JP2011250390A - 圧電デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】枠状金属膜をクロム層(Cr)とクロム層の表面に形成されるNiW合金層(NiW)とNiW合金層の表面に形成される金層(Au)とにより形成することにより封止不良を抑制した圧電デバイスを提供する。
【解決手段】表面実装される圧電デバイスが、所定の周波数で振動する圧電振動片14aと、ガラス又は圧電材料からなるカバー16及びベース基板15を少なくとも有し圧電振動片14aを封入するパッケージと、を備え、パッケージは、ハンダによる封止用にカバー又はベース基板の周囲に形成される枠状金属膜6a、6b又はベース基板の外底面に形成された実装端子7を有し、枠状金属膜又は実装端子は、ガラス又は圧電材料の表面に形成されるクロム層(Cr)とクロム層の表面に形成されるNiW合金層(NiW)とNiW合金層の表面に形成される金層(Au)とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は共晶合金を用いて封止した圧電デバイスまたはプリント基板等に表面実装される圧電デバイスを技術分野とし、特に共晶合金による容器部材の封止面(接合面)および実装端子での電極構造に関する。
(発明の背景)
圧電デバイスは周波数制御及び選択素子として知られ、各種の通信機器を含み民生用のデジタル制御機器に不可欠なものとして内蔵される。圧電デバイスには、例えばベース基板をセラミックからガラスや自らの製造する水晶とした表面実装用の水晶振動子があり、近年では、需要の増大等に伴ってさらなる廉価を求められている。
(従来技術の一例、特許文献1及び2参照)
図10は一従来例を説明する図で、同図(a)は水晶振動子の断面図、同図(b)はベース基板の平面図、同図(c)は水晶片の平面図である。
水晶振動子は平面視矩形状としたベース基板1とカバー2とからなるパッケージ3に圧電振動片としての水晶片4を密閉封入してなる。ここでは、ベース基板1及びカバー2はいずれも同一成分のガラス例えば一般的なホウ珪酸ガラスとし、ベース基板1は平板状とし、カバー2は凹状とする。ベース基板1の内底面の一端側には一対の水晶保持端子5を、内底面の表面外周には枠状金属膜6aを有する。ベース基板1の外底面の両端側には表面実装用の実装端子7を有する。
一対の水晶保持端子5はベース基板1の予め設けられた貫通孔の内周に金属膜を有する貫通電極8を経て外底面の実装端子7と電気的に接続する。水晶保持端子5、貫通電極8及び実装端子7を含む回路パターンはフォトエッチングによって形成される。貫通電極8には金属を充填して封止する。枠状金属膜6a、実装端子7及び回路パターンは例えばクロム(Cr)を下地層として表面層を金(Au)とする。なお、ベース基板1は平板状とすることから、例えば凹状とした場合に比較し、表面を平坦として回路パターンの形成を容易にする。
水晶片4は厚みすべり振動姿態とする例えばATカットとして両主面に励振電極4aを有し、一端部両側に引出電極4bを延出する。引出電極4bの延出した水晶片4の一端部両側は導電性接着剤9等によって内底面の水晶保持端子5に固着され、電気的・機械的に接続する。導電性接着剤9は例えば加熱硬化型としてシリコン系とし、硬化温度を概ね280℃、90分とする。凹状カバー2の開口端面にはベース基板1の枠状金属膜6aに対応した枠状金属膜6bを有する。
枠状金属膜6bはベース基板1と同様に、下地層をCrとして表面層をAuとする。いずれの場合も、下地層をCrとするのは表面層のAuが言わば鏡面状のガラス表面に対する密着性が悪いことに起因する。また、表面層をAuとするのは化学的に安定であることに起因する。これは、水晶片4の励振及び引出電極4(ab)の場合も同様の理由で、下地層をCrとして表面層をAuとする。
このようなものでは、ベース基板1に対する水晶片4の固着後に、ベース基板1の外周表面と凹状カバー2の開口端面との枠状金属膜6(ab)の間を、例えばAuSn、AuGe及びAuSi等の共晶合金10であるハンダによって接合する。これらの場合、例えば図11に示したように、ベース基板1や凹状カバー2に相当する矩形状領域が縦横に並べられて集合した単一のベース基板ウェハ1A及びカバーウェハ2Aを形成する。なお、図11(a)はベース基板ウェハの平面図、同図(b)はカバーウェハの開口端面側の平面図である。
そして、特許文献3〜7では、ベース基板ウェハ1A及びカバーウェハ2Aの状態で、枠状金属膜6(ab)間に配置されたボール状とした共晶合金(以下、共晶ボールとする)10Aの加熱溶融によって両者を接合し、生産性を高めるとしている。このうち、特許文献3では共晶合金10の溶融金属を枠状金属膜6a又は6b上に滴下して共晶ボール10Aを形成し、特許文献4〜7では予め形成された共晶ボール10Aを枠状金属膜6a又は6b上に配置する。
この中でも、例えば特許文献7(図11に相当)では、ベース基板ウェハ1A及びカバーウェハ2Aの枠状金属膜6(ab)の形成された各ベース基板1及び凹状カバー2に相当する矩形状領域の4角部が隣接する交差点域に共晶ボール10Aを配置する。各交差点域では枠状金属膜6(ab)の4角部が環状の金属膜によって電気的に接続し、中心部には位置決用の小穴11を有してガラスの素子が露出する。
そして、先ず、例えばベース基板ウェハ1Aの各交差点域の小穴11に共晶ボール10Aを配置する。次に、ベース基板ウェハ1Aにカバーウェハ2Aを対面し、カバーウェハ2Aの小穴内に共晶ボール10Aを位置決めし、両者を重ね合わせる「図12(a)」。次に、重ね合わせた状態で、共晶ボール10Aを溶融する。
これにより、共晶ボール10Aが各交差点域から矢印で示すように各辺の枠状金属膜6a、6bの間上に溢れて浸透(流出)する「図12(b)」。そして、ベース基板ウェハ1Aとカバーウェハ2Aとの枠状金属膜6(ab)間を接合し、振動子ウェハ(パッケージウェハ)を形成する。
その後、パッケージウェハを縦横のX−X及びY−Y線に沿って個々のパッケージ3に分割して多数の表面実装振動子を得ることを開示している。この例では、ベース基板ウェハ1A及びカバーウェハ2Aの外周表面に設けた枠状金属膜6(ab)は互いに離間する。これにより、ガラスの素地を露出するので、切断を容易にする。なお、小穴11の底面を露出するのも同理由による。
特許第3621435号公報 特開2009−194091号公報 国際公開WO2008/140033号公報 特願2009−213925号 特願2009−213926号 特願2009−218703号 特願2010−42471号 特開2003−332876号公報(段落0013) 特許第4275396号公報(段落0019)
(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の水晶振動子(共晶ボールの加熱溶融による封止)では、気密性が損なわれる問題があった。そこで、例えばベース基板ウェハ1Aの各交差点域に配置した共晶ボール10Aの加熱による溶融金属を枠状金属膜6aの表面上に流出させると「図13(a)」の結果となった。なお、図13(a)は共晶ボールの溶融前の交差点域の一部断面図、同図(b)は溶融後の同一部平面図、同図(c)は同図(b)のB−B断面図である。
すなわち、交差点域の共晶ボール10Aを加熱溶融すると、枠状金属膜6aの流出方向に対して交差点域を厚み最大として除々に減少する厚み傾度を有する。そして、特に共晶ボール10Aを配置した交差点域の近傍ではガラスの素子が露出した間隙孔12を有する結果となった「図13(b,c)」。これらは、共晶ボール10Aを大きくして量を増加しても同様であった。これらから、溶融した共晶合金10の厚みが最小となる各辺の中央部近辺での封止が損なわれることが判明した。
また、間隙孔12が形成された場合、枠状金属膜6aとベース基板1との接合強度が弱くなり、衝撃によって枠状金属膜6aがベース基板1から剥がれるという問題があった。図で示さないが、圧電デバイスがプリント基板等にハンダにより実装される場合、実装端子7にハンダが拡散して同様に間隙孔が形成されて実装端子7とベース基板1との接合強度が弱くなり、実装端子7がベース基板から剥がれやすくなるという問題があった。
(発明の目的)
本発明は枠状金属膜または実装端子をクロム層(Cr)とクロム層の表面に形成されるNiW合金層(NiW)とNiW合金層の表面に形成される金層(Au)とにより形成することにより封止不良または接合強度の弱体化を抑制した圧電デバイスを提供することを目的とする。
(着目点及び問題点の原因及び適用)
本発明は、従来の問題点である厚み傾度と、共晶ボール10Aの拡散する枠状金属膜6a(及び6b)との間の因果関係に着目した。すなわち、枠状金属膜6aは、回路パターンとともに例えばスパッタによる同一工程で形成され、Crを下地層としてAuを表面層として積層する。このため、少なくともAuを含む共晶ボール10Aを加熱溶融すると、枠状金属膜6aのAu(表面層)が共晶ボール10Aに吸い出される。
この場合、加熱によって枠状金属膜6aの下地層のCrが表面層のAuに拡散することから、表面層(Au)とともに下地層(Cr)が共晶ボール10Aに吸い出されて、これらの混在層13を生ずる「図13(c)」。したがって、共晶ボール10Aの配置された交差点域の近傍では素地のガラス表面が露出して間隙孔12を生ずる。そして、共晶ボール10Aの加熱による溶融金属は交差点域から離れるほど、各辺の表面上を流れにくくなる。これにより、溶融後の共晶合金10は交差点域を最大厚みとして除々に減少する厚み傾度を有する。これらの点から、本発明では例えば特許文献8や9での遮蔽層なる考えを適用した。
第1観点の圧電デバイスは、表面実装される圧電デバイスであって、所定の周波数で振動する圧電振動片と、ガラス又は圧電材料からなるカバー及びベース基板を少なくとも有し圧電振動片を封入するパッケージと、を備える。パッケージは、ハンダによる封止用にカバー又はベース基板の周囲に形成される枠状金属膜又はベース基板の外底面に形成された実装端子を有し、枠状金属膜又は実装端子は、ガラス又は圧電材料の表面に形成されるクロム層とクロム層の表面に形成されるNiW合金層とNiW合金層の表面に形成される金層とを有する。
第2観点の圧電デバイスは、第1観点において、カバーが枠状金属膜を有し、ベース基板が枠状金属膜を有し、それぞれの枠状金属膜がハンダが溶融し固化することによって、カバーとベース基板とが接合される。
第3観点の圧電デバイスは、第1観点において、パッケージが圧電振動片の外周を包囲する枠部を含み、カバーが枠状金属膜を有し、ベース基板が枠状金属膜を有し、枠部の両主面に枠状金属膜を有し、枠状金属膜との間でハンダが溶融し固化することによって、カバーとベース基板と枠部とが接合する。
第4観点の圧電デバイスは、第2観点および第3観点において、枠状金属膜に形成されるNiW合金層はクロム層又は金層よりも厚みが小さくされている。例えばCr膜(下地層)は1000Å、Au膜(表面層)は2000Åとして、NiW膜(遮蔽層)は300Åとする。これは、NiW自体がAu及びCrには拡散しにくい金属なので、これらよりも厚みを小さくできる。
なお、例えば特許文献8や9では遮蔽電極として例えばCrを掲げているが、この場合は遮蔽電極Crの厚みを例えば2000Åとして下地電極(Cr)や導通電極(Au)よりも厚くする。これにより、遮蔽電極Crの表面層の一部は吸い出されても全体的にはCrが残るので、遮蔽電極として機能する。
第5観点の圧電デバイスは、第1観点から第4観点において、実装端子に形成されるNiW合金層はクロム層よりも厚みが大きくされている。
第6観点の圧電デバイスは、第1観点から第5観点において、ベース基板にキャスタレーションが形成され、実装端子にキャスタレーションに形成されている。
第7観点の圧電デバイスは、第6観点において、金層の表面にNi層が形成され、Ni層の表面に金層が形成される。
第8観点の圧電デバイスは、第7観点において、Ni層が無電解メッキにより3μmから5μmの厚さに形成され、Ni層の表面に形成される金層が無電解メッキにより3μmから5μmに形成される。
第9観点の圧電デバイスは、第1観点から第8観点において、ハンダに共晶合金を含む。
本発明によれば、ハンダの加熱溶融時には、遮蔽層としてのNiWは実験の結果から表面層のAuに対して拡散しにくい。したがって、加熱溶融した共晶ボールの溶融金属が、表面層のAuを吸い出されたとしても、遮蔽層のNiWによって少なくとも容器部材の表面には露出しない。したがって、従来のように素地が露出した間隙孔の形成を抑制する。これらにより、ハンダは枠状金属膜上又は実装電極を万遍なく流出して厚み傾度を平坦にする。
本実施例の第1実施形態を説明する図で、同図(a)は共晶ボールの溶融前の交差点域のベース基板ウェハの特に枠状金属膜の構成を示す一部断面図、同図(b)は溶融後の一部平面図、同図(c)は同図(b)のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態の特に枠状金属膜の他例を示すベース基板ウェハの平面図である。 本実施例の第1実施形態の特に枠状金属膜のさらに他の例を示すベース基板ウェハの平面図で、同図(b)は同図(a)の点線枠の拡大図である。 本発明の第2実施形態を説明する水晶振動子の断面図、同図(b)は同図(a)の点線枠部の拡大図である。 本発明の第2実施形態を説明する図で、同図(a)は枠状水晶片の平面図、同図(b)はベース基板の内底面側の平面図である。 水晶振動子300の分解斜視図である。 (a)は、プリント基板51に実装された水晶振動子300の断面図である。 (b)は、図7(a)の点線Bの拡大図である。 (a)は、水晶振動子300aの断面図である。 (b)は、図8(a)の点線Cの拡大図である。 (a)は、水晶振動子300bの断面図である。 (b)は、実装端子7が形成される前の図9(a)の点線Dの拡大図である。 (c)は、実装端子7が形成された後の図9(a)の点線Dの拡大図である。 一従来例を説明する図で、同図(a)は水晶振動子の断面図、同図(b)はベース基板の平面図、同図(c)は水晶片の平面図である。 一従来例を説明する図で、同図(a)はベース基板ウェハの平面図、同図(b)はカバーウェハの開口端面側の平面図である。 一従来例を説明する図で、同図(a)は共晶ボールの位置決された一部拡大断面図、同図(b)は共晶ボールの流出を示すベース基板ウェハの平面図である。 一従来例の問題点を説明する図で、同図(a)は共晶ボールの溶融前の交差点域の一部断面図、同図(b)は溶融後の同一部平面図、同図(c)は同図(b)のB−B断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図1(ベース基板ウェハにおける交差点域の一部図)によって説明する。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
第1実施形態では、前述したように(図10)、外底面に実装端子7を有して水晶片4を収容した平板状のベース基板1に凹状のカバー2を共晶合金10によって接合(封止)してなる。ベース基板1及びカバー2はいずれもガラス例えば一般的なホウ珪酸ガラス又は水晶からなる。これらは、ベース基板1及びカバー2を集合したベース基板ウェハ1A及びカバーウェハ2Aの状態で、共晶ボール10Aを用いた接合によって一体的に形成される。
すなわち、ベース基板ウェハ1Aの各ベース基板1に相当した矩形状領域の4角部が隣接した交差点域に共晶ボール10Aを配置する(図12)。但し、各ベース基板1の水晶保持端子5に水晶片4の一端部両側が予め固着される。また、各ベース基板1とカバー2に相当した矩形状領域の外周表面には交差点域を含む枠状金属膜6aを有する。交差点域の中心部は無電極として共晶ボール10Aの位置決用としての小穴11を有する。そして、ベース基板ウェハ1Aに対応したカバーウェハ2Aを位置決し、各ベース基板1とカバー2の外周表面を共晶ボール10Aの加熱による溶融金属の流出によって接合する。その後、縦横に分割して個々の水晶振動子を得る。
ちなみに、ベース基板ウェハ1Aにおける各ベース基板1の平面外形は3.2×1.5mm、枠状金属膜6aの幅は50〜250μmとし、位置決用の小穴11の表面外周の直径は20〜50μmとする。また、カバーウェハ2Aの各カバー2はこれらに対応した寸法とし、枠部幅は50〜250μmとする。また、共晶ボール10Aの直径は200〜260μmとする。
ここでは、ベース基板1及びカバー2の交差点域を含む枠状金属膜6a,6bは下地層のCr及び表面層のAuに加え、両者間にNiWとした遮蔽層を設ける(図1)。そして、下地層(Cr)、遮蔽層(NiW)及び表面層(Au)の膜厚は、1000Å、300Å及び2000Åとし、遮蔽層(NiW)は下地層(Cr)及び表面層(Au)の厚みよりも各段に小さくする。共晶ボール10Aは例えば配合比(重量比)を80:20としたAuSn(融点280℃)、96.85:3.15としたAuSi(同363℃)あるいは88:12のAuGe(融点356℃)等とする。
この場合、共晶ボール10Aは、基本的には、水晶振動子のセット基板に対する表面実装時の鉛フリーを含むハンダ等の融点よりも高く、水晶の転移点温度573℃よりも低い融点であればよい。但し、導電性接着剤の硬化温度(280℃、90分)よりも融点が高いと、導電性接着剤(シリコン系)の樹脂が破壊されて例えば強度が低下する。この点から、この例では、前述の中でも融点が最も低い280℃としたAuSnとする。
このようなものでは、ベース基板ウェハ1Aの交差点域の小穴11に位置決めされた共晶ボール10A(AuSn)を融点以上の温度例えば380℃で加熱溶融すると、次の結果となった。すなわち、共晶ボールの溶融金属は従来例と同様に各辺の枠状金属膜上に同心円状に流出するとともに「図1(b)」、ここでは各交差点域からほぼ均一の厚みで流出した「図1(c)」。そして、従来例に生じた、ベース基板のガラス下地を露出する間隙孔も見受けられなかった。
これは、発明の効果の欄でも記載するように、遮蔽層としてのNiWは表面層のAuに対して拡散しにくい。したがって、共晶ボール10Aの溶融金属が、表面層のAuを吸い出されたとしても(混在層13′を形成しても)、遮蔽層のNiW及び下地層のCrはそのまま残り「図1(c)」、ベース基板1の素地(ガラス)が表面に露出しない。これらにより、共晶ボール10Aの溶融金属は表面層のAuを吸い出しながら、NiW上を万遍なく流出して厚み傾度を平坦にする。したがって、ベース基板とカバーとの共晶合金による封止を確実にする。
そして、結果からすると、遮蔽層としてのNiWは表面層のAu及び下地層のCrとの間の相互拡散を基本的に抑止する。したがって、従来例(特許文献8や9)のように遮蔽電極(Cr)の厚みを表面層(Au:2000Å)や下地層(Cr:1000Å)より大きくすることなく、本実施形態での遮蔽電極NiWでは、これらよりも小さい厚み(300Å)に設定できる。さらには、ベース基板1及びカバー2はガラスとして下地層はCrとする。この場合、ガラスの表面は鏡面状なのでCrとすることによって密着性を高める。
なお、共晶ボール10Aはベース基板ウェハ1Aの各交差点域に配置したが、例えば図2に示したように、各矩形状領域の隣接する各辺の中央領域に位置決用の小穴11を設けてそこに配置してもよい。また、図3に示したように、共晶ボール10Aは枠状金属膜6a内の例えば各角部に設けた位置決用の小穴11に配置してもよい「図3(a)」。小穴11の底は露出せず電極が全面的に形成されてもよい。これらの場合(図3)、枠状金属膜6aの各角部を内方に突出させて面積を大きくし、共晶ボール10Aを大きくすることもできる。そして、枠状金属膜6aあるいは6b間は全領域にて素地が露出するので切断を容易にする。但し、交差点域に配置した方が共晶ボール10Aの数を1/4にできるので効率的である。
(第2実施形態)
以下、図4(水晶振動子の断面図)及び図5(枠付水晶板及びベース基板の平面図)によって、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第2実施形態では枠付水晶板14、ベース基板15及びカバー16から水晶振動子を形成する。枠付水晶板14は例えばATカットとし、水晶片14aの外周を枠部14bが包囲して一端部の連結棒14cによって結合する「図5(a)」。水晶片14aの両主面には前述同様に励振電極4aを有して引出電極4bが連結棒14cを経て一組の対角部の水晶引出端子4cと接続する。
一組の対角部の水晶引出端子4cはいずれも他主面に形成され、一主面の引出電極4bは貫通電極8によって水晶引出端子4cと電気的に接続する。但し、水晶端子は両主面に形成されてそれぞれ貫通電極8によって電気的に接続されてあってもよい。そして、枠部14bの両主面の外周表面には枠状金属膜6c、6dを有する。
ベース基板15及びカバー16は例えば枠付水晶板14と同一切断角度のATカットとし、いずれも水晶片14aと対向する領域に窪みを設けて外周を肉厚部とした凹状とする「図4(a)」。但し、ベース基板15及びカバー16はATカットのみならず、Zカットとすることもできる。そして、ベース基板15及びカバー16の厚みの大きい外周表面には枠状水晶板14の枠部14bに設けた枠状金属膜6c、6dと対向した枠状金属膜6a、6bを有する。
各枠状金属膜6a〜6dは前述同様に下地層をCrとして表面層をAuとして、両者間に遮蔽層としてのNiWを介在させる。ベース基板1の一組の対角部には枠状水晶板14の枠部14bの一組の対角部に設けた水晶引出端子4cに対応した接続端子17を有し、貫通電極8によって外底面の実装端子7と電気的に接続する「図4(b)」。
ここでは、先ず、ベース基板15及び枠状水晶板14の上面側となる枠状金属膜6a、6cの各4角部、及びベース基板15の一組の対角部の接続端子17上に共晶ボール10Aを配置する。次に、ベース基板15上に枠付水晶板14を、さらにその上にカバー16を位置決めして積層する。
最後に、共晶ボール10Aの加熱溶融し、前述同様に各角部からの溶融金属によって各枠状金属膜6a〜6d間が接合される。このとき、接合端子17上の共晶ボール10Aが溶融によって水晶引出端子4cと接続するとともに、貫通電極8内に流入して充填されて貫通孔が封止される。
このような構成であっても、枠状金属膜6a〜6dは下地層(Cr)と表面層(Au)との間に遮蔽層としてのNiWを介在させる。したがって、第1実施形態と同様に、枠付水晶板14、ベース基板15及びカバー16の素地(水晶)が露出する間隙孔も形成されず、各枠状金属膜6a〜6dの角部から共晶ボール10Aはほぼ均一の厚みで流出して厚み傾度を平坦にする。
なお、水晶振動子単体での説明としたが、これらは枠付水晶板ウェハ及びベース基板ウェハ、カバーウェハの状態で接合され、個々に分割される。
(第3実施形態)
((水晶振動子300))
水晶振動子は実装端子7を介してハンダ(ハンダペースト)によりプリント基板等に実装される。ハンダに用いられる材料には鉛フリーのスズ−銀系及びスズ−亜鉛系の合金等があり、それぞれの融点は一般に約220℃及び約190℃である。これらの合金と実装端子7とを接合する場合、ハンダが実装端子7の表面の金を吸い出して図13に示される間隙孔12のように、実装端子7に間隙孔が形成されることがある。その結果、実装端子7とベース基板31との接合強度が弱くなる。そのため、第1実施形態及び第2実施形態で説明されたように、金属膜の下地層をクロム(Cr)、表面層を金(Au)とし、下地層と表面層との間に遮蔽層(NiW)を介在させる構成を、実装端子7に用いる。以下、実装端子7の下地層をクロム(Cr)、表面層を金(Au)とし、下地層と表面層との間に遮蔽層(NiW)が形成された水晶振動子300について説明する。
図6は、水晶振動子300の分解斜視図である。水晶振動子300は主に、ベース基板31、カバー32及び枠付水晶板34により構成される。枠付水晶板34は、水晶片34aと、水晶片34aを囲むように形成される枠部34bとにより構成されている。ベース基板31及びカバー32には凹部31e及び凹部32eが形成されており、水晶片34aは凹部31e及び凹部32eに挟まれるようにして配置される。また、水晶片34aには励振電極4aが形成されており、励振電極4aは枠部34bに形成される引出電極4bと電気的に接続されている。枠部34bの4つの角にはキャスタレーション34cが形成され、キャスタレーション34cには側面電極4cが形成されている。ベース基板31には実装端子7が形成されている。また、ベース基板31の4つの角にはキャスタレーション31cが形成されており、キャスタレーション31cには側面電極4dが形成されている。側面電極4dは、実装端子7と電気的に接続されている。
図7(a)は、プリント基板51に実装された水晶振動子300の断面図である。図7(a)の水晶振動子300は、図6のA−A断面図になっている。図7(a)では、水晶振動子300は、プリント基板51に実装されている様子が示されている。プリント基板51上にはプリント基板電極52が形成されており、水晶振動子300は実装端子7とプリント基板電極52とがハンダ50を介して接続されることによりプリント基板51に実装される。また、水晶振動子300は、枠付水晶板34とベース基板31との間、及び枠付水晶板34とカバー32との間に封止材として低融点ガラス40が用いられることにより接合されている。
図7(b)は、図7(a)の点線Bの拡大図である。枠付水晶板34に形成される側面電極4cを含んだ引出電極4bは、下地層にクロム(Cr)、表面層に金(Au)が形成された2層の金属膜により形成されている。また、ベース基板31の側面電極4dを含んだ実装端子7は、下地層(Cr)、表面層(Au)及び下地層と表面層との間に形成されている遮蔽層(NiW)の3層の金属膜により形成されている。遮蔽層(NiW)の膜厚は、厚く形成されることが望ましい。遮蔽層(NiW)はスパッタにより形成されるため、その膜厚はスパッタによる最も厚い膜厚となるように1500Å以上2000Å以下の範囲で形成されることが望ましい。また、この時の下地層(Cr)は遮蔽層(NiW)の厚さよりも薄くなるように1000Å以下で形成されることが望ましい。下地層(Cr)はベース基板31と金属膜との接合強度を確保するために形成されるため、必要以上の膜厚は必要ないためである。
水晶振動子300は、実装端子7に厚い膜厚により形成された遮蔽層(NiW)により、ハンダ50が実装端子7に拡散して間隙孔が形成されることが防がれている。そのため、実装端子7とベース基板31との接合強度が弱くなりにくくなる。
((水晶振動子300a))
水晶振動子300では、引出電極4bと実装端子7との間に接続不良が起こり、製品が不良品となってしまう場合がある。このような接続不良が起こったとしても製品を不良品とさせないように実装端子7及び引出電極4bの表面にさらにメッキ層が形成されても良い。以下に、実装端子7及び引出電極4bの表面にさらにメッキ層53が形成された水晶振動子300aについて説明する。
図8(a)は、水晶振動子300aの断面図である。以下、水晶振動子300と同じ構成の部分には同様の符号を付してその説明を省略する。水晶振動子300aは、水晶振動子300を形成した後に、無電解メッキにより実装端子7及び引出電極4bの一部である側面電極4cにメッキ層53が形成されている。点線Cで囲まれた領域には、例として、実装端子7と引出電極4bとが接続されていない状態が示されている。
図8(b)は、図8(a)の点線Cの拡大図である。引出電極4bと実装端子7とは直接接合されることが好ましいが、図8(b)では直接接合されていない。しかし、水晶振動子300aでは、実装端子7及び側面電極4cの表面にメッキ層53が形成されているため、メッキ層53を通して実装端子7と側面電極4cとの間の電気的に接続されている。メッキ層53はニッケル(Ni)により形成される第1メッキ層53aと、金(Au)により形成される第2メッキ層53bとの2層により形成されている。第1メッキ層53aは実装端子7及び側面電極4cを覆うように無電解メッキによりNiをメッキすることにより形成されている。また、第2メッキ層53bは、第1メッキ層53aの表面を覆うように無電解メッキによりAuをメッキすることにより形成されている。第1メッキ層53a及び第2メッキ層53bは実装端子7及び側面電極4cとの間の電気的接続が遮断されることを防止するために形成される。このため、メッキ層53は断線しにくいように層の厚さが厚い方が良く、第1メッキ層53a及び第2メッキ層53bがそれぞれ3〜5μmの厚さであることが好ましい。実装端子7の遮断層(NiW)は、Niにより形成された第1メッキ層53aが実装端子7の下地層(Cr)に拡散することを防いでいる。また、遮断層(NiW)は第1メッキ層53aが引出電極4bの下地層(Cr)に拡散しない役目も有している。そのため、実装端子7の遮断層(NiW)は、厚い膜厚となるように形成されることが望ましい。
((水晶振動子300b))
水晶振動子300は、ベース基板31、枠付水晶板34及びカバー32が互いに接合された後に実装端子7を形成するようにしても良い。以下に、ベース基板31、枠付水晶板34及びカバー32が互いに接合された後に実装端子7が形成される水晶振動子300bについて説明する。
図9(a)は、水晶振動子300bの断面図である。以下、水晶振動子300と同じ構成の部分には同様の符号を付してその説明を省略する。水晶振動子300bは、ベース基板31と枠付水晶板34とが接合され、枠付水晶板34とカバー32とが接合された後に、実装端子7が形成される。水晶振動子300bでは、枠部34bにキャスタレーション34cが形成されていない。水晶振動子300で枠部34bの上面及び下面に形成された引出電極4bは、水晶振動子300bでは枠部34bの下部のみに形成されている。そのため、引出電極4bの一部はベース基板31と枠付水晶板34とが接合された後に枠部34bの下部で露出されている。引出電極4bは、枠部34bの下部で露出されている領域で実装端子7と電気的に接続されている。また、実装端子7の表面にはメッキ層53が形成されている。
図9(b)は、実装端子7が形成される前の図9(a)の点線Dの拡大図である。図9(b)では、ベース基板31と枠付水晶板34とが接合されているが、実装端子7は形成されていない。また、引出電極4bは水晶振動子300bの外部に露出する部分を有するように形成されている。
図9(c)は、実装端子7が形成された後の図9(a)の点線Dの拡大図である。図9(c)は図9(b)の水晶振動子300bに実装端子7を形成し、さらにその後にメッキ層53が形成されている。実装端子7は、下地層(Cr)、遮断層(NiW)、表面層(Au)の順に、スパッタにより形成される。また、メッキ層53はNiにより形成される第1メッキ層53aが実装端子7の表面に形成され、第1メッキ層53aの表面にAuにより形成される第2メッキ層53bが形成されている。第1メッキ層53a及び第2メッキ層53bは無電解メッキにより形成され、各層の厚さはそれぞれ3〜5μmであることが望ましい。
水晶振動子300bでは、実装端子7の表面に厚いメッキ層53が形成されることにより水晶振動子300bの使用環境により材料の収縮等で断線が発生する可能性を低減させることができる。
また、上記各実施形態では水晶振動子に関して説明した。ここで、水晶片は例えば厚みすべり振動のATカット及び音叉振動のZカットである。またこれらのカットに限らず、各種カットのものが対象となる。さらに、圧電素子は水晶のみならず、圧電デバイスとして例えばタンタル酸リチウムやニオブ酸リチウムあるいは圧電セラミックを含む圧電材に基本的に適用できる。また、例えば水晶片とともにICチップを搭載した水晶発振器等にも適用できる。
1、15、31 ベース基板、1A ベース基板ウェハ、2、16、32 カバー、2A カバーウェハ、3 パッケージ、4、14a、34a 水晶片、4b 励振電極、4b 引出電極、4c、4d 側面電極、5 水晶保持端子、6 枠状金属膜、7 実装端子、8 貫通電極、9 導電性接着剤、10 共晶合金、10A 共晶ボール、11 小穴、12 間隙孔、13、13′ 混在層、14、34 枠付水晶板、14b、34b 枠部、14c 連結棒、18 接続端子、31c、34c キャスタレーション、40 低融点ガラス、50 ハンダ、51 プリント基板、52 プリント基板電極、53 メッキ層、300 水晶振動子

Claims (9)

  1. 表面実装される圧電デバイスであって、
    所定の周波数で振動する圧電振動片と、
    ガラス又は圧電材料からなるカバー及びベース基板を少なくとも有し前記圧電振動片を封入するパッケージと、を備え、
    前記パッケージは、ハンダによる封止用に前記カバー又はベース基板の周囲に形成される枠状金属膜又は前記ベース基板の外底面に形成された実装端子を有し、
    前記枠状金属膜又は前記実装端子は、前記ガラス又は前記圧電材料の表面に形成されるクロム層と前記クロム層の表面に形成されるNiW合金層と前記NiW合金層の表面に形成される金層とを有する圧電デバイス。
  2. 前記カバーは前記枠状金属膜を有し、前記ベース基板は前記枠状金属膜を有し、
    それぞれの枠状金属膜がハンダが溶融し固化することによって、前記カバーと前記ベース基板とを接合する請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記パッケージは前記圧電振動片の外周を包囲する枠部を含み、
    前記カバーは前記枠状金属膜を有し、前記ベース基板は前記枠状金属膜を有し、前記枠部の両主面に前記枠状金属膜を有し、
    前記枠状金属膜との間でハンダが溶融し固化することによって、前記カバーと前記ベース基板と前記枠部とが接合する請求項1に記載の圧電デバイス。
  4. 前記枠状金属膜に形成される前記NiW合金層は前記クロム層又は前記金層よりも厚みを小さくした請求項2又は請求項3に記載の圧電デバイス。
  5. 前記実装端子に形成される前記NiW合金層は前記クロム層よりも厚みを大きくした請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  6. 前記ベース基板にはキャスタレーションが形成され、前記実装端子は前記キャスタレーションに形成される側面電極を含む請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  7. 前記金層の表面にNi層が形成され、前記Ni層の表面に金層が形成される請求項6に記載の圧電デバイス。
  8. 前記Ni層が無電解メッキにより3μmから5μmの厚さに形成され、前記Ni層の表面に形成される金層が無電解メッキにより3μmから5μmに形成される請求項7に記載の圧電デバイス。
  9. 前記ハンダは共晶合金を含む請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
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