JP2011509999A - 安定、低voc、低粘度の殺生物性配合物および該配合物の製造方法 - Google Patents

安定、低voc、低粘度の殺生物性配合物および該配合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

有効量の少なくとも1種の殺生物剤、ならびに式(I):R−O−(AO)n−H(式中、Rは、C1−C3アルキル;AOは、エチレンオキサイド基、プロピレンオキサイド基、ブチレンオキサイド基、またはエチレンオキサイド基、プロピレンオキサイド基、およびブチレンオキサイド基から選択される2種以上の基のブロックもしくはランダムのコポリマー;ならびにnは、繰返しAO単位の平均数で少なくとも4である)のアルキルポリグリコール液体キャリア、を含む安定、低VOC、低粘度の殺生物剤配合物である。

Description

発明の分野
本発明は、少なくとも1種の殺生物剤およびアルキルポリグリコールを含有する安定な殺生物剤配合物に関する。新規な配合物は、低揮発性有機化合物(「VOC」)、および低粘度を、高い活性物質濃度で示す。
発明の背景
今日用いられている多くの工業的な殺生物剤配合物は、揮発性有機化合物(VOC)である有機溶媒と配合されている。例えば、有機溶媒,例えば石油蒸留物、ジメチルスルホキシド(DMSO)、グリコールエーテル、N−メチルピロリドン(NMP)、およびプロピレングリコール(PG)を一般的に用いて、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアゾリノン(OIT)、ジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT)、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール(ブロノポール)、および2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、塗料およびコーティング、木材および他の工業用途の処理および保存において用いるあらゆる重要な殺生物剤、の市販で入手可能な殺生物剤配合物を調製する。
揮発性有機化合物は、環境中に放出された場合には空気汚染に寄与し、そして塗料およびコーティングにおけるこれらの使用は、特に、望ましくなくなる。抗菌剤供給元は、1つには、溶解性が乏しい殺生物剤の水性分散体、および/または殺生物剤の低VOC溶媒(例えば、ポリエチレングリコール(PEG)およびPEG/水)中の溶液を開発することによって対応してきた。しかし、殺生物剤の水性分散体は、しばしば安定性の問題を被り、そしてまた、殺生物剤をマトリクス中(処理を受けるもの)に効果的および均一に分散させることがしばしば困難である。
PEG系殺生物剤溶液は、低減されたVOCを与えるが、より高粘度を有し、これは最終使用者による扱いに不都合である。PEG系配合物はまた、活性殺生物剤濃度の点で制限されている。これはPEGが原因のより高い粘度に起因する。
従って、低VOCで、高濃度および同等のPEG系配合物に対してより低い粘度で配合できる殺生物剤溶液の必要性が存在する。
発明の要約
本発明は:1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、N−ブチル−1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(ブチル−BIT)、オルト−フェニルフェノール(OPP)、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアゾリノン(OIT)、ジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT)、クロロタロニル、β−チューブリン阻害剤,例えばカルベンダジムおよびチアベンダゾール、ジヨードメチル−p−トリルスルホン(DIMTS)、トリアジン系殺生物剤,例えばターブトリン、シブトリンおよびプロメトリン、ジメチルウレア系殺生物剤,例えばジウロン、イソプロツロン、クロロトルロンおよびフルオメツロン、アゾール,例えばプロピコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾールおよびテブコナゾール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール(TCMTB)、ピリチオン類,例えばジンクピリチオン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール)、および2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドの1種以上から選択される有効量の殺生物剤;ならびに式(I):R−O−(AO)n−H(式中、Rは、C1−C3のアルキルであり;AOは、エチレンオキサイド基、プロピレンオキサイド基、ブチレンオキサイド基、または、エチレンオキサイド基、プロピレンオキサイド基およびブチレンオキサイド基から選択される2種以上の基のブロックもしくはランダムのコポリマーであり;そしてnは、繰返しAO単位の平均数であって少なくとも4である。)のアルキルポリグリコール液体キャリア;を含む殺生物剤配合物を提供する。
本発明の他の例示的な態様および利点は本開示を検討することにより確認できる。
図1は、本発明の例示的な態様についての3成分相図に由来する相境界を示す。
発明の詳細な説明
本発明は、液体キャリア中の殺生物剤用の配合物を提供する。配合物は、化学的に安定で、低粘度であり、そして低VOCである。一態様において、本発明は、好ましい分子量(MW)が300以上であるが1000以下、好ましくは300〜800、の特定のアルキルポリグリコールを有する殺生物剤配合物を提供する。本発明の配合物は、従来技術のシステムの欠点を解決する。本発明のアルキルポリグリコール系液体キャリアを使用することによって、より低粘度、高活性物質濃度、および低VOCの殺生物剤配合物を調製できる。
本発明の殺生物剤配合物は、種々の工業用途、そして特に水系システムを用いるものにおける微生物の生育に対する保護において有利である。例えば、配合物は、ラテックス、塗料配合物、コーティング、ミネラルスラリー、化粧品、家庭用またはパーソナルケアの配合物、金属作動流体、パルプおよび紙のミルサンプル、木材、皮革、建築材料、および工業用水処理等の用途における微生物の生育についての保護に対して有利である。
本発明の殺生物剤配合物の幾つかの態様が、ラテックス系コーティングのフィルム形成温度を低下させることが可能であることもまた見出した。この特徴は有利である。これは、コーティングをより低温で適用する能力を改善すること、および/または、コーティングにおいて用いる可塑剤の量の更なる低減を可能にすること、が可能であるからである。
本発明は、有効な液体キャリアとして式R−O−(AO)n−Hのアルキルポリグリコールを用いて、殺生物剤配合物に低粘度および低VOCを付与する。この式において、nは4以上であることができ、好ましくは5以上であることができ、そしてより好ましくは6以上であることができる。該式において、nはまた、好ましくは25以下、より好ましくは20以下、および更により好ましくは15以下である。またこの式において、Rは、C1−C3アルキル基であり、好ましくはメチル基である。幾つかの態様において、AOは、好ましくはエチレンオキサイド基、または50質量%超のCH2CH2Oを有するブロックもしくはランダムのポリマーである。
式(I)の液体キャリア中のR(短いアルキル基としての)の存在は、殺生物剤配合物の粘度を、PEG(ポリエチレングリコール)中の類似の配合物と比べて低減することである。いかなる特定の理論に拘束されることも望まないが、より低粘度は、分子間H結合の潜在的な低下に起因する場合があると考えられる。粘度の低下は、殺生物剤を可溶化する液体キャリアの効果を妥協することなく達成される。これに対し、Rが大きすぎる場合、例えばC4以上の場合、アルキルポリグリコール分子の間の分子間H結合の程度は、より小さいRと比べて更に低減される。従って、アルキルポリグリコール式(I)におけるAO鎖量の量が同様であれば、短いRアルキル基(C1−C3)を有するアルキルポリグリコールは、C4以上のアルキル鎖を有するアルキルポリグリコールよりも低い揮発性成分を有することになる。1つの試験において、MPEG−350(RはC1アルキル)のVOC量は、約5.9質量%で測定する一方、RがC4アルキルであるアルキルポリグリコールのVOCは、約25質量%で測定する。これにより、短いR基(C1−C3)を有するアルキルポリグリコールは、より低いVOCを含有でき、そしておそらくより臭気が少ない。
1つの好ましい態様において、液体キャリアは、式(I):R−O−(AO)n−H(式中、nは5〜10、Rはメチル、およびAOはCH2CH2O)のものである。別の好ましい態様において、液体キャリアは、Me−O−(CH2CH2O)n−Hであり、分子量約300〜400、より好ましくは約350(後者は、The Dow Chemical CompanyからCarbowax MPEG−350として入手可能である)の化合物である。更に好ましい態様において、液体キャリアは、Me−O−(CH2CH2O)16−Hである。更に好ましくは、液体キャリアはMe−O−(CH2CH2O)n−H(分子量約750のもの)である。配合物中の液体キャリアの濃度は、好ましくは約15質量パーセント〜99質量パーセント、より好ましくは約30〜90質量パーセント、および更により好ましくは、約40〜70質量パーセント(配合物の総質量基準)である。
幾つかの好ましい態様において、本発明の配合物において用いる殺生物剤は、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアゾリノン(OIT)、ジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT)、クロロタロニル、β−チューブリン阻害剤,例えばカルベンダジムおよびチアベンダゾール、ジヨードメチル−p−トリルスルホン(DIMTS)、トリアジン系殺生物剤,例えばターブトリン、シブトリンおよびプロメトリン、ジメチルウレア系殺生物剤,例えばジウロン、イソプロツロン、クロロトルロンおよびフルオメツロン、アゾール,例えばプロピコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾールおよびテブコナゾール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール(TCMTB)、ピリチオン類,例えばジンクピリチオン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール)、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、およびこれらの2種以上の混合物である。
更に好ましい態様において、殺生物剤は、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)である。
他の好ましい態様において、殺生物剤は、オクチルイソチアゾリノン(OIT)である。
更に別の好ましい態様において、殺生物剤は、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール)である。
更に別の好ましい態様において、殺生物剤は、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)である。
更に好ましい態様において、殺生物剤は、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)とオクチルイソチアゾリノン(OIT)との混合物である。
更に好ましい態様において、殺生物剤は、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)とジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT)との混合物である。
別の好ましい態様において、殺生物剤は、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)とプロピコナゾールとの混合物である。
別の態様において、殺生物剤は、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアゾリノン(OIT)およびシブトリンの混合物である。
別の態様において、殺生物剤は、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアゾリノン(OIT)およびジヨードメチル−p−トリルスルホン(DIMTS)の混合物である。
更に好ましい態様において、殺生物剤は、IPBCならびにこれとカルベンダジムおよび/またはジウロンとの混合物;OITならびにこれとDIMTS、カルベンダジムおよび/またはジウロンとの混合物;DBNPA;ならびにブロノポールである。
本発明の殺生物剤から除外されるのは、ベンズイソチアゾリン−3−オン(BIT)である。
好ましくは、殺生物剤は、濃度少なくとも1質量パーセント、より好ましくは少なくとも10質量パーセント、および更に好ましくは少なくとも30質量パーセントで存在する。殺生物剤濃度は、好ましくは70質量パーセント以下、およびより好ましくは60質量パーセント以下である。更なる態様において、殺生物剤濃度は、約1〜70質量パーセント、約10〜60質量パーセント、または約30〜60質量パーセントである。先の濃度は、配合物の総質量基準である。
本発明が提供する殺生物剤配合物は、化学的に安定で、低粘度および低VOCを示す。幾つかの好ましい態様において、配合物は、30質量%未満の揮発性有機化合物、好ましくは15質量%未満の揮発性有機化合物、およびより好ましくは7質量%未満の揮発性有機化合物を含む。
幾つかの好ましい態様に従い、本発明の配合物は、1種以上の共溶媒を含有する。共溶媒は、液体キャリア中での殺生物剤の溶解を補助する。共溶媒の使用は、高活性物質配合物(例えば、30〜70質量パーセントの殺生物剤を含有する)に対して特に好適である。好適な共溶媒としては:水、ジメチルスルホキシド、NMP、石油蒸留物,例えばAromatic 100、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジメチルアセトアミド(DMAC)、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラメチルウレア、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、トリエチルホスフェート、メチルエチルケトン(MEK)、グリコールエーテル,例えばトリプロピレングリコールメチルエーテル、グリコールエーテルアセテート,例えばエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、アルコール、アミン、およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。好ましい共溶媒は、DMSO、DMAC、DMF、NMP、テトラメチルウレア、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、トリエチルホスフェート、およびMEKである。特に好ましいのは、DMSO、NMP、DMAC、DMF、およびテトラメチルウレアである。使用する場合、共溶媒は、好ましくは、約60質量パーセント未満、好ましくは約1〜30質量パーセント、およびより好ましくは約1〜15質量パーセント(液体キャリアおよび共溶媒の総質量基準)の量で存在する。
共溶媒含有配合物の特に好ましい態様において、配合物は:
15〜70質量パーセントの、式(I)の液体キャリア;
30〜70質量パーセントの殺生物剤;および
1〜30質量パーセントの共溶媒;
を含む。
共溶媒を含有する配合物の更に特に好ましい態様において、液体キャリアは16〜20質量パーセント、殺生物剤は58〜62質量パーセント、および共溶媒は20〜24質量パーセントである。
本発明に従い、有効量の少なくとも1種の殺生物剤および式(I)のアルキルポリグリコール液体キャリアを含有する配合物の製造方法もまた提供し、該方法は:殺生物剤をアルキルポリグリコールに添加して混合物を形成すること、および殺生物剤とアルキルポリグリコールとの該混合物を撹拌すること、を含む。一態様において、該方法はまた、水、および/または共溶媒を、殺生物剤とアルキルポリグリコールとの混合物に添加することを含む。
加えて、他の添加剤を配合物中に組入れて最終使用製品用途に対する特別な特性,例えばより良好な分散、UVおよび光安定化、等を加えることもできる。中でも、これらの添加剤は:ノニオン性界面活性剤,例えばアルキルポリ(エチレンオキサイド)、ポリ(エチレンオキサイド)とポリ(プロピレンオキサイド)とのコポリマー、アルキルポリグルコシド、脂肪族アルコールコカミドMEA、コカミドDEA、ポリソルベート;アニオン性界面活性剤(スルフェート、スルホネートおよびカルボキシレートのアニオンを基にするもの),例えばアルキルスルフェート、アルキルエトキシレートスルフェートおよび脂肪酸/ソープ;カチオン性界面活性剤(4級アンモニウムカチオンを基にするもの),例えばアルキルクオート(alkylquats)およびエステルクオート(esterquats);Zwitterionic(両性)界面活性剤,例えばドデシルベタイン、ドデシルジメチルアミンオキサイド、コカミドプロピルベタイン、ココアンホグリシネート;UV/光安定剤,例えばベンゾトリアゾール、トリアジン、ベンゾフェノン型およびヒンダードアミン、酸化防止剤,例えば:1級(ヒンダードフェノールおよび第二芳香族アミン)、2級(有機リン化合物およびチオ共力剤)、多官能(ヒドロキシルアミン、ラクトンおよびアクリレート化ビスフェノール)である。
追加的な殺生物剤もまた、本発明の配合物に含まれることができる。
本明細書で用いる用語「揮発性有機化合物(VOC)」は、揮発性である配合物中の有機炭素の量を意味し、そしてEPA Method 24に準拠して測定する。VOCの測定は、予計量したアルミニウム皿に少量の配合物(約0.5グラム)および約3グラムの水を添加することからなる。皿を、次いで、オーブン(110℃±5℃で平衡)内に1時間置く。皿を、次いでオーブンから取り出し、そしてデシケータ内に入れて室温まで冷やす。皿を再び計量し、そして配合物のVOC量を評価できる。
特記がない限り、全てのパーセントは配合物の総質量の質量基準である。
本発明を、以下の例および比較検討によって更に説明できる:

例1:IPBC溶液のMPEG中 対PEG中での粘度
この例は、本発明に係るMPEG−350を含有する配合物の粘度を、PEG−400を含有する非発明配合物と比較する。サンプルは、必要量のIPBCおよび溶媒、MPEG−350またはPEG−400をバイアル中に計り入れて、液体キャリア中のIPBCの所望質量の画分を実現することによって調製する。IPBC/溶媒混合物を70℃に加温する一方で振とうして、溶解プロセスを促進する。IPBCが溶解した時点で、粘度測定のために溶液を室温まで冷却する。
Brookfield Cap2000+粘度計(スピンドル10を備える)は、公知標準を用いてキャリブレートする。スピンドルに、測定すべきIPBC溶液を装填し、サンプル温度が25℃で安定した時点で、スピンドル速度100rpmおよび剪断速度500秒-1で粘度を測定する。データを表1に与える。表1中、PEG−400を基にする配合物は比較目的である。
Figure 2011509999
示すように、IPBCのMPEG系溶液は、PEG系溶液と比べて、より高濃度まで、そしてより低粘度で配合できる。
例2〜6
例2〜6の殺生物性溶液を、以下に概説する一般的な方法に従って調製する:
100mlビーカー中に、約25mlの溶媒を添加し、そして質量を有効数字4桁まで記録する。ビーカーを40〜60℃(試験する活性物質に応じ)まで水浴中で加熱する。問題の溶質を、飽和が実現されるまで段階的に添加(全分量の質量を有効数字4桁まで記録する)する。固体が溶解せずに残った時点で、公知質量の溶媒での逆滴定を、溶液が明澄になるまで行う。
ブルックフィールド粘度測定は、23℃で、スピンドルおよび下記表中に記すrpmを用いて得る。
VOC測定は、以下の手順に従って行う:オーブン乾燥し、風袋計量したアルミニウムパンに、0.5gの試験溶液を添加し、小数点以下第4位まで計量する。約3gの水を試験溶液に添加する。パンを、換気したオーブン内で1時間110℃±5℃で加熱する。オーブンから取出した後、パンおよびその内容物をデシケータ内で冷やす。室温に平衡させた後、パンを計量する。VOC量は、下記式に従って算出する:
VOC%=100×(1−(パン最終質量−パン風袋質量)/試験配合物の初期質量)−水%
例2:IPBCのVOC/粘度
MPEG−350、PEG−400、NMP中のIPBCの配合物の揮発性有機量を評価する。更に市販IPBCサンプルを評価する。データを表2中に与える。表2中、PEG−400またはNMPを基にする配合物は、比較目的である。
Figure 2011509999
示すように、MPECは、IPBCの低VOC溶液の配合を可能にする。また示すように、IPBCは、PEGと比べてMPEG中でより高活性物質濃度およびより低粘度まで配合できる。
例3:OITのVOC/粘度
この例は、本発明に係るMPEG−350中の殺生物剤OITのVOCおよび粘度を、プロピレングリコール(PG)、非発明配合物に対して比較する。データは表3中である。
Figure 2011509999
示すように、MPEGは、OITの低VOC溶液の配合を可能にする。粘度はまた、プロピレングリコール(今日の市販OIT配合物において一般的に用いる溶媒)と比べて、MPEGを用いることによっては不利な影響を受けない。
例4:ブロノポールのVOC/粘度
この例は、本発明に係るMPEG−350中の殺生物剤ブロノポールの配合物のVOCおよび粘度を、PG/水中の配合物(比較配合物)に対して比較する。データを表4において示す。
Figure 2011509999
示すように、MPEGは、ブロノポールの低VOC溶液の配合を可能にする。
例5:DBNPAの粘度
この例は、本発明に係るMPEG−350中の殺生物剤DBNPAの配合物の粘度を、PEG中の配合物(非発明)に対して比較する。データを表5において示す。
Figure 2011509999
示すように、MPEGは、極めて高活性物質濃度でのDBNPA溶液の配合を可能にする一方、比較的低粘度を維持する。
例6:MPEG/DMSO 対 PEG/DMSOを基にするIPBC配合物
この例は、MPEG−350/DMSOおよびPEG−400/DMSO中の55および60%のIPBC配合物の粘度およびVOC量を比較する。55%IPBC溶液のために、10%DMSOを用いる。60%溶液のために、MPEGを用いる場合には、IPBCの溶解を完了させるために10%DMSOが必要とされるに過ぎない。しかし、PEG400を用いる場合、IPBCの溶解を完了させるためには、15%DMSOが必要である。粘度およびVOCのデータは表6中である。
Figure 2011509999
データから分かるように、MPEG/DMSOは、PEG400/DMSO溶液と比べて、より低粘度の溶液の配合を可能にし、そして60%IPBCの場合には、より低いVOCも可能にする。
例7:DMSO有りおよび無しでのIPBCの低温(−15℃)溶解性
DMSO有りおよび無しでのMPEG中のIPBCの溶解性の低温の影響を調べる。低温溶解性は、特定の場合,例えば低温における溶液の輸送および貯蔵において重要である。例のために、多数のIPBC、MPEG−350およびDMSOの組成物を調製し、ここで混合物は、室温では、安定な1相液体混合物である。これらの混合物を冷凍庫内で−15℃に冷やし、そして微量の固体IPBC結晶を撒く。IPBC中、−15℃で過飽和となった混合物は、沈殿、結晶成長(IPBCの)を、−15℃で保持して24時間以内に示す。−15℃で安定な単独相組成物である混合物は、24時間超、−15℃での保持でIPBC沈殿を示さない。評価した多数の異なる3成分混合物から、3成分相図は、組成物境界(ここで安定な単独相組成物領域が、固体IPBCおよび液体の相領域(−15℃で)の2相に隣接している)を示す。相境界付近の安定な単独相組成物は、−15℃で、図1のグラフに示す。これらは3成分混合物であるため、2成分の量を知ることにより、第3成分の量は、等式:100%=IPBC%+DMSO%+MPEG−350%を用いて算出できる。示すように、VOC量<30%の低温安定60%IPBC溶液は、18%MPEGおよび22%DMSOを用いて得られる。
例8:2〜3殺生物剤ブレンド物の粘度およびVOC
種々のIPBCブレンド物(MPEG−350中)の揮発性有機量および粘度を表8において与える。この例は、MPEG−350が種々の殺生物剤ブレンド物を高活性物質濃度、低VOC、および低粘度で製造することも可能にすることを示す。
Figure 2011509999
例9:アクリルラテックスの最低フィルム形成温度に対する本発明の配合物の効果
最低フィルム形成温度は、特注MFFT棒(Current Enterprises,Inc.)で行う。ASTM.D 2354−98に記載される装置とは異なり、棒の長さの下に組み込んだ加熱および冷却の要素が0℃から60℃までの連続温度勾配を作る。ASTMに記載される温度範囲は、0℃〜25℃である。この装置はまた、棒を越えて温度プローブを有し、これは手動で実施すべき観測を可能にする。棒の上のカバーを載置して乾燥窒素の流れおよび温度変動の回避を可能にする。40%IPBC(MPEG 350中)の配合物を1〜2%含有する、および含有しない、ラテックスサンプルのフィルムを、棒の高温から低温の端に、3milクリアランスのアプリケータ(対 6mil ASTM.D 2354で指定)でキャストする。乾燥後、フィルムの各トラックを検査して、連続、固体フィルムとクラックの入ったフィルムの領域との境界を位置決めする。MFFTは、フィルムにクラックが入る領域の始まりで評価および測定する。
表9に示すように、40% IPBC/MPEG 350配合物を、低VOCアクリルラテックス(Acronal Optive 230 from BASF)中に組み入れることは、ラテックスコーティングの最低フィルム形成温度(MFFT)を低下させる。結果として、本発明の液体キャリア中で配合される殺生物剤は、より低温で適用されることになるコーティングの能力を改善し、そしてまたコーティング配合物において用いる内在的な可塑剤の量の低減を可能にする。
Figure 2011509999
先の詳細な説明において、本発明の特定の態様を、その好ましい態様との関係で説明する。しかし、説明が本技術の特定の態様または特定の用途に具体的である範囲で、これは、例示のみであって例示の態様の簡潔な説明を与えるに過ぎないことが意図される。従って、本発明は、上記の特定の態様に限定されるものではなく、むしろ、本発明は、特許請求の範囲の真の範囲に含まれる全ての代替、改変および均等を包含する。

Claims (19)

  1. 1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、N−ブチル−1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(ブチル−BIT)、オルト−フェニルフェノール(OPP)、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアゾリノン(OIT)、ジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT)、クロロタロニル、β−チューブリン阻害剤,例えばカルベンダジムおよびチアベンダゾール、ジヨードメチル−p−トリルスルホン(DIMTS)、トリアジン系殺生物剤,例えばターブトリン、シブトリンおよびプロメトリン、ジメチルウレア系殺生物剤,例えばジウロン、イソプロツロン、クロロトルロンおよびフルオメツロン、アゾール,例えばプロピコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾールおよびテブコナゾール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール(TCMTB)、ピリチオン類,例えばジンクピリチオン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール)、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドの1種以上から選択される有効量の殺生物剤;ならびに、
    式(I):
    R−O−(AO)n−H
    (式中、Rは、C1−C3のアルキルであり;
    AOは、エチレンオキサイド基、プロピレンオキサイド基、ブチレンオキサイド基、または、エチレンオキサイド基、プロピレンオキサイド基およびブチレンオキサイド基から選択される2種以上の基のブロックもしくはランダムのコポリマーであり;そして
    nは、繰返しAO単位の平均数であって少なくとも4である。)
    のアルキルポリグリコール液体キャリア;
    を含む、配合物。
  2. nが4〜20である、請求項1に記載の配合物。
  3. AOが、50質量%超のCH2CH2Oを含むブロックまたはランダムのポリマーである、請求項1〜2に記載の配合物。
  4. Rがメチルである、請求項1〜3に記載の配合物。
  5. 共溶媒を更に含む、請求項1〜4に記載の配合物。
  6. 共溶媒が:水、ジメチルスルホキシド、NMP、石油蒸留物、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジメチルアセトアミド(DMAC)、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラメチルウレア、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、トリエチルホスフェート、メチルエチルケトン(MEK)、グリコールエーテル、グリコールエーテルアセテート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、アルコール、アミン、およびこれらの2種以上の混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の配合物。
  7. 15〜99質量パーセントの、式(I)の液体キャリア;
    1〜70質量パーセントの殺生物剤;および
    0〜30質量パーセントの共溶媒;
    を含む、請求項1〜6に記載の配合物。
  8. 液体キャリアが、分子量約300〜約400のMe−O−(CH2CH2O)n−Hである、請求項1〜7に記載の配合物。
  9. 30質量パーセント未満の揮発性有機化合物を含む、請求項1〜8に記載の配合物。
  10. 17質量パーセント未満の揮発性有機化合物を含む、請求項1〜9に記載の配合物。
  11. 殺生物剤が:3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)、オクチルイソチアゾリノン(OIT)、ジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT)、クロロタロニル、βチューブリン阻害剤,例えばカルベンダジムおよびチアベンダゾール、ジヨードメチル−p−トリルスルホン(DIMTS)、トリアジン系殺生物剤,例えばターブトリン、シブトリンおよびプロメトリン、ジメチルウレア系殺生物剤,例えばジウロン、イソプロツロン、クロロトルロンおよびフルオメツロン、アゾール,例えばプロピコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾールおよびテブコナゾール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール(TCMTB)、ピリチオン類,例えばジンクピリチオン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール)、ならびに2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドの1種以上から選択される、請求項1〜10に記載の配合物。
  12. 殺生物剤が、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)である、請求項1〜10に記載の配合物。
  13. 殺生物剤が、オクチルイソチアゾリノン(OIT)である、請求項1〜10に記載の配合物。
  14. 殺生物剤が、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール)である、請求項1〜10に記載の配合物。
  15. 殺生物剤が、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)である、請求項1〜10に記載の配合物。
  16. 殺生物剤が、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート(IPBC)と、オクチルイソチアゾリノン(OIT)、ジクロロオクチルイソチアゾリノン(DCOIT)、プロピコナゾール、シブトリン、またはジヨードメチル−p−トリルスルホン(DIMTS)の1種以上との混合物である、請求項1〜10に記載の配合物。
  17. 請求項1〜16に記載の配合物を製造する方法であって:
    殺生物剤をアルキルポリグリコールに添加して混合物を形成すること、および
    殺生物剤とアルキルポリグリコールとの該混合物を撹拌すること
    を含む、方法。
  18. 水系システム中での微生物の生育を阻害する方法であって、該システムに有効量の請求項1〜16のいずれかに記載の配合物を添加することを含む、方法。
  19. 水系システムが、ラテックス、塗料配合物、コーティング、ミネラルスラリー、化粧品、家庭用もしくはパーソナルケアの配合物、金属作動流体、パルプおよび紙のミルサンプル、木材、皮革、建築材料、ならびに工業用水処理から選択されるシステムであるかまたは該システムとともに用いられる、請求項18に記載の方法。
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