JP2011503338A5

JP2011503338A5 -

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Publication number: JP2011503338A5
Application number: JP2010534579A
Authority: JP
Filing date: 2008-11-17
Publication date: 2012-01-12

Description

好適なポリカーボネート類は、式（４）の炭酸塩繰り返し構造単位を含む。

式中、Ａ^１およびＡ^２はそれぞれ単環式二価芳香族基であり、Ｙ^１は、Ａ^１とＡ^２とを分離する１つまたは複数の原子を有する単結合または架橋基である。典型的な実施形態では、１つの原子がＡ^１とＡ^２を分離する。具体的には、それぞれのＲ^１は式（ｉ）のジヒドロキシ芳香族化合物から誘導され得る。

式中、Ｒ^ａおよびＲ^ｂはそれぞれハロゲンまたはＣ_１−１２アルキル基であり、同じであっても異なっていてもよく、ｐとｑはそれぞれ独立に０〜４の整数である。また、式（ｉ）のＸ^ａは、架橋基とＣ_６アリーレン基それぞれのヒドロキシ置換基がＣ_６アリーレン基上で互いにオルト、メタあるいはパラ（特にパラ）の位置に配置されている２つのヒドロキシ置換芳香族基を結合する架橋基を表わす。ある実施形態では、前記架橋基Ｘ^ａは、単結合、−Ｏ−、−Ｓ−、−Ｓ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）_２−、−Ｃ（Ｏ）−、またはＣ_１−１８有機基である。該Ｃ_１−１８有機架橋基は、環式あるいは非環式であっても、芳香族あるいは非芳香族であってもよく、また、ハロゲン類、酸素、窒素、硫黄、シリコン、あるいはリンなどのヘテロ原子を含み得る。該Ｃ_１−１８有機架橋基は、それに結合しているＣ_６アリーレン基がそれぞれ共通のアルキリデン炭素またはＣ_１−１８有機架橋基の異なる炭素に結合するように配置され得る。ある実施形態では、ｐとｑはそれぞれ１であり、Ｒ^ａとＲ^ｂはそれぞれＣ_１−３アルキル基、具体的にはメチルであり、それぞれのアリーレン基のヒドロキシ基に対してメタの位置に配置されている。

式ＨＯ−Ｒ^１−ＯＨの他の有用な芳香族ジヒドロキシ化合物としては、式（ｉｉ）の化合物がある。

式中、Ｒ^ｈはそれぞれ独立に、ハロゲン原子、Ｃ_１−１０アルキル基などのＣ_１−１０ヒドロカルビル、ハロゲン置換Ｃ_１−１０アルキル基、Ｃ_６−１０アリール基あるいはハロゲン置換Ｃ_６−１０アリール基であり、ｎは０〜４である。該ハロゲンは通常臭素である。

Claims

組成物の全重量に対して、
７５〜９９質量％のポリカーボネート、ポリエステルまたはこれらの組み合わせを含む熱可塑性高分子組成物と、
０．０００１〜１質量％の近赤外線吸収剤と、
０．５〜５質量％の平均粒径０．１〜４．３５μｍの粒子状の二酸化チタン白色顔料と、
を含み、
カーボンブラックを含まないことを特徴とするレーザー溶接可能組成物。
前記熱可塑性高分子は、ポリ（ブチレンテレフタレート）、ポリエチレン（テレフタレート）およびこれらの組み合わせから構成される群から選択されることを特徴とする請求項１に記載のレーザー溶接可能組成物。
前記熱可塑性高分子組成物は、その全重量に対して、
１０〜９０質量％のポリカーボネートと、
１０〜９０質量％のポリエステルと、
０〜４０質量％の耐衝撃性改良剤と、
を含むことを特徴とする請求項１または２に記載のレーザー溶接可能組成物。
前記熱可塑性高分子組成物はさらに、天然ゴム、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン、スチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−ジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレン、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、ポリエチレンテレフタレート−ポリ（テトラメチレンオキシド）グリコールブロック共重合体、ポリエチレンテレフフタレート／イソフタレート−ポリ（テトラメチレンオキシド）グリコールブロック共重合体、シリコーンゴムあるいはこれらの耐衝撃性改良剤を少なくとも１つ含む組み合わせである耐衝撃性改良剤を含むことを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載のレーザー溶接可能組成物。
前記近赤外線吸収剤は、六ホウ化ランタン、セシウムタングステン酸化物およびこれらの組み合わせから構成される群から選択されることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記載のレーザー溶接可能組成物。
硫酸バリウム、雲母、またはタルクを含まないことを特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載のレーザー溶接可能組成物。
組成物の全重量に対して、
粒子状の二酸化チタンおよび粒子状の二酸化チタンと硫化亜鉛との組み合わせから選択される０．５〜５質量％の白色顔料と、
を含み、それ以外の白色顔料を含まないことを特徴とする請求項１乃至請求項６のいずれかに記載のレーザー溶接可能組成物。
近赤外線放射波長に対して少なくとも部分的に透過性の第１のレーザー溶接可能熱可塑性成分と、
請求項１乃至請求項７のいずれかに記載の前記組成物を含む第２のレーザー溶接可能成分と、
を含み、前記第１のレーザー溶接可能熱可塑性成分の少なくとも一部の表面は、前記第２のレーザー溶接可能成分の少なくとも一部の表面にレーザー溶接されていることを特徴とするレーザー溶接可能物品。
前記第１のレーザー溶接可能熱可塑性成分と前記第２のレーザー溶接可能成分との間の引張せん断強度は、速度５ｍｍ／分での引張せん断試験に準じて測定して、１０Ｎ／ｍｍ^２〜５０Ｎ／ｍｍ^２であることを特徴とする請求項８に記載のレーザー溶接可能物品。
近赤外線放射波長に対して透過性の第１のレーザー溶接可能熱可塑性成分の少なくとも一部の表面を、請求項１乃至請求項８のいずれかに記載のレーザー溶接可能組成物の第２のレーザー溶接可能熱可塑性成分の少なくとも一部の表面に接触させるステップと、
前記第１のレーザー溶接可能熱可塑性成分を経由して前記第２のレーザー溶接可能熱可塑性成分に対して、前記第１のレーザー溶接可能熱可塑性成分を前記第２のレーザー溶接可能熱可塑性成分に効果的に溶接する放射強度で、近赤外線レーザーで照射するステップと、
を備えることを特徴とする熱可塑性成分のレーザー溶接方法。