字色“を演算する詳細を図3のフロー図を用いて説明する。ここでの“隠れる”とは、人が目視した場合、視認しがたい状態になることを指す。図1のS110からS113の処理をより詳細に説明するものである。図3において、制御手段40は、まずS301において、ユーザへ色シート900登録動作の説明を操作手段20に表示し、さらに、色シート900を準備するようにユーザに指示する。次にS302にて、制御手段40はテストシート400を出力する。次にS303で制御手段40は、出力したテストシート400に、ユーザの準備した色シート900を重ねて読み取り手段30に積置するようにユーザに指示する。そして、ユーザが読み取り準備ができた旨の指示を、操作手段20等を介して受信するのを待つ。ユーザの準備ができた旨の指示が検知できるまで、制御手段40は本動作を繰り返す。ユーザから準備ができた旨の指示を検知したら、制御手段40はS304に進む。S304では、制御手段40は読み取り手段30より、テストシート400と色シート900とを重ねた状態で画像を読み込み、RAM46に記憶する。次にS305にて、制御手段40は、RAM46に記憶した画像のパッチ401Y、401M、及び401Cと、色パッチ以外である地の部分の画像読み取り値を、それぞれ比較してそれぞれの色の差分情報である色差を演算し、最小値を特定する。さらに、S306で制御手段40は、色差最小のパッチが、色差がないパッチであるか判定する。つまり、地の部分の色とパッチがある部分の色が同一もしくは略同一であり、差分が無いことを意味する。ここで色差が無いとは、例えば色差ΔE1が以下である。もちろん“隠れる”目的を達するならばΔEは3程度でもよい。もしここで、色差がないパッチである場合(S306にてYes)は、S308に進み、該当するパッチを印字した色を“隠れる印字色”と特定する。この特定により、色を再現するためのインクまたはトナー色材の配分量を決定する。なお、ここで“隠れる印字色”が複数見つかった場合は、制御手段40は、テストシート400出力時に印字したパッチの濃度値(グレイスケール)を以下の式にて算出して、濃度のもっとも濃い印字色を選ぶ。
濃度値(グレイスケール)=0.299R+0.587G+0.114B
(なお、RはRed成分、GはGreen成分、BはBlue成分を示す)
また、“隠れる印字色”が複数見つかった場合は、操作手段20に複数の候補色を提示してユーザに選択させても良い。次に、S309で制御手段40は、S308にて決定した“隠れる印字色”と、パッチのない地の部分の画像読み取り値を、読み取った色シート900の色として対応させて、RAM46に記憶する。登録が終了したら、制御手段40は、本動作フローを終了する。
一方、S306にて色差が最小であっても色差がある場合(S306にてNo)、制御手段40は、S307に進み、予め決めておいた閾値以内(以下、許容値)か否かを演算する。ここで、色差が予め決めておいた許容値内のパッチである場合(S307にてYes)、制御手段40は、S310に進み、該当するパッチを印字した色を“隠れる印字色候補”と決定する。さらに、S311で制御手段40は、“隠れる印字色候補”のパッチ出力色と、それに近い色相の色(当然CMYの混色の場合も有る)、さらにやや薄い色を算出し、それらの色をパッチとして変更した第二のテストパターンを作成する。ここでの第二のテストパターンにて出力する色は、色差から決定してもよいし、画像形成装置が出力可能な範囲の中から、段階的に決定してもよい。そして制御手段40はS302に戻り、第二のテストパターンを用いて新規に作成したテストシート400を出力する。便宜上、はじめに印刷したテストシートを第一のテストシートとすると、ここで印刷するテストシートは第二のテストシートとなる。その後、制御手段40はS303以降の動作を繰り返す。この繰り返しにより、ユーザが所望する色を精度よく再現するために、試行錯誤的に色を決定していくこととなる。また、S307にて、色差が予め決めておいた許容値内のパッチでない場合(S307にてNo)、制御手段40は、S312に進み、“隠れる印字色候補”がないと判定する。そして制御手段40は、S313にてユーザに、読み込んだ色シート900に対応する“隠れる印字色”が形成できない旨を、操作手段20に表示して、ユーザに通知する。その後、制御手段40は本動作フローを終了する。なお、出力結果については、図10を用いて後述する。なお、上記において、S306は色差があるか否かを基準として判定し、S307においては、所定の許容値を用いて判定している。しかし、S306においても色差が無いとみなせる程度の許容値を定義しておき、判定してもよい。
以上により、ユーザが持っている任意の透明色シートを用いて隠れる印字色の画像を作成可能となる。また、コピーとほぼ同様な操作で、読み取った画像に対して隠れる印字色の画像を作成可能となる。さらには、任意の画像形成装置において、精度良く隠れる印字色の画像を作成可能となる。
<第二の実施形態>
次に、ホストコンピュータ10内にある電子文書の指定箇所を、色シート900を重ねて目視した際に“所望の色または濃度に見える印字色”に変換してプリントする第二の実施形態について説明する。つまり、第一の実施形態では、読み取り手段にて読み取った画像に対して隠れる印字色となる処理を行なったが、第二の実施形態では、ホストコンピュータが保持する画像データを対象として処理を行なうこととなる。図5は、第二の実施形態である画像形成システムの構成を示すブロック図である。図5において、本実施形態では、読み取り手段501はスキャナ、印刷手段502はプリンタ、10はホストコンピュータであり、一般に市販されている装置である。なお、ホストコンピュータ10は本実施形態によるプログラムをインストールされているものとする。ケーブル503はそれぞれ装置間を接続し、USBケーブル、LANケーブル、無線LAN機器等が使用される。
[画像形成システムの動作フロー]
図6は、図5に示した構成の画像形成システムの動作を説明するフロー図である。まず、ホストコンピュータ10は、本実施形態に係る動作がユーザにより選択されたことを検知すると、S601にて、本動作の説明をホストコンピュータ10上の表示部(不図示)に表示する。特に、前準備として、色シート900と、色シート900を重ねて目視したときに“所望の色または濃度に見える”箇所に印をつけた電子文書をユーザに用意するように、ホストコンピュータ10は表示を行う。なお、“所望の色または濃度に見える”箇所に付ける印としては、例えば、色文字、イタリック体、影付き文字、色反転文字等、修飾文字で指定する方法や、矩形線で囲む等、変更する箇所の画像属性を変更しておく方法がある。ホストコンピュータ10は、これらの準備が整っていることをユーザに表示部を介して通知した後、S602に進み、テストシート400のパッチパターンを作成する。次に、ホストコンピュータ10はS603にてテストシート400の画像データを、接続するケーブル503を介して印刷手段502に送信する。そして、印刷手段502は、S604にて受信した画像データ、すなわちテストシート400を出力する。テストシート400の出力が終了したら、印刷手段502は、S605にて印刷終了通知を、ホストコンピュータ10に送信する。S606にて、テストシート400の印刷終了通知を受信したホストコンピュータ10は、S607に進む。S607で、ホストコンピュータ10は、印刷手段502で印刷したテストシート400に、色シート900を重ねて、読み取り手段501の原稿読み取り部に置き、画像読み取りを開始するように、ユーザに指示する。S608にて、ユーザからの画像読み取り開始指示を検知した読み取り手段501は、原稿を読み取る。S609にて読み取り手段501は原稿読み取りが終了したら、読み取り画像データと終了通知をホストコンピュータ10に送信する。S610にてホストコンピュータ10は、読み取り手段501より画像データと終了通知を受理する。次に、ホストコンピュータ10は、S611にて受理した画像データより、第一の実施形態と同様な方法により、“所望の色または濃度に見える印字色”を判定する。ホストコンピュータ10は、S612で、印をつけられた電子文書の指定箇所の印字色を判定した“所望の色または濃度に見える印字色”にて置き換える。ホストコンピュータ10は、S613で、印字色を置き換えた電子文書の画像データを印刷手段502に送信する。S614にて印刷手段502は受信した画像データを印刷する。画像データの印刷が終了したら、印刷手段502は、S615にて印刷終了通知を、ホストコンピュータ10に送信する。S616にて、テキストの印刷終了通知を受信したホストコンピュータ10は本動作を終了する。なお、出力結果については、図10を用いて後述する。
以上により、ユーザが持っている任意の透明色シートを用いて隠れる印字色の画像を作成可能となる。また、情報処理装置内にある電子文書の指定箇所を、色シートを重ねて目視した際に“所望の色または濃度に見える印字色”に変換してプリントすることが可能となる。
<第三の実施形態>
次に、紙原稿の指定箇所を、色シート900を重ねて目視した時に所望の濃度に見える印字色に変換して印刷する第三の実施形態について説明する。図7は、“所望の濃度(隠れ具合)に見える印字色”を演算する方法のフロー図である。図7において、制御手段40は、まずS701において、ユーザへ色シート登録動作の説明を操作手段20に表示し、さらに、色シート900を準備するようにユーザに指示する。次にS702にて、制御手段40はテストシート400を印刷する。S703では、ユーザに、印刷したテストシート400に、ユーザの色シート900を重ねて目視して、さらに所望の濃度のパッチを選択するように、制御手段40は操作手段20に指示を表示する。そして制御手段40は、操作手段20を介してユーザが所望する濃度のパッチの場所を入力させ、その箇所が有する濃度の値を取得する。S704で制御手段40は、ユーザに、印刷したテストシート400に、ユーザの色シート900を重ねて読み取り手段30に積置するように指示し、ユーザからの準備完了に関する指示を受信するまで、制御手段40はS703を繰り返す。
また、ユーザの準備完了の指示を受信したら、制御手段40はS705に進む。S705では、制御手段40は読み取り手段30にて、テストシート400と色シート900とを重ねた状態で画像を読み込み、RAM46に記憶する。次にS706において、制御手段40はRAM46に記憶した画像の各パッチ401Y、401M、401C部分の濃度読み取り値と、S703にて指定された場所のパッチの濃度読み取り値をそれぞれ比較し、濃度差が最小のパッチを探す。ここで、濃度値は、以下の数式から算出する。
濃度値=0.299R+0.587G+0.114B
(なお、RはRed成分、GはGreen成分、BはBlue成分を示す)
S707で制御手段40は、さらに、最小の濃度差のパッチが、濃度差なしかどうか判定する。濃度差なしのパッチがない場合はS708に進み、濃度差がないパッチがある場合は、S709に進む。S709において、制御手段40は、該当するパッチを“所望の濃度印字色”と特定する。また、この特定により、色を再現するためのインクまたはトナー色材の配分量を決定する。なお、ここで“所望の濃度印字色”が複数見つかった場合は、制御手段40は、テストシート400印刷時に印字したパッチのグレイスケール(濃度)がもっとも濃い印字色を選ぶ。また、ここで、ユーザに複数の“所望の濃度印字色”を操作手段20に提示して、ユーザに選択させても良い。次にS710で制御手段40は、S709にて決定した“所望の濃度印字色”と、パッチのない地の部分の画像読み取り値を読み取った色シート900の色として対応させて、RAM46に記憶する。制御手段40は、RAM46に記憶し登録が終了したら、本動作フローを終了する。
一方、S708に進んだ場合、制御手段40は、最小の濃度差のパッチが予め決めておいた許容値内かどうか判定する。ここで、濃度差が予め決めておいた許容値内のパッチである場合は、制御手段40はS711に進み、該当するパッチの印字色を“所望の濃度印字色候補”と決定する。さらに、S712で制御手段40は、“所望の濃度印字色候補”のパッチ印刷色と、それに近い色相の色、さらに濃度も多少変化させた色を算出して、それらの色をパッチとする第二のテストパターンを作成する。その後、S702に戻り、制御手段40は新規に作成したテストシート400を印刷する。そして、制御手段40は、S703以降前述の動作を繰り返す。この繰り返しにより、ユーザが所望する濃度を精度よく再現するために、試行錯誤的に濃度を決定していくこととなる。また、S708にて、濃度差が予め決めておいた許容値内のパッチでない場合は、制御手段40はS713に進み、“所望の濃度印字色候補”がないと判定する。そして、S714にてユーザに、読み込んだ色シート900に対応する“所望の濃度印字色”が形成できないことを、操作手段20に表示して、ユーザに知らせる。そして、制御手段40は本動作フローを終了する。
以上、上述の第一乃至第三の実施形態によって作成される画像例を、図10(1)に示し、その画像に色シート900を重ねて目視した時の画像例を図10(2)に示す。A部は、色シート900と同系色の文字であり色シート900を重ねて目視した際に紛れて隠れる例である。B部からD部は、色シート900を重ねて目視した際に所望の濃度に見える例である。B部とC部は、図10(1)では同じ濃度値に見えるが、色相と濃度が異なる文字色である。そして、色シートを重ねた際の図10(2)では、B部とC部は異なった濃度に見える。また、D部は、図10(2)においてほとんど黒に見えるように、色シート900と補色の関係にある印字色を、図10(1)では地色に印字している。
以上により、“色シートに紛れて隠れる”モードと、“色シートで黒くなり隠れる”モード以外に色シートを重ねて“所望の濃度(隠れ具合)に見える”画像も作成可能となる。
<第四の実施形態>
次に、紙原稿に重ねて目視した際に、指定箇所が紛れて隠れるような色シート900を作成して印刷する場合を説明する。なお、ここで作成する色シート900は、OHPシートのような可視光を透過する透過シートに、可視光透過性のある記録材を塗布して出力されることを前提としている。ここでは、可視光透過性のある記録材を塗布して出力させた透過シートをテスト色シートと記載する。また、便宜上、テストシートに配置される色パッチを第一の色パッチとすると、色シートに配置される色パッチは第二の色パッチとなる。図8は、“透過シートへの塗布色”を演算する方法のフロー図である。図8において、制御手段40は、まずS801において、ユーザへ色シート900作成動作の説明を操作手段20に表示する。次に、S802にて制御手段40は、作成する色シート900の概略の色を操作手段20より入力するようにユーザに指示し、入力された値をRAM46に記憶する。次にS803にて、制御手段40は、S802にて入力された色シート900の概略の色と同系色のテストパッチを塗布したテスト色シート950と、テストシート400をそれぞれ印刷する。ここで印刷例を図11(1)に示す。図11(1)において、テストシート400には、横長矩形のパッチを縦方向にN段に配列した第一の色パッチが、テスト色シート950には、縦長矩形のパッチを横方向にM列配列した第二の色パッチが印刷される。ここで、テストシート400に印刷した第一の色パッチのうち、最上のパッチ(番号1)については、何も印刷せずに、記録媒体の地色のままとする。また、ここに示した変数M及びNについては、本実施形態に係る画像形成装置が実現可能であれば、いくつであっても構わない。また、形状についても、矩形を縦横に並べて配置したものに限定されるわけではない。次にS804で制御手段40は、印刷したテストシート400に、印刷したテスト色シート950を重ねて読み取り手段30に置くようにユーザに指示し、ユーザからの読み込み準備が完了した旨の指示を待つ。
ユーザから準備完了の指示を受信したら、制御手段40はS805に進む。なお、ユーザからの準備完了の指示を受信するまで、制御手段40は本ステップを繰り返す。S805では、制御手段は読み取り手段30より、テストシート400とテスト色シート950とを重ねた状態で画像を読み込み、RAM46に記憶する。なお、ここで、図11(2)に示すようにテスト色シート950の第二のパッチをM列、テストシート400の第一のパッチをN段に配列しているので、重ね合わせて目視すると、M*N個のパッチができる。なお、ここでは以下の説明のために、便宜的に、各パッチにマトリックス状の記号を付ける。次にS806にて、制御手段40は、RAM46に記憶した画像のテストパッチ部分の画像読み取り値より、第二の色パッチ毎にそれぞれ図3のフローの説明と同様にして、“隠れる印字色”となる第一のパッチ色を探す。具体的には、第二の色パッチAについては、パッチA1の画像読み取り値と、A2、A3、、、ANのそれぞれのパッチの画像読み取り値を比較して、色差が最小値のパッチを算出する。パッチAについて、演算が終わったら、次にパッチB、パッチC、、、パッチMと順次色差の最小値を演算していく。以下同様である。
S807で制御手段40は、さらに、色差が最小値のパッチは、色差がないパッチであるか否かを判定し、色差がないパッチである場合は、S809に進む。S809にて、該当するパッチは、重ねて目視した時に紛れて隠れる部分であるので、制御手段40は、テストシート400の印字色とテスト色シート950の塗布色とを組み合わせて、“隠れる印字/塗布色”として決定する。また、この決定により、色を再現するためのインクまたはトナー色材の配分量を決定する。なお、ここで“隠れる印字/塗布色”が複数見つかった場合は、制御手段40は、テストシート400印刷時に印字したパッチの濃度値がもっとも濃い印字色を選ぶ。または、操作手段20に複数の“隠れる印字/塗布色”候補色を提示してユーザに選択させても良い。次に、S810で制御手段40は、S809にて決定した“隠れる印字/塗布色”をRAM46に記憶する。登録が終了したら、制御手段40は、本動作フローを終了する。
一方、S807にて色差が最小値のパッチが、色差がないパッチでない場合、制御手段40は、S808に進み、色差が予め決めておいた許容値内のパッチであるか否かを判定する。ここで、色差が予め決めておいた許容値内のパッチである場合、制御手段40はS811に進み、テストシート400の該当するパッチの印字色とテスト色シート950の該当する塗布色を“隠れる印字/塗布色候補”と決定する。そして、S812で制御手段40は、“隠れる印字/塗布色候補”のパッチ印刷色と塗布色、さらにそれぞれに近い色相の色、さらにテストシート400はやや薄い色、テスト色シート950はやや濃い色を算出する。そして、それらの色をパッチとして変更した第二のテストパターンをテストシート400用と、テスト色シート950用とにそれぞれ作成する。その後、制御手段40はS803に戻り、新規に作成したテストシート400とテスト色シート950を印刷する。便宜上、はじめに印刷したテスト色シートを第一のテスト色シートとすると、新規に作成したテスト色シートは第二のテスト色シートとなる。そして、制御手段40はS804以降の前述の動作を繰り返す。また、S808にて、色差が予め決めておいた許容値内のパッチでない場合、制御手段40はS813に進み、“隠れる印字/塗布色候補”がないと判定する。そしてS814では、制御手段40は、S802にてユーザが指定した概略のテスト色シート950の色に対応する“隠れる印字色”が形成できないことを操作手段20に表示して、ユーザに通知する。そして、制御手段40は本動作フローを終了する。なお、上記において、S807は色差があるか否かを基準として判定し、S808においては、所定の許容値を用いて判定している。しかし、S807においても色差が無いとみなせる程度の許容値を定義しておき、判定してもよい。
以上説明したように、第四の実施形態を用いることで、重ねて目視すると所望の印字色が紛れて隠れる色シート900を作成して印刷することが可能となる。
以上の説明では第一、第三、及び第四の実施形態は、記録媒体より画像形成装置にて印字色を変換する手法について述べた。また、第二の実施形態では電子文書より印字色を変換する手法について述べた。しかし、いずれの構成においても、ホストコンピュータ10からの印字指示を受け付け可能であり、また、読み取り手段30、501を具備し原稿読み取りが可能である。よって、原稿の入力方法において紙媒体であっても、電子文書であっても同様な効果を実現可能である。また、それぞれの実施形態を組み合わせて実現してもよい。
<他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 色パッチを配置したテストシートを印刷する印刷手段と、
    前記テストシートの色パッチが配置された側に特定波長域の可視光線を透過する色シートを重ねた状態で前記テストシートの画像を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段にて読み取った第一のテストシートにおける色パッチの色または濃度に基づいて、前記テストシートに配置したいずれの色パッチが、ユーザが所望する色または濃度であるか否かを判定する判定手段と、
    画像を印刷するための色または濃度に対する、インクまたはトナー色材の配分量を演算する演算手段と
    を有し、
    前記判定手段にて、いずれかの色パッチが、ユーザが所望する色または濃度であると判定された場合、前記印刷手段は、当該色パッチに応じて前記演算手段により演算した当該色または濃度に対するインクまたはトナー色材の配分量で画像を形成して印刷することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段にて、ユーザが所望する色または濃度でないと判定された場合、
    前記ユーザが所望する色または濃度と、前記読み取り手段にて読み取った色または濃度との差分が所定の閾値以内であれば、前記印刷手段は、前記読み取り手段にて読み取った色または濃度に応じて、当該色パッチの色または濃度を変更した第二のテストシートを印刷し、
    当該閾値より大きければ、ユーザが所望する色を印刷するための出力が不可である旨を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記読み取り手段にて読み取ったユーザが所望する色パッチの色または濃度と、色パッチ以外の部分の色または濃度との差分において、最も差分が小さくなる色または濃度を有する色パッチを用いて判定し、
    前記印刷手段は、前記読み取り手段にて読み取った最も差分が小さくなる色または濃度に応じて、前記色パッチの色または濃度を変更した第二のテストシートを印刷する
    することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 第一の色パッチを配置したテストシートと、第二の色パッチを配置した特定波長域の可視光線を透過するテスト色シートを印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段により印刷された第一のテストシートの第一の色パッチが配置された側に前記印刷手段により印刷された第一のテスト色シートを重ねた状態で画像を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段にて読み取った画像における色パッチの色または濃度に基づいて、前記テストシートに配置したいずれの色パッチが、ユーザが所望する色または濃度か否かを判定する判定手段と、
    画像または色シートを印刷するための色または濃度に対する、インクまたはトナー色材の配分量を演算する演算手段と
    を有し、
    前記判定手段にて、ユーザが所望する色または濃度であると判定された場合、前記印刷手段は、前記演算手段によって演算した当該第二の色パッチにおける色または濃度に対するインクまたはトナー色材の配分量で色シートを印刷する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記判定手段にて、ユーザの所望する色または濃度でないと判定された場合、前記ユーザが所望する色または濃度と、前記読み取り手段にて読み取った色または濃度との差分が所定の閾値以内であれば、前記印刷手段は、前記読み取り手段にて読み取った色または濃度に応じて、前記第一の色パッチ及び前記第二の色パッチの色または濃度を変更した第二のテストシート及び第二のテスト色シートを印刷することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置の印刷手段が、色パッチを配置したテストシートを印刷する印刷工程と、
    画像形成装置の読み取り手段が、前記テストシートの色パッチが配置された側に特定波長域の可視光線を透過する色シートを重ねた状態で前記テストシートの画像を読み取る読み取り工程と、
    画像形成装置の判定手段が、前記読み取り工程にて読み取った第一のテストシートにおける色パッチの色または濃度に基づいて、前記テストシートに配置したいずれの色パッチが、ユーザが所望する色または濃度であるか否かを判定する判定工程と、
    画像形成装置の演算手段が、画像を印刷するための色または濃度に対する、インクまたはトナー色材の配分量を演算する演算工程と
    を有し、
    前記判定工程にて、ユーザが所望する色または濃度であると判定された場合、前記印刷工程は、前記演算工程によって演算した当該色または濃度に対するインクまたはトナー色材の配分量で画像を形成して印刷する
    ことを特徴とする制御方法。
  7. コンピュータを、
    色パッチを配置したテストシートを印刷する印刷手段と、
    前記テストシートの色パッチが配置された側に特定波長域の可視光線を透過する色シートを重ねた状態で前記テストシートの画像を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段にて読み取った第一のテストシートにおける色パッチの色または濃度に基づいて、前記テストシートに配置したいずれの色パッチが、ユーザが所望する色または濃度であるか否かを判定する判定手段と、
    画像を印刷するための色または濃度に対する、インクまたはトナー色材の配分量を演算する演算手段と
    して機能させ、
    前記判定手段にて、ユーザが所望する色または濃度であると判定された場合、前記印刷手段は、前記演算手段によって演算した当該色または濃度に対するインクまたはトナー色材の配分量で画像を形成して印刷する
    ことを特徴とするプログラム。
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