JP2006328007A - 工業用抗菌組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 細菌や真菌等の微生物による腐敗からデンプンスラリーや樹脂エマルション等の水系組成物を長期間にわたって保護する、本質的にハロゲンを含有しない工業用抗菌組成物を提供する。
【解決手段】 メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含有し、かつ、一般式(1)で示される1種以上の化合物を含有することを特徴とする工業用抗菌組成物。
Figure 2006328007

(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
【選択図】なし

Description

本発明は、細菌や真菌等の微生物による腐敗からデンプンスラリーや樹脂エマルジョン等の水系組成物を長期間にわたって保護する工業用抗菌組成物に関するものであり、詳しくはメチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含有し、かつ、一般式(1)
Figure 2006328007
(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
で示される1種以上の化合物を含有することを特徴とする本質的にハロゲンを含有しない工業用抗菌組成物に関するものである。
メチレンビスチオシアネートや1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、一般式(1)で示されるイソチアゾリン化合物は、樹脂エマルジョン、水性塗料、繊維助剤、紙用塗工液、デンプン糊、顔料スラリー、コンクリート混和剤などの水系対象物に添加し、細菌や真菌などの微生物による変質や腐敗を防止する有用な抗菌化合物である。
これらの化合物をこのような水系組成物に対して単独で添加する方法も一般的には採られるが、スペクトルを広げるためや、より少ない添加量で対象水系組成物を微生物から保護するために複数の化合物を混合する方法も提案され実用化されており、例えばメチレンビスチオシアネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含む組成物が特許文献1、2に、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む組成物が特許文献3に、メチレンビスチオシアネートと2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む組成物が特許文献4に、メチレンビスチオシアネートとイソチアゾリン化合物を含む組成物が特許文献5に、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンと5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む組成物が特許文献6に開示されている。
これらのうち、メチレンビスチオシアネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含む組成物は、酸性から中性域の対象水系組成物に対しては効果を示すもののアルカリ性域の対象水系組成物に対しては不十分である。1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む組成物は、細菌に対しては効果を示すものの真菌に対してはその効果は不十分であり、一方メチレンビスチオシアネートと2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む組成物は、真菌に対しては効果を示すものの細菌に対してはその効果は不十分である。1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンと5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む組成物は、ハロゲンを含有することから環境に対する影響が懸念される。
特開平6−305917号公報 特開平8−151307号公報 特表2001−515016号公報 特開2004−99530号公報 特開平05−163107号公報 特公平7−37362号公報
本発明が解決しようとする課題は、細菌や真菌等の微生物による腐敗からデンプンスラリーや樹脂エマルジョン等の水系組成物を長期間にわたって保護することが可能であり、本質的にハロゲンを含有しない工業用抗菌組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意種々の研究を行った結果、メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンに、一般式(1)で示される1種以上の化合物を含有することによって、幅広い微生物に対して効力を示し長期間にわたって対象水系組成物を保護することができることを見出し、本発明を完成させたものである。つまり、従来では対象物のpHにより抗菌組成物の効力が左右されたり、幅広い微生物に対する効力が不十分であったりするという欠点があったが、メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンに、一般式(1)で示される1種以上の化合物を含有することによって、酸性域からアルカリ性域までの対象水系組成物に対し幅広い微生物に対して効力を発揮させる技術を見出したものである。
一般式(1)
Figure 2006328007
(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
すなわち、本発明は、(1)メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含有し、かつ、一般式(1)で示される1種以上の化合物を含有することを特徴とする工業用抗菌組成物に関する。
また、本発明は、(2)Xが水素であり、Rがメチル基であること特徴とする上記(1)の工業用抗菌組成物に関する。
また、本発明は、(3)Xが水素であり、Rがn−オクチル基であること特徴とする上記(1)の工業用抗菌組成物に関する。
また、本発明は、(4)0.1質量%以上50質量%以下のデンプンを含有している対象水系組成物に添加されることを特徴とする上記(1)〜(3)いずれかの工業用抗菌組成物に関する。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
本発明の工業用抗菌組成物は、メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含有し、かつ、
一般式(1)
Figure 2006328007
(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
で示される1種以上の化合物を含有させたものであり、さらに、グリコール系やその誘導体等の溶媒、界面活性剤、pH調整剤その他添加剤等を添加してもよい。
一般式(1)においてRは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良く、好ましくはRがメチル基もしくはn−オクチル基であり、Xは水素である。
これらの有効成分を配合した組成物に、エタノール、イソプロパノール等の一価アルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル等のグリコール系溶剤およびその誘導体、グリセリン、ジグリセリン等のグリセリン系溶剤およびその誘導体等を使用することができる。これらの有機溶剤は、具体例の中から単独で使用しても良く、2種以上を混合して使用することも可能である。
更に、この他に界面活性剤、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアミノエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン界面活性剤や、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、ジアルキルスルホサクシネート、アルキルスルホネート、アルキルアリルスルホネート、脂肪酸アミドスルホネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート等のアニオン界面活性剤や、アルキルアミン塩、アルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤や、グリシン型、ベタイン型、イミダゾリン型等の両性界面活性剤、コハク酸やクエン酸、酒石酸等の有機酸やその塩、リン酸やポリリン酸、ホウ酸等の無機酸やその塩等のpH調整剤、キレート化剤や消泡剤、防錆剤、安定剤などのその他添加剤等も使用することができる。
<工業用抗菌剤組成物における各材料の配合組成>
以上の材料からなる好ましい工業用抗菌組成物の配合組成としては、工業用抗菌組成物100質量%に対して、メチレンビスチオシアネートを1〜30質量%、より好ましくは3〜15質量%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを1〜30%、より好ましくは3〜15質量%、一般式(1)
Figure 2006328007
(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
で示される1種以上の化合物を1〜30質量%、より好ましくは3〜10質量%であり、溶解もしくは分散させるための溶媒を30〜97質量%である。
<工業用抗菌組成物の製造方法>
本発明の工業用抗菌組成物は溶解製剤や懸濁製剤、粉剤、水和剤などとして提供することが可能であるが、本工業用抗菌組成物が添加される対象物は一般的には水を基材とした水系組成物であるため、溶解製剤もしくは懸濁製剤として提供することが実用的である。溶解製剤として製造する方法としては、メチレンビスチオシアネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、一般式(1)
Figure 2006328007
(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
で示される1種以上の化合物を溶解させるに足る溶剤を加えた後、必要に応じて界面活性剤を加えた後、さらに必要に応じてその他の添加剤を加えて高速ミキサー等を用いて撹拌混合する方法が利用できる。
懸濁製剤として製造する方法としては、メチレンビスチオシアネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、一般式(1)で示される1種以上の化合物を適当な界面活性剤を混合した水に懸濁させ、パールミル等の分散機で分散粉砕し、必要に応じて増粘剤や消泡剤などの添加剤を撹拌混合する方法が利用できる。
<使用方法>
以上の材料と製造方法から得られた本発明の工業用抗菌組成物は、デンプンスラリーや樹脂エマルジョン、水性塗料、繊維助剤、紙用塗工液、顔料スラリー、コンクリート混和剤などの水系対象物に対して、直接もしくは水等の適当な溶媒等により希釈して添加することができ、デンプンを含有している水系組成物に対して用いる場合に特に高い効果が得られる。通常は、メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンと一般式(1)で示される化合物の合計濃度が、水系組成物に対して概ね、0.001〜0.1質量%程度含まれるように添加される。
本発明の工業用抗菌組成物は、メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含有し、かつ、一般式(1)
Figure 2006328007
(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
で示される1種以上の化合物を含有することを特徴とする本質的にハロゲンを含有しない工業用抗菌組成物であることから環境に対する影響が小さく、さらに、幅広い細菌や真菌等の微生物に対して少ない添加量で長期間にわたって効力を発揮し、デンプンスラリーや樹脂エマルジョン等の水系組成物を長期間にわたって保護することが可能となる。
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、特に断りがない限り、「%」は「質量%」を表す。
メチレンビスチオシアネート5%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン5%、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン5%を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル85%に溶解させたものを実施例1とした。
メチレンビスチオシアネート4%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン7%、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン4%を、ジエチレングリコール40%、1−メチル−2−ピロリジノン40%、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル5%に溶解させたものを実施例2とした。
メチレンビスチオシアネート6%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン6%、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン3%を、イオン交換水80.5%中にポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル4%とヒドロキシエチルセルロース0.5%を溶解させたものに混合し、パールミルで10分間分散粉砕させたものを実施例3とした。
メチレンビスチオシアネート5%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン5%、N−n−ブチル−1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン5%を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル75%とポリオキシアルキレンアルキルエーテル10%に溶解させたものを実施例4とした。
メチレンビスチオシアネート4%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン5%、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン3%、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン3%を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル85%に溶解させたものを実施例5とした。
(比較例1)
メチレンビスチオシアネート7.5%、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン7.5%をジエチレングリコールモノメチルエーテル85%に溶解させたものを比較例1とした。
(比較例2)
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン7.5%、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン7.5%をジエチレングリコールモノメチルエーテル85%に溶解させたものを比較例2とした。
(比較例3)
メチレンビスチオシアネート7.5%と2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン7.5%をジエチレングリコールモノメチルエーテル85%に溶解させたものを比較例3とした。
(比較例4)
メチレンビスチオシアネート7.5%と2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン7.5%をジエチレングリコール80%、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル5%に溶解させたものを比較例4とした。
防腐効力試験1
滅菌したポリ容器にデンプン糊液(デンプン含有率25%、pH5.5)を30gずつ分注し、これらに実施例1〜5と比較例1〜4の工業用抗菌組成物を所定濃度となるように添加し、細菌および真菌により腐敗したデンプン糊液を1週間毎に2%接種して接種1週間後に標準寒天培地を用いて細菌の生菌数を、ポテトデキストロース寒天培地を用いて真菌の生菌数を測定することにより防腐効力を評価した。
細菌に対する結果を表1に、真菌に対する結果を表2に示す。
Figure 2006328007
Figure 2006328007
防腐効力試験2
滅菌したポリ容器にリグニン系のコンクリート混和剤(pH6.5)を30gずつ分注し、これらに実施例1〜5と比較例1〜4の工業用抗菌組成物を所定濃度となるように添加し、細菌および真菌により腐敗したコンクリート混和剤を1週間毎に2%接種して接種1週間後に標準寒天培地を用いて細菌の生菌数を、ポテトデキストロース寒天培地を用いて真菌の生菌数を測定することにより防腐効力を評価した。
細菌に対する結果を表3に、真菌に対する結果を表4に示す。
Figure 2006328007
Figure 2006328007
防腐効力試験3
滅菌したポリ容器に紙用塗工液(pH9.0)を30gずつ分注し、これらに実施例1〜5と比較例1〜4の工業用抗菌組成物を所定濃度となるように添加し、細菌により腐敗した紙用塗工液を1週間毎に2%接種して接種1週間後に標準寒天培地を用いて生菌数を測定することにより防腐効力を評価した。
この結果を表5に示す。
Figure 2006328007
防腐効力試験4
滅菌したポリ容器にアクリルエマルジョン塗料(pH8.0)を30gずつ分注し、これらに実施例1〜4と比較例1〜4の工業用抗菌組成物を所定濃度となるように添加し、細菌により腐敗したアクリルエマルジョン塗料を1週間毎に2%接種して接種1週間後に標準寒天培地を用いて生菌数を測定することにより防腐効力を評価した。
この結果を表6に示す。
Figure 2006328007
メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンに、一般式(1)で示される1種以上の化合物を含有する実施例1〜5の工業用抗菌組成物は、いずれも、酸性域からアルカリ性域までの対象水系組成物に対し防腐効力にすぐれるものであった。しかしながら、一般式(1)で示される化合物を含有しないメチレンビスチオシアネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンの組合せである比較例1をはじめとする比較例1〜4の組成物の防腐効力は十分ではなかった。
本発明の工業用抗菌組成物は、メチレンビスチオシアネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンに、一般式(1)
Figure 2006328007
(式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)
で示される1種以上の化合物を含有し、本質的にハロゲンを含有しないため環境に対する影響が小さく、さらに、幅広い細菌や真菌等の微生物に対して少ない添加量で長期間にわたって効力を発揮し、かつ、酸性域からアルカリ性域までの対象水系組成物に対して効力を示すことから、デンプンスラリーや樹脂エマルジョン、水性塗料、繊維助剤、紙用塗工液、顔料スラリー、コンクリート混和剤などの水系対象物における微生物障害から回避するために好適に用いることができるものである。




Claims (4)

  1. メチレンビスチオシネートと1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含有し、かつ、
    一般式(1)
    Figure 2006328007
    (式中、Rは炭素数8以下のアルキル基を示し、Xは水素原子もしくは互いに結合して芳香族環を形成しても良い)で示される1種以上の化合物を含有することを特徴とする工業用抗菌組成物。
  2. Xが水素であり、Rがメチル基であること特徴とする請求項1に記載の工業用抗菌組成物。
  3. Xが水素であり、Rがn−オクチル基であること特徴とする請求項1に記載の工業用抗菌組成物。
  4. 0.1質量%以上50質量%以下のデンプンを含有している対象水系組成物に添加されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の工業用抗菌組成物。



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