JP2022030326A - 画像制御装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の断裁刃で用紙の複数箇所の断裁を行う場合の最適な調整用チャートを容易に提供できる画像制御装置、画像形成装置及びプログラムを提供する。【解決手段】画像制御装置1000は、複数の断裁刃で用紙の複数箇所を断裁するための断裁位置情報を含む断裁情報(断裁プロファイル)を取得する取得部(画像形成制御部16)と、取得部により取得された断裁情報に基づいて、複数の断裁刃のそれぞれに対応する断裁位置を示す複数の調整用チャートの中から用紙に印刷する調整用チャートを選択する制御部(画像形成制御部16)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像制御装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、印刷物に対する折り目やミシン目の生成や印刷物を所望のサイズに断裁する事で、名刺、チケット、クーポン等の加工を行うインラインのトリマーユニット(以下、TUと記載する)が知られている。
TU等含む断裁機では複数の断裁刃を装着し、当該断裁刃の複数の組み合わせで断裁を行うことができる。この場合、断裁刃の組み合わせが多く、設定が煩雑になるため、断裁位置や断裁種類を記憶する断裁プロファイルという機能が存在する。また、一度調整用のチャートを用紙上に出力して、実際に断裁を行って断裁刃の位置調整を行うことができる。
後処理機での調整用チャートに関する先行例として、特許文献1には、断裁及び折り基準線をチャートに印字し、実際に断裁及び折り処理を行うことで、実際の断裁及び折り目の線と基準線のズレから調整値を割り出す発明が記載されている。
特開2002-12364号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、断裁及び折り処理を共に一回のみ行うことを前提としており、TUのように複数の断裁刃で用紙の複数箇所の断裁を行う場合の記載はされていない。また、複数の断裁刃に合わせて複数の調整チャートが存在する場合、最適なチャートを選択するのに手間がかかってしまうという問題がある。
本発明の課題は、複数の断裁刃で用紙の複数箇所の断裁を行う場合の最適な調整用チャートを容易に提供できる画像制御装置、画像形成装置及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像制御装置は、
複数の断裁刃で用紙の複数箇所を断裁するための断裁位置情報を含む断裁情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記断裁情報に基づいて、前記複数の断裁刃のそれぞれに対応する断裁位置を示す複数の調整用チャートの中から前記用紙に印刷する調整用チャートを選択する制御部と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像制御装置において、
前記断裁情報は、断裁種類情報を含み、
前記制御部は、前記断裁種類情報に基づいて前記調整用チャートを選択する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像制御装置において、
前記断裁種類情報が名刺である場合、前記用紙に断裁前の前記用紙における位置を示す名刺位置情報の付与設定をする設定部を備え、
前記制御部は、前記付与設定が有効である場合に、前記名刺位置情報を前記調整用チャートに付与する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像制御装置において、
前記名刺位置情報とは、連番の数字情報、文字列による位置情報、または断裁位置を示す断裁線の色または線の種類の変更のいずれかを含む。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像制御装置において、
前記制御部は、紙種情報及び前記断裁位置情報に基づいて、前記調整用チャートにおける断裁位置を示す断裁線の数を設定する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像制御装置において、
前記制御部は、異なる前記断裁位置を示す前記断裁線間の距離が所定値未満である場合に、各断裁線が識別可能な情報を前記調整用チャートに付与する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像制御装置において、
前記識別可能な情報とは、前記断裁線の色または線の種類の変更である。
請求項8に記載の発明の画像形成装置は、
前記用紙上に画像を形成する画像形成部と、
前記断裁情報に基づいて前記用紙を断裁する断裁部と、
前記断裁部により断裁される断裁位置を調整する調整部と、
請求項1から7のいずれか一項に記載の画像制御装置と、
を備える。
請求項9に記載の発明のプログラムは、
画像制御装置のコンピューターを、
複数の断裁刃で用紙の複数箇所を断裁するための断裁位置情報を含む断裁情報を取得する取得部、
前記取得部により取得された前記断裁情報に基づいて、前記複数の断裁刃のそれぞれに対応する断裁位置を示す複数の調整用チャートの中から前記用紙に印刷する調整用チャートを選択する制御部、
として機能させる。
本発明によれば、複数の断裁刃で用紙の複数箇所の断裁を行う場合の最適な調整用チャートを容易に提供できる。
本実施形態における画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 本実施形態の画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 本実施形態の画像形成装置により実行される調整用チャート出力処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における調整用チャートの例を示す。 本実施形態の変形例1の画像形成装置により実行される調整用チャート出力処理を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例1における名刺位置情報を含む調整用チャートの例である。 本実施形態の変形例2の画像形成装置により実行される調整用チャート出力処理を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例3の画像形成装置により実行される調整用チャート出力処理を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例3における断裁線が識別可能な情報を含む調整用チャートの例である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
(画像形成装置の構成)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の画像制御装置1000を含む画像形成装置1の全体構成の概略を説明する正面図である。
図2は、本実施形態の画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、画像形成ユニット100と、リレーユニットRUと、後処理ユニット200と、フィニッシャーFSと、を備えて構成されている。
画像形成ユニット100は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ、又は、外部装置から受信した画像データに基づいて、電子写真方式によりカラー画像を形成する。
画像形成ユニット100は、図1及び図2に示すように、操作部11と、表示部12と、原稿読取ユニット13と、画像形成部14と、給紙部15と、画像形成制御部16と、記憶部17と、コントローラーIF(Inter Face)18と、画像処理部19と、を備えて構成されている。
操作部11は、表示部12の表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルや、数字ボタン、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ユーザーの操作に基づく操作信号を画像形成制御部16に出力する。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、画像形成制御部16から入力される表示信号の指示に従って各種画面を表示する。
原稿読取ユニット13は、自動原稿給紙装置であるADF(Auto Document Feeder)、スキャナー等を備え、原稿の画像を読み取って得られた画像データを画像形成制御部16に出力する。
画像形成部14は、画像処理部19により画像処理が行われた画像データに基づいて、給紙部15から供給された用紙上に画像を形成する。
画像形成部14は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム141Y,141M,141C,141K、中間転写ベルト142、2次転写ローラー143、定着部144、濃度センサー145、反転部146等を備えて構成されている。
感光体ドラム141Yは、一様に帯電された後、イエロー色の画像データに基づいてレーザービームにより走査露光され、静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム141Y上の静電潜像にイエロー色のトナーが付着され、現像が行われる。
感光体ドラム141M,141C,141Kについても、扱う色が異なることを除いて、感光体ドラム141Yと同様であるため、説明を省略する。
感光体ドラム141Y,141M,141C,141K上に形成された各色のトナー像は、回転する中間転写ベルト142上に逐次転写される(1次転写)。すなわち、中間転写ベルト142上には、4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト142上のカラートナー像は、2次転写ローラー143により、用紙上に一括して転写される(2次転写)。
定着部144は、カラートナー像が転写された用紙を加熱する加熱ローラー、当該用紙を加圧する加圧ローラーを備え、加熱・加圧によりカラートナー像を用紙に定着させる。
反転部146は、定着部144により定着処理が行われた用紙の表裏を反転させて2次転写ローラー143へ搬送する反転経路(スイッチバック経路)を備えている。画像形成装置1では、用紙の両面に画像を形成する場合に反転部146による用紙の表裏の反転が行われ、用紙の片面にのみ画像を形成する場合には、反転部146による用紙の表裏の反転が行われることなく用紙がリレーユニットRUに搬送される。
給紙部15は、給紙トレイT11~T13を備え、画像形成部14に用紙を供給する。各給紙トレイT11~T13には、給紙トレイごとに予め定められた紙種やサイズの用紙が収納されている。
画像形成制御部16は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、メモリーを備えて構成される。
CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムに従って、画像形成ユニット100の各部の動作を集中制御する。また、CPUは、出力された用紙に対して断裁処理を行う場合には、後処理ユニット200に所定の断裁処理を実行する指示を出す。
ROMは、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。
メモリーは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、プログラムや各種画像処理に係る画像データ等の各種データを一時的に記憶する。
また、画像形成制御部16は、後処理ユニット200が備える複数の断裁刃で用紙の複数箇所を断裁するための断裁位置情報を含む断裁情報である断裁プロファイルを取得する。ここで、画像形成制御部16は、取得部として機能する。
また、画像形成制御部16は、断裁情報に含まれる各種設定に基づいて、複数の調整用チャートの中から用紙に印刷する調整用チャートを選択する。ここで、画像形成制御部16は、制御部として機能する。
ここで、調整用チャートとは、複数の断裁刃のそれぞれに対応する断裁位置が示されたものであり、詳細は後で説明する。
また、画像形成制御部16は、断裁種類情報が名刺である場合、用紙に断裁前の用紙における位置を示す名刺位置情報の付与設定をする。ここで、画像形成制御部16は設定部として機能する。
また、画像形成制御部16は、後処理ユニット200により断裁される断裁位置を調整し、調整指示を後述する後処理制御部220に伝達する。ここで、画像形成制御部16は、調整部として機能する。
また、画像形成制御部16は、画像制御装置1000として機能する。
記憶部17は、プログラムや画像データ等の各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリー等の不揮発性の記憶装置である。記憶部17には、プログラムデータや各種設定データ等のデータを画像形成制御部16から読み書き可能に記憶する。例えば、記憶部17は、断裁処理に関する断裁プロファイルや画像形成に関する用紙プロファイルを含む給紙トレイ設定を記憶する。用紙プロファイルには、給紙トレイT11~T13に収納された用紙の紙種やサイズ等の設定が含まれる。
コントローラーIF18は、外部装置から入力される画像データを受信する。
画像処理部19は、記憶部17に記憶された画像データ、原稿読取ユニット13により原稿から画像を読み取って得られた画像データ、外部装置から入力された画像データに必要な画像処理を行い、画像処理後の画像データを画像形成部14に送信する。画像処理には、階調処理、中間調処理、色変換処理等が含まれる。階調処理は、画像データの各画素の階調値を、用紙上に形成された画像の濃度特性が目標の濃度特性と一致するように補正された階調値に変換する処理である。中間調処理は、誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。色変換処理は、RGBの各階調値をCMYKの各階調値に変換する処理である。
リレーユニットRUは、画像形成ユニット100と後処理ユニット200との間に設置され、画像形成ユニット100から搬送されてくる用紙の搬送スピードと同期をとる機能を備える。
後処理ユニット200は、リレーユニットRUから出力された用紙に、必要に応じて断裁処理を行う装置である。断裁処理は必須ではなく、後処理ユニット200は、画像形成ユニット100から指示された場合のみ実行する。断裁処理がない場合、後処理ユニット200は搬送された用紙をそのままフィニッシャーFSに搬送する。
後処理ユニット200は、図1及び図2に示すように、搬送部210と、後処理モジュールM1~M4(断裁部)と、後処理ユニット200からパージする用紙を排紙するパージトレイT1と、後処理ユニット200で名刺/カードのサイズに断裁された用紙を排紙するカードトレイT2と、後処理制御部220と、を備えて構成されている。
搬送部210は、リレーユニットRUから搬送された用紙を後処理モジュールM1~M4に搬送し、後処理モジュールM1~M4で断裁処理が行われた用紙を各種トレイ(パージトレイT1、カードトレイT2)又はフィニッシャーFSに搬送する。
搬送部210は、後処理モジュールM1に搬送する用紙の曲がりを補正する曲がり補正機能を有するストレート搬送経路211と、後処理モジュールM1に搬送する長尺紙を迂回させて用紙幅方向の整合を行う整合機能を有する長尺ユニット212と、後処理モジュールM1~M4による断裁処理後に用紙(定型サイズまでの用紙)を反転してフィニッシャーFSに排紙する反転排紙経路213と、用紙をパージトレイT1に排紙する排紙経路と用紙(定型サイズまでの用紙)を反転する反転経路とを兼ねる兼用経路214と、後処理モジュールM1~M4による断裁処理後に長尺紙を反転する反転経路としての長尺ユニット215と、を備えて構成されている。
後処理モジュールM1~M4は、搬送されてきた用紙に複数の断裁刃で複数箇所に断裁処理を行う。
後処理制御部220は、CPU、ROM、メモリーを備えて構成される。
CPUは、ROMに記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムに従って、後処理ユニット200の各部の動作を集中制御する。例えば、CPUは、画像形成ユニット100の画像形成制御部16と情報の伝達を行い、予め設定された断裁プロファイルに基づく断裁処理を後処理モジュールM1~M4に行わせる。
フィニッシャーFSは、画像形成後の用紙に対して、ホチキス留めや紙折り、穴あけ等を行う機能を備えている。
(画像形成装置の動作)
次に、本実施の形態の調整用チャート出力処理の動作を説明する。
図3に、画像形成装置1において実行される調整用チャート出力処理のフローチャートを示す。調整用チャート出力処理は、画像形成制御部16と記憶部17に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
予め画像形成制御部16は、操作部11を介して、断裁種類情報の設定あるいは断裁刃の種類や断裁回数等であるフリー設定がなされた断裁プロファイル、及び断裁種類情報あるいはフリー設定に適合する調整用チャートの入力を受け付け、記憶部17に記憶する。
まず、画像形成制御部16は、操作部11を介して、ユーザーによる断裁プロファイルの選択を受け付ける(ステップS1)。
次に、画像形成制御部16は、ユーザーによって選択された断裁プロファイルにおいて、断裁種類情報が設定されているか否かを判断する(ステップS2)。断裁種類情報が設定されている場合(ステップS2;YES)、画像形成制御部16は、断裁プロファイルから断裁種類情報を読み出す(ステップS3)。
次に、画像形成制御部16は、ステップS3において読み出した断裁種類情報に適合する調整用チャートを記憶部17から選択して読み出す(ステップS4)。
次に、画像形成制御部16は、画像形成部14を制御して、ステップS4において読み出した調整用チャートを用紙に印刷し(ステップS5)、処理を終了する。
また、断裁種類情報が設定されていない場合(ステップS2;NO)、つまり断裁プロファイルにおいてフリー設定がされている場合、画像形成制御部16は、断裁プロファイルから断裁刃の種類や断裁回数等であるフリー設定を読み出す(ステップS6)。
次に、画像形成制御部16は、ステップS6において読み出したフリー設定に適合する調整用チャートを記憶部17から選択して読み出し(ステップS7)、ステップS5に移行する。
ここで、図4に断裁種類情報が四方断裁及び二枚分断の場合に適合する調整用チャートの例を示す。
調整用チャートにおける用紙上に配置された線が断裁線である。断裁線は、断裁プロファイルに含まれる断裁位置情報を中心として複数配置された直線であり、調整用チャートを後処理モジュールM1~M4によって断裁した際の断裁箇所と直線のずれ量から調整値を算出するためのものである。
また、用紙上で断裁線が密に配置されている場所は、後処理モジュールM1~M4の断裁刃の交点や断裁位置情報の四隅であり、それ以外の箇所の断裁線は、必要最低限の直線で表すことで無駄なトナー消費を抑えることができる。
以上説明したように、画像制御装置1000は、複数の断裁刃で用紙の複数箇所を断裁するための断裁位置情報を含む断裁情報(断裁プロファイル)を取得する取得部(画像形成制御部16)と、取得部により取得された断裁情報に基づいて、複数の断裁刃のそれぞれに対応する断裁位置を示す複数の調整用チャートの中から用紙に印刷する調整用チャートを選択する制御部(画像形成制御部16)と、を備える。
従って、複数の断裁刃で用紙の複数箇所の断裁を行う場合の最適な調整用チャートを容易に提供できる。
(変形例1)
図5は、本変形例1の調整用チャート出力処理のフローチャートである。以下では、上記実施形態との差異を中心に説明する。本変形例1の画像形成装置1の構成は、上記実施形態の画像形成装置1と同一である。
予め画像形成制御部16は、操作部11を介して、断裁種類情報の設定あるいは断裁刃の種類や断裁回数等であるフリー設定がなされた断裁プロファイル、及び断裁種類情報あるいはフリー設定に適合する調整用チャートの入力を受け付け、記憶部17に記憶する。
また、画像形成制御部16は、操作部11を介したユーザーからの指示で、当該断裁種類情報が名刺である場合、予め断裁プロファイルに名刺位置情報の調整用チャートへの付与設定である名刺位置情報設定をする。名刺位置情報とは、断裁前の用紙における印刷位置を示す情報であり、連番の数字情報、文字列による位置情報、または断裁位置を示す断裁線の色または線の種類の変更等である。
図5に示す本変形例1の調整用チャート出力処理において、まず、画像形成制御部16は、上記実施形態の調整用チャート出力処理におけるステップS1~S4あるいはS6、S7と同様のステップS1~S4あるいはS6、S7を実施する。
次に、画像形成制御部16は、ステップS3において読み出した断裁種類情報が名刺であるか否かを判断する(ステップS41)。
断裁種類情報が名刺である場合(ステップS41;YES)、画像形成制御部16は、断裁プロファイルに設定されている名刺位置情報設定が有効か否かを判断する(ステップS42)。名刺位置情報設定が有効である場合(ステップS42;YES)、画像形成制御部16は、調整用チャートに名刺位置情報を付与する(ステップS43)。
次に、画像形成制御部16は、上記実施形態の調整用チャート出力処理におけるステップS5と同様のステップS5を実施し、処理を終了する。
また、断裁種類情報が名刺でない場合(ステップS41;NO)、または名刺位置情報設定が有効でない場合(ステップS42;NO)、画像形成制御部16は、上記実施形態の調整用チャート出力処理におけるステップS5と同様のステップS5を実施し、処理を終了する。
ここで、図6に名刺位置情報を含む調整用チャートの例を示す。図6に示す例では、名刺位置情報が、1から7までの数字と、「left」、「center」、「right」の文字列によって表されている。
以上説明したように、断裁種類情報が名刺である場合、名刺サイズに断裁された用紙が断裁前の用紙における印刷位置の順番でカードトレイT2に排出されなくとも、調整用チャートに付与された名刺位置情報によって断裁前の用紙における印刷位置を確認することができる。
(変形例2)
図7は、本変形例2の調整用チャート出力処理のフローチャートである。以下では、上記変形例1との差異を中心に説明する。本変形例2の画像形成装置1の構成は、上記実施形態の画像形成装置1と同一である。
予め画像形成制御部16は、操作部11を介して、断裁種類情報の設定あるいは断裁刃の種類や断裁回数等であるフリー設定がなされた断裁プロファイル、断裁種類情報あるいはフリー設定に適合する調整用チャート、及び用紙プロファイルを含む給紙トレイ設定の入力を受け付け、記憶部17に記憶する。
また、画像形成制御部16は、操作部11を介したユーザーからの指示で、当該断裁種類情報が名刺である場合、予め断裁プロファイルに名刺位置情報の調整用チャートへの付与設定である名刺位置情報設定をする。
また、当該用紙プロファイルには、予め給紙トレイT11~T13に収納された用紙の紙種やサイズ等の設定がされている。
図7に示す本変形例2の調整用チャート出力処理において、まず、画像形成制御部16は、上記変形例1の調整用チャート出力処理におけるステップS1~S41、S42,S43あるいはS6、S7と同様のステップS1~S41、S42,S43あるいはS6、S7を実施する。
次に、画像形成制御部16は、ステップS41、S42、S43あるいはステップS7を実施後、記憶部17に記憶された給紙トレイ設定から用紙プロファイルを読み出す(ステップS44)。
次に、画像形成制御部16は、ステップS44で読み出した用紙プロファイルから画像形成に用いられる用紙の紙種を参照し、当該紙種は特定の紙種か否かを判断する(ステップS45)。ここで、特定の紙種とは、コート紙やOHPフィルム等の滑りやすい紙種である。
特定の紙種である場合(ステップS45;YES)、画像形成制御部16は、調整用チャートにおける用紙の搬送方向の後端部に配置される断裁線の数を増やす(ステップS46)。滑りやすい紙種は、用紙の搬送方向の後方になるに従って断裁部の断裁刃の位置がずれる場合があるため、断裁線を増やすことで、断裁刃の位置のずれが大きい断裁位置においても調整値を割り出すことができる。
次に、画像形成制御部16は、上記変形例1の調整用チャート出力処理におけるステップS5と同様のステップS5を実施し、処理を終了する。
画像形成に用いられる用紙が特定の紙種でない場合(ステップS45;NO)、上記変形例1の調整用チャート出力処理におけるステップS5と同様のステップS5を実施し、処理を終了する。
以上説明したように、画像形成に用いられる用紙が特定の紙種である場合、用紙の断裁刃の位置のずれが大きくなる断裁箇所において、調整用チャートの断裁線を通常よりも増やすなど、紙種情報及び断裁位置情報に基づいて、断裁線の数を設定することで、断裁刃の位置のずれが大きい箇所でも断裁刃の位置の調整値を算出することができる。
(変形例3)
図8は、本変形例3の調整用チャート出力処理のフローチャートである。以下では、上記変形例2との差異を中心に説明する。本変形例3の画像形成装置1の構成は、上記実施形態の画像形成装置1と同一である。
予め画像形成制御部16は、操作部11を介して、断裁種類情報の設定あるいは断裁刃の種類や断裁回数等であるフリー設定がなされた断裁プロファイル、断裁種類情報あるいはフリー設定に適合する調整用チャート、及び用紙プロファイルを含む給紙トレイ設定の入力を受け付け、記憶部17に記憶する。
また、画像形成制御部16は、操作部11を介したユーザーからの指示で、当該断裁種類情報が名刺である場合、予め断裁プロファイルに名刺位置情報の調整用チャートへの付与設定である名刺位置情報設定をする。
また、当該用紙プロファイルには、予め給紙トレイT11~T13に収納された用紙の紙種やサイズ等の設定がされている。
図8に示す本変形例3の調整用チャート出力処理において、まず、画像形成制御部16は、上記変形例2の調整用チャート出力処理におけるステップS1~S45、S46と同様のステップS1~S45、S46を実施する。
次に、画像形成制御部16は、ステップS46を実施後、調整用チャートにおける異なる断裁位置を示す断裁線間の距離は所定値未満であるか否かを判断する(ステップS47)。一箇所でも断裁線間の距離が所定値未満である場合(ステップS47;YES)、画像形成制御部16は、各断裁線が識別可能な情報を調整用チャートの断裁線付近に付与する(ステップS48)。
次に、画像形成制御部16は、上記変形例2の調整用チャート出力処理におけるステップS5と同様のステップS5を実施し、処理を終了する。
全ての断裁線間の距離が所定値以上である場合(ステップS47;NO)、画像形成制御部16は、ステップS5に移行する。
ここで、図9に各断裁線が識別可能な情報を断裁線付近に付与した調整用チャートの例を示す。図9に示す白抜き矢印は用紙の搬送方向であり、断裁線101は用紙が特定の紙種である場合に用紙の搬送方向の後端部に配置される断裁線の数を増やしたものである。また、点線で表した断裁線102は、異なる断裁位置を示す断裁線間の距離が所定値未満である場合に各断裁線を識別可能にするために、実線から点線に変更したものである。断裁線間の距離を一点鎖線の矢印で表す。
以上説明したように、調整用チャートの断裁線の数を増やし、異なる断裁位置を示す断裁線間の距離が所定値未満である場合でも、各断裁線が識別可能な情報を付与することで、各断裁線が示す断裁位置を確認することができる。
また、画像制御装置1000において、断裁情報は、断裁種類情報を含み、制御部(画像形成制御部16)は、断裁種類情報に基づいて調整用チャートを選択するので、それぞれの断裁種類に最適な調整用チャートを容易に提供できる。
また、断裁種類情報が名刺である場合、用紙に断裁前の用紙における位置を示す名刺位置情報の付与設定をする設定部(画像形成制御部16)を備え、制御部は、付与設定が有効である場合に、名刺位置情報を調整用チャートに付与するので、名刺サイズに断裁された用紙が断裁前の用紙における印刷位置の順番でカードトレイT2に排出されなくとも、調整用チャートに付与された名刺位置情報によって断裁前の用紙における印刷位置を確認することができる。
また、名刺位置情報とは、連番の数字情報、文字列による位置情報、または断裁位置を示す断裁線の色または線の種類の変更のいずれかを含むので、ユーザーは容易に断裁前の用紙における印刷位置を確認することができる。
また、制御部(画像形成制御部16)は、紙種情報及び断裁位置情報に基づいて、調整用チャートにおける断裁位置を示す断裁線の数を設定するので、断裁刃の位置のずれが大きい箇所でも断裁刃の位置の調整値を算出することができる。
また、制御部(画像形成制御部16)は、異なる断裁位置を示す断裁線間の距離が所定値未満である場合に、各断裁線が識別可能な情報を調整用チャートに付与するので、ユーザーは各断裁線が示す断裁位置を確認することができる。
また、識別可能な情報とは、断裁線の色または線の種類の変更であるので、ユーザーは容易に各断裁線が示す断裁位置を確認することができる。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る画像形成装置の好適な一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
上記実施の形態及び変形例では、画像制御装置1000について、画像形成ユニット100内に設けられているとしたが、これに限らない。画像制御装置は、画像形成装置と別装置でもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、フリー設定は断裁刃の種類や断裁回数であるとしたがこれに限らない。調整用チャートを選別できる情報であればよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、図3、図5、図7、及び図8に示す調整用チャート出力処理のステップS2において、画像形成制御部16は、断裁種類情報が設定されているか否かを判断するとしたがこれに限らない。断裁プロファイルには断裁種類情報のみが設定されているとし、ユーザーが選択した断裁プロファイルから断裁種類情報を読み出し、当該断裁種類情報に適合する調整用チャートを選択して、記憶部17から読み出してもよい。
また、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体として画像形成制御部16が備えるROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。
その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、画像形成装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
100 画像形成ユニット
11 操作部
12 表示部
13 原稿読取ユニット
14 画像形成部
15 給紙部
16 画像形成制御部(取得部、制御部、設定部、調整部)
17 記憶部
18 コントローラーIF
19 画像処理部
200 後処理ユニット
210 搬送部
220 後処理制御部
M1~M4 後処理モジュール(断裁部)

Claims (9)

  1. 複数の断裁刃で用紙の複数箇所を断裁するための断裁位置情報を含む断裁情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記断裁情報に基づいて、前記複数の断裁刃のそれぞれに対応する断裁位置を示す複数の調整用チャートの中から前記用紙に印刷する調整用チャートを選択する制御部と、
    を備える画像制御装置。
  2. 前記断裁情報は、断裁種類情報を含み、
    前記制御部は、前記断裁種類情報に基づいて前記調整用チャートを選択する請求項1に記載の画像制御装置。
  3. 前記断裁種類情報が名刺である場合、前記用紙に断裁前の前記用紙における位置を示す名刺位置情報の付与設定をする設定部を備え、
    前記制御部は、前記付与設定が有効である場合に、前記名刺位置情報を前記調整用チャートに付与する請求項2に記載の画像制御装置。
  4. 前記名刺位置情報とは、連番の数字情報、文字列による位置情報、または断裁位置を示す断裁線の色または線の種類の変更のいずれかを含む請求項3に記載の画像制御装置。
  5. 前記制御部は、紙種情報及び前記断裁位置情報に基づいて、前記調整用チャートにおける断裁位置を示す断裁線の数を設定する請求項1から4のいずれか一項に記載の画像制御装置。
  6. 前記制御部は、異なる前記断裁位置を示す前記断裁線間の距離が所定値未満である場合に、各断裁線が識別可能な情報を前記調整用チャートに付与する請求項5に記載の画像制御装置。
  7. 前記識別可能な情報とは、前記断裁線の色または線の種類の変更である請求項6に記載の画像制御装置。
  8. 前記用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    前記断裁情報に基づいて前記用紙を断裁する断裁部と、
    前記断裁部により断裁される断裁位置を調整する調整部と、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の画像制御装置と、
    を備える画像形成装置。
  9. 画像制御装置のコンピューターを、
    複数の断裁刃で用紙の複数箇所を断裁するための断裁位置情報を含む断裁情報を取得する取得部、
    前記取得部により取得された前記断裁情報に基づいて、前記複数の断裁刃のそれぞれに対応する断裁位置を示す複数の調整用チャートの中から前記用紙に印刷する調整用チャートを選択する制御部、
    として機能させるプログラム。
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