JP7427941B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、画像形成装置本体により画像が形成された用紙に対して、不要部分を断裁片として切り離す断裁処理を行う機能を備えた後処理ユニット(以下、断裁ユニットという)を備えた画像形成装置が知られている。
かかる装置においては、状況に応じて断裁処理に関する設定を変更する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、最終的な出力物に汚れが生じるのを回避するように、画像形成位置及び断裁位置を移動させる技術が記載されている。
特開2019-42994号公報
ところで、断裁処理においては、断裁処理を行う装置の構成に応じて、用紙の断裁可能領域に制限がある。例えば、断裁処理により生成される断裁片は、短すぎると軽くなりすぎることで自重による落下を期待できないため所定長以上にする必要があり、長過ぎると落下せず搬送されてしまうため所定長以下にする必要がある。このため、断裁片は、装置構成に応じて設定される所定範囲内の長さとする必要があり、これを実現すべく、用紙の断裁位置を、装置の構成に応じて定められた断裁可能領域に収める必要がある。
通常、断裁可能領域を設定するプロファイルデータが記憶され、このプロファイルに対応した断裁処理を行うジョブが実行されるようになっている。
しかしながら、例えば、プロファイルに対応しない断裁処理を行うジョブが投入された場合などには、ユーザーが、断裁片が装置に適した長さになるように、設定をやり直す必要が生じる可能性がある。
本発明の課題は、用紙を断裁するジョブの実行に際し、ユーザーが装置構成に応じた断裁処理に関する設定を行わなくても、所望の位置にて断裁することのできる画像形成装置及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、
搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部と、
用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御部と、
を備え
前記制御部は、前記断裁可能領域に対する前記断裁指定位置のずれ量から、前記断裁指定位置をシフトさせるシフト量を算出し、前記シフト量に基づいて前記断裁指定位置をシフトさせることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、
搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部と、
用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御部と、
用紙に画像を形成する画像形成部と、を備え、
前記制御部は、前記断裁指定位置をシフトさせた場合、前記断裁指定位置のシフト量と同一量だけ、用紙における画像位置をシフトさせる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、
搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部と、
用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御部と、
を備え、
用紙に対して画像形成可能領域が設定されており、
前記制御部は、前記断裁指定位置をシフトさせることで、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域の外となる場合、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域に収まるように、前記断裁指定位置のシフト量を調整することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、
搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部を備える画像形成装置のコンピューターを、
用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御手段として機能させ
前記制御手段は、前記断裁可能領域に対する前記断裁指定位置のずれ量から、前記断裁指定位置をシフトさせるシフト量を算出し、前記シフト量に基づいて前記断裁指定位置をシフトさせるプログラムである。
また、本発明のプログラムは、
搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部を備える画像形成装置のコンピューターを、
用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御手段、
用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備え、
として機能させ、
前記制御手段は、前記断裁指定位置をシフトさせた場合、前記断裁指定位置のシフト量と同一量だけ、用紙における画像位置をシフトさせる制御を行うプログラムである。
また、本発明のプログラムは、
搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部を備える画像形成装置のコンピューターを、
用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御手段として機能させ、
用紙に対して画像形成可能領域が設定されており、
前記制御手段は、前記断裁指定位置をシフトさせることで、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域の外となる場合、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域に収まるように、前記断裁指定位置のシフト量を調整するプログラムである。
本発明によれば、用紙を断裁するジョブの実行に際し、ユーザーが装置構成に応じた断裁処理に関する設定を行わなくても、所望の位置にて断裁することができる。
画像形成システムの概略構成を示す図である。 画像形成システムの制御構造を示す機能ブロック図である。 トリマー機能設定画面の一例を示す図である。 プロファイル作成画面の一例を示す図である。 断裁位置シフト処理の一例を示すフローチャートである。 (a)は断裁位置が不適切な状態であることを示す図であり、(b)は断裁位置が適切な状態であることを示す図である。 (a)(b)は断裁位置が不適切な状態であることを示す図であり、(c)は断裁位置が適切な状態であることを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[構成]
まず、本実施の形態に係る画像形成装置1の構成について説明する。
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、画像形成装置本体100と、リレーユニットRUと、後処理ユニット200と、フィニッシャーFSと、を備えて構成されている。
画像形成装置本体100は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ、又は、外部装置から受信した画像データに基づいて、電子写真方式によりカラー画像を形成する。
画像形成装置本体100は、図1及び図2に示すように、操作部11と、表示部12と、原稿読取ユニット13と、画像形成部14と、給紙部15と、画像形成制御部16と、記憶部17と、コントローラーIF(Inter Face)18と、画像処理部19と、を備えて構成されている。
操作部11は、表示部12の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を画像形成制御部16に出力する。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、画像形成制御部16から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。例えば、表示部12には、後述するトリマー機能設定画面G1(図3参照)や、プロファイル作成画面G2(図4参照)などが表示される。
原稿読取ユニット13は、ADF(自動原稿給紙装置)、スキャナー等を備え、原稿の画像を読み取って得られた画像データを画像形成制御部16に出力する。
画像形成部14は、画像処理部19により画像処理が行われた画像データに基づいて、給紙部15から供給された用紙上に画像を形成する。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム141Y,141M,141C,141K、中間転写ベルト142、2次転写ローラー143、定着部144、濃度センサー145、反転部146等を備えて構成されている。
感光体ドラム141Yは、一様に帯電された後、イエロー色の画像データに基づいてレーザービームにより走査露光され、静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム141Y上の静電潜像にイエロー色のトナーが付着され、現像が行われる。
感光体ドラム141M,141C,141Kについても、扱う色が異なることを除いて、感光体ドラム141Yと同様であるため、説明を省略する。
感光体ドラム141Y,141M,141C,141K上に形成された各色のトナー像は、回転する中間転写ベルト142上に逐次転写される(1次転写)。すなわち、中間転写ベルト142上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト142上のカラートナー像は、2次転写ローラー143により、用紙上に一括して転写される(2次転写)。
定着部144は、カラートナー像が転写された用紙を加熱する加熱ローラー、当該用紙を加圧する加圧ローラーを備え、加熱・加圧によりカラートナー像を用紙に定着させる。
反転部146は、定着部144により定着処理が行われた用紙の表裏を反転させて2次転写ローラー143へ搬送する反転経路(スイッチバック経路)を備えている。画像形成装置1では、用紙の両面に画像を形成する場合に反転部146による用紙の表裏の反転が行われ、用紙の片面にのみ画像を形成する場合には、反転部146による用紙の表裏の反転が行われることなく用紙がリレーユニットRUに搬送される。
給紙部15は、給紙トレイT11~T13を備え、画像形成部14に用紙を供給する。各給紙トレイT11~T13には、給紙トレイごとに予め定められた紙種やサイズの用紙が収納されている。
画像形成制御部16は、CPU、ROM、メモリーを備えて構成される。
CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムに従って、画像形成装置本体100の各部の動作を集中制御する。また、CPUは、出力された用紙に対して後処理を行う場合には、後処理ユニット200に所定の後処理を実行する指示を出す。
ROMは、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。
メモリーは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、プログラムや各種画像処理に係る画像データ等の各種データを一時的に記憶する。
記憶部17は、プログラムや画像データ等の各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリー等の不揮発性の記憶装置である。記憶部17には、プログラムデータや各種設定データ等のデータを画像形成制御部16から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部17には、断裁処理に関するプロファイルデータが記憶されている。
コントローラーIF18は、外部装置から入力される画像データを受信する。
画像処理部19は、記憶部17に記憶された画像データ、原稿読取ユニット13により原稿から画像を読み取って得られた画像データ、外部装置から入力された画像データに必要な画像処理を行い、画像処理後の画像データを画像形成部14に送信する。画像処理には、階調処理、中間調処理、色変換処理等が含まれる。階調処理は、画像データの各画素の階調値を、用紙上に形成された画像の濃度特性が目標の濃度特性と一致するように補正された階調値に変換する処理である。中間調処理は、誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。色変換処理は、RGBの各階調値をCMYKの各階調値に変換する処理である。
リレーユニットRUは、画像形成装置本体100と後処理ユニット200との間に設置され、画像形成装置本体100から搬送されてくる用紙の搬送スピードと同期をとる機能を備える。
後処理ユニット200は、リレーユニットRUから出力された用紙に、必要に応じて後処理を行う装置である。後処理としては、例えば、スリッター処理、ドブスリッター処理、CD断裁処理、クリース処理、FD/CDミシン処理等が挙げられる。後処理は必須ではなく、後処理ユニット200は、画像形成装置本体100から指示された場合のみ実行する。後処理がない場合、後処理ユニット200は搬送された用紙をそのままフィニッシャーFSに搬送する。
後処理ユニット200は、図1及び図2に示すように、搬送部210と、後処理モジュールM1~M4(断裁部)と、後処理ユニット200からパージする用紙を排紙するパージトレイT1と、後処理ユニット200で名刺/カードのサイズに断裁された用紙を排紙するカードトレイT2と、後処理制御部220と、を備えて構成されている。
搬送部210は、リレーユニットRUから搬送された用紙を後処理モジュールM1~M4に搬送し、後処理モジュールM1~M4で後処理が行われた用紙を各種トレイ(パージトレイT1、カードトレイT2)又はフィニッシャーFSに搬送する。
搬送部210は、後処理モジュールM1に搬送する用紙の曲がりを補正する曲がり補正機能を有するストレート搬送経路211と、後処理モジュールM1に搬送する長尺紙を迂回させてCD方向(用紙幅方向)の整合を行うCD整合機能を有する長尺ユニット212と、後処理モジュールM1~M4による後処理後に用紙(定型サイズまでの用紙)を反転してフィニッシャーFSに排紙する反転排紙経路213と、用紙をパージトレイT1に排紙する排紙経路と用紙(定型サイズまでの用紙)を反転する反転経路とを兼ねる兼用経路214と、後処理モジュールM1~M4による後処理後に長尺紙を反転する反転経路としての長尺ユニット215と、を備えて構成されている。
後処理モジュールM1~M4は、搬送されてきた用紙に後処理を行う。後処理モジュールM1~M4は、用紙の一部がスペース経路(反転排紙経路213、兼用経路214又は長尺ユニット215)内に収容された状態で、後処理を行う。
後処理制御部220は、CPU、ROM、メモリーを備えて構成される。
CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムに従って、後処理ユニット200の各部の動作を集中制御する。例えば、CPUは、画像形成装置本体100の画像形成制御部16と情報の伝達を行い、予め設定されたプロファイルに基づく後処理を後処理モジュールM1~M4に行わせる。
フィニッシャーFSは、画像形成後の用紙に対して、ホチキス留めや紙折り、穴あけ等を行う機能を備えている。
ここで、図3及び図4に、画像形成装置本体100の表示部12に表示されるトリマー機能設定画面G1と、プロファイル作成画面G2の一例を示す。
ユーザーは、これらの画面を用いて、印刷ジョブの実行前に、断裁処理に関するプロファイルの内容を設定することができる。
図3に示すように、トリマー機能設定画面G1は、自動断裁位置シフト(詳細は後述)の実施を許可に設定するオンボタンB11、不許可に設定するオフボタンB12と、画像位置連動シフト(詳細は後述)の実施を許可に設定するオンボタンB13、不許可に設定するオフボタンB14と、プロファイル設定モードに移行するためのボタンB15と、などを備える。
ユーザーにより、ボタンB15が選択操作されると、図4のプロファイル作成画面が表示される。
図4に示すように、プロファイル作成画面G2は、断裁処理に関する設定項目にデータを入力するための入力欄g21と、各項目に関するデータの入力が完成したことを指示するための作成完了ボタンB21と、各項目に関するデータの入力を取り消すための取消ボタンB22と、が設けられている。作成完了ボタンB21の押下操作がなされると、断裁設定で設定された断裁位置等がプロファイル作成画面G2の左上部に表示されている用紙を模した画像IMとして表示されるようになっている。
[動作]
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
図5は、画像形成装置1により実行される動作の流れを示すフローチャートである。この処理は、印刷の開始指示の操作が操作部11等を介してなされたことを契機として実行される処理である。また、前提として、断裁処理に関するプロファイルが予め設定されている。
図5に示すように、まず、画像形成制御部16は、ジョブ情報を参照し、後処理を含む印刷ジョブであるか否かを判断する(ステップS1)。
そして、後処理を含む印刷ジョブでない場合(ステップS1:NO)、画像形成制御部16は、後述のステップS4に移行する。
また、後処理を含む印刷ジョブである場合(ステップS1:YES)、画像形成制御部16は、断裁処理を行う設定がされているか否かを判断し(ステップS2)、断裁処理を行う設定がされていない場合(ステップS2:NO)、後述のステップS4に移行する。
また、断裁処理を行う設定がされている場合(ステップS2:YES)、画像形成制御部16は、印刷ジョブに含まれる断裁位置(印刷ジョブにて指定された断裁位置、「断裁指定位置」ともいう)と、プロファイルに基づいて設定される断裁可能領域とを比較して、指定された断裁位置が、後処理ユニット200の後処理モジュールM1~M4にて実行できる範囲か否かを判断する(ステップS3)。
そして、実行できる範囲である場合(ステップS3:YES)、画像形成制御部16は、指定された断裁位置のシフトを行うことなく印刷ジョブを実行し(ステップS4)、本処理を終了する。
一方、実行できる範囲でない場合(ステップS3:NO)、画像形成制御部16は、自動断裁位置シフトの実施が「許可」の設定になっているか否かを判断する(ステップS5)。
そして、「許可」の設定になっていない場合(ステップS5:NO)、画像形成制御部16は、本処理を終了する。なお、この場合、表示部12に所定のメッセージを表示させるなどしても良い。
一方、「許可」の設定になっている場合(ステップS5:YES)、画像形成制御部16は、後処理モジュールM1~M4にて実行できる範囲に入るように、指定された断裁位置をシフトして、印刷ジョブを実行し(ステップS6)、本処理を終了する。
具体的には、画像形成制御部16は、指定された断裁位置の、プロファイルに基づいて設定される断裁可能領域からのずれ量を算出し、当該ずれ量を、指定された断裁位置をシフトさせるシフト量とする。そして、画像形成制御部16は、算出したシフト量を後処理ユニット200に通知して、画像形成を開始する。
後処理ユニット200においては、後処理制御部220の制御により、後処理モジュールM1~M4に対する用紙の停止位置がシフト量に応じて変更されることで、シフト後の断裁位置に応じた位置で断裁されることとなる。
また、このとき、「画像位置連動シフト」が「許可」の設定になっている場合、画像形成制御部16は、断裁位置のシフト量に合わせて、用紙に対する画像位置もシフトするように、画像形成装置本体100を制御する。
画像形成装置本体100においては、例えば、画像形成部14により用紙に対する画像形成タイミングを変更することで画像位置をシフトしてもよいし、用紙の搬送速度あるいは用紙の搬送開始タイミングを変更することで画像位置をシフトしてもよい。
なお、「画像位置連動シフト」が「許可」の設定になっていない場合、画像形成制御部16は、画像位置をシフトすることなく用紙に画像を形成するため、断裁位置のみが変更されることとなる。
図6(a)は、印刷ジョブに含まれる断裁位置が、プロファイルに基づいて設定される断裁可能領域の範囲外となる場合を示したイメージ図であり、図6(b)は、断裁位置及び画像形成位置をシフトした後のイメージ図である。図6(a)(b)において、R1は、搬送方向において用紙後端側の断裁可能領域を示し、R2は、用紙前端側の断裁可能領域を示している。
図6(a)の例の場合、プロファイル上、用紙後端側の断裁可能領域R1は10~13mmとする。ここで、図6(a)では、用紙後端側の断裁代が15mmに指定された印刷ジョブが実行されており、指定された断裁位置が断裁可能領域R1の外側となるため、このままでは断裁処理が実行できない。
これに対して、図6(b)では、用紙搬送方向の上流側に断裁位置を5mmシフトさせ、断裁位置が断裁可能領域R1に収まるように制御している。また、図6(b)では、画像位置も、用紙搬送方向の上流側に5mmシフトさせており、ユーザーの所望の出力物を得ることが可能となっている。
ここで、図7(a)に示すように、用紙に対して画像形成可能領域R3が設定されている場合を考える。なお、図7(a)では、用紙後端側に複数の断裁可能領域R1が存在する場合を例示しているが、断裁可能領域R1の数は後処理ユニット200の構成によるものであって特に限定されない。
図7(a)に示すように、画像形成可能領域R3が存在する場合、図6(b)の例と同様に断裁位置をシフトすると、図7(b)に示すように、用紙の画像形成可能領域R3から画像がはみ出ることがあり得る。
この場合は、図7(c)に示すように、画像形成可能領域R3から画像がはみ出ることなく、かつ、用紙後端側の断裁位置が断裁可能領域R1に収まり、用紙前端側の断裁位置が断裁可能領域R2に収まる位置に、画像位置及び断裁位置のシフトを行う制御が行われることが好ましい。
[効果]
以上のように、本実施の形態によれば、搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な後処理モジュールM1~M4と、用紙の断裁位置が後処理モジュールM1~M4に対して予め設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う画像形成制御部16と、を備える。
具体的に、画像形成制御部16は、断裁可能領域と断裁指定位置との差分から、断裁指定位置をシフトさせるシフト量を算出し、前記シフト量に基づいて断裁指定位置をシフトさせる。
このため、用紙を断裁するジョブの実行に際し、ユーザーが装置構成に応じた断裁処理に関する設定を行わなくても、所望の位置にて用紙を断裁することができる。
また、本実施の形態によれば、用紙に画像を形成する画像形成部14を備え、画像形成制御部16は、断裁指定位置をシフトさせた場合、断裁指定位置のシフト量と同一量だけ、用紙における画像位置をシフトさせる制御を行う。
このため、断裁位置と連動して画像形成位置もシフトするので、ユーザーが設定を行わなくても、あたかもセンター合わせをしたような出力物を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、用紙に対して画像形成可能領域が設定されており、画像形成制御部16は、断裁指定位置をシフトさせることで、用紙における画像位置が画像形成可能領域の外となる場合、用紙における画像位置が画像形成可能領域に収まるように、断裁指定位置のシフト量を調整する。
このため、断裁位置がシフトした場合、ユーザーが設定を行わなくても、用紙に対する画像位置を画像形成可能領域に収めることができる。
以上、本発明に係る実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記実施の形態では、画像形成制御部16と後処理制御部220を備えた構成であるが、いずれか一方で画像形成装置1全体の制御を行ってもよい。
1 画像形成装置
100 画像形成装置本体
11 操作部
12 表示部
13 原稿読取ユニット
14 画像形成部
15 給紙部
16 画像形成制御部(制御部)
17 記憶部
18 コントローラーIF
19 画像処理部
200 後処理ユニット
210 搬送部
220 後処理制御部(制御部)
M1~M4 後処理モジュール(断裁部)
R1、R2 断裁可能領域
R3 画像形成可能領域

Claims (8)

  1. 搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部と、
    用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記断裁可能領域に対する前記断裁指定位置のずれ量から、前記断裁指定位置をシフトさせるシフト量を算出し、前記シフト量に基づいて前記断裁指定位置をシフトさせることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記断裁指定位置をシフトさせる制御に関する許可が設定されている場合に、前記断裁指定位置をシフトさせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部と、
    用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御部と、
    用紙に画像を形成する画像形成部と、を備え、
    前記制御部は、前記断裁指定位置をシフトさせた場合、前記断裁指定位置のシフト量と同一量だけ、用紙における画像位置をシフトさせる制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部と、
    用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御部と、
    を備え
    用紙に対して画像形成可能領域が設定されており、
    前記制御部は、前記断裁指定位置をシフトさせることで、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域の外となる場合、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域に収まるように、前記断裁指定位置のシフト量を調整することを特徴とする画像形成装置。
  5. 搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部を備える画像形成装置のコンピューターを、
    用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御手段として機能させ
    前記制御手段は、前記断裁可能領域に対する前記断裁指定位置のずれ量から、前記断裁指定位置をシフトさせるシフト量を算出し、前記シフト量に基づいて前記断裁指定位置をシフトさせるプログラム。
  6. 前記制御手段は、前記断裁指定位置をシフトさせる制御に関する許可が設定されている場合に、前記断裁指定位置をシフトさせることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部を備える画像形成装置のコンピューターを、
    用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御手段
    用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備え、
    として機能させ
    前記制御手段は、前記断裁指定位置をシフトさせた場合、前記断裁指定位置のシフト量と同一量だけ、用紙における画像位置をシフトさせる制御を行うプログラム。
  8. 搬送される用紙を搬送方向に直交する幅方向に沿って断裁し、用紙の一部を断裁片として切り落とすことの可能な断裁部を備える画像形成装置のコンピューターを、
    用紙の断裁位置が前記断裁部に対して設定された断裁可能領域に収まるように、ジョブに含まれる断裁指定位置をシフトさせる制御を行う制御手段として機能させ
    用紙に対して画像形成可能領域が設定されており、
    前記制御手段は、前記断裁指定位置をシフトさせることで、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域の外となる場合、用紙における画像位置が前記画像形成可能領域に収まるように、前記断裁指定位置のシフト量を調整するプログラム。
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