JP2011511782A - 長期放出性ヒドロコドンアセトアミノフェンならびにその関連方法および用途 - Google Patents
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Abstract
本発明は、全般的には、種々の疼痛状態により悪影響を受けている患者の生活の質の治療および改善のための方法を提供する。1つの好ましい実施形態は、約15mgのヒドロコドンおよびその塩ならびに約500mgのアセトアミノフェンを含有する少なくとも1つ又は2つの剤形を1日1回、2回または3回投与することを含む、急性疼痛、中等度ないし中等度に重度の疼痛、慢性疼痛、非癌性疼痛、骨関節炎疼痛、腱膜瘤切除疼痛または腰痛の治療をそれを要する患者において行うための方法を提供する。好ましくは、該剤形は、1日2回服用される約30mgのヒドロコドンおよび約1000mgのアセトアミノフェンである。あるいは、該剤形は、1日2回服用される約15mgのヒドロコドンおよび約500mgのアセトアミノフェンである。
Description
(背景)
患者の生活の質は疼痛により悪影響を受ける。さらに、この生活の質は、患者およびその雇用者の両方に影響を及ぼす労働生産性の低下に関連している。
患者の生活の質は疼痛により悪影響を受ける。さらに、この生活の質は、患者およびその雇用者の両方に影響を及ぼす労働生産性の低下に関連している。
したがって、例えば、骨関節炎(OA)の症状である中等度ないし重度の疼痛および身体障害は、日常生活動作(ADL)を含む患者の生活の質の多数の態様に著しい影響を及ぼしうる。さらに、腰痛(LBP)のような他の疼痛状態においては、米国における生産性低下の総コストは年間1000億ドルを超える。活動的な米国労働者においては、LBPのような疼痛状態は、生産的時間の減少において雇用者に年間約612億ドルの損害を与えている。
一般に、中等度ないし重度の慢性骨関節炎(OA)疼痛を有する患者において有効な鎮痛をもたらすためには、疼痛はNSAIDまたはオピオイド合剤で治療されるが、これは、より低い効力の治療が無効もしくは耐性であるか又は禁忌である場合である。現在、オピオイド合剤は即時放出製剤においてのみ利用可能である。しかし、これらの合剤は生活の質の幾つかの問題を適切に解決しない可能性がある。したがって、新規製剤による生活の質の改善が望ましく、これはまた、生産性の低下を軽減し、それにより、患者およびその雇用者の両方に正の影響を及ぼす。
好ましい実施形態の簡潔な概要
本発明は、全般的には、種々の疼痛状態により悪影響を受けている患者の生活の質の治療および改善のための方法を提供する。1つの好ましい実施形態は、約15mgのヒドロコドンおよびその塩ならびに約500mgのアセトアミノフェンを含有する少なくとも1つ又は2つの剤形を1日1回、2回または3回投与することを含む、急性疼痛、中等度ないし中等度に重度の疼痛、慢性疼痛、非癌性疼痛、骨関節炎疼痛、腱膜瘤切除疼痛または腰痛の治療をそれを要する患者において行うための方法を提供する。好ましくは、該剤形は、1日2回服用される約30mgのヒドロコドンおよび約1000mgのアセトアミノフェンである。あるいは、該剤形は、1日2回服用される約15mgのヒドロコドンおよび約500mgのアセトアミノフェンである。また、好ましくは、これらの剤形は、食物と共に又は食物を伴わずに患者により服用されうる。本発明のもう1つの態様においては、単一剤形での約240mlの40%、20%、4%および0%エタノールの共投与は患者においてヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの両方に関して平均最高血漿濃度レベルCmaxに<25%の影響を及ぼす。もう1つの態様においては、軽度ないし中等度の肝機能障害を有する患者におけるヒドロコドンのCmaxおよびAUCは正常患者に実質的に類似しており、軽度の肝機能障害を有する患者におけるアセトアミノフェンのCmaxおよびAUCは正常患者に実質的に類似している。また、ヒドロコドンを代謝する患者に関しては、該患者がシトクロムP450 2D6多形の不良または適格性代謝体である場合、有効性における全体的な統計差は観察されない。
本発明は、全般的には、種々の疼痛状態により悪影響を受けている患者の生活の質の治療および改善のための方法を提供する。1つの好ましい実施形態は、約15mgのヒドロコドンおよびその塩ならびに約500mgのアセトアミノフェンを含有する少なくとも1つ又は2つの剤形を1日1回、2回または3回投与することを含む、急性疼痛、中等度ないし中等度に重度の疼痛、慢性疼痛、非癌性疼痛、骨関節炎疼痛、腱膜瘤切除疼痛または腰痛の治療をそれを要する患者において行うための方法を提供する。好ましくは、該剤形は、1日2回服用される約30mgのヒドロコドンおよび約1000mgのアセトアミノフェンである。あるいは、該剤形は、1日2回服用される約15mgのヒドロコドンおよび約500mgのアセトアミノフェンである。また、好ましくは、これらの剤形は、食物と共に又は食物を伴わずに患者により服用されうる。本発明のもう1つの態様においては、単一剤形での約240mlの40%、20%、4%および0%エタノールの共投与は患者においてヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの両方に関して平均最高血漿濃度レベルCmaxに<25%の影響を及ぼす。もう1つの態様においては、軽度ないし中等度の肝機能障害を有する患者におけるヒドロコドンのCmaxおよびAUCは正常患者に実質的に類似しており、軽度の肝機能障害を有する患者におけるアセトアミノフェンのCmaxおよびAUCは正常患者に実質的に類似している。また、ヒドロコドンを代謝する患者に関しては、該患者がシトクロムP450 2D6多形の不良または適格性代謝体である場合、有効性における全体的な統計差は観察されない。
本発明のもう1つの実施形態は、生活の質の改善をそれを要する患者において行うための方法であって、アセトアミノフェンおよびヒドロコドンまたはそれらの治療的に有効な塩を含む1日2回のコントロールリリース剤形を該患者に投与することを含む方法を提供する。さらにもう1つの実施形態においては、本発明は、疼痛関連状態を有する患者における生産性の低下を軽減するための方法であって、アセトアミノフェンおよびヒドロコドンまたはそれらの治療的に有効な塩を含む1日2回のコントロールリリース剤形を該患者に投与することを含む方法を提供する。好ましくは、該剤形は約15mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩と約500mgのアセトアミノフェンとを含む。あるいは好ましくは、全ての前記実施形態においては、該剤形は約15mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩と約500mgのアセトアミノフェンとを含む。あるいは、該剤形は約30mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩と約1000mgのアセトアミノフェンとを含む。
これらの及び他の目的は、好ましい実施形態の詳細な説明の全体から明らかになるであろう。該概要は、本発明の範囲を限定するものとみなされてはならない。
好ましい実施形態の詳細な説明
ビコジン(Vicodin)CRは中等度ないし中等度に重度の疼痛の緩和に適応する。それは経口投与され、食物と共に又は食物を伴わずに服用されうる。ビコジンCRは全体として嚥下されるべきであり、咀嚼されたり分割されたり破砕されたり溶解されてはならない。推奨成人投与量は2錠(1日2回)(約12時間ごと)であり、24時間以内に4錠を超えるべきではない。他のオピオイド薬製品の場合と同様に、患者のこれまでのオピオイドおよび非オピオイド鎮痛治療を考慮して各患者ごとに個別に投与計画を開始することが決定的に重要である。以下の点に留意すべきである:
1.患者の全身状態および医学的状態;
2.患者が服用している鎮痛薬の1日量、効力および種類;
3.患者のオピオイド曝露およびオピオイド耐性(存在する場合);ならびに
4.鎮痛抑制と悪影響とのバランス。
ビコジン(Vicodin)CRは中等度ないし中等度に重度の疼痛の緩和に適応する。それは経口投与され、食物と共に又は食物を伴わずに服用されうる。ビコジンCRは全体として嚥下されるべきであり、咀嚼されたり分割されたり破砕されたり溶解されてはならない。推奨成人投与量は2錠(1日2回)(約12時間ごと)であり、24時間以内に4錠を超えるべきではない。他のオピオイド薬製品の場合と同様に、患者のこれまでのオピオイドおよび非オピオイド鎮痛治療を考慮して各患者ごとに個別に投与計画を開始することが決定的に重要である。以下の点に留意すべきである:
1.患者の全身状態および医学的状態;
2.患者が服用している鎮痛薬の1日量、効力および種類;
3.患者のオピオイド曝露およびオピオイド耐性(存在する場合);ならびに
4.鎮痛抑制と悪影響とのバランス。
未だオピオイド耐性ではない患者、特に、筋弛緩薬、鎮静薬または他のCNS活性薬との併用療法を受けている患者においては、低い初期用量のビコジンCRを使用することに留意すべきである。ビコジンCRの耐性は、1錠(1日1回または2回)から療法を開始した後で2錠(1日2回)に増加させることにより改善されうる。
急性疼痛を有する患者は、必要に応じて、2錠(1日2回)で開始されうる。対照研究において評価されたビコジンCRの最大用量は2錠(1日2回)であった。2錠(1日2回)で満足な疼痛緩和が得られない患者は再評価されることが推奨される。
疼痛の治療においては、患者を規則的かつ系統的に評価することが非常に重要である。また、疼痛および副作用の患者自身の報告ならびに医療専門家の臨床的判断に基づいて、療法は規則的に精査され、調節されるべきである。患者がビコジンCRでの治療をもはや要しない場合には、身体的依存性患者における禁断の徴候および症状を予防するために、用量は徐々に漸減されるべきである。
ビコジンCRは15mgの酒石酸水素ヒドロコドンおよび500mgのアセトアミノフェンを含有する。ビコジンCRは、乱用障害を伴うオピオイドであるヒドロコドンを含有し、計画(Schedule)III規制物質である。ビコジンCRおよび鎮痛において使用される他のオピオイドは、乱用される可能性を有し、薬物乱用者および中毒障害者により求められ、犯罪に転用されうる。
慢性疼痛研究
2つの二重盲検プラセボ対照17週臨床研究を行った。1つは、慢性腰痛(CLBP)を有する患者における研究であり、1つは、骨関節炎(OA)疼痛を有する患者における研究であった。CLBP研究においては、患者は3週間のオープンラベル力価測定期間(Open−Label Titration Period)(ここで、全ての患者は1日2回の2錠のビコジンCRまで力価測定された)およびそれに続くランダム化12週二重盲検治療期間(ここで、患者はビコジンCR 1錠(1日2回)、ビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボのいずれかの投与を受けた)に登録された。該OA研究においては、患者はビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボのいずれかにランダム化され、最初は3週間の力価測定期間に、ついで12週間の維持期間にランダム化された。どちらの研究も、17週間の合計持続期間の1週間の追跡期間を伴う1週間の漸減期間を有していた。該CLBPおよびOA研究中の患者の5%以上で報告された、治療出現有害反応を、以下の表1および2に示す。プラセボ以下の率で生じた有害反応はこの節における以下の表には含まれていない。
2つの二重盲検プラセボ対照17週臨床研究を行った。1つは、慢性腰痛(CLBP)を有する患者における研究であり、1つは、骨関節炎(OA)疼痛を有する患者における研究であった。CLBP研究においては、患者は3週間のオープンラベル力価測定期間(Open−Label Titration Period)(ここで、全ての患者は1日2回の2錠のビコジンCRまで力価測定された)およびそれに続くランダム化12週二重盲検治療期間(ここで、患者はビコジンCR 1錠(1日2回)、ビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボのいずれかの投与を受けた)に登録された。該OA研究においては、患者はビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボのいずれかにランダム化され、最初は3週間の力価測定期間に、ついで12週間の維持期間にランダム化された。どちらの研究も、17週間の合計持続期間の1週間の追跡期間を伴う1週間の漸減期間を有していた。該CLBPおよびOA研究中の患者の5%以上で報告された、治療出現有害反応を、以下の表1および2に示す。プラセボ以下の率で生じた有害反応はこの節における以下の表には含まれていない。
急性疼痛研究
片側性第1中足骨腱膜瘤切除術後の二重盲検プラセボ対照急性疼痛研究において、ビコジンCR 1錠(1日2回)、ビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボを2日間(合計4用量)を投与するよう患者をランダム化した。該急性腱膜瘤切除研究中の治療出現有害反応を表3に示す。
片側性第1中足骨腱膜瘤切除術後の二重盲検プラセボ対照急性疼痛研究において、ビコジンCR 1錠(1日2回)、ビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボを2日間(合計4用量)を投与するよう患者をランダム化した。該急性腱膜瘤切除研究中の治療出現有害反応を表3に示す。
オープンラベル安全性研究
オープンラベル(Open−Label)安全性研究においては、骨関節炎または慢性腰痛を有する患者に13ヶ月以下の期間にわたりビコジンCR 2錠(1日2回)を投与した。このオープンラベル研究において報告された有害事象は、急性および慢性疼痛における対照治験において観察されたものに類似していた。研究者の原因評価には無関係に、このオープンラベル安全性研究において患者の5%以上で報告された有害事象が表4に含まれている。
オープンラベル(Open−Label)安全性研究においては、骨関節炎または慢性腰痛を有する患者に13ヶ月以下の期間にわたりビコジンCR 2錠(1日2回)を投与した。このオープンラベル研究において報告された有害事象は、急性および慢性疼痛における対照治験において観察されたものに類似していた。研究者の原因評価には無関係に、このオープンラベル安全性研究において患者の5%以上で報告された有害事象が表4に含まれている。
全ての臨床治験において報告された有害反応
合計1968名の患者を対照およびオープンラベル臨床治験においてビコジンCRで治療した。該臨床治験は、中等度ないし重度の慢性腰痛、骨関節炎または術後疼痛を有する患者よりなるものであった。前記で挙げられていないMedDRA’s(Medical Dictionary for Regulatory Activities)System Organ Classにより組織された臨床治験においてビコジンCRで治療された患者(1%以上5%未満)により報告された有害反応は以下のとおりであった。
合計1968名の患者を対照およびオープンラベル臨床治験においてビコジンCRで治療した。該臨床治験は、中等度ないし重度の慢性腰痛、骨関節炎または術後疼痛を有する患者よりなるものであった。前記で挙げられていないMedDRA’s(Medical Dictionary for Regulatory Activities)System Organ Classにより組織された臨床治験においてビコジンCRで治療された患者(1%以上5%未満)により報告された有害反応は以下のとおりであった。
胃腸障害
腹痛、上腹部痛、口腔乾燥、消化不良、歯痛。
腹痛、上腹部痛、口腔乾燥、消化不良、歯痛。
全身障害および投与部位状態
無力症、末梢浮腫、疼痛、発熱。
無力症、末梢浮腫、疼痛、発熱。
感染および寄生虫侵襲
胃腸炎、ウイルス性胃腸炎、副鼻腔炎、尿道感染。
胃腸炎、ウイルス性胃腸炎、副鼻腔炎、尿道感染。
外傷、中毒および処置合併症
転倒。
転倒。
筋骨格および結合組織障害
筋痙攣、筋肉痛。
筋痙攣、筋肉痛。
神経系障害
嗜眠、鎮静。
嗜眠、鎮静。
呼吸器、胸郭および縦隔障害
咳、咽頭喉頭痛。
咳、咽頭喉頭痛。
皮膚および皮下組織障害
多汗症。
多汗症。
血管障害
潮紅、熱潮紅、高血圧。
潮紅、熱潮紅、高血圧。
前記で挙げられていない、ビコジンCR治験の1%未満で見られたそれほど一般的ではない他の有害反応には、アルファベット順で以下のものが含まれる(類似用語は、適宜、組合されている):調節障害、情動不安定、激昂、健忘、貧血、狭心症、関節炎、喘息、心房細動、膀胱障害、盲、血液アルカリホスファターゼ上昇、血液/電解質異常、血糖上昇、血便、血中テストステロンおよびエストロゲン減少、歯ぎしり、心停止、うっ血性心不全、脳血管障害、胆嚢炎、錯乱状態、深在性静脈血栓症、脱水症、意識レベルの低下、皮膚炎、憩室炎、薬疹、薬物不耐性、薬物禁断症候群、ドライアイ、構音障害、味覚異常、嚥下障害、発声障害、呼吸困難、エネルギー上昇、尿失禁、精巣上体炎、鼻出血、勃起不全、紅斑症、多幸感、感情異常、酔っぱらい感、体温変化の感覚、解放感、歩行障害、胃潰瘍、出血、胃炎、胃腸障害、血腫、喀血、痔核、幻覚、聴覚障害、心拍数増加、肝酵素上昇、吃逆、感覚鈍麻、低血糖、低血圧、例えば起立性低血圧、低酸素症、食欲亢進、感染、損傷、病的多弁症、月経障害、精神障害、運動機能不全、筋単収縮、筋虚弱、心筋梗塞、筋炎、悪性新生物、腎結石症、ニューロパチー、悪夢、動悸、膵炎、感覚異常、パラノイア、末梢血管障害、羞明、立毛、前立腺障害、肺塞栓症、直腸裂、腎不全、呼吸数低下、脚不穏症候群、鼻漏、季節性アレルギー、性機能不全、睡眠時無呼吸症候群、睡眠障害、薬物乱用、自殺企図、失神、血小板減少、耳鳴、一過性難聴、振戦、尿閉、尿検査異常、蕁麻疹、霧視、体重変動。
即時放出ビコジンでの有害事象
即時放出ビコジンの投与を受けた患者においては、前記のものに加えて、以下の有害な事象が報告されているが、これらはビコジンCRでの臨床治験においては観察されなかった。
即時放出ビコジンの投与を受けた患者においては、前記のものに加えて、以下の有害な事象が報告されているが、これらはビコジンCRでの臨床治験においては観察されなかった。
血液およびリンパ障害
顆粒球減少、血小板減少。
顆粒球減少、血小板減少。
耳および迷路障害
聴覚障害または永久的喪失(主として慢性過剰投与の患者におけるもの)。
聴覚障害または永久的喪失(主として慢性過剰投与の患者におけるもの)。
エタノール相互作用
ビコジンCRに対するエタノール効果のインビトロ研究においては、ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの放出は最初の3時間以内にはエタノール(0%および40% エタノール)の存在下で改変されなかったが、5〜7時間において放出される量の若干の上昇を示した。4%、20%および40% エタノールを含有する溶媒(0.01N HClおよび模擬胃液)中、最初の2時間以内にインビトロでヒドロコドンの用量ダンピングは示されなかった。インビボ研究では、健常空腹被験者におけるビコジンCRの単一錠剤のバイオアベイラビリティに対する240mLの40%、20%、4%および0% エタノールの共投与の効果を調べた。エタノールと共投与された場合のビコジンCRに関する用量ダンピングは観察されなかった。ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの平均最高血漿濃度(Cmax)は、ビコジンCRが40%までのエタノールと共投与された場合、<25%増加した。種々の濃度のエタノールと共に投与されたヒドロコドンおよびアセトアミノフェンに関する血漿濃度−時間曲線(AUC)下面積はビコジンCR単独の場合(すなわち、0% エタノールと共投与された場合)と同等であった。ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン曝露(CmaxおよびAUC)における変動性はエタノール共投与により影響されなかった。Cmaxの変化と、観察された臨床薬動力学的変化(瞳孔測定,Ramsey Sedation Scale)との関係は存在しなかった。
ビコジンCRに対するエタノール効果のインビトロ研究においては、ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの放出は最初の3時間以内にはエタノール(0%および40% エタノール)の存在下で改変されなかったが、5〜7時間において放出される量の若干の上昇を示した。4%、20%および40% エタノールを含有する溶媒(0.01N HClおよび模擬胃液)中、最初の2時間以内にインビトロでヒドロコドンの用量ダンピングは示されなかった。インビボ研究では、健常空腹被験者におけるビコジンCRの単一錠剤のバイオアベイラビリティに対する240mLの40%、20%、4%および0% エタノールの共投与の効果を調べた。エタノールと共投与された場合のビコジンCRに関する用量ダンピングは観察されなかった。ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの平均最高血漿濃度(Cmax)は、ビコジンCRが40%までのエタノールと共投与された場合、<25%増加した。種々の濃度のエタノールと共に投与されたヒドロコドンおよびアセトアミノフェンに関する血漿濃度−時間曲線(AUC)下面積はビコジンCR単独の場合(すなわち、0% エタノールと共投与された場合)と同等であった。ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン曝露(CmaxおよびAUC)における変動性はエタノール共投与により影響されなかった。Cmaxの変化と、観察された臨床薬動力学的変化(瞳孔測定,Ramsey Sedation Scale)との関係は存在しなかった。
肝障害
ビコジンCRの薬物動態学に対する肝不全の効果を24名の被験者において調べた。8名の被験者は正常肝機能を有し、8名の被験者は軽度(Child−Pugh Classification A)安定慢性肝障害を有し、8名の被験者は中等度(Child−Pugh Classification B)安定慢性肝障害を有していた。ビコジンCRの単一錠剤の経口投与後、ヒドロコドンの平均CmaxおよびAUC値は、正常被験者と、軽度および中等度肝障害を有する被験者とで類似していた。アセトアミノフェンの平均CmaxおよびAUC値は、正常被験者と、軽度肝障害を有する被験者とでは類似しており、中等度肝障害を有する被験者においては34〜42%高かった。
ビコジンCRの薬物動態学に対する肝不全の効果を24名の被験者において調べた。8名の被験者は正常肝機能を有し、8名の被験者は軽度(Child−Pugh Classification A)安定慢性肝障害を有し、8名の被験者は中等度(Child−Pugh Classification B)安定慢性肝障害を有していた。ビコジンCRの単一錠剤の経口投与後、ヒドロコドンの平均CmaxおよびAUC値は、正常被験者と、軽度および中等度肝障害を有する被験者とで類似していた。アセトアミノフェンの平均CmaxおよびAUC値は、正常被験者と、軽度肝障害を有する被験者とでは類似しており、中等度肝障害を有する被験者においては34〜42%高かった。
性別
ビコジンCRでの臨床研究における男性および女性の間の、ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの薬物動態における相違も、効力結果または有害反応の頻度における臨床的に有意な相違も存在しなかった。
ビコジンCRでの臨床研究における男性および女性の間の、ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの薬物動態における相違も、効力結果または有害反応の頻度における臨床的に有意な相違も存在しなかった。
シトクロムP450 2D6の不良代謝体
CYP2D6多形はヒドロコドンの薬物動態に統計的に有意な影響を及ぼさなかった。急性腱膜瘤切除研究(6/90)および慢性骨関節炎研究(21/300)においてビコジンCRの投与を受けた遺伝子型決定された患者の7%は不良代謝体であった。シトクロムP450 2D6の不良代謝体および適格代謝体の間で有効性における全体的な相違は観察されなかった。
CYP2D6多形はヒドロコドンの薬物動態に統計的に有意な影響を及ぼさなかった。急性腱膜瘤切除研究(6/90)および慢性骨関節炎研究(21/300)においてビコジンCRの投与を受けた遺伝子型決定された患者の7%は不良代謝体であった。シトクロムP450 2D6の不良代謝体および適格代謝体の間で有効性における全体的な相違は観察されなかった。
ビコジンCRは経口投与長期放出性錠剤である。それぞれの長期放出性錠剤は15mgの酒石酸水素ヒドロコドンおよび500mgのアセトアミノフェンを含有する。名目薬物負荷の放出の後、錠剤殻は糞便中に排泄される。酒石酸水素ヒドロコドン ヘミペンタ水和物はオピオイド鎮痛鎮咳薬であり、微細白色結晶または結晶性粉末として存在する。それは光による影響を受ける。その化学名は4,5 α−エポキシ−3−メトキシ−17−メチルモルフィナン−6−オン酒石酸塩(1:1)水和物(2:5)である。その分子式はC18H21NO3C4H6O6・2 1/2 H2Oであり、分子量は494.50である。酒石酸水素ヒドロコドンの化学構造は以下のとおりである。
若干苦い白色無臭結晶性粉末であるアセトアミノフェン(4’−ヒドロキシアセトアニリド)は非オピエート非サリチル酸鎮痛解熱薬である。その分子式はC8H9NO2であり、分子量は151.16である。アセトアミノフェンの化学構造は以下のとおりである。
また、各錠剤は以下の不活性成分を含有する:ステアリン酸、クロスカメロースナトリウム、コポビドン、ポロキサマー188、ヒドロキシエチルセルロース、酸化鉄(III)(赤色)、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレンオキシド、カルナウバろう、アセトン、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、Opadry(White)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910、酢酸セルロース、ポリエチレングリコール3350、ポビドン、精製水、ステアリン酸マグネシウム、コロイド二酸化ケイ素および塩化ナトリウム。
臨床薬理学
作用メカニズム
ヒドロコドンは、オピオイドmu受容体アゴニストの場合に定性的に類似した複数の作用を有する半合成オピオイド鎮痛鎮咳薬である。これらのほとんどは中枢神経系および平滑筋が関わっている。ヒドロコドンおよび他のオピエートの厳密な作用メカニズムは未知であるが、それは中枢神経系内のオピエート受容体の存在に関連していると考えられている。アセトアミノフェンの鎮痛作用は末梢に影響を及ぼすが、詳細なメカニズムは未確認である。解熱活性は視床下部熱調節中枢により媒介される。アセトアミノフェンはプロスタグランジンシンターゼを阻害する。アセトアミノフェンの治療量は心血管または呼吸系に無視しうる影響を及ぼすが、毒性量は循環不全および速い表在呼吸を引き起こしうる。
作用メカニズム
ヒドロコドンは、オピオイドmu受容体アゴニストの場合に定性的に類似した複数の作用を有する半合成オピオイド鎮痛鎮咳薬である。これらのほとんどは中枢神経系および平滑筋が関わっている。ヒドロコドンおよび他のオピエートの厳密な作用メカニズムは未知であるが、それは中枢神経系内のオピエート受容体の存在に関連していると考えられている。アセトアミノフェンの鎮痛作用は末梢に影響を及ぼすが、詳細なメカニズムは未確認である。解熱活性は視床下部熱調節中枢により媒介される。アセトアミノフェンはプロスタグランジンシンターゼを阻害する。アセトアミノフェンの治療量は心血管または呼吸系に無視しうる影響を及ぼすが、毒性量は循環不全および速い表在呼吸を引き起こしうる。
薬動力学
ビコジンCR 1錠、ビコジンCR 2錠、即時放出錠剤(酒石酸水素ヒドロコドン10mg/アセトアミノフェン325mg)またはプラセボの投与を受けた450名を超える患者における3つのランダム化二重盲検プラセボ対照急性疼痛研究から、曝露−応答関係が決定された。プラセボ応答の時間経過の解明の後、ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン組合せ曝露(血漿中濃度)と臨床応答(視覚的アナログ尺度上の疼痛強度)との間に直接的な直線関係が見出された(図1)。
ビコジンCR 1錠、ビコジンCR 2錠、即時放出錠剤(酒石酸水素ヒドロコドン10mg/アセトアミノフェン325mg)またはプラセボの投与を受けた450名を超える患者における3つのランダム化二重盲検プラセボ対照急性疼痛研究から、曝露−応答関係が決定された。プラセボ応答の時間経過の解明の後、ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン組合せ曝露(血漿中濃度)と臨床応答(視覚的アナログ尺度上の疼痛強度)との間に直接的な直線関係が見出された(図1)。
有効血漿濃度(組合されたアセトアミノフェンおよび効力調節ヒドロコドンの血漿濃度)と臨床応答との間の連続的曝露−応答関係はビコジン(VICODIN)CRの1錠および2錠の間の比例的な用量−応答を示している。プラセボ応答の時間経過の解明後の、視覚的アナログ尺度上の疼痛強度における評価された相違は、ビコジンCRの1錠および2錠に関して、それぞれ約14mmおよび30mmである。
薬物動態学
吸収:
健常被験者におけるビコジンCRの経口投与後、ヒドロコドンのCmaxは4〜7時間で達成された。平均血漿アセトアミノフェン濃度は急速に増加し、約1時間で最大に達する。ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの両方のCmaxおよびAUCは、1、2および3錠の単一用量投与の後、用量に比例した(図2)。
吸収:
健常被験者におけるビコジンCRの経口投与後、ヒドロコドンのCmaxは4〜7時間で達成された。平均血漿アセトアミノフェン濃度は急速に増加し、約1時間で最大に達する。ヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの両方のCmaxおよびAUCは、1、2および3錠の単一用量投与の後、用量に比例した(図2)。
ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン濃度に関する定常状態は、ビコジンCRを24時間ごとに投与した場合、最小の蓄積で、24時間までに達成された。最高および最低血漿濃度間の変動は、4時間ごとの即時放出性錠剤(酒石酸水素ヒドロコドン10mg/アセトアミノフェン325mg)の場合よりビコジンCRの場合には小さかった(図3)。
食物の影響:
食物はヒドロコドンおよびアセトアミノフェンのCmaxにもAUCにも影響を及ぼさないため、ビコジンCRは食物と共に又は食物を伴わずに服用されうる。
食物はヒドロコドンおよびアセトアミノフェンのCmaxにもAUCにも影響を及ぼさないため、ビコジンCRは食物と共に又は食物を伴わずに服用されうる。
分布:
ヒドロコドンは他のオピオイド鎮痛薬(ヒドロモルホンおよびオキシコドン)に構造的に類似している。したがって、ヒドロコドンが血漿タンパク質に広範に結合するとは予想されない。ビコジンCRの投与の後、ヒドロコドンの分布の見掛け容積は健常被験者および中等度ないし重度の疼痛を有する患者においては277〜714Lの範囲であった。過量(280μg/mL)に関連づけられている、より高い薬物濃度においては、アセトアミノフェンは15〜21%が結合していると報告されている。ビコジンCRの投与後、中等度ないし重度の疼痛を有する健常被験者においてはアセトアミノフェンの分布の見掛け容積は78〜245Lの範囲であった。
ヒドロコドンは他のオピオイド鎮痛薬(ヒドロモルホンおよびオキシコドン)に構造的に類似している。したがって、ヒドロコドンが血漿タンパク質に広範に結合するとは予想されない。ビコジンCRの投与の後、ヒドロコドンの分布の見掛け容積は健常被験者および中等度ないし重度の疼痛を有する患者においては277〜714Lの範囲であった。過量(280μg/mL)に関連づけられている、より高い薬物濃度においては、アセトアミノフェンは15〜21%が結合していると報告されている。ビコジンCRの投与後、中等度ないし重度の疼痛を有する健常被験者においてはアセトアミノフェンの分布の見掛け容積は78〜245Lの範囲であった。
代謝:
ヒドロコドンは、N−脱メチル化(ノルホドロコドン)、O−脱メチル化(ヒドロモルホン)、および対応する6−(アルファ)および6−(ベータ)−ヒドロキシ代謝産物への6−ケト還元を含む、代謝の複雑なパターンを示す。アセトアミノフェンは主として肝臓により代謝される(抱合)。
ヒドロコドンは、N−脱メチル化(ノルホドロコドン)、O−脱メチル化(ヒドロモルホン)、および対応する6−(アルファ)および6−(ベータ)−ヒドロキシ代謝産物への6−ケト還元を含む、代謝の複雑なパターンを示す。アセトアミノフェンは主として肝臓により代謝される(抱合)。
臨床研究
ビコジンCR錠剤の効力および安全性を急性疼痛および慢性疼痛の両方において評価した。慢性腰痛、非癌性疼痛、骨関節炎または術後(腱膜瘤切除)疼痛の研究および長期オープンラベル安全性研究において、合計1968名の患者にビコジンCRを投与した。
ビコジンCR錠剤の効力および安全性を急性疼痛および慢性疼痛の両方において評価した。慢性腰痛、非癌性疼痛、骨関節炎または術後(腱膜瘤切除)疼痛の研究および長期オープンラベル安全性研究において、合計1968名の患者にビコジンCRを投与した。
慢性腰痛を有する患者における17週間の研究
現在の療法に対して最適未満の応答を示す、慢性腰痛(CLBP)(少なくとも6ヶ月の持続期間)の診断を有する患者を、3週間のオープンラベル用量力価測定期間(用量は2錠(1日2回)まで増加された)に加えた。ほとんどの登録された患者はコーカソイド(86%)であり、該患者の過半数は女性(59%)であった。平均年齢は49.2歳であり、21〜76歳の範囲であった。該オープンラベル期間を完了した患者においては、平均+/−SD VAS(0〜100;0mm=無痛および100mm=想像しうる最悪の疼痛)スコアはスクリーニング(Screening)においては77.0+/−13.9であり、ベースライン(二重盲検期間の開始時)においては、それぞれ25.1+/−14.8(ビコジンCR 2錠治療群)、24.4+/−13.1(ビコジンCR 1錠治療群)および24.3+/−15.2(プラセボ治療群)であった。登録された患者の66%は、許容しうる用量まで力価測定可能であり、ビコジンCR 2錠、1錠またはプラセボを使用する12週間の二重盲検維持期間にランダム化された。該二重盲検維持期間の最初の7日間で、プラセボ被験者におけるオピオイド禁断症状を最小にするために、プラセボ治療患者のビコジンCRの用量は次第に低減された。511名のランダム化患者のうち、169名はビコジンCR 2錠(1日2回)に、170名はビコジンCR 1錠(1日2回)に、172名はプラセボにランダム化された。該ビコジンCR治療被験者の71%が12週間の治療期間を完了し、一方、該プラセボ治療被験者の52%がそれを完了した。
現在の療法に対して最適未満の応答を示す、慢性腰痛(CLBP)(少なくとも6ヶ月の持続期間)の診断を有する患者を、3週間のオープンラベル用量力価測定期間(用量は2錠(1日2回)まで増加された)に加えた。ほとんどの登録された患者はコーカソイド(86%)であり、該患者の過半数は女性(59%)であった。平均年齢は49.2歳であり、21〜76歳の範囲であった。該オープンラベル期間を完了した患者においては、平均+/−SD VAS(0〜100;0mm=無痛および100mm=想像しうる最悪の疼痛)スコアはスクリーニング(Screening)においては77.0+/−13.9であり、ベースライン(二重盲検期間の開始時)においては、それぞれ25.1+/−14.8(ビコジンCR 2錠治療群)、24.4+/−13.1(ビコジンCR 1錠治療群)および24.3+/−15.2(プラセボ治療群)であった。登録された患者の66%は、許容しうる用量まで力価測定可能であり、ビコジンCR 2錠、1錠またはプラセボを使用する12週間の二重盲検維持期間にランダム化された。該二重盲検維持期間の最初の7日間で、プラセボ被験者におけるオピオイド禁断症状を最小にするために、プラセボ治療患者のビコジンCRの用量は次第に低減された。511名のランダム化患者のうち、169名はビコジンCR 2錠(1日2回)に、170名はビコジンCR 1錠(1日2回)に、172名はプラセボにランダム化された。該ビコジンCR治療被験者の71%が12週間の治療期間を完了し、一方、該プラセボ治療被験者の52%がそれを完了した。
該二重盲検維持期間の一次効力分析は、二重盲検ベースラインから最終評価までのVASによるCLBP強度の被験者評価における平均変化の評価であった。図4に示すとおり、ビコジンCR 2錠治療群においては、プラセボ治療群と比較して疼痛スコアにおける有意に小さな増加が観察された。
ベースラインから研究終了時までに種々のレベルの疼痛軽減を有する患者の比率を図5に示す。
骨関節炎を有する患者における17週間の研究
二重盲検プラセボ対照研究において、臀部および膝の骨関節炎(OA)を有する873名の患者をビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボのいずれかにランダム化した。該研究は、3週間の二重盲検力価測定期間ならびにそれに続く12週間の維持期間、1週間の漸減期間および1週間の追跡(フォローアップ)期間を含むものであった。440名の患者がビコジンCRにランダム化され、433名がプラセボにランダム化され、489名(238名のビコジンCR患者および251名のプラセボ患者)が該研究を完了した。ほとんどの患者はコーカソイド(84%)であり、該患者の過半数は女性(64%)であった。平均年齢は58.6歳であり、範囲は23〜80歳であった。
二重盲検プラセボ対照研究において、臀部および膝の骨関節炎(OA)を有する873名の患者をビコジンCR 2錠(1日2回)またはプラセボのいずれかにランダム化した。該研究は、3週間の二重盲検力価測定期間ならびにそれに続く12週間の維持期間、1週間の漸減期間および1週間の追跡(フォローアップ)期間を含むものであった。440名の患者がビコジンCRにランダム化され、433名がプラセボにランダム化され、489名(238名のビコジンCR患者および251名のプラセボ患者)が該研究を完了した。ほとんどの患者はコーカソイド(84%)であり、該患者の過半数は女性(64%)であった。平均年齢は58.6歳であり、範囲は23〜80歳であった。
ビコジンCR 2錠(1日2回)での治療は、プラセボと比較して、ベースラインから維持第12週までの関節炎疼痛強度スコアにおける平均被験者評価における改善をもたらし(p=0.055)、ベースラインからの疼痛スコアにおける少なくとも50%の減少を有する患者の比率を有意に増加させた(37%ビコジンCR対29%プラセボ)。ベースラインから研究終了時(維持第12週)までの種々の度合の改善に関して、図5は、その改善度を達成した患者の比率を示している。この図は累積的なものであり、したがって、ベースラインからの変化が例えば50%である患者は50%未満の各改善レベルにおいても含まれている。該研究を完了しなかった患者は0%の改善に割り当てられた。
急性腱膜瘤切除研究
一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術後の状態の患者における2日間の二重盲検プラセボ対照多施設ランダム化研究において、163名の患者が1錠もしくは2錠のビコジンCRまたはプラセボの1日2回の投与を受けた。登録された163名の患者のうち、110名はビコジンCRにランダム化され、53名はプラセボにランダム化され、159名(106名のビコジンCR患者および53名のプラセボ患者)が該研究を完了した。ほとんどの患者はコーカソイド(80%)であり、該患者の大多数は女性(89%)であった。平均年齢は42.1歳であり、範囲は21〜65歳であった。一次効力エンドポイントに関しては、投与後の最初の12時間にわたり、ビコジンCR 2錠(1日2回)の場合には、プラセボと比較して疼痛強度における統計的に有意な減少が認められた(疼痛強度差の総和[SPID])(図7を参照されたい)。ビコジンCR 2錠を服用した患者においては、疼痛緩和の開始が1時間以内に生じた。
一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術後の状態の患者における2日間の二重盲検プラセボ対照多施設ランダム化研究において、163名の患者が1錠もしくは2錠のビコジンCRまたはプラセボの1日2回の投与を受けた。登録された163名の患者のうち、110名はビコジンCRにランダム化され、53名はプラセボにランダム化され、159名(106名のビコジンCR患者および53名のプラセボ患者)が該研究を完了した。ほとんどの患者はコーカソイド(80%)であり、該患者の大多数は女性(89%)であった。平均年齢は42.1歳であり、範囲は21〜65歳であった。一次効力エンドポイントに関しては、投与後の最初の12時間にわたり、ビコジンCR 2錠(1日2回)の場合には、プラセボと比較して疼痛強度における統計的に有意な減少が認められた(疼痛強度差の総和[SPID])(図7を参照されたい)。ビコジンCR 2錠を服用した患者においては、疼痛緩和の開始が1時間以内に生じた。
オープンラベル安全性研究
オープンラベル多施設安全性研究においては、骨関節炎または慢性腰痛のいずれかを有する患者にビコジンCR 2錠を13ヶ月以下にわたって投与した。431名の患者が該研究において治療され、191名(44%)が1年間の治療を完了し、242名(56%)が6ヶ月間の治療を完了した。246名(57%)の患者が該研究を途中で中断し、このうちの112名(26%)は有害事象により中止し、32名(7%)は効力の欠如により中止した。
オープンラベル多施設安全性研究においては、骨関節炎または慢性腰痛のいずれかを有する患者にビコジンCR 2錠を13ヶ月以下にわたって投与した。431名の患者が該研究において治療され、191名(44%)が1年間の治療を完了し、242名(56%)が6ヶ月間の治療を完了した。246名(57%)の患者が該研究を途中で中断し、このうちの112名(26%)は有害事象により中止し、32名(7%)は効力の欠如により中止した。
前記のとおり、患者の生活の質は疼痛により頻繁に悪影響を受ける。さらに、この生活の質は労働生産性の低下に関連づけられ、これは患者およびその雇用者の両方に有害な影響を及ぼす。本発明は、安全で有効な1日2回投与される長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン(HC/APAP CR)製剤により、生活の質および関連状態を改善する方法を提供する。そのような製剤は米国特許出願第10/949,141号(US 20050158382)、第11/625,705号(US 20070190142)、第11/780,625号(US 20090022798)、第11/737,904号(US 20080031901)および第11/737,914号(US 20070281018)(それらの全ての全体をあらゆる目的で参照により本明細書に組み入れることとする。)に記載されている。最も好ましい実施形態においては、該製剤は約15mgの酒石酸水素ヒドロコドン ペンタヘミ水和物および約500mgのアセトアミノフェンを含む。
以下の実施例は本発明の好ましい実施形態を例示するために記載されており、その範囲を限定するとみなされるべきではない。したがって、特に、骨関節炎および腰痛に関する生活の質の治療および改善が記載されているものの、本発明はこれらの疼痛状態のみを対象にしているとみなされるべきではなく、当業者に公知の他の疼痛関連状態も含むべきである。さらに、これらの製剤は、特に、中等度ないし重度の疼痛状態を対象にしているが、この製剤は他の関連状態の治療にも有用でありうる、と当業者は認識するであろう。
実施例I:
骨関節炎患者における関節炎状態および生活の質に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの効果:12週間のランダム化プラセボ対照研究
方法:臀部または膝の中等度ないし重度の慢性OA疼痛を有する患者(n=873)において、ランダム化多施設二重盲検プラセボ対照研究を行った。12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)2錠またはプラセボを1日2回、患者に投与した。一次効力結果は疼痛強度の軽減であった。それは、安全性分析と共に、独立して示されており、この説明には含まれていない。二次効力尺度は、関節炎状態の被験者および医師の全体的評価(SGAおよびPGA)、Western Ontario and McMasters University Osteoarthritis Index(WOMAC(商標))、ならびに生活の質(SF−36v2(商標))を含むものであった。これらのエンドポイントはここでは報告されていない。
骨関節炎患者における関節炎状態および生活の質に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの効果:12週間のランダム化プラセボ対照研究
方法:臀部または膝の中等度ないし重度の慢性OA疼痛を有する患者(n=873)において、ランダム化多施設二重盲検プラセボ対照研究を行った。12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)2錠またはプラセボを1日2回、患者に投与した。一次効力結果は疼痛強度の軽減であった。それは、安全性分析と共に、独立して示されており、この説明には含まれていない。二次効力尺度は、関節炎状態の被験者および医師の全体的評価(SGAおよびPGA)、Western Ontario and McMasters University Osteoarthritis Index(WOMAC(商標))、ならびに生活の質(SF−36v2(商標))を含むものであった。これらのエンドポイントはここでは報告されていない。
結果:第12週の時点で、WOMAC(商標)総スコア(p=0.001)および全3種の副次的尺度[疼痛、堅さ、身体機能(全尺度に関してp=0.001)]に対する統計的に有意に大きな改善がHC/APAP CR治療で観察された。同様に、最終評価時に、SF 36v2(商標)の身体成分概要および身体疼痛サブドメインは、HC/APAP CRにおいて、プラセボと比較して、ベースラインからの統計的に有意な改善(それぞれ、p=0.044および0.004)を示した。また、第12週における関節炎状態のSGAおよびPGAに関しても、HC/APAP CRでの統計的に有意に大きな利益が観察された(p<0.001)。
結論:HC/APAP CR治療は、疾患特異的WOMAC(商標)装置および汎用尺度SF−36v2(商標)の両方において、統計的に有意な改善に関連づけられた。これらの結果は、HC/APAP CRが、有効な鎮痛をもたらしうるだけでなく、中等度−重度のOA疼痛を有する患者における生活の質の改善をももたらしうることを示唆している。
実施例II
骨関節炎患者において長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤の鎮痛効力をプラセボの場合と比較するランダム化多施設二重盲検研究
方法:臀部または膝の中等度ないし重度の慢性OA疼痛を有する873名の患者において、ランダム化多施設二重盲検プラセボ対照研究を行った。該研究は、4つの期間、すなわち、4週間のスクリーニング/洗い落とし(washout)、3週間の力価測定、12週間の維持および1週間の研究薬低減期間に分割された。430名の患者に長期放出性HC15mg/APAP 500mgを1日2回投与し、443名の患者にプラセボを1日2回投与した。一次効力変数は、100mm視覚的アナログ尺度を使用する関節炎疼痛強度(API)の患者評価における、ベースライン(3週間の力価測定の開始の直前)から維持の第12週(該維持期間における計画された最終評価)までの変化率であった。欠落データを帰属するために、以下の方法を用いた:ベースライン観察繰越(baseline observation carried forward)(BOCF)およびBOCFと最終観察繰越(last observation carried forward)(LOCF)との両方を用いる混合帰属法。有害事象を含む安全性の尺度も、治療群間で比較した。
骨関節炎患者において長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤の鎮痛効力をプラセボの場合と比較するランダム化多施設二重盲検研究
方法:臀部または膝の中等度ないし重度の慢性OA疼痛を有する873名の患者において、ランダム化多施設二重盲検プラセボ対照研究を行った。該研究は、4つの期間、すなわち、4週間のスクリーニング/洗い落とし(washout)、3週間の力価測定、12週間の維持および1週間の研究薬低減期間に分割された。430名の患者に長期放出性HC15mg/APAP 500mgを1日2回投与し、443名の患者にプラセボを1日2回投与した。一次効力変数は、100mm視覚的アナログ尺度を使用する関節炎疼痛強度(API)の患者評価における、ベースライン(3週間の力価測定の開始の直前)から維持の第12週(該維持期間における計画された最終評価)までの変化率であった。欠落データを帰属するために、以下の方法を用いた:ベースライン観察繰越(baseline observation carried forward)(BOCF)およびBOCFと最終観察繰越(last observation carried forward)(LOCF)との両方を用いる混合帰属法。有害事象を含む安全性の尺度も、治療群間で比較した。
結果:欠落データの帰属のためにBOCFを用いた場合、プラセボと比較して、HC/APAP CRは、APIスコアにおける数字上の改善(P=0.055)を示した。一方、一次エンドポイントの混合帰属(AEにより途中で中断した又はベースライン後評価を受けなかった被験者に対してBOCFを用い、いずれかの他の理由により途中で中断した患者に対してLOCFを用いるもの)は、HC/APAP CRが、プラセボの場合と比較してAPIを統計的に有意に改善することを示した(p=0.008)。HC/APAP CR群における患者の5%以上で生じた有害事象、およびプラセボの場合と比較して有意に大きな頻度で生じた有害事象は、便秘、悪心、嘔吐、眩暈、意識混濁性傾眠、不眠およびそう痒であった。
結論:1日2回の長期放出性HC/APAP CR製剤は、中等度ないし重度の慢性OA疼痛を有する患者において十分に許容された有効な治療であった。
実施例III
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤を服用している腰痛患者における疼痛関連労働生産性の長期的影響
方法:他の所で報告される、より大きな臨床治験の一部として、健康状態による生産性の低下および全体的な労働阻害を測定するために、労働生産性および活動阻害(WPAI)測定法をベースラインならびに第24週および第56週において適用した。HC/APAP CR治療後の健康状態による労働生産性および全体的な労働阻害の改善の経済的影響をベースラインから第24週および第56週までのコストにおける差として計算した(885ドルの2007年米国平均週給を用いた)。性別および疼痛強度(0〜10の数的評価尺度、NRS)によっても分析を行った。
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤を服用している腰痛患者における疼痛関連労働生産性の長期的影響
方法:他の所で報告される、より大きな臨床治験の一部として、健康状態による生産性の低下および全体的な労働阻害を測定するために、労働生産性および活動阻害(WPAI)測定法をベースラインならびに第24週および第56週において適用した。HC/APAP CR治療後の健康状態による労働生産性および全体的な労働阻害の改善の経済的影響をベースラインから第24週および第56週までのコストにおける差として計算した(885ドルの2007年米国平均週給を用いた)。性別および疼痛強度(0〜10の数的評価尺度、NRS)によっても分析を行った。
結果:LBP患者においては、健康状態による労働時の阻害は、ベースラインから、第24週においては22%減少し、第56週においては18%減少した。これは、第24週においては4738ドル、そして第56週においては8864ドルの、従業員1人当たりの平均推定コスト節減に相当する。同様に、健康状態による全体的な労働阻害は、ベースラインから、第24週においては24%減少し、第56週においては17%減少した。これは、第24週および第56週において、4992ドルおよび8233ドルの、雇用者にとっての平均潜在的節減に相当する。該研究集団を性別により層化した場合には、雇用者にとっての全体的な労働阻害コスト節減は、女性従業員の場合には第24週で4483ドル、第56週で8478ドル、男性従業員の場合には2959ドルおよび7137ドルと推定される。疼痛重症度により分類した場合には、中等度(NRS 4〜6)および重度(NRS 7〜10)の疼痛の患者の生産性は第24週における1671ドル(中等度)および4226ドル(重度)のコスト節減として改善された。第56週においては、生産性の利益は5370ドル(中等度疼痛)および8529ドル(重度疼痛)のコスト節減として持続した。
結論:WPAI法により評価した場合、このコスト分析は、長期放出性HC/APAP CRが、LBP患者における24週間および56週間の治療の後に労働生産性を改善することを示した。この分析は、雇用者および中等度−重度LBPに罹患しているその労働者に、有用な情報を提供しうる。
実施例IV
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤を服用している骨関節炎患者における第56週における就労時の生産性の影響(プレゼンティーズム)
方法:他の所で報告される、より大きな臨床治験の一部として、中等度−重度の慢性疼痛を有する患者における健康状態による生産性および全体的な労働阻害を測定するために、労働生産性および活動阻害(WPAI)測定法をベースラインならびに第24週および第56週において適用した。HC/APAP CR治療後の健康状態による労働生産性および全体的な労働阻害の改善の経済的影響をベースラインから第24週および第56週までのコストにおける差として計算した(885ドルの2007年米国平均週給を用いた)。性別および疼痛強度(0〜10の数的評価尺度、NRS)によっても分析を行った。
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤を服用している骨関節炎患者における第56週における就労時の生産性の影響(プレゼンティーズム)
方法:他の所で報告される、より大きな臨床治験の一部として、中等度−重度の慢性疼痛を有する患者における健康状態による生産性および全体的な労働阻害を測定するために、労働生産性および活動阻害(WPAI)測定法をベースラインならびに第24週および第56週において適用した。HC/APAP CR治療後の健康状態による労働生産性および全体的な労働阻害の改善の経済的影響をベースラインから第24週および第56週までのコストにおける差として計算した(885ドルの2007年米国平均週給を用いた)。性別および疼痛強度(0〜10の数的評価尺度、NRS)によっても分析を行った。
結果:OA患者においては、健康状態による労働時の阻害は、ベースラインから、第24週においては12%減少し、第56週においては15%減少した。これは、第24週においては2549ドル、そして第56週においては7434ドルの、従業員1人当たりの平均推定コスト節減に相当する。健康状態による全体的な労働阻害は、ベースラインから、第24週においては11%減少し、第56週においては15%減少した。これは、第24週における2332ドル、そして第56週における7254ドルの、雇用者にとっての平均潜在的節減に相当する。該研究集団を性別により層化した場合には、雇用者にとっての全体的な労働阻害コスト節減は、女性の場合には男性の場合より第24週においては1524ドル、そして第56週においては1340ドル高かった。ベースライン疼痛重症度により分類した場合には、重度疼痛患者(NRS 7〜10)は、中等度ベースライン疼痛(NRS 4〜6)を有する患者と比較して、第24週および第56週においてそれぞれ2555ドルおよび3159ドルの、より高いコスト節減を示した。
結論:WPAI法により評価した場合、このコスト分析は、12時間長期放出性HC/APAP CRが、OA患者における24週間および56週間の治療の後に就労時の生産性を改善することを示した。この分析は、雇用者および中等度ないし重度の慢性疼痛に罹患しているその労働者に、貴重な情報を提供しうる。
実施例V:
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤で治療された中等度ないし重度慢性腰痛患者における身体障害レベルおよび睡眠障害の評価:第3相禁断治験
公開されている研究は、米国における慢性腰痛(CLBP)の罹患率が4〜14%であると報告している。CLBP治療の目標は、疼痛抑制に加えて、身体障害レベルおよび睡眠の質の改善をも含む。
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン錠剤で治療された中等度ないし重度慢性腰痛患者における身体障害レベルおよび睡眠障害の評価:第3相禁断治験
公開されている研究は、米国における慢性腰痛(CLBP)の罹患率が4〜14%であると報告している。CLBP治療の目標は、疼痛抑制に加えて、身体障害レベルおよび睡眠の質の改善をも含む。
方法:CLBPを有する被験者において12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン(HC/APAP CR)治療を評価する第3相禁断(withdrawal)研究は以下の段階よりなるものであった:洗い落とし(Washout)/スクリーニング、3週間の活性薬オープンラベル(OL)、12週間の二重盲検(DB)[ここで、被験者はプラセボ、1または2錠のHC/APAP CR(1日2回)にランダム化される]および漸減/追跡(フォローアップ)。一次エンドポイントおよび研究設計の詳細は他の所で報告されている。また、身体障害レベルおよび疼痛関連睡眠障害も評価した。それらはここで報告されている。
身体障害レベルを評価するために、OLおよびDBベースラインならびに最終訪問時に被験者にローランド−モリス身体障害アンケート(Roland−Morris Disability Questionnaire)(RMDQ)(24項目の自己解答アンケート)を与えた。睡眠障害は、第2、6および12週における追加的な評価と共に、これらの時点で調査された。
結果:OL期間においては、ランダム化された被験者の身体障害における改善が、OLベースラインからDBベースラインまでのRMDQスコアの減少(平均変化率:−52%)により示された。また、OLベースラインからOL期間の終了時までの疼痛関連睡眠障害スコアの被験者評価における平均減少は、DB期間にランダム化された全被験者に関して4.0であった。
DB期間においては、DBベースラインから最終訪問時までで、両方のHC/APAP CR群が、プラセボ群より有意に低い、RMDQスコアにおける統計的に平均変化率増加を示した。より詳しくは、RMDQスコアに関する平均増加率は、1錠HC/APAP CR群では112%であり、これに対して、プラセボ群では244%であった(p<0.001)。同様に、HC/APAP CR群では、プラセボ群と比較して、第2週(p<0.001)、第6週(p<0.001)および第12週(p<0.003)において、睡眠障害における統計的に有意に低い平均増加が観察された。
結論:HC/APAP CRの1錠および2錠の1日2回の投与は共に、プラセボと比較して身体障害スコアを改善し、疼痛関連睡眠障害を減少させた。
実施例VI:
中等度ないし重度の機械的慢性腰痛に対する、1日2回投与されるコントロールリリース ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン錠剤の鎮痛効力および安全性:ランダム化二重盲検プラセボ対照禁断治験
ヒドロコドン/アセトアミノフェン長期放出(HC/APAP CR)の鎮痛効力および安全性を、中等度ないし重度の慢性腰痛(CLBP)を有する被験者において評価した。
中等度ないし重度の機械的慢性腰痛に対する、1日2回投与されるコントロールリリース ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン錠剤の鎮痛効力および安全性:ランダム化二重盲検プラセボ対照禁断治験
ヒドロコドン/アセトアミノフェン長期放出(HC/APAP CR)の鎮痛効力および安全性を、中等度ないし重度の慢性腰痛(CLBP)を有する被験者において評価した。
方法:CLBPを有する被験者(n=773)を62箇所で登録した。研究プロトコールおよびインフォームドコンセントはIRBにより承認された。研究期間は以下のとおりであった:洗い落とし(Washout)/スクリーニング、3週間の活性薬オープンラベル(OL)、12週間の二重盲検[ここで、被験者はプラセボ、1または2錠のHC/APAP CR(1日2回)にランダム化される]および漸減/追跡(フォローアップ)。一次効力エンドポイントは、CLBP強度(VAS)の被験者評価における二重盲検ベースラインから最終評価までの平均変化であった。安全性を有害事象(AE)評価により評価した。報告されている全ての結果は二重盲検期間からのものである。
結果:511名の被験者をランダム化した(513名がランダム化され、511名が1用量以上の投与を受けた)。507名に関するデータを効力に関して評価した。ほとんどの被験者は女性(58%)および白人(86%)であり、平均年齢は48歳であった。ベースライン変数は3群において類似していた。ベースラインCLBP強度からの平均変化は、各HC/APAP CR群における被験者においては、プラセボ群の場合より統計的に有意に低かった(2錠では8.6±2.07、1錠では13.3±2.07;これに対して、プラセボでは22.2±2.04;p<0.05)。HC/APAP CR群においては、統計的に有意な差は観察されなかった。二次エンドポイントの大多数に関して、HC/APAP CR 2錠治療は、1錠治療と比較して数値上で優れており、少数の分析に関しては統計的に優れていた。HC/APAP CR 2錠における169名中89名(53%)の被験者、その1錠における170名中75名(44%)の被験者、およびプラセボ群における172名中79名(46%)の被験者が>1 AEと報告された。いずれの治療群においても被験者の5%以上におけるAEは悪心、便秘、下痢、頭痛であった。9名の被験者(各HC/APAP CR群の2名、プラセボ群の5名)が重度のAEを報告し、28名(プラセボ群における3%、1錠群における6%、2錠群における7%)がAEにより中断された。
結論:両方のHC/APAP CR用量が、プラセボと比較してCLBP強度における有意に小さな増加をもたらした。HC/APAP CRの安全性プロファイルはmu−オピオイド受容体アゴニスト含有製品の公知プロファイルと合致した。
実施例VII
疼痛関連労働生産性に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの効果:56週間のオープンラベル研究からの副次的分析
活動的な労働者における骨関節炎(OA)および機械的慢性腰痛(CLBP)のような慢性疼痛状態は、就労時の能率の低下および労働日数の減少の両方を含む生産的時間の減少において、雇用者に〜612億/年の損失をもたらす。雇用者に対するHC/APAP CRでの治療の潜在的な経済効果を計算するために、56週間のオープンラベル研究から、生産的時間の減少の分析を行った。
疼痛関連労働生産性に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの効果:56週間のオープンラベル研究からの副次的分析
活動的な労働者における骨関節炎(OA)および機械的慢性腰痛(CLBP)のような慢性疼痛状態は、就労時の能率の低下および労働日数の減少の両方を含む生産的時間の減少において、雇用者に〜612億/年の損失をもたらす。雇用者に対するHC/APAP CRでの治療の潜在的な経済効果を計算するために、56週間のオープンラベル研究から、生産的時間の減少の分析を行った。
より詳しくは、推定5000万人の米国人が慢性疼痛に罹患しており、患者の41%は、彼らの疼痛が適切に抑制されていないと報告している(Nicholson B,Ross E,Weil A,Sasaki J,Sacks G.Treatment of chronic moderate−to−severe non−malignant pain with polymer−coated extended−release morphine sulfate capsules.Curr Med Res Opin.Mar 2006;22(3):539−550)。慢性疼痛は長期身体障害の最も一般的な原因であり、身体的、精神的および社会的満足度の低下に関連づけられる(Reid MC,Engles−Horton LL,Weber MB,Kerns RD,Rogers EL,O’Connor PG.Use of opioid medications for chronic noncancer pain syndromes in primary care.J Gen Intern Med.Mar 2002;17(3):173−179;Longo LP,Parran T,Jr.,Johnson B,Kinsey W.Addiction:part II.Identification and management of the drug−seeking patient.Am Fam Physician.Apr 15 2000;61(8):2401−2408)。活動的な労働者における骨関節炎(OA)および機械的慢性腰痛(CLBP)のような慢性疼痛状態は、労働日数の減少(常習的欠勤)ではなく主として就労時の能率の低下により引き起こされる生産的時間の減少において、雇用者に〜612億ドル/年の損失をもたらす(Stewart WF,Ricci JA,Chee Eら,Lost Productive Time and Cost Due to Common Pain Conditions in the US Workforce.JAMA.2003;290:2443−2454)。OAは最も一般的なタイプの関節炎であり(変性関節疾患としても公知である)、25〜74歳の米国成人の12%を冒す(Barnes EV,Edwards NL.Treatment of osteoarthritis.South Med J.Feb 2005;98(2):205−209;Lawrence RC,Felson,DT,Helmick CGら,Estimates of the prevalence of arthritis and other rheumatic conditions in the United States:Part II.Arthritis Rheum.2007 Dec 28;58(1):26−35[Epub印刷前])。
CLBPは、3ヶ月以上持続する背部痛であり、それは米国における就労成人の約19%を冒す(Martell BA,O’Connor PG,Kerns RDら,Systematic review:opioid treatment for chronic back pain:prevalence,efficacy,and association with addiction.Ann Intern Med.Jan 16 2007;146(2):116−127)。
OAまたはCLBP患者に対する第一線の薬理学的治療は、典型的には、アセトアミノフェン(APAP)および/または非ステロイド抗炎症薬(NSAID)である。
APAPまたはNSAIDによっては疼痛が有効に処置されないOAおよびCLBP患者の場合には、オピオイド合剤(コデイン、ヒドロコドン(HC)またはオキシコドン)が重要な代替的治療手段となりうる。
HC/APAPを含むオピオイド合剤は、OAおよびCLBPのような中等度ないし重度の疼痛症候群の治療において有効であることが判明しているが、現在のところ、短時間作用性製剤においてのみ利用可能であるに過ぎない。
この研究は、第1に、56週間以下にわたるいずれかのオピオイド合剤製品の安全性および耐性を評価するために、臀部もしくは膝のOA疼痛またはCLBPにより例示される中等度ないし重度の非癌性疼痛を有する患者における12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン(HC/APAP CR)製剤の長期的安全性および耐性を調べた。
効力および安全性の結果はポスター143において報告されている。ここに報告されている結果は、中等度ないし重度疼痛を有する患者の集団におけるHC/APAP CRでの治療の潜在的経済効果を計算するために労働生産性および活動阻害(WPAI)測定法を用いたこの研究の選択された二次エンドポイントからのものである。
方法:他の所で報告される、より大きな臨床治験の一部として、健康状態による生産性の低下および全体的な労働阻害を測定するために、労働生産性および活動阻害(WPAI)測定法をベースラインならびに第24週および第56週において適用した。結果は生産的時間の減少の比率および雇用者に対する推定される経済的影響として表されている。861ドルの2006年米国平均週給を用いて、生産性の低下および全体的な労働阻害の平均損失を計算した。HC/APAP CRでの治療の後の健康状態による労働生産性および全体的な労働阻害の改善の経済的影響をベースラインから第24週および第56週までのコスト(損失)における差として計算した。
具体的には、このオープンラベル多施設研究は、臀部もしくは膝のOAの疼痛またはCLBPにより例示される中等度ないし重度の慢性非悪性疼痛を有する患者において1日2回投与される12時間の15mg/500mgのHC/APAP CR錠剤の安全性および耐性を評価するために計画された。ここに報告されているのは、疼痛関連労働生産性の選択された二次エンドポイントの副次的分析からの結果である。
この研究は2005年7月から2006年12月まで実施された。
431名の患者が74の研究施設で登録された。選択基準を満たした患者は洗い落とし(washout)期間に進み、それまでの鎮痛薬の使用は、半減期の5倍または2日のうちのいずれか長いほうの期間にわたり中断された。患者は該研究施設に戻り、彼らが、被験者疼痛強度尺度上で4以上のスコアを含む適格条件を満たした場合には、7日間の力価測定期間に登録された。該力価測定期間中に、患者は1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用した。
該力価測定期間の後、患者は該研究施設に戻り、維持期間に進み、該維持期間中に彼らは2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。
該維持期間の後、患者は1週間の研究薬漸減期間に進み、該期間中に患者は1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用し、ついで1錠を1日1回、さらに3日間服用し、ついでHC/APAP CRを中断した(図8)。該研究薬中断の1週間後に追跡(フォローアップ)訪問が行われた。
主要参加基準
該研究への参加に適合する患者は21〜75歳であった。患者は臀部または膝のOAに関するACR分類基準を満たしているか、または第12胸椎より下の機械的腰痛を3ヶ月以上経験していた。
該研究への参加に適合する患者は21〜75歳であった。患者は臀部または膝のOAに関するACR分類基準を満たしているか、または第12胸椎より下の機械的腰痛を3ヶ月以上経験していた。
11点制Likert尺度(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)による被験者の疼痛強度尺度はベースライン訪問時に4以上であった。
統計的方法
全てのコスト(損失)は2006年の米ドルで表されており、SAS v9.1またはv8.2統計ソフトウェアを使用して計算された。
全てのコスト(損失)は2006年の米ドルで表されており、SAS v9.1またはv8.2統計ソフトウェアを使用して計算された。
観察されたままの全データを含めて効力分析を行った。すなわち、予定された訪問に関して欠落しているデータの帰属は行わなかった。
効力評価可能なデータセットは単一の研究施設からの全16名の患者を除外した。なぜなら、それらの患者の何名かは、効力評価アンケートの幾つかの部分の解釈において、研究施設の者により口頭で援助されたからである。この集団は、概要統計を報告するための主要集団とみなされる。
効力の結果
WPAI法は、健康状態による生産性の低下および全体的な労働阻害を測定するために用いられるアンケートであり、ベースラインならびに第24週および第56週において適用された。
WPAI法は、健康状態による生産性の低下および全体的な労働阻害を測定するために用いられるアンケートであり、ベースラインならびに第24週および第56週において適用された。
患者は、彼らの健康問題が就労時の生産性にどの程度影響を及ぼしているか、および彼らの健康状態が、通常の日常活動をする彼らの能力にどの程度影響を及ぼしているかを、0〜10の尺度(0=影響無し、10=労働/活動が完全に妨げられている)で評価するよう要請された。
結果は、生産的時間の低下の比率および雇用者に対する推定される経済的影響として報告されている。861ドルの2006年米国平均週給(Bureau of Labor Statisticsにより報告されたもの)を用いて、健康状態による生産性の低下および全体的な労働阻害の平均損失を計算した。
HC/APAP CRでの治療の後の健康状態による労働生産性および全体的な労働阻害の改善の経済的影響をベースラインから第24週および第56週までのコスト(損失)における差として計算した。
患者の傾向
合計431名の患者が少なくとも1用量の研究薬の投与を受け、ITT(intent−to−treat)データセットに加えられた。該研究におけるITT患者の大多数は女性(60%)および白人(91%)であった。平均年齢は54歳であり、年齢の範囲は21〜76歳であった。全患者のベースライン特性(ITTデータセット)および個体群統計を表5に示す。
合計431名の患者が少なくとも1用量の研究薬の投与を受け、ITT(intent−to−treat)データセットに加えられた。該研究におけるITT患者の大多数は女性(60%)および白人(91%)であった。平均年齢は54歳であり、年齢の範囲は21〜76歳であった。全患者のベースライン特性(ITTデータセット)および個体群統計を表5に示す。
具体的には、WPAIの結果は以下のとおりである。
健康状態による就労時の阻害は、ベースラインから、第24週においては17.4%、第56週においては16.6%減少した。これは、第24週においては3,527ドル、第56週においては8,019ドルの、雇用者にとっての推定コスト節減(従業員1人当たり)に相当する。同様に、健康状態による全体的な労働阻害は、ベースラインから、第24週においては17.5%減少し、第56週においては15.8%減少した。これは、第24週においては3,614ドル、第56週においては7,596ドルの、雇用者にとっての平均潜在的節減に相当する。健康状態により減少した労働時間は第24週においては1.1%、第56週においては0%減少した。結果を図9および表6に要約する。
表6は、労働生産性および活動阻害アンケートにおける、ベースライン値、ならびに第24週および第56週におけるベースラインからの平均変化を示す(効力評価可能データセット)。
実施例VIII
疼痛関連身体機能、労働生産性および睡眠の質に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの効果:56週間のオープンラベル研究
骨関節炎および機械的慢性腰痛(CLBP)は、身体機能、労働生産性および睡眠の質に有意な負の影響を及ぼしうる一般的な疼痛状態である。疼痛の軽減が基本的治療であるが、睡眠の質、生産性および/または身体機能の維持も重要である。第1の目的は、長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン(HC/APAP CR)の長期安全性および効力を評価することであった。ここでは、本発明者らは、第2の目的、すなわち、睡眠、身体機能/役割および生産性からの結果を報告する。
疼痛関連身体機能、労働生産性および睡眠の質に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの効果:56週間のオープンラベル研究
骨関節炎および機械的慢性腰痛(CLBP)は、身体機能、労働生産性および睡眠の質に有意な負の影響を及ぼしうる一般的な疼痛状態である。疼痛の軽減が基本的治療であるが、睡眠の質、生産性および/または身体機能の維持も重要である。第1の目的は、長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン(HC/APAP CR)の長期安全性および効力を評価することであった。ここでは、本発明者らは、第2の目的、すなわち、睡眠、身体機能/役割および生産性からの結果を報告する。
より詳しくは、骨関節炎(OA)は最も一般的なタイプの関節炎であり(変性関節疾患としても公知である)、25〜74歳の米国成人の12%を冒す。CLBPは、3ヶ月以上持続する背部痛であり、それは米国における就労成人の約19%を冒す。慢性疼痛の軽減がこの研究における基本的治療目的であった。第2の目的は、睡眠、生産性および/または身体機能の維持を含むものであった。OAまたはCLBP患者に対する第一線の薬理学的治療は、典型的には、アセトアミノフェン(APAP)および/または非ステロイド抗炎症薬(NSAID)である。APAPまたはNSAIDによっては疼痛が有効に処置されないOAおよびCLBP患者の場合には、オピオイド合剤(コデイン、ヒドロコドン(HC)またはオキシコドン)が重要な代替的治療手段となりうる。オピオイドは中等度ないし重度の慢性疼痛に対する重要な治療選択肢である。HC/APAPを含むオピオイド合剤は、OAおよびCLBPのような中等度ないし重度の疼痛症候群の治療において有効であることが判明しているが、現在のところ、短時間作用性製剤においてのみ利用可能であるに過ぎない。
方法:一次エンドポイントおよび研究計画に関する詳細な情報は報告されている。簡易疼痛評価(BPI)、労働生産性および活動阻害(WPAI)、ならびにSF−36アンケート(ベースライン、第24週および第56週において行った)を用いて、二次エンドポイントを評価した。BPIは、第4週、第12週および第40週においても行った。
具体的には、このオープンラベル多施設研究は、臀部もしくは膝のOAの疼痛またはCLBPにより例示される中等度ないし重度の慢性非悪性疼痛を有する患者において1日2回投与される12時間の15mg/500mgのHC/APAP CR錠剤の安全性および耐性を評価するために計画された。
この研究は2005年7月から2006年12月まで実施された。
431名の患者が74の研究施設で登録された。選択基準を満たした患者は洗い落とし(washout)期間に進み、それまでの鎮痛薬の使用は、半減期の5倍または2日のうちのいずれか長いほうの期間にわたり中断された。
患者は該研究施設に戻り、彼らが、被験者疼痛強度尺度上で4以上のスコアを含む適格条件を満たした場合には、7日間の力価測定期間に登録された。該力価測定期間中に、患者は1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用した。
該力価測定期間の後、患者は該研究施設に戻り、維持期間に進み、該維持期間中に彼らは2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。
該維持期間の後、患者は1週間の研究薬漸減期間に進み、該期間中に患者は1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用し、ついで1錠を1日1回、さらに3日間服用し、ついでHC/APAP CRを中断した(図10)。該研究薬中断の1週間後に追跡(フォローアップ)訪問が行われた。
主要参加基準
該研究への参加に適合する患者は21〜75歳であった。
該研究への参加に適合する患者は21〜75歳であった。
患者は臀部または膝のOAに関するACR分類基準を満たしているか、または第12胸椎より下の機械的腰痛を3ヶ月以上経験していた。
11点制Likert尺度(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)による被験者の疼痛強度尺度はベースライン訪問時に4以上であった。
統計的方法
この単一アーム・オープンラベル研究においては、統計的検定は行わなかった。観察されたままの全データを含めて効力分析を行った。すなわち、予定された訪問に関して欠落しているデータの帰属は行わなかった。効力評価可能なデータセットは単一の研究施設からの全16名の患者を除外した。なぜなら、それらの患者の何名かは、効力評価アンケートの幾つかの部分の解釈において、研究施設の者により口頭で援助されたからである。この集団は、概要統計を報告するための主要集団とみなされる。
この単一アーム・オープンラベル研究においては、統計的検定は行わなかった。観察されたままの全データを含めて効力分析を行った。すなわち、予定された訪問に関して欠落しているデータの帰属は行わなかった。効力評価可能なデータセットは単一の研究施設からの全16名の患者を除外した。なぜなら、それらの患者の何名かは、効力評価アンケートの幾つかの部分の解釈において、研究施設の者により口頭で援助されたからである。この集団は、概要統計を報告するための主要集団とみなされる。
効力の結果
簡易疼痛評価(BPI)、労働生産性および活動阻害(WPAI)、ならびにSF−36アンケート(ベースライン、第24週および第56週において行った)を用いて、二次エンドポイントを評価した。BPIは、第4週、第12週および第40週においても行った。
簡易疼痛評価(BPI)、労働生産性および活動阻害(WPAI)、ならびにSF−36アンケート(ベースライン、第24週および第56週において行った)を用いて、二次エンドポイントを評価した。BPIは、第4週、第12週および第40週においても行った。
BPIは、疼痛の重症度および日常機能に対するその影響を評価するために用いられる、妥当性が確認されている自己解答式の2ページのアンケートである。また、患者は、疼痛が全身活動、気分、歩行能力、通常の作業、他人との関係、睡眠および生活の楽しさを過去24時間の間にどのように妨げたかを評価した。WPAI法は、健康状態による生産性の低下および全体的な労働阻害を測定するために用いられるアンケートである。患者は、彼らの健康問題が就労時の生産性にどの程度影響を及ぼしているか、および彼らの健康状態が、通常の日常活動をする彼らの能力にどの程度影響を及ぼしているかを評価するよう要請された。
SF−36は、現在および1年前の患者自身の健康状態を評価するために用いられるアンケートである。
結果:患者は、ベースラインから各評価期間までの全てのBPI疼痛評価における改善を示した。特に、患者は、ベースラインから第4、12、24、40および56週までで、より軽い睡眠障害(〜40〜50%減少した)、および疼痛による、より軽い歩行能力障害(〜30〜40%減少した)を示した。
第24週においては、健康状態による就労時の阻害はベースラインから17.4%減少し、通常の日常活動の阻害は24.7%減少した。第56週においては、健康状態による就労時の阻害はベースラインから16.6%減少し、通常の日常活動の阻害は22.3%減少した。健康状態による全体的な阻害は第24週においては17.5%、第56週においては15.8%減少した。
ベースラインから研究終了時までで、SF−36の全8分野における改善が観察された。身体疼痛、身体的役割および身体機能の分野は、第24週において、該8分野のなかで最も大きな改善を示した(平均変化:それぞれ、18.13、17.46、14.40)。
より詳しくは、合計431名の患者が少なくとも1用量のHC/APAP CRの投与を受け、ITT(intent−to−treat)データセットに加えられた。
該研究におけるITT患者の大多数は女性(60%)および白人(91%)であった。平均年齢は54歳であり、年齢の範囲は21〜76歳であった。患者の個体群統計およびベースライン特性を表7に示す。
簡易疼痛評価
患者は、ベースラインからそれぞれの計画された評価までの全てのBPI疼痛評価における改善を示した(図11)。
患者は、ベースラインからそれぞれの計画された評価までの全てのBPI疼痛評価における改善を示した(図11)。
特に、疼痛関連阻害群に関しては、患者は、ベースラインから第4、12、24、40および56週までで、より軽い睡眠障害(〜40〜50%減少した)、および疼痛による、より軽い歩行能力障害(〜30〜40%減少した)を示した。
労働生産性および活動阻害アンケート(WPAI)
第24週においては、健康状態による就労時の阻害はベースラインから17.4%減少し、通常の日常活動の阻害は24.7%減少した。
第24週においては、健康状態による就労時の阻害はベースラインから17.4%減少し、通常の日常活動の阻害は24.7%減少した。
第56週においては、健康状態による就労時の阻害はベースラインから16.6%減少し、通常の日常活動の阻害は22.3%減少した。
健康状態による全体的な阻害は第24週においては17.5%、第56週においては15.8%減少した。
SF−36健康状態調査
SF−36の全8小分野における、ならびに身体的成分概要(PCS)および精神的成分概要(MCS)における改善が、ベースラインから研究終了時までで観察された(図12)。
SF−36の全8小分野における、ならびに身体的成分概要(PCS)および精神的成分概要(MCS)における改善が、ベースラインから研究終了時までで観察された(図12)。
身体疼痛、身体的役割および身体機能の分野は、第24週において、該8小分野のなかで最も大きな改善を示した(平均変化:それぞれ、18.13、17.46、14.40)。
最終訪問時に、これらの分野は依然として最大の改善を示していた。
結論:この研究において、HC/APAP CRを服用したOAおよびCLBP患者は、身体機能/役割における改善、ならびにより軽い生産性阻害および疼痛関連睡眠障害を示した。
実施例IX
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの長期効力および耐性:56週間のオープンラベル研究
骨関節炎(OA)および慢性腰痛(CLBP)は、米国において最もよく見られるタイプの慢性非癌性疼痛症候群のうちの2つである(Bigos S,Bowyer O,G B.Acute low back problems in adults.Rockville:Agency for Health Care Policy and Research.1994;Loeser Je.Bonica’s Management of Pain.3rd ed.Lippincott Williams & Wilkins;2001)。OAは最も一般的なタイプの関節炎であり(変性関節疾患としても公知である)、25〜74歳の米国成人の12%を冒す(Barnes EV,Edwards NL.Treatment of osteoarthritis.South Med J.Feb 2005;98(2):205−209;Lawrence RC,Felson,DT,Helmick CGら,Estimates of the prevalence of arthritis and other rheumatic conditions in the United States:Part II.Arthritis Rheum.2007 Dec 28;58(1):26−35[Epub印刷前])。CLBPは、3ヶ月以上持続する背部痛であり、それは米国における就労成人の約19%を冒す(Martell BA,O’Connor PG,Kerns RDら,Systematic review:opioid treatment for chronic back pain:prevalence,efficacy,and association with addiction.Ann Intern Med.Jan 16 2007;146(2):116−127)。
12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの長期効力および耐性:56週間のオープンラベル研究
骨関節炎(OA)および慢性腰痛(CLBP)は、米国において最もよく見られるタイプの慢性非癌性疼痛症候群のうちの2つである(Bigos S,Bowyer O,G B.Acute low back problems in adults.Rockville:Agency for Health Care Policy and Research.1994;Loeser Je.Bonica’s Management of Pain.3rd ed.Lippincott Williams & Wilkins;2001)。OAは最も一般的なタイプの関節炎であり(変性関節疾患としても公知である)、25〜74歳の米国成人の12%を冒す(Barnes EV,Edwards NL.Treatment of osteoarthritis.South Med J.Feb 2005;98(2):205−209;Lawrence RC,Felson,DT,Helmick CGら,Estimates of the prevalence of arthritis and other rheumatic conditions in the United States:Part II.Arthritis Rheum.2007 Dec 28;58(1):26−35[Epub印刷前])。CLBPは、3ヶ月以上持続する背部痛であり、それは米国における就労成人の約19%を冒す(Martell BA,O’Connor PG,Kerns RDら,Systematic review:opioid treatment for chronic back pain:prevalence,efficacy,and association with addiction.Ann Intern Med.Jan 16 2007;146(2):116−127)。
歴史的には、アセトアミノフェン(APAP)および非ステロイド抗炎症薬(NSAID)が、OAおよびCLBPのような非癌性疼痛症候群を治療するために用いられる第一線の薬理学的治療である。
APAPまたはNSAIDによっては疼痛が有効に処置されないOAおよびCLBP患者の場合には、オピオイド合剤(コデイン、ヒドロコドン(HC)またはオキシコドン)が重要な代替的治療手段となりうる。
オピオイドは、中等度ないし重度の慢性疼痛に対する重要な治療選択肢である(WHO.The World Health Organization’s three step analgesic ladder.Cancer Pain Relief.1986)。
HC/APAPを含むオピオイド合剤は、OAおよびCLBPのような中等度ないし重度の疼痛症候群の治療において有効であることが判明しているが、現在のところ、短時間作用性製剤においてのみ利用可能であるに過ぎない。
長期放出性製剤は、患者のコンプライアンスを潜在的に増加させ、投与終了疼痛の発生を軽減し、中等度ないし重度の慢性非癌性疼痛症候群を有する個体の全体的な生活の質を改善するであろう。
この研究の目的は、骨関節炎または機械的慢性腰痛患者において1日2回投与される2錠の長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)の長期耐性および安全性を評価することであった。
方法:米国の74箇所から患者を募集した。431名の患者が力価測定期間へ登録され、1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠を1日2回、4日間服用した。該維持期間中、患者は2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。56週間の維持期間の後、患者は1週間にわたる投薬漸減を受けた。患者は1週間当たり3回までのレスキュー投薬(アセトアミノフェン)を受けた。効力を疼痛強度Likert尺度により評価し、安全性を有害事象(AE)、バイタルサインおよび研究所の評価により評価した。
具体的には、このオープンラベル多施設研究は、臀部もしくは膝のOAの疼痛またはCLBPにより例示される中等度ないし重度の慢性非悪性疼痛を有する患者において1日2回投与される12時間の15mg/500mgのHC/APAP CR錠剤の安全性および耐性を評価するために計画された。
この研究は2005年7月から2006年12月まで実施された。431名の患者が74の研究施設で登録された。選択基準を満たした患者は洗い落とし(washout)期間に進み、それまでの鎮痛薬の使用は、半減期の5倍または2日のうちのいずれか長いほうの期間にわたり中断された。
患者は該研究施設に戻り、彼らが、被験者疼痛強度尺度上で(10のうちの)4以上のスコアを含む適格条件を満たした場合には、7日間の力価測定期間に登録された。該力価測定期間中に、患者は1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用した。
該力価測定期間の後、患者は該研究施設に戻り、維持期間に進み、該維持期間中に彼らは2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。
該維持期間の後、患者は1週間の研究薬漸減期間に進み、該期間中に患者は1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用し、ついで1錠を1日1回、さらに3日間服用し、ついでHC/APAP CRを中断した(図13)。該研究薬中断の1週間後に追跡(フォローアップ)訪問が行われた。
主要参加基準
該研究への参加に適合する患者は21〜75歳であった。
該研究への参加に適合する患者は21〜75歳であった。
患者は臀部または膝のOAに関するACR分類基準を満たしているか、または第12胸椎より下の機械的腰痛を3ヶ月以上経験していた。
11点制Likert尺度(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)による被験者の疼痛強度尺度はベースライン訪問時に4以上であった。
統計的方法
この研究の目的は、HC/APAP CRの長期安全性および耐性を評価することであったため、この単一アーム・オープンラベル研究においては、統計的検定は行わなかった。
この研究の目的は、HC/APAP CRの長期安全性および耐性を評価することであったため、この単一アーム・オープンラベル研究においては、統計的検定は行わなかった。
全ての個体群統計、安全性および効力分析は、ITT(intent−to−treat)データセットを用いて行った。1用量の研究薬の投与を受けた全登録患者を該ITT分析に含めた。
効力評価可能なデータセットは単一の研究施設からの全16名の患者を除外した。なぜなら、それらの患者の何名かは、効力評価アンケートの幾つかの部分の解釈において、研究施設の者により口頭で援助されたからである。この集団は、概要統計を報告するための主要集団とみなされる。
レスキュー投薬
レスキュー投薬はベースライン訪問または予定された研究訪問の24時間前には許容されなかったが、該研究の洗い落とし期間、力価測定期間、維持期間および漸減期間においては、患者はレスキュー投薬としてAPAP(2000mg/日以下)を服用することが許容された。全てのAPAPの使用は患者の日記に記録された。力価測定および維持においては、レスキューは1週間当たり3日に限定された。
レスキュー投薬はベースライン訪問または予定された研究訪問の24時間前には許容されなかったが、該研究の洗い落とし期間、力価測定期間、維持期間および漸減期間においては、患者はレスキュー投薬としてAPAP(2000mg/日以下)を服用することが許容された。全てのAPAPの使用は患者の日記に記録された。力価測定および維持においては、レスキューは1週間当たり3日に限定された。
効力および安全性の結果
疼痛強度を11点制Likert尺度(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)により評価した。
疼痛強度を11点制Likert尺度(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)により評価した。
有害事象(AE)、身体検査、バイタルサインおよび臨床検査の評価に基づき、該研究の全体にわたって安全性をモニターした。
AEは、Medical Dictionary for Regulatory Activities(MedDRA)を用いて解読し、治療出現(treatment−emergent)AEは、システム・オーガン・クラス(system organ class)(SOC)およびMedDRAにおける好ましい語により要約された。
検査データに関しては、ベースラインからの平均変化は、各検査変数ごとにまとめた。
結果:431名中415名の患者が、該主要分析集団において報告された効力評価可能なデータセットを含んでいる。疼痛強度は全ての後続の評価時にベースラインから減少した(表8A)。
より詳細な結果を以下に示す。
患者の傾向
合計431名の患者が少なくとも1用量の研究薬の投与を受け、ITT(intent−to−treat)データセットに加えられた。
合計431名の患者が少なくとも1用量の研究薬の投与を受け、ITT(intent−to−treat)データセットに加えられた。
該研究におけるITT患者の大多数は女性(60%)および白人(91%)であった。平均年齢は54歳であり、年齢の範囲は21〜76歳であった。全患者の個体群統計の概要を表8に示す。
中断までの時間
登録患者の57%が該研究を途中で中断した。
登録患者の57%が該研究を途中で中断した。
該研究を途中で中断した最も頻繁に報告された一次的な理由はAE(26%;112/431)であった。更に12名の患者が治療出現AEの二次的な理由により途中で研究薬を中断した。合計124名(29%)の患者がAEにより中断された。中断を招いた最も一般的(被験者の2%以上)なAEは悪心、意識混濁性傾眠、便秘、眩暈、嘔吐、頭痛および疲労であった。患者の傾向の情報の概要を表9に示す。
効力
431名中415名の患者が、該主要分析集団において報告された効力評価可能なデータセットを含んでいた。
431名中415名の患者が、該主要分析集団において報告された効力評価可能なデータセットを含んでいた。
ベースラインからの疼痛強度スコアの患者の評価における平均減少は最初の評価(第4週)から観察され、該研究の全体にわたって、それぞれの計画された評価時に継続していた。
結果は該ITTデータセットに関して類似していた。効力データを図14に要約する。
安全性
最もよく報告された治療出現AE(患者の10%以上)は便秘、悪心、頭痛および意識混濁性傾眠であった。
最もよく報告された治療出現AE(患者の10%以上)は便秘、悪心、頭痛および意識混濁性傾眠であった。
これらの一般的AEの頻度および罹患率は、一般に、経時的に減少した。AE情報の概要を表10に示す。
表10は、いずれかの治療(ITTデータセット)において患者の5%以上で生じた治療出現有害事象の概要を示す。
AEの16%は重度とみなされた。重度AEのうち、悪心が最も頻繁に報告された。他の重度AEは便秘、頭痛、片頭痛、インフルエンザ、うつ状態、嘔吐およびOAを含んでいたが、それぞれ、患者の2%以下で報告された。
合計124名(124/431;29%)が、研究の途中での中断を少なくとも部分的に招いた治療出現AEを報告した。研究の途中での中断を少なくとも部分的に招いた最も一般的(患者の2%以上)な治療出現AEは悪心、意識混濁性傾眠、便秘、眩暈、嘔吐、頭痛および疲労であった。途中中断を招いた全ての他の治療出現AEは患者の2%未満により報告された。
25名(6%)の患者は1以上の重度AE(SAE)を報告し、それらはいずれも、多分または恐らくは研究薬に関連していないと研究者によりみなされた。
いずれの検査パラメーターに関しても、ベースラインからの臨床的に有意な変化は観察されなかった。
肝毒性の報告は無かった。
APAPレスキュー投薬の使用は最初の30日間で最大であり、その後は減少するか又は該研究の持続期間にわたって安定したままであったが、このことは、耐性がHC/APAP CRの使用に関連していなかったことを示唆している。
結論:HC/APAP CRは、56週間の持続期間にわたる慢性非悪性疼痛の処置において有効であった。この研究におけるビコジンCRの安全性プロファイルはmu−オピオイド受容体アゴニスト含有物質の場合と合致した。HC/APAP CRの安全性プロファイルはmu−オピオイド受容体アゴニスト含有物質の場合と合致した。
実施例X
腱膜瘤切除後の急性疼痛に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの安全性および効力:ランダム化多施設二重盲検研究
1または2錠の長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)の安全性および効力を腱膜瘤切除後に評価した。具体的には、この研究の第1の目的は、一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術の翌日の中等度ないし重度の疼痛の治療におけるHC/APAP CRの鎮痛効力および安全性をプラセボの場合と比較することであった。第2の目的は、一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術の翌日の中等度ないし重度の疼痛の治療におけるHC/APAP CR 1錠(1日2回)の鎮痛効力および安全性をプラセボの場合と比較することであった。
腱膜瘤切除後の急性疼痛に対する12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの安全性および効力:ランダム化多施設二重盲検研究
1または2錠の長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)の安全性および効力を腱膜瘤切除後に評価した。具体的には、この研究の第1の目的は、一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術の翌日の中等度ないし重度の疼痛の治療におけるHC/APAP CRの鎮痛効力および安全性をプラセボの場合と比較することであった。第2の目的は、一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術の翌日の中等度ないし重度の疼痛の治療におけるHC/APAP CR 1錠(1日2回)の鎮痛効力および安全性をプラセボの場合と比較することであった。
約2500万人が、外傷または手術により生じた急性疼痛に罹患している(Deyo RA,Cherkin D,Conrad D,Volinn E.Cost,controversy,crisis:low back pain and the health of the public.Annu Rev Public Health.1991;12:141−156)。技術の進歩により、より多数の外科的手法が外来場面で行われている。外来の整形外科的手法は術後疼痛の有効な抑制を要する。退院の遅れを回避し、術後の回復を短縮し、外来場面での患者の満足度を改善するために、急性術後疼痛を有する患者にとっては急速かつ有効な鎮痛が極めて重要である(Diaz G,Flood P.Strategies for effective postoperative pain management.Minerva Anestesiol.2006;72:145−150;Reuben SS,Connelly NR,Maciolek H.Postoperative analgesia with controlled−release oxycodone for outpatient anterior cruciate ligament surgery.Anesth Analg.1999;88:1286−1291;Brown AK,Christo PJ,Wu CL.Strategies for postoperative pain management.Best Pract Res Clin Anaesthesiol.2004;18:703−717)。
最近の第2相研究は、腱膜瘤切除術後の急性疼痛を有する患者における長期放出性ヒドロコドンおよびアセトアミノフェン(HC/APAP CR)の安全性および効力を特徴づけしており、単一用量の該薬物が術後6時間以内に投与された後の疼痛強度の軽減および適度な疼痛緩和の付与において、HC/APAP CRの1錠および2錠のBIDが共に、プラセボより有意に優れていること(p<.05)を見出した(Desjardins P,Diamond E,Francis Cら,Treatment of pain with 12−hour controlledrelease hydrocodone−acetaminophen tablets following acute bunionectomy:A randomized,double−blind,placebo−controlled study,presented at the American Academy of Pain Medicine.New Orleans,Louisiana;2007)。
腱膜瘤切除後疼痛は、複数用量(6)での鎮痛効力を評価するための確固たる(ロウバストな)信頼しうる急性疼痛モデルであり、中等度ないし重度の術後疼痛の予測可能なレベルに関連づけられる(Desjardins PJ,Black PM,Daniels Sら,A randomized controlled study comparing rofecoxib,diclofenac sodium,and placebo in postbunionectomy pain.Curr Med Res Opin.2004;20:1523−1537)。
方法:163名の患者を米国の5箇所から募集し、中等度ないし重度の疼痛の開始時に以下の治療群にランダム化した:2錠のプラセボ錠剤(n=53)、1錠のHC/APAP+プラセボ(n=54)または2錠のHC/APAP CR(n=56)。患者に12時間ごとに48時間投与し(合計4用量)、最初の投与の後、7日間[±2]にわたって患者を追跡した。一次エンドポイントは、視覚的アナログ尺度(VAS)により測定される、最初の12時間にわたる疼痛強度差の時間間隔加重和(time−interval−weighted sum of pain intensity difference)(SPID)であった(より高いスコアは、より良好な疼痛緩和を示す)。患者は、必要に応じて、レスキュー投薬を受けた。
具体的には、このランダム化多施設二重盲検プラセボ対照研究は、腱膜瘤切除術後に中等度ないし重度の疼痛を有する患者において、15mg/500mgのHC/APAP CR 2錠(1日2回)の効力および安全性を評価した。該研究は2007年1月から2007年4月まで実施された。米国の5箇所から募集された163名の患者が中等度ないし重度の疼痛の開始時に以下の治療群にランダム化された:
2錠のプラセボ錠剤(n=53)、
1錠のHC/APAP+プラセボ(n=54)または
2錠のHC/APAP CR(n=56)。
2錠のプラセボ錠剤(n=53)、
1錠のHC/APAP+プラセボ(n=54)または
2錠のHC/APAP CR(n=56)。
患者に12時間ごとに48時間投与し(合計4用量)、研究投薬の最初の投与の後、研究第7日[±2]まで患者を追跡した。該研究の持続期間は約4週間であった(図15)。
主要参加基準
適格参加者は18〜65歳であり、良好な全身健康状態を有していた。
適格参加者は18〜65歳であり、良好な全身健康状態を有していた。
患者は、局在/局所麻酔および鎮静下で一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術を受けることが予定されていた。患者は、手術の翌朝に、100mmの視覚的アナログ尺度(VAS;0=無痛;100=想像しうる最悪の疼痛)上で40mm以上の疼痛強度スコアを報告し、範疇化疼痛強度尺度上で中等度ないし重度の疼痛のスコアを有していた。
統計分析
全ての分析は、少なくとも1用量の研究薬の投与を受けた全患者を含むITT(intent−to−treat)データベースを使用して行った。全ての効力および安全性のエンドポイントに関して、一次比較はHC/APAP CR 2錠治療群とプラセボ治療群との間の比較であった。該一次効力変数に関する治療群平均差を、共変量としての治療群、研究者およびベースラインVAS疼痛強度スコアに関する係数と共にANCOVAを用いて評価した。
全ての分析は、少なくとも1用量の研究薬の投与を受けた全患者を含むITT(intent−to−treat)データベースを使用して行った。全ての効力および安全性のエンドポイントに関して、一次比較はHC/APAP CR 2錠治療群とプラセボ治療群との間の比較であった。該一次効力変数に関する治療群平均差を、共変量としての治療群、研究者およびベースラインVAS疼痛強度スコアに関する係数と共にANCOVAを用いて評価した。
ノンパラメトリック生存モデルからのログランク統計法およびCox比例ハザードモデルからのWald統計法(開始または最初の使用までの中央値時間のKaplan−Meier推定値を併用)を用いて、患者の認知可能な、有意な、および確認された疼痛緩和までの時間を分析した。
一次効力分析の場合には、いずれかのレスキュー投薬を被験者が受けた後に得られた全てのデータは該分析から除外された。欠落/除外疼痛スコアは、最終観察繰越(last observation carried forward)(LOCF)法を用いて帰属された。
効力および安全性の結果
一次エンドポイントは、VASにより測定される、研究薬投与後の0〜12時間の間隔にわたる疼痛強度差の時間間隔加重和(time−interval−weighted sum of pain intensity difference)(SPID)であった(より高いスコアは、ベースラインからの疼痛強度における、より大きな改善を示す)。
一次エンドポイントは、VASにより測定される、研究薬投与後の0〜12時間の間隔にわたる疼痛強度差の時間間隔加重和(time−interval−weighted sum of pain intensity difference)(SPID)であった(より高いスコアは、ベースラインからの疼痛強度における、より大きな改善を示す)。
二次エンドポイントは、分単位で測定される、患者の認知可能な、有意な、および確認された疼痛緩和までの時間であった。
身体検査、バイタルサイン、臨床検査および有害事象(AE)のモニターにより、該研究の全体にわたって安全性を評価した。
結果:163名中161名の患者が該研究を完了した。ベースライン変数は群間で類似していた。ほとんどの患者は女性(89%)であり、平均年齢は42.1歳であった。HC/APAP CRの投与を受けた患者は、認知可能な疼痛緩和に関する1錠のHC/APAP CRを除き、ここで報告されている全ての効力変数において統計的に有意な改善を示した(表11A)。
具体的には、合計163名の患者が少なくとも1用量の研究薬の投与を受け、ITT分析に加えられた(n=53 プラセボ;n=54 HC/APAP CR 1錠;n=56 HC/APAP CR 2錠)。ベースライン個体群統計は、人種、年齢、身長および体重に関して、それらの3つの治療群において比較しうるものであった。それらの3つの治療群においては、統計的に有意に異なる男女比が認められた。ほとんどの患者は白人(80%)および女性(88%)であり、平均年齢は42.1歳であった(表11)。表11は個体群統計およびベースライン特性を示す。
ベースラインにおいてはVASおよび範疇化疼痛強度における治療群間の有意差(P>.05)は観察されなかった(表12)。表12はベースライン疼痛強度を示す。
効力
一次エンドポイント
HC/APAP CR 1および2錠処理群に関する初回投与後の0〜12時間の平均VAS SPIDスコアは、プラセボ治療群と比較して有意に大きかったが(P<.001;図2)、これは、ベースラインからの、疼痛強度における、より大きな改善を示している。
一次エンドポイント
HC/APAP CR 1および2錠処理群に関する初回投与後の0〜12時間の平均VAS SPIDスコアは、プラセボ治療群と比較して有意に大きかったが(P<.001;図2)、これは、ベースラインからの、疼痛強度における、より大きな改善を示している。
HC/APAP CR 2錠治療群に関する平均VAS SPIDスコアは、HC/APAP 1錠治療群と比較して有意に大きかった(P=.001;図16)。
二次エンドポイント
有意な及び確認された疼痛緩和の開始までの時間は、HC/APAP CR 1および2錠治療群においては、プラセボ治療群と比較して有意に短かった(P<.05;表3)。
有意な及び確認された疼痛緩和の開始までの時間は、HC/APAP CR 1および2錠治療群においては、プラセボ治療群と比較して有意に短かった(P<.05;表3)。
また、HC/APAP CR 2錠治療群とプラセボ治療群との間で、認知可能な疼痛緩和までの時間おける有意な差が観察された(P<.05;表3)。
HC/APAP CR 2錠治療群においては、HC/APAP CR 1錠治療群と比較して、認知可能な、有意な、および確認された疼痛緩和までの有意に短い時間が観察された。
安全性
表14に示すとおり、HC/APAP CR 1錠(80%)および2錠(96%)治療群のそれぞれにおいては、プラセボ治療群と比較して、有意に大きな比率の患者が少なくとも1つの治療出現AEを経験した(58%;P<.05)。表14は、いずれかの治療群における患者の5%以上における治療出現有害事象の頻度を示す。
表14に示すとおり、HC/APAP CR 1錠(80%)および2錠(96%)治療群のそれぞれにおいては、プラセボ治療群と比較して、有意に大きな比率の患者が少なくとも1つの治療出現AEを経験した(58%;P<.05)。表14は、いずれかの治療群における患者の5%以上における治療出現有害事象の頻度を示す。
また、HC/APAP CR 2錠治療群においては、HC/APAP CR 1錠治療群の患者と比較して、有意に大きな比率の患者が少なくとも1つの治療出現AEを経験した(P<.05)。
HC/APAP CR 2錠治療群の4名の患者がAEにより該研究を途中で中断した。各患者は、研究薬に恐らく関連していると研究者によりみなされた1以上のAE(眩暈、嘔吐、そう痒、悪心、頭痛)により該研究薬を途中で中断した。
各治療群におけるAEの大多数は軽度または中等度のいずれかの重症度であると研究者によりみなされた。重度であると研究者によりみなされた有害事象はHC/APAP CR 2錠治療群の患者の26%、HC/APAP CR 1錠治療群の患者の28%およびプラセボ治療群の患者の10%により報告された。
該研究中の死亡は全く見られなかった。2名の患者は重度のAE(SAE)を経験し、どちらの患者も、術後の不動に続発するとみなされる血栓塞栓事象により入院した。HC/APAP CR 1錠群の1名の患者は深在性静脈血栓症を経験し、2錠群のもう1名の患者は肺塞栓症を経験した。いずれのSAEも研究薬に多分または恐らくは関連していないとみなされた。
全ての治療群に関して、臨床検査およびバイタルサイン評価は異常無しであった。
結論:腱膜瘤切除後の中等度ないし重度の急性疼痛を有する患者において、1錠または2錠のHC/APAP CRは、プラセボと比較して有意に良好な疼痛緩和をもたらした。2錠は、1錠と比較して一貫して優れた疼痛緩和をもたらした。該安全性データは、mu−オピオイド受容体含有物質の場合と合致したAEプロファイルを示した。
実施例XI
腱膜瘤切除後の12時間長期放出性ヒドロコドン−アセトアミノフェン錠剤での急性疼痛の治療
12時間ごとに投与された長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)および4時間ごとに投与された短時間作用性ヒドロコドン10mg/アセトアミノフェン325mg(HC/APAP IR)の安全性および効力を、一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術の翌日に、中等度ないし重度の疼痛に関して、プラセボと比較した。
腱膜瘤切除後の12時間長期放出性ヒドロコドン−アセトアミノフェン錠剤での急性疼痛の治療
12時間ごとに投与された長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)および4時間ごとに投与された短時間作用性ヒドロコドン10mg/アセトアミノフェン325mg(HC/APAP IR)の安全性および効力を、一次片側性第1中足骨腱膜瘤切除術の翌日に、中等度ないし重度の疼痛に関して、プラセボと比較した。
方法:患者を1用量の2錠 HC/APAP CR(n=26)、または4時間ごとに3用量の1錠 HC/APAP IR(n=31)、またはプラセボ(n=31)にランダム化し、12時間にわたって評価した。一次エンドポイントは、100mm VASを用いる、初回薬物投与後の0〜12時間の疼痛強度差の時間間隔加重和(SPID)であった。二次エンドポイントは、疼痛SPID範疇的尺度(0〜12時間)、強度差(PID)、疼痛緩和の時間間隔加重和(TOTPAR、0〜12時間)ならびに疼痛緩和および疼痛強度差(SPRID)を含むものであった。安全性評価は有害事象(AE)報告を含むものであった。
結果:ベースライン特性は治療群間で類似していた。平均SPID(0〜12時間)スコアは、HC/APAP CR(333)およびHC/APAP IR(242)では、プラセボ(20.7)と比較して統計的に優れていた。HC/APAP治療群の平均SPID範疇的およびTOTPARスコアは、プラセボ治療群と比較して統計的に有意に高かった。投与の1時間後から、HC/APAP CR群の平均PIDスコアは、全ての後続評価に関して、プラセボより統計的に有意に大きく、HC/APAP IR群より数値的に高かった。5時間の時点で、HC/APAP CR群は、HC/APAP IR群の場合より有意に大きなPIDを有していた。AEを経験した患者の比率において、HC/APAP治療群のそれぞれとプラセボとの間に有意差は存在しなかった。いずれかのHC/APAP治療群における5%以上により経験された治療出現AEは悪心、嘔吐、頭痛、眩暈、意識混濁性傾眠、疲労および低血圧であった。悪心が、最も頻繁に報告されたAEであり、HC/APAP IR治療群においては、プラセボと比較して統計的に有意に大きな比率の患者により報告された。該研究中に重度のAEは報告されなかった。
結論:術後疼痛に関しては、HC/APAP CRおよびHC/APAP IRは、有効な疼痛緩和の付与において、プラセボより有意に優れていた。それぞれの場合の有害事象率はプラセボより統計的に有意に高くはなく、mu−オピオイド鎮痛薬の場合と合致した。
実施例XII
シトクロムP450 2D6不良代謝体における12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン治療の効果
ヒドロコドンは、シトクロムP450 2D6(CYP2D6)により、より強力なmu−オピオイドアゴニストであるヒドロモルホンへと酸化される。CYP2D6不良代謝体(PM)はヒドロコドンをヒドロモルホンへと変換することができず、PMはヒドロコドンからの有意な鎮痛を達成しないと考えられる。CYP2D6 PMがHC/APAP CRで有効に治療されうるのかどうかを知るために、腱膜瘤切除術後および骨関節炎におけるヒドロコドン/アセトアミノフェン長期放出性(HC/APAP CR)治療において、PMの応答を適格性代謝体(非PM)と比較した。2つの多施設プラセボ対照臨床治験へと募集された患者から集められたDNAサンプルを主要CYP2D6 PM対立遺伝子に関して遺伝子型決定し、PMまたは非PM状態に帰属した。腱膜瘤切除後の急性疼痛緩和の研究においては、効力変数を記述的に評価した。骨関節炎における慢性疼痛研究においては、共変量としてのベースライン疼痛強度スコアおよびPM状態に関する係数での共分散の分析を用いて、HC/APAP CR治療の効力を疼痛強度スコアのベースラインから第12週までの変化率(VAS%)に関して前向きに評価した。該前向き分析を裏付けるために、他の効力エンドポイントを評価した。どちらの研究においても、PMにおけるHC/APAP CRの耐性を記述的に評価した。130名の腱膜瘤切除被験者において、HC/APAP CRが投与された6名中4名のPMが有意な鎮痛を経験した。276名の骨関節炎被験者において、HC/APAP CRが投与された11名中7名のPMが有意な鎮痛を経験した。PMと非PMとの間でVAS%に関する差は観察されなかった(−43.5%対−46.5%,p=0.770)。プラセボで治療されたPM(−21.0%,n=19)は、HC/APAP CRで治療されたPMの場合と同様に、応答しなかった。他の鍵効力変数に関する結果はVAS%に関する結果と合致した。どちらの研究においても、安全性関連研究の脱落および有害事象パターンはPMと非PMとで類似していた。PMおよび非PMはHC/APAP CRに対する類似した鎮痛応答を示す。これは、HC/APAP CRを、トラマドールおよび恐らくは他のオピオイドに基づく鎮痛薬から区別するものである。
シトクロムP450 2D6不良代謝体における12時間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン治療の効果
ヒドロコドンは、シトクロムP450 2D6(CYP2D6)により、より強力なmu−オピオイドアゴニストであるヒドロモルホンへと酸化される。CYP2D6不良代謝体(PM)はヒドロコドンをヒドロモルホンへと変換することができず、PMはヒドロコドンからの有意な鎮痛を達成しないと考えられる。CYP2D6 PMがHC/APAP CRで有効に治療されうるのかどうかを知るために、腱膜瘤切除術後および骨関節炎におけるヒドロコドン/アセトアミノフェン長期放出性(HC/APAP CR)治療において、PMの応答を適格性代謝体(非PM)と比較した。2つの多施設プラセボ対照臨床治験へと募集された患者から集められたDNAサンプルを主要CYP2D6 PM対立遺伝子に関して遺伝子型決定し、PMまたは非PM状態に帰属した。腱膜瘤切除後の急性疼痛緩和の研究においては、効力変数を記述的に評価した。骨関節炎における慢性疼痛研究においては、共変量としてのベースライン疼痛強度スコアおよびPM状態に関する係数での共分散の分析を用いて、HC/APAP CR治療の効力を疼痛強度スコアのベースラインから第12週までの変化率(VAS%)に関して前向きに評価した。該前向き分析を裏付けるために、他の効力エンドポイントを評価した。どちらの研究においても、PMにおけるHC/APAP CRの耐性を記述的に評価した。130名の腱膜瘤切除被験者において、HC/APAP CRが投与された6名中4名のPMが有意な鎮痛を経験した。276名の骨関節炎被験者において、HC/APAP CRが投与された11名中7名のPMが有意な鎮痛を経験した。PMと非PMとの間でVAS%に関する差は観察されなかった(−43.5%対−46.5%,p=0.770)。プラセボで治療されたPM(−21.0%,n=19)は、HC/APAP CRで治療されたPMの場合と同様に、応答しなかった。他の鍵効力変数に関する結果はVAS%に関する結果と合致した。どちらの研究においても、安全性関連研究の脱落および有害事象パターンはPMと非PMとで類似していた。PMおよび非PMはHC/APAP CRに対する類似した鎮痛応答を示す。これは、HC/APAP CRを、トラマドールおよび恐らくは他のオピオイドに基づく鎮痛薬から区別するものである。
実施例XIII
事前のオピオイド使用ごとの、慢性腰痛(CLBP)を有する患者における12週間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン治療の効力および安全性評価
1日2回の12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)は、既に報告されている12週間のランダム化二重盲検プラセボ対照禁断治験において、中等度ないし重度の慢性腰痛(CLBP)の治療に関して、プラセボと比較して優れた効力を示した。この報告は、事前のオピオイド使用ごとに、HC/APAP CRの効力および安全性を評価するものである。
事前のオピオイド使用ごとの、慢性腰痛(CLBP)を有する患者における12週間長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェン治療の効力および安全性評価
1日2回の12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)は、既に報告されている12週間のランダム化二重盲検プラセボ対照禁断治験において、中等度ないし重度の慢性腰痛(CLBP)の治療に関して、プラセボと比較して優れた効力を示した。この報告は、事前のオピオイド使用ごとに、HC/APAP CRの効力および安全性を評価するものである。
方法:CLBPを有するオピオイド経験患者(先月中にCLBPに対してオピオイドを服用したことがある;770名中302名(39%))およびオピオイド未経験患者(先月中にオピオイドを服用したことがない;770名中468名(61%))を米国の62箇所で登録した。研究期間は以下のとおりであった:洗い落とし(Washout)/スクリーニング、3週間の活性薬オープンラベル(OL)、12週間の二重盲検(DB)[ここで、患者は、プラセボ、1錠または2錠のHC/APAP CR(1日2回)にランダム化された]および漸減/追跡(フォローアップ)。一次効力エンドポイントはCLBP強度の被験者評価(視覚的アナログ尺度;0〜100)におけるDBベースラインから最終評価までの平均変化であった。有害事象(AE)、バイタルサインおよび検査評価により安全性を評価した。
結果:302名中209名(69%)のオピオイド経験患者および468名中302名(65%)のオピオイド未経験患者がOL期間を完了し、DB期間へとランダム化された。一次エンドポイントに関しては、HC/APAP CRの投与を受けたオピオイド経験患者群およびオピオイド未経験患者群は共に、プラセボと比較して、DBベースラインからの、より小さな平均増加を示した。この差は2錠群では統計的に有意であった(p<0.03)。一次エンドポイントに関しては、プラセボ、1錠のHC/APAP CRまたは2錠のHC/APAP CRのいずれかの投与を受けたオピオイド経験患者と未経験患者との間で統計的に有意な差は存在しなかった(p=0.467)。オピオイド経験患者[プラセボ(51%)、1錠HC/APAP CR(43%)または2錠HC/APAP CR(52%)]またはオピオイド未経験患者[プラセボ(42%)、1錠HC/APAP CR(45%)または2錠HC/APAP CR(53%)]のいずれに関しても、全体的な有害事象率において、治療群間で有意差は存在しなかった(p>0.05)。
結論:この研究においては、HC/APAP CRは中等度ないし重度のCLBPの治療に対して有効であり、効力および安全性プロファイルはオピオイド経験患者とオピオイド未経験患者とで類似していた。
実施例XIV
事前のオピオイド使用ごとの、中等度ないし重度の非癌性疼痛を有する患者における長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの安全性および耐性
1日2回の12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)は、既に報告されている長期(56週間)オープンラベル研究において、中等度ないし重度の非癌性疼痛の治療に対する効力を示した。この報告は、患者の事前のオピオイド使用ごとに、HC/APAP CRの安全性および効力を評価するものである。
事前のオピオイド使用ごとの、中等度ないし重度の非癌性疼痛を有する患者における長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの安全性および耐性
1日2回の12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)は、既に報告されている長期(56週間)オープンラベル研究において、中等度ないし重度の非癌性疼痛の治療に対する効力を示した。この報告は、患者の事前のオピオイド使用ごとに、HC/APAP CRの安全性および効力を評価するものである。
方法:中等度ないし重度の非癌性疼痛(骨関節炎/OAまたは慢性腰痛/CLBP)を有する431名の患者を米国の74箇所から募集した。力価測定期間において、患者は1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠を1日2回、4日間服用した。維持期間中、患者は2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。該維持期間後、患者の投薬は1週間にわたって漸減された。患者は、週3回までのレスキュー投薬(アセトアミノフェン)を受けることを許容された。有害事象(AE)、バイタルサインおよび検査評価により安全性を評価し、11点制の疼痛強度尺度により効力を評価した。
結果:該研究に参加した431名中291名(68%)の患者はオピオイド経験者(OAまたはCLBPを治療するために先月中にオピオイドを服用したことがある)であり、140名(32%)はオピオイド未経験者であった。全体的なAE率は、オピオイド未経験患者においては(92%)、オピオイド経験患者(83%;p=0.012)と比較して有意に高く、最も一般的なAEは悪心(未経験患者および経験患者でそれぞれ39%および19%)および眩暈(11%および5%)であった。オピオイド経験患者(23%)と比較して大きな比率のオピオイド未経験患者が(32%)、主としてAEにより、該研究を中断した。最終評価時に、オピオイド未経験患者群は、オピオイド経験患者群(−29.6)と比較して、ベースラインからの疼痛強度における、より大きな平均改善率(−33.8)を示した。これらの差は統計的に有意ではなかった(p=0.435)。
結論:この長期研究において、AE率は、オピオイド未経験群においては、オピオイド経験群と比較して有意に高く、HC/APAP CRの投与を受けたオピオイド経験患者とオピオイド未経験患者とで類似した効力が観察された。
実施例XV
HC/APAP CR錠剤は6つの他のオピオイド製剤より大きな破砕力抵抗性を有する
この目的は、15mgヒドロコドン/500mgアセトアミノフェン長期放出性錠剤(HC/APAP CR)が、5mg/325mg ヒドロコドン/アセトアミノフェン即時放出性錠剤(HC/APAP IR)および10mg/325mg HC/APAP IR、10mgおよび80mgオキシコドンHClコントロールリリース錠剤(O/HCl CR)ならびに5mgおよび40mg オキシモルホン塩酸塩長期放出性錠剤(OPANA ER)とは有意に異なる、破砕力に対する抵抗性を有するかどうかを判定することであった。
HC/APAP CR錠剤は6つの他のオピオイド製剤より大きな破砕力抵抗性を有する
この目的は、15mgヒドロコドン/500mgアセトアミノフェン長期放出性錠剤(HC/APAP CR)が、5mg/325mg ヒドロコドン/アセトアミノフェン即時放出性錠剤(HC/APAP IR)および10mg/325mg HC/APAP IR、10mgおよび80mgオキシコドンHClコントロールリリース錠剤(O/HCl CR)ならびに5mgおよび40mg オキシモルホン塩酸塩長期放出性錠剤(OPANA ER)とは有意に異なる、破砕力に対する抵抗性を有するかどうかを判定することであった。
方法:4つの異なる装置(4mm 円筒プラテン、ヒト切歯形プラテン、ヒト臼歯形プラテンおよび片刃ブレード)のうちの1つを備えることが可能なプラテンプレス上で、医薬を個々に破砕または薄片化した。全ての装置のための圧力は、ゆっくり噛む速度に近似した0.3mm/秒に固定された。HC/APAP CRの場合には、(1)外コーティングのみ及び(2)コア錠のみを砕くのに必要な力(N)を記録した。全ての他の錠剤の場合には、該コア錠を砕くのに必要な力のみを記録した。錠剤は、「そのままの状態」(ボトルから直接的に)および錠剤を約1mlの人工唾液(Bioteneオーラルバランス口腔乾燥保湿剤,Laclede,Inc.)に前浸漬した後の両方で試験した。結果をキロニュートン(kN)および相対標準偏差(百分率で表される)として記録した。統計的推測が得られうるよう、各試験条件を各医薬に関して6回繰返した。
結果:全ての比較製品は、破砕力に対する抵抗性において、HC/APAP CRに統計的に類似していないとみなされた。「そのままの状態」で試験された製品に関する破壊強さの順序は以下のとおりであった:HC/APAP CR > O/HCl CR 80mg > O/HCl CR 10mg〜5/325 HCl/APAP IR〜10/325 HC/APAP IR〜OPANA ER 5mg〜OPANA ER 40mg。人工唾液中の2分間の前浸漬後の錠剤でも、類似した傾向が観察された。また、HC/APAP CR錠剤の外コーティングを砕くのに要した力は、コンパレーター錠剤を砕くのに要した力より大きかった。
結論:HC/APAP CR錠剤は、5/325mgおよび10/325mg HC/APAP IR、10mgおよび80mg O/HCl CRならびに5mgおよび40mg OPANA ER錠剤より統計的に有意に大きな破砕力を要した。
実施例XVI
事前のオピオイド使用ごとの、中等度ないし重度の非癌性疼痛を有する患者における長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの安全性および耐性
1日2回の12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)は、既に報告されている長期(56週間)オープンラベル研究において、中等度ないし重度の非癌性疼痛の治療に対する効力を示した。この報告は、患者の事前のオピオイド使用ごとに、HC/APAP CRの安全性および効力を評価するものである。
事前のオピオイド使用ごとの、中等度ないし重度の非癌性疼痛を有する患者における長期放出性ヒドロコドン/アセトアミノフェンの安全性および耐性
1日2回の12時間長期放出性ヒドロコドン15mg/アセトアミノフェン500mg(HC/APAP CR)は、既に報告されている長期(56週間)オープンラベル研究において、中等度ないし重度の非癌性疼痛の治療に対する効力を示した。この報告は、患者の事前のオピオイド使用ごとに、HC/APAP CRの安全性および効力を評価するものである。
方法:中等度ないし重度の非癌性疼痛(骨関節炎[OA]または慢性腰痛[CLBP])を有する431名の患者を米国の74箇所から募集した。力価測定期間において、患者は1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠を1日2回、4日間服用した。維持期間中、患者は2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。該維持期間後、患者の投薬は1週間にわたって漸減された。患者は、週3回までのレスキュー投薬(アセトアミノフェン)を受けることを許容された。有害事象(AE)、バイタルサインおよび検査評価により安全性を評価し、11点制の疼痛強度尺度により効力を評価した。
結果:該研究に参加した431名中140名(32%)の患者はオピオイド未経験者であり、291名(68%)はオピオイド経験者(OAまたはCLBPを治療するために先月中にオピオイドを服用したことがある)であった。全体的なAE率は、オピオイド未経験患者においては(92%)、オピオイド経験患者(83%;p=0.012)と比較して有意に高く、最も一般的なAEは悪心(未経験患者および経験患者でそれぞれ39%および19%)および眩暈(それぞれ11%および5%)であった。オピオイド経験患者(23%)と比較して大きな比率のオピオイド未経験患者が(32%)、主としてAEにより、該研究を中断した。最終評価時に、オピオイド未経験患者群は、オピオイド経験患者群(−29.6)と比較して、ベースラインからの疼痛強度における、より大きな平均改善率(−33.8)を示した。これらの差は統計的に有意ではなかった(p=0.435)。
結論:この長期研究において、AE率は、オピオイド未経験群においては、オピオイド経験群と比較して有意に高く、HC/APAP CRの投与を受けたオピオイド経験患者とオピオイド未経験患者とで類似した効力が観察された。
骨関節炎(OA)および慢性腰痛(CLBP)は、米国において最もよく見られるタイプの慢性非癌性疼痛症候群のうちの2つである。1,2 アセトアミノフェン(APAP)および非ステロイド抗炎症薬(NSAID)は、依然として、OAおよびCLBPのような非癌性疼痛症候群を治療するために用いられる第一線の薬理学的治療剤である。APAPまたはNSAIDによっては疼痛が有効に処置されないOAおよびCLBP患者の場合には、オピオイド合剤(コデイン、ヒドロコドン[HC]またはオキシコドン)が重要な代替的治療手段となりうる。HC/APAPを含むオピオイド合剤は、OAおよびCLBPのような中等度ないし重度の疼痛症候群の治療において有効であることが判明しているが、現在のところ、短時間作用性製剤においてのみ利用可能であるに過ぎない。
長期放出性製剤は、患者のコンプライアンスを潜在的に増加させ、投与終了疼痛の頻度を減少させ、中等度ないし重度の慢性非癌性疼痛症候群を有する個体の全体的な生活の質を改善しうる。
OAまたはCLBPを有する431名の患者における慢性非癌性疼痛の治療における長期放出性HC/APAP(HC/APAP CR)の56週間の安全性および耐性を示す長期オープンラベル研究の結果は既に報告されている。オピオイドは、オピオイド未経験集団およびオピオド経験集団の両方において概ね有効であることが示されている。5−7 オピオイド経験患者は、オピオイド未経験患者より良好にオピオイドに耐えうるとみなされる。臨床治験においては、オピオイド未経験患者は、一般に、有害事象(AE)のため、オピオイド経験患者より高い脱落率を示した。遅い力価測定は、しばしば、これらの副作用を軽減するのに役立つとみなされる。8 この研究においては、最近の56週間の多施設研究において見られた慢性非癌性疼痛の長期治療の安全性および耐性の傾向が、研究集団がオピオイド使用歴により層化された場合に保たれるのかどうかを判定するために、事後探索的部分集団解析を行った。
方法:研究計画
このオープンラベル多施設研究は、臀部もしくは膝のOA疼痛またはCLBPにより例示される中等度ないし重度の慢性非悪性疼痛を有する患者において1日2回投与された12時間の15mg/500mg HC/APAP CR錠剤の安全性および耐性を評価するために計画された(図17)。この研究は2005年7月から2006年12月まで実施された。431名の患者が74の研究施設で登録された。この分析への参加適格患者は21〜75歳であり、臀部もしくは膝のOAに関するACR基準を満たしているか又は第12胸椎より下の機械的腰痛を3ヶ月以上経験しており、過去3ヶ月間のうちの大多数の日に、スクリーニング前の過去4週間における少なくとも4日間/週間にわたりOAまたはCLBPに対する鎮痛薬を服用しており、かつ、ベースラインにおいて4以上の被験者疼痛強度尺度評価(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)を有していた。患者は、以下の基準の少なくとも1つを満たすことにより、鎮痛処置における彼らの次の工程としての24時間制(around−the−clock)オピオイドに関する適当な候補となったに違いない:オピオイド(新たな疼痛投薬を含めて40mg/日以下の経口モルヒネ等価体)を要した、あるいは非オピオイド鎮痛薬では疼痛を抑制できなかったか、またはそのような鎮痛薬が禁忌であった。選択基準を満たした患者は洗い落とし(washout)期間に進み、それまでの鎮痛薬の使用は、半減期の5倍または2日のうちのいずれか長いほうの期間にわたり中断された。患者は該研究施設に戻り、彼らが、被験者疼痛強度尺度上で(10のうちの)4以上のスコアを含む適格条件を満たした場合には、7日間の力価測定期間(随意的なもう1週間の力価測定を伴う)に登録された。該力価測定期間中に、患者は1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用した。該力価測定期間の後、患者は該研究施設に戻り、維持期間に進み、該維持期間中に彼らは2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。該維持期間の後、患者は1週間の研究薬漸減期間に進み、該期間中に患者は1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用し、ついで1錠を1日1回、さらに3日間服用し、ついでHC/APAP CRを中断した(図17)。該研究薬中断の1週間後に追跡(フォローアップ)訪問が行われた。
このオープンラベル多施設研究は、臀部もしくは膝のOA疼痛またはCLBPにより例示される中等度ないし重度の慢性非悪性疼痛を有する患者において1日2回投与された12時間の15mg/500mg HC/APAP CR錠剤の安全性および耐性を評価するために計画された(図17)。この研究は2005年7月から2006年12月まで実施された。431名の患者が74の研究施設で登録された。この分析への参加適格患者は21〜75歳であり、臀部もしくは膝のOAに関するACR基準を満たしているか又は第12胸椎より下の機械的腰痛を3ヶ月以上経験しており、過去3ヶ月間のうちの大多数の日に、スクリーニング前の過去4週間における少なくとも4日間/週間にわたりOAまたはCLBPに対する鎮痛薬を服用しており、かつ、ベースラインにおいて4以上の被験者疼痛強度尺度評価(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)を有していた。患者は、以下の基準の少なくとも1つを満たすことにより、鎮痛処置における彼らの次の工程としての24時間制(around−the−clock)オピオイドに関する適当な候補となったに違いない:オピオイド(新たな疼痛投薬を含めて40mg/日以下の経口モルヒネ等価体)を要した、あるいは非オピオイド鎮痛薬では疼痛を抑制できなかったか、またはそのような鎮痛薬が禁忌であった。選択基準を満たした患者は洗い落とし(washout)期間に進み、それまでの鎮痛薬の使用は、半減期の5倍または2日のうちのいずれか長いほうの期間にわたり中断された。患者は該研究施設に戻り、彼らが、被験者疼痛強度尺度上で(10のうちの)4以上のスコアを含む適格条件を満たした場合には、7日間の力価測定期間(随意的なもう1週間の力価測定を伴う)に登録された。該力価測定期間中に、患者は1錠のHC/APAP CRを1日1回、3日間服用し、ついで1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用した。該力価測定期間の後、患者は該研究施設に戻り、維持期間に進み、該維持期間中に彼らは2錠のHC/APAP CRを1日2回、56週間服用した。該維持期間の後、患者は1週間の研究薬漸減期間に進み、該期間中に患者は1錠のHC/APAP CRを1日2回、4日間服用し、ついで1錠を1日1回、さらに3日間服用し、ついでHC/APAP CRを中断した(図17)。該研究薬中断の1週間後に追跡(フォローアップ)訪問が行われた。
レスキュー投薬はベースライン訪問または予定された研究訪問の前24時間以内には許容されなかったが、該研究の洗い落とし期間、力価測定期間、維持期間および漸減期間においては、患者はレスキュー投薬としてAPAP(2000mg/日以下)を服用することが許容された。全てのAPAPの使用は患者の日記に記録された。力価測定および維持においては、レスキューは1週間当たり3日に限定された。オピオイド使用歴に関してコントロールする事後分析を行った。全ての個体群統計および安全性分析は、ITT(intent−to−treat)データセットを使用して行った。1用量の研究薬の投与を受けた全ての登録患者が該ITT分析に含められた。効力評価可能なデータセットは単一の研究施設からの全16名の患者を除外した。なぜなら、それらの患者の何名かは、効力評価アンケートの幾つかの部分の解釈において、研究施設の者により口頭で援助されたからである。患者は、以下の質問に「いいえ」または「はい」と回答することにより、オピオイド未経験またはオピオイド経験であると定められた:「被験者はこれまでに、OA疼痛または腰痛を治療するためにオピオイド療法を受けたことがありますか」。
安全性および効力結果
有害事象(AE)、身体検査、バイタルサインおよび臨床検査の評価に基づき、該研究の全体にわたって安全性をモニターした。
有害事象(AE)、身体検査、バイタルサインおよび臨床検査の評価に基づき、該研究の全体にわたって安全性をモニターした。
AEは、Medical Dictionary for Regulatory Activities(MedDRA)を用いて解読し、治療出現(treatment−emergent)AEは、システム・オーガン・クラス(system organ class)(SOC)およびMedDRAにおける好ましい語により要約された。効力を11点制Likert尺度(0=無痛;10=想像しうる最悪の疼痛)上の疼痛強度により評価した。
ベースライン個体群統計
該研究に参加した合計140名(32%)の患者がオピオイド未経験者であり、431名中291名(68%)がオピオイド経験者であった(表15)。表15は、オピオイド使用ごとの個体群統計およびベースライン特性を示す。
該研究に参加した合計140名(32%)の患者がオピオイド未経験者であり、431名中291名(68%)がオピオイド経験者であった(表15)。表15は、オピオイド使用ごとの個体群統計およびベースライン特性を示す。
安全性および耐性
全集団においては、最もよく報告された治療出現AE(患者の10%以上)は便秘、悪心、頭痛および意識混濁性傾眠であった(図16)。有害事象をオピオイド使用歴ごとに分析したところ、オピオイド未経験亜集団(92%)においては、オピオイド経験亜集団(83%)と比較して有意に多数の患者が有害事象を経験した。有害事象をオピオイド使用歴ごとに分析したところ、オピオイド未経験患者は悪心および眩暈の有意に大きな頻度を示した。表16はオピオイド使用ごとの5%以上の治療出現有害事象を示す。
全集団においては、最もよく報告された治療出現AE(患者の10%以上)は便秘、悪心、頭痛および意識混濁性傾眠であった(図16)。有害事象をオピオイド使用歴ごとに分析したところ、オピオイド未経験亜集団(92%)においては、オピオイド経験亜集団(83%)と比較して有意に多数の患者が有害事象を経験した。有害事象をオピオイド使用歴ごとに分析したところ、オピオイド未経験患者は悪心および眩暈の有意に大きな頻度を示した。表16はオピオイド使用ごとの5%以上の治療出現有害事象を示す。
効力
ベースラインからの疼痛強度スコアの患者評価における平均減少が最初の評価(第4週)から観察され、該研究の全体にわたり、それぞれの予定された評価時に継続した。最終評価時に、オピオイド未経験患者群は、オピオイド経験患者群(−29.7%)と比較して、ベースラインからの疼痛強度における、より大きな平均改善率(−33.8%)を示した。これらの差は統計的に有意ではなかった(p=0.435)。1つの訪問を除く全ての訪問において、オピオイド未経験患者とオピオイド経験患者との間で効力における統計的に有意な差は存在しなかった(図18)。図18はベースラインからの疼痛強度スコアの患者評価における平均減少を示す(観察症例:効力評価可能セット)。
ベースラインからの疼痛強度スコアの患者評価における平均減少が最初の評価(第4週)から観察され、該研究の全体にわたり、それぞれの予定された評価時に継続した。最終評価時に、オピオイド未経験患者群は、オピオイド経験患者群(−29.7%)と比較して、ベースラインからの疼痛強度における、より大きな平均改善率(−33.8%)を示した。これらの差は統計的に有意ではなかった(p=0.435)。1つの訪問を除く全ての訪問において、オピオイド未経験患者とオピオイド経験患者との間で効力における統計的に有意な差は存在しなかった(図18)。図18はベースラインからの疼痛強度スコアの患者評価における平均減少を示す(観察症例:効力評価可能セット)。
HC/APAP CRの長期安全性および耐性を調べるこの最初の研究の全体的な結果は、この研究におけるHC/APAP CRの安全性プロファイルがmu−オピオイド受容体アゴニスト−アセトアミノフェン含有物質の場合と合致したことを示している。
HC/APAP CRは56週間にわたる中等度ないし重度の慢性非悪性疼痛の処置において有効であった。安全性および効力をオピオイド使用歴ごとに評価したところ、少なくとも1つの有害事象(特に悪心および眩暈)を報告した患者の数は、オピオイド未経験患者においては、オピオイド経験患者と比較して統計的に有意に高かった。全体的な中断率はオピオイド未経験患者とオピオイド経験患者とで類似していたが、有害事象による全体的な中断率は、オピオイド未経験患者においては、オピオイド経験患者と比較して統計的に有意に高かった。56週間にわたってHC/APAP CRの投与を受けた重度の慢性非悪性疼痛を有するオピオイド未経験患者とオピオイド経験患者とでは、類似した効力が観察された。
本発明は、全般的には、種々の疼痛状態により悪影響を受けている患者の生活の質の治療および改善のための方法を提供する。1つの好ましい実施形態は、約15mgのヒドロコドンおよびその塩ならびに約500mgのアセトアミノフェンを含有する少なくとも1つ又は2つの剤形を1日1回、2回または3回投与することを含む、急性疼痛、中等度ないし中等度に重度の疼痛、慢性疼痛、非癌性疼痛、骨関節炎疼痛、腱膜瘤切除疼痛または腰痛の治療をそれを要する患者において行うための方法を提供する。好ましくは、該剤形は、1日2回服用される約30mgのヒドロコドンおよび約1000mgのアセトアミノフェンである。あるいは、該剤形は、1日2回服用される約15mgのヒドロコドンおよび約500mgのアセトアミノフェンである。また、好ましくは、これらの剤形は、食物と共に又は食物を伴わずに患者により服用されうる。本発明のもう1つの態様においては、単一剤形での約240mlの40%、20%、4%および0%エタノールの共投与は患者においてヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの両方に関して平均最高血漿濃度レベルCmaxに25%以下の影響を及ぼす。もう1つの態様においては、軽度ないし中等度の肝機能障害を有する患者におけるヒドロコドンのCmaxおよびAUCは正常患者に実質的に類似しており、軽度の肝機能障害を有する患者におけるアセトアミノフェンのCmaxおよびAUCは正常患者に実質的に類似している。また、ヒドロコドンを代謝する患者に関しては、該患者がシトクロムP450 2D6多形の不良または適格性代謝体である場合、有効性における全体的な統計差は観察されない。
本発明のもう1つの実施形態は、生活の質の改善をそれを要する患者において行うための方法であって、アセトアミノフェンおよびヒドロコドンまたはそれらの治療的に有効な塩を含む1日2回のコントロールリリース剤形を該患者に投与することを含む方法を提供する。さらにもう1つの実施形態においては、本発明は、疼痛関連状態を有する患者における生産性の低下を軽減するための方法であって、アセトアミノフェンおよびヒドロコドンまたはそれらの治療的に有効な塩を含む1日2回のコントロールリリース剤形を該患者に投与することを含む方法を提供する。好ましくは、該剤形は約15mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩と約500mgのアセトアミノフェンとを含む。あるいは好ましくは、全ての前記実施形態においては、該剤形は約15mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩と約500mgのアセトアミノフェンとを含む。あるいは、該剤形は約30mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩と約1000mgのアセトアミノフェンとを含む。
前記の典型的な実施形態は、あらゆる点において、本発明を限定するものではなく、本発明を例示することを意図したものである。したがって、本発明は、当業者により本明細書中の記載から誘導されうる多数の変更および修飾を伴って実施されうる。全てのそのような変更および修飾は、以下の特許請求の範囲により定められる本発明の範囲および精神の範囲内であるとみなされる。
Claims (12)
- 約15mgのヒドロコドンおよびその塩ならびに約500mgのアセトアミノフェンを含有する少なくとも1つ又は2つの剤形を1日1回、2回または3回投与することを含む、急性疼痛、中等度ないし中等度に重度の疼痛、慢性疼痛、非癌性疼痛、骨関節炎疼痛、腱膜瘤切除疼痛または腰痛の治療をそれを要する患者において行うための方法。
- 剤形が、1日2回服用される約30mgのヒドロコドンおよび約1000mgのアセトアミノフェンである、請求項1記載の方法。
- 剤形が、1日2回服用される約15mgのヒドロコドンおよび約500mgのアセトアミノフェンである、請求項1記載の方法。
- 前記剤形が、食物と共に又は食物を伴わないで該患者により服用されうる、請求項1記載の方法。
- 単一剤形での約240mlの40%、20%、4%および0%エタノールの共投与が患者においてヒドロコドンおよびアセトアミノフェンの両方に関して平均最高血漿濃度レベルCmaxに25%以下の影響を及ぼす、請求項1記載の方法。
- 軽度ないし中等度の肝機能障害を有する患者におけるヒドロコドンのCmaxおよびAUCが正常患者に実質的に類似しており、ならびに軽度の肝機能障害を有する患者におけるアセトアミノフェンのCmaxおよびAUCが正常患者に実質的に類似している、請求項1記載の方法。
- ヒドロコドンを代謝する患者に関しては、該患者がシトクロムP450 2D6多形の不良または適格性代謝体である場合、有効性における全体的な統計差が観察されない、請求項1記載の方法。
- 生活の質の改善をそれを要する患者において行うための方法であって、アセトアミノフェンおよびヒドロコドンまたはそれらの治療的に有効な塩を含む1日2回のコントロールリリース剤形を前記患者に投与することを含む方法。
- 疼痛関連状態を有する患者における生産性の低下を軽減するための方法であって、アセトアミノフェンおよびヒドロコドンまたはそれらの治療的に有効な塩を含む1日2回のコントロールリリース剤形を前記患者に投与することを含む方法。
- 剤形が約15mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩および約500mgのアセトアミノフェンを含む、請求項8および9のいずれか一項の方法。
- 剤形が約15mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩および約500mgのアセトアミノフェンを含む、請求項1、4、5、6、7、8および9のいずれか一項の方法。
- 剤形が約30mgのヒドロコドンまたはその治療上許容される塩および約1000mgのアセトアミノフェンを含む、請求項1、4、5、6、7、8および9のいずれか一項の方法。
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