JP2009220970A - シート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

シート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、シート状部材の種別と枚数に応じた台再幅で断裁するシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】画像形成システム1は、MFP100で印刷した用紙Pを複数枚ずつフィニッシャ310で綴じて二つ折りした後、トリマー320で該用紙束の小口を該用紙束の最も内側の用紙Pの用紙先端から断裁位置までを断裁幅として断裁する際に、用紙種別と用紙枚数を検出して、該用紙種別と該用紙枚数に基づいて断裁幅を決定して該決定した断裁幅で断裁する。したがって、用紙種別と用紙枚数に適した断裁幅を簡単かつ容易に設定して断裁することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、シート状部材の種別、枚数等のシート状部材情報に応じて断裁するシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置は、多機能化してきており、大量の画像を記憶する記憶装置を備えた画像形成装置が主流となってきているとともに、画像形成装置の多機能化に伴って、画像形成された用紙に対して綴じ処理や折り処理等の後処理を施す後処理装置も、その機能が多機能化してきている。
そして、この後処理としては、ステープル処理、折り処理等の種々の処理があるが、このような後処理として、印刷の行われた用紙を複数枚重ね合わせて用紙束とし、図17に示すように、該用紙束を中綴じして二つ折りし、該二つ折りした用紙束の小口を、図17(a)に破線で示す位置を断裁位置として、図17(b)に示すように、断裁して後処理後の用紙の体裁を整える後処理として、断裁処理を行う断裁装置(以下、必要に応じて、トリマーという。)がある。
トリマーは、従来から、図18に示すように、小口を切り落とす幅(断裁幅)の調整が可能に構成されており、また、断裁を行って用紙束を排出するか、断裁を行わないで用紙束を排出するかの動作を選択可能な構成となっている。
そして、断裁に際して、用紙束を、中綴じして、二つ折りすると、図18に示したように、中綴じ及び二つ折りされた用紙束は、該用紙束の外側よりも内側ほど小口の飛び出しが大きくなり、通常、この状態で、断裁後の切り口の体裁を向上させるために、一番外側の用紙の小口(先端部)を基準にして、一番外側の用紙の断裁量(断裁幅)が少なくなるように、断裁幅を決定する。
ところが、一番外側の用紙のみに断裁位置の基準を設けて、断裁幅を大きく設定しすぎると、図19(a)に示すように、外側の用紙に対しては、適切な断裁量の位置で断裁されるが、内側の用紙では、図19(b)に示すように、画像の記録領域が断裁されてしまうおそれがあるため、断裁幅は、できるだけ小さくすることが必要になる。
そして、従来、断裁対象の用紙束の厚みを検出して、該用紙束の厚みに応じて断裁幅を決定する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−193284号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の従来技術にあっては、断裁幅を用紙束の厚みのみに基づいて決定しているため、適切な断裁幅を決定することができず、断裁後の用紙束の体裁の向上と断裁位置の適正化を図る上で、改良の必要があった。
すなわち、用紙束の内側と外側の先端位置の差は、用紙束の厚みのみによって決まるものではなく、図20(a)と図20(b)に示すように、用紙枚数が多いほど大きく、用紙種別が異なることによる紙厚が厚いほど大きくなる。したがって、従来技術のように、用紙束の厚みのみで断裁位置を決定すると、適切な断裁位置を設定することができないという問題があった。
中綴じされて二つ折りされた用紙束の断裁に際しては、この用紙束の用紙枚数と用紙種別(用紙厚)を考慮して、断裁位置(すなわち、断裁幅)を設定する必要があり、このような、断裁対象の用紙の種別や用紙の枚数が異なると、最適な断裁幅もジョブ毎に異なる。このような断裁位置を、ユーザが多種多様な紙種や用紙枚数毎にひとつひとつ決定して断裁させることは、面倒であり、利用性が悪い。
そこで、本発明は、断裁するシート種類とシート枚数に適した断裁幅で断裁するシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、複数枚のシート状部材を綴じて二つ折りしたシート束の小口を該シート束の最も内側のシートのシート先端から断裁位置までを断裁幅として断裁する断裁処理において、前記シート状部材の種別を検出し、前記シート束の該シート枚数を検出して、該シート種別と該シート枚数に基づいて断裁する前記断裁幅を決定することを特徴としている。
また、本発明は、検出された前記シート種別と検出された前記シート枚数に基づいて、該シート種別と該シート枚数に前記断裁幅を対応させたシート条件−断裁幅情報を参照して前記断裁幅を決定することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、シート束を所定部数だけ断裁すると、該断裁処理を一時中断させ、再開指示操作に応じて、該中断されている断裁処理を再開させることを特徴としてもよい。
また、本発明は、前記シート条件−断裁幅情報の前記断裁幅を適宜編集可能であることを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、入力される断裁幅と前記シート種別と前記シート枚数に基づいて自動決定される断裁幅のいずれを用いるかを選択することを特徴としてもよい。
また、本発明は、入力された断裁幅を用いた前記シート束の断裁処理を完了すると、検出されたシート種別及び検出されたシート枚数に対応させて前記シート条件−断裁幅情報の前記断裁幅を該入力された該断裁幅で更新することを特徴としてもよい。
本発明によれば、複数枚のシート状部材を綴じて二つ折りしたシート束の小口を該シート束の最も内側のシートのシート先端から断裁位置までを断裁幅として断裁する際に、シート状部材の種別及び該シート束の該シート枚数を検出して、該シート種別と該シート枚数に基づいて断裁する断裁幅を決定するので、シート種別とシート枚数に適した断裁幅を簡単かつ容易に設定して断裁することができ、シート束の断裁を適切に行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図7は、本発明のシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体の一実施例を適用した画像形成ユニット1のブロック構成図である。
図1において、画像形成ユニット1は、MFP(画像形成装置)100と後処理装置群300を備えており、MFP100は、シート状部材としての用紙P(図2参照)に画像形成して、画像形成した用紙Pを後処理装置群300に送り出す。
後処理装置群300は、フィニッシャ(シート束生成装置)310とトリマー(シート断裁装置)320を備えており、フィニッシャ310は、パンチ処理、ゼット折り処理等の各種フィニッシャ機能を実行するが、少なくとも複数枚の用紙Pを束ねて綴じる綴じ処理と、該綴じ処理後の用紙束を二つ折りする二つ折り処理を実行して、トリマー320に送り出すトリマー前処理(断裁前処理)を行う。
フィニッシャ310での綴じ処理と二つ折り処理は、左綴じを行う場合と右綴じを行う場合があるが、フィニッシャ320は、いずれにしても、トリマーへの搬送においては、トリマー320での断裁位置が綴じ口側が断裁位置となる状態で、トリマー320に送り出す。また、フィニッシャ320は、トリマー320で断裁処理を行わない後処理後の用紙を排出する排紙トレイ311を備えている。
トリマー320は、フィニッシャ310で綴じ処理と二つ折り処理の行われた用紙束の小口を該用紙束の用紙種別と用紙枚数に応じた断裁幅で断裁する断裁制御処理を伴った断裁処理を行って、断裁後の用紙束を用紙束トレイ321上に排出する。
MFP100は、図2にその正面概略構成図を示すように、本体筐体110の上部に、ADF(自動原稿搬送装置)120が配設されており、本体筐体110の内部には、上部から読み取りユニット130、書き込みユニット140、画像形成ユニット150、用紙搬送ユニット160、給紙ユニット170及び両面給紙ユニット180等が収納されている。そして、MFP100の側面には、図1に示したように、このMFP100で画像形成された用紙Pに後処理する後処理装置群300が配設されている。
ADF120は、原稿台121、給送ローラ122、搬送ベルト123、搬送ローラ124、排紙ローラ125、原稿セット検知センサ126及び排紙台127等を備えており、搬送ベルト123の下方であって、本体筐体110の上面部には、後述する読み取りユニット130のコンタクトガラス131が配設されている。
ADF120は、原稿台121に原稿の画像面を上にしてセットされた原稿束を、操作部190(図3参照)上のスタートキーであるプリントキー194(図3参照)が押下されると、最下段の原稿から給送ローラ122及び搬送ベルト123によってコンタクトガラス131上の所定の読み取り位置に給送し、読み取りユニット130によってコンタクトガラス131上の原稿の画像の読み取りが完了すると、該読み取りの完了した原稿を、搬送ベルト123及び排紙ローラ125で排紙台127上に排出する。
ADF120は、原稿セット検知センサ126が原稿台121上に次の原稿があることを検知すると、前原稿と同様にコンタクトガラス131上に給送して、読み取りユニット130による読み取りが完了すると、上記同様に、該読み取りの完了した原稿を、搬送ベルト123で排紙ローラ125へ搬送して、排紙ローラ125で排紙台127上に排出する。ADF120は、給送ローラ122、搬送ローラ124及び排紙ローラ125を、図示しないモータで駆動する。
読み取りユニット130は、上記原稿を載置するコンタクトガラス131と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ132、第1ミラー133、第2ミラー134、第3ミラー135、レンズ136、CCDイメージセンサ137等で構成されている。露光ランプ132及び第1ミラー133は、図示しない第1キャリッジ上に搭載され、第2ミラー134及び第3ミラー135は、図示しない第2キャリッジ上に搭載されている。読み取りユニット130は、原稿を読み取るときには、図示しないスキャナ駆動モータで第1キャリッジと第2キャリッジを駆動するが、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジを2対1の相対速度で機械的に移動させて、コンタクトガラス131上の原稿を走査し、原稿の画像を、CCDイメージセンサ137で読み取って、電気信号に変換する。この読み取りユニット130は、レンズ136及びCCDイメージセンサ137を図2の左右方向に移動させることで、画像倍率を変化させることができ、指定された倍率に対応して、レンズ136及びCCDイメージセンサ137の左右方向の位置を設定する。
書き込みユニット140は、レーザ出力部141、結像レンズ142及びミラー143等を備えており、レーザ出力部141の内部には、図示しないが、レーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)等が収納されている。
書き込みユニット140は、レーザ出力部141で、レーザダイオードから照射されるレーザ光を、定速回転するポリゴンミラーで偏光して結像レンズ142に照射し、このレーザ光を結像レンズ142を通してミラー143に照射する。ミラー143は、入射されるレーザ光を、後述する画像形成ユニット150の感光体151方向に反射して、感光体151の面上に集光結像させる。
この感光体151に照射される偏光されたレーザ光は、感光体151の回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、画像信号のライン単位の記録を行う。
書き込みユニット140は、感光体151の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体151の面上に画像(静電潜像)を形成する。この静電潜像は、感光体151の面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
そして、図示しないが、感光体151の一端側の近傍のレーザビームの照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されており、この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御及び画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
画像形成ユニット150は、感光体151、現像部152、搬送ベルト153、定着部154及び排紙部155等を備えており、感光体151に現像部152と搬送ベルト153が接触または近接配置されている。この感光体151と搬送ベルト153との間に、用紙搬送ユニット160によって給紙ユニット170に収納されている用紙(シート状部材)Pが搬送されてくる。
画像形成ユニット150は、読み取りユニット130で読み込まれた原稿の画像データまたは受信した画像データに基づいて変調されたレーザ光が、書き込みユニット140から感光体151に書き込まれて静電潜像が形成され、静電潜像の形成された感光体151の表面に、現像部152からトナーを供給して、トナー像が形成される。そして、画像形成ユニット150は、用紙Pを感光体151の回転と等速で搬送ベルト153で搬送しながら、感光体151上のトナー像を用紙Pに転写し、トナー像の転写された用紙Pを搬送ベルト153で定着部154に搬送する。
定着部154は、トナー画像の転写された用紙Pを搬送しつつ加熱・加圧して、用紙P上のトナー画像を用紙Pに定着させ、トナー画像の定着の完了した用紙Pを排紙部155に送り出す。
排紙部155には、両面給紙ユニット180が連結されており、両面給紙ユニット180は、両面入紙搬送路181、反転部182及び両面出紙搬送路183等を備えている。両面給紙ユニット180は、両面記録モード時に、片面に画像の形成された用紙Pを、排紙部155の分岐爪156で両面入紙搬送路181に送り込んで、両面入紙搬送路181で反転部182に導入・ストックし、反転部182から両面出紙搬送路183に搬送することで用紙Pを反転させて、該反転させた用紙Pを、再度、両面出紙搬送路183から感光体151と搬送ベルト153の間に搬送して、反転させた用紙Pに再度画像形成して、上記後処理装置群300に送り出す。
上記給紙ユニット170は、3つの給紙トレイ171、172、173を備えており、各給紙トレイ171〜173には、それぞれ複数枚の用紙サイズの異なる用紙Pが収納可能である。各給紙トレイ171〜173には、それぞれ送出部174〜176が設けられており、各送出部174〜176は、各給紙トレイ171〜173内に収納されている用紙Pを1枚ずつ分離して用紙搬送ユニット160に送り出す。
なお、各給紙トレイ171〜173には、図2には図示しないが、収納している用紙Pの用紙種別を検出する用紙種別検出センサ(シート種別検出手段)が配設されており、各用紙種別検出センサは、給紙トレイ171〜173に収納されている用紙Pの種類(例えば、OHP、普通紙、中厚紙、薄紙等)を検出して、検出結果をCPU223(図4参照)に出力する。なお、用紙種別検出センサは、給紙トレイ171〜173に配設されているものに限るものではなく、要は、実際に画像形成ユニット150で画像形成される用紙Pの用紙種別を検出することのできる場所、例えば、用紙搬送ユニット160等に配設されていてもよい。
用紙搬送ユニット160は、送出部174〜176により各給紙トレイ171〜173から送り出された用紙Pを画像形成ユニット150の感光体151と搬送ベルト153との間に搬送する。
画像形成ユニット150は、この搬送されてきた用紙Pに感光体151上に形成したトナー画像を転写し、定着部154で用紙P上のトナー画像を定着させる。
なお、上記感光体151、搬送ベルト153、定着部154、排紙部155、現像部152は、図示しないメインモータによって駆動され、給紙ユニット170の各送出部174〜176は、このメインモータの駆動が各々図示しない給紙クラッチによって伝達されて駆動される。また、用紙搬送ユニット160は、メインモータの駆動が図示しない中間クラッチによって伝達されて駆動される。
MFP100は、図3にその平面図を示す操作部(再開操作手段、断裁幅入力手段)190を備えており、操作部190には、液晶タッチパネル191、テンキー192、クリア/ストップキー193、プリントキー194、同居印刷キー195、試し印刷キー196及びモードクリアキー197等が設けられている。液晶タッチパネル191には、機能キー117及び部数やMFP100の状態を示すメッセージ等が表示されとともに、後述する断裁制御処理での各種入力画面や通知画面等を表示する。なお、同居印刷キー195は、2種類以上の異なる原稿群の画像を1枚の用紙P上に印刷させる場合に使用され、試し印刷キー196は、試しに原稿画像の一部分を印刷させる場合に使用される。
液晶タッチパネル191は、オペレータが液晶タッチパネル191に表示された機能キーにタッチすることで、選択された機能を示す機能キーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定する場合(例えば、変倍であれば、変倍値等)は、機能キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネル191は、ドット表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行うことができる。
そして、MFP100は、図4に示すように、その主要部が機能ブロック構成されており、OS(Operating System)200上に、アプリケーション層210が搭載され、OS200が、アプリケーション200層の各機能動作処理を、メモリ221、HDD(ハードディスク)222、CPU(Central Processing Unit )223及びエンジン224によって実行する。アプリケーション層210は、コピーアプリ(コピーアプリケーション)211a、プリンタアプリ(アプリケーション)211n、図示しないスキャナアプリ、ファクシミリアプリ等のMFP100の備えている各種動作を実行する各種アプリケーションを有するとともに、エンジン管理モジュール212、出力画像生成モジュール213及びパネル管理モジュール214等を有している。メモリ221は、各種プログラムやデータを一時記憶するのに使用され、HDD222は、プログラムや画像データ等を蓄積する。CPU223は、HDD222のプログラムをメモリ221にロードして、MFP1の各部を制御して、アプリケーション210の各アプリ11a〜211n及び各モジュール212〜214による動作処理を実行して、MFP1としての基本処理を実行するとともに、後述するトリマー320を制御して、断裁幅を制御する断裁制御処理を実行する。エンジン224は、上記読み取りユニット130、書き込みユニット140、画像形成ユニット150、図示しないFAXユニット等を総称し、これらを機能させるのに必要な用紙搬送ユニット160、給紙ユニット170及び両面給紙ユニット180等を含む。
エンジン管理モジュール212は、駆動されるアプリ211a〜211nに応じてエンジン224の駆動を制御して、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の各機能処理を実行する。
出力画像生成モジュール213は、HDD222に蓄積されている画像データやエンジン224が読み取った画像をアプリ211a〜211nの指示に従って、画像合成、画像縮小、画像拡大、画像回転等の画像処理を施す。
パネル管理モジュール214は、操作部190のキー操作や液晶タッチパネル191のタッチ操作を監視して、CPU223に通知し、CPU223からの指示に応じて操作部190の液晶タッチパネル191への表示やLED(Light Emitting Diode)の点滅等を行う。
そして、HDD(断裁幅記憶手段)222は、予め図5に示すような断裁幅テーブルを格納しており、この断裁幅テーブルは、トリマー320での断裁において用いる用紙種別(シート種別)と用紙枚数(シート枚数)に対応させた断裁幅を用紙条件(シート条件)−断裁幅情報からなるテーブルである。例えば、図5の断裁幅テーブルでは、紙種として、薄紙、普通紙、中厚紙、OHP等が登録され、断裁枚数として、1〜50枚が例示されており、断裁枚数が、例えば、25枚のとき、薄紙で、1mm、普通紙で、1.5mm、中厚紙で、2mm、OHPで、2.5mmが登録されている。そして、後述するが、この用紙条件−断裁幅情報からなる断裁幅テーブルは、操作部190の操作によって、適宜編集することができ、また、この編集後の内容をトリマー処理の対象の用紙束のトリマー処理が全て完了した時点で元の情報に戻してもよく、この用紙条件−断裁幅情報の編集処理及び元に復活させる復活処理をCPU223が行う。CPU223は、断裁幅決定手段、中断手段、再開手段、更新手段、復活手段として機能し、また、操作部190とCPU223は、全体として、編集手段として機能する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成システム1は、MFP100で印刷した用紙を複数枚ずつフィニッシャ310で綴じて二つ折りした後、トリマー320で断裁するが、この断裁幅(小口の先端から断裁位置までの幅)を、該断裁対象の用紙束として綴じる用紙Pの用紙種別と用紙枚数に基づいて自動設定する。
まず、断裁幅を自動設定して断裁を行う場合の印刷・断裁制御処理について、図6に基づいて説明する。ADF120に原稿がセットされるか、MFP100の操作部190で、既にHDD222に保存されている画像データが指定されて、断裁を行う印刷指示操作が行われると、MFP100は、該断裁を伴う印刷ジョブを開始し(ステップS101)、ADF120に原稿がセットされているときには、該原稿の画像を読み取りユニット130で読み取ってHDD222に保存して上記設定された印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定し、または、HDD222に既に保存されている画像データを印刷対象として特定して上記印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定する(ステップS102)。
MFP100は、原稿を確定すると、該原稿情報及び上記用紙種別検出センサの検出結果に基づいてトリマー320での用紙束に対する断裁幅を決定する断裁幅決定処理を行い(ステップS103)、該決定した断裁幅をトリマー320に設定して(ステップS104)、MFP100による該決定した原稿画像データに基づく該用紙Pへの画像の印刷処理、該印刷した用紙Pを順次MFP100からフィニッシャ310に送る。フィニッシャ310は、部毎に綴じ処理を行って二つ折りにする断裁前処理を行った後、トリマー320に送り、トリマー320が、該断裁前処理された用紙束を、設定された断裁幅で断裁処理して、用紙束トレイ321に排出する(ステップS105)。
MFP100は、上記ステップS103での断裁幅決定処理を図7に示すように実行する。すなわち、MFP100は、上記確定した原稿情報から印刷して断裁対象の用紙束となる用紙Pの用紙種別を用紙種別検出センサの検出結果から取得し、また、用紙束として綴じられる用紙枚数を取得する(ステップS201)。
この用紙種別は、上記用紙種別検出センサの検出結果から取得する方法に限るものではなく、例えば、操作部190からユーザが入力してパネル管理モジュール214が取得してもよいし、給紙ユニット170の各給紙トレイ171、172、173に格納されている用紙Pの用紙種別を操作表示部190の操作で設定してメモリ221等に記憶し、上記原稿情報が確定したとき該原稿情報で使用する給紙トレイ171として特定された給紙トレイ171に設定されている用紙種別から取得する等の方法を用いることができる。また、上記用紙枚数は、該確定した原稿情報のページ数から取得し、断裁する部数は、確定した該原稿情報で設定されている印刷部数から取得する。
上述のようにして、原稿情報から用紙種別(紙種)情報と用紙枚数に基づいてHDD222の用紙条件−断裁幅情報からなる断裁幅テーブルを参照して、断裁幅を決定する断裁幅決定処理を行う(ステップS202)。
このように、本実施例の画像形成システム1は、複数枚の用紙Pを綴じて二つ折りした用紙束の小口を該用紙束の最も内側の用紙Pの用紙先端から断裁位置までを断裁幅として断裁する際に、用紙種別と用紙枚数を検出して、用紙種別と用紙枚数に基づいて断裁する断裁幅を決定している。
したがって、用紙種別と用紙枚数に適した断裁幅を簡単かつ容易に設定して断裁することができ、用紙束の断裁を適切に行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
また、本発明の画像形成システム1は、用紙種別と用紙枚数に対応させた断裁幅をシート条件−断裁幅情報からなる断裁幅テーブルとしてHDD222に記憶し、検出した用紙種別と用紙枚数に基づいて該断裁幅テーブルを参照して断裁幅を決定している。
したがって、用紙種別と用紙枚数から簡単かつ速やかに断裁幅を決定することができ、用紙束の断裁をより一層適切に行うことができるとともに、より一層利用性を向上させることができる。
図8〜図11は、本発明のシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体の第2実施例を示す図であり、図8は、本発明のシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体の第2実施例を適用した印刷・断裁制御処理画を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成システム1と同様の画像形成システムに適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。また、図8において、第1実施例の図6の印刷・断裁制御処理のフローチャートと同様の処理ステップには、同一のステップナンバーを付して、その説明を簡略化する。
本実施例は、所定回数断裁を行うと、一旦断裁を中断して、断裁幅の適否をユーザが確認し、該確認結果に応じて印刷・断裁処理の継続、中止を行う。
本実施例の画像形成システム1は、第1実施例の場合と同様に、MFP100の操作部190で、ADF120に原稿がセットされるか、既にHDD222に保存されている画像データが指定されて、断裁を行う印刷指示操作が行われると、MFP100は、該断裁を伴う印刷ジョブを開始し(ステップS101)、ADF120に原稿がセットされているときには、該原稿の画像を読み取りユニット130で読み取ってHDD222に保存して上記設定された印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定し、または、HDD222に既に保存されている画像データを印刷対象として特定して上記印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定する(ステップS102)。
MFP100は、原稿を確定すると、上述のように、該原稿情報及び上記用紙種別検出センサの検出結果に基づいてトリマー320での用紙束に対する断裁幅を決定する断裁幅決定処理を行い(ステップS103)、該決定した断裁幅をトリマー320に設定して(ステップS104)、MFP100による該決定した原稿画像データに基づく該用紙Pへの画像の印刷処理、該印刷した用紙Pを順次MFP100からフィニッシャ310に送る。フィニッシャ310は、部毎に綴じ処理を行って二つ折りにする断裁前処理を行った後、トリマー320に送り、トリマー320が、該断裁前処理された用紙束を、設定された断裁幅で断裁処理して、用紙束トレイ321に排出する(ステップS105)。
次に、MFP100は、印刷・断裁を実行すると、該印刷・断裁した用紙束が1部目であるかをチェックし(ステップS301)、1部目であると、印刷・断裁処理を一時中断し(ステップS302)、操作部190の液晶タッチパネル191に、例えば、図9に示すような断裁幅確認画面G1を表示して、断裁幅が適切であるか否かの確認通知を行って、断裁幅が適正(OK)であるかチェックする(ステップS303)。なお、図9の断裁幅確認画面G1には、「この断裁幅で残り部数も断裁を行いますか?」の確認メッセージと、処理を、「継続する」と「キャンセルする」の機能ボタンを表示している。
この断裁幅確認画面G1で「継続」ボタンが操作されると、MFP100は、1部目の断裁幅でOKであると判断して、全ての部数の処理が完了したかチェックし(ステップS304)、全ての部数の処理が完了していないときには、ステップS105に戻って、設定されている断裁幅で、印刷処理と断裁前処理及び断裁処理を行い(ステップS105)、1部目であるかチェックする(ステップS301)。ステップS301で、1部目でないときには、全ての部数の処理が完了したかチェックし、全ての処理が完了していないときには、ステップS105に戻って上記同様の処理を繰り返し行い(ステップS105、S301、S304)、ステップS304で、全ての部数の処理が完了すると、処理を終了する。
そして、ステップS303で、断裁幅確認画面G1で「キャンセルする」ボタンが操作されると、MFP100は、断裁幅が適切でないと判断して、以降の印刷及び断裁処理を中止して、処理を終了する。
このように、本実施例の画像形成システム1は、用紙束を1部だけ断裁すると、該断裁処理を一時中断させ、該中断した断裁処理の再開が指示操作されると、該中断していた断裁処理を再開させている。
したがって、断裁幅が適切か確認して断裁を継続するか選択することができ、資源の無駄を無くすことができるとともに、適切な断裁幅で断裁させることができる。
なお、上記説明では、1部目で断裁幅の適否の問い合わせ処理を1部目の印刷・断裁を完了した時点で行っているが、任意の部数目で確認を行うようにしてもよい。
すなわち、MFP100は、図10に示すように、印刷ジョブの開始に先立って、まず、中断部数の入力処理を行う(ステップS401)。この中断部数の入力処理では、MFP100は、図11に示すように断裁幅確認部数設定画面G2を操作部190の液晶ディスプレイ191に表示し、該断裁幅確認部数設定画面G2で入力された部数を中断して、断裁幅を確認する部数として設定する。
MFP100は、中断部数入力処理が完了すると、上記同様に、断裁を伴う印刷ジョブを開始し(ステップS101)、ADF120に原稿がセットされているときには、該原稿の画像を読み取りユニット130で読み取ってHDD222に保存して上記設定された印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定し、または、HDD222に既に保存されている画像データを印刷対象として特定して上記印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定する(ステップS102)。
MFP100は、原稿を確定すると、該原稿情報から断裁対象となる用紙束の用紙種別と用紙枚数を取得して、該用紙種別と用紙枚数に基づいてトリマー320での用紙束に対する断裁幅を決定する断裁幅決定処理を行い(ステップS103)、該決定した断裁幅をトリマー320に設定して(ステップS104)、MFP100による該決定した原稿画像データに基づく該用紙Pへの画像の印刷処理、該印刷した用紙Pを順次MFP100からフィニッシャ310に送って、フィニッシャ310で部毎に綴じ処理を行って二つ折りにする断裁前処理を行った後、トリマー320で該断裁前処理された用紙束を、設定された断裁幅で断裁処理して、用紙束トレイ321に排出する(ステップS105)。
MFP100は、印刷・断裁を実行すると、該印刷・断裁した用紙束が設定された中断部数目であるかチェックし(ステップS402)、中断部数目でないときには、全ての部数の処理が完了したかチェックする(ステップS403)。ステップS403で、全ての部数の処理が完了していないときには、MFP100は、ステップS105に戻って、該設定されている断裁幅での印刷・断裁処理を実行し(ステップS105)、中断部数目であるかチェックする(ステップS402)。
ステップS402で、中断部数目であると、MFP100は、印刷・断裁処理を一時中断し(ステップS404)、操作部190の液晶タッチパネル191に、例えば、図9に示したような断裁幅確認画面G1を表示して、断裁幅が適切であるかの確認通知を行って、断裁幅がOKであるかチェックする(ステップS405)。
MFP100は、中断前に断裁された用紙束の断裁幅でOKであると、全ての部数の処理が完了したかチェックし(ステップS403)、全ての部数の処理が完了していないときには、ステップS105に戻って、設定されている断裁幅で、印刷処理と断裁処理を行い(ステップS105)、中断部数目であるかチェックする(ステップS402)。ステップS402で、中断部数目でないときには、全ての部数の処理が完了したかチェックし、全ての処理が完了していないときには、ステップS105に戻って上記同様の処理を繰り返し行い(ステップS105、S402、S403)、ステップS403で、全ての部数の処理が完了すると、処理を終了する。
そして、ステップS405で、断裁幅確認画面G1で「キャンセルする」ボタンが操作されると、MFP100は、断裁幅が適切でないと判断して、以降の印刷及び断裁処理を中止して、処理を終了する。
このように、本実施例の画像形成システム1は、用紙束を任意に設定された所定部数だけ断裁すると、該断裁処理を一時中断させ、該中断した断裁処理の再開が指示操作されると、該中断している断裁処理を再開させている。
したがって、利用形態等に応じて適宜に設定した部数だけ断裁した段階で、断裁幅の適否を判断して、断裁の継続の要否を指示操作することができ、より一層適切な断裁幅での断裁を利用性が良好な状態で行うことができる。
図12〜図15は、本発明のシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体の第3実施例を示す図であり、図12は、本発明のシート断裁装置、画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体の第3実施例を適用した印刷・断裁制御処理画を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成システム1と同様の画像形成システムに適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例は、トリマー320での断裁幅を手入力によって行った断裁幅に設定するか自動決定した断裁幅に設定するかを選択に応じて処理する。
すなわち、MFP100は、まず、図12に示すように、断裁幅を手入力で行うのか否かの判断処理を行う(ステップS501)。この断裁幅の判断処理では、例えば、図13に示すような断裁幅設定方法選択画面G3を操作部190の液晶タッチパネル191に表示し、ユーザによる選択を待つ。図13の断裁幅設定方法選択画面G3では、断裁幅設定方法の決定を促すメッセージと、断裁幅設定を自動で行うのか、手動で行うのかを選択する「自動」ボタンと「手動」ボタンが設けられている。
ステップS501で、断裁幅設定方法選択画面G3で「手動」ボタンが押されて手入力が選択されると、MFP100は、図14に示すような断裁幅入力画面G4を、操作部190の液晶タッチパネル191に表示する(ステップS502)。MFP100は、該断裁幅入力画面G4で断裁幅が入力されると、断裁を伴う印刷ジョブを開始し(ステップS503)、ADF120に原稿がセットされているときには、該原稿の画像を読み取りユニット130で読み取ってHDD222に保存して上記設定された印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定し、または、HDD222に既に保存されている画像データを印刷対象として特定して上記印刷指示情報と関連付けることで原稿情報を確定する(ステップS504)。
MFP100は、原稿を確定すると、上記入力された断裁幅をトリマー320に設定して(ステップS505)、MFP100による該原稿画像データに基づく該用紙Pへの画像の印刷処理、該印刷した用紙Pを順次MFP100からフィニッシャ310に送って、フィニッシャ310で部毎に綴じ処理を行って二つ折りにする断裁前処理を行った後、トリマー320で該断裁前処理された用紙束を、設定された断裁幅で断裁処理して、用紙束トレイ321に排出する(ステップS506)。画像形成システム1は、この印刷・断裁処理を設定された必要部数繰り返して行って、全ての部数の印刷と断裁を実行すると、MFP100が、図15に示すような断裁幅保存確認画面G5を操作部190の液晶タッチパネル191に表示し、該手入力された断裁幅を保存するか否かの判断処理を行う(ステップS507)。図15の断裁幅保存確認画面G5では、手入力された断裁幅を保存するか否かの問い合わせのメッセージと、「保存する」ボタン及び「保存しない」ボタンを表示している。
断裁幅保存確認画面G5で「保存する」ボタンが押されて手入力された断裁幅を保存するときには、MFP100は、ステップS404で確定した用紙種別及び用紙枚数に対応させて、HDD222の用紙条件−断裁幅情報からなる断裁幅テーブルに既に登録されている用紙種別と用紙枚数であると該用紙種別と用紙枚数に対して該断裁幅テーブルに登録されている断裁幅を上書きすることで断裁幅テーブルを更新して、処理を終了する(ステップS508)。
ステップS507で、断裁幅保存確認画面G5で「保存しない」ボタンが押されて、手入力された断裁幅を保存しないときには、MFP100は、断裁幅の断裁幅テーブルへの登録を行うことなく、HDD222の断裁幅テーブルの断裁幅を元の断裁幅に復帰させた常態で、そのまま処理を終了する。
ステップS501で、断裁幅設定方法選択画面G3で「自動」ボタンが操作されて自動設定が選択されると、断裁を伴う印刷ジョブを開始し(ステップS509)、上記第1実施例の図6の印刷・断裁制御処理あるいは第2実施例の図8または図10の印刷・断裁制御処理を実行して、処理を終了する(ステップS510)。
このように、本実施例の画像形成システム1は、操作部190の液晶タッチパネル191に表示する断裁幅入力画面G4での断裁幅と、用紙種別と用紙枚数から断裁幅テーブルを利用して自動設定する断裁幅のいずれを用いるかを、断裁幅設定方法選択画面G3での選択によって決定している。
したがって、得意な用紙種別やユーザの利用形態やユーザの断裁したい断裁幅での断裁を手入力によって行うことができるとともに、断裁幅の自動決定とを適宜選択することができ、より一層利用性を向上させることができるとともに、より一層適切な断裁幅で断裁することができる。
また、本実施例の画像形成システム1は、断裁幅入力画面G4で入力された断裁幅を用いた用紙束の断裁処理を完了すると、検出したシート種別及び検出したシート枚数に対応させて用紙条件−断裁幅情報からなる断裁幅テーブルの断裁幅を入力された該断裁幅で更新している。
したがって、断裁幅テーブルに初期設定されている断裁幅を利用状況等に応じてより適切な断裁幅に変更することができ、より一層適切な断裁幅での断裁を行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
さらに、この断裁幅入力画面G4で入力された断裁幅による断裁幅テーブルの断裁幅を更新するか否かを、断裁幅保存確認画面G5での選択に応じて処理している。
したがって、入力された断裁幅を今後も使用する断裁幅とするか、今回だけの断裁幅にするかをユーザが適宜選択して決定することができ、より一層適切な断裁幅での断裁を行うことができるとともに、利用性を向上させることができる。
なお、上記各実施例においては、予め初期値として設定されている裁断幅テーブルの裁断条件と裁断幅を使用し、印刷ジョブ毎に手入力での断裁幅を利用することができるようにしているが、適宜、断裁幅テーブルを編集・更新することができる。
すなわち、MFP100は、操作部190の操作によって断裁幅テーブルの編集モードが選択されると、図16に示すような断裁幅テーブル設定画面G6を操作部190の液晶タッチパネル191に表示し、この断裁幅テーブル設定画面G6で入力された用紙条件と断裁幅で断裁波部テーブルの内容を編集・更新するようにしてもよい。図16の場合、断裁幅テーブル設定画面G6には、用紙条件として、用紙種別である紙種(図16では、普通紙)と用紙枚数(図16では、20枚)を入力し、断裁幅(図16では、2.0mm)を小数点以下1桁のmm(ミリ)単位で入力するようになっている。
MFP100は、また、断裁幅テーブルの初期値を、初期断裁幅テーブルとして、印刷・断裁制御処理で断裁幅を決定する際に利用する断裁幅テーブルとは別に記憶して、上記断裁幅テーブル設定画面G6や上記図12の印刷・断裁制御処理で保存した断裁幅を、初期値復帰モードが選択されたときに、CPU223が、該初期断裁幅テーブルに基づいて、個別にまたは一括して初期値に復活させるようにしてもよい。
このようにすると、断裁幅の編集や変更を行ったが、不適切な断裁幅となったときに、効率的に断裁幅を適切な断裁幅に戻すことができ、利用性を向上させることができる。
また、上記説明においては、MFP100において、断裁幅を決定して、決定した断裁幅をトリマー320に設定して、トリマー320で該設定された断裁幅で断裁を行っているが、トリマー320が、用紙種別情報と用紙枚数情報を取得する機能を備え、該取得した用紙種別と用紙枚数に基づいて、断裁幅を決定して断裁するようにしてもよい。
このようにすると、トリマー320の適用範囲を広げることができ、汎用性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、用紙、記録紙、OHPシート等のシート状部材を複数枚綴じて二つ折りにした小口を適切な断裁幅で断裁する断裁装置、該断裁装置を備えた画像形成システム、シート断裁制御方法、シート断裁制御プログラム及び記録媒体に適用することができる。
本発明の第1実施例を適用した画像形成ユニットの概略構成図。 図1のMFPの正面概略構成図。 図2のMFPの操作部の平面図。 図1のMFPの主要部の機能ブロック構成図。 断裁幅テーブルの一例を示す図。 第1実施例の印刷・断裁制御処理を示すフローチャート。 図6の断裁幅決定処理を示すフローチャート。 第2実施例の1部目で断裁幅確認を行う印刷・断裁制御処理を示すフローチャート。 断裁幅確認画面の一例を示す図。 第2実施例の所定部目で断裁幅確認を行う印刷・断裁制御処理を示すフローチャート。 断裁幅確認部数設定画面の一例を示す図。 第3実施例の印刷・断裁制御処理を示すフローチャート。 断裁幅設定方法選択画面の一例を示す図。 断裁幅入力画面の一例を示す図。 断裁幅保存確認画面の一例を示す図。 断裁幅テーブル設定画面の一例を示す図。 一般的な断裁動作の説明図。 断裁処理での断裁幅と断裁位置の説明図。 断裁対象の用紙の内側と外側との断裁量の相違の説明図。 用紙枚数と用紙種別による断裁幅と断裁位置の相違の説明図。
符号の説明
1 画像形成システム
100 MFP
110 本体筐体
120 ADF
121 原稿台
122 給送ローラ
123 搬送ベルト
124 搬送ローラ
125 原稿セット検知センサ
126 排紙ローラ
127 排紙台
130 読み取りユニット
131 コンタクトガラス
132 露光ランプ
133 第1ミラー
134 第2ミラー
135 第3ミラー
136 レンズ
137 CCDイメージセンサ
140 書き込みユニット
141 レーザ出力部
142 結像レンズ
143 ミラー
150 画像形成ユニット
151 感光体
152 現像部
153 搬送ベルト
154 定着部
155 排紙部
156 分岐爪
160 用紙搬送ユニット
170 給紙ユニット
171〜173 給紙トレイ
174〜176 送出部
180 両面給紙ユニット
181 両面入紙搬送路
182 反転部
183 両面出紙搬送路
190 操作部
191 液晶タッチパネル
192 テンキー
193 クリア/ストップキー
194 プリントキー
195 同居印刷キー
196 試し印刷キー
197 モードクリアキー
200 OS
210 アプリケーション層
211a コピーアプリ
211n プリンタアプリ
212 エンジン管理モジュール
213 出力画像生成モジュール
214 パネル管理モジュール
221 メモリ
222 HDD
223 CPU
224 エンジン
300 後処理装置群
310 フィニッシャ
311 排紙トレイ
320 トリマー
321 用紙束トレイ
G1 断裁幅確認画面
G2 断裁幅確認部数設定画面
G3 断裁幅設定方法選択画面
G4 断裁幅入力画面
G5 断裁幅保存確認画面
G6 断裁幅テーブル設定画面

Claims (17)

  1. 複数枚のシート状部材を綴じて二つ折りしたシート束の小口を該シート束の最も内側のシートのシート先端から断裁位置までを断裁幅として断裁するシート断裁装置において、前記シート状部材の種別を検出するシート種別検出手段と、前記シート束の該シート枚数を検出するシート枚数検出手段と、該シート種別と該シート枚数に基づいて前記断裁幅を決定する断裁幅決定手段と、を備えていることを特徴とするシート断裁装置。
  2. 前記シート断裁装置は、前記シート種別と前記シート枚数に対応させた前記断裁幅をシート条件−断裁幅情報として記憶する断裁幅記憶手段を備え、前記断裁幅決定手段は、前記シート種別と前記シート枚数に基づいて該シート条件−断裁幅情報を参照して前記断裁幅を決定することを特徴とする請求項1記載のシート断裁装置。
  3. 前記シート断裁装置は、前記シート束を所定部数だけ断裁すると、該断裁処理を一時中断させる中断手段と、該中断された断裁処理の再開を指示操作する再開操作手段と、該再開操作手段で再開が指示操作されると、該中断されている断裁処理を再開させる再開手段と、を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート断裁装置。
  4. 前記シート断裁装置は、前記シート条件−断裁幅情報の前記断裁幅を適宜編集する編集手段を備えていることを特徴とする請求項2または請求項3記載のシート断裁装置。
  5. 前記シート断裁装置は、前記断裁幅を入力する断裁幅入力手段と、該断裁幅入力手段で入力される断裁幅と前記断裁幅決定手段の決定する前記断裁幅のいずれを用いるかを選択する選択手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のシート断裁装置。
  6. 前記シート断裁装置は、前記断裁幅入力手段で入力された断裁幅を用いた前記シート束の断裁処理を完了すると、前記シート種別検出手段の検出した前記シート種別及び前記シート枚数検出手段の検出した前記シート枚数に対応させて前記シート条件ー断裁幅情報の前記断裁幅を入力された該断裁幅で更新する更新手段を備えていることを特徴とする請求項5記載のシート断裁装置。
  7. 前記シート断裁装置は、前記編集手段によって編集された前記シート条件−断裁幅情報、または/及び、前記更新手段によって更新された前記シート条件ー断裁幅情報を編集前または更新前の情報内容に復活させる復活手段を備えていることを特徴とする請求項4または請求項6記載のシート断裁装置。
  8. シート状部材に画像を形成する画像形成装置と、該画像形成装置の画像形成した複数枚の該シート状部材を綴じて二つ折りするシート束生成装置と、該シート束生成装置の生成した該シート束に断裁処理を施すシート断裁装置とを備えた画像形成システムであって、前記シート断裁装置として、請求項1から請求項7のいずれかに記載のシート断裁装置を備えていることを特徴とする画像形成システム。
  9. 前記画像形成システムは、少なくとも前記シート種別検出手段、前記シート枚数検出手段及び前記断裁幅決定手段を前記画像形成装置が備えていることを特徴とする請求項8記載の画像形成システム。
  10. 複数枚のシート状部材を綴じて二つ折りしたシート束の小口を該シート束の最も内側のシートのシート先端から断裁位置までを断裁幅として断裁するシート断裁制御方法において、前記シート状部材の種別を検出するシート種別検出処理ステップと、前記シート束の該シート枚数を検出するシート枚数検出ステップと、該シート種別と該シート枚数に基づいて断裁する前記断裁幅を決定する断裁幅決定処理ステップと、を有していることを特徴とするシート断裁制御方法。
  11. 前記断裁幅決定処理ステップは、前記シート種別検出処理ステップで検出された前記シート種別と前記シート枚数検出ステップで検出された前記シート枚数に基づいて、該シート種別と該シート枚数に前記断裁幅を対応させたシート条件−断裁幅情報を参照して前記断裁幅を決定することを特徴とする請求項10記載のシート断裁制御方法。
  12. 前記シート断裁制御方法は、前記シート束を所定部数だけ断裁すると、該断裁処理を一時中断させる中断処理ステップと、再開指示操作に応じて、該中断されている断裁処理を再開させる再開処理ステップと、を有していることを特徴とする請求項10または請求項11記載のシート断裁制御方法。
  13. 前記シート断裁制御方法は、前記シート条件−断裁幅情報の前記断裁幅を適宜編集する編集処理ステップを有していることを特徴とする請求項11または請求項12記載のシート断裁制御方法。
  14. 前記シート断裁制御方法は、前記断裁幅を入力する断裁幅入力処理ステップと、該断裁幅入力処理ステップで入力される断裁幅と前記断裁幅決定処理ステップで決定される前記断裁幅のいずれを用いるかを選択する選択処理ステップと、を有していることを特徴とする請求項10から請求項13のいずれかに記載のシート断裁制御方法。
  15. 前記シート断裁制御方法は、前記断裁幅入力処理ステップで入力された断裁幅を用いた前記シート束の断裁処理を完了すると、前記シート種別検出処理ステップで検出されたシート種別及び前記シート枚数検出処理ステップで検出されたシート枚数に対応させて前記シート条件ー断裁幅情報の前記断裁幅を該入力された該断裁幅で更新する更新処理ステップを有していることを特徴とする請求項14記載のシート断裁制御方法。
  16. コンピュータに、複数枚のシート状部材を綴じて二つ折りしたシート束の小口を該シート束の最も内側のシートのシート先端から断裁位置までを断裁幅として断裁する断裁処理と、前記シート状部材の種別を検出するシート種別検出処理と、前記シート束の該シート枚数を検出するシート枚数検出処理と、該シート種別と該シート枚数に基づいて該断裁処理で断裁する前記断裁幅を決定する断裁幅決定処理と、を実行させることを特徴とするシート断裁制御プログラム。
  17. 請求項16記載のシート断裁制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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