JP2008134417A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yasuhiro Funayama
康弘 舩山
Makoto Kanai
真 金井
Masaru Sakuma
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Abstract

【課題】トナー濃度制御による変更と、画像濃度による画像形成条件の変更が、お互いに影響せず、画質の安定化を図ることができる。
【解決手段】画像形成処理の際、朝一番の電源オン時や、長い非画像形成期間が経過した直後、あるいは極端に高密度や低密度の画像形成が継続するような特異な状況では、画像形成条件が許容範囲を超えて補正される場合がある。このような特異な状況下においては、許容範囲を変更することで、本質的に許容範囲を超えないようにした。さらに、許容範囲の上限値又は下限値を変更することで、全体の画像形成条件の範囲の平均値が変動することを考慮し、特異的に変更したときであっても、デフォルトの平均値が適用できるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体の表面を一様に帯電した状態で、画像データに応じて光ビームを照射することで静電潜像を形成し、かつトナー現像すると共に、記録媒体へ直接、あるいは中間転写体を介してトナー画像を転写し、当該転写したトナー画像を定着することで画像を形成する画像形成エンジンを有する画像形成装置に関するものである。
従来、この種の電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置では、像担持体としての感光体ドラムを中心として、この感光体ドラムの周面に対向するように帯電部、光走査部、現像部、転写部等が配置されている。
すなわち、帯電部へ所定の電圧を印加することによって感光体ドラムの表面を一様に帯電し、光走査部からの光ビームによって静電潜像を形成し、現像部においてトナーを供給して現像し、転写部において例えば、中間転写体等へトナー像を転写した後、用紙へ画像を転写する。
画像が転写された用紙は、排出口までの搬送中に定着部において定着処理されるようになっている。
上記画像形成装置では、通常の画像が通常の処理で画像が形成された場合、画質は安定しているが、イレギュラーな画像形成が行われた場合、例えば、トナー供給過多が起こる画像形成や、画像形成装置が不安定な電源オン後の状態では、現像バイアスが適切でない場合がある。画質低下を是正するために、トナーの供給量や、現像バイアスを調整することにより、画質の安定化を図る目的として、特許文献1及び特許文献2に記載の技術が提案されている。
特許文献1は、透磁率センサによるトナー濃度制御を用いた二成分現像器で構成され、テスト画像(パッチ)の濃度に基づいて画像を形成する現像条件(バイアス)及び、帯電電位を補正する現像濃度補正手段を有し、現像濃度補正手段による補正量が規定範囲を超える場合に、透磁率基準値を調整し、さらにこの透磁率基準値に基づいて現像濃度の補正基準を設定することを特徴とする装置について記載されている。透磁率センサによるトナー濃度制御のため、装置はトナー濃度を一定にするようにトナーの補給量が調整される。その結果、画像密度が低い場合にはトナーのチャージアップにより現像条件が制御範囲を超える場合があることや、画像密度が高い場合には帯電量が低くなり、トナー飛散による機内汚れが発生する場合がある。そのために、透磁率センサの基準値、つまり、トナー濃度を変更して現像条件が既定の条件内で動作し、なおかつ、変更したトナー濃度における現像濃度の補正基準を変更している。
ところが、特許文献1では、トナー濃度を透磁率センサにより制御することを前提としているため、パッチによるトナー濃度制御方式に適用することはできない。例えば、パッチによるトナー濃度制御方法では、画像密度が高い場合にトナーの帯電量が低下するので、パッチが濃くなり、その結果、トナー濃度制御によってトナー濃度を下げすぎ、画像濃度の低下などの問題が発生することがある。特許文献1を適用すると、トナーの帯電量を確保するために、トナー濃度を下げるように動作するため、さらに悪化する方向に制御してしまい、トナー濃度制御方式に適用することはできない。
特許文献2は、コストダウンを図るために透磁率センサを用いずに画像濃度制御用の第1パッチと、トナー濃度制御用の第2パッチを用いて、第2パッチの濃度と基準値(ターゲット)との差に基づいてトナーの補給量を調整するトナー濃度制御手段を備える装置において、第1パッチの濃度に基づいた画像形成条件が、目標の範囲内で動作するように、第2パッチの目標値を変更する手段を持つことを特徴としている。パッチの濃度に基づいたトナー濃度制御手段は、フルカラー装置で4つの透磁率センサを用いる装置と比べ、パッチ濃度センサを共通で使うため、大きなコストダウンを図れる一方で、現像器の個体差(スリーブの荒さや、トリマーギャップ)や現像器内のトナー濃度の振れによってスリーブ上の現像剤量(MOS)が変化すると、形成されるパッチの濃度に大きな影響を及ぼす。この問題を回避するために、MOSの影響を受けにくい現像条件で形成される第1パッチの濃度に基づいて、装置のトナー濃度が「濃すぎる」あるいは「薄すぎる」を判定し、第2パッチの目標値を修正することにより、MOSによらずトナー濃度を制御している。
特開2005−202000公報 特開2006−17918公報
しかしながら、特許文献2では、長いレスト時間後は現像剤の帯電が下がることで、トナー濃度と帯電の関係が一定時間定常状態から外れるため、この期間では第1パッチの濃度に基づいた画像形成条件についても定常状態から外れてしまい、その結果、トナー濃度は合っているにも関わらず、第2パッチの目標値を変更してしまうということがあった。また、出力される画像密度によってもトナー濃度と帯電の関係が影響を受けるため、極端に低い画像密度や、極端に高い画像密度ではトナー濃度制御に影響を受けることがある。
本発明は上記事実を考慮し、トナー濃度制御による変更と、画像濃度による画像形成条件の変更が、お互いに影響せず、画質の安定化を図ることができる画像形成装置を得ることを目的としている。
本発明は、像担持体上に補正対象目的が異なる第1基準トナー像及び第2基準トナー像を形成する基準トナー像形成手段と、前記第1基準トナー像及び前記第2基準トナー像の濃度を検出する濃度検出手段と、前記第1基準トナー像の前記濃度検出手段による検出濃度と、予め設定した第1目標濃度との差に基づいて画像形成条件を算出する第1算出手段と、前記第2基準トナー像の前記濃度検出手段による検出濃度と、予め設定した第2目標濃度との差に基づいて、画像データに応じた二成分現像剤の補給量を算出する第2算出手段と、前記第1算出手段によって算出された前記画像形成条件と、装置設定環境毎に予め設定した目標画像形成条件とを比較し、その比較結果によって、前記第2目標濃度を変更するように制御する第2目標濃度変更制御手段と、画像データに応じた画像情報を記憶する記憶手段と、前記画像情報に応じて前記目標画像形成条件の許容範囲を変更する許容範囲変更手段と、を有している。
本発明によれば、画像形成の状況(例えば、電源オン直後や長いインターバルの後)において、目標画像形成条件の許容範囲を変更するようにしたので、画像密度が低い場合のトナー濃度の増加による被りや機内汚れを抑制でき、また、画像密度が高い場合のトナー濃度の低下による濃度均一性の低下やオーガマークなどの画像欠陥を抑制し、安定したトナー濃度の制御が可能になる。
また、上記発明において、前記画像情報が、所定枚数の平均画像濃度であることを特徴としている。
前記画像情報を、所定枚数の平均画像密度とすることで、所定枚数までの間の累積した装置の稼動状況に応じて前記目標画像形成条件を変更することにより、より安定したトナー濃度の制御が可能になる。
また、上記発明において、前記平均画像濃度が所定の画像密度を超えている場合、前記第2目標濃度変更制御手段は前記目標画像形成条件を画像濃度が低くなる方向に変更することを特徴としている。
極端に高い画像密度が出力されている状況では、新しいトナーが現像器に多量に補給されるので、現像器内のトナーの帯電が下がって画像濃度が高くなりやすくなるため、前記画像形成条件は画像濃度が低くなる方向に変更される。従来は、前記画像形成条件が低くなりすぎると、現像器内のトナー濃度が高いと判断し、第2目標濃度をトナー濃度が現状よりも薄くなるように変更して、トナー濃度を下げるように動作するため、オーガマークや濃度均一性悪化などが発生しやすくなっていた。これに対して本発明では、高い画像密度の画像が出力されている場合に、目標の前記画像形成条件の下限を下げることによって、トナー濃度を下げないようにトナー濃度を制御できるので、オーガマークや濃度均一性悪化などを抑制し、安定した画像出力が可能になる。
さらに、上記発明において、平均画像密度が所定の画像密度を下回っている場合、前記第2目標濃度変更制御手段は前記目標画像形成条件を画像濃度が濃くなる方向に変更することを特徴としている。
極端に低い画像密度が出力されている状況では、現像器内のトナーの帯電が増加して画像濃度が低くなるため、前記画像形成条件は画像濃度が高くなる方向に変更される。従来は、前記画像形成条件が高くなりすぎると、現像器内のトナー濃度が低すぎると判断し、前記第2目標濃度をトナー濃度が現状よりも濃くなるように変更して、トナー濃度を上げるように動作するため、トナー濃度が上がり、被りや機内汚れなどが発生しやすくなっていた。これに対して本発明では、低い画像密度の画像が出力されている場合に、目標の前記画像形成条件の上限を上げることによって、従来よりもトナー濃度を上げないようにトナー濃度を制御できるので、被りや機内汚れなどを抑制することが可能になる。
また、上記発明において、互いに異なった色の画像を形成する複数の画像形成ユニットを備え、前記各画像形成ユニットによって形成された互いに異なった色の画像を記録媒体上に重ね合わせた状態で転写することにより、画像を形成する画像形成装置であって、前記第2目標濃度変更制御手段は、前記第1算出手段によって算出された前記各画像形成ユニットの画像形成条件の平均値Aを算出し、さらに、各画像形成条件の平均値Aを基準とした前記各画像形成ユニットの画像形成条件の範囲の平均値Bを算出し、前記平均値Aと前記平均値Bの差分Δαを基準として、前記各画像形成ユニットの画像形成条件が所定の範囲を超えている場合、前記第2目標濃度を変更するように制御することを特徴としている。
画像形成条件の平均値Aを基準として設定された各画像形成ユニットの前記目標画像形成条件と、前記画像形成条件との比較による補正においては、基準となる前記画像形成条件の平均値を、平均値Aと平均値Bの差、すなわち差分Δαとすることにより、個々に修正した画像形成条件による影響を小さくすることができるので、比較的安定してトナー濃度制御が可能になる。
また、上記発明において、前記画像情報を表す数値が、電源オン後からの出力枚数であり、所定枚数以下である場合には、前記第2目標濃度変更制御手段は前記目標画像形成条件の下限を画像濃度が薄くなる方向に変更することを特徴としている。
電源オン直後は、現像剤の帯電が十分ではなかったりするなど、一定の動作量(出力枚数)以下では、形成する基準トナー像が不安定になることがある。特に、一定のレスト時間後では、前記第1基準トナー像が目標濃度よりも濃くなりやすく、そのため前記画像形成条件は低くなる傾向がある。そのため、所定枚数までの間、目標の前記画像形成条件の下限を画像濃度が薄くなる方向に変更することで、不適当な前記第2目標濃度の変更を抑制し、安定してトナー濃度の制御が可能になる。
以上説明した如く本発明では、トナー濃度制御による変更と、画像濃度による画像形成条件の変更が、お互いに影響せず、画質の安定化を図ることができるという優れた効果を有する。
(画像形成装置の概略構成)
図1には、本実施の形態に係る画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10には、エンジン部12が備えられており、エンジン部12の下部には、給紙ユニット14が設けられている。
この給紙ユニット14は、用紙が積載される用紙トレイ22と、この用紙トレイ22から用紙を送り出す給紙ロール24と、で構成されており、給紙ロール24により送り出された用紙は、搬送ロール26、28を経て給紙路30を通過し、転写ロール74へ搬送される。
この転写ロール74によってトナー像が用紙に転写され、定着部32の定着ロール32Aで定着された後、切替爪34の位置選択によって、排出ロール36又は排出ロール38により、エンジン部12の上部に設けられた第1の排出トレイ16又は第2の排出トレイ18へ排出される。
ここで、両面印刷の場合、上記のような順序で表面の印刷が終わった後、第1の排出トレイ16へ用紙が完全に排出される前に、排出ロール36が逆転し、該用紙が反転路40へ供給される。そして、搬送ロール42、44、46、48を経て再び給紙路30に戻され、用紙の裏面側が印刷される。また、手差し印刷の場合、手差しトレイ20へ用紙を載置することで、用紙は手差しロール49から搬送ロール48を経て給紙路30へ搬送され、印刷される。
前記定着部32は、ランプ(例えば、ハロゲンランプ等)の点灯によって定着ロール32Aが所定温度に加熱されており、前記トナー像は、この加熱された定着ロール32Aによる加熱及び加圧によって用紙にトナー像が定着されるようになっている。
ところで、画像形成装置10の図1の右側には、各色毎の現像剤(トナーと磁性キャリアからなる)が充填された4個のトナーカートリッジ64が配設されている。このトナーカートリッジ64は、それぞれ現像剤供給路65によって、図1の上から順に配列された後述する現像器60Y、60M、60K、60Cと接続されており、トナーカートリッジ64中の現像剤が現像器60Y、60M、60K、60Cへ供給される。
トナーカートリッジ64の図1の左側には、露光ユニット62が配置されており、露光ユニット62からは、画像信号に応じた4本のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)が、露光ユニット62の図1の左側に配置された感光体ユニット50を構成する感光体ドラム52Y、52M、52K、52C(以下、総称する場合は、単に「52」とする)へ向けて発せられ、感光体ドラム52に潜像を形成するようになっている。
感光体ドラム52は、図1の上からイエロー(52Y)、マゼンダ(52M)、ブラック(52K)、シアン(52C)用となっている。
露光ユニット62は、Y、M、K、Cの各色のレーザ光L(Y)、L(M)、L(K)、L(C)(以下総称する場合は、レーザ光Lという)を出力する光源部と、レーザ光Lに対して変調及び走査を行う変調処理部と、露光面上の走査速度を補正するfθレンズや走査方向にレンズパワーを持つ面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ等により構成された光学系と、を含んで構成されている。
露光ユニット62では、光源部から射出された各色のレーザ光Lが変調処理部に入射され、各色毎の画像情報に応じてそれぞれ変調されて、ポリゴンモータ63により回転しているポリゴンミラー67により走査(主走査)される。ポリゴンミラー67により走査された各色のレーザ光Lは、ミラー群69により各色に対応する感光体ドラム52の配設方向に反射されて各感光体ドラム52上に結像される。
感光体ユニット50には、各感光体ドラム52に対応して、帯電ロール56及びリフレッシュロール54が備えられており(図1では感光体ユニット50Yに対応するもののみに符号を記載)、それぞれ感光体ドラム52に接触回転するように設けられている。帯電ロール56では、感光体ドラム52を一様に帯電させ、現像装置58に備えられたマグネットロール80から飛翔するトナーを感光体ドラム52の表面に付着させる。一方、リフレッシュロール54では感光体ドラム52を放電させ、感光体ドラム52の表面に付着した残留トナーを取り除き、感光体ドラム52の表面にトナーが残留することで生じるゴースト等を防止する。
ここで、現像装置58は、それぞれの感光体ユニット50の図1右下側に配置されており、各感光体ドラム52(52Y、52M、52K、52C)に対応して4つの現像器60Y、60M、60K、60Cが縦方向に並べられている。
一方、感光体ユニット50の図1の左側には、中間転写ユニット66が配置されており、3つのドラム状の中間転写体68、70、72が備えられている。2つの第1中間転写体68、70は、縦方向に上下に並べられており、上部の第1中間転写体68が、感光体ドラム52のうち上部に配置された2つの感光体ドラム52Y、52Mに接触回転し、下部の第1中間転写体70が、下部に配置された2つの感光体ドラム52K、52Cに接触回転するようになっている。また、第2中間転写体72は、第1中間転写体68、70の双方に接触回転するようになっており、この第2中間転写体72に、前述した転写ロール74が接触回転する。
従って、感光体ドラム52Y、52Mから各トナー像が第1中間転写体68に転写され、感光体ドラム52K、52Cから各トナー像が第1中間転写体70にそれぞれ転写される。この第1中間転写体68、70に転写された各2色のトナー像が、第2中間転写体72に転写されて4色となり、この4色のトナー像が転写ロール74により用紙に転写されることになる。
これらの中間転写体68、70、72の近傍には、それぞれクリーニングロール76及びクリーニングブラシ78が配置されており、中間転写体68、70、72の表面の残留トナーが掻き落とされる。
(画像形成装置全体の制御系の概略構成)
図2は、エンジン部12における画像形成のための制御系のブロック図である。
メイン電源管理部200には、図示しない商用電源が接続されており、LVPS(低電圧電源)及びHVPS(高電圧電源)を生成し、電源供給ラインを介して各部へ電源を供給する。
メインコントローラ202には、ユーザインターフェイス204が接続され、ユーザの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザへ報知するようになっている。
また、このメインコントローラ202には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ202では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部12に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、マシンコントロールユニット(MCU)の一部を構成する画像形成処理制御部206へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部206では、入力されたイメージデータに基づいて、画像形成処理制御部206と共に、それぞれMCUを構成する光走査系コントロール部208、駆動系コントロール部210、帯電器コントロール部212、現像装置コントロール部214、定着コントロール部216のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
画像形成処理制御部206には、状態管理部218が接続されており、エンジン部12の稼動状態(例えば、処理モード中、スリープモード中、スリープモードからの立ち上げ中、処理中等)を判別するようになっている。状態管理部218で判別した前記稼動状態は、メインコントローラ202へ送出されるようになっている。
また、メインコントローラ202には、環境検出のための、温度センサ221、湿度センサ222が接続されている。この温度センサ221、湿度センサ222では、エンジン部12内の環境温度・湿度を検出する。
さらに、メインコントローラ202には、画像濃度補正、並びにトナー濃度補正を行うために必須の濃度センサ224が接続されている。この濃度センサ224は、その検出面が第2中間転写体72の周面に対向して配設されている。すなわち、この濃度センサ224は、反射型であり、転写ロール74に対して光を照射し、その反射光を検出することで、濃度値に応じた電気信号を出力する構成となっている。
ここで、画像濃度補正とは、最終的に用紙にプリントされる画像の濃度が画像データどおりの濃度で記録されているか否かを判断するものである。その工程としては、まず、用紙を搬送しない状態で、画像濃度制御用の第1パッチ画像(中間調画像)を形成し、転写ロール74へ転写する。次に、この転写ロール74上のパッチ画像を前記濃度センサ224によって濃度を検出する。検出した濃度データから現像バイアス等を補正する。
一方、トナー濃度補正とは、現像装置58におけるトナーの単位供給量が適正か否かを判断するものである。その工程としては、まず、用紙を搬送しない状態で、トナー濃度制御用の第2パッチ画像(ベタ画像)を形成し、転写ロール74へ転写する。次に、この転写ロール74上の第2パッチ画像を前記濃度センサ224によって濃度を検出する。検出した濃度データをトナー濃度判定基準値と比較し、単位ピクセル当たりのトナー供給量を補正する。
ここで、画像形成処理の際、特異な状況、例えば、朝一番の電源オン時や、長い非画像形成期間が経過した直後、あるいは極端に高密度の画像形成が継続したとき、又は極端に低密度の画像形成が継続したとき、画像形成条件が許容範囲を超えて補正される場合がある。
このような場合、従来では、定常的に許容範囲を超えたときと同等に、トナー濃度補正の際のトナー濃度判定基準値(第2パッチしきい値)を補正することで対応してしまい、上記特異の状況が経過して定常状態に戻ったときに不具合が発生することがあった。
そこで、本実施の形態では、上記のような特異な状況下においては、許容範囲を変更することで、本質的に許容範囲を超えないようにした。
さらに、本実施の形態では、許容範囲の上限値又は下限値を変更することで、全体の画像形成条件の範囲の平均値が変動することを考慮し、全体的なプログラムを変更することなく、特異的に変更したときであっても、デフォルトの平均値が適用できるようにした。
図3は、上記許容範囲の上限、下限の変更、並びに許容範囲の変更に伴う平均値の補填、さらには第2パッチしきい値の補正を含む、メインコントローラ202におけるトナー濃度補正、画像形成条件補正のための制御機能ブロック図である。なお、図3は、メインコントローラ202における各制御機能をブロック化したものであり、ハード構成を限定するものではない。例えば、メインコントローラ202が1チップでソフト的に処理する構成であってもよい。
図3に示される如く、電源管理部100では、装置のメイン電源のオン・オフ、開閉蓋やカバーが開放されたときの緊急電源遮断、搬送エラー等に起因する部分的な停止状態等の低電圧電源、並びに、帯電電圧、現像バイアス電圧等に利用される直流高電圧電源、交流高電圧電源の供給状態を管理するものである。なお、ここでは、前記メイン電源のオン・オフ並びにこれと同等の電源遮断状態を監視すればよい。
この電源管理部100は、稼動状況判定部102に接続され、電源状態が送出されている。この稼動状況判定部102には、環境センサ(図2に示す温度センサ221、湿度センサ222を総称している)104が接続され、現在の温度データ、湿度データが入力される。
また、稼動状況判定部102は、画像形成指示部106に接続されており、前記現在の電源の状態情報、現在の湿度データに加え、前記画像形成指示部106から、処理枚数(プリントボリューム)情報が入力される。
さらに、稼動状況判定部102は、画像データ処理部108に接続され、前記現在の電源の状態情報、現在の湿度データ、処理枚数情報に加え、前記画像データ処理部108から、画像データに基づいて生成されるビットマップデータ等のピクセルデータ情報が入力される。
ここで、前記画像データ処理部108は、画像データ(例えば、圧縮データ(JPEG等))が入力されると、画像形成処理のためのデータ(例えば、ビットマップデータ等)に変換され、画像形成指示部106へ送出される。
画像形成指示部106では、このビットマップデータを画像形成処理制御部206(MCU206(図2参照))へ送出することで、MCU206では、画像形成処理が実行制御される。
前記稼動状況判定部102では、上記電源の状態、湿度、処理枚数に基づいて、トナー濃度補正の実行時期、画像形成条件補正の実行時期を判定すると共に、極端な高濃度画像又は極端な低濃度画像の連続処理がなされている時期(以下、「異常処理期」という)か否か、並びに長時間停止後の電源オンから所定枚数以内の処理までの期間(以下、「過渡期」という)か否かを判定している。
前記トナー濃度補正の実行時期と判断された場合には、トナー濃度補正実行制御部110へトナー濃度補正の実行を指示する信号を出力する。
トナー濃度補正実行制御部110には、濃度センサ224が接続され、第2パッチの検出データが入力されるようになっている。この第2パッチの検出データは、トナー濃度判定基準値と比較され、当該比較の結果に応じて、トナーの供給量を変更するべく、MCU206へトナー供給量信号を送出する。
また、画像形成補正の実行時期と判定された場合には、画像形成条件補正実行制御部112へ画像形成補正の実行を指示する信号を出力する。
画像形成条件補正実行制御部112には、濃度センサ224(前記トナー濃度補正実行制御部110で適用したものと同一の濃度センサ224)が接続され、第1パッチの検出データが入力されるようになっている。この第1パッチの検出データは、予め定めた基準パッチデータと比較され、当該比較結果に応じて、画像形成条件を変更すべく、MCU206へ画像形成条件信号を送出する。また、当該比較結果に基づいて更新部114に対して画像形成条件の変更を指示する。これにより、更新部114では、画像形成条件メモリ116へ、補正された後の画像形成条件を更新記録する。
画像形成条件メモリ116は、前記画像形成指示部106に接続されている。これにより、画像形成指示部106では、常に更新された画像形成条件データを画像形成条件メモリ116から受けることができる。
ここで、稼動状況判定部102は、上限/下限補正指示部118に接続され、前記異常処理期、過渡期と判定された場合は、この上限/下限補正指示部118に対して、画像形成条件の許容範囲の上限レベル及び/又は下限レベルの補正を指示する。
上限/下限補正指示部118が起動すると、そのときに応じた補正量が設定され、平均値を基準とした上限値レベル及び/又は下限値レベルデータを画像形成条件許容範囲変更量設定部120へ送出する。
この画像形成条件許容範囲変更量設定部120は、画像形成条件許容範囲メモリ122に接続されている。これにより、画像形成条件許容範囲メモリ122には、変更後の画像形成条件許容範囲(すなわち、補正後の上限値レベル、下限値レベル)が記憶される。
また、画像形成条件許容範囲変更量設定部120は、差分演算部124に接続されている。これにより、差分演算部124には、画像形成条件許容範囲変更量設定部120から、補正後の画像形成条件平均値データが入力されるようになっている。
この差分演算部124には、画像形成条件平均値演算部126が接続されている。画像形成条件平均値演算部126は、前記画像形成指示部106から画像形成条件のデフォルト平均値データが入力されるようになっている。
画像形成条件平均値演算部126では、各色の画像形成条件の平均値が演算され、前記差分演算部124へ送出される。
これにより、差分演算部124には、前記デフォルトの画像形成条件平均値データと、補正後の画像形成条件平均値データとが入力され、差分Δαが演算される。
この差分Δαは、差分補填部128へ送出されるようになっている。差分補填部128は、前記画像形成条件許容範囲メモリ122に接続されている。このため、差分補填部128には、画像形成条件許容範囲メモリ122から画像形成条件許容範囲が入力され、前記差分Δαに基づいて、デフォルトの画像形成条件許容範囲が演算され、比較部130へ送出されるようになっている。
比較部130には、画像形成条件メモリ116から現在の各色の画像形成条件データが入力され、許容範囲内か否かが判断されるようになっている。ここで、許容範囲外の補正があると、その逸脱した量に関するデータ(比較結果情報)がトナー濃度判定基準値補正部132へ送出される。これにより、トナー濃度判定基準値補正部132では、比較結果情報に基づいて、トナー濃度判定基準値(すなわち、第2パッチしきい値データ)の補正が実行される。
トナー濃度判定基準値補正部132は、トナー濃度判定基準値更新部134に接続されている。また、トナー濃度判定基準値更新部134は、トナー濃度判定基準値メモリ136に接続されている。
これにより、前記補正結果を、トナー濃度判定基準値更新部134に送出することで、トナー濃度判定基準値メモリ136に記憶されているトナー濃度判定基準値を補正する。トナー濃度判定基準値メモリ136は、前記トナー濃度補正実行制御部110に接続され、濃度センサ224から入力される第2パッチ検出データとの比較対象として、トナー濃度判定基準値が適用される。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
図4は、画像形成条件の上限値、下限値の許容範囲の変更、並びに許容範囲の変更に伴う平均値の補填を主体とした補正制御を実行するためのフローチャートである。
ステップ150では、電源オン後の処理枚数が、所定枚数以内か否かが判断され、肯定判定(処理枚数が所定枚数以内)されると、ステップ152へ移行して、図5に示される如く、画像形成条件(現像バイアス)を通常時の下限値よりも下方に修正し、画像形成条件設定時に許容範囲を超えないようにして、ステップ154へ移行する。
すなわち、図5は、環境(湿度)と現像バイアスとの特性における許容範囲(上限は実線、下限は短鎖線)を示しており、通常は平均値(長鎖線)が、前記上限と下限の間にあるが、電源オン直後では、下限を下回ることがあるため、予め、下限を修正しておく(図5の一点鎖線)。これにより、電源オン直後で現像剤の帯電が低下し、画像形成条件が定常状態よりも低い状態であっても平均値が許容範囲を超えることがなく、第2パッチしきい値を不適切に修正されることを回避できる。
また、ステップ150で否定判定(処理枚数が所定枚数超)されると、ステップ154へ移行する。
以下に示すステップ154、156、158、160は、画像形成条件に基づく、トナー濃度補正制御の際の判定基準値(第2パッチしきい値)を補正(修正)するルーチンであり、ステップ154では、画像形成条件の各色全体の平均値が、予め設定した上限値を超えているか否かを判断する。また、ステップ156では、画像形成条件の各色全体の平均値が、予め設定した下限値を下回っているか否かを判断する。
ここで、上記ステップ154、156の判断においは、既にこのフローが実施され、ステップ164及びステップ168の判断で色毎に目標範囲の上限値あるいは下限値を修正されているような特別な状態の下では各色の画像形成条件の平均値は、初期の平均値“ゼロ”ではなく、Δαだけずれているので、このズレ分Δαを相殺するように考慮している。例を挙げて説明すると、例えばマゼンタ色の画像形成条件の目標値が修正されると、この影響で4色の画像形成条件の平均値が変化する。その結果、マゼンタだけの画像形成条件の目標値の修正にもかかわらず、他の色の画像形成条件の目標値までも変化させてしまうという問題がある。
そこで、本実施の形態では、上記特別な状態(許容範囲レベルの一時的な補正)での問題をキャンセルする。具体的には、ステップ154の上限値、並びにステップ156の下限値にΔα分を加算する。なお、Δαは符号(プラス又はマイナス)がつくため、実際には、変動方向に応じて加算されるか減算されることになる。
ステップ154において、Δα分の補填がなされた状態での画像形成条件の各色全体の平均値が、予め設定した上限値を超えているか否かの判定が肯定判定の場合は、ステップ158へ移行して、全色のトナー濃度判定基準値(第2パッチしきい値)をトナー濃度が濃くなる方向に補正し、ステップ162へ移行する。
一方、ステップ156において、Δα分の補填がなされた状態での画像形成条件の各色全体の平均値が、予め設定した下限値を下回っているか否かの判定が肯定判定の場合は、ステップ160へ移行して、全色のトナー濃度判定基準値(第2パッチしきい値)をトナー濃度が薄くなる方向に補正し、ステップ162へ移行する。
ステップ162は、ステップ164、166、168、170、171のループ処理の開始を示し、ここでは、X色をY色→M色→C色→K色として、4回ループさせる。
ステップ164では、X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)の平均画像密度が上限値を超えているか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ166へ移行して当該X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)の画像形成条件の平均値に対する目標範囲の下限値を修正し、画像形成条件設定時に許容範囲を超えないようにして、ステップ172へ移行する。
また、ステップ164で否定判断されると、ステップ168へ移行する。ステップ168では、X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)の平均画像密度が下限値を下回っているか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ170へ移行して当該X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)の画像形成条件の平均値に対する目標範囲の上限値を修正し、画像形成条件設定時に許容範囲を超えないようにして、ステップ172へ移行する。
また、ステップ164及びステップ168で共に否定判断されると、ステップ171へ移行する。ステップ171では、X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)の平均画像密度が下限値を上回り、かつ、平均画像密度の上限値を下回っているので、つまり想定した範囲であるので、画像形成条件の平均値に対する目標範囲を初期値に戻し、ステップ172へ移行する。
具体的な目標値の修正例は図6に示される如く、通常の全色の画像形成条件の平均値(図6(A)参照)に対して何れかの色の画像密度が上限を超える可能性がある場合は、目標範囲の下限を広げ(図6(B)参照)、何れかの色の画像密度が下限を下回る可能性がある場合は、目標範囲の上限を広げる(図6(C)参照)。
ステップ172は、ステップ164、166、168、170、171のループ処理の終了を示すものであり、当該ループ処理が終了すると、ステップ174へ移行する。
ここで、ステップ166、170での許容範囲レベル(上限/下限)補正が行われていると、全体の画像形成条件の平均値を算出しようとした場合、特別な状態の下での平均値が算出されてしまう(図6(B)、(C)のΔα)。
そこで、ステップ174では、上記特別な状態(許容範囲レベルの一時的な補正)による差分Δαを演算する。
ステップ174で各色毎の個別の画像形成条件の目標値の修正がない場合(初期値)の平均値Bと修正後の平均値Aとの差分Δαの演算が実行されると、ステップ176へ移行する。
ステップ176は、ステップ178、180、182、184のループ処理の開始を示し、ここでは、X色をY色→M色→C色→K色として、4回ループさせる。
ステップ178では、X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)の画像形成条件が、画像形成条件の平均値から差分Δαを差し引いた本来の平均値を基準としたX色の上限値を超えているか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ180へ移行して当該X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)のトナー濃度判定基準値(第2パッチしきい値)をトナーが濃くなる方向に補正(修正)し、ステップ186へ移行する。
また、ステップ178で否定判定されると、ステップ182へ移行する。ステップ182では、X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)の画像形成条件が、画像形成条件の平均値から差分Δαを差し引いた本来の平均値を基準としたX色の下限値を下回っているか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ184へ移行して当該X色(Y色、M色、C色、K色の何れかの色)のトナー濃度判定基準値(第2パッチしきい値)をトナーが薄くなる方向に補正(修正)し、ステップ186へ移行する。
ステップ186は、ステップ178、180、182、184のループ処理の終了を示すものであり、当該ループ処理が終了すると、ステップ188へ移行する。
ステップ188は、各色のトナー濃度判定基準値(第2パッチしきい値)の目標値の補正値(修正値)が許容範囲内か否かが判断され、肯定判定された場合にはこのルーチンは終了する。また、ステップ188で否定判定された場合は、ステップ190へ移行して許容範囲の限界まで戻したり、エラー表示を実行する等のエラー処理を実行し、このルーチンは終了する。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す側面図である。 本実施の形態に係るエンジン部の制御ブロック図である。 本実施の形態に係るメインコントローラにおける、画像濃度補正制御、並びにトナー濃度補正制御を機能的に示したブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成条件の目標範囲の修正、トナー濃度制御用の目標値の修正の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る湿度−画像形成条件(現像バイアス)特性図である。 本実施の形態に係る画像密度に応じて、画像形成条件の平均値を基準とした目標値を修正する概念図である。
符号の説明
10 画像形成装置
52 感光体ドラム
102 稼動状況判定部(記憶手段)
106 画像形成指示部
110 トナー濃度補正実行制御部(第2算出手段)
112 画像形成条件補正実行制御部(第1算出手段)
120 画像形成条件許容範囲変更量設定部(許容範囲変更手段)
124 差分演算部
126 画像形成条件平均値演算部
128 差分補填部
132 トナー濃度判定基準値補正部
134 トナー濃度判定基準値更新部
136 トナー濃度判定基準値メモリ
206 画像形成処理部(基準トナー像形成手段)
224 濃度センサ(濃度検出手段)

Claims (6)

  1. 像担持体上に補正対象目的が異なる第1基準トナー像及び第2基準トナー像を形成する基準トナー像形成手段と、
    前記第1基準トナー像及び前記第2基準トナー像の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記第1基準トナー像の前記濃度検出手段による検出濃度と、予め設定した第1目標濃度との差に基づいて画像形成条件を算出する第1算出手段と、
    前記第2基準トナー像の前記濃度検出手段による検出濃度と、予め設定した第2目標濃度との差に基づいて、画像データに応じた二成分現像剤の補給量を算出する第2算出手段と、
    前記第1算出手段によって算出された前記画像形成条件と、装置設定環境毎に予め設定した目標画像形成条件とを比較し、その比較結果によって、前記第2目標濃度を変更するように制御する第2目標濃度変更制御手段と、
    画像データに応じた画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記画像情報に応じて前記目標画像形成条件の許容範囲を変更する許容範囲変更手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記画像情報が、所定枚数の平均画像濃度であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記平均画像濃度が所定の画像密度を超えている場合、前記第2目標濃度変更制御手段は前記目標画像形成条件を画像濃度が低くなる方向に変更することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 平均画像密度が所定の画像密度を下回っている場合、前記第2目標濃度変更制御手段は前記目標画像形成条件を画像濃度が濃くなる方向に変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 互いに異なった色の画像を形成する複数の画像形成ユニットを備え、前記各画像形成ユニットによって形成された互いに異なった色の画像を記録媒体上に重ね合わせた状態で転写することにより、画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第2目標濃度変更制御手段は、前記第1算出手段によって算出された前記各画像形成ユニットの画像形成条件の平均値Aを算出し、さらに、各画像形成条件の平均値Aを基準とした前記各画像形成ユニットの画像形成条件の範囲の平均値Bを算出し、前記平均値Aと前記平均値Bの差分Δαを基準として、前記各画像形成ユニットの画像形成条件が所定の範囲を超えている場合、前記第2目標濃度を変更するように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記画像情報を表す数値が、電源オン後からの出力枚数であり、所定枚数以下である場合には、前記第2目標濃度変更制御手段は前記目標画像形成条件の下限を画像濃度が薄くなる方向に変更することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像形成装置。
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