JP6816480B2 - 画像形成装置、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、転写媒体上に形成された調整用画像の読取結果に基づいて画像形成部の画質調整を行うことができる画像形成装置、前記画像形成装置と通信可能な情報処理装置およびプログラムに関する。
複写機、ファクシミリ、プリンター、複合機などの画像形成装置では、設定された画像形成条件(画像形成位置、色、濃度など)に従い、ジョブに含まれる画像データに基づいて転写媒体に画像が出力される。画像形成条件は、画像形成装置の稼働に伴って一時的にまたは次第に変化したりすることがある。このため、各種の調整動作などにより品質維持を図っている。具体的には、画像形成装置が稼働する所定時間毎や所定印刷枚数毎などによって、パッチ画像などを転写媒体に出力し、出力画像のパッチをカラー濃度センサー等で検出して画像が適正に形成されているかを判定する。画像品質などにずれなどが生じている場合は、フィードバックにより階調・濃度むら・最高濃度・各色の位置や濃度ずれ等を補正して画像形成の調整を行っている。
例えば、特許文献1では、画像形成部により複数段階の濃度パッチで構成される階調パターンを形成して用紙に印刷し、用紙に印刷した階調パターンの濃度を画像読取部により読み取り、読み取った階調パターンの濃度に基づいて階調補正データを生成し、生成した階調補正データに基づいて画像形成部の階調補正を行っている。
さらに、出力画像より大きい用紙に印刷を行い、断裁機を用いて不要な部分を断裁して最終的な出力物を生成することがある。このような用紙において、原稿画像の枠外(断裁代など)にパッチを出力し、パッチをインラインセンサーで読み取って、リアルタイムで画質補正(以降、リアルタイム調整)を行うものが知られている。リアルタイム調整では、余白領域に毎ページ、階調パッチなどの調整用画像を印刷し、調整用画像をインラインセンサーで読みとって調整値を演算する。そして、その調整値を印刷中の画像に適用することにより、出力画像の画質の安定化を行うことが可能になっている。
特開2008−244814号公報
ところで、余白領域にパッチを形成する場合は、原稿画像サイズと用紙サイズとを比較して余白部分を特定し、余白部分に階調パッチを印刷する領域がある場合に、余白部分に対して印字を行い、階調パッチを印刷する領域がない場合は印字を行わない。
しかし、例えば、ページ数が奇数ページのジョブを両面印刷で出力する際に、最終ページの裏面に自動的に追加されるような白画像のページがあると、原稿画像が存在しないため原稿画像サイズが不明となり、調整用画像を用紙に印刷することができない。
階調パッチを印字する面を用紙の表面印刷面または裏面印刷面のどちらか固定した場合、両面印刷で奇数枚のジョブにおいて印刷を行うと、白画像に対して階調パッチが印字できず、調整回数が少なくなってしまう場合がある。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、転写媒体の両面に印刷をするジョブにおいて、調整用画像の印刷面を適正に定めることができる画像形成装置、情報処理装置およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、転写媒体の両面に画像を印刷する両面印刷機構と、転写媒体上に調整用画像を印刷し、調整用画像の画像読取結果を受けて前記画像形成部の画質調整を行う画質調整機能と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力とを切り替え可能とする機能を有し、
両面印刷を行うジョブの転写媒体に調整用画像を印刷する場合、前記ジョブの印刷枚数における偶数、奇数の別と、フェイスアップ排出とフェイスダウン排出の別と、に基づいて、調整用画像を印刷する面を決定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、両面印刷を行う前記ジョブが奇数の印刷枚数を有するジョブである場合、フェイスダウン出力では、表面印刷面を、調整用画像を印刷する面に決定し、フェイスアップ出力では、裏面印刷面を、調整用画像を印刷する面に決定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、両面印刷を行う前記ジョブが奇数の印刷枚数を有するジョブである場合、第1頁が印刷される転写媒体の面側を、調整用画像を印刷する面に決定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、調整用画像の画像読取結果は、用紙の画像を読み取る画像読取部で得られるものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記画像読取部は、少なくとも、転写媒体の下面側の画像を読み取る第1画像読取部と、転写媒体の上面側の画像を読み取る第2画像読取部と、を有することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、連続して印刷を行うジョブがある場合、共通する画像読取部で画像読取結果を得ることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、両面印刷を行うジョブが偶数の印刷枚数を有するジョブであり、ジョブの印刷時に前ジョブが実行されていない場合、ジョブが印刷される転写媒体の第1頁が印刷される面側の面に調整用画像を印刷することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、連続して印刷される前ジョブがあり、両面印刷を行うジョブが偶数の印刷枚数を有するジョブである場合、該ジョブは、前ジョブで転写媒体に調整用画像が印刷された面と同じ側の面に調整用画像を印刷することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、連続して印刷される前ジョブがあり、前ジョブが、フェイスダウン出力がなされている場合、ジョブの表面印刷面に調整用画像を印刷し、前ジョブが、フェイスアップ出力がなされている場合、ジョブの裏面印刷面に調整用画像を印刷する決定を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記ジョブは、印刷枚数が奇数枚数である場合、最後のページが白画像であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記ジョブが章分けのジョブである場合、転写媒体の第1頁が印刷される側の面に調整用画像を印刷することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記ジョブが集約印刷により印刷が行われるものであることを特徴とする。
本発明の情報処理装置のうち、第1の形態は、転写媒体の両面に画像を印刷する両面印刷機構と、転写媒体上に調整用画像を印刷し、調整用画像の画像読取結果を受けて前記画像形成部の画質調整を行う画質調整機能と、画像の印刷を終えた転写媒体をフェイスアップ出力とフェイスダウン出力とを切り替えて排出する機能を有する画像形成装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、
両面印刷を行うジョブの転写媒体に調整用画像を印刷する場合、前記ジョブの印刷枚数における偶数、奇数の別と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力の別と、に基づいて、調整用画像を印刷する面を決定する情報処理制御部を有することを特徴とする。
他の形態の情報処理装置の発明は、前記形態の本発明において、前記情報処理制御部は、前記画像形成装置を制御し、転写媒体の両面に画像を印刷する両面印刷機構と、転写媒体上に調整用画像を印刷し、調整用画像の画像読取結果を受けて前記画像形成部の画質調整を行う画質調整機能と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力とを切り替えて排出する機能を制御することを特徴とする。
本発明のプログラムのうち、第1の形態は、画像形成装置における画像形成部の画質調整を行う調整用画像の印刷に関する処理を行うコンピュータで実行されるプログラムであって、
ジョブ情報を取得するステップと、
両面印刷を行う前記ジョブの転写媒体に前記調整用画像を印刷する場合、前記ジョブの印刷枚数における偶数、奇数の別と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力の別と、に基づいて、調整用画像を印刷する面を決定するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、両面印刷を行うジョブの印刷において、調整用画像を印刷する面を適正に決定することが可能となる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の機械的概略を示す図である。 同じく、一実施形態の制御ブロックを示す図である 同じく、リアルタイム調整時のパッチ領域を示す図である。 同じく、奇数ページジョブをフェイスダウン出力する際のパッチの印刷面を示す図である。 同じく、奇数ページジョブをフェイスアップ出力する際のパッチの印刷面を示す図である。 同じく、章分け設定がされているジョブをフェイスダウン出力する際のパッチの印刷面を示す図である。 同じく、フェイスダウンの奇数ページジョブの出力後にフェイスアップの偶数ページジョブを出力する際のパッチの印刷面を示す図である。 同じく、パッチの印刷面を決定する手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置1の機械的概略を示す図である。
画像形成装置1は、用紙の搬送方向の上流側から順に、装置本体10と、読取装置20と、後処理装置30とを備えている。各装置間は電気的および機械的に接続されており、装置間での通信および用紙の搬送が可能となっている。また、画像形成装置1は、装置本体10に電気的に接続されたコントローラー40を備えており、装置本体10とコントローラー40との間で通信を行うことが可能となっている。
コントローラー40は、装置本体10に内蔵されるものでものよく、また、装置本体10外に設置されるものでもよい。また、画像形成装置にコントローラー有していないものであってもよい。
なお、画像形成装置1を構成する装置の数や種類はこれに限定されず、他の装置をさらに備えるものでもよい。例えば、装置本体10の前段に給紙装置を設けても良く、各装置間に用紙の寄りや速度差を吸収するバッファ機構を有する装置を設けても良い。また、装置本体10のみによって画像形成装置を構成しても良く、装置本体10と読取装置20、後処理装置30などによって画像形成システムを構成するものとしてもよい。
装置本体10は、その下部側に、本体給紙部12を有している。本体給紙部12は、用紙を収納する複数の本体給紙段からなり、搬送経路13へ用紙を給紙することが可能となっている。用紙は、本発明の転写媒体に相当する。なお、転写媒体の材質は紙に限定されるものではなく、布やプラスチックなどであってもよい。
装置本体10の筐体の上部には図1では示していないスキャナー部が設けられている。スキャナー部はCCDセンサー等によって構成されており、スキャナー部は、自動原稿給送装置(ADF)によって自動で給送される原稿の画像や、プラテンガラスにセットされた原稿の画像の読取を行い、画像データを取得することが可能な構成を有している。
また、装置本体10の筐体の上部には図示しない操作部が設けられており、ユーザーによる操作入力や各種設定、および情報の表示が可能となっている。
装置本体10内には搬送経路13が設けてあり、搬送経路13は、本体給紙部12から給紙される用紙を搬送し、読取装置20の搬送経路23に接続されている。
装置本体10の搬送経路13の途中周辺には、画像形成部11が設けられている。画像形成部11は、各色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))用にそれぞれ感光体11a(総称する)を有しており、各感光体11aの周囲には、それぞれ図示しない帯電器、LD、現像器を有している。さらに、画像形成部11は、感光体11aの画像が転写される中間転写ベルト11bおよび中間転写ベルト11bの画像を用紙に転写する二次転写部11cを有している。二次転写部11cの下流側の搬送経路13には、定着器11dが配置されている。定着器11dは、用紙上に転写された画像を用紙に定着させる。
上記した感光体11a、帯電器、LD、現像器、中間転写ベルト11b、二次転写部11c、定着器11dなどによって画像形成部11が構成されている。なお、画像形成部は、単色で画像形成を行うものであってもよく、単色のみを印刷する画像形成部であってもよい。
また、搬送経路13では、定着器11dの下流側で、反転搬送経路13aが分岐している。反転搬送経路13aの搬送前方側は、画像形成部11の上流側の搬送経路13に合流している。また、反転搬送経路13aは、途中で退避搬送経路13bが分岐しており、その分岐位置の上流側の反転搬送経路13aでは、下流搬送経路13cが分岐している。下流搬送経路13cの搬送前方側は、反転搬送経路13aが分岐した位置の下流側で搬送経路13に合流している。
反転搬送経路13aに搬送された用紙は、フェイス面切り替えを行う場合は、下流搬送経路13cの分岐点の下流側に一旦送られ、逆走して下流搬送経路13cから搬送経路13に搬送される。上記動作により画像形成部11で印刷された用紙のフェイス面を変えて搬送することができる。
用紙の裏面に画像を形成する場合、反転搬送経路13aに送られた用紙の全長を待避搬送経路13bに送り、逆走して下流側の反転搬送経路13aに送り、画像形成部11の上流側で搬送経路13に環流する。
画像形成部11における各色の画像形成について説明する。帯電器は感光体11aの表面を一様に帯電する。LDは、表面が一様に帯電された感光体11aに対して半導体レーザを照射し、感光体11aに静電潜像を形成する。現像器は、感光体11aに形成された静電潜像をトナー材によって現像し、感光体11aにトナー画像形成する。感光体11aのトナー画像は一旦中間転写ベルト11bに転写される。二次転写部11cは、搬送経路13を通して搬送されてきた用紙へ、中間転写ベルト11bのトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、二次転写部11cから分離されて定着器11dに搬送される。感光体11a、二次転写ベルト11bに残留したトナー材は、図示しないクリーニング部によって除去される。定着器11dは、搬送された用紙を加熱し、用紙の表面側に転写されたトナー画像を定着する。上記動作によって画像形成部11での画像形成が行われる。
最初に用紙が画像形成部11に送り込まれる際には、用紙の表面であるside1に画像が印刷される。その後、用紙の裏面であるside2に画像を印刷する際には、上記した反転搬送経路13aに用紙を送って画像形成部11の上流側で搬送経路13に環流することで元々の裏面であるside2への画像形成が行われる。
用紙に片面で印刷を行うか、両面で印刷を行うかは印刷条件によって設定することができる。
装置本体10の制御部100は、画像形成装置1全体を制御するものであり、CPUやCPUで実行されるプログラム、パラメータや作業領域となる記憶部などによって構成される。
制御部100では、ジョブを管理し、ジョブの印刷条件にしたがって、用紙の片面に印刷するか、用紙の両面に印刷するかを切り替え可能とする。
また、制御部100では、ジョブの印刷条件にしたがって、フェイスダウン出力を行うか、フェイスアップ出力を行うかを切り替え可能とする。両面で印刷を行う場合は、フェイス面の切り替えは行わず、印刷するページ順を変更することで、フェイスダウン出力、フェイスアップ出力を行うことができる。すなわち、フェイスダウン出力では、ページ順通りに印刷することで、フェイスダウン出力の状態になり、第1頁の用紙面(side1)は下向きに排出される。一方、フェイスアップ出力では、ジョブの最後のページから順にページをさかのぼるようにして印刷をすることで、フェイスアップ出力の状態になり、第1頁の用紙面(side2)は上向きに排出される。
また、制御部100では、画像形成部11によって用紙の断裁代などの余白に調整用画像を印刷し、この印刷画像を読み取った読取結果を受けて、基準値との比較などによって調整値を算出し、画像形成部11の画質調整をリアルタイムで調整することができる。
調整用画像の印刷では、原稿画像サイズと用紙サイズとを比較して余白部分を画定し、余白部分に調整用画像を印刷する領域があるかを判定し、領域がある場合に印刷を行う。
調整用画像は、予め記憶部に格納しておく。
次に、読取装置20について説明する。
読取装置20は、装置本体10の搬送経路13に接続されている搬送経路23を有している。搬送経路23の中途には、用紙の下面の画像を読み取る第1画像読取部24(図ではCCD1と図示)と、用紙の上面の画像を読み取る第2画像読取部25(図ではCCD2と図示)が備えられている。なお、用紙の下面、上面を読み取る画像読取部の配置順番は特に限定されるものではない。第1画像読取部24と第2画像読取部25は、いずれかを使用して、搬送経路23を搬送される用紙上の画像を読み取った後に、読み取り結果を制御部100へ送信することができる。ただし、読み取りの目的によっては第1画像読取部24と第2画像読取部25の両方を用いて用紙の両面で画像を読み取ることも可能である。
第1画像読取部24、第2画像読取部25はCCDセンサーによって構成することができるが、本発明としてはこれに限定されず、CMOSセンサー等によって構成してもよい。また、第1画像読取部24、第2画像読取部25はラインセンサーでもよく、ポイントで画像を読み取るものであってもよい。本発明としては、画像の読取りを行えればよく、特定のものに限定されない。
なお、この実施形態では、搬送路上に二つの画像読取部を備えており、それぞれが用紙の別の面の画像の読み取りを行うことが可能な構成を有するものとして説明したが、片面のみの画像を読み込む構成でもよく、また、反転搬送路を備えて、用紙を反転して一つの画像読取部で用紙両面の画像の読取りを行うようにしてもよい。
後処理装置30は読取装置の搬送経路23に接続されている搬送経路33を有しており、搬送経路33の中途の付近には後処理部34が備えられている。後処理部34は、搬送経路33で搬送される用紙に対して所望の後処理を行うことができる。後処理としては、ステープル、パンチ、冊子処理などの適宜の処理のほか、用紙の断裁が挙げられる。
また、装置本体10に接続されたコントローラー40は、例えば外部装置などのアプリケーションプログラム等により生成された画像データや印刷ジョブなどを受け、制御部100へ送信することができる。画像データの生成方法は特に限定されるものではなく、RIP処理を行うものであってもよい。なお、コントローラー40では、ページ番号のみを付与するページを有していてもよい。その場合、装置本体10で画像形成領域が与えなければ、そのページは白画像のページに相当する。
次に、画像形成装置1を含むシステムの制御ブロックを図2に基づいて説明する。
画像形成装置1はデジタル複合機(コピア・プリンタ・スキャナー)として機能するものである。
画像形成装置1は、デジタルコピア本体と、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160とを備えている。デジタルコピア本体は、制御ブロック110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有している。画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、LAN3を通して外部装置4などの外部機器から入力される画像データを処理し、またはスキャナー部130で得た画像データを、LAN3を通して外部装置4などの外部機器に転送可能にする。
制御ブロック110は、前記画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続されたPCIバス112を有しており、PCIバス112にDRAM制御IC111が接続されている。DRAM制御IC111には、画像メモリー120が接続されている。画像メモリー120は圧縮メモリー121とページメモリー122とからなる。圧縮メモリー121は、ジョブ管理情報や原稿などの圧縮画像データを格納するためのメモリーであり、ページメモリー122は、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリーである。
PCIバス112には、さらに、HDD127が接続されている。HDD127は、画像形成装置1や画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続される外部装置4などにより生成されたジョブ等を保存する。HDD127には、複数のジョブの保存が可能である。各ジョブには、ジョブ全体の情報とページ単位の情報と画像データと印刷条件とが含まれている。また、ジョブの印刷条件には、ジョブ毎のリアルタイム調整のON/OFF設定情報、印刷する用紙の種別、ジョブの原稿画像のサイズ、フェイスアップ/フェイスダウン設定情報、章分け設定、両面印刷設定、断裁等の後処理の実行要否などの情報が含まれているものであってもよい。
制御ブロック110は、制御CPU113を備えており、制御CPU113にはDRAM制御IC111が接続されている。制御CPU113には、ROM114と不揮発メモリー115が接続されている。不揮発メモリー115には、制御CPU113で実行されるプログラムや画像形成装置における設定データ、画像形成条件を含むプロセス制御パラメータなどが格納されている。
さらに、不揮発メモリー115には、プログラム、画像形成部の画質調整に際し使用されるパッチ等の調整用画像のデータなどが参照可能に格納されている。不揮発メモリー115のデータは、読み書き可能とするものであってもよい。
なお、これらの内容の一部または全部を、ROM114やHDD127、RAMなどに格納するものであってもよい。上記した設定内容が格納された不揮発メモリー115やROM114、HDD127、RAMなどは記憶部に相当する。
ROM114には、制御CPU113で所定の動作を実行させるためのプログラムが読み出し可能に格納されている。なお、プログラムは、外部から提供されて不揮発メモリー115やHDD127などに格納されるものであってもよい。なお、本発明の制御プログラムは、持ち運び可能な記憶部などに格納されて流通、移動するものであってもよく、また、ネットワークなどを通して外部装置制御部400の記憶部に格納されるものであってもよい。
制御CPU113は、ROM114や不揮発メモリー115に格納された不揮発データを読み取ることが可能であり、また、所望のデータを不揮発データとして不揮発メモリー115に書き込むことが可能である。制御CPU113は、上記設定データなどに従って画像形成装置1の各部を動作制御する。
制御CPU113は、画像形成装置1の全体を制御するものであり、ROM114に格納されたプログラムや、不揮発メモリー115などとともに本発明の制御部100を構成する。
制御CPU113は、画像データの取得や画像出力のための制御のほか、画像形成装置の調整を実現するための制御、画像形成装置の機内情報の取得等を行う。
また、制御CPU113には、IO128が接続されており、画像形成装置1内の各種センサーの信号が取得可能になっており、例えば第1画像読取部24、第2画像読取部25における画像の読み取り結果を、IO128を介して制御CPU113で取得する。
スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、制御CPU113とシリアル通信可能に接続されており、制御CPU113の指示を受ける。また、CCD131は読み取り処理部116に接続され、読み取り処理部116は圧縮IC118に接続され、圧縮IC118は前記したDRAM制御IC111に接続されている。読み取り処理部ではCCD131で読み取った画像データの処理が行われ、圧縮IC118では画像データの圧縮処理が行われる。
操作部140は、タッチパネルを有するLCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えている。操作部140は、表示と操作とを兼ね、表示操作部に相当する。操作部制御部142は、制御CPU113にシリアル通信可能に接続されている。
操作部140では、画像形成装置1の各部に対する各種の設定が可能であり、その設定内容に基づいて、制御CPU113によって画像形成、用紙の搬送、画像の読取や後処理の制御が実行される。さらに、操作部140では、画像形成装置1における印刷設定や動作制御条件などの機械設定入力、出力などに関する設定や、各給紙トレイの用紙情報の設定(サイズ、紙種)や、出力モード設定(例えば通常コピーモード、確認コピーモード)、ジョブのリアルタイム調整のオンオフを含めた設定などが可能になっている。また、操作部140は、設定内容の表示、通知の表示など、所望の情報等の表示が可能になっている。
また、DRAM制御IC111には、圧縮された画像データを伸長する伸長IC125が接続されており、伸長IC125には書き込み処理部126が接続されている。書き込み処理部126は、プリンター部150のLD151A(レーザダイオード)に接続されている。書き込み処理部126では画像データの処理を行い、LD151Aの動作に用いるための書き込みデータを生成する。
プリンター部150は、プリンター部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンター制御部152を備えており、プリンター制御部152は前記した制御CPU113に接続されている。プリンター制御部152は制御CPU113の制御指令に従って動作し、プリンター部150を制御する。
また、DRAM制御IC111が接続されたPCIバス112には、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160のDRAM制御IC161が接続されている。画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、画像形成装置をネットワークプリンターやネットワークスキャナーとして使用する場合に、LAN3に接続される外部装置4などから画像データ等を画像形成装置1で受信したり、スキャナー部130で取得した画像データを外部装置4などに送信したりするものである。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、DRAM制御IC161に、DRAMなどで構成される画像メモリー(DRAM)162が接続されている。また、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、共通バスに、DRAM制御IC161と、コントローラー制御CPU163と、LANインターフェース165と、HDD166と、が接続されている。コントローラー制御CPU163は画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160全体の制御を行う。LANインターフェース165は、LAN3に接続されている。
LAN3には外部装置400が接続されており、外部装置4は画像形成装置1と通信を行うことが可能となっている。外部装置4は、画像形成装置1から情報を受けて情報処理を行う情報処理装置として動作するものとしてもよく、さらに画像形成装置を管理する機能を有するものであってもよい。
外部装置4は、外部装置4の制御を行う外部装置制御部400と、表示操作を行う操作部410とを有している。外部装置4を情報処理装置として使用する場合、外部装置制御部400は、本発明の情報処理制御部に相当する。また、操作部410は、操作部と表示部とをそれぞれ個別に備えるものであってもよい。外部装置制御部400は、CPUとCPU上で実行されるプログラム、動作パラメータを格納した記憶部などにより構成される。外部装置制御部400で、リアルタイム調整を実施するための調整用画像の印刷面を決定する場合、外部装置制御部400で実行されるプログラムは、本発明のプログラムに相当する。
なお、本発明のプログラムは、持ち運び可能な記憶部などに格納されて流通、移動するものであってもよく、また、ネットワークなどを通して外部装置制御部400の記憶部に格納されたものであってもよい。
次に、画像形成装置1の基本動作について説明する。
まず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に、画像形成装置1において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。
制御CPU113は、操作部140による操作に基づいてスキャナー部130への指令を発行する。スキャナー部130では、制御CPU113から指令を受けたスキャナー制御部132がCCD131の動作を制御し、スキャナー部130においてCCD131により原稿の画像を光学的に読み取る。この際には、原稿の読み取りは、自動原稿搬送装置(ADF)によって行ってもよく、また、プラテンガラス上に原稿を置いて行ってもよい。
CCD131で読み取られた画像データは、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、圧縮IC118において所定の方法によって圧縮される。その後、圧縮された画像データは、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。また、HDD127に画像データを格納する場合は、圧縮メモリー121に格納されている画像データを、DRAM制御IC111を介して、HDD127に格納する。
第2に、画像データを外部から取得する場合について説明する。
画像データを外部から取得する場合、画像データは、LAN3を介して画像形成装置1に入力される。画像データとしては、例えば外部装置4などのアプリケーションプログラム等により生成されたものや他の画像形成装置により生成されたものが挙げられる。該データは、LAN3、LANインターフェース165を介して画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリー(DRAM)162やHDD166に一旦格納される。画像メモリー(DRAM)162やHDD166に一旦格納されたデータは、PCIバス112を介してDRAM制御IC111に転送され、ページメモリー122に一旦格納される。ページメモリー122に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC118に順次送られて圧縮処理され、圧縮処理された画像データはDRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。なお、圧縮処理されたデータをHDD127に格納する場合には、圧縮メモリー121に格納されたデータを、DRAM制御IC111を介してHDD127に格納する。
次に、画像形成装置1において画像を出力する場合について説明する。
画像形成装置1で印刷を行う場合、まず、圧縮メモリー121に格納されている画像データを、DRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出し、伸長ICにおいて画像データを伸長する。HDD127に格納された画像データを画像出力する場合は、DRAM制御IC111を介して画像データを一旦圧縮メモリー121に格納し、その後、DRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出し、伸長IC125においてデータを伸長する。
次に、伸長されたデータを、DRAM制御IC111を介して書き込み処理部126へ送出し、書き込み処理部126において書き込みデータを生成し、書き込みデータをプリンター部150のLD151Aへ送出し、LD151Aによって感光体11aへの書き込みを行う。
また、プリンター部150では、制御CPU113の指令を受けたプリンター制御部152によって、本体給紙部12、搬送路13、画像形成部11などの各部の制御が行われる。これにより、プリンター部150において、画像形成、用紙への転写、定着、搬送路による読取装置20や後処理装置30への搬送などが順次行われて印刷出力が行われる。
さらに、プリンター制御部152では、制御CPU113の指令を受けて、読取装置20での画像の読み取り、後処理装置30での後処理を制御する。
また、画像データとしては、不揮発メモリー115やHDD127などの記憶部に予め格納されたものを用いることができる。例えば、調整用画像である画像パッチや画像マークなどの画像を記憶部から読み出して、用紙に画像形成することができる。
次に、ジョブの出力中に画質調整を行うリアルタイム調整について説明する。
画像形成装置1は、画像形成装置における経時的な印刷画像の変化などを抑制、防止するため、ジョブの出力中にパッチ等の調整用画像(以下、適宜パッチと称する)を出力し、出力された画像の読み取り結果に基づいて画質調整を行うリアルタイム調整機能を有しており、制御部100の制御によって実行される。画質調整の項目としては、階調補正、濃度補正、色むら補正等が可能である。リアルタイム調整を実施するかどうかはジョブごとに設定が可能であり、リアルタイム調整の設定では、リアルタイム調整のON/OFFだけでなく、リアルタイム調整の項目設定、調整周期の設定(ページ毎、所定の周期等)等が可能となっている。リアルタイム調整の設定は、操作部140を通じて行うことができるほか、外部装置4からジョブを入力する場合には外部装置側にて設定することも可能である。
以下、リアルタイム補正を行う場合の実施手順について説明する。
リアルタイム調整が設定されているジョブを出力する場合、制御部100の指令によって階調補正などのパッチの画像データが用意され、ページメモリー122に格納される。パッチの画像データまたはパッチ用の画像データを生成するための指示内容は、不揮発メモリー115などに格納しておくことができる。なお、以下では、リアルタイム調整として階調補正を説明しているが、リアルタイム調整がこれに限定されるものではなく、本発明としては、画像形成部を調整する各種の調整を行うことが可能である。
ページメモリー122に格納された画像データは画像形成部11へ送られて、ジョブの出力中に、画像形成部11により用紙にパッチが印刷される。パッチの印刷は、ジョブの画像形成領域外であって、最終的に断裁などがされる余白領域へ行う。
図3は、リアルタイム調整を行う際の調整用パッチの印刷領域を示す図である。この例では、用紙Sに対して画像Iを印刷し、画像Iの領域の外側の領域は最終的に断裁することを想定している。
ここでは、最終的な出力物として必要な領域は中央の画像Iの領域であり、画像Iの領域以外は裁断される領域となる。そこで、リアルタイム調整では、後処理装置の断裁機で断裁されて不要となる領域、例えば図のパッチ領域Aに対して、全てのページでパッチの印刷を行い、後処理機に搭載されたセンサーでパッチを読みとって補正を行う。
パッチを印刷する際は、例えば、YMCKとRGBPb(Pb=YMC重ねの黒)の階調パッチを2枚に分けて繰り返し印字し、両方のパッチを読み取って階調補正値の演算を行う。この例では、画質調整のために2枚の用紙が必要とされる。ただし、本発明としては、調整に必要な枚数やパッチの画像内容が特定のものに限定されるものではない。
なお、調整用画像はパッチに限定されるものではなく、調整に用いることができれば画像の形状等が特定のものに限定されるものではない。
階調補正用のパッチなど、読み取り時に裏面の画像の影響を受けるものについては、用紙の片面のみに印刷を行うのが通常である。
印刷されたパッチは、通常は、読取装置20の第1画像読取部24、第2画像読取部25のいずれかによって画像読み取りがされる。第1画像読取部24、第2画像読取部25におけるパッチの読み取り結果は制御部100に送信され、制御部100は読み取り結果に基づいて階調補正の調整値(補正値)を算出し、画像形成部11では、前記調整値によって調整され、次に印刷される画像に適用する。画質の補正の方法は、帯電装置の帯電バイアス、露光装置の露光光量および露光位置、現像装置の現像バイアス、濃度補正特性などにより行うことができる。これによりジョブの出力中の画像における色の安定化などを行うことができる。
ただし、パッチの印刷位置を決定する際には、最終的には断裁されて不要となる領域、すなわち画像形成領域外の余白領域を予め特定しておく必要がある。そのため、事前に原稿の画像領域と用紙サイズとの比較を行い、原稿領域外となる領域を特定する。その後、余白部分に階調パッチを印刷する領域がある場合は印字を行い、領域がない場合は印刷を行わないようにする。
しかし、両面印刷のジョブにおいて、奇数ページであるため印刷前に自動で白紙ページが追加された場合、原稿画像のサイズを取得することができない。そのため、原稿画像のサイズを基にした余白領域を特定することができず、結果として、白紙ページに対しパッチの印刷を行うことができない。
パッチの印刷は、用紙の裏移りを考慮し、用紙のどちらか一方の面に対して行われるため、白紙ページの面がパッチの印刷面であった場合は、パッチの印刷面数が減る。リアルタイム調整においては、できるだけ継続してパッチの読み取りを行うことが望ましく、読取回数が減ると出力物の印刷品質の低下を招くおそれがある。
そこで、本実施形態では、パッチ画像を印刷する面を、ジョブの印刷枚数における偶数、奇数の別と、フェイスアップ排出とフェイスダウン排出の別と、に基づいて決定する。
これにより、ジョブ内のパッチの印刷面数が減るのを防止する。すなわち、奇数のページのジョブでは、排紙面にパッチ画像を印刷する。なお、排紙面とは、ジョブの第1頁が印刷される面を示している。
なお、「フェイスアップ」は、印刷物の1ページが上向きになるように出力するものであり、「フェイスダウン」は、印刷物の1ページが下向きになるように出力するものである。
本実施形態においては、画像形成装置1で両面印刷を行う場合は、用紙の第1面(side1)に画像を印刷し、その後、用紙を反転して用紙の第2面(side2)に画像を形成し、第2面に画像が形成された後は用紙を反転せずに排紙する。したがって、画像形成部からは、用紙の第2面が上向きで、用紙の第1面が下向きとなって排紙される。
そのため、フェイスアップで出力を行う場合には、最後に出力される用紙の上面が1ページ目となるように遡った頁順で出力される。
フェイスダウンで出力を行う場合は、最初に出力される用紙の下面が1ページ目となるように頁順に出力を行う。
図4は、フェイスダウン出力時のパッチの印刷面の例を示す図である。この例では、出力するジョブのページ数は5ページであり、フェイスダウン出力を行うように印刷条件で設定されている。
1枚目の用紙の第1面S1Aに第1ページが印刷され、第2面S1Bに第2ページが印刷され、2枚目の用紙の第1面S2Aに第3ページが印刷され、第2面S2Bに第4ページが印刷される。さらに、3枚目の用紙の第1面S3Aに第5ページが印刷されており、ジョブが奇数ページであるため、3枚目の用紙の第2面S3Bには自動的に白紙ページとされて白画像になっている。
排紙面は1枚目の用紙の第1面S1A(side1)である。したがって、第1面S1A、S2A、S3Aにおいてパッチの印刷を行う。これにより、パッチの印刷を全ての用紙において行うことが可能となる。
図5は、フェイスアップ出力時のパッチの印刷面を示す図である。
この例では、フェイスダウン時とは逆の頁順で印刷が行われる。この際にも、ジョブは奇数ページであるため、最終頁に白紙ページが挿入されている。
最終ページは、1枚目の用紙の第1面S4A(side1)に割り当てられており、第2面S4B(side2)に第5ページが印刷されている。2枚目の用紙では、第1面S5A(side1)に第4ページが印刷され、第2面S5B(side2)に第3ページが印刷されている。3枚目の用紙では、第1面S6A(side1)に第2ページが印刷され、第2面S6B(side2)に第1ページが印刷されている。
排紙面は3枚目の用紙の第2面S6B(side2)である。したがって、第2面S4B、S5B、S6Bにおいてパッチの印刷を行う。これにより、パッチの印刷を全ての用紙において行うことが可能となる。
さらに、ジョブ印刷で章分けなどによって印刷途中のページに白紙ページが割り当てられたとしても、本実施形態による調整用画像の印刷面の決定方法により、印刷面数を印刷枚数分確保することが可能となる。
ジョブ中で章分けを行う場合であって、章分けの位置が奇数ページである場合は、章分け前のページの裏面に白紙ページが自動で挿入される。白紙ページには原稿画像の情報が含まれていないため、余白領域の判定を行うことができず、パッチの印刷を実施することができない。
図6は、第3ページと第4ページとの間で章分けを行う設定がされているジョブをフェイスダウンで出力する場合を示している。フェイスダウン出力であるため、用紙の第1面(Side1)に対してパッチが形成される。この例では、章分け後の第4ページが第1面となる。このため、排紙面にパッチの印刷を行うことで、パッチの印刷面数を減らすことなく印刷することができる。
また、本実施形態は、集約印刷を行う場合にも同様に、排紙面にパッチを印刷するように印刷面の決定を行うことができる。
また、偶数ページジョブを出力する場合は、いずれの面に印刷を行っても、印刷枚数分でパッチを印刷することができるが、前のジョブがある場合は、前のジョブのパッチ印刷面と同じ側の面にパッチを印刷することができる。
前のジョブのパッチ印刷面と同じ面に対してパッチを形成することで、同じ側の面を読み取る画像読取部を用いることができ、画像読取部を変えた場合にデバイス特性の違いによる影響が発生することを回避して、階調補正などの調整を高い精度で実施することが可能となる。以下に、図7において具体的に説明する。
図7の例では、奇数ページジョブの後に偶数ページジョブを出力する。
一つ目のジョブ(JOB1)のページ数が奇数ページ(3ページ)で、フェイスダウン出力であり、二つ目のジョブ(JOB2)のページ数が偶数ページ(4ページ)で、フェイスアップ出力である。
JOB1はフェイスダウン出力で奇数ページであるため、排紙面である第1面(Side1)においてパッチの印刷を行っている。すなわち、1枚目と2枚目の用紙の排紙面である第1面S10Aと第1面S11Aにおいてパッチの印刷を行っている。
JOB2はフェイスアップ出力であり、偶数ページであるため、どちらの面にパッチを印刷したとしても、パッチの印刷枚数は変わらない。本実施形態では、JOB2においてパッチの印刷をJOB1と同様にSide1において行うものとしている。
次に、調整用画像を印刷する面を決定する手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は装置本体10の制御部の制御によって実行されるが、外部装置4の外部装置制御部400の制御によって実行してもよい。
ジョブの出力開始によって、ジョブが偶数ページであるかを判定する(ステップs1)。ジョブが偶数ページジョブである場合(ステップs1、Yes)、前ジョブが存在するかを判定する(ステップs2)。前ジョブが存在する場合(ステップs2、Yes)、前のジョブの排紙面がフェイスダウンであるか判定する(ステップs4)。前ジョブの排紙面がフェイスダウンである場合(ステップs4、Yes)、パッチの印刷面を前ジョブと同様にSide1(第1面)とし、Side1の面側にパッチを印刷し(ステップs7)、次に、ジョブ終了であるか判定する(ステップs8)。
前ジョブが存在しない場合(ステップs2、No)、後述するステップs3に移行する。
前ジョブの排紙面がフェイスダウンでない場合(ステップs4、No)、パッチの印刷面を前ジョブと同様にSide2(第2面)とし、Side2の面側にパッチを印刷し(ステップs6)、次に、ジョブ終了であるか判定する(ステップs8)。
ステップs1において、偶数ページジョブでないと判定された場合(ステップs1、No)、すなわち奇数ページジョブであった場合、設定されている排紙面がフェイスダウンであるかを判定する(ステップs3)。排紙面がフェイスダウンである場合(ステップs3、Yes)、パッチの印刷面をSide1(第1面)とし、Side1の面側にパッチを印刷し(ステップs5)、次に、ジョブ終了であるか判定する(ステップs8)。
ステップs3において、排紙面がフェイスダウンでない場合(ステップs3、No)、パッチの印刷面をSide2(第2面)とし、Side2の面側にパッチを印刷し(ステップs6)、次に、ジョブ終了であるか判定する(ステップs8)。
ステップs8では、ジョブが全て終了したかを判定し(ステップs8)、全てのジョブが終了していない場合(ステップs8、No)、ステップs1に戻り、次のジョブに対してフローを繰り返す。全てのジョブが終了した場合(ステップs8、Yes)、手順を終了する。本実施形態によれば、リアルタイム調整用のパッチの印刷枚数を最大にすることができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲が上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
3 LAN
4 外部装置
10 装置本体
11 画像形成部
20 読取装置
24 画像読取部
25 画像読取部
30 後処理装置
34 後処理部
40 コントローラー
100 制御部
113 制御CPU
115 不揮発メモリー
127 HDD
400 外部装置制御部

Claims (15)

  1. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、転写媒体の両面に画像を印刷する両面印刷機構と、転写媒体上に調整用画像を印刷し、調整用画像の画像読取結果を受けて前記画像形成部の画質調整を行う画質調整機能と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力とを切り替え可能とする機能を有し、
    両面印刷を行うジョブの転写媒体に調整用画像を印刷する場合、前記ジョブの印刷枚数における偶数、奇数の別と、フェイスアップ排出とフェイスダウン排出の別と、に基づいて、調整用画像を印刷する面を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、両面印刷を行う前記ジョブが奇数の印刷枚数を有するジョブである場合、フェイスダウン出力では、表面印刷面を、調整用画像を印刷する面に決定し、フェイスアップ出力では、裏面印刷面を、調整用画像を印刷する面に決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、両面印刷を行う前記ジョブが奇数の印刷枚数を有するジョブである場合、第1頁が印刷される転写媒体の面側を、調整用画像を印刷する面に決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 調整用画像の画像読取結果は、用紙の画像を読み取る画像読取部で得られるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像読取部は、少なくとも、転写媒体の下面側の画像を読み取る第1画像読取部と、転写媒体の上面側の画像を読み取る第2画像読取部と、を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、連続して印刷を行うジョブがある場合、共通する画像読取部で画像読取結果を得ることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、両面印刷を行うジョブが偶数の印刷枚数を有するジョブであり、ジョブの印刷時に前ジョブが実行されていない場合、ジョブが印刷される転写媒体の第1頁が印刷される面側の面に調整用画像を印刷することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、連続して印刷される前ジョブがあり、両面印刷を行うジョブが偶数の印刷枚数を有するジョブである場合、該ジョブは、前ジョブで転写媒体に調整用画像が印刷された面と同じ側の面に調整用画像を印刷することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、連続して印刷される前ジョブがあり、前ジョブが、フェイスダウン出力がなされている場合、ジョブの表面印刷面に調整用画像を印刷し、前ジョブが、フェイスアップ出力がなされている場合、ジョブの裏面印刷面に調整用画像を印刷する決定を行うことを特徴とする請求項1〜7記載の画像形成装置。
  10. 前記ジョブは、印刷枚数が奇数枚数である場合、最後のページが白画像であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記ジョブが章分けのジョブである場合、転写媒体の第1頁が印刷される側の面に調整用画像を印刷することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記ジョブが集約印刷により印刷が行われるものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 転写媒体の両面に画像を印刷する両面印刷機構と、転写媒体上に調整用画像を印刷し、調整用画像の画像読取結果を受けて画像形成部の画質調整を行う画質調整機能と、画像の印刷を終えた転写媒体をフェイスアップ出力とフェイスダウン出力とを切り替えて排出する機能を有する画像形成装置と通信可能に接続される情報処理装置であって、
    両面印刷を行うジョブの転写媒体に調整用画像を印刷する場合、前記ジョブの印刷枚数における偶数、奇数の別と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力の別と、に基づいて、調整用画像を印刷する面を決定する情報処理制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
  14. 前記情報処理制御部は、前記画像形成装置を制御し、転写媒体の両面に画像を印刷する両面印刷機構と、転写媒体上に調整用画像を印刷し、調整用画像の画像読取結果を受けて前記画像形成部の画質調整を行う画質調整機能と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力とを切り替えて排出する機能を制御することを特徴とする請求項13記載の情報処理装置。
  15. 画像形成装置における画像形成部の画質調整を行う調整用画像の印刷に関する処理を行うコンピュータで実行されるプログラムであって、
    ジョブ情報を取得するステップと、
    両面印刷を行う前記ジョブの転写媒体に前記調整用画像を印刷する場合、前記ジョブの印刷枚数における偶数、奇数の別と、転写媒体への印刷におけるフェイスアップ出力とフェイスダウン出力の別と、に基づいて、調整用画像を印刷する面を決定するステップと、を有することを特徴とするプログラム。
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