JP2011504729A - 海胆栄養食品及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コピー食品の技術と現在の食品先端技術を利用し、海胆という新しい素材を食品加工に取り入れ、海胆の総合加工利用によい土台を築くことを目的とする。
【解決手段】本発明の技術的構想は、植物蛋白質と魚肉すり身などを原材料とし、外観を海胆殻に似せた食感のよいコピー海胆殻を作り、そのコピー海胆殻で加工した海胆卵巣を包み、海胆にそっくりな新型海胆即席製品を製造するものである。本発明はコピー食品技術を利用して海胆を似せたコピー海胆製品を加工するので、以前の海胆加工で得られたものに存在する食用の不便、搬送の困難、賞味期限が短いなどの欠点を克服できた。
【選択図】 なし

Description

本発明は、食品加工技術の分野に属し、コピー食品の製造に係り、特に海胆栄養食品の製造技術に関するものである。
海胆の食用可能な部分は生殖腺であり、精巣と卵巣が含まれる。卵巣は、海胆の卵子であり、俗に海胆黄弁又は海胆膏と呼ばれ、海胆の重量の約8%〜15%を占めている。新鮮な海胆卵巣には蛋白質が15.8%、脂肪が8.5%、糖類が2.25%含まれるほか、ステロール、増粘多糖類、リン脂質、ビタミン、ミネラルとホルモンなどを有している。海胆にまた人体に必須の各種アミノ酸が含まれ、これらは人体にとりきわめて吸収されやすい良質な動物蛋白質である。また、グルタミン酸量が6%に達しているため、海胆の味は極めて美味である。特に、脂肪に含まれる不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)は脂肪酸全体の30%を超えている。そのEPAは、市場でよく売られ、体によいとされ、また心臓血管系の病気をも予防できる「深海魚油」に含まれる主な有効成分である。海胆のホルモンは滋陰補腎の作用があり、美容スキンケアにはよい成分とされている。また、清熱消炎、軟堅散結、去痰消腫、精神安定などの薬用的治療作用があるほか、食欲の向上、免疫力の増加、性的機能の向上を促進する効果もある。このような優れた食用価値があるため、国際市場での海胆の需要量が年々増加し、天然物の産出量では需要を満たすことができず、海胆の人工養殖が行われるようになっている。この分野では、中国が優れた業績をあげている。
現在、中国の沿海各省全てが食用海胆の加工産業を持っており、製品には酒漬け海胆卵巣(海胆醤)、塩漬海胆、新鮮な冷凍海胆等がある。にも関わらず、海胆栄養食品の加工技術に関しては、まだ報道されたことがなく、国内外市場においても高栄養価値で、食用が便利、かつ衛生な海胆栄養製品が開発されていない。
本発明は、コピー食品の技術と現在の食品先端技術を利用し、海胆という新しい素材を食品加工に取り入れ、海胆の総合加工利用によい土台を築くことを目的とする。本発明の技術的構想は、植物蛋白質と魚肉すり身などを原材料とし、外観を海胆殻に似せた食感のよいコピー海胆殻を作り、そのコピー海胆殻で加工した海胆卵巣を包み、海胆にそっくりな新型海胆即席製品を製造するものである。
本発明の技術的構想は以下のように実現する。
一.海胆卵巣の加工
1.原材料の前処理工程:原材料に新鮮な紫海胆を使用し、殻の直径が5センチ(棘を除く)以上の新鮮なものが好ましい。海胆殻の端部において、ステンレスペンチで口から殻を割り、切り口からすべての内臓を慎重に取り出し、分離して海胆卵巣を得る。
2.洗浄・異物の除去工程:精製塩を使って濃度が1〜9%の洗浄用塩水を調製し、形が完全な海胆卵巣を脱水籠に入れ塩水の中で軽く洗浄し、臓器とほかの異物を除去する。2〜10分間洗浄した後、別の清潔な塩水でもう一度洗浄する。その後、脱水棚に並べ少し水切りをしてから、清潔な水で1〜3回洗浄する。次の加工のために、洗浄した海胆卵巣を脱水トレーに水滴がなくなるまで載せる。好ましくは、風を当てて乾燥させ、より乾燥した海胆卵巣を得る。水切りしたもの中から、形が完全な海胆卵巣を直接に冷蔵する。欠損または割れのあったものは以下の方法でさらに加工を行う。
3.欠損または割れのあった海胆卵巣の加工工程:切り口から海胆卵巣を取り出す際や洗浄する際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣を集め、洗浄・異物の除去工程で処理した後、海胆卵巣重量の1〜5%の卵黄粉と0.5〜2%のカラゲナンを入れて均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させる。この成形工程で得た海胆花弁を加熱しないで直接、次の工程で加工してもよいが、70〜100℃の温度で10〜20分間の熱処理を行ってある程度固めてもよい。
二.コピー海胆殻の加工
1.植物蛋白質材料の加工工程:良質の大豆粉と小麦粉を用い、1:0.5〜2.0の重量比で混合し、大豆粉と小麦粉総重量の0.05〜0.1‰の食用色素と0.05〜0.1‰の海胆香料と、0.5〜2.0%の味の素、塩、五香粉、香辛料などの調味料を加え、大豆粉と小麦粉総重量の30〜80%の食用油脂(食用植物油と動物油脂を1:0.1〜0.9の重量比で混合したもの)を加え攪拌して、練り合わせる。
上記のように大豆粉と小麦粉を混合した後、粉砕機で粉砕し、このとき、粒度が60〜160目が最適である。上記食用植物油は大豆サラダ油、大豆油、ピーナッツ油、菜種油、コーン油、ヒマワリ油、オリーブ油などの一つまたはいくつかからなる調合油(任意の割合)を使ってよい。上記動物油脂は豚脂、牛脂、鶏脂の一つまたはいくつかからなる調合油脂(任意の割合)がよい。
2.魚肉すり身材料の加工工程:新鮮な魚肉すり身にその重量の1〜3倍の水、1〜4%の塩、0.5〜1%の味の素を加え、均一となるように攪拌する。なお、上記加工において、擂潰機で擂り潰して充分に混合させたほうが好ましい。
3.成形工程:上記加工された魚肉すり身材料と植物蛋白質材料を1:0.5〜2.0重量比で混合し、海胆殻の外形に似せた成形型に注入して成形させる。上記成形工程に得たコピー海胆殻を加熱しないで直接、次の工程で加工してもよく、70〜100℃の温度で10〜20分間熱処理を行って、ある程度固めてもよい。
三.海胆栄養食品の加工
上記のように海胆卵巣とコピー海胆殻の処理・加工が完了すると、それらを生きた海胆のように配置し、80〜100℃の温度で10〜20分間、蒸すあるいは茹でる処理をして、即席の海胆食品が得られる。なお、本発明においては海胆の加工工程で発生する廃棄物である海胆の内膜を酵素分解させて成形助剤を作ることができる。成形助剤を加えることにより成形が容易になる。成形助剤を加えなくても構わないが、加えたほうがより好ましい。
1.成形助剤の調製工程:海胆卵巣を取り出す工程で海胆の内膜を集め、それに重量の0.05〜3.00%のペプシンを加え、phが3〜5、温度が35〜50℃の環境で、2〜5時間かけて酵素分解させる。その後、phを7にした状態で加熱を行って酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて海胆の内膜活性液を得る。この活性液に対し重量の0.5〜2%の卵白粉、0.2〜1%の白砂糖、0.2〜1%の塩を加え、均一となるように攪拌することにより成形助剤が得られる。
2.上記のように処理され、形が完全な海胆卵巣または欠損のあった海胆卵巣から作った海胆花弁を、生きた海胆のようにコピー海胆殻の中に配置し、海胆殻内部の体積の0〜4/5のところまで成形助剤を注入し、80〜100℃の温度で10〜20分間蒸すまたはゆでる熱処理を行う。自然冷却をしたら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。この新型の海胆食品には海胆の栄養成分と上品な味わいが完全にマッチする。コピー殻の使用が、製品の栄養価値を高めるだけでなく、製品に生き生きとした海胆の形状を与えるから、食用に便利で栄養の高い新型海洋食品が出来上がる。
本発明は従来技術と比べ、以下の点で優れている。
1.本発明はコピー食品技術を利用して海胆を似せたコピー海胆製品を加工するので、以前の海胆加工で得られたものに存在する食用の不便、搬送の困難、賞味期限が短いなどの欠点を克服できた。この即席のコピー海胆製品は搬送が便利で、貯蔵しやすい上、賞味期限も長く、また製品の栄養価値も維持したから、製品の販売範囲の拡大を可能にした。
2.コピー食品技術は、現代食品産業において新興技術となる。この技術を海胆の高度加工に用いることにより、海胆の栄養価値を維持する上で、製品の品質を高め、味には格別な味わいをもたらした。また、海胆製品の付加価値を高めただけでなく、海胆やほかの海産物の開発に道を開け、海洋食品加工に革新的な方法と、海洋食品の高度開発に斬新な発想を与え、今後の開発によい土台を築いた。
3.本発明は、加工する際に海胆が容易に欠損し、原材料の利用率が低い問題を解決するとともに、従来の加工工程で屑とされたものの再利用に道を開け、海胆全体の利用率を大いに高めることができた。
4.海胆に対する従来の加工は、主に海胆卵巣から有効な活性成分の抽出または生海胆の食用にある。本発明は海胆卵巣の栄養成分を維持する上で、海胆の独特な外観を取り入れ、全ての部分が食用できる栄養価値の高い新型海洋食品を作り出した。
本発明の実施例
海胆栄養食品の加工
殻の直径が5センチ(棘を除く)以上、新鮮な紫海胆を用い、海胆殻の端部において、ステンレスペンチで口から殻を割り、切り口からすべての内臓を慎重に取り出し、分離して海胆卵巣を得る。この際、海胆の内膜を集めておく。精製塩で濃度が1%の洗浄用塩水を調製し、形が完全な海胆卵巣を脱水籠に入れ塩水の中で軽く洗浄し臓器とほかの異物を除去する。10分間洗浄した後、別の清潔な塩水でもう一度洗浄する。その後、脱水棚に並べ少し水切りをして、清潔な水で3回ほど洗浄する。次の加工のために。洗浄した海胆卵巣を脱水トレーに水滴がなくなるまで載せる。水切りを早めるために、脱水室内にブローを取り付け、より乾燥した海胆卵巣を得ることができる。水切りしたものの中から、形が完全な海胆卵巣を直接に冷蔵する。
良質な大豆粉500グラムと小麦粉250グラムを用い、これを混合して60目まで粉砕するとともに、食用色素37.5ミリグラム、海胆香料75ミリグラムと、3.75グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時に大豆サラダ油25.56グラムと、大豆油51.13グラム、ピーナッツ油127.81グラム、豚脂5.13グラムと、牛脂5.13グラム、鶏脂10.25グラムを加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身1000グラムに水1000グラム、塩5グラム、味の素2.5グラムを加え、均一となるように混合する。この魚肉すり身材料2000グラムに対し1000グラムの植物蛋白質を混合し、海胆殻の外形に似せた成形型に注入して成形させる。
上記海胆卵巣の採集工程で集めた海胆の内膜200グラムに対し、0.1グラムのペプシンを加え、phを3、温度を50℃にして、2時間酵素分解を行う。その後、phを7にして加熱し、酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて、海胆の内膜の活性液を得る。この活性液100グラムに対して卵白粉0.5グラム、白砂糖0.2グラム、塩0.2グラムを加え、均一となるように攪拌して成形助剤を得る。上記処理され、形が完全な海胆卵巣を、生きた海胆のようにコピー海胆殻の中に配置し、さらに殻の体積の4/5のところまで成形助剤を注入し、90℃の温度で15分間、蒸すまたは茹でる処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
海胆栄養食品の加工
実施例1のように海胆卵巣を取り出して分離する。形が完全な海胆卵巣を脱水籠に入れ濃度が9%の塩水の中で軽く洗浄し臓器とほかの異物を除去する。2分間洗浄した後、別の清潔な塩水でもう一度洗浄する。その後、脱水棚に並べ少し水切りして、清潔な水で3回ほど洗浄する。洗浄した海胆卵巣を脱水トレーに水滴がなくなるまで載せる。このとき、ブローで風を送り出し、より乾燥した海胆卵巣を得ることができる。水切りした海胆卵巣は冷蔵される。
良質な大豆粉250グラムと小麦粉500グラムを用い、これを混合して160目まで粉砕するとともに、食用色素75ミリグラム、海胆香料37.5ミリグラムと、15グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時にヒマワリ油189グラム、オリーブ油126グラム、鶏脂285グラムを加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身250グラムと、水750グラム、塩10グラム、味の素2.5グラムを混合し、擂潰機でそれを充分に擂り潰すようにする。この魚肉すり身材料500グラムと植物蛋白質材料1000グラムを混合した、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。その後、70℃の温度で20分間の熱処理を行って、ある程度固めさせる。
200グラムの海胆の内膜に6グラムのペプシンを加え、phが5、温度が35℃の環境で、5時間酵素分解をした後、phを7にして加熱し酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて、海胆の内膜活性液を得る。この活性液100グラムに対し卵白粉2グラム、白砂糖1グラム、塩1グラムを加え、均一となるように攪拌して成形助剤を得る。
上記処理され、形が完全な海胆卵巣を、生きた海胆のようにコピー海胆殻の中に配置し、さらに殻の体積の3/5のところまで成形助剤を注入し、80℃の温度で20分間、蒸すまたは茹でる処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
海胆栄養食品の加工
実施例1のように海胆卵巣を取り出して分離する。形が完全な海胆卵巣を脱水籠に入れ濃度が5%の塩水の中で軽く洗浄し臓器とほかの異物を除去する。6分間洗浄した後、別の清潔な塩水でもう一度洗浄する。その後、脱水棚に並べ少し水切りして、さらに清潔な水で2回洗浄する。洗浄した海胆卵巣を脱水トレーに水滴がなくなるまで載せるとともに、ブローでより乾燥した海胆卵巣を得る。水切りした海胆卵巣は冷蔵される。
良質な大豆粉500グラムと小麦粉500グラムを用い、これを混合して120目まで粉砕するとともに、食用色素0.08グラム、海胆香料0.07グラムと、10グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時にピーナッツ油114グラム、コーン油286グラム、牛脂200グラムを加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水1000グラム、塩10グラム、味の素4グラムを混合し、擂潰機で充分に擂り潰すようにする。この魚肉すり身材料500グラムと植物蛋白質材料500グラムを混合し、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。その後、100℃の温度で10分間熱処理を行って、ある程度固めさせる。
200グラムの海胆の内膜に0.2グラムのペプシンを加え、phが4、温度が45℃の環境で、4時間酵素分解をした後、phを7にして加熱し酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて、海胆の内膜活性液を得る。この活性液100グラムに対し卵白粉1グラム、白砂糖0.5グラム、塩0.5グラムを加え、均一となるように攪拌して成形助剤を得る。
上記処理され、形が完全な海胆卵巣を、生きた海胆のようにコピー海胆殻の中に配置し、さらに殻内部の体積の1/5のところまで成形助剤を注入し、100℃の温度で10分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
海胆栄養食品の加工
実施例1のように海胆卵巣を取り出して分離する。形が完全な海胆卵巣を脱水籠に入れ濃度が6%の塩水の中で軽く洗浄し、臓器とほかの異物を除去する。7分間洗浄した後、別の清潔な塩水でもう一度洗浄する。その後、脱水棚に並べ少し水切りし、さらに清潔な水で3回ほど洗浄する。次の加工のため、洗浄した海胆卵巣を脱水トレーに水滴がなくなるまで載せる。このとき、ブローでより乾燥させることができる。水切りした海胆卵巣が冷蔵される。
大豆粉500グラムと小麦粉750グラムを用い、これを混合して80目まで粉砕するとともに、食用色素75ミリグラム、海胆香料62.5ミリグラムと、10グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時に大豆油111グラム、ピーナッツ油222グラム、菜種油111グラム、鶏脂56グラムからなる混合油を加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水1000グラム、塩10グラム、味の素3グラムを混合し、擂潰機で充分に擂り潰すようにする。この魚肉すり身原料500グラムと植物蛋白質材料500グラムを混合して、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。その後、95℃の温度で15分間蒸すまたは茹でる処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
海胆栄養食品の加工
実施例1のように海胆卵巣を取り出して分離する。形が完全な海胆卵巣を脱水籠に入れ濃度が3%の塩水の中で軽く洗浄し、臓器とほかの異物を除去する。8分間洗浄した後、別の清潔な塩水でもう一度洗浄する。その後、脱水棚に並べ少し水切りし、さらに清潔な水で2回ほど洗浄する。次の加工のため、洗浄した海胆卵巣を脱水トレーに水滴がなくなるまで載せる。このとき、ブローでより乾燥させることができる。水切りした海胆卵巣が冷蔵される。
大豆粉1000グラムと小麦粉800グラムを用い、これを混合して120目まで粉砕するとともに、食用色素126ミリグラム、海胆香料162ミリグラムと、21.6グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時にヒマワリ油362.5グラムと、オリーブ油200グラム、牛脂337.5グラムを加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水500グラム、塩1.5グラム、味の素0.6グラムを混合する。混合をよりよくするため、擂潰機で充分に擂り潰すことが好ましい。この魚肉すり身材料500グラムと植物蛋白質材料750グラムを混合し、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。その後、85℃の温度で1分間蒸すまたは茹でる熱処理を行って、ある程度固める。
上記処理され、形が完全な海胆卵巣を、生きた海胆のようにコピー海胆殻の中に配置し、85℃の温度で15分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
欠損または割れのあった海胆卵巣で海胆栄養食品を加工する。切り口から海胆卵巣を取り出す際や洗浄する際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣を集め、洗浄し異物を取り除いた後、海胆卵巣500グラムに対して、卵黄粉5グラムとカラゲナン10グラムを加え均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させる。
大豆粉500グラムと小麦粉600グラムを用い、これを混合して140目まで粉砕するとともに、食用色素66ミリグラム、海胆香料66ミリグラムと、5.5グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時にコーン油321グラムと、豚脂64グラムを加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水500グラム、塩7.5グラム、味の素5グラムを混合する。この魚肉すり身材料500グラムと植物蛋白質材料400グラムを混合し、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。
上記海胆卵巣の採集工程で集めた海胆の内膜200グラムに対し、1.6グラムのペプシンを加え、phが4.5、温度が48℃の環境で、3.5時間酵素分解をした後、phを7にした状態で加熱し酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて、海胆の内膜活性液を得る。この活性液100グラムに対し卵白粉1.5グラム、白砂糖0.8グラム、塩0.8グラムを加え、均一となるように攪拌して成形助剤を得る。
上記処理され、欠損または割れのあった海胆卵巣からなる海胆花弁を、生きた海胆のように成形されたコピー海胆殻の中に配置し、さらに殻内部の体積の4/5のところまで成形助剤を注入し、100℃の温度で12分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
欠損または割れのあった海胆卵巣で海胆栄養食品を加工する。切り口から海胆卵巣を取り出す際や洗浄する際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣を集め、洗浄し異物を取り除いた後、海胆卵巣1000グラムに対して、卵黄粉50グラムとカラゲナン5グラムを加え均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させる。その後、70℃の温度で20分間熱処理を行って、ある程度固める。
良質な大豆粉500グラムと小麦粉900グラムを用い、これを混合して120目まで粉砕するとともに、食用色素140ミリグラム、海胆香料1.12グラムと、11.2グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時に大豆サラダ油54グラムと大豆油269グラム、豚脂97グラムからなる混合油を加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水750グラム、塩10グラム、味の素15グラムを混合し、擂潰機で充分に擂り潰すようにする。この魚肉すり身材料400グラムと植物蛋白質材料600グラムを混合し、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。その後、70℃の温度で16分間の熱処理を行って、ある程度固めさせる。
海胆卵巣を取り出す際に集めた海胆の内膜200グラムに対し、6グラムのペプシンを加え、phが4.5、温度が40℃の環境で、3時間酵素分解させた後、phを7にした環境で加熱し酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて、海胆の内膜活性液を得る。この活性液100グラムに対し卵白粉1グラム、白砂糖0.5グラム、塩0.6グラムを加え、均一となるように攪拌して成形助剤を得る。
上記処理され、欠損または割れのあった海胆卵巣からなる海胆花弁を、生きた海胆のように成形されたコピー海胆殻の中に配置し、さらに殻内部の体積の2/5のところまで成形助剤を注入し、100℃の温度で10分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
欠損または割れのあった海胆卵巣で海胆栄養食品を加工する。切り口から海胆卵巣を取り出す際や洗浄する際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣を集めて、洗浄し異物を取り除いた後、海胆卵巣500グラムに対して、卵黄粉15グラムとカラゲナン5グラムを加え均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させる。その後、100℃で10分間の熱処理を行って、ある程度固めさせる。
大豆粉500グラムと小麦粉300グラムを用い、これを混合して60目まで粉砕するとともに、食用色素80ミリグラム、海胆香料56ミリグラムと、6.4グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時に大豆油430グラム、鶏脂78グラム、牛脂52グラムからなる混合油を加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水500グラム、塩7.5グラム、味の素5グラムを混合し、擂潰機で充分に擂り潰すようにする。この魚肉すり身材料500グラムと植物蛋白質材料500グラムを混合した後、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させ、90℃の温度で17分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
欠損または割れのあった海胆卵巣で海胆栄養食品を加工する。切り口から海胆卵巣を取り出す際や洗浄する際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣を集め、洗浄し異物を取り除いた後、海胆卵巣500グラムに対して、卵黄粉15グラムとカラゲナン6グラムを加え均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させる。その後、80℃で15分間の熱処理を行って、ある程度固めさせる。
良質な大豆粉500グラムと小麦粉900グラムを用い、これを混合して120目まで粉砕するとともに、食用色素112ミリグラム、海胆香料140ミリグラムと、11.2グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時にピーナッツ油130グラム、大豆油65グラム、オリーブ油195グラム、鶏脂62グラム、牛脂248グラムからなる混合油を加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水500グラム、塩20グラム、味の素5グラムを混合する。この魚肉すり身材料1000グラムと植物蛋白質材料500グラムを混合し、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。
海胆卵巣を取り出す際に集めた海胆の内膜200グラムに対し、1グラムのペプシンを加え、phが5、温度が50℃の環境で、2時間酵素分解させた後、phを7にした状態で加熱し酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて、海胆の内膜活性液を得る。この活性液100グラムに対し卵白粉1グラム、白砂糖0.2グラム、塩0.6グラムを加え、均一となるように攪拌して成形助剤を得る。
上記処理され、欠損または割れのあった海胆卵巣からなる海胆花弁を、生きた海胆のように成形されたコピー海胆殻の中に配置し、さらに殻内部の体積の3/5のところまで成形助剤を注入し、95℃で18分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
欠損または割れのあった海胆卵巣で海胆栄養食品を加工する。切り口から海胆卵巣を取り出す際や洗浄する際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣を集め、洗浄し異物を取り除いた後、海胆卵巣500グラムに対して、卵黄粉20グラムとカラゲナン4グラムを加え均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させる。
良質な大豆粉500グラムと小麦粉600グラムを用い、これを混合して120目まで粉砕するとともに、食用色素880ミリグラム、海胆香料55ミリグラムと、16.5グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時にコーン油73.5グラムとヒマワリ油220.5グラム、鶏脂97グラム、豚脂49グラムからなる混合油を加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水900グラム、塩17.5グラム、味の素10グラムを混合し、擂潰機で充分に擂り潰すようにする。この魚肉すり身材料500グラムと植物蛋白質材料500グラムを混合し、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。
海胆卵巣を取り出す際に集めた海胆の内膜200グラムに対し、4グラムのペプシンを加え、phが3、温度が40℃の環境で、3時間酵素分解させた後、phを7にした状態で加熱し酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて、海胆の内膜活性液を得る。この活性液100グラムに対し卵白粉1グラム、白砂糖0.6グラム、塩0.5グラムを加え、均一となるように攪拌して成形助剤を得る。
上記処理され、欠損または割れのあった海胆卵巣からなる海胆花弁を、生きた海胆のように成形されたコピー海胆殻の中に配置し、さらに殻内部の体積の3/5のところまで成形助剤を注入し、90℃の温度で20分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。
欠損または割れのあった海胆卵巣で海胆栄養食品を加工する。切り口から海胆卵巣を取り出す際や洗浄する際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣を集め、洗浄し異物を取り除いた後、海胆卵巣500グラムに対して、卵黄粉15グラムとカラゲナン5グラムを加え均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させる。
良質な大豆粉500グラムと小麦粉300グラムを用い、これを混合して140目まで粉砕するとともに、食用色素64ミリグラム、海胆香料64ミリグラムと、6.4グラムの味の素、食塩、五香料、香辛料などの調味料を加える。またこれと同時に大豆油277グラムと鶏脂28グラム、牛脂55グラムからなる混合油を加え、攪拌して練り合わせる。
新鮮な魚肉すり身500グラムと、水1000グラム、塩10グラム、味の素5グラムを混合する。この魚肉すり身材料500グラムと植物蛋白質材料500グラムを混合し、海胆殻の外観に似せた成形型に注入して成形させる。
上記処理され、欠損または割れのあった海胆卵巣からなる海胆花弁を、生きた海胆のように成形されたコピー海胆殻の中に配置し、90℃で17分間、蒸すまたは茹でる熱処理を行う。自然冷却したら、成形型から脱型し、包装して完成品になる。

Claims (10)

  1. 成形したコピー海胆殻とその中に配置した海胆卵巣を80〜100℃の温度で、10〜20分間蒸すまたは茹でる処理により、固めさせた海胆栄養食品であって、
    1.上記コピー海胆殻は、魚肉すり身材料と植物蛋白質材料を1:0.5〜2.0重量比で混合し、成形型で成形され、
    (1)上記魚肉すり身材料は、新鮮な魚肉すり身にその重量の1〜3倍の水、1〜5%の塩、1〜5%の味の素で構成され、
    (2)上記植物蛋白質材料は、大豆粉、小麦粉、食用色素、食用香料、調味料、動植物油で構成されるとともに、1:0.5〜2.0の重量比で大豆粉と小麦粉を混合し、混合物の総重量の0.05〜0.1‰の食用色素と、0.05〜0.1‰の食用香料と、0.5〜2.0%の調味料、30〜80%の動植物油が含まれてなり、
    上記調味料は、味の素、塩、五香粉、香辛料からなり、
    上記動植物油は、食用植物油と動物油脂を1:0.1〜0.9の重量比で混合したものであり、上記食用植物油が大豆サラダ油、大豆油、ピーナッツ油、菜種油、コーン油、ヒマワリ油、オリーブ油などの一つまたはいくつかを任意の割合で調合した調合油とされ、上記動物油脂が豚脂、牛脂、鶏脂の一つまたはいくつかを任意の割合で調合した調合油脂とされ、
    2.上記海胆卵巣は、海胆臓器が取り除かれ、塩水と清潔な水で洗浄し、水切りをし、ブローで乾燥させた形が完全なものであることを特徴とする海胆栄養食品。
  2. 上記成形したコピー海胆殻とその中に配置した海胆卵巣の間に、海胆の内膜をペプシンで酵素分解して得た成形助剤が設けられていることを特徴とする請求項1記載の海胆栄養食品。
  3. 上記コピー海胆殻は、70〜100℃の温度で、10〜20分間加熱して固められたことを特徴とする請求項1または2記載の海胆栄養食品。
  4. 上記海胆卵巣は、切り口から取り出され、洗浄と異物の除去処理際に発生した欠損または割れのあった海胆卵巣に、その重量の1〜5%の卵黄粉、0.5〜2%のカラゲナンを混合して、成形された海胆花弁であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の海胆栄養食品。
  5. 海胆栄養食品の加工方法であって、海胆卵巣加工とコピー海胆殻加工と海胆栄養食品加工が含まれ、
    一.上記海胆卵巣加工は、
    1.海胆の端部から、海胆殻を割り切り口からすべての内臓を取り出し、臓器と分離して海胆卵巣を得る原材料前処理工程と、
    2.上記得られた海胆卵巣を濃度1〜9%の洗浄用塩水で洗浄し、臓器と異物を除去し、2〜10分間洗浄した後、別の清潔な塩水でもう一度洗浄し、その後、水切りをして、再び清潔な水で1〜3回洗浄し、脱水トレーで水切りをし、乾燥させる洗浄・異物除去工程と、を有し、
    二.上記コピー海胆殻加工は、
    1.大豆粉と小麦粉を1:0.5〜2.0の重量比で混合するとともに、大豆粉と小麦粉総重量の0.05〜0.1‰の食用色素と0.05〜0.1‰の海胆香料と、0.5〜2.0%の味の素、塩、五香粉、香辛料からなる調味料、30〜80%の食用植物油と動物油脂を1:0.1〜0.9の重量比で混合した食用油脂を加え、攪拌し、練り合わせる植物蛋白質材料加工工程と、
    2.魚肉すり身にその重量の1〜3倍の水、1〜4%の塩、0.5〜1%の味の素を加え、均一となるように攪拌する魚肉すり身材料加工工程と、
    3.上記魚肉すり身材料と植物蛋白質材料を1:0.5〜2.0重量比で混合し、海胆殻に似せた成形型に注入して成形させるコピー海胆殻成形工程と、を有し、
    三.海胆栄養食品加工は、
    上記のように処理され、形が完全な海胆卵巣あるいは欠損のあった海胆卵巣と、卵黄粉、カラゲナンで加工された海胆花弁を生きた海胆のように上記成形されたコピー海胆殻に載せ、80〜100℃で10〜20分間、蒸すあるいは茹でる処理をして、自然冷却の後、脱型し、包装して製品を得る工程を有することを特徴とする海胆栄養食品の加工方法。
  6. 一.上記海胆卵巣は、上記切り口から海胆卵巣を取り出す際、洗浄処理際に発生する欠損または割れのあった海胆卵巣を洗浄・異物の除去後に、海胆卵巣重量の1〜5%の卵黄粉と0.5〜2%のカラゲナンを加え均一となるように撹拌し、海胆卵巣の形をした花弁状の成形型に注入して成形させてなるものであることを特徴とする請求項5記載の海胆栄養食品の加工方法。
  7. 上記成形された海胆花弁に対し、70〜100℃で10〜20分間の熱処理を行うことを特徴とする請求項6記載の海胆栄養食品の加工方法。
  8. 上記コピー海胆殻加工における魚肉すり身材料加工工程において、擂潰機で魚肉すり身、水、塩、味の素を充分混合させるようにしたこと特徴とする請求項5記載の海胆栄養食品の加工方法。
  9. 上記コピー海胆殻加工により加工されたコピー海胆殻を、70〜100℃の温度で10〜20分間熱処理することを特徴とする請求項5記載の海胆栄養食品の加工方法。
  10. 上記海胆栄養食品加工において、処理された形が完全な海胆卵巣あるいは欠損のあった海胆卵巣と、卵黄粉、カラゲナンからなる海胆花弁を生きた海胆のように、コピー海胆殻に載せ、コピー海胆殻内部の体積で0〜4/5のところまで成形助剤を注入し、
    上記成形助剤は、海胆卵巣を取り出す工程で集めた海胆の内膜に重量の0.05〜3.00%のペプシンを入れ、phが3〜5、温度が35〜50℃の環境で、2〜5時間酵素分解をさせ、その後、phを7にした状態で加熱して酵素を失活させ、さらに濾過により微量の異物を取り除いて海胆の内膜活性液を得、この活性液に対し重量の0.5〜2%の卵白粉、0.2〜1%の白砂糖、0.2〜1%の塩を入れ、均一となるように攪拌してなるものであることを特徴とする請求項5記載の海胆栄養食品の加工方法。
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